JPH10234055A - テレビジョン信号処理装置および方法、並びに伝送媒体 - Google Patents

テレビジョン信号処理装置および方法、並びに伝送媒体

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JPH10234055A
JPH10234055A JP9224691A JP22469197A JPH10234055A JP H10234055 A JPH10234055 A JP H10234055A JP 9224691 A JP9224691 A JP 9224691A JP 22469197 A JP22469197 A JP 22469197A JP H10234055 A JPH10234055 A JP H10234055A
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哲二郎 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジッタを軽減したTV信号を生成する。 【解決手段】 チューナ31で受信されたTV信号の映
像信号は、移動平均補正回路41とFIFO回路42に
供給される。移動平均補正回路41で抽出された搬送色
信号は、相関値演算回路44で、FIFO回路43によ
り所定の遅延時間だけ遅延された搬送色信号との相関が
演算され、絶対値が最大となる相関値が量子化回路45
に出力される。この相関値は、量子化回路45で量子化
されてクラス分類が行われる。そして、このクラスに対
応する各タップに対応する係数が係数ROM46より読
み出され、線形1次結合積和演算回路48に供給され
る。FIFO回路42で遅延されたTV信号は、ブロッ
ク化回路47で各タップに対応する複数の画素信号に変
換され、線形1次結合積和演算回路48で、各タップに
対応する係数が乗じられた後、加算される。このように
して、ジッタを取り除いたTV信号が生成され、出力さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
処理装置および方法、並びに伝送媒体に関し、特に、所
定のフィールドを構成する所定の走査線に対応する搬送
色信号と、それに隣接する走査線に対応する搬送色信号
とで規定される相関を最大にするようなテレビジョン信
号を生成することで、時間軸補正(ジッタ除去)を行う
ようにしたテレビジョン信号処理装置および方法、並び
に伝送媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン(TV)放送局より放送さ
れているテレビジョン(TV)信号、またはアナログの
VCR(Video Cassette Recorder)で再生されるTV信
号には、時間軸変動(ジッタ)が含まれており、ジッタ
を含むTV信号をモニタにそのまま表示すると、ライン
が左右に微動し、良質の画質を得ることができない。
【0003】図13は、ジッタが含まれているTV信号
における所定のフィールド内の連続する3ラインの搬送
色信号を示している。図13において、所定の(偶数)
フィールドの第198ラインの搬送色信号は実線で、第
200ラインの搬送色信号は点線で、第202ラインの
搬送色信号は一点鎖線で、それぞれ、示してある。
【0004】各ラインの搬送色信号の位相は、各ライン
の色信号に対応して変調されているため、異なるライン
の搬送色信号の位相は、基本的には一致しない。しかし
ながら、近接するラインにおいては、相関があるため、
その相関値は、比較的大きな値となる。しかしながら、
ジッタが存在すると、この相関値は小さくなる。
【0005】図13に示した第198ラインの搬送色信
号と第202ラインの搬送色信号の相関値、第198ラ
インの搬送色信号と第200ラインの搬送色信号の相関
値、および第200ラインの搬送色信号と第202ライ
ンの搬送色信号の相関値を求めたところ、それぞれ、0.
913390,-0.103358,または-0.104299となった。
【0006】第198ラインの搬送色信号と第202ラ
インの搬送色信号の相関値が正の値となるのに対し、第
198ラインの搬送色信号と第200ラインの搬送色信
号の相関値、または第200ラインの搬送色信号と第2
02ラインの搬送色信号の相関値は負の値となってい
る。これは、前者が搬送色信号の基準の位相は同じであ
り、後者の2つは搬送色信号の基準の位相が逆相になっ
ていることによるものである。
【0007】相関値は、その絶対値が大きい程、ジッタ
の影響が少なく、位相が揃っていることを意味する。こ
の例の場合、第198ラインと第200ラインの相関
値、および、第200ラインと第202ラインの相関値
は、いずれもその絶対値が0.103358または0.104299と小
さい。また、第198ラインと第202ラインの相関値
の絶対値は、0.913390と比較的大きいが、まだ十分では
ない。
【0008】そこで、業務用の機器や、民生用の高級機
器においては、TBC(Time Base Corrector)を用い
て、ジッタを取り除いている。
【0009】図14は、従来のTBCの一例の構成を示
すブロック図である。
【0010】TV放送局より放送され、受信されたTV
信号、または所定のVCR、例えば、民生用のVCRの
再生によるTV信号は、TBC1のH/V同期分離回路
11とA/D変換回路12に入力される。H/V同期分離
回路11は、TV信号より水平同期(H)信号と垂直同
期(V)信号を分離し、書き込みクロック発生回路13
に出力する。
【0011】書き込みクロック発生回路(PLL)13
は、垂直同期信号と水平同期信号に同期した書き込みク
ロックを生成し、A/D変換回路12と書き込みアドレ
スカウンタ15に供給する。A/D変換回路12は、書
き込みクロック発生回路13より供給された書き込みク
ロックに同期して、アナログのTV信号をデジタル信号
に変換し、メモリ14に供給する。
【0012】書き込みアドレスカウンタ15は、書き込
みクロック発生回路13より供給された書き込みクロッ
クに同期して所定のカウンタ値を増加させ、このカウン
タ値をメモリ14に供給する。メモリ14は、A/D変
換回路12より供給されたデジタル信号を、書き込みア
ドレスカウンタ15より供給されたカウンタ値に対応す
るアドレスに蓄積する。
【0013】読み出しクロック発生回路19は、固定の
水晶発振回路などからなり、一定の周波数の読み出しク
ロックを生成し、D/A変換回路16と読み出しアドレ
スカウンタ17に供給する。
【0014】ジャンプ検出回路18は、書き込みアドレ
スと読み出しアドレス(書き込みアドレスカウンタ15
のカウンタ値と読み出しアドレスカウンタ17のカウン
タ値)との差を検出し、その差が所定値(理想的には一
定値)の範囲から大きく変化したとき、その差が所定値
となるように、読み出しアドレスカウンタ17を制御す
る。
【0015】読み出しアドレスカウンタ17は、読み出
しクロック発生回路19より供給されたクロックに同期
して所定のカウンタ値を増加させ、メモリ14に出力す
る。メモリ14は、読み出しアドレスカウンタ17より
供給されたカウンタ値に対応するアドレスに蓄積されて
いるデジタル信号を読み出し、D/A変換回路16に供
給する。メモリ14より出力されたデジタル信号は、D
/A変換回路16でアナログ信号に変換された後、図示
せぬ所定の信号処理回路に供給される。
【0016】このようにして、TV信号に含まれている
同期信号を用いて搬送色信号の位相とロックさせた書き
込みクロックを生成し、この書き込みクロックで書き込
みを行い、かつ、一定位相の読み出しクロックで読み出
しを行うことにより、ジッタを取り除いている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
TV信号に含まれているジッタを軽減する方法として
は、上述のような構造のTBCを用いる方法しかなく、
