JPH10232621A - 液晶表示パネル及び液晶表示モジュール - Google Patents

液晶表示パネル及び液晶表示モジュール

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JPH10232621A
JPH10232621A JP4958597A JP4958597A JPH10232621A JP H10232621 A JPH10232621 A JP H10232621A JP 4958597 A JP4958597 A JP 4958597A JP 4958597 A JP4958597 A JP 4958597A JP H10232621 A JPH10232621 A JP H10232621A
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static electricity
crystal display
pattern
display panel
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JP4958597A
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Inventor
Shinichi Kato
真一 加藤
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Casio Computer Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H11/0056Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches comprising a successive blank-stamping, insert-moulding and severing operation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルを上下のシールドケース内に
収納してなる液晶表示モジュールにおいて、液晶表示パ
ネルの静電破壊を簡単な構成で防止する。 【解決手段】 液晶表示パネル11の下ガラス基板12
の突出部12a、12bの上面の各所定の箇所には静電
気逃げ用パターン41が設けられている。この2つの静
電気逃げ用パターン41はすべての蓄積容量ライン27
に接続されている。一方、上シールドケースの所定の2
箇所には、つまり2つの静電気逃げ用パターン41に対
応する部分には、静電気逃げ用突起が内面側に突出され
て設けられている。そして、静電気逃げ用突起の先端部
は静電気逃げ用パターン41に近接されている。これに
より、液晶表示パネル11と両シールドケース1との間
で静電気による放電が生じる場合、静電気逃げ用パター
ン41と静電気逃げ用突起との間でのみ放電が生じるこ
とになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示パネル及
び液晶表示モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示モジュールには、図9〜
図11に示すようなものがある。このうち図9は液晶表
示モジュールの平面図を示し、図10は図9において上
シールドケース3を取り除いた状態の平面図を示し、図
11は図9のY−Y線に沿う断面図を示す。この液晶表
示モジュールは、金属製の下シールドケース1の側壁2
を金属製の上シールドケース3の側壁4内に嵌合し、図
示しないフック部によって互いに結合してなる導電性の
シールドケースを備えている。両シールドケース1、3
の相対応する部分には開口部5、6が設けられている。
両シールドケース1、3内には液晶表示パネル11が下
シールドケース1の内面に両面接着テープ(図示せず)
を介して接着されて収納されている。液晶表示パネル1
1は、液晶セルを構成する一対のガラス基板(透明基
板)12、13の上面及び下面に偏光板14、15が貼
り付けられた構造となっている。この場合、下ガラス基
板12の右辺部及び下辺部は上ガラス基板13から突出
され、これらの突出部12a、12bの上面の各所定の
箇所にはLSI等からなる液晶駆動用の半導体チップ1
6が搭載されている。また、下ガラス基板12の下辺部
上面の所定の箇所にはフレキシブル配線基板17の一端
部が接続されている。
【0003】ところで、液晶表示パネル11を製造する
