JPH10230774A - 荷物運搬車両 - Google Patents

荷物運搬車両

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JPH10230774A
JPH10230774A JP5258797A JP5258797A JPH10230774A JP H10230774 A JPH10230774 A JP H10230774A JP 5258797 A JP5258797 A JP 5258797A JP 5258797 A JP5258797 A JP 5258797A JP H10230774 A JPH10230774 A JP H10230774A
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JP
Japan
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unit
luggage
storage room
shutter
luggage storage
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JP5258797A
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Tadao Shinohara
忠男 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの車両で積載する荷物の種類に対応して
平ボディータイプ、アオリタイプ、コンテナタイプ、キ
ャンピングカーあるいはアオリタイプとコンテナタイプ
の複合タイプに形態を変更でき、しかも荷物収納室の組
立てや折畳みを簡単に行うことができる荷物運搬車両を
提供する。 【解決手段】車両の荷台や台車等の荷物積載台上に、荷
物収納室の壁面を構成するシャッターを収納したトップ
ユニットと、荷物積載台上を移動可能な移動ユニットを
装着して、荷物収納室を組立て折畳み自在に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積載する荷物の種
類に対応させて、荷台を種々の形態に変更して使用する
ことのできるトラックやトレーラー等の荷物運搬車両に
関する。
【0002】
【従来の技術】トラックやトレーラー等の荷物運搬車両
には種々のタイプがあり、例えば平ボディータイプ、平
ボディーに側壁を取り付けたアオリタイプ、側部、後部
及び天井部を覆ったコンテナタイプ等があるが、これら
のタイプは1種類に固定されており、あるタイプの車両
を他のタイプの車両に変更して使用することはできな
い。
【0003】このため、積載する荷物の種類に適するタ
イプの車両を選択して使用しており、例えば形鋼、丸棒
等長尺物の鋼製品や木材等のように1個単位の大きさが
大きく、形状が確定している荷物は平ボディータイプを
使用し、スクラップや粉末状のものなど形状が不定形の
ものは上方からの出入れが可能でかつ荷物が脱落しない
ようなタイプとしてアオリタイプを使用し、また、比較
的小さな箱状のものを多数積載するには、フォークを使
用して側方からの出入れも可能なようにコンテナタイプ
のものを使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は使
用する車両のタイプが荷物の種類にあわせて決定されて
いるため、例えばA地点とB地点との間で種々の形態の
荷物の運搬が行われる場合で、形状が確定している大き
な荷物をA地点からB地点へ運搬する場合は平ボディー
タイプの車両を、また、形状が不安定な荷物をB地点か
らA地点へ運搬する場合はアオリタイプ又はコンテナタ
イプの車両をそれぞれ別個に使用することとなる。この
ため各種の車両を常時用意しておく必要があり、さら
に、それぞれの車両は帰路は空車両となるため、車両の
使用効率、輸送効率がよくなく、車両の運転手にとって
帰路は無駄な走行となる。
【0005】その一例としては、長尺物の鋼製品を荷台
に何個か並べて平ボディータイプの車両で搬送した場
合、これを降ろした後は大型の荷物がないと荷台は空の
ままで戻ってくることが多い。そして、このような輸送
効率の悪さは荷物のあるときにはできる限り多量の荷物
を積載するという、道路交通法違反の過積載を招いた
り、規定の労働時間を超えて運送作業するというような
事態を招くとともに、道路の混雑を悪化させる原因にも
なっている。
【0006】本発明者は、先にこのような不都合を解消
し、積載する荷物の種類に対応して平ボディータイプに
もアオリタイプにも、また、コンテナタイプにも現場で