選択枝が狭い課題があった。
【0018】また、従来、業務用の機器に用いたTBC
を民生用の機器に用いる場合、特別な回路(クロマ変換
回路等)が必要となり、回路構成が増大するといった課
題があった。
【0019】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、上述の構造を有する従来のTBCを用いず
に、TV信号に含まれているジッタを軽減することがで
きるようにするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のテレビ
ジョン信号処理装置は、映像信号の所定のフィールドの
所定の走査線の搬送色信号を抽出する抽出手段と、第1
の走査線の第1の搬送色信号と、第1の走査線に隣接す
る第2の走査線の第2の搬送色信号との相関性に基づい
て、クラスコードを生成するクラスコード生成手段と、
クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係数の
セットを発生する係数発生手段と、発生された係数のセ
ットと映像信号とから、ジッタ補正がなされた映像信号
を生成する映像信号生成手段とを備えることを特徴とす
る。
【0021】請求項11に記載のテレビジョン信号処理
方法は、映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の
搬送色信号を抽出する抽出ステップと、第1の走査線の
第1の搬送色信号と、第1の走査線に隣接する第2の走
査線の第2の搬送色信号との相関性に基づいて、クラス
コードを生成するクラスコード生成ステップと、クラス
コードに基づいて、そのクラスに対応する係数のセット
を発生する係数発生ステップと、発生された係数のセッ
トと映像信号とから、ジッタ補正がなされた映像信号を
生成する映像信号生成ステップとを備えることを特徴と
する。
【0022】請求項12に記載の伝送媒体は、映像信号
の所定のフィールドの所定の走査線の搬送色信号を抽出
する抽出ステップと、第1の走査線の第1の搬送色信号
と、第1の走査線に隣接する第2の走査線の第2の搬送
色信号との相関性に基づいて、クラスコードを生成する
クラスコード生成ステップと、クラスコードに基づい
て、そのクラスに対応する係数のセットを発生する係数
発生ステップと、発生された係数のセットと映像信号と
から、ジッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信
号生成ステップとを備えることを特徴とする。
【0023】請求項13に記載のテレビジョン信号処理
装置は、映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の
輝度信号を抽出する抽出手段と、第1の走査線の第1の
輝度信号と、第1の走査線に隣接する第2の走査線の第
2の輝度信号との間の動き量に基づいて、クラスコード
を生成するクラスコード生成手段と、クラスコードに基
づいて、そのクラスに対応する係数のセットを発生する
係数発生手段と、発生された係数のセットと映像信号と
から、ジッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信
号生成手段とを備えることを特徴とする。
【0024】請求項23に記載のテレビジョン信号処理
方法は、映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の
輝度信号を抽出する抽出ステップと、第1の走査線の第
1の輝度信号と、第1の走査線に隣接する第2の走査線
の第2の輝度信号との間の動き量に基づいて、クラスコ
ードを生成するクラスコード生成ステップと、クラスコ
ードに基づいて、そのクラスに対応する係数のセットを
発生する係数発生ステップと、発生された係数のセット
と映像信号とから、ジッタ補正がなされた映像信号を生
成する映像信号生成ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0025】請求項24に記載の伝送媒体は、映像信号
の所定のフィールドの所定の走査線の輝度信号を抽出す
る抽出ステップと、第1の走査線の第1の輝度信号と、
第1の走査線に隣接する第2の走査線の第2の輝度信号
との間の動き量に基づいて、クラスコードを生成するク
ラスコード生成ステップと、クラスコードに基づいて、
そのクラスに対応する係数のセットを発生する係数発生
ステップと、発生された係数のセットと映像信号とか
ら、ジッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号
生成ステップとを備えることを特徴とする。
【0026】請求項1に記載のテレビジョン信号処理装
置、請求項11に記載のテレビジョン信号処理方法、お
よび請求項12に記載の伝送媒体においては、第1の走
査線の第1の搬送色信号と、第1の走査線に隣接する第
2の走査線の第2の搬送色信号との相関性に基づいて、
クラスコードが生成される。生成されたクラスコードに
基づいて、そのクラスに対応する係数のセットが発生さ
れ、発生された係数のセットと映像信号とから、ジッタ
補正がなされた映像信号が生成される。
【0027】請求項13に記載のテレビジョン信号処理
装置、請求項23に記載のテレビジョン信号処理方法、
および請求項24に記載の伝送媒体においては、第1の
走査線の第1の輝度信号と、第1の走査線に隣接する第
2の走査線の第2の輝度信号との間の動き量に基づい
て、クラスコードが生成される。そして、生成されたク
ラスに対応する係数のセットが発生され、その係数のセ
ットと映像信号とから、ジッタ補正がなされた映像信号
が生成される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0029】請求項1に記載のテレビジョン信号処理装
置は、映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の搬
送色信号を抽出する抽出手段(例えば図2の移動平均補
正回路41)と、第1の走査線の第1の搬送色信号と、
第1の走査線に隣接する第2の走査線の第2の搬送色信
号との相関性に基づいて、クラスコードを生成するクラ
スコード生成手段(例えば図2の量子化回路45)と、
クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係数の
セットを発生する係数発生手段(例えば図2の係数RO
M46)と、発生された係数のセットと映像信号とか
ら、ジッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号
生成手段(例えば図2の線形1次結合積和演算回路4
8)とを備えることを特徴とする。
【0030】請求項2に記載のテレビジョン信号処理装
置は、係数発生手段が、クラス毎に係数のセットを記憶
する記憶手段(記憶部)と、クラスコードに基づいて、
そのクラスコードに対応する係数のセットを読み出す読
み出し手段(読み出し部)とを有することを特徴とす
る。
【0031】請求項6に記載のテレビジョン信号処理装
置は、クラスコード生成手段が、第1の走査線の第1の
搬送色信号と、第1の走査線に隣接する第2の走査線の
第2の搬送色信号との相関値を演算する演算手段(例え
ば図2の相関値演算回路44)と、演算された相関値を
量子化し、量子化コードをクラスコードとして発生する
量子化手段(例えば図2の量子化回路45)とを有する
ことを特徴とする。
【0032】請求項13に記載のテレビジョン信号処理
装置は、映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の
輝度信号を抽出する抽出手段(例えば図12のY/C分
離回路101)と、第1の走査線の第1の輝度信号と、
第1の走査線に隣接する第2の走査線の第2の輝度信号
との間の動き量に基づいて、クラスコードを生成するク
