JPH10229942A - 自動洗米炊飯装置 - Google Patents

自動洗米炊飯装置

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JPH10229942A
JPH10229942A JP4852597A JP4852597A JPH10229942A JP H10229942 A JPH10229942 A JP H10229942A JP 4852597 A JP4852597 A JP 4852597A JP 4852597 A JP4852597 A JP 4852597A JP H10229942 A JPH10229942 A JP H10229942A
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JP
Japan
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rice
washing
container
mounting table
cooker
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Application number
JP4852597A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ogasawara
小笠原  正昭
Yukio Yoshida
吉田  幸生
Kazuya Higuchi
一也 樋口
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SAN SEIKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SAN SEIKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パック米を使用する、炊飯量や炊飯頻度の大
きい、浸漬や蒸らしの時間、炊飯間隔或いは炊飯器等が
多様な厨房の多様なニーズに対応できる、設置面積が狭
くて済み、使い勝手が良くて低廉な自動洗米炊飯装置を
提供する。 【解決手段】 洗米機の下方に上下二段の載置台を設
け、炊飯器2個或いは炊飯器1個と内釜1個或いは内釜
2個の三種類の組み合わせの受入容器を搭載可能で、米
と水とを下段の容器に投入する時は移動可能な案内円筒
を使用する。洗米機、案内円筒及び上段載置台の高さを
調節可能とし、受入容器の組み合わせに対応して最適の
高さに切り換えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の炊飯容器あ
るいは炊飯器に米を仕込み炊飯する自動洗米炊飯装置の
構成において必須の要素である、炊飯容器あるいは炊飯
器の配置、および洗浄する精米と洗浄した米の投入機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に、ホテル、レストラン、
寿司店等の厨房においては、多量の米を安定した品質で
効率よく人手をかけないで洗米、炊飯処理するために自
動洗米装置、自動洗米仕込装置、自動炊飯装置あるいは
自動洗米炊飯装置等が開示され使用されていて、そのよ
うな業務用装置としては例えば精米の貯蔵、計量、投
入、洗浄、研ぎ、汚水分離、炊飯用水の計量(水加
減)、炊飯容器内への前記洗浄米および炊飯用水の投入
等の各手段を備え、それらの各工程を一連のプログラム
に従ってほぼ自動的に処理するもの、前記各手段に炊飯
手段を付加して各工程をほぼ自動的に処理するもの等が
知られている。
【0003】前記の各装置は当初は洗米機と炊飯器各1
個を組み合わせた装置として構成されていたが、多頻
度、多量の炊飯を必要とする厨房に前記の装置1台では
処理しきれない場合複数台並べて使用すると、通常は洗
米時間に対して浸漬、炊飯、蒸らしの時間が遥かに永い