自在に形態を変更でき、荷物の種類に対応させて各種の
車両を予め用意しておく必要がなく、また、空走行を極
力減らすことができて車両の使用効率、輸送効率を上げ
ることができ、さらに荷物の積み下ろしの作業性を向上
できる荷物運搬車両を発明し、特許出願をした。(特願
平8−102458号)本発明は先の発明をさらに改良
したものであり、荷物収納室の組立てや折畳みが容易で
簡単に形態を変更することができる荷物運搬車両を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような実情
に鑑みてなされたもので、車両の荷台や台車等の荷物積
載台(以下、まとめて「荷台」という)上に、荷物収納
室の壁面を構成するシャッターを収納したトップユニッ
トと、荷物積載台上を移動可能な移動ユニットを装着し
たことを特徴とするものである。本発明でシャッターと
は、軽金属、強化プラスチック、布地等で構成された巻
き取り、伸展可能な部材を意味する。すなわち、本発明
ではこのような構成をとることによって、車両の荷物収
納室を簡単に組立て折畳み自在とすることができるもの
であり、荷物収納室を必要としない場合には、移動ユニ
ットを折畳み荷台の前部に寄せることによって、荷物運
搬車両を平ボディータイプの車両として使用することが
できる。一方、移動ユニットを荷台後方に移動させて、
シャッター等の壁面を構成する部材と組み合わせて荷物
収納室を形成することによって、荷物運搬車両をコンテ
ナタイプの車両として使用することができる。また、ト
ップユニット及び移動ユニットを荷台から取りはずして
平ボディータイプの車両として使用することもできる。
【0008】また、本発明の別の形態としては、荷物収
納室の内側にアオリを装着し、荷物収納室を二重構造と
することによって、荷物運搬車両を平ボディータイプ、
コンテナタイプ、アオリタイプならびにコンテナタイプ
とアオリタイプの複合タイプの車両として使用可能とす
ることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明で、荷物運搬車両の荷台上に
移動ユニットを移動自在に装着するには、荷台上にガイ
ド部材を設けこのガイド部材と移動ユニットを係合させ
る。ガイド部材としては、レール、ラック、溝等が用い
られ、これらは通常は荷台の両端部に設置されるが、荷
台の中央部に設置してもよい。移動ユニットには、これ
らのガイド部材と係合する車輪、ベアリング等の転動体
や歯車等が設けられる。移動ユニットは任意数(0を含
む)の中間ユニットとエンドユニットからなり、各ユニ
ットは荷台の両側部に配置される二本の支柱と該支柱を
連結する梁から構成される。このユニットは二本の支柱
の上端部を一本の梁で連結して門型としてもよく、また
支柱を上下二本の梁で連結して口字形としてもよい。通
常は支柱下部には、ガイド部材と係合する車輪、ベアリ
ング、歯車等が設けられる。
【0010】荷台の前方(運転席側)には荷物収納室の
壁面を構成するシャッターを収納したトップユニットが
設置されるが、このトップユニットは荷台前方に固定し
たものとしてもよく、また移動可能として移動ユニット
とともに荷台から完全に取りはずすことができるように
してもよい。これらのユニットの移動は手動により行う
ことができ、またモーター等の動力源により自動的に移
動させる構成とすることもできる。荷物収納室は、その
全壁面をシャッターで構成することができ、また天井部
あるいは側壁部のみをシャッターで構成するようにして
もよい。荷物収納室の全壁面をシャッターで構成するに
は、例えばトップユニットの上部と両側部にシャッター
を収納したシャッターケースを設け、隣接するユニット
間を連結部材で連結し、この連結部材及び中間ユニッ
ト、エンドユニットをシャッターのガイド及び保持部材
として使用すればよい。エンドユニットには荷物室の後
壁または扉を形成する板状体を設けるが、シャッターを
延長させて後壁とすることもできる。隣接するユニット
間を連結する連結部材は図6〜9にみられるように折畳
み自在としてもよく、また棒状体の一端をユニット支柱
に回動自在に取り付け、他端を隣接するユニットの支柱
に係止具で係止するようにしてもよい。
【0011】荷物収納室の壁面の一部、例えば天井部の
みをシャッターで構成するには、トップユニットの上部
にシャッターケースを設け、荷物収納室の側壁を構成す
る板状体の一側端をトップユニット及び中間ユニットの
支柱に回動自在に取り付け、該板状体の他側端を隣接す
るユニットの支柱に係止可能とし、中間ユニットの支柱
を介して側壁を順次連結して荷物収納室の側壁面を形成
する。各側壁の上端部及び移動ユニット上部には、必要
