JPH10232030A - 建物の空調装置 - Google Patents

建物の空調装置

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JPH10232030A
JPH10232030A JP3482797A JP3482797A JPH10232030A JP H10232030 A JPH10232030 A JP H10232030A JP 3482797 A JP3482797 A JP 3482797A JP 3482797 A JP3482797 A JP 3482797A JP H10232030 A JPH10232030 A JP H10232030A
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damper
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外気温度環境変化に伴う切換操作が不要である
とともに省エネルギー化が図れる建物の空調装置を提供
すること。 【解決手段】外壁部分4の日射吸収部5と輻射断熱部6
との間に通気層7を上下に形成し、この通気層7に開口
する開口部分10Aを有し、かつ、開口部分10Aから通気層
7内の空気を建物内部に取り込む空気取込手段11を設け
る。空気取込手段11の開口部分10Aを開閉する第1ダン
パ12と、通気層7の下端部を開閉する第2ダンパ13とを
それぞれ設ける。第1ダンパ12は第1設定温度以上で空
気取込手段11の開口部分10Aを閉塞し、第1設定温度未
満で空気取込手段11の開口部分10Aを開放する。第2ダ
ンパ13は第1設定温度より低い第2設定温度以上で通気
層7の下端部を開放し、第2設定温度未満で通気層7の
下端部を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外気を外壁部分に取
り込んで建物の空気調和を行う建物の空調装置に関する
ものである。
【0002】
【背景技術】外気温度にかかわらず、居室空間を快適温
度に保つために、居室空間をストーブ、クーラー、エア
コン等の種々の電化製品で冷暖房することが行われてい
る。また、これらの電化製品を使用するまでもなく、窓
を開閉したり、壁に設けられたガラリを開閉して室内の
温度調節が簡易に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建物の居室空間を冷暖
房するために電化製品を使用すると、電気、石油等のエ
ネルギーが必要とされるため、光熱費がかかるという問
題点がある。しかも、電化製品を使用すると、外気の温
度環境変化に合わせて装置を調整しなければならず、切
換操作が煩雑である。例えば、エアコンでは、夏の冷房
用と冬の暖房用との切換操作を行わなければならない。
【0004】また、窓やガラリを開閉して室内居室温度
を調整することは、光熱費がかからないという利点はあ
るものの、開閉操作が面倒であり、窓を開放したままに
すると、防犯上も問題がある。さらに、窓やガラリの周
辺の空気しか室内に取り込むことができないので、室内
居室空間の温度調整が十分に行えるとは限らない。
【0005】本発明の目的は、外気温度環境変化に伴う
切換操作が不要であるとともに省エネルギー化が図れる
建物の空調装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、建
物の外壁部分に外気を取り込む通気層を上下に形成し、
この通気層に外気を流通させ、あるいは、外気を空気取
込手段で建物内部に取り込むことにより前記目的を達成
しようとするものである。
【0007】具体的には本発明にかかる建物の空調装置
は、添付図面を参照して説明すると、建物の外壁部分4
を建物外部に対向した日射吸収部5と建物内部に対向し
た輻射断熱部6とを備えて構成し、これらの日射吸収部
4と輻射断熱部5との間に上下端部が開口された通気層
7を上下に延びるように形成し、この通気層7に一部が
開口するとともに、この開口部分10Aから前記通気層
7内の空気を建物内部に取り込む空気取込手段11を設