ラスコード生成手段(例えば図12の動き検出回路10
3および量子化回路45)と、クラスコードに基づい
て、そのクラスに対応する係数のセットを発生する係数
発生手段(例えば図12の係数ROM46)と、発生さ
れた係数のセットと映像信号とから、ジッタ補正がなさ
れた映像信号を生成する映像信号生成手段(例えば図1
2の線形1次結合積和演算回路48)とを備えることを
特徴とする。
【0033】請求項14に記載のテレビジョン信号処理
装置は、係数発生手段が、クラス毎に係数のセットを記
憶する記憶手段(記憶部)と、クラスコードに基づい
て、そのクラスコードに対応する係数のセットを読み出
す読み出し手段(読み出し部)とを有することを特徴と
する。
【0034】請求項19に記載のテレビジョン信号処理
装置は、抽出手段が、輝度信号を抽出するY/C分離手
段(例えば図12のY/C分離回路101)を有するこ
とを特徴とする。
【0035】以下に本発明の実施の形態を説明するが、
図の中で使用されている“回路”は広義の意味で解釈さ
れるべきであり、本実施の形態に限定されるものではな
い。つまり、これは、ハードウェア回路、ソフトウェア
がロードされたコンピュータによる処理、マイクロプロ
セッサやマイクロコンピュータ、並びにこれらの組み合
わせをも含むものである。
【0036】図1は、本発明のテレビジョン信号処理装
置を応用したテレビジョン(TV)受像機21の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。なお、以下、テ
レビジョン放送局からのNTSC方式のテレビジョン
(TV)信号を受信した場合について説明するが、本発
明はこれに限らず、例えば、民生用のVCRからの再生
TV信号の場合も同様に適用することができる。
【0037】テレビジョン放送局からのNTSC方式の
TV信号は、アンテナ22で受信され、TV受像機21
のチューナ31で、所定のテレビジョン(TV)放送チ
ャンネルが選局されるようになされている。チューナ3
1から出力された映像信号は、時間軸補正回路32に供
給されるようになされている。また、チューナ31から
出力された音声信号は、音声処理回路33に供給される
ようになされている。音声処理回路33は、入力された
音声信号に対して復調、増幅等の処理を施し、スピーカ
35に出力するようになされている。
【0038】時間軸補正回路32は、映像信号に多重化
されている搬送色信号を抽出し、所定のライン(走査
線)に対応する搬送色信号と、それに隣接するライン
(走査線)に対応する遅延された搬送色信号の相関(相
関値)を演算する。そして、時間軸補正回路32は、こ
の相関値の絶対値を最大にする(ジッタを軽減する)遅
延時間を求め、この遅延時間に対応する時間だけ遅延し
た映像信号(ジッタが補正(軽減)された映像信号)を
後述する所定の演算式を用いて演算することによって、
ジッタを補正した映像信号を生成する。そして、このジ
ッタが補正された映像信号が、映像処理回路34に出力
されるようになされている。映像処理回路34は、時間
軸補正回路32より供給されたジッタが補正された映像
信号に、復調、増幅などの処理を施し、CRT(陰極線
管)36に供給するようになされている。
【0039】以下、本発明における時間軸補正回路32
の詳細について、図を用いて説明する。
【0040】図2は、時間軸補正回路32の一実施の形
態の構成を示すブロック図である。チューナ31より供
給されたTV信号の映像信号は、時間軸補正回路32の
移動平均補正回路41とFIFO(First in First ou
t)回路42に供給されるようになされている。なお、
供給された映像信号は、図示しないA/D(Analog−Di
gital)変換回路によってデジタル化されたデジタル映
像信号として、移動平均補正回路41とFIFO回路4
2に供給される。移動平均補正回路41は、例えば、連
続する4つの画素に対応するデジタル映像信号を基に、
映像信号に多重化されている搬送色信号を抽出し、信号
レベルに128を加えることで、0乃至255の信号レ
ベルを有する搬送色信号に変換した後、この信号を、F
IFO(First in First out)回路43と相関値演算回
路44に供給するようになされている。
【0041】FIFO回路43は、移動平均補正回路4
1より供給された所定のフィールドを構成する所定のラ
インの搬送色信号を所定の時間だけ遅延させた後、相関
値演算回路44に出力するようになされている。すなわ
ち、FIFO回路43は、移動平均補正回路41より供
給された所定のラインの搬送色信号を、例えば、1ライ
ンに相当する時間だけ遅延させた後、相関値演算回路4
4に出力するようになされている。
【0042】相関値演算回路44は、移動平均補正回路
41より供給された搬送色信号と、FIFO回路43で
遅延された搬送色信号との相関を演算し、その相関値を
量子化回路45に供給するようになされている。
【0043】量子化回路45は、相関値演算回路44よ
り供給された相関値を適切なレベルにシフトするととも
に、丸め処理を行い、整数の量子化コード(クラスコー
ド)に変換して、係数ROM46に出力するようになさ
れている。そして、係数ROM46は、係数を記憶する
記憶部と、記憶部に記憶されている係数を読み出す読み
出し部とを備え、量子化回路45より供給された量子化
コード(クラスコード)に対応するアドレスに記憶され
ている各タップに対応する係数のセットを読み出し、線
形1次結合積和演算回路48に供給するようになされて
いる。
【0044】FIFO回路42は、線形1次結合積和演
算回路48に各タップに対応する係数のセットが供給さ
れるまでの期間だけ、ディジタル映像信号を遅延させた
後、ブロック化回路47に出力するようになされてい
る。
【0045】ブロック化回路47は、FIFO回路42
より供給されたデジタル映像信号を、ブロック画素信
号、すなわち、注目画素と、注目画素と同じラインでそ
の近傍に位置する複数の画素からなるブロック単位の画
素信号に変換し、線形1次結合積和演算回路48に出力
するようになされている。尚、このときブロック画素信
号に含まれる画素の数は、係数ROM46から読み出さ
れる係数のセットの係数の数と等しい。
【0046】線形1次結合積和演算回路48は、上述し
たように、係数ROM46より読み出された各タップに
対応する係数のセットと、ブロック化回路47より供給
された各タップに対応するブロック画素信号に対し、線
形1次結合の処理を行う。すなわち、ブロック画素信号
の各画素の画素値に対応する係数を乗じた後、それらの
すべての値を加算する処理を施すようになされている。
このようにして生成されたディジタル映像信号は、図示
しないD/A(Digital to Analog)変換回路によって
アナログ映像信号に変換された後、出力映像信号として
映像処理回路34に出力されるようになされている。こ
の出力映像信号が、ジッタが補正(軽減)された映像信
号となる。
【0047】図3は、移動平均補正回路41の一実施の
形態の構成を示すブロック図である。入力されたデジタ
ル映像信号は、移動平均補正回路41の移動平均算出回
路51とディレイ回路52に供給されるようになされて
いる。移動平均算出回路51は、連続した所定の数の画
素、例えば、4つの画素に対応する映像信号の平均値を
算出し、減算回路53に出力するようになされている。
【0048】減算回路53は、移動平均算出回路51よ
り供給された平均値から、複数画素分だけ遅延させるデ
ィレイ回路52より供給された所定の画素に対応する映
像信号を減算することで搬送色信号を抽出し、加算回路
54に供給するようになされている。加算回路54は、
入力された搬送色信号に128のレベルの信号を加算し
て、0乃至255のうちのいずれかのレベルを有する搬
送色信号に変換し、FIFO回路43と相関値演算回路
44に出力するようになされている。
【0049】図4は、ブロック化回路47の一実施の形