に応じてシャッターのガイド部を設ける。支柱間に取り
付ける側壁は、一枚の板状体で形成してもよいが、図1
1のように複数の板状体を蝶番等で折畳み自在に連結し
て形成することもできる。また、荷物収納室の天井部を
板状体で、側壁面をシャッターで形成するようにしても
よい。
【0012】設置する中間ユニットの数や、隣接するユ
ニットを連結する連結部材もしくは側壁の寸法は車両の
大きさにあわせて適宜設定することができ、小型トラッ
クのように車両の荷台が小さい場合には、中間ユニット
を省略してトップユニットとエンドユニットにより荷物
収納室を構成してもよい。また、図10〜12のように
トップユニットだけではなく各中間ユニットにシャッタ
ーを収納するシャッターケースを設置する構成とするこ
ともできる。
【0013】本発明のさらに別の形態としては、上記し
た荷物収納室の内側にアオリを装着し、荷物収納室を二
重構造とすることもできる。このアオリは従来の荷台に
固定されたものでもよく、また、前後水平方向に折畳み
自在なアオリユニットを荷台上に移動可能に装着し、ア
オリを構成してもよい。移動可能なアオリユニットを使
用して荷物収納室を二重構造とした場合には、外側の荷
物収納室及び内側のアオリユニットを共に折畳み荷台の
前部に寄せることによって、荷物運搬車両を平ボディー
タイプの車両として使用することができる。また、内側
のアオリユニットを折畳み荷台の前部に寄せた状態で外
側の荷物収納室を形成した場合には、コンテナタイプの
車両として使用することができ、逆に外側の荷物収納室
を構成するユニットを折畳み荷台の前部に寄せた状態で
内側のアオリユニットを形成した場合には、アオリタイ
プの車両として使用することができる。さらに、外側の
荷物収納室と内側のアオリをともに形成した場合には、
コンテナタイプとアオリタイプの複合車両として使用す
ることが可能となり、例えば、野菜、日用品、スクラッ
プや粉末状の荷物で荷台側壁部にある程度の強度を必要
とし、かつ雨にぬれては困るもの等を運搬するのに好都
合となる。
【0014】荷物収納室の内側にアオリユニットを移動
可能に装着するには、荷物収納室の移動ユニットを移動
可能に係合するガイド部材の内側に別のガイド部材を設
けてアオリユニットをこれに移動可能に係合すればよ
い。このようなガイド部材としては、例えば図24に示
すような二重レールを使用することができる。アオリユ
ニットは任意数(0を含む)の中間ユニットとエンドユ
ニットにより構成するが、各ユニットには荷台の両側部
に配置される二本の支柱と該支柱を下部で連結する梁を
設けて、必要な強度を持たせることが好ましい。
【0015】各中間ユニットの支柱には、アオリ側壁部
材の一側端を回動自在に取り付け、該側壁部材の他側端
を隣接するユニットの支柱に係止して、ユニットの支柱
を介して側壁部材を順次連結してアオリを形成する。ま
た、エンドユニットには後壁部材をユニット下部で荷台
の水平方向に回動自在に取り付ける。中間ユニットの数
や隣接するユニットを連結する側壁部材の寸法は、車両
の大きさに合わせて適宜設定することができる。
【0016】本発明のさらに別の形態としては、荷台の
側端部に二重のガイド部材を設け、内側ガイド部材に荷
物収納室を構成する移動ユニットの一部を移動可能に係
合し、外側ガイド部材に他の移動ユニットを移動可能に
係合することもできる。 このような構成をとることに
よって、単独のガイド部材に移動ユニットをすべて係合
させた場合に比較して、荷物収納室を折畳んで荷台の前
部に寄せたときに必要なスペースを小さくすることがで
きるので、平ボディータイプとして使用する際の荷台の
スペースを大きくすることが可能となる。
【0017】つぎに、本発明の具体例について図面に基
づいてさらに詳細に説明するが、これらの具体例は本発
明を限定するものではない。図1〜9は本発明をトラッ
クに適用した1例を示す図であり、図1は荷物収納室の
移動ユニットを折畳み荷台の前部に寄せた状態を示す斜
視図、図2は移動ユニットを荷台の途中まで引出した状
態を示す斜視図、図3は移動ユニットを所定位置まで移
動させシャッターを伸展させて荷物収納室を完成させた
状態を示す斜視図である。また、図4は該トラックのト
ップユニット部を上面から見た部分拡大図、図5はトッ
プユニット部を側面からみた部分拡大図を示す。そして
図6〜9は該トラックの隣接するユニットの連結状態を
示す図であり、図6はユニットを途中まで引出した状態
を示す斜視図、図7は隣接するユニットを折畳んだ状態
を示す側面図、図8はユニットを途中まで引出した状態
を示す側面図、図9はユニットを完全に引出した状態を
示す側面図である。