場合、生産性の向上を図るために、例えば下ガラス基板
12のベースとなるガラス基板として、下ガラス基板複
数個分に対応する大きさのものを用意し、そして所定の
工程までは複数個分を一括して製造し、その後各単体に
分断して製造することがある。また、画素用スイッチン
グ素子として薄膜トランジスタを備えた液晶表示パネル
11を製造する場合、各単体に分断する前においては例
えば配向膜をラビング処理するときに発生する静電気に
より、薄膜トランジスタ等に静電破壊が生じることがあ
り、したがってこのようなことを防止するために静電気
対策を行っている。
【0004】図12は下ガラス基板複数個分に対応する
大きさのガラス基板21上に薄膜トランジスタ24等が
形成された状態における等価回路的平面図を示したもの
である。下ガラス基板複数個分に対応する大きさのガラ
ス基板21は、最終的には一点鎖線で示すカットライン
22に沿って切断されることにより、各単体に分断され
るようになっている。この場合、カットライン22で囲
まれた領域は下ガラス基板形成領域となっており、その
周囲は余剰領域となっている。
【0005】カットライン22で囲まれた下ガラス基板
形成領域には、マトリックス状に配置された複数の画素
電極23と、これらの画素電極23にそれぞれ接続され
た複数の薄膜トランジスタ24と、行方向に延ばされ、
薄膜トランジスタ24に走査信号を供給する複数の走査
ライン25と、列方向に延ばされ、薄膜トランジスタ2
4にデータ信号を供給する複数のデータライン26と、
行方向に延ばされ、画素電極23との間で蓄積容量部C
sを形成する複数の蓄積容量ライン27と、図9及び図
10に示すフレキシブル配線基板17の一端部と接続さ
れる複数の入力ライン28とが設けられている。カット
ライン22の周囲の余剰領域にはショートライン29が
格子状に設けられている。
【0006】そして、走査ライン25の右端部は、下ガ
ラス基板形成領域の右辺部の点線で示す半導体チップ搭
載エリア31内を通過した後、ショートライン29に接
続されている。データライン26の上端部はショートラ
イン29に接続されている。データライン26の下端部
は、下ガラス基板形成領域の下辺部の点線で示す半導体
チップ搭載エリア32内まで延ばされている。蓄積容量
ライン27の右端部は、共通ライン33を介して入力ラ
イン28の1つに接続されている。入力ライン28の一
端部はショートライン29に接続されている。共通ライ
ン33に接続された入力ライン28以外の入力ライン2
8の他端部は半導体チップ搭載エリア31、32内まで
延ばされている。
【0007】次に、液晶表示パネル11を製造工程にお
いて、例えば配向膜をラビング処理するときに静電気が
発生した場合について説明する。この場合には、カット
ライン22で囲まれた下ガラス基板形成領域内のすべて
のライン25〜28がショートライン29に接続されて
いるので、ショートライン29を接地しておくと、発生
した静電気を速やかに除去することができる。したがっ
て、薄膜トランジスタ24等に静電破壊が生じないよう
にすることができる。そして、所定の工程が終了した後
に、カットライン22に沿って切断することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして得られた液晶表示パネル11を備えた液晶表示
モジュールでは、次のような問題があった。即ち、カッ
トライン22に沿って切断すると、走査ライン25の右
端部、データライン26の上端部及び入力ライン28の
一端部が下ガラス基板12の各辺の端面において露呈さ
れることになる。この結果、両シールドケース1、3を
接地しない状態において、フレキシブル配線基板17に
外部から静電気が印加された場合には、下ガラス基板1
2の各辺における各ライン25、26、28の端面と下
シールドケース1の側壁2との間で放電が生じることに
なる。また、両シールドケース1、3に静電気が発生し
た状態において、フレキシブル配線基板17を接地した
場合には、これまた下ガラス基板12の各辺における各
ライン25、26、28の端面と下シールドケース1の
側壁2との間で放電が生じることになる。このような放
電が生じると、薄膜トランジスタ24や半導体チップ1
6に静電破壊が生じることがある。また、数本程度のラ
インを介して放電が生じた場合には、電流が流れすぎる
ことにより、当該ラインが溶けて断線してしまうことが
ある。
【0009】そこで、従来では、このような静電破壊を
防止するために、図示していないが、下ガラス基板12
