JPH10232050A - 空気調和装置の壁掛形室内機 - Google Patents

空気調和装置の壁掛形室内機

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Publication number
JPH10232050A
JPH10232050A JP9052476A JP5247697A JPH10232050A JP H10232050 A JPH10232050 A JP H10232050A JP 9052476 A JP9052476 A JP 9052476A JP 5247697 A JP5247697 A JP 5247697A JP H10232050 A JPH10232050 A JP H10232050A
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JP
Japan
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mounting
indoor unit
installation
hole
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP9052476A
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English (en)
Inventor
Kenichi Oda
健一 小田
Yuichi Terada
祐一 寺田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10232050A publication Critical patent/JPH10232050A/ja
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 据付桟を水平方向に配置することによって露
出量を少なくして美観を向上することができると共に、
最適かつ良好に据付けることができる空気調和装置の壁
掛形室内機を提供すること。 【解決手段】 その長手方向に沿って等ピッチW1で一
列に配列された複数のねじ孔14を有する据付桟4、5
を所定の据付場所6に水平方向に延びて配置する。上記
ねじ孔14の配列ピッチW1のほぼ整数倍のピッチW
2、W3、W4で水平方向に沿って一列に配列された複
数の上側及び下側取付孔25、26が形成された据付板
3を用意する。取付ねじ24を上側及び下側取付孔2
5、26を通してねじ孔14に螺合して据付板3を据付
桟4、5に固定する。固定された据付板3に室内機本体
2を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和装置の
壁掛形室内機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、空気調和装置の壁掛形室内機4
1の据付方法の従来例を説明するための斜視図であり、
図7は室内機41の据付状態の従来例を示す斜視図であ
る。室内機41を据付ける場合、室内壁面が土壁等で強
度がないときには、鴨居や廻り縁などの比較的強度のあ
る据付場所42に据付桟43、43を取付ねじ44、4
4・・・を用いて固定すると共に、さらにこの据付桟4
3、43に据付板45を取付ねじ46、46・・・を用
いて固定し、この据付板45に室内機本体47を取付け
ている。上記据付桟43、43は、上下方向に延びて配
置されている。これは、室内機本体47の形状は横長の
ものが一般的であり、また、据付桟43、43を配置す
る据付場所42の形状も横長の場合が多いため、長さが
短い上下方向に配置した方が、据付桟43の長さを短く
することができて経済的であると共に、据付桟43を横
方向に延びて配置した場合は、室内機本体47が比較的
重いときは、据付桟43がたわむなどして不安定になる
おそれがあるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、室内機
41の小型化・軽量化の要求に応えるべく、室内機本体
47のサイズ、特に上下方向の長さが小さくなる傾向に
ある。一方、据付場所42の形状は横長のままでそれほ
ど変化していないので、据付桟43の長さは従来のまま
でそれほど変化していない。このため、据付状態におけ
る室内機本体47の上側及び下側からの据付桟43の露
出量が多くなり、外観上見苦しくなる。特に、和室にお
いてはその傾向は顕著である。