態の構成を示すブロック図である。遅延素子61−1乃
至遅延素子61−nのクロック入力端子には、クロック
CKが供給されるようになされている。遅延素子61−
1の信号入力端子には、FIFO回路42より供給され
た映像信号が入力されるようになされている。また、遅
延素子61−2乃至遅延素子61−nの信号入力端子に
は、それぞれ、前段の遅延素子61−1乃至遅延素子6
1−(n-1)の出力が供給されるようになされている。そ
して、遅延素子61−1乃至遅延素子61−nの合計n
個の出力(タップの数に対応する出力)が、1ブロック
のブロック画素信号として線形1次結合積和演算回路4
8に出力されるようになされている。従って、クロック
CKに同期して、遅延素子61−1乃至61−nより、
それぞれ、1画素ずつ、順番に遅延された信号が、複数
(n)画素分同時に、線形1次結合演算回路48に供給
されるようになされている。
【0050】図5は、線形1次結合積和演算回路48の
一実施の形態の構成を示すブロック図である。係数RO
M46より読み出されたn個の係数のセットは、各タッ
プに対応する乗算回路71−1乃至71−nに供給され
るようになされている。また、ブロック化回路47より
供給されたn画素分のブロック画素信号は、それぞれ、
対応する乗算回路71−1乃至71−nに供給されるよ
うになされている。
【0051】乗算回路71−1乃至71−nは、供給さ
れたブロック画素信号の各画素値に、与えられた係数の
セットのうち対応する係数を乗じた後、加算回路72に
出力するようになされている。加算回路72は、ブロッ
ク単位で、所定の係数が乗じられた、すべての画素信号
を加えて、ジッタが補正(軽減)された映像信号を生成
し、リミッタ73に供給するようになされている。この
映像信号は、リミッタ73で、所定の範囲に、信号レベ
ルが限定された後、アナログ映像信号に変換され、出力
映像信号として映像処理回路34に供給されるようにな
されている。
【0052】次に、TV受像機21の処理動作につい
て、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0053】図6のステップS1で、所定のTV放送局
より放送されているTV信号は、アンテナ22で受信さ
れる。そして、チューナ31で所定のTV放送チャンネ
ルが選局される。
【0054】続くステップS2で、チューナ31は、復
調した音声信号を音声処理回路33に供給するととも
に、復調した映像信号を時間軸補正回路32に供給す
る。この映像信号は、時間軸補正回路32の図示しない
A/D変換回路によりA/D変換された後、移動平均補
正回路41とFIFO回路42に、デジタル映像信号と
して供給される。FIFO回路42は、係数ROM46
より各タップに対応する係数のセットが読み出されるま
で、デジタル映像信号を遅延させる。
【0055】後続のステップ3で、移動平均補正回路4
1の移動平均算出回路51は、連続した4m個の画素に
対応する映像信号の平均値を演算する(但し、mは1,
2,…であり、サンプリングの個数を示している)。連
続する4m個の画素の平均値が減算回路53に入力され
たとき、ディレイ回路52は連続する4m個の画素のう
ち、中央の画素(注目画素)のデータを出力する。減算
回路53は、両者の差を演算することにより、搬送色信
号を抽出し、加算回路54に出力する。
【0056】すなわち、所定のフィールドの同一ライン
を構成する連続した画素のデータは、輝度データを値
Y、I信号のデータを値I、およびQ信号のデータを値
Qとすると、Y-I,Y-Q,Y+I,Y+Qの順番の繰り返
しである。従って、例えば、連続した4つの画素のデー
タが、Y-I,Y-Q,Y+I,Y+Qである場合、その平均
値は、Yとなる。4つの画素の中間の画素のデータであ
るY-Q(またはY+Q)から上記平均値Y減じることに
より、Qが得られることになる。従って、得られた値を
基にQ信号のデータを求めることができる。また、それ
ぞれ、Y+I(またはY-I)の画素に対して同様の演算
を行うことにより、I信号のデータを求めることができ
る。このようにして、移動平均を算出して輝度データを
得、所定の画素のデータを減じることにより、搬送色信
号QまたはIを抽出することができる。
【0057】加算回路54は、抽出された搬送色信号
に、128の信号レベルを加算した後、FIFO回路4
3と相関値演算回路44に出力する。
【0058】次に、ステップS4で、FIFO回路43
は、移動平均補正回路41より供給された搬送色信号を
1ラインの時間だけ遅延させた後、相関値演算回路44
に出力する。相関値演算回路44は、移動平均補正回路
41より供給された注目ラインの搬送色信号と、FIF
O回路43より供給された1ラインの遅延時間だけ遅延
された搬送色信号の相関を演算し、相関値を量子化回路
45に供給する。
【0059】後続のステップS5で、相関値演算回路4
4より供給された相関値は、量子化回路45で、適切な
レベルにシフトされるとともに、丸め処理が施されて、
整数の量子化コードに変換される。すなわち、量子化コ
ードが相関値に対応するクラス(クラスコード)として
求められ、このクラスコードが係数ROM46に供給さ
れる。
【0060】続いて、ステップS6で、係数ROM46
は、量子化コード(クラスコード)に対応するアドレス
に記憶されている各タップに対応する係数のセットを線
形1次結合積和演算回路48に供給する。
【0061】ここで、係数ROM46に記憶されている
クラス毎の係数のセットの生成方法(学習方法)につい
て、図7、図8及び図9を参照して説明する。
【0062】図7は、係数ROM46に記憶されている
クラス毎の係数のセットを生成する演算装置(学習装
置)81の一実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【0063】クラス毎の係数のセットを生成するための
基準の学習用の映像信号は、その再生時に、ジッタが発
生しない(ジッタが充分小さい)デジタルVCR82に
記録される。そして、デジタルVCR82で再生された
デジタル映像信号は、D/A変換回路83でアナログ映
像信号に変換された後、民生用のVCR84に記録され
る。
【0064】次に、VCR84より再生されたジッタを
含む所定のシーケンスのアナログ映像信号は、A/D変
換回路85でデジタル映像信号に変換され、係数決定回
路86に供給される。このとき、VCR84で再生され
たシーケンスと同一のシーケンスのデジタル映像信号が
デジタルVCR82より係数決定回路86に供給され
る。係数決定回路86は、VCR84より供給されたジ
ッタを含む映像信号(デジタル映像信号)からクラス
(クラスコード)を求め、そのクラス毎に、VCR84
より供給されたジッタを含む映像信号(デジタル映像信
号)とデジタルVCR82より供給されたジッタを含ま
ないデジタル映像信号とを用いて、正規方程式(線形1
次結合式)を立てる。そして、クラス毎に立てられた正
規方程式に最小自乗法を適用し、クラス毎の正規方程式
を行列解法を用いて解くことにより、クラス毎の予測係
数のセットを求めることができる。このクラス毎の係数
のセットが、係数ROM87に、そして、そこからさら
に係数ROM46に記憶される。
【0065】すなわち、係数決定回路86は、クラス毎
の係数のセットを求めるための学習期間に供給された、
VCR84より供給されたすべての映像信号(デジタル
映像信号)の、所定の2つのライン(走査線)に対応す
る搬送色信号間の相関値を求め、その相関値を量子化す
ることにより量子化化コード(クラスコード)に変換す
ることで、VCR84より供給された映像信号(例え
ば、注目画素)に対応するクラスを決定する。そして、
その決定された各クラス毎に、教師映像信号(デジタル
VCR82より供給されたデジタル映像信号)の各注目
画素を求める所定の正規方程式(線形1次結合式)を、
VCR84より供給された映像信号及びデジタルVCR
