JPH10231112A - メタルシリコン又はシリコン化合物の変成方法及び変成物 - Google Patents
メタルシリコン又はシリコン化合物の変成方法及び変成物Info
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- JPH10231112A JPH10231112A JP9037913A JP3791397A JPH10231112A JP H10231112 A JPH10231112 A JP H10231112A JP 9037913 A JP9037913 A JP 9037913A JP 3791397 A JP3791397 A JP 3791397A JP H10231112 A JPH10231112 A JP H10231112A
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- silicon
- metallic silicon
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- metallic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メタルシリコン又はシリコン化合物の変成方
法及び変成物を提供すること。 【解決手段】 工業用メタルシリコン（Ｓｉ：98％以
上) を、マイナスイオン化された石英坩堝に所定時間
（５〜10分）投入しておくことにより、これをマイナス
イオン化する。その後、有酸素雰囲気の電気炉で所定時
間加熱する。通常のメタルシリコンは、1400℃で焼成し
ても溶解するのみで変色はしないが、このようにして得
られたメタルシリコンの変成物は、通常のメタルシリコ
ンとは異なる色を呈し、物性が変化している。
法及び変成物を提供すること。 【解決手段】 工業用メタルシリコン（Ｓｉ：98％以
上) を、マイナスイオン化された石英坩堝に所定時間
（５〜10分）投入しておくことにより、これをマイナス
イオン化する。その後、有酸素雰囲気の電気炉で所定時
間加熱する。通常のメタルシリコンは、1400℃で焼成し
ても溶解するのみで変色はしないが、このようにして得
られたメタルシリコンの変成物は、通常のメタルシリコ
ンとは異なる色を呈し、物性が変化している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルシリコン又
はシリコン化合物の変成方法及び変成物に関する。
はシリコン化合物の変成方法及び変成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ケイ素
は、地表岩石の４分の１を閉める元素であり、二酸化ケ
イ素，ケイ酸塩として存在している。近年では半導体，
合金，シリコーン高分子材料として益々需要が高まって
いる。工業的にケイ素を得るには、ＳｉＯ2 含有量が約
95％のケイ石，ケイ砂にコークスを混ぜ、約1900℃の開
放式アーク炉で還元している。このようにして得られた
ケイ素は、純度が97％以上であり、メタルシリコンと呼
ばれている。半導体材料として使用する場合はさらに純
度を高めて使用している。
は、地表岩石の４分の１を閉める元素であり、二酸化ケ
イ素，ケイ酸塩として存在している。近年では半導体，
合金，シリコーン高分子材料として益々需要が高まって
いる。工業的にケイ素を得るには、ＳｉＯ2 含有量が約
95％のケイ石，ケイ砂にコークスを混ぜ、約1900℃の開
放式アーク炉で還元している。このようにして得られた
ケイ素は、純度が97％以上であり、メタルシリコンと呼
ばれている。半導体材料として使用する場合はさらに純
度を高めて使用している。
【０００３】ケイ素は、結晶形のものは暗黒青色を呈
し、モース硬度７，融点は1414℃であり、物性は非常に
安定している。典型的な半導体であり、 III族の元素、
例えばＡｌを加えると電子受容体の孔が形成され、伝導
度は数十倍になりｐ型半導体となる。またＶ族の元素を
加えると電子供与体のｎ型半導体となる。化学的には安
定で常温ではフッ化水素以外とは反応し難い。300 ℃以
上でハロゲン，ハロゲン化水素と反応し始め、1000℃で
は窒素，炭素と反応して窒化ケイ素，炭化ケイ素を生成
する。しかしながら、空気中での加熱では溶解するのみ
で、変色はしない。
し、モース硬度７，融点は1414℃であり、物性は非常に
安定している。典型的な半導体であり、 III族の元素、
例えばＡｌを加えると電子受容体の孔が形成され、伝導
度は数十倍になりｐ型半導体となる。またＶ族の元素を
加えると電子供与体のｎ型半導体となる。化学的には安
定で常温ではフッ化水素以外とは反応し難い。300 ℃以
上でハロゲン，ハロゲン化水素と反応し始め、1000℃で
は窒素，炭素と反応して窒化ケイ素，炭化ケイ素を生成