【0004】室内機41は、通常、天井に近い場所、即
ち比較的高い場所に据付けるので、室内機本体47の下
側から露出する据付桟43が特に問題となる。そこで、
できる限り室内機本体47を下側に寄せて配置すること
によって、ある程度までは目立たなくすることは可能で
ある。しかしながら、下側に室内機本体47を寄せたこ
とによって上側から据付桟43がより多く露出すること
になり、根本的な解決策とはなっていない。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、据付桟を水平方
向に配置することによって露出量を少なくして美観を向
上することができると共に、最適かつ良好に据付けるこ
とができる空気調和装置の壁掛形室内機を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の空気調
和装置の壁掛形室内機は、所定の据付場所6に水平方向
に延びて配置された据付桟4、5に室内機本体2が取り
付けられており、据付場所6の水平方向長さW7と室内
機本体2の水平方向長さW8との差が、据付場所6の垂
直方向長さW9と室内機本体2の垂直方向長さW10と
の差以下になるように選ばれていることを特徴としてい
る。
【0007】上記請求項1の空気調和装置の壁掛形室内
機では、室内機本体2の左右から露出する据付桟4、5
の長さは、上記所定の据付場所6に据付桟を垂直方向に
延びて配置した従来の場合に比べて同じかあるいは小さ
くなる。これによって、壁掛形室内機1を据付けたとき
の美観が向上する。
【0008】また請求項2の空気調和装置の壁掛形室内
機は、その長手方向に沿って等ピッチW1で一列に配列
された複数のねじ孔14を有すると共に、所定の据付場
所6に長手方向が水平方向に延びて配置される据付桟
4、5と、上記ねじ孔14の配列ピッチW1のほぼ整数
倍のピッチW2、W3、W4で水平方向に沿って一列に
配列された複数の取付孔25、26を有すると共に、上
記据付桟4、5の特定のねじ孔14が上記取付孔25、
26から露出するように選ばれた固定位置において、取
付ねじ24を上記取付孔25、26に通して上記特定の
ねじ孔14に螺合することによって上記据付桟4、5に
固定される据付板3と、上記据付板3に取り付けられる
室内機本体2とを備えることを特徴としている。
【0009】上記請求項2の空気調和装置の壁掛形室内
機では、据付桟4、5を所定の据付場所6に長手方向が
水平方向に延びるように配置し、この据付桟4、5の特
定のねじ孔14が据付板3の取付孔25、26から露出
するような所望の固定位置を選び、取付ねじ24を上記
取付孔25、26に通して上記特定のねじ孔14に螺合
して据付板3を固定し、この固定された据付板3に室内
機本体2を取り付けて据付けられる。従って、上下方向
に据付桟4、5を配置することができる強度を持った部
分が存在しない場所であっても、左右方向に上記強度を
持った部分が存在していれば、壁掛形室内機1を据付け
ることができ、据付場所の制約が緩和される。
【0010】さらに請求項3の空気調和装置の壁掛形室
内機は、上記取付孔25、26は、垂直方向に延びて形
成された長孔であり、上記据付板3を固定する際に、垂
直方向の位置の調整ができるように構成されていること
を特徴としている。
【0011】上記請求項3の空気調和装置の壁掛形室内
機では、据付板3を据付桟4、5に固定する際に、垂直
方向の位置の調整ができるので、最適かつ良好な据付状
態を実現することができる。
【0012】請求項4の空気調和装置の壁掛形室内機
は、上記据付板3は、その水平方向長さのほぼ中央であ
って、上記取付孔25の配列線L1上に穿設されると共
に、その両側に隣接する取付孔25b、25cとのピッ
チW5、W6が共に上記ねじ孔14の配列ピッチW1の
ほぼ整数倍に選ばれている中央孔27を有し、上記据付
板3を上記据付桟4、5に固定する際に、取付ねじを上
記中央孔27に通して上記ねじ孔14に螺合して仮止め
して水平方向の傾きの調整ができるように構成されてい
ることを特徴としている。
【0013】上記請求項4の空気調和装置の壁掛形室内
機では、据付板3を据付桟4、5に固定する際に、水平
方向の傾きの調整ができるので、最適かつ良好な据付状
態を実現することができる。
【0014】請求項5の空気調和装置の壁掛形室内機
は、上記中央孔27は、仮止めに用いる上記取付ねじの
軸部が嵌入する切欠き部分31が上側に形成されただる