け、この空気取込手段11の開口部分10Aを開閉する
第1ダンパ13を設け、前記空気取込手段11の開口部
分10Aより下方において前記通気層7の下端部を開閉
する第2ダンパ13を設け、第1ダンパ12は第1設定
温度以上で前記空気取込手段11の開口部分10Aを閉
塞するとともに、第1設定温度未満で前記空気取込手段
11の開口部分10Aを開放し、第2ダンパ13は前記
第1設定温度より低い第2設定温度で前記通気層7の下
端部を開放するとともに第2設定温度未満で前記通気層
7の下端部を閉塞することを特徴とする。
【0008】このような構成の本発明では、日射熱は外
壁部分4の日射吸収部5を透過することになり、日射熱
は通気層7に伝達される。さらに、通気層7の熱は、輻
射断熱部6により建物内部に伝達されにくいため、通気
層7の内部に蓄積される。通気層7の内部温度が第1設
定温度(例えば、15℃)及び第2設定温度(例えば、
10℃)より高くなる場合、例えば、夏の場合では、第
1ダンパ12は空気取込手段11の開口部分10Aを閉
塞し、第2ダンパ13は通気層7の下端部を開放する。
すると、外壁部分4の下部近傍にある外気は通気層7の
下端から上端に抜けることになり、建物の外壁部分4の
輻射断熱部6の近傍に蓄えられる熱は通気層7を下から
上に上昇する外気の対流現象により奪われる。そのた
め、建物内部に外部から内部へ熱が伝わることが少な
い。
【0009】これに対して、通気層7の内部温度が第1
設定温度(例えば、15℃)より低く、第2設定温度
(例えば、10℃)より高くなる場合、例えば、冬の晴
れの場合では、第1ダンパ12は空気取込手段11の開
口部分10Aを開放し、第2ダンパ13は通気層7の下
端部を開放する。すると、外壁部分4の下部近傍にある
外気は、通気層7の下端から空気取込手段11の開口部
分10Aまで上昇し、さらに、この開口部分10Aから
空気取込手段11に取り込まれ、その熱が建物の居室空
間に暖房用として利用される。
【0010】また、通気層7の内部温度が第1設定温度
(例えば、15℃)及び第2設定温度(例えば、10
℃)より低い場合、例えば、冬で日射がない場合では、
第1ダンパ12は空気取込手段11の開口部分10Aを
開放し、第2ダンパ13は通気層7の下端部を閉塞す
る。すると、外壁部分4の下部近傍にある外気は通気層
7に入り込むことができないが、外壁部分3の上部近傍
にある比較的暖かい外気は、通気層7の上端が開口され
ているため、通気層7を介して空気取込手段11の開口
部分10Aに達する。この暖かい外気の熱が建物の室内
居室空間に暖房用として利用される。
【0011】従って、本発明では、夏、冬の晴れ間、あ
るいは、冬で日射がない場合等の外気温度環境の変化に
かかわらず、第1及び第2ダンパ12,13が温度を検
知して自動的に開閉操作されるので、装置の切換操作が
不要となる。しかも、通気層7内を流通する外気を有効
に利用しているため、省エネルギー化が図れる。特に、
本発明では、建物を高断熱高気密建物とすれば、省エネ
ルギー化を一層向上させることができて冷暖房で使用さ
れる光熱費を低くすることができる。
【0012】ここで、本発明では、前記第1ダンパ12
及び第2ダンパ13は、それぞれ弁本体14,16と、
この弁本体14,16を所定の温度以上の時に作動する
駆動機構15とを備え、この駆動機構15は所定温度以
上で膨張する作動液体を収納した温度検知部24と、こ
の作動流体の膨張に伴って前進するピストン22とを有
する構成でもよい。この構成では、電気を利用すること
なく第1及び第2ダンパ12,13を作動させることが
できるから、省エネルギー化が一層図れるだけでなく、
電気系統のメンテナンスが不要とされる。さらに、停電
等、電気が供給されない場合でも空調装置を作動させる
ことができる。
【0013】また、本発明では、前記空気取込手段11
は、熱交換装置9と、この熱交換装置9に基端が接続さ
れるとともに途中に前記開口部分10Aが形成されたダ
クト10とを備えた構成でもよい。この構成では、熱交
換装置9で取り出した外気の熱を給湯等の熱源として広
範囲に利用できる。しかも、前記ダクト10は、その先