する。しかしながら、空気中での加熱では溶解するのみ
で、変色はしない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載のメタルシ
リコンの変成方法は、メタルシリコンをマイナスイオン
化し、その後600 ℃以上で焼成することを特徴とする。
リコンの変成方法は、メタルシリコンをマイナスイオン
化し、その後600 ℃以上で焼成することを特徴とする。
【０００５】請求項２記載のメタルシリコンの変成物
は、マイナスイオン化されたメタルシリコンを600 ℃以
上で焼成してなることを特徴とする。
は、マイナスイオン化されたメタルシリコンを600 ℃以
上で焼成してなることを特徴とする。
【０００６】請求項３記載のシリコン化合物の変成方法
は、シリコン化合物をマイナスイオン化し、その後600
℃以上で焼成することを特徴とする。
は、シリコン化合物をマイナスイオン化し、その後600
℃以上で焼成することを特徴とする。
【０００７】請求項４記載のシリコン化合物の変成物
は、マイナスイオン化されたシリコン化合物を600 ℃以
上で焼成してなることを特徴とする。
は、マイナスイオン化されたシリコン化合物を600 ℃以
上で焼成してなることを特徴とする。
【０００８】
形態例１．工業用メタルシリコン（Ｓｉ：98％以上)
を、マイナスイオン化された石英坩堝に所定時間（５〜
10分）投入しておくことにより、これをマイナスイオン
化する。その後、有酸素雰囲気の電気炉で所定時間加熱
する。
を、マイナスイオン化された石英坩堝に所定時間（５〜
10分）投入しておくことにより、これをマイナスイオン
化する。その後、有酸素雰囲気の電気炉で所定時間加熱
する。
【０００９】通常のメタルシリコンは、1400℃で焼成し
ても溶解するのみで変色はしないが、このようにして得
られたメタルシリコンの変成物は、通常のメタルシリコ
ンとは異なる色を呈し、物性が変化していることが判っ
た。変色後の色は、焼成温度によって異なり、また同じ
焼成温度でも焼成場所の状態により異なる。また炉の種
類，大きさによっても異なる。
ても溶解するのみで変色はしないが、このようにして得
られたメタルシリコンの変成物は、通常のメタルシリコ
ンとは異なる色を呈し、物性が変化していることが判っ
た。変色後の色は、焼成温度によって異なり、また同じ
焼成温度でも焼成場所の状態により異なる。また炉の種
類，大きさによっても異なる。
【００１０】マイナスイオン化されたメタルシリコンか
らは、マイナスイオンが放出され、その周辺の正の静電
気を除去してマイナスイオン雰囲気とすることができ
る。またその殺菌作用によって、人間に有害な菌類，細
菌類が死滅せしめられる。悪臭もたちどころに消滅す
る。さらに静電気が除去されることにより、人体におい
ては、体が軽く感じられ、気が長くなる等、体力及び精
神面に効果が見られる。動植物に対しても効果が得ら
れ、活力，樹勢が増すという現象が現れる。さらに物質
に対しても効果がある。顕著な例では、ガソリン，軽油
等の燃料の供給経路、又は空気の供給経路をメタルシリ
コンで一部覆うことにより、燃料，空気が活性化され、
燃費が向上することが確認されている。また浄水作用、
土の活性化（土壌改良）作用等も得られることが判って
いる。
らは、マイナスイオンが放出され、その周辺の正の静電
気を除去してマイナスイオン雰囲気とすることができ
る。またその殺菌作用によって、人間に有害な菌類，細
菌類が死滅せしめられる。悪臭もたちどころに消滅す
る。さらに静電気が除去されることにより、人体におい
ては、体が軽く感じられ、気が長くなる等、体力及び精
神面に効果が見られる。動植物に対しても効果が得ら
れ、活力，樹勢が増すという現象が現れる。さらに物質
に対しても効果がある。顕著な例では、ガソリン，軽油
等の燃料の供給経路、又は空気の供給経路をメタルシリ
コンで一部覆うことにより、燃料，空気が活性化され、
燃費が向上することが確認されている。また浄水作用、
土の活性化（土壌改良）作用等も得られることが判って
いる。
【００１１】このような効果は、マイナスイオン化した
後、焼成することにより変色したメタルシリコンにおい
ても得られる。しかしながら、変色前のメタルシリコン
では、通常、人間が触れるとその効果は弱まり易いた
め、ガラス容器に入れて使用することが望ましいが、変
色後のメタルシリコンのマイナスイオン作用は人間が触
れてもその効果がほとんど減衰せず保持力が増している
ことが判明した。従ってガラス容器に入れることなく盛
り状にして置くだけでマイナスイオンによる効果が得ら
れる。
後、焼成することにより変色したメタルシリコンにおい
ても得られる。しかしながら、変色前のメタルシリコン
では、通常、人間が触れるとその効果は弱まり易いた
め、ガラス容器に入れて使用することが望ましいが、変