ま孔であり、上記据付板3の水平方向の傾きの調整を行
う際に、取付ねじの軸部を上記切欠き部分31に嵌入さ
せることによって据付板3の水平方向の位置ずれを防止
できるように構成されていることを特徴としている。
【0015】上記請求項5の空気調和装置の壁掛形室内
機では、水平方向の傾きの調整を行う際に、据付板3の
水平方向の位置ずれを防止できるので、傾きの調整を確
実に行うことができ、これによって最適かつ良好な据付
状態を実現することができる。
【0016】請求項6の空気調和装置の壁掛形室内機
は、上記据付板3は、上記ねじ孔14の配列ピッチW1
のほぼ整数倍のピッチで垂直方向に沿って一列に配列さ
れた複数の第2の取付孔28、29を有し、上記据付桟
4、5を上記所定の据付場所6に長手方向が垂直方向に
延びて配置するときは、上記据付桟4、5の特定のねじ
孔14が上記第2の取付孔28、29から露出するよう
に選ばれた固定位置において、取付ねじを上記第2の取
付孔28、29に通して上記特定のねじ孔14に螺合す
ることによって上記据付桟4、5に固定できるように構
成されていることを特徴としている。
【0017】上記請求項6の空気調和装置の壁掛形室内
機では、所定の据付場所6に従来のように長手方向が垂
直方向に延びて据付桟4、5を配置した場合でも、据付
板3を据付桟4、5に固定して室内機本体2を取り付け
ることができる。これによって、据付場所6の環境に応
じて据付状態を選択することができ、据付けの自由度が
拡大される。また、従来の据付板を加工して本発明で用
いる据付板3を製造することができるので、簡単かつ低
コストで実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和装置の
壁掛形室内機の具体的な実施の形態について、図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形
態である空気調和装置の壁掛形室内機(以下、単に「室
内機」という)1の据付方法を説明するための斜視図で
あり、図2は室内機1の据付状態を示す斜視図である。
室内機1は、室内機本体2と、室内機本体2が取り付け
られる据付板3と、所定の据付場所6に配置され、据付
板3が固定される2本の据付桟4、5とを含んで構成さ
れる。尚、据付桟の本数は2本には限られない。室内機
1は、鴨居や廻り縁などで構成される横長矩形枠状の据
付場所6に水平方向に延びて配置された据付桟4、5
に、据付板3を固定した後に、当該据付板3に室内機本
体2を取り付けて成る。ここで、据付場所6の水平方向
長さW7と室内機本体2の水平方向長さW8との差は、
据付場所6の垂直方向長さW9と室内機本体2の垂直方
向長さW10との差と等しいかあるいはそれよりも小さ
くなるよう選ばれている。このように据付桟4、5を水
平方向に配置したことによって、上下方向に延びて配置
した場合に室内機本体47の上下から露出する部分(図
7参照)に比べて、室内機本体2の左右から露出する部
分(図2参照)を少なくすることができ、美観を向上す
ることができる。尚、最近の室内機本体2は、軽量化が
図られているので据付桟4、5を水平方向に配置して
も、桟のたわみ量は少なく、安定して据付けることがで
きる。
【0019】以下に、室内機1の構成についてもう少し
詳しく説明する。据付桟4、5は共に同じ構成であるの
で、一方の据付桟4を例にとり説明する。据付桟4は、
図3に示すように、内側桟7と外側桟8とで構成され
る。内側桟7は、本体部9と取付部10とから成り、外
側桟8も同様に本体部11と取付部12とから成る。内
側桟7に関して、本体部9は、横断面形状が略コの字状
であり、中央の平板部分13には複数のねじ孔14、1
4・・・が等ピッチW1で長手方向に沿って一列に配列
されて形成されている。取付部10は、本体部9の長手
方向一方端部に延設されており、平板部分13の表面に
ほぼ平行に形成された第1取付面15と、第1取付面1
5の外方側端面から立設された第2取付面16とを有す
る。第1及び第2取付面15、16には、それぞれ2つ
の挿通孔17、17が形成されている。また、外側桟8
に関して、本体部11は、横断面形状は略コの字状であ
るが、上記内側桟7の本体部9を内側に摺接させて案内
できるように、本体部9よりもひとまわり大きく形成さ
れている。そして、中央の平板部分18には、上記ねじ
孔14、14・・・を露出させるための複数の長孔1
9、19・・・が形成されている。長孔19、19・・
・は、本体部11の長手方向と平行に延びてかつ一列に