端部分が床下空間2Cに開口されている構成でもよい。
この構成では、夏において、比較的冷たい床下空間2C
の空気を熱交換装置9を介して取り出し、この冷たい空
気を冷房として利用することができる。また、冬におい
ても、比較的暖かい床下空間2Cの空気を熱交換装置9
を介して取り出し、この暖かい空気を暖房として利用す
ることができる。
【0014】さらに、前記ダクト10は、前記熱交換装
置9に連通するダクト本管10Bと、このダクト本管1
0Bから分岐され居室空間に連通されるダクト分岐管1
0Cと、前記ダクト本管10Bに流通する空気と前記ダ
クト分岐管10Cに流通する空気とを切り換える切換ダ
ンパ10Dとを備えて構成されてもよい。この構成で
は、切換ダンパ10Dを切換操作することにより、通気
層7内の自然の空気又は床下空間2Cの自然の空気を居
室空間に直接取り込むことができるから、熱交換装置9
による熱ロスなしに居室の冷暖房が可能となる。
【0015】また、前記熱交換装置9は小屋裏空間3A
に収納され、前記ダクト10は前記熱交換装置9の横に
延びて配置された構成でもよい。この構成では、通気層
7の下端からダクト10に形成された開口部分10Aと
の間の距離を長くできるため、通気層7内を上昇する空
気は十分に暖められた後にダクト10の開口部分10A
に到達することになり、外気の熱を十分に取り込むこと
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。ここで、各実施形態中、同
一構成要素は同一符号を付して説明を省略する。図1か
ら図3には本発明の第1実施形態が示されている。図1
は第1実施形態の空調装置が用いられた建物の一部を示
す断面図である。
【0017】図1において、建物は基礎1の上に2階建
ての建物本体2が配置され、この建物本体2の上に屋根
3が配置された高断熱高気密住宅である。建物本体2
は、その外壁部分4が建物外部に対向した日射吸収部5
と建物内部に対向した輻射断熱部6とを備えて構成され
ており、これらの日射吸収部5と輻射断熱部6との間に
通気層7が上下に延びて形成されている。なお、図1で
は、建物の2階部分に窓8が形成されているが、この窓
8を避けて通気層7が設けられている。
【0018】日射吸収部5は日射熱を透過する性質を有
するとともに、その表面温度は最高70℃まで到達する
こともあるので、耐熱性を有する材質、例えば、ガラ
ス、あるいは、一般の窯業系サイディング材から構成さ
れる。輻射断熱部6は、通気層7から建物内部への熱の
伝達を少なくする材質、例えば、アルミ箔又は白色系の
防水紙から構成される。通気層7は、その上端部が屋根
3の軒先に開口され、その下端部が基礎1の近傍に開口
されている。
【0019】建物本体2の1階の天井部分と2階の床下
部分との間の空間2Aには熱交換装置9が配置され、こ
の熱交換装置9にはダクト10の基端が接続されてい
る。ダクト10は水平方向に延びて配置されており、そ
の途中に通気層7に連通する開口部分10Aが形成さ
れ、その先端部が外壁部分4を貫通して建物外部に開口
されている。ダクト10には、建物外部の空気を直接熱
交換装置9に送る流路と通気層7の空気を熱交換装置9
に送る流路とを切り換える図示しないバルブが設けられ
ている。
【0020】ここで、熱交換装置9は、温度、湿度等が
調和された空気を建物内部の室内空間に供給するセント
ラルエアコンの一部を構成するものであり、この熱交換
装置9と、この熱交換装置9に基端が接続されたダクト
10とを備えて通気層7内の空気を建物内部に取り込む
空気取込手段11が構成されている。この空気取込手段
11の開口部分10Aを開閉する第1ダンパ12と、空
気取込手段11の開口部分10Aより下方において通気
層7の下端部を開閉する第2ダンパ13とが外壁部分4
にそれぞれ設けられている。
【0021】第1ダンパ12は第1設定温度(例えば、
15℃)以上で空気取込手段11の開口部分10Aを閉
塞するとともに、第1設定温度未満で空気取込手段11
の開口部分10Aを開放するものであり、第2ダンパ1
3は第1設定温度より低い第2設定温度(例えば、10
℃)で通気層7の下端部を開放するとともに第2設定温