色後のメタルシリコンのマイナスイオン作用は人間が触
れてもその効果がほとんど減衰せず保持力が増している
ことが判明した。従ってガラス容器に入れることなく盛
り状にして置くだけでマイナスイオンによる効果が得ら
れる。
【００１２】形態例２．天然のケイ砂（主にＳｉＯ2 ）
を、マイナスイオン化された石英坩堝に所定時間（５〜
10分）投入しておくことにより、これをマイナスイオン
化する。その後、有酸素雰囲気の電気炉で所定時間加熱
する。
を、マイナスイオン化された石英坩堝に所定時間（５〜
10分）投入しておくことにより、これをマイナスイオン
化する。その後、有酸素雰囲気の電気炉で所定時間加熱
する。
【００１３】
実施例１．電気炉の温度を800 ℃に設定し、マイナスイ
オン化されたメタルシリコンを53分間焼成した後、蓋を
閉めた状態で50分放置した場合、金色をベースとした青
色に変色した。
オン化されたメタルシリコンを53分間焼成した後、蓋を
閉めた状態で50分放置した場合、金色をベースとした青
色に変色した。
【００１４】実施例２．電気炉の温度を900 ℃に設定
し、マイナスイオン化されたメタルシリコンを53分間焼
成した後、蓋を閉めた状態で50分放置した場合、金色を
ベースとした紫色に変色した。
し、マイナスイオン化されたメタルシリコンを53分間焼
成した後、蓋を閉めた状態で50分放置した場合、金色を
ベースとした紫色に変色した。
【００１５】実施例３．電気炉の温度を1000℃に設定
し、マイナスイオン化されたメタルシリコンを65分間焼
成した後、蓋を閉めた状態で60分放置した場合、金色を
ベースとした緑色に変色した。
し、マイナスイオン化されたメタルシリコンを65分間焼
成した後、蓋を閉めた状態で60分放置した場合、金色を
ベースとした緑色に変色した。
【００１６】実施例４．電気炉の温度を850 ℃に設定
し、マイナスイオン化された天然ケイ砂を50分間焼成し
た後、蓋を閉めた状態で50分放置した場合、乳白色から
ピンク色に変色した。
し、マイナスイオン化された天然ケイ砂を50分間焼成し
た後、蓋を閉めた状態で50分放置した場合、乳白色から
ピンク色に変色した。
【００１７】この天然ケイ砂を陶土に混合して種々の食
器，容器を作製する。例えば汁椀を作製してこの汁椀に
味噌汁を盛りつけた場合、又は鍋を作製してこの鍋で味
噌汁を作った場合、マイナスイオンにより味噌汁のうま
味成分が変成し、だしが効いた美味しい味噌汁に変化す
る。また瓶を作製してこの瓶に醤油を貯蔵しておくと、
マイナスイオンにより醤油のうま味成分が変成し短期間
でまろやかな味になる。さらに壺を作製しこの壺に水を
貯蔵しておくと、水は浄化され、美味しい水になる。
器，容器を作製する。例えば汁椀を作製してこの汁椀に
味噌汁を盛りつけた場合、又は鍋を作製してこの鍋で味
噌汁を作った場合、マイナスイオンにより味噌汁のうま
味成分が変成し、だしが効いた美味しい味噌汁に変化す
る。また瓶を作製してこの瓶に醤油を貯蔵しておくと、
マイナスイオンにより醤油のうま味成分が変成し短期間
でまろやかな味になる。さらに壺を作製しこの壺に水を
貯蔵しておくと、水は浄化され、美味しい水になる。
【００１８】またピンク色に変色した天然ケイ砂をゴミ
処理に使用すると、微生物による分解が活発に行われ、
短期間でゴミ処理を完了することができる。またこのと
き発せられる悪臭の程度は著しく低減された。
処理に使用すると、微生物による分解が活発に行われ、
短期間でゴミ処理を完了することができる。またこのと
き発せられる悪臭の程度は著しく低減された。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明は、メタルシリコン
又はシリコン化合物をマイナスイオン化した後、600 ℃
以上で約１時間焼成することにより、本来の色とは異な
る色を呈し、また物性が異なる物質が得られる等、本発
明は優れた効果を奏する。
又はシリコン化合物をマイナスイオン化した後、600 ℃
以上で約１時間焼成することにより、本来の色とは異な
る色を呈し、また物性が異なる物質が得られる等、本発
明は優れた効果を奏する。
Claims (4)
- 【請求項１】 メタルシリコンをマイナスイオン化し、
その後600 ℃以上で焼成することを特徴とするメタルシ
リコンの変成方法。 - 【請求項２】 マイナスイオン化されたメタルシリコン
を600 ℃以上で焼成してなることを特徴とするメタルシ
リコンの変成物。 - 【請求項３】 シリコン化合物をマイナスイオン化し、
その後600 ℃以上で焼成することを特徴とするシリコン
化合物の変成方法。 - 【請求項４】 マイナスイオン化されたシリコン化合物
を600 ℃以上で焼成してなることを特徴とするシリコン