と下シールドケース1の側壁2との間に樹脂成形品を挿
入したり絶縁性樹脂を充填したりしているが、モジュー
ル全体の重量が大きくなるばかりでなく、コスト高にな
るという問題があった。この発明の課題は、静電破壊の
防止をより簡単な構成で行うことができるようにするこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る液晶表示装置は、液晶セルを構成する一対の透明基板
を備えているとともに走査ライン、データライン及び蓄
積容量ラインを備えた液晶表示パネルにおいて、前記一
対の透明基板のうち一方の透明基板の他方の透明基板か
ら突出された突出部の所定の面に、前記蓄積容量ライン
と接続された静電気逃げ用パターンを設けたものであ
る。請求項3記載の発明に係る液晶表示装置は、液晶セ
ルを構成する一対の透明基板を備えているとともに走査
ライン、データライン及び蓄積容量ラインを備えた液晶
表示パネルにおいて、前記一対の透明基板のうち一方の
透明基板の他方の透明基板から突出された突出部の所定
の面に、前記蓄積容量ラインと接続された第1の静電気
逃げ用パターンを設けるとともに、該第1の静電気逃げ
用パターンの近傍に第2の静電気逃げ用パターンを設け
たものである。請求項6記載の発明に係る液晶表示モジ
ュールは、液晶セルを構成する一対の透明基板を備えて
いるとともに走査ライン、データライン及び蓄積容量ラ
インを備えた液晶表示パネルを導電性のシールドケース
内に収納してなる液晶表示モジュールにおいて、前記一
対の透明基板のうち一方の透明基板の他方の透明基板か
ら突出された突出部の所定の面に前記蓄積容量ラインと
接続された静電気逃げ用パターンを設け、該静電気逃げ
用パターンと対向する部分における前記シールドケース
に設けられた静電気逃げ用突起を前記静電気逃げ用パタ
ーンに近接させたものである。請求項8記載の発明に係
る液晶表示モジュールは、液晶セルを構成する一対の透
明基板を備えているとともに走査ライン、データライン
及び蓄積容量ラインを備えた液晶表示パネルを導電性の
シールドケース内に収納してなる液晶表示モジュールに
おいて、前記一対の透明基板のうち一方の透明基板の他
方の透明基板から突出された突出部の所定の面に前記蓄
積容量ラインと接続された第1の静電気逃げ用パターン
を設けるとともに該第1の静電気逃げ用パターンの近傍
に第2の静電気逃げ用パターンを設け、該第2の静電気
逃げ用パターンと対向する部分における前記シールドケ
ースに設けられた静電気逃げ用突起を前記第2の静電気
逃げ用パターンに接触または近接させたものである。
【0011】この発明によれば、液晶表示パネルとシー
ルドケースとの間で静電気による放電が生じようとする
とき、蓄積容量ラインと接続された静電気逃げ用パター
ンとシールドケースに設けられた静電気逃げ用突起との
間でのみ放電が生じることになる。しかるに、蓄積容量
ラインは薄膜トランジスタ等とは接続されていないの
で、放電による影響を薄膜トランジスタ等に及ぼすこと
がなく、このため薄膜トランジスタ等を静電破壊から保
護することができる。この場合、液晶表示パネルに蓄積
容量ラインと接続された静電気逃げ用パターンを設ける
とともに、シールドケースに設けられた静電気逃げ用突
起を静電気逃げ用パターンに近接または接触させるだけ
でよく、したがって静電破壊の防止をより簡単な構成で
行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1はこの発明の第1実施形態におけ
る液晶表示モジュールの平面図を示し、図2は図1にお
いて上シールドケース3を取り除いた状態の平面図を示
し、図3(A)は図2の一部の拡大平面図を示し、図3
(B)は図3(A)のB−B線に沿う上シールドケース
3を含む断面図を示したものである。これらの図におい
て、図9〜図12と同一名称部分には同一の符号を付
し、その説明を適宜省略する。
【0013】この液晶表示モジュールでは、下ガラス基
板12の右辺側の突出部12aの上面の上端部と下辺側
の突出部12bの上面の左端部とに方形状の静電気逃げ
用パターン41が設けられている。右上の静電気逃げ用
パターン41は、接続ライン42及び共通ライン33を
介してすべての蓄積容量ライン27の右端部に接続され
ている。左下の静電気逃げ用パターン41は、下ガラス
基板12の上面の左辺部に設けられた接続ライン43を
介してすべての蓄積容量ライン27の左端部に接続され
ている。一方、上シールドケース3の所定の2箇所に