度未満で通気層7の下端部を閉塞するものである。
【0022】第1ダンパ12は、ダクト10に一端部が
回動自在に支持され開口部分10Aを開閉可能とした弁
本体14と、この弁本体14を第1設定温度以上の時に
作動する駆動機構15とを備えた構成である。第2ダン
パ13は通気層7の下端部を開閉可能とした弁本体16
と、この弁本体16を第2設定温度以上の時に作動する
駆動機構15とを備えた構成である。
【0023】第2ダンパ13の詳細な構成が図2に示さ
れている。図2において、弁本体16は、外壁部分4に
図示しないフレームを介して中央部分が回動可能に支持
されており、その回動中心と同芯上に円盤17が固定さ
れている。駆動機構15は、外壁部分4に固定された支
持基台18と、この支持基台18に取り付けられた断面
コ字型のフレーム19と、このフレーム19に取り付け
られ円盤17を介して弁本体16を回動操作するシリン
ダ装置20とを備えている。
【0024】このシリンダ装置20は、ケーシング21
と、このケーシング21の内部に進退自在に収納され先
端が円盤17の周縁に回動自在に支持された作動ピスト
ン22と、この作動ピストン22の基端部側に配置され
たラバーピストン23と、第2設定温度以上の時にピス
トン22,23を前進させ第2設定温度未満の時にピス
トン22,23を後退させる温度検知部24と、この温
度検知部24とラバーピストン23との間に収納された
半流動体25とを備えた構成である。
【0025】温度検知部24は、作動液体としてのワッ
クスがワックスケース26に収納され、このワックスが
第2設定温度以上となった時に膨張し、その力がダイヤ
フラム27及び半流動体25を介してピストン22,2
3に伝達される構造である。なお、第1ダンパ12の駆
動機構15は第2ダンパ13の駆動機構15と基本的な
構成が同じであるが、作動ピストン22が作動する温度
が第1設定温度である点で第2ダンパ13の駆動機構1
5と相違する。ここで、第1実施形態では、温度検知部
24ので検知する第1設定温度及び第2設定温度を適宜
変更することができるものであり、第1設定温度及び第
2設定温度を変えるには、ワックスケース26に収納さ
れるワックスを変えることにより行える。
【0026】次に、第1実施形態の作用を図3に基づい
て説明する。建物に照らされる日射は外壁部分4の日射
吸収部5を透過することになり、日射の熱は通気層7に
伝達される。ここで、通気層7の内部温度が第1設定温
度(15℃)及び第2設定温度(10℃)より高くなる
場合、例えば、夏の場合では、空気取込手段11の開口
部分10Aの近傍に設けられた第1ダンパ12が開口部
分10Aを閉塞し、第2ダンパ13が通気層7の下端部
を開放する。
【0027】つまり、第2ダンパ13では、温度検知部
24の作動液体であるワックスが高温に伴って膨張し、
ダイヤフラム27を介して半流動体25に圧力を付与す
る。すると、半流動体25はラバーピストン23を介し
て作動ピストン22を前進させ、この作動ピストン22
の前進に伴って円盤17及弁本体16が回動され、弁本
体16が通気層7を開放することになる(図2実線参
照)。
【0028】また、第2ダンパ13より上方に位置する
第1ダンパ12では、第2ダンパ13と同様に、温度検
知部24のワックスが高温に伴って膨張するとともに、
作動ピストン12が前進し、作動ピストン12が弁本体
14で開口部分10Aを閉塞する。すると、図3(A)
に示されるとおり、外壁部分4の下部近傍にある外気は
矢印Pで示される通り、通気層7の下端から入り込み、
通気層7を上昇するとともに、上端に抜けることにな
り、建物の外壁部分4の輻射断熱部6の近傍に蓄えられ
る熱は通気層7を上昇する空気の対流現象により奪われ
る。
【0029】これに対して、通気層7の内部温度が第1
設定温度(15℃)より低く、第2設定温度(10℃)
より高くなる場合、例えば、冬の晴れの場合では、第1
ダンパ12は空気取込手段11の開口部分10Aを開放
し、第2ダンパは通気層の下端部を開放する。つまり、
第2ダンパ13は、前述と同様に、作動ピストン12が
前進して通気層7の下端部を開放した状態であるが、第