【0018】これらの図において符号1はトラック、符
号2は荷台、符号3はトップユニット、符号4は中間ユ
ニット、符号5はエンドユニットを表す。この例では、
隣接するユニットは折畳み自在のフレーム6により連結
されており(図6〜9参照)、このフレーム6にはシャ
ッターのガイドとなる溝(図示せず)がそれぞれ設けら
れている。フレーム6は図6のように側面及び上面の双
方に設けることができ、また側面または上面のいずれか
のみに設けてもよい。このトラックの荷物収納室10は
全壁面をシャッター7により構成するものであり、図
4、図5にみられるように、トップユニット3の上部及
び両側部には、それぞれ荷物収納室10の天井面及び両
側壁面を形成するシャッター7がモーター8によってロ
ール9に巻取り可能に収納される。
【0019】この例では、二本の支柱を上部で梁により
門型に連結した2個の中間ユニット4とエンドユニット
5を折畳み自在のフレーム6により連結してコンテナユ
ニットを形成し、各ユニットの支柱下部に車輪又はコロ
等の転動体(図示せず)を設けて、トラックの荷台の両
側端に設けたレール(図示せず)と係合させて移動可能
に装着してある。ユニットを構成する支柱、梁、連結フ
レーム、シャッター等の材質に特に制限はないが、通常
は支柱、梁には鉄鋼等の強度を有する金属を使用し、連
結フレーム6やシャッター7はアルミニウム等の軽金属
や強化プラスチック等を使用する。中間ユニット4の数
は、荷台のサイズに合わせて適宜増減することができ
る。この例では、荷物収納室10の後壁面11は、天井
面を構成するシャッター7を伸長させて形成している
が、エンドユニット5の全面に片開き又は両開きの扉を
装着し、扉により後壁面を形成する等別の構成とするこ
とが可能であることは言うまでもない。このトラック
は、図1にみられるように中間ユニット4及びエンドユ
ニット5を折畳み荷台の前部に寄せた状態では平ボディ
ータイプの車両となり、図3のように、中間ユニット4
及びエンドユニット5を所定位置まで移動させ、シャッ
ターを伸展させて荷物収納室10を形成した場合には、
コンテナタイプの車両として使用することが可能とな
る。各ユニットの移動は手で行うことができ、また必要
に応じてモーターなどにより駆動させる構成とすること
もできる。
【0020】図10〜19は本発明をトラックに適用し
た他の例を示す図であり、図10は荷物収納室及び荷物
収納室の内部に装着したアオリユニットをともに折畳み
荷台の前部に寄せた状態を示す斜視図、図11はアオリ
ユニットを組立てた後に荷物収納室を途中まで組立てた
状態を示す斜視図、図12は荷物収納室を完成させた状
態を示す斜視図である。また、図13は荷物収納室を形
成する中間ユニットを展開した状態の斜視図、図14は
同じく中間ユニットを上面から見た図、図15は同じく
中間ユニットを側面から見た図、図16は同じく中間ユ
ニットを正面から見た図、図17はシャッターの係合状
態を示す図16の部分拡大図、そして図18及び図19
は荷物収納室の内側に装着するアオリ中間ユニットを展
開した状態を示す斜視図である。
【0021】これらの図において符号1はトラック、符
号2は荷台、符号3はトップユニット、符号4は中間ユ
ニット、符号5はエンドユニットを表す。この例では、
トラックの荷物収納室10を天井面をシャッター7、両
側壁面を各ユニットの支柱に回動自在に装着した板状体
からなる側壁材12により構成する。そしてトップユニ
ット3及び各中間ユニット4の上部には天井面を構成す
るシャッター7を収納するシャッターケース16(図1
5参照)が設けられている。また、荷物収納室の内側に
は、荷台上を移動可能にアオリ中間ユニット24及びア
オリエンドユニット25が装着され、荷物収納室は二重
構造に構成されている。
【0022】トップユニット3及び各中間ユニット4に
は、荷物収納室の側壁面となる板状の側壁材12が回動
自在にユニットの支柱13に装着されている。この例で
は図13〜15にみられるように、側壁材12は側端を
中間ユニット4を構成する支柱13に回動自在に装着さ
れ、他端は隣接する中間ユニット4の支柱13に設けた
溝15に係合するものとして構成されている。側壁材1
2は2枚の板状体を蝶番14で接続し折畳み可能として
あるが、側壁材12を1枚の板状体で構成することもで
きる。板状体の巾は荷台のサイズに合わせて適宜設定す
ればよいが、荷台の巾と略同寸法にすればユニットを折
畳んだときに支柱に容易に係合可能となるので好都合で
ある。トップユニット3及び各中間ユニット4の上部に
は、シャッター7を収納するシャッターケース16を設
置し(図15参照)、シャッター7をモーターによりロ