並んで形成されている。取付部12は、本体部11の長
手方向一方端部に延設されており、平板部分18の表面
にほぼ平行に形成された第1取付面20と、第1取付面
20の外方側端面から立設された第2取付面21とを有
する。第1及び第2取付面20、21には、それぞれ2
つの挿通孔22、22が形成されている。据付桟4を使
用するときは、内側桟7の本体部9を外側桟8の本体部
11に差込んで外観上は1個の部材として使用する。ま
た、内側桟7及び外側桟8を互いにスライドさせること
によって、適当な長さに調整することができる。
【0020】据付板3は、図4に示すように略長方形の
板状の部材であり、複数の孔が穿設されている。これら
の孔のうちで、据付板3を据付桟4、5に固定する際に
用いるのは、上側取付孔25a〜25dと、下側取付孔
26a〜26dと、中央孔27と、左側取付孔28a〜
28cと、右側取付孔29a〜29cとである。尚、図
4において、太線で示す孔は据付板3を水平方向に配置
された据付桟4、5に固定するために新たに形成したも
のであり、細線で示す孔は従来から形成されているもの
である。従って、既存の据付板に新たに上側取付孔25
a〜25d、下側取付孔26a〜26d等を穿設するこ
とによって、本発明で用いる据付板3を容易にかつ低コ
ストで製造することができる。
【0021】上側取付孔25a〜25d(総称するとき
は参照符号「25」を用いる)は、据付場所6の上側に
配置される据付桟4に対応するものであり、それぞれ上
下方向に延びて形成された長孔であり、1点鎖線で示す
左右方向に延びる直線L1上に一列に配列されている。
ここで、取付孔同士のピッチW2、W3、W4は、同じ
である必要はないが、各ピッチW2、W3、W4は上記
ねじ孔14の配列ピッチW1のほぼ整数倍の値となるよ
うに選ばれている。従って、上側取付孔25のいずれか
1つの孔から据付桟4のねじ孔14が露出するように据
付板3の位置を決めれば、他の上側取付孔からもねじ孔
14が露出することになる。また、上側取付孔25は縦
長の長孔であるので、ねじ孔14が露出した状態で据付
板3を上下方向に上側取付孔25の長さの範囲内で移動
させることができる。これによって、据付板3を固定す
る際に上下方向の位置の微調整を行うことができる。
【0022】下側取付孔26a〜26d(総称するとき
は参照符号「26」を用いる)は、据付場所6の下側に
配置される据付桟5に対応するものであり、上側取付孔
25a〜25dの下側に所定の間隔をあけて、直線L2
上に一列に形成されていることを除けば、上側取付孔2
5と同じ構成である。図4に示す構成例では、取付孔2
5aと26a、25bと26b、25cと26c、25
dと26dとはそれぞれ上下方向に関しても一直線上に
配列されているが、取付孔25と26とを左右方向にず
らして配置してもよい。但し、この場合、ねじ孔14が
上側及び下側取付孔25、26から露出するように、ず
れの長さはねじ孔14のピッチW1のほぼ整数倍に選ぶ
必要がある。
【0023】中央孔27は、据付板3を据付桟4に仮止
めして水平方向の傾きを調整するために使用する孔であ
り、据付板3の左右方向長さのほぼ中央であって、上記
上側取付孔25の配列線L1上に形成されている。さら
に、中央孔27と隣接する上側取付孔25とのピッチ、
図4に示す構成例では中央孔27と上側取付孔25b及
び中央孔27と上側取付孔25cとの各ピッチW5、W
6は、上記ねじ孔14のピッチW1のほぼ整数倍に選ば
れている。従って、取付ねじを中央孔27に通して据付
桟4のねじ孔14に螺合して仮止めしたときに、上側及
び下側取付孔25、26からねじ孔14が露出するよう
にすることができる。また、中央孔27は、据付板3を
直接壁面に固定する場合にも、仮止めのために使用され
る。尚、仮止めに用いる中央孔27は、従来の据付板に
も形成されているが、本発明では、上述した上側取付孔
25の配列線L1上に形成したことが特徴である。
【0024】中央孔27としては、図5に示すようない
わゆるだるま孔を用いるのが好ましい。だるま孔27
は、円形の孔30と、孔30の上側に形成された略矩形
の切欠き部分31とで構成される。だるま孔27を用い
ることで、据付板3を仮止めするときに用いるねじの軸
部を切欠き部分31に嵌入させることができ、左右方向
のずれが防止され、据付板3の水平方向の傾きの調整を
容易に行うことができるようになる。尚、だまる孔27
の形状は、図5に示すものには限られない。