82より供給された映像信号を用いて生成する。そし
て、クラス毎に生成された正規方程式に最小自乗法を適
用し、クラス毎に準備された複数の正規方程式を行列解
法を用いて解くことにより、クラス毎の係数のセットを
求めるができる。
【0066】具体的に、図8のフローチャートを用い
て、クラス毎の係数のセットの生成の動作の詳細を説明
する。まず、ステップS11において、クラス毎の係数
のセットの生成処理(学習処理)が開始され、ステップ
S12の“データ終了”の判断処理に進み、係数生成処
理(学習処理)のための全ての映像信号が終了したがど
うかが判定され、その全ての映像信号の処理が終了して
いない場合には、ステップS13のクラス決定処理に進
む。そして、ステップS13において、VCR84より
供給された映像信号(注目画素)に対応するクラスを決
定するために、図2に示した量子化コード(クラスコー
ド)を決定するための処理動作と同様の処理を実行す
る。つまり、VCR84から供給された映像信号(デジ
タル映像信号)の所定のフィールドの所定のラインに対
応する搬送色信号と1ライン遅延されたラインに対応す
る搬送色信号との相関を演算し、その相関値を量子化す
ることにより、量子化コード(クラスコード)を決定す
る。その詳細は、図2に示した量子化コード(クラスコ
ード)を決定するための処理動作と同様であるため、こ
こでは省略する。
【0067】上述した処理により、クラスコード(量子
化コード)が決定され、ステップS14の正規方程式生
成処理に進む。ステップS14において、その決定され
たクラスコードに対応して、デジタルVCR82から供
給されたデジタル映像信号(教師映像信号)とVCR8
4から供給された映像信号(デジタル映像信号)とを用
いて、後述するような正規方程式が生成され、ステップ
S12に戻る。このような処理が、全ての映像信号に対
して実行され、全ての映像信号の処理が終了した後、ス
テップS15の係数決定処理に進む。
【0068】次に、ステップS15において、後述する
ように、クラス毎に正規方程式を行列解法を用いて解く
ことにより、クラス毎の係数のセットが決定される。そ
して、ステップS16の係数ストア処理に進み、ステッ
プS16において、この決定されたクラス毎の係数のセ
ットが係数ROM87に記憶された後、ステップS17
に進み、クラス毎の係数のセットの生成処理(学習処
理)が終了する。
【0069】図8のフローチャート中のステップS14
(正規方程式生成処理)及びステップS15(係数決定
処理)の処理をさらに詳細に説明する。
【0070】図9に示すように、例えば、所定のライン
を構成する画素を画素a乃至eとすると、所定の学習期
間に、上述の方法により算出された相関値により分類さ
れるクラス(クラスコード)毎に、VCR84から供給
された映像信号(デジタル映像信号)とデジタルVCR
82から供給された注目画素の信号値を表すデジタル映
像信号(教師映像信号)を、それぞれ、以下に示す行列
Xまたは行列Yとして記憶する。
【0071】
【数1】
【0072】つまり、行列Xの1つの行は、所定の入力
データの組(正規方程式)を表し、その行数は学習期間
に記憶したサンプルの数を示している。例えば、行列X
の第1行の行列要素x11,x12,x13,x14、およびx15
は、それぞれ、画素a乃至eのデータ(画素データ)を
表しており、この組で1つの入力データを表している。
行列Yの1つの行の値は、教師信号の値を表し、その行
数は学習期間に記憶したサンプルの数を示している。式
(1)と式(2)の場合、所定のクラスに分類されたn
個(ただし、n>>5)の入力データの組がサンプルと
して、学習期間に記憶されたことを示している。
【0073】そして、式(3)で表される行列Wの行列
要素(係数)を、方程式Y=XWの誤差が小さくなるよ
うに、最小自乗法を用いて決定する。
【0074】
【数2】
【0075】ここで、行列Wの行列要素の求め方につい
ての簡単な説明を行う。いま、式(4)で表されるエラ
ー行列Eを考える。
【0076】
【数3】
【0077】すると、残差方程式XW=Y+Eにおいて、
各行列要素Wi(i=1,2,3,4,5)の最確値は、最小自乗法に
より、式(5)を最小にする行列要素Wi(i=1,2,3,4,5)
として求めることができる。
【0078】
【数4】
【0079】従って、停留原理により、式(6)、すな
わち、式(7)が成立する行列要素Wj(j=1,2,3,4,5)を
求めることで、最確値を与える行列W(係数)を生成す
ることができる。
【0080】
【数5】
【0081】ここで、残差方程式XW=Y+Eの両辺を、
行列要素wj(j=1,2,3,4,5)で偏微分することにより、式
(8−1)乃至式(8−5)が得られる。
【0082】
【数6】
【0083】従って、式(7)は、式(8−1)乃至式
(8−5)を用いて、式(9−1)乃至式(9−5)の
ように表すことができる。
【0084】
【数7】
【0085】式(9−1)乃至式(9−5)と、残差方
程式XW=Y+Eを用いて、式(10−1)乃至式(10
−5)で示す正規方程式が得られる。
【0086】
【数8】
【0087】式(10−1)乃至式(10−5)は、5
個の未知数(w1,w2,w3,w4,w5)を含む5本の方程式である
ため、これらの方程式を、例えば、掃き出し法を用いて
行列Wの行列要素を求めることができる。このようにし
て求められた、各クラス毎の係数は、係数ROM87
(係数ROM46)に記憶される。
【0088】以上のようにして、図6のステップS5で
生成(分類)されたクラスに対応する係数のセットが、
ステップS6で、係数ROM46から線形1次結合積和
演算回路48に供給されると、後続のステップS7で、
FIFO回路42より映像信号がブロック化回路47に
供給される。そして、ブロック化回路47の各遅延素子
61−1乃至61−nで各タップに対応するブロック画
素信号が生成された後、複数の画素から構成されるブロ
ック画素信号は、線形1次結合積和演算回路48に供給
される。線形1次結合積和演算回路48の乗算回路71
−1乃至71−nは、係数ROM46より読み出された
各タップに対応する係数を用いて、ブロック化回路47
より供給されたブロック画素信号各々に対し、対応する
係数を乗じて、加算回路72に出力する。加算回路72
は、これらの信号を加え合わせた後、リミッタ73に供
給する。
【0089】例えば、図9に示すラインの場合、注目画
素cの信号値を求めるとき、ブロック化回路47より供
給された画素a乃至eに対応するブロック画素信号に対
し、係数ROM46から読みだした画素a乃至eに対応
する係数を乗じて、それらを加えた信号をリミッタ73
に出力する。具体的には、例えば、画素a乃至eに対応
する係数が、それぞれ、0,0,1,0,0であり、その画素値
がA,B,C,D,Eである場合、注目画素cの信号値
は、0*A+0*B+1*C+0*D+0*E=Cとなり、この信号が
リミッタ73に供給される。また、例えば、画素a乃至
eに対応する係数が、それぞれ、0,1,0,0,0である場
合、注目画素cの信号値は、0*A+1*B+0*C+0*D+0*E
=Bとなる。このように、係数ROM46に記憶された
係数により、映像信号の所定の走査線の画素を所定の時
間だけ、進ませたり、遅延させたりすることができる。
【0090】そして、加算回路72で1つの信号にまと
められた映像信号は、リミッタ73で、その信号レベル
の範囲が制限された後、図示しないD/A変換回路によ
りアナログ映像信号に変換され、そのアナログ映像信号
が映像処理回路34に出力される。このようにして、ジ
ッタを補正した映像信号が生成される。
【0091】後続のステップS8で、時間軸補正回路3
2より出力された映像信号は、映像処理回路34で、復
調、増幅などの所定の処理が施された後、CRT36に
出力される。また、チューナ31から音声処理回路33