ため洗米機の遊び時間が大きく、コスト的、スペース的
に無駄が大きくまた使い勝手も良くないので、1個の洗
米機に対して複数の炊飯器を平面的に並設し、洗浄した
米と炊飯用水とを複数の炊飯器に順次投入し炊飯する装
置が各種開示され、例えば貯米庫を装置の最上段に搭載
し、平面的に固定並設した複数の炊飯器の上に洗米機を
移動して米と水とを順次投入する構成のもの、貯米庫を
下段に具備し、洗米機を固設してその排出口直下に平面
的に並設した炊飯器を順次移動させて米と水とを投入す
る構成のもの、等が知られ使用されている。
【0004】しかし前記のように炊飯器を平面的に複数
個並設する構成の洗米炊飯装置では、装置の床面積が大
きくので、狭い厨房では搬入や設置が極めて困難で最悪
の場合には使用不可能となる。
【0005】また複数の炊飯器を平面的に固定並設した
洗米機移動型では、洗米手段自身の重量が大きい上に米
と水とを収納し、さらに電気機器や配管等を含めた制御
部等も上部に載置しているのでかなりの重量となり、給
排水管を接続していてこれらを安定に移動させるのは機
構的に容易ではなく、メンテナンス的負担も大きくイニ
シアルコスト、ランニングコストが高くなり、安全性も
考慮する必要がある。
【0006】これらの問題点を解決するために特願平8
−84389のような、洗米容器の下方に設けた立体架
台に上下2段の載置台を構設してそれぞれに受入容器あ
るいは炊飯器を載置し、洗米容器の排出口から排出する
洗浄した米と炊飯用水とを受け、貯米庫を脇に並べて精
米を計量区分し洗米容器へ給送する自動洗米仕込装置が
開発された。
【0007】このため設置床面積を小さくすることがで
き、低価格でありながら貴重な厨房のスペースを有効に
活用して大量の、あるいは多頻度の炊飯に対応し作業を
楽にすることが可能となり、また排出口と下段の受入容
器との間の長い距離のスペースに退避可能な中空の案内
円筒を設けて米や水が周辺に飛び散ることもなく、受入
容器内に投入された米も平坦で均す必要のない状態に堆
積することが可能となったが、多頻度の炊飯に対応して
人手を低減するために貯米庫を近傍に置いて米の計量、
投入を自動化する構成となった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし各種形態の厨房
における実際のニーズは実に多様であって、前記の構成
の装置は人手が掛からずタイマー予約で無人スタートも
できると満足する厨房がある反面、予め1回分の炊飯量
の少量の米(多くは約1〜4kg)を計量梱包した小型
パック米(以後パック米)の後述する利点を優先して、
人手を掛けてでもパック米を使用する厨房もかなり多
く、特に大手のチェーン店では本部が特注パック米を一
括購入して配給するところが多く、また炊飯間隔を短く
して常に美味しく安定したご飯を指向する傾向があっ
て、炊飯量は少なく炊飯頻度は多くなり多数の炊飯器が
必要となる。
【0009】パック米使用には、計量が正確で、密封さ
れていて変質し難く、ゴミや虫が入らないので衛生的
で、必要に応じて米の種類(銘柄、インディカ米、糯米
等)を即時切り換えられる、貯米庫、計量器や米の輸送
路がないので故障が少なく、装置の汚れが少なく衛生的
且つ清掃も簡単、音が静かで米も割れ難く、静電気の発
生が殆どなく電子回路への影響も殆どない、装置が小型
軽量の上低価格、米の残量が分かり易い、等の数多くの
大きな利点があるということが分かった。
【0010】従って、パック米の使用を希望する厨房に
とっては貯米庫、計量手段、給送手段付きの装置は無用
の長物で、人手は掛からないかも知れないが床面積を大
きく取られる上に高価でしかもパック米を使えないとし
て満足せず、問題点となっていたので本発明の自動洗米
炊飯装置はこの課題を解決するために開発されたもので
ある。
【0011】本発明は以上の事情に基づいてなされたも