【0025】左側取付孔28a〜28c(総称するとき
は参照符号「28」を用いる)及び右側取付孔29a〜
29c(総称するときは参照符号「29」を用いる)
は、図6に示す従来例のように、据付桟4、5を上下方
向に延びて配置したときに使用するものである。左側取
付孔28は、上下方向に沿って一列に配列されており、
その配列ピッチは、上記ねじ孔14のピッチW1のほぼ
整数倍に選ばれている。右側取付孔29の構成も左側取
付孔28と同じである。また、据付板3の上側端面及び
下側端面には、室内機本体2を取付けるときに本体ケー
シングが係合される係止部32、33が形成されてい
る。
【0026】次に、室内機1の据付方法を説明する。先
ず、据付場所6を決定した後に、据付場所6における据
付桟4、5の配置場所、即ち上下方向での配置位置を選
定する。このとき、据付桟4のねじ孔14と据付桟5の
ねじ孔14との間の長さが、据付板3の上側取付孔25
と下側取付孔26との間の長さとほぼ等しくなるように
する。次に、内側桟7及び外側桟8を互いにスライドさ
せて据付場所6の水平方向長さW7とほぼ同じ長さに調
整してから、据付桟4、5を選定された配置位置に取付
ねじ23を用いて取り付ける。より詳しくは、据付桟4
の両端部にそれぞれ設けられている第2取付面16、2
1を据付場所6の所定の取付面に当接させて、取付ねじ
23を挿通孔17、22に通してから螺合して固定す
る。据付桟5についても据付桟4と同じ手順で固定す
る。尚、据付場所6の状態によっては、第1取付面1
5、20を使用して固定してもよい。
【0027】続いて、取付ねじ(図示せず)を中央孔2
7に通して据付桟4の特定のねじ孔14に螺合して据付
板3を仮止めする。この状態で据付板3の固定位置を確
認すると共に、据付板3の水平方向の傾きを調整する。
このようにして最終的な固定位置が決定されると、取付
ねじ24を上側取付孔25及び下側取付孔26に通して
据付桟4、5の各ねじ孔14に螺合して据付板3を固定
する。このとき、必要であれば、取付孔25、26の長
さの範囲内で上下方向に微調整を行う。中央孔27に使
用した取付ねじは、そのままでもよいし、外してもよ
い。
【0028】最後に、室内機本体2のケーシングを据付
板3の係止部32、33に係合させて取り付けて、室内
機1の据付作業は終了する。尚、据付桟4、5を従来の
ように上下方向に配置した場合は、中央孔27を用いた
仮止めは行わずに据付板3の固定位置の確認及び水平方
向の傾きの調整をした後に、左側取付孔28及び右側取
付孔29を用いて据付板3を据付桟4、5に固定し、そ
の後、室内機本体2を据付板3に取り付けて作業は終了
する。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1の空気調和装置の
壁掛形室内機によれば、室内機本体の周辺に露出してい
る据付桟の長さを、従来よりも小さくできるので、壁掛
形室内機を据付けたときの美観が向上する。特に、和室
に据付ける場合には効果的である。
【0030】また請求項2の空気調和装置の壁掛形室内
機によれば、据付場所の制約が緩和される。
【0031】さらに請求項3、請求項4及び請求項5の
空気調和装置の壁掛形室内機によれば、最適かつ良好な
据付状態を実現することができる。
【0032】また請求項6の空気調和装置の壁掛形室内
機によれば、据付場所の環境に応じて据付状態を選択で
きるので、壁掛形室内機の据付けの自由度が拡大され
る。また、従来の据付板を加工して本発明で用いる据付
板を製造することができるので、簡単かつ低コストで実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である壁掛形室内機の据付
方法を説明するための斜視図である。
【図2】上記壁掛形室内機の据付状態を示す斜視図であ
る。
【図3】上記壁掛形室内機を構成する据付桟の分解斜視
図である。
【図4】上記壁掛形室内機を構成する据付板の平面図で
ある。
【図5】上記据付板に穿設された中央孔の形状の一例を
示す平面図である。
【図6】壁掛形室内機の据付方法の従来例を説明するた
めの斜視図である。