化合物の変成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9037913A JPH10231112A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | メタルシリコン又はシリコン化合物の変成方法及び変成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9037913A JPH10231112A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | メタルシリコン又はシリコン化合物の変成方法及び変成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006248300A Division JP4657181B2 (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | メタルシリコンの着色方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10231112A true JPH10231112A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12510798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9037913A Pending JPH10231112A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | メタルシリコン又はシリコン化合物の変成方法及び変成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10231112A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001089842A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-03 | 邦明 ▲高▼松 | 静電気除去材及びその製造方法 |
| JP2001246389A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-11 | 邦明 ▲高▼松 | 浄水具及び浄水器 |
| JP2002177970A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-25 | Hukko:Kk | 貯水の浄化方法および浄化装置 |
| JP2002239015A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-27 | 邦明 ▲高▼松 | 静電気軽減除去具 |
| JP2007008811A (ja) * | 2006-09-13 | 2007-01-18 | 邦明 ▲高▼松 | メタルシリコンの着色方法 |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP9037913A patent/JPH10231112A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001089842A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-03 | 邦明 ▲高▼松 | 静電気除去材及びその製造方法 |
| JP2001246389A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-11 | 邦明 ▲高▼松 | 浄水具及び浄水器 |
| JP2002177970A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-25 | Hukko:Kk | 貯水の浄化方法および浄化装置 |
| JP2002239015A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-27 | 邦明 ▲高▼松 | 静電気軽減除去具 |
| JP4508442B2 (ja) * | 2001-02-20 | 2010-07-21 | 邦明 ▲高▼松 | 静電気軽減除去具 |
| JP2007008811A (ja) * | 2006-09-13 | 2007-01-18 | 邦明 ▲高▼松 | メタルシリコンの着色方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051228 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060602 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060822 |