ので、その目的は装置の製造時、在庫時、輸送搬送時、
設置時、使用時に、大きな床面積を必要とせず軽量で、
さらに構造的に安定性が大きく、コストの低減が図れ、
取り扱い、メンテナンスが容易で、且つ前記したような
パック米を利用する厨房に対応できる業務用自動洗米炊
飯装置を提供することにあるが、勿論前記小型パック米
に限らず炊飯ごとに大形パック米から計量分取して投入
口から投入する使用にも適合するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の自動洗米炊飯装
置は、底部に開閉自在とした排出口(12)を形成する
洗米容器(10)を有する洗米手段(1)と、前記洗米
容器(10)の下方に構設し、当該洗米容器(10)の
前記排出口(12)から排出する、洗浄した米と計量し
た炊飯用水とを受ける受入容器を載置する架台(2)と
からなる洗米仕込部(7)を備える自動洗米炊飯装置で
あって、前記架台(2)には第1および第2の載置台
(5、6)を上下2段に構設し、前記洗米容器(10)
の頂部に精米投入口(14)を備えたことを特徴とす
る。
【0013】本発明の自動洗米炊飯装置は、前記第1お
よび第2の各載置台(5、6)の内少なくとも1個を、
前記洗米容器排出口(12)下方の洗浄米受入位置から
水平方向に移動自在に構設したものであることが好まし
い。
【0014】本発明の自動洗米炊飯装置は、上段に位置
する前記第1の載置台(5)の上方に、直立する中空筒
体でなる案内筒(18)を設け、該案内筒を前記排出口
(12)下方の洗浄米受入位置から水平方向に回動自在
に軸支し、前記第1の載置台(5)上に載置する受入容
器を前記排出口(12)下方の受入位置に載置する時
は、前記案内筒(18)を前記受入位置から退避し、前
記第1の載置台(5)上の前記受入容器を前記排出口
(12)下方の受入位置から撤去する時は、前記案内筒
(18)を前記受入位置へ復帰可能に構成したものであ
ることが好ましい。
【0015】本発明の自動洗米炊飯装置は、前記各載置
台(5、6)上の前記受入容器の少なくとも1個が、炊
飯手段に収納されたものであることが好ましい。
【0016】本発明の自動洗米炊飯装置は、前記下段の
第2の載置台(6)上に載置した受入容器が炊飯手段
(4)に収納されたもので、前記上段の第1の載置台
(5)には前記炊飯手段(4)の内釜(33)のみを搭
載したものであっても良い。
【0017】本発明の自動洗米炊飯装置は、前記上段の
第1の載置台(5)を前記架台(2)に固設し、該載置
台(5)の前記受入位置に前記案内筒(18)より大き
い開口(32)を設けたものであっても良い。
【0018】本発明の自動洗米炊飯装置は、前記洗米容
器(10)、各載置台(5、6)および案内筒(18)
の高さをそれぞれ変更可能に構成したものであっても良
い。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の自動洗米炊飯装置の洗米
仕込部は、上方に構設された洗米手段と、その下方に付
設された上下2段の載置台を有する立体架台とで構成さ
れていて、各載置台上に炊飯容器或いは炊飯器に収納さ
れた炊飯容器(以後これらを受入容器という)を搭載し
て、上段の第1受入容器に洗米容器から洗浄した米と炊
飯用水とを投入する時は、第1受入容器を洗米容器排出
口の実質的直下の位置に配置して排出口から直接受け入
れるが、この時下段の第2受入容器は第1受入容器の直
下の位置にあっても、あるいは外れた位置(例えば架台
から外へ引き出した容器取出位置)にあっても何れでも
よい。
【0020】下段の第2受入容器に米を投入する時は、
上段の載置台が移動自在の場合は引き出して架台頂部を
開口すると同時に上段載置台の側方に退避している中空
案内筒(以後筒体)を排出口の実質直下に移動し、上段
の載置台が固定の場合は受入容器を裸の内釜とし、これ
