JPH10232761A - 並列演算プロセッサ - Google Patents

並列演算プロセッサ

Info

Publication number
JPH10232761A
JPH10232761A JP9036693A JP3669397A JPH10232761A JP H10232761 A JPH10232761 A JP H10232761A JP 9036693 A JP9036693 A JP 9036693A JP 3669397 A JP3669397 A JP 3669397A JP H10232761 A JPH10232761 A JP H10232761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
data
multiply
arithmetic
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9036693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Kobayashi
士朗 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP9036693A priority Critical patent/JPH10232761A/ja
Publication of JPH10232761A publication Critical patent/JPH10232761A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列に命令を実行できる並列演算プロセッサ 【解決手段】 乗累算部110は、すくなくとも2つ以
上の乗累算器1〜nの115〜117を備えている。各
乗累算器は、aとbの入力に対して、ab+cの積和を
計算することができる(cは乗累算器中のレジスタに記
憶している値である)。ローカル・データ・メモリ11
1は、10個程度のデータワード分を記憶できる容量を
有するローカル・メモリで、各乗累算器の入力の一方に
接続されている。また、各乗累算器間には1サイクルの
遅延ができる遅延回路112〜113が挿入されてお
り、ローカルメモリからのデータを遅延している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセッサの構成
に関し、特に、複数の演算器を有し、その複数の演算器
を用いて並列の演算を行うことができる並列演算プロセ
ッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンピュータ・アーキテクチ
ャにおいて、複数の演算器を有し、その演算器を並列に
動作することにより、並列演算することは行われてい
る。このような並列動作する例としては、たとえば、種
類の異なる演算器(たとえば乗累算器と算術論理演算
器)を有するデジタル信号処理プロセッサ(DSP)が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のプロ
セッサにおいて、並列演算のネックとなるのは、メモリ
からデータや命令を取り出すためのメモリ・バスであ
る。このメモリ・バスを複数設けることにより、ネック
を少なくすることは行われている。しかし、このメモリ
・バスを設けることは、データ長(たとえば16ビッ
ト)の導線を設けることであり、チップ上に大きな面積
を占めることになり、また外部接続のためのピン等を設
ける必要がある。このため、メモリ・バスを増設するこ
とは、プロセッサ・チップの面積を増大させ、また、価
格を増加することを意味する。
【0004】本発明の目的は、メモリ・バスを増設する
ことなく、並列動作することができるプロセッサを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の演算器と、前記演算器間に挿入し
た遅延部と、ローカル・データ・メモリとを有する演算
部を含み、バスからのデータと前記ローカル・データ・
メモリからのデータとを演算することを特徴とする並列
演算プロセッサである。
【0006】また、前記複数の演算器が累乗算器とする
こともできる。
【0007】このように構成することにより、メモリ・
バスを増設することなく、並列動作することができるプ
ロセッサを提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面を参照
して詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の並列演算プロセッサの演
算部の実施形態の一例を示すブロック図である。図1に
示した並列演算プロセッサは、積和を計算することがで
きる乗累算部および算術論理演部を有する信号処理プロ
セッサ(DSP)を示している。
【0010】図1において、101および102はバン
ク構成のデータ・メモリ1およびデータ・メモリ2であ
り、それぞれメモリ・バス1 103およびメモリバス
2104に接続されて、データ・メモリ1 101およ
びデータ・メモリ2 102とは、独立にアクセスでき
る構成となっている。110は複数の乗累算器を有する
乗累算部、120は算術論理演算器を有する算術論理演
算部である。乗累算部120の構成については後で詳し
く説明する。算術論理演算部は、通常のプロセッサが有
する演算器の機能を備えている。
【0011】130は乗累算部110に対する命令デコ
ーダで、140は算術演算部120に対する命令デコー
ダである。170は、命令語が格納されており、上記デ
ータ・メモリとは独立に読み出すことができるプログラ
ム・メモリである。105は、命令語が格納されている
プログラム・メモリ170から読み出された命令語を乗
累算部用命令デコーダ103または算術論理演算部用命
令デコーダ140に入力するかを選択するためのデコー
ダである。
【0012】さて、乗累算部110の構成および動作を
詳しく説明する。
【0013】乗累算部110は、すくなくとも2つ以上
の乗累算器1〜nの115〜117を備えている。各乗
累算器は、aとbの入力に対して、ab+cの積和を計
算することができる(cは乗累算器中のレジスタに記憶
している値である)。ローカル・データ・メモリ111
は、10個程度のデータワード分を記憶できる容量を有
するローカル・メモリで、各乗累算器の入力の一方に接
続されている。また、各乗累算器間には1サイクルの遅
延ができる遅延回路112〜113が挿入されており、
ローカルメモリからのデータを遅延している。
【0014】乗累算部110の動作を説明する。デジタ
ル信号処理でよく利用されているフィルタの場合を例に
して説明する。
【0015】フィルタに用いられる計算式は、yt を出
力、xt を入力、αを係数とするとき、
【0016】
【数1】yt =α0t +α1t+1 +α2t+2 +α
3t+3 +α4t+4 +・・・+αkt+k で表される。この計算式を、上述の乗累算部110で行
うことを説明する。なお、kは、正の整数である。
【0017】さて、計算式の係数α0 ,α1 ,α2 ,α
3 ,α4 ,・・・αk をローカルメモリにまず格納して
おく。これは、データ・メモリ1またはデータ・メモリ
2からローカルメモリへの転送命令を用意しておき、こ
の転送命令を用いることにより行われる。
【0018】入力データであるxt ,xt+1 ,xt+2
t+3 ,xt+4 ,・・・xt+k は、データ・メモリ1
101からメモリ・バス1 103を介して順次読み出
され、乗累算部110に入力される。乗累算部110に
入力したデータは、乗累算器1 115,乗累算器2
116,乗累算器n 117に同時に入力される。ま
た、係数α0 ,α1 ,α2 ,α3 ,α4 ,・・・αk
は、ローカルメモリ111から順次読み出されて、乗累
算器1,乗累算器2,・・・乗累算器nに、1サイクル
毎遅れて入力される。
【0019】このように、入力されるデータを各乗累算
器で計算すると、tのときからkサイクル後に、乗累算
器1,2,…,nには、それぞれy1 ,yt-1 ,yt-n
として、
【0020】
【数2】yt =α0t +α1t+1 +α2t+2 +α
3t+3+α4t+4 +・・・+αkt+k
【0021】
【数3】yt−1 =α0t-1 +α1t +α2
t+1 +α3t+2+α4t+3 +・・・+αkt+k-1
【0022】
【数4】yt-n =α0t-n +α1t-n+1 +α2