に入力された音声信号は、音声処理回路33で復調、増
幅などの所定の処理が施された後、スピーカ35に出力
される。
【0092】図10は、時間軸補正回路32を用いて、
図13に示した搬送色信号と同一の搬送色信号を補正し
た信号を示している。図10において、所定のフィール
ドの第198ラインに対応する搬送色信号は実線で、第
200ラインに対応する搬送色信号は点線で、第202
ラインに対応する搬送色信号は一点鎖線で、それぞれ、
示してある。
【0093】また、図10に示した第198ラインの搬
送色信号と第202ラインの搬送色信号の相関値、第1
98ラインの搬送色信号と第200ラインの搬送色信号
の相関値、および第200ラインの搬送色信号と第20
2ラインの搬送色信号の相関値を求めると、それぞれ、
0.968523,-0.968028,または-0.972247となった。これら
の値は、図13における値と比較し、その絶対値の値が
大きくなっている。従って、時間軸補正回路32より出
力される搬送色信号は、ジッタが軽減された良質の画質
を実現する信号となる。
【0094】図11は、時間軸補正回路32の他の実施
の形態の構成を示すブロック図である。図11の時間軸
補正回路32において、図2の場合と対応する部分に
は、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略す
る。
【0095】図11に示す時間軸補正回路32において
は、スイッチ92が端子92b側に接続されていると
き、線形1次結合積和演算回路48の出力(デジタル映
像信号)を、移動平均補正回路81に供給する。移動平
均補正回路81は、移動平均補正回路41の処理動作と
同様の処理動作により、輝度成分を取り除き、スイッチ
92の端子92bを介してFIFO回路43に供給する
ようになされている。すなわち、スイッチ92は、最初
のラインの処理のときのみ、端子92a側に接続されて
おり、2番目以降のラインの処理のときは、端子92b
側に接続されるようになされている。従って、2番目以
降のラインの相関値を求める処理においては、既に、ジ
ッタ補正の処理が行われた、その直前のラインの搬送色
信号がFIFO回路43で1ライン分遅延され、この搬
送色信号(ジッタ補正後の映像信号)との比較により、
相関値が求められる。なお、図11の時間軸補正回路3
2の他の処理動作は、図2の時間軸補正回路32の処理
動作と、同様の処理であるため、その説明は省略する。
【0096】図12は、時間軸補正回路32のさらに他
の実施の形態の構成を示すブロック図である。図12に
おいて、図11の場合と対応する部分には、同一の符号
を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0097】図12の時間軸補正回路32においては、
図11の時間軸補正回路32の移動平均補正回路41,
81と、相関値演算回路44に代えて、Y/C分離回路
101,102と、動き検出回路103が設けられてい
る。その他の構成は、図11における場合と同様であ
る。
【0098】所定のラインと、それに隣接するラインに
おいては、ジッタ少なければ相関が高いので、両者の間
における動きは小さいことになる。従って、ジッタが多
ければ、相関が少なくなり、動きが大きくなる。そこ
で、動きから2つのラインの相関(ジッタ)を判定する
ことができる。図12の例はこの原理に基づいている。
【0099】そこで、図12の例においては、Y/C分
離回路101またはY/C分離回路102で輝度信号
(Y信号)が分離され、この輝度信号が動き検出回路1
03とスイッチ92を介してFIFO回路43に供給さ
れる(但し、Y/C分離回路101からFIFO回路4
3に供給される輝度信号は、最初のラインのみで、2番
目以降のラインの相関値を求める処理においては、既
に、ジッタ補正の処理が行われた、Y/C分離回路10
2からの輝度信号となる)。
【0100】そして、動き検出回路103は、Y/C分
離回路101より入力される輝度信号と、FIFO回路
43より入力される1ライン前の輝度信号の動きを検出
する。この動きは、ジッタが多ければ大きくなり、少な
ければ小さくなるので、係数ROM46からこの動き
(相関)に対応する係数を出力することで、上述した場
合と同様の動作を実現することができる。なお、この場
合の係数ROM46に記憶されているクラス毎の係数の
セットを学習処理によって求める際に決定されるクラス
は、Y/C分離回路及び動き検出回路を用いて求められ
ることは言うまでもない。
【0101】このようにして、従来の図14に示す構造
のTBC1を用いずに、TV信号に含まれているジッタ
を軽減させることができる。
【0102】また、図2に示す時間軸補正回路32は、
図14に示すような書き込みクロック発生回路(PL
L)13を用いずに構成することができる。
【0103】なお、上記実施の形態においては、係数R
OM46に記憶する係数は、最小自乗法を用いて求める
ようにしたが、他の方法を用いて求めた係数を記憶させ
るようにしてもよい。また、本発明は、TV受像機の
他、VCRやその他の電子機器などにも応用することが
できる。
【0104】また、上述したように、本発明の実施の形
態において、所定の注目画素に対して、クラスコードを
決定しているが、本発明はこれに限らず、所定のブロッ
ク毎に、クラスコードを決定するようにしてもよい。
【0105】さらに、本発明の実施の形態は、ブロック
図を用いてハードウェアをして実現しているが、本発明
はこれに限らず、CPUやメモリなどを用いてソフトウ
ェアで実現することも可能である。
【0106】なお、上記したような処理を行うプログラ
ムをユーザに伝送する伝送媒体としては、磁気ディス
ク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワ
ーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0107】なお、本発明の主旨を逸脱しない範囲にお
いて、さまざまな変形や応用例が考えうる。従って、本
発明の要旨は、実施の形態に限定されるものではない。
【0108】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載のテレビ
ジョン信号処理装置、請求項11に記載のテレビジョン
信号処理方法、および請求項12に記載の伝送媒体によ
れば、第1の走査線と、第1の走査線に隣接する第2の
走査線の相関を表す相関値を演算し、その相関値を量子
化することにより得られたクラスコードに基づいて読み
出された係数を入力映像信号との線形1次演算に適用し
て、所定の遅延時間に対応する前記テレビジョン信号を
生成するようにしたので、テレビジョン信号に含まれて
いる時間軸変動を確実に補正することができる。
【0109】また、請求項13に記載のテレビジョン信
号処理装置、請求項23に記載のテレビジョン信号処理
方法、および請求項24に記載の伝送媒体によれば、第
1の走査線と、第1の走査線に隣接する第2の走査線の
動き量を検出することにより得られたクラスコードに基
づいて読み出された係数を入力映像信号との線形1次演
算に適用して、所定の遅延時間に対応する前記テレビジ
ョン信号を生成するようにしたので、テレビジョン信号
に含まれている時間軸変動を確実に補正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるテレビジョン信号処理装置を応
用したTV受像機21の一実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の時間軸補正回路32の一実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図3】図2の移動平均補正回路41の一実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【図4】図2のブロック化回路47の一実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図5】図2の線形1次結合積和演算回路48の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図6】図1のTV受像機21の処理動作を説明するフ