【図7】壁掛形室内機の据付状態の従来例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 壁掛形室内機 2 室内機本体 3 据付板 4 据付桟 5 据付桟 6 据付場所 14 ねじ孔 24 取付ねじ 25a 上側取付孔 25b 上側取付孔 25c 上側取付孔 25d 上側取付孔 26a 下側取付孔 26b 下側取付孔 26c 下側取付孔 26d 下側取付孔 27 中央孔(だるま孔) 28a 左側取付孔 28b 左側取付孔 28c 左側取付孔 29a 右側取付孔 29b 右側取付孔 29c 右側取付孔 31 切欠き部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の据付場所(6)に水平方向に延び
    て配置された据付桟(4)(5)に室内機本体(2)が
    取り付けられており、据付場所(6)の水平方向長さ
    (W7)と室内機本体(2)の水平方向長さ(W8)と
    の差が、据付場所(6)の垂直方向長さ(W9)と室内
    機本体(2)の垂直方向長さ(W10)との差以下にな
    るように選ばれていることを特徴とする空気調和装置の
    壁掛形室内機。
  2. 【請求項2】 その長手方向に沿って等ピッチ(W1)
    で一列に配列された複数のねじ孔(14)を有すると共
    に、所定の据付場所(6)に長手方向が水平方向に延び
    て配置される据付桟(4)(5)と、上記ねじ孔(1
    4)の配列ピッチ(W1)のほぼ整数倍のピッチ(W
    2)(W3)(W4)で水平方向に沿って一列に配列さ
    れた複数の取付孔(25)(26)を有すると共に、上
    記据付桟(4)(5)の特定のねじ孔(14)が上記取
    付孔(25)(26)から露出するように選ばれた固定
    位置において、取付ねじ(24)を上記取付孔(25)
    (26)に通して上記特定のねじ孔(14)に螺合する
    ことによって上記据付桟(4)(5)に固定される据付
    板(3)と、上記据付板(3)に取り付けられる室内機
    本体(2)とを備えることを特徴とする空気調和装置の
    壁掛形室内機。
  3. 【請求項3】 上記取付孔(25)(26)は、垂直方
    向に延びて形成された長孔であり、上記据付板(3)を
    固定する際に、垂直方向の位置の調整ができるように構
    成されていることを特徴とする請求項2の空気調和装置
    の壁掛形室内機。
  4. 【請求項4】 上記据付板(3)は、その水平方向長さ
    のほぼ中央であって、上記取付孔(25)の配列線(L
    1)上に穿設されると共に、その両側に隣接する取付孔
    (25b)(25c)とのピッチ(W5)(W6)が共
    に上記ねじ孔(14)の配列ピッチ(W1)のほぼ整数
    倍に選ばれている中央孔(27)を有し、上記据付板
    (3)を上記据付桟(4)(5)に固定する際に、取付
    ねじを上記中央孔(27)に通して上記ねじ孔(14)
    に螺合して仮止めして水平方向の傾きの調整ができるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2または請
    求項3の空気調和装置の壁掛形室内機。
  5. 【請求項5】 上記中央孔(27)は、仮止めに用いる
    上記取付ねじの軸部が嵌入する切欠き部分(31)が上
    側に形成されただるま孔であり、上記据付板(3)の水
    平方向の傾きの調整を行う際に、取付ねじの軸部を上記
    切欠き部分(31)に嵌入させることによって据付板
    (3)の水平方向の位置ずれを防止できるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項4の空気調和装置の壁
    掛形室内機。
  6. 【請求項6】 上記据付板(3)は、上記ねじ孔(1
    4)の配列ピッチ(W1)のほぼ整数倍のピッチで垂直
    方向に沿って一列に配列された複数の第2の取付孔(2
    8)(29)を有し、上記据付桟(4)(5)を上記所
    定の据付場所(6)に長手方向が垂直方向に延びて配置
    するときは、上記据付桟(4)(5)の特定のねじ孔
    (14)が上記第2の取付孔(28)(29)から露出
    するように選ばれた固定位置において、取付ねじを上記
    第2の取付孔(28)(29)に通して上記特定のねじ
    孔(14)に螺合することによって上記据付桟(4)
    (5)に固定できるように構成されていることを特徴と
    する請求項2〜請求項5のいずれかの空気調和装置の壁
    掛形室内機。
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