を載置台外へ撤去して載置台中央辺に穿設した筒体外径
より大きく内釜内径より小さい丸穴開口を露出すると同
時に前記筒体を排出口の実質直下に移動し、下段の炊飯
器内の第2受入容器を筒体の実質直下の位置に置いて排
出口を開けば、筒体が米と炊飯用水とを排出口から受入
容器内に案内するので、排出口と第2受入容器とが長い
距離離れていても米と水とを第2受入容器内に支障なく
投入する。
【0021】第1受入容器、第2受入容器が共に炊飯器
内の場合は例えば洗米と水加減の終わった洗米容器か
ら、先ず上段の第1炊飯器内の内釜に米と水とを排出し
て浸漬、炊飯と進行するのと並行して洗米容器内で次の
洗米を進め、水加減が終われば移動自在とした上段の第
1載置台を一時移動して下段炊飯器の上方を開口し、筒
体を排出口の実質直下の位置に移して洗浄した米と水を
下段の第2炊飯器に投入すれば、米の浸漬から炊飯、蒸
らしまでを上下で並行して進められ、または最初に上段
の空の第1炊飯器を移動して下段の第2炊飯器を先に使
用し、続けて第1炊飯器を所定の位置に戻して並行使用
しても良いが、何れにしても上段の第1載置台を移動可
能として炊飯器と共に移動し、上段を開口して下段の第
2炊飯器に米と水を投入することになり、下段の載置台
も内釜を着脱するために架台から引き出す方が作業が楽
になる。
【0022】第1受入容器が内釜で第2受入容器が炊飯
器内の場合は、通常は上段に内釜を置かず下段の炊飯器
だけで間に合わせ、間に合わなくなったときに内釜を乗
せて米と水を投入し、別置きの炊飯器に収納して炊飯す
る使い方があるが別置きの炊飯器を備えないときは、先
に下段の第2受入容器に米と水とを投入浸漬し炊飯する
一方、排出の終わった洗米容器に次の米を投入して洗米
を開始し並行して上段の内釜に米と水とを投入して浸漬
しながら待機し、第2受入容器の炊飯、蒸らしが終われ
ば炊飯器から内釜を取り出し浸漬の終わった待機中の内
釜を下段の炊飯器に装填して炊飯し、続いて上段載置台
に第3の受入容器である内釜を載置して投入、浸漬を続
け、これらの手順を繰り返すことにより1台の炊飯器を
フルに稼働することができるし、上段載置台上で十分な
浸漬時間を得ることもできるが、上段が炊飯器の場合と
異なり、重量も軽く、配管、配線のない内釜の場合は載
置台上から自由に移動できるので、載置台を可動とせず
固定できるので構造が簡単になり、載置台の中央部に筒
体より大きい開口を開けておけば何ら支障なく米と水と
を下段に排出できる。
【0023】このような構成の本発明の自動洗米炊飯装
置は、従来の洗米手段、炊飯手段各1個の装置1台分の
狭い設置スペースにも拘わらず、1個の洗米手段から2
個の内釜や炊飯器に洗浄米と炊飯用水とを頻度高く投入
して炊飯することができるが、前記の例以外の2個の受
入容器の組み合わせについても考察すると、上段炊飯
器、下段内釜の構成は炊飯頻度がそれ程高くないときは
上段の炊飯器だけを使用し、間に合わない時は洗米容器
内の浸漬と併せて下段の内釜でも浸漬待機し、炊飯器が
空き次第内釜を炊飯器内に移動して炊飯器をフルに稼働
することができるが、炊飯器への内釜の着脱、排出口近
辺のサービス、下段からの内釜の取り出し等を考えると
この構成は上下2段の載置台を移動可能としないと実用
上使用しにくく価格が高くなる上、周辺を清潔にしない
と床からの埃や虫等の異物混入の問題があって、下段の
内釜には浸漬中蓋をするとか載置台を高くする等の配慮
も必要となる。
【0024】上下内釜2個型は既に別置きの炊飯装置が
あってそのまま使いたい、或いは特に別置きの炊飯器を
使いたいという厨房に適合し、例えば2段、3段の立体
型高火力炊飯装置には最適であり、上下2段の載置台は
浸漬棚として機能することになり、洗米容器内も浸漬に
利用すれば3台で浸漬を進められるので相当長時間の浸
漬にも対応でき、装置の高さを最も低くすることができ
るので使い勝手がさらに良くなり価格も最も低減できる