1ダンパ12は、通気層7の温度が第1設定温度より低
いため、温度検知部24のワックスが収縮し、ダイヤフ
ラム27を介して半流動体25に負圧が付与される。こ
の半流動体25はラバーピストン23を介して作動ピス
トン22を後退させ、この作動ピストン22の後退に伴
って弁本体14で開口部分10Aを開放する。
【0030】すると、図3(B)に示される通り、外壁
部分4の下部近傍にある外気は、矢印Pに示される通
り、通気層7の下端から取り込まれて空気取込手段11
の開口部分10Aまで上昇し、さらに、この開口部分1
0Aから空気取込手段11のダクト10を通って熱交換
装置9に送り込まれる。この熱交換装置9で外気の熱が
建物の居室空間に暖房用として利用される。
【0031】また、通気層7の内部温度が第1設定温度
(15℃)及び第2設定温度(10℃)より低い場合、
例えば、冬で日射がない場合では、第1ダンパ12は空
気取込手段11の開口部分10Aを開放し、第2ダンパ
13は通気層7の下端部を閉塞する。つまり、第2ダン
パ13は、通気層7の温度が第2設定温度より低いた
め、温度検知部24のワックスが収縮し、ダイヤフラム
27を介して半流動体25に負圧が付与される。この半
流動体25はラバーピストン23を介して作動ピストン
22を後退させ、この作動ピストン22の後退に伴って
円盤17及び弁本体16が回動され、弁本体16が通気
層7を閉塞することになる(図2想像線参照)。さら
に、第1ダンパ12は、前述と同様に、通気層7の温度
が第1設定温度より低いため、温度検知部24のワック
スが収縮し、作動ピストン22の後退に伴って弁本体1
4で開口部分10Aを開放する。
【0032】すると、図3(C)に示される通り、外壁
部分4の下部近傍にある外気は通気層7に入り込むこと
ができないが、外壁部分4の上部近傍にある比較的暖か
い外気は、通気層7の上端が開口されているため、矢印
Pで示される通り、その熱が通気層7を介して空気取込
手段11の開口部分10Aの空気に伝達される。この暖
かい空気は、この開口部分10Aから空気取込手段11
のダクト10を通って熱交換装置9に送り込まれ、その
熱が熱交換装置9で暖房用として利用される。
【0033】従って、第1実施形態では、建物外部に
対向した日射吸収部5と建物内部に対向した輻射断熱部
6との間に上下端部が開口された通気層7を上下に延び
るように形成し、この通気層7に一部が開口するととも
に、この開口部分10Aから通気層7内の空気を建物内
部に取り込む空気取込手段11を設け、この空気取込手
段10の開口部分10Aを開閉する第1ダンパ12を設
け、空気取込手段11の開口部分10Aより下方におい
て通気層7の下端部を開閉する第2ダンパ13を設け、
第1ダンパ12は第1設定温度以上で空気取込手段11
の開口部分10Aを閉塞するとともに、第1設定温度未
満で前記空気取込手段11の開口部分10Aを開放し、
第2ダンパ13は第1設定温度より低い第2設定温度で
通気層7の下端部を開放するとともに第2設定温度未満
で通気層7の下端部を閉塞する構成としたから、夏、冬
の晴れ間、あるいは、冬で日射がない場合等の外気温度
環境の変化にかかわらず、第1及び第2ダンパ12,1
3が温度を検知して自動的に開閉操作されるので、装置
の切換操作が不要となり、しかも、通気層7内を流通す
る外気を有効に利用しているため、省エネルギー化が図
れる。特に、第1実施形態では、建物を高断熱高気密建
物としたから、省エネルギー化を効果的に達成すること
ができ、冷暖房で使用される光熱費を低くすることがで
きる。
【0034】また、第1実施形態では、第1ダンパ1
2及び第2ダンパ13は、それぞれ弁本体14,16
と、この弁本体14,16を所定の温度以上の時に作動
する駆動機構15とを備え、この駆動機構15は所定温
度以上で膨張する作動液体(ワックス)を収納した温度
検知部24と、この作動流体の膨張に伴って前進するピ
ストン22とを有する構成としたから、電気を利用する
ことなく第1及び第2ダンパ12,13を作動させるこ
とができるので、省エネルギー化が一層図れるだけでな
く、電気系統のメンテナンスが不要とされる。従って、