ローチャートである。
【図7】係数ROM46に記憶されているクラス毎の係
数のセットを生成する演算装置81の一実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図8】係数ROM46に記憶されているクラス毎の係
数のセットを生成するための処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】所定のラインの注目画素に対応する信号値の算
出方法を説明する図である。
【図10】図2の時間軸補正回路32によりジッタが補
正された、所定の走査線に対応するTV信号を示すグラ
フである。
【図11】図1の時間軸補正回路32の他の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図12】図1の時間軸補正回路32のさらに他の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図13】ジッタが含まれている所定の走査線に対応す
るTV信号を示すグラフである。
【図14】従来のTBCの一例の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 TBC, 11 H/V同期分離回路, 12 A/
D変換回路, 13書き込みクロック発生回路, 14
メモリ, 15 書き込みアドレスカウンタ, 16
D/A変換回路, 17 読み出しアドレスカウン
タ, 18 ジャンプ検出回路, 19 読み出しクロ
ック発生回路, 21 TV受像機,22 アンテナ,
31 チューナ, 32 時間軸補正回路, 33
音声処理回路, 34 映像処理回路, 35 スピー
カ, 36 CRT, 41移動平均補正回路, 4
2,43 FIFO回路, 44 相関値演算回路,4
5 量子化回路, 46 係数ROM, 47 ブロッ
ク化回路, 48 線形1次積和演算回路, 51 移
動平均算出回路, 52 ディレイ回路, 53 減算
回路, 54 加算回路, 61−1乃至61−n 遅
延素子, 71−1乃至71−n 乗算回路, 72
加算回路, 73 リミッタ, 81演算装置, 82
デジタルVCR, 83 D/Aコンバータ, 84
VCR, 85 A/D変換回路, 86 係数決定
回路, 91 移動平均補正回路, 92 スイッチ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査線からなる映像信号を含むテ
    レビジョン信号を処理するテレビジョン信号処理装置に
    おいて、 前記映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の搬送
    色信号を抽出する抽出手段と、 第1の走査線の第1の搬送色信号と、前記第1の走査線
    に隣接する第2の走査線の第2の搬送色信号との相関性
    に基づいて、クラスコードを生成するクラスコード生成
    手段と、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係
    数のセットを発生する係数発生手段と、 前記発生された係数のセットと前記映像信号とから、ジ
    ッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号生成手
    段とを備えることを特徴とするテレビジョン信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記係数発生手段は、 クラス毎に係数のセットを記憶する記憶手段と、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスコードに対応
    する係数のセットを読み出す読み出し手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記クラス毎の係数のセットは、少なく
    とも学習用のテレビジョン信号を用いて、予め学習によ
    って生成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    テレビジョン信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記クラス毎の係数のセットは、所定の
    学習期間に学習によって使用されたテレビジョン信号の
    映像信号に基づいて、最小自乗法を用いて生成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のテレビジョン信号
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記クラスコード生成手段は、少なくと
    も注目画素に対するクラスコードを生成し、 前記映像信号生成手段は、発生された係数のセットと少
    なくとも注目画素を含む所定のフィールドの走査線上の
    複数の画素との線形1次結合によって、前記少なくとも
    注目画素に対する前記ジッタ補正された映像信号を生成
    することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信
    号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記クラスコード生成手段は、 第1の走査線の第1の搬送色信号と、前記第1の走査線
    に隣接する第2の走査線の第2の搬送色信号との相関値
    を演算する演算手段と、 演算された前記相関値を量子化し、量子化コードをクラ
    スコードとして発生する量子化手段とを有することを特
    徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、前記第2の走査線の第
    2の搬送色信号の代りに、前記映像信号生成手段によっ
    て生成された前記ジッタ補正された映像信号の第1の走
    査線の第1の搬送色信号を用いて前記相関値を演算する
    ことを特徴とする請求項6に記載のテレビジョン信号処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記演算手段は、映像信号の所定のフィ
    ールドの第1番目の走査線を除く走査線に対して、前記
    映像信号生成手段によって生成された前記ジッタ補正さ
    れた映像信号の第1の走査線の第1の搬送色信号を用い
    て前記相関値を演算することを特徴とする請求項7に記
    載のテレビジョン信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記抽出手段は、所定の数の連続した複
    数の画素に対応する前記映像信号の平均値から、前記複
    数の画素の所定の画素に対応する前記映像信号の値を減
    算することにより、前記搬送色信号を抽出することを特
    徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の走査線は、前記第1の走査
    線を1ライン遅延させた走査線であることを特徴とする
    請求項1に記載のテレビジョン信号処理装置。
  11. 【請求項11】 複数の走査線からなる映像信号を含む
    テレビジョン信号を処理するテレビジョン信号処理方法
    において、 前記映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の搬送