が、米と水の入った内釜を別置きの炊飯装置まで運ばな
ければならないので必要に応じて移動台車等を考えれば
よく、また前記したように下段の内釜には配慮が必要で
ある。
【0025】以上説明したように上下2個の受入容器の
組み合わせを工夫すれば、多様な厨房の異なるニーズに
対応することが可能で、炊飯器2個型は装置の高さが多
少高く、価格も最も高くなるが、炊飯間隔の短い、炊飯
量の多い厨房に適合するもので、米と水の入った内釜の
持ち運びが必要ないため作業も最も楽であり、炊飯器、
内釜各1個型は前者程炊飯頻度が高くないが従来の洗米
機、炊飯器各1個型では足りない規模の厨房に適合し、
価格も前者より低く装置の高さも低くできるのでパック
米の投入が楽になり、別置きの炊飯器も併用できればさ
らに炊飯能力が増大する。
【0026】内釜2個型は別置きのどのような炊飯器に
でも対応できるもので、前記したように長時間の浸漬を
必要とする場合は上下の載置台のみならず洗米容器、さ
らには炊飯器内までも浸漬場所として活用すれば内釜を
多数用意することにより対応可能であり、価格は最も低
く、装置の高さを最も低くできるので米の投入、サービ
ス等使い勝手も良くなる。
【0027】さらに本発明の自動洗米炊飯装置の大きな
特徴は、受入容器の載置台を上下2段に設け下段の受入
容器に米と水とを投入するとき、上段の受入容器を退避
させ代わりに案内用の筒体を置く構成に加えて、貯米庫
を廃してパック米の投入口を設け、装置を簡略化すると
共にパック米の利点をフルに活用するようにした構成
と、厨房の多様化したニーズに内釜と炊飯器との組み合
わせで対応できるようにし、各載置台及び筒体の高さを
これら受入容器の組み合わせにとって最良の寸法に調節
し易いようにした構成とによって、小型、軽量、低価格
で使い勝手の良い装置を多様化した厨房に対応して提供
できるようにしたことである。
【0028】前記筒体の内径は、排出口の円錐弁外径よ
り大きく受入容器内径よりも小さければ使用可能であ
り、形状も真の円筒に限らず構成如何では末広がり、末
すぼみの方がよい場合もあるが、装置に対応して適切な
寸法と形状に設定すれば、筒体内に残米を生ぜず、外に
跳ね出さず、容器内に投入した米の堆積をおおむね平坦
で炊飯し易くすることができ、取り付け姿勢も必ずしも
真の直立である必要はなく、受入容器と排出口との中心
をずらさなくてはならない場合、排出口からの排出状態
によっては多少の傾斜は許容される。
【0029】受入容器の移動に連動した前記筒体の自動
退避、自動復帰手段を講じ、受入容器或いは筒体が所定
の位置にないときには排出を禁止するインターロック手
段を設ければ、さらに安全に効率よく使用できる。
【0030】
【実施例1】実施例1を図面により説明すると、図1は
本発明の自動洗米仕込装置の側面図、図2はその正面
図、図3、4は装置の可動部の動きを説明する説明図、
図8は各工程のタイムテーブルであり、この装置は上方
の洗米手段1と、炊飯器3、4をそれぞれ載置する載置
台5、6を上下2段に構設した、下方の架台2等で構成
される洗米仕込部7とからなり、図1は蓋9を外した炊
飯器4内の図示しない内釜に洗米容器10から米と水と
を投入する時の状態、鎖線の4’、6’、9’は蒸らし
が終わって内釜を取り出すために架台2内から載置台6
を引き出した状態を示す。
【0031】洗米手段1は、洗米容器10の上部に制御
部11を有し、下部に洗浄米および水加減水の排出口1
2および円錐弁13を有するもので、前もって計量した
米、例えば小型パック米を精米投入口14から洗米容器
10内に投入後、制御部11の操作パネル15のスター
トスイッチを押すだけで、自動的に米の洗浄、研米、汚
水分離、炊飯用の水加減水計量、及び炊飯器3あるいは
4内への排出を順次自動的に行う。
【0032】洗米手段1を拘持する中空チャンネル状の
支柱16の下部を架台2の背部に着脱可能に固定し、架