は、つまり2つの静電気逃げ用パターン41に対応する
部分には、ほぼ半球凸形状の静電気逃げ用突起44が絞
り加工により内面側に突出されて設けられている。そし
て、静電気逃げ用突起44の先端部は静電気逃げ用パタ
ーン41に近接されている。一例として、静電気逃げ用
突起44の先端部と静電気逃げ用パターン41との間の
設計上の間隔は0.5〜0.7mm程度となっている。
【0014】このように、この液晶表示モジュールで
は、下ガラス基板12の突出部12a、12bの上面の
各所定の箇所に、蓄積容量ライン27と接続された静電
気逃げ用パターン41を設けるとともに、上シールドケ
ース3に設けられた静電気逃げ用突起44を静電気逃げ
用パターン41に近接させている。この結果、液晶表示
パネル11と両シールドケース1、3との間で放電が生
じようとするとき、静電気逃げ用パターン41と静電気
逃げ用突起44との間でのみ放電が生じることになる。
この場合、蓄積容量ライン27は薄膜トランジスタ(図
示せず)や半導体チップ16とは接続されていないの
で、放電による影響を薄膜トランジスタや半導体チップ
16に及ぼすことがなく、このため薄膜トランジスタ及
び半導体チップ16を静電破壊から保護することができ
る。また、すべての蓄積容量ライン27は共通ライン3
3及び接続ライン43を介して相互に接続されているの
で、同電位となり、すべての蓄積容量ライン27を介し
て電流が分散して流れることとなり、各蓄積容量ライン
27に電流の流れすぎによる溶解が生じないようにする
ことができる。
【0015】ところで、この液晶表示モジュールでは、
下ガラス基板12の突出部12a、12bの上面の各所
定の箇所に、蓄積容量ライン27と接続された静電気逃
げ用パターン41を設けるとともに、上シールドケース
3に設けられた静電気逃げ用突起44を静電気逃げ用パ
ターン41に近接させているだけであるので、静電破壊
の防止をより簡単な構成で行うことができ、ひいてはモ
ジュール全体の重量を低減し、かつコストを低減するこ
とができる。
【0016】(第2実施形態)次に、図4(A)、
(B)はこの発明の第2実施形態を説明するために示し
たものである。これらの図において、図3(A)、
(B)と同一名称部分には同一の符号を付し、その説明
を適宜省略する。この第2実施形態では、静電気逃げ用
パターンは、外形が方形状であって内部に円形状の抜け
部を有する第1の静電気逃げ用パターン41aと、この
第1の静電気逃げ用パターン41aの内部に設けられた
円形状の第2の静電気逃げ用パターン41bとからなっ
ている。この場合、第1の静電気逃げ用パターン41a
は、接続ライン43を介してすべての蓄積容量ライン
(図示せず)に接続されている。また、第1の静電気逃
げ用パターン41aと第2の静電気逃げ用パターン41
bとは互いに極めて近接して配置されている。一例とし
て、第1の静電気逃げ用パターン41aと第2の静電気
逃げ用パターン41bとの間の間隔は0.02〜0.1
mm程度となっている。一方、上シールドケース3に設
けられた静電気逃げ用突起44の先端部は第2の静電気
逃げ用パターン41bの上面中央部に接触されている。
【0017】したがって、この第2実施形態の場合に
は、液晶表示パネル11と両シールドケース1、3との
間で放電が生じようとするとき、静電気逃げ用突起44
に接触された第2の静電気逃げ用パターン41bと第1
の静電気逃げ用パターン41aとの間でのみ放電が生じ
ることになる。この結果、この第2実施形態の場合も、
上記第1実施形態の場合と同様の効果を得ることができ
る。この場合、静電気逃げ用突起44を第2の静電気逃
げ用パターン41bから若干離間させても、ほぼ同様の
効果を得ることができる。
【0018】ところで、静電気逃げ用突起44に接触さ
れた第2の静電気逃げ用パターン41bと第1の静電気
逃げ用パターン41aとの間は、通常の場合には絶縁し
ておく必要があるが、静電気による放電が生じる場合に
は放電しやすい方が望ましい。このため、第2の静電気
逃げ用パターン41bと第1の静電気逃げ用パターン4
1aとの間の間隔はできるだけ小さい方が望ましい。そ
こで、第1及び第2の静電気逃げ用パターン41a、4
1bをフォトリソグラフィ技術により形成すると、両パ
ターン41a、41b間の間隔を容易に例えば0.02
〜0.1mm程度とかなり小さくすることができる。こ
れに対して、上記第1実施形態の場合には、モジュール
化した状態において静電気逃げ用突起44の先端部と静