ールに巻取るようにする。また、側壁材12の上端部に
は溝等のガイド部材17(図17参照)を設けてシャッ
ター7を誘導するようにする。また、シャッター7の両
側端部に側壁材の上端部をはさんで係合する溝等のガイ
ド部材をもうけ、シャッター7を誘導してもよい。エン
ドユニット5には荷物収納室10の後壁面を形成する両
開きの扉11が支柱に回動可能に装着されているが、こ
の扉11を片開きとしてもよく、また後壁面を板状体で
構成しその一部に扉を設ける構成としてもよい。
【0023】この例では、荷物収納室10の内側にさら
に荷台上を移動可能としたアオリユニットを装着し、荷
物収納室が二重構造となるように構成している。このよ
うな二重構造とするには、トラック1の荷台2の両側端
部にレール等のガイド部材を二重に設け、外側ガイドに
荷物収納室10を構成する中間ユニット4及びエンドユ
ニット5を車輪、コロ、歯車等により移動可能に係合
し、内側ガイドにアオリユニットを同様に移動可能に係
合する。アオリユニットは、荷物収納室10の移動ユニ
ットと同様に中間ユニット24及びエンドユニット25
により構成する。中間ユニット24は荷台の両側部に配
置される二本の支柱34の下部を梁35で連結し、支柱
には上記荷物収納室の中間ユニット4と同様にしてアオ
リの側壁を構成する板状体32の一側端を回動自在に取
り付け(図18)、他側端を隣接するユニットに係止可
能に構成する。その際、アオリの側壁はある程度の強度
を必要とするものであり、この板状体32は一枚のもの
で構成することが好ましい。また、支柱34の下部に蝶
番14等を設けることにより、図19にみられるように
内側のアオリユニットを組立てた後にアオリ側壁を荷台
外側へ回動自在とすることができ、荷物の出し入れが容
易になる。エンドユニット25は中間ユニット24と同
様に二本の支柱の下部を梁で連結し、アオリの後壁を構
成する板状体を荷台と水平方向に回動自在となるように
装着するとともに、板状体の両側端部を係止具により支
柱に係止する。後壁を構成する板状体の中央部は、必要
に応じて補強材により補強する。
【0024】このトラックは、図10のように外側の荷
物収納室を構成する移動ユニット及び内側のアオリユニ
ットをともに折畳み荷台の前部に寄せた状態では平ボデ
ィータイプの車両となり、内側のアオリユニットのみを
組立てた状態ではアオリタイプの車両となり、また外側
の荷物収納室のみを組立てた場合にはコンテナタイプの
車両となる。そして、外側の荷物収納室と内側のアオリ
ユニットの双方を組立てた場合には、コンテナタイプと
アオリタイプの複合車両として使用することができ、例
えば野菜、日用品、スクラップや粉末状の荷物で荷台側
壁部にある程度の強度を必要とし、しかも雨にぬれては
困るもの等の運搬に好都合となる。
【0025】図20〜24は本発明をトレーラーに適用
した例を示す図であり、図20は荷物収納室及び荷物収
納室の内部に装着したアオリユニットをともに折畳み荷
台の前部に寄せた状態を示す斜視図、図21はアオリユ
ニットを組立てた後に荷物収納室を途中まで組立てた状
態を示す斜視図、図22は荷物収納室を完成させた状態
を示す斜視図である。また、図23は荷物収納室を構成
する移動ユニット及びアオリユニットと荷台の係合状態
を側面から見た部分拡大図、図24は同じく係合状態を
示す断面図である。
【0026】これらの図において符号31はトレーラ
ー、符号2は荷台、符号3はトップユニット、符号4は
中間ユニット、符号5はエンドユニット、符号7はシャ
ッター、符号10は荷物収納室、符号11は荷物収納室
の後壁面を構成する扉、符号24はアオリの中間ユニッ
ト、符号25はアオリのエンドユニットを示す。このト
レーラーの荷物収納室10は、図1〜9に示したトラッ
クと同様に天井面及び側壁面をシャッター7により構成
し、後壁面は両開きの扉11により構成するものであ
り、3個の中間ユニット4を使用するほかは、荷物収納
室10を形成するユニットの基本的な構成は該トラック
と同様である。また、このトレーラーの荷物収納室10
の内側に装着するアオリユニットの構成は、図10〜1
9に示したトラックの荷物収納室の内側に装着するアオ
リユニットの構成と基本的に同様である。
【0027】このトレーラーの荷台2とコンテナユニッ
トの中間ユニット4及びアオリの中間ユニット24なら
びにシャッター7の係合状態を図23、図24に基づい
て説明する。荷台2の両側端には二重構造のレール33
が設けられ、このレール33は上部でアオリの中間ユニ
ット24、下部でコンテナの中間ユニット4と係合して
いる。アオリの中間ユニット24は二本の支柱34とこ
れらを下部で連結する梁35により荷台2に装着され、