台2の頂部には上段の載置台5を前後滑動可能に設け、
底部には同じく前後に滑動可能な下段の載置台6を設け
て、各載置台上にはそれぞれ炊飯器3、4を据え付け
る。
【0033】洗米容器10の底部の排出口12を包囲す
る排水ジャケット17の底面と載置台5の上面との間に
は、空隙を介して載置台5及び炊飯器3と入れ替わりに
移動可能な中空の案内円筒18を設け、図3、4に示す
ように支柱16に固設したアームA19と、案内円筒1
8の背面に固設したアームB20とを軸21で連結し、
アームB20を回動可能に支持する。
【0034】軸21の下部にプーリーA22を固設し、
架台2の側枠2’に突設した取付台23に軸支した軸2
4に固定したプーリーB25との間にタイミングベルト
26を張設するが、これらの代わりにそれぞれ図示しな
いスプロケットA、スプロケットBおよびチェーン、或
いはギヤ等、同等の作用をする手段を用いてもよい。
【0035】プーリーB25にはアーム27を延設して
先端に滑車28を取り付け、図3に示すように、上段の
載置台5を奥へ押し込む時滑車28を載置台5の背面と
当接させて、アーム27をプーリーB25とともに軸2
4を中心に回動するので、タイミングベルト26がプー
リーA22とアームB20を回動して、案内円筒18を
奥へ回動退避させる。
【0036】アーム27と架台2の前枠との間にコイル
バネ29を張架し図3に示すように、載置台5を引き出
した時アーム27を手前に引き寄せるので、筒体18を
手前に回動して排出口12の実質的直下に復帰させる。
【0037】本実施例1の自動洗米仕込装置の使用方法
の一例は、先ず、炊飯器3および4をそれぞれ所定の位
置に置いた載置台5および6を架台2の奥に押し込み、
炊飯器3から使用を始めるとすると蓋8を外した状態で
制御部11の操作パネル15で洗米量、水加減水量、ス
タート予約タイマー等を設定あるいは確認し、投入口1
4のホッパー下端に図示しないシャッタを設けたので予
めパック米等計量した米を投入口14に投入してスイッ
チを押せば、所定の時刻に前記シャッタが開いて米を洗
米容器10内へ投下し、給水、撹拌、汚水分離等の洗
米、研米、水加減、炊飯器3の内釜への排出、浸漬等の
仕込作業を自動的に順次行うようにプログラムされてい
て、炊飯器の蓋が自動開閉でさらに自動点火式である場
合は、価格は高くなるが炊飯から蒸らしまでを自動処理
できるが、炊飯器の蓋が自動開閉でなく多忙ですぐに蓋
をしない場合は水分の蒸発、異物の混入等を防ぐため洗
米容器10が空いている間洗米容器内で浸漬することが
でき、また投入口14に前記シャッタを設けない場合は
タイマー予約をせず所定の時間に米を投入し、スタート
スイッチを押すことになるが、炊飯器3から使用し始め
ることに限らず炊飯器4から始めても何ら支障はない。
【0038】炊飯器3が空く前に続いて次の仕込みを行
う時は、載置台5を手前に引き出して筒体18を排出口
12の直下に引き寄せ、載置台6が奥に押し込まれてい
るか、台上の所定の位置に炊飯器4が載置されている
か、炊飯器4の蓋があいているか、内釜が装填されてい
るか、筒体18が排出口12の直下に復帰しているか
等、異常の有無を確認してから予め投入口14に米が入
っていなければ米を投入し、タイマー予約してなければ
スタートスイッチを押せば、前記した一連の処理を自動
的に開始するが、炊飯器3あるいは4の位置、蓋の有
無、内釜の有無、筒体18の位置等の確認は、適当なセ
ンサで自動的に検知し、異常信号やインターロック等次
工程禁止の処理を自動的に行うことができ、投入口14
のシャッタの状態も自動検出して警報を出すなり蓋をロ
ックするとかの手段を講じれば、米を前もって投入でき
作業者の負担を軽くすることはいうまでもない。
【0039】米と炊飯用水とを下段の炊飯器4内に投入
する時は、前記したように米や水が内釜外へ飛び散らな
いように、排出口12と炊飯器4との間に筒体18を介