電気逃げ用パターン41とが確実に接触しないようにす
るには、その間の設計上の間隔を0.5mm程度よりも
小さくすることは困難である。したがって、上記第2実
施形態の場合には、上記第1実施形態の場合と比較し
て、静電気対策をさらに確実にすることができる。
【0019】(第3及び第4実施形態)上記第1実施形
態では、図3(A)、(B)に示すように、静電気逃げ
用パターン41を方形状としているが、これに限定され
るものではない。また、上記第2実施形態では、図4
(A)、(B)に示すように、内部に円形状の抜け部を
有する第1の静電気逃げ用パターン41a内に円形状の
第2の静電気逃げ用パターン41bを設けているが、こ
れに限定されるものではない。例えば、図5(A)、
(B)に示す第3実施形態のように、方形状の静電気逃
げ用パターン41の中央部に星形状の抜け部51を設け
ることにより、静電気逃げ用パターン41をその中央部
に鋭角部を有する構成としてもよい。また、図6
(A)、(B)に示す第4実施形態のように、第1の静
電気逃げ用パターン41aと第2の静電気逃げ用パター
ン41bとの互いに隣接する部分をギザギザ(鋭角部)
としてもよい。このように、静電気逃げ用パターンを鋭
角部を有する構成にすると、この鋭角部の部分で放電が
より一層生じやすくなり、静電気対策をさらに確実にす
ることができる。
【0020】(変形例)上記各実施形態では、静電気逃
げ用突起44をほぼ半球凸形状としているが、これに限
定されるものではない。例えば、図7に示すように、打
ち抜き加工等により、片持ち状の板状突起からなる静電
気逃げ用突起44を静電気逃げ用パターン41に近接さ
せるようにしてもよく、また、図8に示すように、片持
ち状の板バネ状突起からなる静電気逃げ用突起44を第
2の静電気逃げ用パターン41bに接触(または近接)
させるようにしてもよい。なお、両シールドケース1、
3を導電性樹脂等によって形成するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、液晶表示パネルに蓄積容量ラインと接続された静電
気逃げ用パターンを設けるとともに、シールドケースに
設けられた静電気逃げ用突起を静電気逃げ用パターンに
近接または接触させるだけでよいので、静電破壊の防止
をより簡単な構成で行うことができ、ひいてはモジュー
ル全体の重量を低減し、かつコストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における液晶表示モジ
ュールの平面図。
【図2】図1において上シールドケースを取り除いた状
態の平面図。
【図3】(A)は図2の一部の拡大平面図、(B)はそ
のB−B線に沿う上シールドケースを含む断面図。
【図4】この発明の第2実施形態における液晶表示モジ
ュールを説明するために示すもので、(A)は図3
(A)同様の一部の拡大平面図、(B)はそのB−B線
に沿う上シールドケースを含む断面図。
【図5】この発明の第3実施形態における液晶表示モジ
ュールを説明するために示すもので、(A)は図3
(A)同様の一部の拡大平面図、(B)はそのB−B線
に沿う上シールドケースを含む断面図。
【図6】この発明の第4実施形態における液晶表示モジ
ュールを説明するために示すもので、(A)は図3
(A)同様の一部の拡大平面図、(B)はそのB−B線
に沿う上シールドケースを含む断面図。
【図7】この発明の変形例における液晶表示モジュール
の一部の断面図。
【図8】この発明の他の変形例における液晶表示モジュ
ールの一部の断面図。
【図9】従来の液晶表示モジュールの平面図。
【図10】図9において上シールドケースを取り除いた
状態の平面図。
【図11】図9のY−Y線に沿う断面図。
【図12】図9に示す液晶表示パネルの製造を説明する
ために示すもので、下ガラス基板複数個分に対応する大
きさのガラス基板上に薄膜トランジスタ等が形成された
状態における等価回路的平面図。
【符号の説明】
1 下シールドケース 3 上シールドケース 11 液晶表示パネル 12 下ガラス基板 12a、12b 突出部 13 上ガラス基板 27 蓄積容量ライン 41 静電気逃げ用パターン 44 静電気逃げ用突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルを構成する一対の透明基板を備
    えているとともに走査ライン、信号ライン及び蓄積容量
    ラインを備えた液晶表示パネルにおいて、前記一対の透
    明基板のうち一方の透明基板の他方の透明基板から突出