支柱34の下部には車輪36が取り付けられレール33
の上部と係合している。コンテナユニットの中間ユニッ
ト4の支柱下端部には車輪37が係止部材38、39に
より取付けられ、レール33の下部と係合している。そ
して、係止部材39にはシャッター7を誘導するシャッ
ターレール40が設けられている。アオリの中間ユニッ
ト24及びコンテナの中間ユニット4はそれぞれ荷台2
の両側端に設けられた二本の支柱を荷台2を横断する梁
により連結したものであり、荷台2をはさむ構成となっ
ているために、これらのユニットをレールにそって移動
させてもユニットが荷台2からはずれることはない。ア
オリのエンドユニット及びコンテナのエンドユニットに
ついても、これらの中間ユニットと同様にしてレール3
3に係合される。レール33は荷台2の後端部で荷台2
の後端から突出する延長部を設けることによって、各中
間ユニットやエンドユニットを組立てる際に必要となる
部材間の遊びを持たせることができるものとすることが
好ましい。
【0028】図25は本発明をキャンピングカーに適用
した例を示す斜視図である。図25において符号41は
キャンピングカー、符号3はトップユニット、符号4は
中間ユニット、符号5はエンドユニットを示す。このキ
ャンピングカー41の居室42は、天井の前半部をトッ
プユニット3に収納したシャッター7で、また天井の後
半部を中央に強化透明プラスチックからなる窓を有する
板状体43により構成したものである。板状体43は中
間ユニット上部の梁に回動自在に取付けられている。居
室42の側壁面及び後壁面はそれぞれ窓を有する板状体
により形成されるが、それらの構成は図10〜17に示
したトラックの荷物収納室を形成するものと基本的に同
様である。キャンピングカーの居室の側壁の一部をシャ
ッターで構成する等、適宜その設計を変更できることは
言うまでもない。このキャンピングカーは、居室42を
構成する移動ユニットを折畳んだ状態では、平ボディー
タイプの荷物運搬車両として使用することができる。
【0029】図26〜28は本発明をトレーラーに適用
したさらに別の例を示す図であり、図26は荷物収納室
を完成させた状態を示す斜視図、図27は荷物収納室を
折畳み荷台の前部に寄せた状態を示す側面図、そして図
28は荷物収納室を構成するユニットと荷台の係合状態
をトレーラー背面から見た模式断面図である。これらの
図において符号31はトレーラー、符号2は荷台、符号
3はトップユニット、符号44は外側中間ユニット、符
号45は内側中間ユニット、符号5はエンドユニットを
表す。
【0030】この例では、中間ユニットを、外側中間ユ
ニット44と外側中間ユニット44の内部に収納される
内側中間ユニット45の二種類の中間ユニットにより構
成している。そして図28にみられるように、荷台2の
両側端部にガイド部材となる二重構造のレール33が設
けられ、内側中間ユニット45はレール33の上部に、
外側中間ユニット44はレール33の下部に、それぞれ
車輪でレールを挟むようにして係合されている。荷物収
納室10は、天井部をトップユニット3、内側中間ユニ
ット45、外側中間ユニット44のそれぞれ上部に設け
られたシャッターケースに収納されたシャッター7によ
り形成する。また、側壁部は図10〜19のトラックと
同様に各ユニットの支柱に回動自在に装着した板状体1
2により形成する。このような構成をとることによっ
て、荷物収納室10を折畳んで荷台2の前部に寄せたと
きに、内側中間ユニット45を外側中間ユニット44の
内部に収納することができ(図27、図28)、移動ユ
ニットの収納に必要なスペースを小さくすることが可能
となるので、平ボディータイプの車両として使用すると
きの荷台のスペースを大きくすることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の荷物運搬車両
は、1つの車両で積載する荷物の種類に対応して平ボデ
ィータイプ、アオリタイプ、コンテナタイプ、キャンピ
ングカーあるいはアオリタイプとコンテナタイプの複合
タイプに形態を変更できるものである。したがって、荷
物の種類に対応させて予め各種の車両を用意しておく必
要がなく、また空走行を減らすことができて車両の使用
効率、輸送効率を上げることができるものであり、道路
の混雑を防止し、環境中への排ガスの減少にも寄与する
もので、実用的価値が極めて高いものである。また、シ
ャッターにより荷物収納室の壁面を構成することによっ
て、荷物収納室の組立てや折畳みを簡単に行うことがで
きるとともに、後部だけではなく、側部や上部からも自
由に荷物の積み下しをすることができるので輸送の作業