在させて案内するが、実施例1で使用した仕込量が5k
g程度の規模の装置の場合、円筒の内径が10cmから
20cmの範囲で支障なく使用でき、さらに好ましくは
14cmから16cmの範囲であって、この大きさであ
れば円筒内に残米を生じることがなく、内釜内に投入さ
れた米も比較的平坦に堆積されて炊飯に支障を来すこと
はなかったが、仕込量が1〜2kg程度の装置の場合は
炊飯器も小型になるので筒体18も小型にした方がよ
い。
【0040】精米投入口14のホッパー内に網状の異物
除去手段を設ければ、洗米容内への異物の混入を防止で
き、網に残留した異物を排除することができるが、網の
形状によっては米が残留することもあり、振動、揺動等
の手段を講じれば防止できる。
【0041】炊飯器3および4を各載置台5、6上で使
用中にさらに次の洗米を行う必要が生じたときは、制御
部11の設定を洗米容器内浸漬にして浸漬工程で待機し
排出を禁止にすれば、水加減までの前記の作業が自動的
に進行し、洗米容器内で浸漬状態を続けながら炊飯器の
空くまで待機し、何れかの炊飯器が空いたら、内釜を交
換して排出から再開するが、上段の炊飯器3に排出する
場合は炊飯器を搭載した載置台5を奥に押し込むことに
よって自動的に案内円筒18が入れ替わり退避し、下段
の炊飯器4に排出する場合は炊飯器4を搭載した載置台
6を奥に押し込み、上段の載置台5を手前に引き出せば
筒体18が自動的に排出口直下に入れ替わり駐止され
る。
【0042】載置台6を手前に引き出せば、炊飯器4の
蓋9の着脱、内釜の出し入れが楽になり、また、炊飯中
は架台2内に押し込んでおけば邪魔にならないし、載置
台5で炊飯の熱気と蒸気を遮るので洗米容器10や制御
部11等への影響を防ぐことができるが、一方炊飯器3
の炊飯時は邪魔にならなければ手前に引き出して防ぐこ
ともでき、排出口12直下に置く場合は遮熱板30で遮
り防ぐことができる。
【0043】以上説明したように実施例1の装置は上下
2段とも炊飯器であり、また上段の載置台5もスライド
テーブルにするため装置全体の重量が大きく高さや価格
も高くなるが、設置面積が小さい割には頻度の多い、或
いは多量の炊飯が可能であり、小型パック米を使用する
炊飯の頻度が大きい大型の厨房に適合し、また米と水の
入った内釜を手で移動する必要がないので作業が楽にな
る。
【0044】上記の流れを図8のタイムテーブルAで一
例として説明すると、上段の載置台5を載置台A、炊飯
器3を炊飯器A、下段の載置台6を載置台B、炊飯器4
を炊飯器Bとし、各工程時間を給米2分、洗米4分、水
加減排米2分、浸漬20分、炊飯20分、蒸らし10分
とすると、実施例1の構成をフルに稼働して連続炊飯を
行った場合、炊飯間隔20分が可能で、その場合洗米手
段の1回の稼働時間が2+4+2=8分に対して次回ま
での休止時間は12分、従って稼働率が40%、2台の
炊飯器それぞれの1回の稼働時間が20+10=30分
に対して次回までの休止時間は10分、従って稼働率が
75%となり、蒸らし終了後20分の間に内釜を空にし
て洗浄し使用可能にすれば、必要とする内釜の数はA、
B、Cの3個であって、浸漬時間が20分と短いにも拘
わらず3回目以降は炊飯器が空くまで洗米容器内で浸漬
待機することになり、これ以上の炊飯能力を必要とする
ときは載置台或いは洗米手段を増やすか、別置きの炊飯
器を利用することになる。
【0045】
【実施例2】図5、6、7は本発明の実施例2を示すも
ので、図5は装置全体の正面図、図6はその側面図、図
7は筒体18の動きを説明する説明図で、以下に実施例
1との相違点につき述べ、同一の構成部分については説
明を省略する。
【0046】実施例2の装置は実施例1の装置と異なり
上段の載置台31は移動自在とせず架台2の頂部に固定
し、そのほぼ中央部に筒体18の外径より大きい丸穴開
口32を下段への排出のために穿設して炊飯器4の内釜