    された突出部の所定の面に、前記蓄積容量ラインと接続
    された静電気逃げ用パターンを設けたことを特徴とする
    液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記静電
    気逃げ用パターンは鋭角部を有することを特徴とする液
    晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 液晶セルを構成する一対の透明基板を備
    えているとともに走査ライン、信号ライン及び蓄積容量
    ラインを備えた液晶表示パネルにおいて、前記一対の透
    明基板のうち一方の透明基板の他方の透明基板から突出
    された突出部の所定の面に、前記蓄積容量ラインと接続
    された第1の静電気逃げ用パターンを設けるとともに、
    該第1の静電気逃げ用パターンの近傍に第2の静電気逃
    げ用パターンを設けたことを特徴とする液晶表示パネ
    ル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明において、前記第1
    の静電気逃げ用パターンは枠状であり、前記第2の静電
    気逃げ用パターンは前記第1の静電気逃げ用パターンの
    内部に設けられていることを特徴とする液晶表示パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の発明において、
    前記第1の静電気逃げ用パターンと前記第2の静電気逃
    げ用パターンとの互いに隣接する部分の少なくとも一部
    が鋭角部となっていることを特徴とする液晶表示パネ
    ル。
  6. 【請求項6】 液晶セルを構成する一対の透明基板を備
    えているとともに走査ライン、信号ライン及び蓄積容量
    ラインを備えた液晶表示パネルを導電性のシールドケー
    ス内に収納してなる液晶表示モジュールにおいて、前記
    一対の透明基板のうち一方の透明基板の他方の透明基板
    から突出された突出部の所定の面に前記蓄積容量ライン
    と接続された静電気逃げ用パターンを設け、該静電気逃
    げ用パターンと対向する部分における前記シールドケー
    スに設けられた静電気逃げ用突起を前記静電気逃げ用パ
    ターンに近接させたことを特徴とする液晶表示モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明において、前記静電
    気逃げ用パターンは鋭角部を有することを特徴とする液
    晶表示モジュール。
  8. 【請求項8】 液晶セルを構成する一対の透明基板を備
    えているとともに走査ライン、信号ライン及び蓄積容量
    ラインを備えた液晶表示パネルを導電性のシールドケー
    ス内に収納してなる液晶表示モジュールにおいて、前記
    一対の透明基板のうち一方の透明基板の他方の透明基板
    から突出された突出部の所定の面に前記蓄積容量ライン
    と接続された第1の静電気逃げ用パターンを設けるとと
    もに該第1の静電気逃げ用パターンの近傍に第2の静電
    気逃げ用パターンを設け、該第2の静電気逃げ用パター
    ンと対向する部分における前記シールドケースに設けら
    れた静電気逃げ用突起を前記第2の静電気逃げ用パター
    ンに接触または近接させたことを特徴とする液晶表示モ
    ジュール。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の発明において、前記第1
    の静電気逃げ用パターンは枠状であり、前記第2の静電
    気逃げ用パターンは前記第1の静電気逃げ用パターンの
    内部に設けられていることを特徴とする液晶表示モジュ
    ール。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の発明におい
    て、前記第1の静電気逃げ用パターンと前記第2の静電
    気逃げ用パターンとの互いに隣接する部分の少なくとも
    一部が鋭角部となっていることを特徴とする液晶表示モ
    ジュール。
JP4958597A 1997-02-19 1997-02-19 液晶表示パネル及び液晶表示モジュール Pending JPH10232621A (ja)

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