性をも向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をトラックに適用した1例を示すもの
で、荷物収納室の移動ユニットを折畳んだ状態を示す斜
視図である。
【図2】図1のトラックの移動ユニットを荷台の途中ま
で引出した状態を示す斜視図である。
【図3】図1のトラックの荷物収納室を完成させた状態
を示す斜視図である。
【図4】図1のトラックのトップユニット部を上面から
見た部分拡大図である。
【図5】図1のトラックのトップユニット部を側面から
見た部分拡大図である。
【図6】図1のトラックの隣接するユニットの連結状態
を示すもので、ユニットを途中まで引出した状態を示す
斜視図である。
【図7】図1のトラックの隣接するユニットの連結状態
を示すもので、ユニットを折畳んだ状態を示す側面図で
ある。
【図8】図1のトラックの隣接するユニットの連結状態
を示すもので、ユニットを途中まで引出した状態を示す
側面図である。
【図9】図1のトラックの隣接するユニットの連結状態
を示すもので、ユニットを完全に引出した状態を示す側
面図である。
【図10】本発明をトラックに適用した他の例を示すも
ので、荷物収納室及び荷物収納室の内部に装着したアオ
リユニットを折畳んだ状態を示す斜視図である。
【図11】図10のトラックのアオリユニットを組立て
た後に、荷物収納室を途中まで組立てた状態を示す斜視
図である。
【図12】図10のトラックの荷物収納室を完成させた
状態を示す斜視図である。
【図13】図10のトラックの荷物収納室を形成する中
間ユニットを展開した状態を示す斜視図である。
【図14】図13の中間ユニットを上面から見た図であ
る。
【図15】図13の中間ユニットを側面から見た図であ
る。
【図16】図13の中間ユニットを正面から見た図であ
る。
【図17】図16のa部の部分拡大図である。
【図18】図10のトラックの荷物収納室の内側に装着
するアオリ中間ユニットを展開した状態を示す斜視図で
ある。
【図19】図10のトラックの荷物収納室の内側に装着
するアオリ中間ユニットを展開した状態を示す斜視図で
ある。
【図20】本発明をトレーラーに適用した1例を示すも
ので、荷物収納室及び荷物収納室の内部に装着したアオ
リユニットを折畳んだ状態を示す斜視図である。
【図21】図20のトレーラーのアオリユニットを組立
てた後に、荷物収納室を途中まで組立てた状態を示す斜
視図である。
【図22】図20のトレーラーの荷物収納室を完成させ
た状態を示す斜視図である。
【図23】図20のトレーラーの荷物収納室を構成する
移動ユニット及びアオリユニットと荷台の係合状態を側
面から見た部分拡大図である。
【図24】図20のトレーラーの荷物収納室を構成する
移動ユニット及びアオリユニットと荷台の係合状態を示
す断面図である。
【図25】本発明をキャンピングカーに適用した1例を
示す斜視図である。
【図26】本発明をトレーラーに適用した他の例を示す
もので、荷物収納室を完成させた状態を示す斜視図であ
る。
【図27】図26のトレーラーの荷物収納室を折畳んだ
状態を示す側面図である。
【図28】図26のトレーラーの中間ユニットと荷台と
の係合状態を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 トラック 2 荷台 3 トップユニット 4 中間ユニット 5 エンドユニット 6 連結フレーム 7 シャッター 8 モーター 9 ロール 10 荷物収納室 11 荷物収納室の後壁面 12 側壁材 13 中間ユニット支柱 14 蝶番 15、17 溝 16 シャッターケース 24 アオリ中間ユニット 25 アオリエンドユニット 31 トレーラー 32 アオリ側壁材 33 レール 34 アオリ中間ユニット支柱 35 アオリ中間ユニット梁 36、37 車輪 38、39 係止部材 40 シャッターレール 41 キャンピングカー 42 キャンピングカー居室 43 天井部材 44 外側中間ユニット 45 内側中間ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 33/04 B62D 63/06 Z 63/06 B60J 5/04 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷台や台車等の荷物積載台上に、
    荷物収納室の壁面を構成するシャッターを収納したトッ
    プユニットと、荷物積載台上を移動可能な移動ユニット
    を装着したことを特徴とする荷物運搬車両。
  2. 【請求項2】 荷物積載台の側端部にガイド部材を設