停電等、電気が供給されない場合でも空調装置を作動す
ることができる。
【0035】さらに、第1実施形態では、空気取込手
段11は、熱交換装置9と、この熱交換装置9に基端が
接続されるとともに途中に開口部分10Aが形成された
ダクト10とを備えた構成であるから、熱交換装置9で
取り出した外気の熱を暖房用あるいは給湯等の熱源とし
て広範囲に利用できる。また、ダクト10には、建物
外部の空気を直接熱交換装置9に送る流路と通気層7の
空気を熱交換装置9に送る流路とを切り換えるバルブが
設けられているから、夏において、開口部分10Aが閉
塞されている状態でも、外気の熱をダクト10を通して
熱交換装置9で吸収することができるから、その吸収し
た熱を給湯等として利用することができる。
【0036】次に、本発明の第2実施形態を図4に基づ
いて説明する。第2実施形態は空気取込手段11の配置
位置が第1実施形態と相違するもので、他の構成は第1
実施形態と同じである。第2実施形態の全体構成を示す
図4において、熱交換装置9は小屋裏空間3Aに収納さ
れ、ダクト10は熱交換装置9の横に延びて配置されて
いる。
【0037】ダクト10には通気層7に露出する部分に
開口部分10Aが形成され、この開口部分10Aの近傍
に第1ダンパ12が設けられている。第1実施形態と同
様に通気層7の下端部に第2ダンパ13が設けられてい
る。これらのダンパ12,13は建物の2階分の高さ離
れて配置されている。
【0038】従って、第2実施形態では、第1実施形
態の〜の作用効果を奏することができる他に、熱交
換装置9を小屋裏空間3Aに収納し、ダクト10を熱交
換装置9の横に延びて配置したから、通気層7の下端か
らダクト10に形成された開口部分10Aとの間の距離
を長くすることができる。そのため、通気層7内を上昇
する空気は十分に暖められた後にダクト10の開口部分
10Aに到達することになり、外気の熱を十分に利用す
ることができる。特に、冬では、外気の温度が低いが、
通気層7が十分の長さを有するため、通気層7を通る空
気を十分に暖めて熱源として十分に利用することができ
る。
【0039】次に、本発明の第3実施形態を図5に基づ
いて説明する。第3実施形態は通気層7の長さを短くす
るとともに、空気取込手段11のダクト10の先端開口
位置が第1実施形態と相違するもので、他の構成は第1
実施形態と同じである。第3実施形態の全体構成を示す
図5において、1階部分の外壁部分4は日射吸収部5と
輻射断熱部6とを備えて構成されている。
【0040】これらのは日射吸収部5と輻射断熱部6と
の間に上端部が1階部分の上方空間に開口され、下端部
が基礎1の近傍に開口された通気層7が上下に延びるよ
うに形成されている。第3実施形態では、第2ダンパ1
3は通気層7の下端部において、基礎1の側面に固定さ
れている。
【0041】ダクト10は、通気層7の内部に配置する
ために途中から直角に折れ曲がって真下に延びて形成さ
れ、基礎1の近傍において再度折れ曲がり、その先端部
分が床下空間2Cに開口されている。ダクト10の上下
に延びた部分の上方に開口部分10Aが形成され、この
開口部分10Aを開閉する第1ダンパ12はダクト10
に取り付けられている。
【0042】従って、第3実施形態では、第1実施形態
の〜の作用効果を奏することができる他に、ダク
ト10は、その先端部分が床下空間2Cに開口されてい
るから、夏において、比較的冷たい床下空間2Cの空気
を熱交換装置9を介して取り出し、この冷たい空気を冷
房として利用することができる。さらに、冬において
も、比較的暖かい床下空間2Cの空気を熱交換装置9を
介して取り出し、この暖かい空気を暖房として利用する
ことができる。
【0043】次に、本発明の第4実施形態を図6に基づ
いて説明する。第4実施形態は通気層7の長さを短くす
るとともに、空気取込手段11の構造が第1実施形態と
相違するもので、他の構成は第1実施形態と同じであ
る。第4実施形態の全体構成を示す図6において、ダク
ト10は、熱交換装置9に連通するダクト本管10B
と、このダクト本管10Bから分岐され図示しない室内
居室空間に連通されるダクト分岐管10Cと、ダクト本