    色信号を抽出する抽出ステップと、 第1の走査線の第1の搬送色信号と、前記第1の走査線
    に隣接する第2の走査線の第2の搬送色信号との相関性
    に基づいて、クラスコードを生成するクラスコード生成
    ステップと、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係
    数のセットを発生する係数発生ステップと、 前記発生された係数のセットと前記映像信号とから、ジ
    ッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号生成ス
    テップとを備えることを特徴とするテレビジョン信号処
    理方法。
  12. 【請求項12】 複数の走査線からなる映像信号を含む
    テレビジョン信号を処理するテレビジョン信号処理装置
    に用いるプログラムを伝送する伝送媒体において、 前記映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の搬送
    色信号を抽出する抽出ステップと、 第1の走査線の第1の搬送色信号と、前記第1の走査線
    に隣接する第2の走査線の第2の搬送色信号との相関性
    に基づいて、クラスコードを生成するクラスコード生成
    ステップと、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係
    数のセットを発生する係数発生ステップと、 前記発生された係数のセットと前記映像信号とから、ジ
    ッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号生成ス
    テップとを備えることを特徴とする伝送媒体。
  13. 【請求項13】 複数の走査線からなる映像信号を含む
    テレビジョン信号を処理するテレビジョン信号処理装置
    において、 前記映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の輝度
    信号を抽出する抽出手段と、 第1の走査線の第1の輝度信号と、前記第1の走査線に
    隣接する第2の走査線の第2の輝度信号との間の動き量
    に基づいて、クラスコードを生成するクラスコード生成
    手段と、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係
    数のセットを発生する係数発生手段と、 前記発生された係数のセットと前記映像信号とから、ジ
    ッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号生成手
    段とを備えることを特徴とするテレビジョン信号処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記係数発生手段は、 クラス毎に係数のセットを記憶する記憶手段と、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスコードに対応
    する係数のセットを読み出す読み出し手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項13に記載のテレビジョン信号処
    理装置。
  15. 【請求項15】 前記クラス毎の係数のセットは、少な
    くとも学習用のテレビジョン信号を用いて、予め学習に
    よって生成されていることを特徴とする請求項14に記
    載のテレビジョン信号処理装置。
  16. 【請求項16】 前記クラス毎の係数のセットは、所定
    の学習期間に学習によって使用されたテレビジョン信号
    の映像信号に基づいて、最小自乗法を用いて生成されて
    いることを特徴とする請求項15に記載のテレビジョン
    信号処理装置。
  17. 【請求項17】 前記クラスコード生成手段は、少なく
    とも注目画素に対するクラスコードを生成し、 前記映像信号生成手段は、発生された係数のセットと少
    なくとも注目画素を含む所定のフィールドの走査線上の
    複数の画素との線形1次結合によって、前記少なくとも
    注目画素に対する前記ジッタ補正された映像信号を生成
    することを特徴とする請求項13に記載のテレビジョン
    信号処理装置。
  18. 【請求項18】 前記クラスコード生成手段は、第1の
    走査線の第1の輝度信号と、前記第1の走査線に隣接す
    る第2の走査線の第2の輝度信号との間の動き量を検出
    する検出手段を有し、前記検出された動き量に基づい
    て、前記クラスコードを発生することを特徴とする請求
    項13に記載のテレビジョン信号処理装置。
  19. 【請求項19】 前記抽出手段は、輝度信号を抽出する
    Y/C分離手段を有することを特徴とする請求項13に
    記載のテレビジョン信号処理装置。
  20. 【請求項20】 前記第2の走査線は、前記第1の走査
    線を1ライン遅延させた走査線であることを特徴とする
    請求項13に記載のテレビジョン信号処理装置。
  21. 【請求項21】 前記クラスコード生成手段は、前記第
    2の走査線の第2の輝度信号の代りに、前記映像信号生
    成手段によって生成された前記ジッタ補正された映像信
    号の第1の走査線の第1の輝度信号を用いて前記動き量
    を演算することを特徴とする請求項13に記載のテレビ
    ジョン信号処理装置。
  22. 【請求項22】 前記クラスコード生成手段は、映像信
    号の所定のフィールドの第1番目の走査線を除く走査線
    に対して、前記映像信号生成手段によって生成された前
    記ジッタ補正された映像信号の第1の走査線の第1の輝
    度信号を用いて前記動きを演算することを特徴とする請
    求項21に記載のテレビジョン信号処理装置。
  23. 【請求項23】 複数の走査線からなる映像信号を含む
    テレビジョン信号を処理するテレビジョン信号処理方法
    において、 前記映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の輝度
    信号を抽出する抽出ステップと、 第1の走査線の第1の輝度信号と、前記第1の走査線に
    隣接する第2の走査線の第2の輝度信号との間の動き量
    に基づいて、クラスコードを生成するクラスコード生成
    ステップと、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係
    数のセットを発生する係数発生ステップと、 前記発生された係数のセットと前記映像信号とから、ジ
    ッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号生成ス
    テップとを備えることを特徴とするテレビジョン信号処
    理方法。
  24. 【請求項24】 複数の走査線からなる映像信号を含む
    テレビジョン信号を処理するテレビジョン信号処理装置
    に用いるプログラムを伝送する伝送媒体において、 前記映像信号の所定のフィールドの所定の走査線の輝度
    信号を抽出する抽出ステップと、 第1の走査線の第1の輝度信号と、前記第1の走査線に
    隣接する第2の走査線の第2の輝度信号との間の動き量
    に基づいて、クラスコードを生成するクラスコード生成
    ステップと、 前記クラスコードに基づいて、そのクラスに対応する係
    数のセットを発生する係数発生ステップと、 前記発生された係数のセットと前記映像信号とから、ジ
    ッタ補正がなされた映像信号を生成する映像信号生成ス
    テップとを備えることを特徴とする伝送媒体。
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