    け、移動ユニットが該ガイド部材と係合して移動するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷物運
    搬車両。
  3. 【請求項3】 移動ユニットを任意数の中間ユニットと
    エンドユニットにより構成し、各ユニットが荷物積載台
    の両側部に配置される二本の支柱と該支柱を連結する梁
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の荷物
    運搬車両。
  4. 【請求項4】 中間ユニットにも荷物収納室の壁面を構
    成するシャッターを収納したことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の荷物運搬車両。
  5. 【請求項5】 荷物収納室の全壁面をシャッターで構成
    したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の荷物運搬車両。
  6. 【請求項6】 隣接するユニットの支柱を折畳み自在の
    連結部材で連結したことを特徴とする請求項5に記載の
    荷物運搬車両。
  7. 【請求項7】 荷物収納室の壁面をシャッターと各ユニ
    ットの支柱に回動自在に装着した板状体により構成した
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    荷物運搬車両。
  8. 【請求項8】 荷物積載台の側端部に二重のガイド部材
    を設け、内側ガイド部材に荷物収納室を構成する移動ユ
    ニットの一部を移動可能に係合し、外側ガイド部材に荷
    物収納室を構成する他の移動ユニットを移動可能に係合
    したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の荷物運搬車両。
JP5258797A 1996-04-24 1997-02-21 荷物運搬車両 Pending JPH10230774A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5258797A JPH10230774A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 荷物運搬車両
EP97917427A EP0835783A1 (en) 1996-04-24 1997-04-18 Cargo transportation vehicle
PCT/JP1997/001339 WO1997039914A1 (fr) 1996-04-24 1997-04-18 Vehicule de transport de fret
US08/981,522 US6196786B1 (en) 1996-04-24 1997-04-18 Cargo transportation vehicle

Applications Claiming Priority (1)

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JP5258797A JPH10230774A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 荷物運搬車両

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Family

ID=12918935

Family Applications (1)

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JP5258797A Pending JPH10230774A (ja) 1996-04-24 1997-02-21 荷物運搬車両

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JP (1) JPH10230774A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9298285B2 (en) * 2013-12-05 2016-03-29 Wacom Co., Ltd. Stylus tip shape

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9298285B2 (en) * 2013-12-05 2016-03-29 Wacom Co., Ltd. Stylus tip shape

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