t-n+2 +α3t-n+3+α4t-n+4 +・・・+αk
t-n+k が計算される。なお、xt-n ,…,xt-2 ,xt-1 は、
以前に入力されたデータが各遅延回路112〜113に
残っていたものである。
【0023】上記の演算器110の動作を、t=0、n
=3の場合を例にとり、図2を用いて詳しく説明する。
図2(a)〜図2(c)は、サイクル1〜3の時の演算
器110の状態を各々表している。
【0024】図2(a)において、メモリ・バス103
からは、x0 が入力され、ローカル・メモリ111から
は、係数α0 が読み出される。また、遅延素子112,
113からは、前のサイクルのときに入力されたデータ
-1,x-2がそれぞれ乗累算器116,117に入力さ
れている。従って、図2(d)に示すように、サイクル
1においては、乗累算器115〜117においては、α
00 ,α0-1,α0-2が計算される。
【0025】図2(b)では、サイクル2の時の様子が
示されており、データx1 が入力され、係数α1 が読み
出される。上記と同様に各乗累算器115〜117にお
いては、α11 ,α10 ,α1-1が計算される。
【0026】図2(c)では、サイクル3の時の様子が
示されており、データx2 が入力され、係数α2 が読み
出される。上記と同様に各乗累算器115〜117にお
いては、α22 ,α21 ,α20 が計算される。
【0027】したがって、k−1サイクル後には、図2
(d)に示すような計算が、各乗累算器115〜117
に求められる。
【0028】このように、ローカル・メモリおよび遅延
回路を用意することにより、データの読み出しは、2本
用意されているメモリ・バスの一方のみを利用すること
で、2入力の演算をn重の並列で行うことができる。し
かも、例えば同じフィルタの演算を繰り返し行うとき
は、最初にフィルタの演算に用いる係数をローカル・メ
モリに転送すれば、後はその転送された係数を用いるこ
とができるので、ローカル・メモリへの転送は、大した
オーバーヘッドにはならない。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ローカ
ル・メモリを演算器内に設けたことにより、バスの競合
が少なくなり、プロセッサにおいて並列演算を行うこと
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】乗累算部110の動作を説明する図である。
【符号の説明】
101,102 データ・メモリ 103,104 メモリ・バス 105 デコーダ 110 乗累算部 111 ローカル・データ・メモリ 112,113 遅延回路 115〜117 乗累算器 120 算術論理演算部 130 乗累算部用命令デコーダ 140 算術論理演算用命令デコーダ 170 プログラム・メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の演算器と、 前記演算器間に挿入した遅延部と、 ローカル・データ・メモリとを有する演算部を含み、 バスからのデータと前記ローカル・データ・メモリから
    のデータとを演算することを特徴とする並列演算プロセ
    ッサ。
  2. 【請求項2】 前記複数の演算器が累乗算器であること
    を特徴とする並列演算プロセッサ。
JP9036693A 1997-02-20 1997-02-20 並列演算プロセッサ Withdrawn JPH10232761A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9036693A JPH10232761A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 並列演算プロセッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9036693A JPH10232761A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 並列演算プロセッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10232761A true JPH10232761A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12476887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9036693A Withdrawn JPH10232761A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 並列演算プロセッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10232761A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5218564A (en) Layout efficient 32-bit shifter/register with 16-bit interface
JPH10187438A (ja) 乗算器の入力に対する遷移を減少させる方法
US4953119A (en) Multiplier circuit with selectively interconnected pipelined multipliers for selectively multiplication of fixed and floating point numbers
US20080243976A1 (en) Multiply and multiply and accumulate unit
US6009450A (en) Finite field inverse circuit
US5164724A (en) Data format converters for use with digit-serial signals
US6622153B1 (en) Virtual parallel multiplier-accumulator
US5016011A (en) Increased performance of digital integrated circuits by processing with multiple-bit-width digits
US5025257A (en) Increased performance of digital integrated circuits by processing with multiple-bit-width digits
US20040128335A1 (en) Fast fourier transform (FFT) butterfly calculations in two cycles
JPH0744530A (ja) 演算装置
US5034908A (en) Digit-serial transversal filters
US5034909A (en) Digit-serial recursive filters
JPH10232761A (ja) 並列演算プロセッサ
KR100481586B1 (ko) 모듈러 곱셈 장치
Smith et al. Radix-4 modules for high-performance bit-serial computation
US4942396A (en) To-digit-serial converters for systems processing data in digit-serial format
JP3723311B2 (ja) 並列演算プロセッサ
US5650952A (en) Circuit arrangement for forming the sum of products
JP3336986B2 (ja) 信号処理プロセッサ及びそれに用いる丸め機能付き積和演算器
JPH05324694A (ja) 再構成可能並列プロセッサ
JP3547309B2 (ja) 演算装置
JP2605792B2 (ja) 演算処理装置
JP2825255B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPS6259828B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511