管10Bに流通する空気とダクト分岐管10Cに流通す
る空気とを切り換える切換ダンパ10Dとを備えて構成
されている。
【0044】ダクト本管10Bは第3実施形態のダクト
10と同じ構造である。つまり、ダクト本管10Bは、
通気層7の内部に配置するために直角に折れ曲がって真
下に延びて形成され、基礎1の近傍において再度折れ曲
がり、その先端部分が床下空間2Cに開口されている。
ダクト本管10Bの上下に延びた部分の上方に開口部分
10Aが形成され、この開口部分10Aを開閉する第1
ダンパ12はダクト本管10Bに取り付けられている。
第4実施形態では、第3実施形態と同様に、第2ダンパ
13は通気層7の下端部において、基礎1の側面に固定
されている。
【0045】従って、第4実施形態では、第1実施形態
の〜及び第3実施形態のの作用効果を奏すること
ができる他に、ダクト10を、熱交換装置9に連通す
るダクト本管10Bと、このダクト本管10Bから分岐
され室内居室空間に連通されるダクト分岐管10Cと、
ダクト本管10Bに流通する空気とダクト分岐管10C
に流通する空気とを切り換える切換ダンパ10Dとを備
えて構成したから、切換ダンパ10Dを切換操作するこ
とにより、通気層7内の自然の空気又は床下空間2Cの
自然の空気を室内居室空間に直接取り込むことができる
ので、通気層7内の空気の熱をロスをなくして有効に利
用することができる。
【0046】なお、本発明は前述の各実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で
あれば次に示す変形例を含むものである。例えば、前記
各実施の形態では、第1ダンパ12及び第2ダンパ13
は、弁本体14,16と、この弁本体14,16を所定
の温度以上の時に作動する駆動機構15とを備え、この
駆動機構15は所定温度以上で膨張する作動液体(ワッ
クス)を収納した温度検知部24と、この作動流体の膨
張に伴って前進するピストン22とを有する構成とした
が、本発明では、各ダンパ12,13に温度センサを設
け、この温度センサで所定温度を検知した際にピストン
22を進退させる電気モータを備えた駆動装置であって
もよい。
【0047】さらに、本発明では、空気取込手段11か
ら熱交換装置9を排して通気層7内の自然の空気を室内
居室に取り入れる構造でもよい。また、本発明の空調装
置は1階建て、又は3階建て以上の建物にも適用するこ
とができる。さらに、本発明で適用される空調装置は、
高断熱高気密住宅であるこを必ずしも要しない。
【0048】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、建物の外
壁部分を建物外部に対向した日射吸収部と建物内部に対
向した輻射断熱部とを備えて構成し、これらの日射吸収
部と輻射断熱部との間に上下端部が開口された通気層を
上下に延びるように形成し、この通気層に一部が開口す
るとともに、この開口部分から通気層内の空気を建物内
部に取り込む空気取込手段を設け、この空気取込手段の
開口部分を開閉する第1ダンパを設け、空気取込手段の
開口部分より下方において通気層の下端部を開閉する第
2ダンパを設け、第1ダンパは第1設定温度以上で空気
取込手段の開口部分を閉塞するとともに、第1設定温度
未満で前記空気取込手段の開口部分を開放し、第2ダン
パは第1設定温度より低い第2設定温度で通気層の下端
部を開放するとともに第2設定温度未満で通気層の下端
部を閉塞する構成としたから、夏、冬の晴れ間、あるい
は、冬で日射がない場合等の外気温度環境の変化にかか
わらず、第1及び第2ダンパが温度を検知して自動的に
開閉操作されるので、装置の切換操作が不要となる。し
かも、通気層内を流通する外気を有効に利用しているた
め、省エネルギー化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る空調装置が適用さ
れた建物の一部を示す断面図である。
【図2】第2ダンパの詳細な構成を示す一部を破断した
側面図である。
【図3】第1実施形態の作用を説明する概略図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る空調装置が適用さ
れた建物の一部を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る空調装置が適用さ
れた建物の一部を示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る空調装置が適用さ
れた建物の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
2 建物本体 2C 床下空間 3A 小屋裏空間 4 外壁部分 5 日射吸収部 6 輻射断熱部 7 通気層 9 熱交換装置 10 ダクト 10A 開口部分 10B ダクト本管 10C ダクト分岐管 11 空気取込手段 12 第1ダンパ 13 第2ダンパ 14,16 弁本体 15 駆動機構 22 ピストン 24 温度検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24F 13/14 F24F 13/14 F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の外壁部分を建物外部に対向した日射
    吸収部と建物内部に対向した輻射断熱部とを備えて構成
    し、これらの日射吸収部と輻射断熱部との間に上下端部
    が開口された通気層を上下に延びるように形成し、この
    通気層に一部が開口するとともに、この開口部分から前
    記通気層内の空気を建物内部に取り込む空気取込手段を
    設け、この空気取込手段の開口部分を開閉する第1ダン
    パを設け、前記空気取込手段の開口部分より下方におい
    て前記通気層の下端部を開閉する第2ダンパを設け、第
    1ダンパは第1設定温度以上で前記空気取込手段の開口
    部分を閉塞するとともに、第1設定温度未満で前記空気
    取込手段の開口部分を開放し、第2ダンパは前記第1設
    定温度より低い第2設定温度で前記通気層の下端部を開
    放するとともに第2設定温度未満で前記通気層の下端部
    を閉塞することを特徴とする建物の空調装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建物の空調装置において、
    前記第1ダンパ及び第2ダンパは、それぞれ弁本体と、
    この弁本体を所定の温度以上の時に作動する駆動機構と
    を備え、この駆動機構は所定温度以上で膨張する作動液
    体を収納した温度検知部と、この作動流体の膨張に伴っ
    て前進するピストンとを有することを特徴とする建物の
    空調装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の建物の空調装置に
    おいて、前記空気取込手段は熱交換装置と、この熱交換
    装置に基端が接続されるとともに途中に前記開口部分が
    形成されたダクトとを備えたことを特徴する建物の空調
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の建物の空調装置において、
    前記ダクトは、その先端部分が床下空間に開口されてい
    ることを特徴とする建物の空調装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4に記載された建物の空調装
    置において、前記ダクトは、前記熱交換装置に連通する
    ダクト本管と、このダクト本管から分岐され居室空間に
    連通されるダクト分岐管と、前記ダクト本管に流通する
    空気と前記ダクト分岐管に流通する空気とを切り換える
    切換ダンパとを備えて構成されていることを特徴とする
    建物の空調装置。
  6. 【請求項6】請求項3から5のいずれかに記載された建
    物の空調装置において、前記熱交換装置は小屋裏空間に
    収納され、前記ダクトは前記熱交換装置の横に延びて配
    置されていることを特徴とする建物の空調装置。
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