33を裸で載置し、下段の載置台6を架台2から手前に
引き出し可能として炊飯器4を載置する。
【0047】上段の内釜33は手で出し入れすることに
なるが、筒体18の出し入れを本実施例2では退避は内
釜で押して行い、内釜を取り出す時はバネ34で筒体1
8が自動復帰するようにしたが、構造を簡単にするには
筒体18の退避、復帰共に手で行ってもよく、或いは筒
体なしでの下段への排出を防ぐため構造が複雑になって
も内釜33或いは下段の載置台6の出し入れの動作に連
動して機械的、電気的、光学的センサ等を利用したリン
ク機構で筒体18を自動退避、復帰すれば、内釜33と
筒体18とを強く当てて傷めたり、筒体18不在のまま
下段の炊飯器4内に排出したりするミスを防止でき、さ
らに内釜や円筒18の有無、位置検出を利用すれば、内
釜や円筒なしの排出ミス防止をさらに確実にできる。
【0048】実施例2の使用法の一例は先ず載置台33
上に内釜を置かず、筒体18を排出口12の実質直下に
置いた状態で、蓋を外し内釜を収納した炊飯器4を載置
した下段の載置台6を架台2の奥に押し込み、パック米
を開封して投入口14に投入し操作パネル15のスター
トスイッチを押せば、給水、撹拌からの一連の作業を開
始進行して下段の炊飯器4内の内釜に米と炊飯用水とを
投入し、蓋9を閉じて所定の時間浸漬工程、続いて炊飯
工程にはいるが、洗米容器10の空いている間洗米容器
内で浸漬しても良い。
【0049】これと並行して、次の洗米を必要とする時
は内釜33を載置台31上の所定の位置に乗せ、筒体1
8を内釜33で押して奥へ退避し、洗米容器10が空い
ていれば投入口14にパック米を開封投入してスタート
スイッチを押す。
【0050】精米の投入後処理が進んで水加減が終われ
ば下段の炊飯器4が空くまで、或いは次の洗米を開始す
るまで洗米容器10内で浸漬を続け、浸漬終了時に炊飯
器4が空いていれば内釜33を下段の炊飯器33内に収
納し、洗米容器10の排出弁13を開弁すれば筒体18
が自動復帰しているので下段の内釜33内に米と水とを
排出し、その前に洗米容器を空けたい場合は内釜33を
上段に置いたまま開弁して米と水とを排出して内釜33
内で浸漬を続け、炊飯器4が空いてから内釜33を収納
して処理を続けるが、異物の混入を防ぐため内釜、炊飯
器等には覆いや蓋をした方がよい。
【0051】実施例2のような構成の装置は炊飯器が1
個のため実施例1の装置よりは炊飯能力が劣り、また内
釜を上段から下段に移す等人力も必要とするが、軽量、
低価格であるのみならず上段がスライドテーブルでなく
単板の固定載置台31でさらに内釜搭載のため、装置の
高さ及び内釜の位置を低くすることができ、操作パネル
15の操作、精米の投入、装置のメンテナンス等が楽に
なり、米と水の入った重い内釜の取り扱いも極めて楽に
なる他、炊飯間隔が長いときは上段の内釜33を上段か
ら撤去して下段の炊飯器4だけを使用できるし、忙しい
時は別置きの炊飯器を利用して米と水を投入した内釜を
複数の炊飯器に配給することもできる等数多くの利点が
あり、実施例1の装置が適合する厨房よりは炊飯頻度、
炊飯量等小規模の厨房に適合する。
【0052】下段の炊飯器4から発生する熱気と蒸気は
載置台31と内釜33とに遮られ、上段では炊飯しない
ため実施例1の装置の遮熱板30が不要となり、載置台
31の丸穴開口32を通った熱が内釜33の中の米と水
とを暖めるので浸漬効果が促進され、炊飯の予備加熱に
もなるので廃熱利用という効果も奏する。
【0053】前記したように上段下段の受入容器2個の
種類には炊飯器2個、炊飯器、内釜1個ずつ、内釜2個
という3組み合わせがあって、炊飯器と内釜の高さが大
きく異なるため、装置、上下の載置台5、31、洗米容
器10、筒体18の高さを3種類とすることができるの
で、支柱16の図示しない架台取付穴を3箇所に穿設し
て洗米容器10及びアームA19の高さを調整可能と
し、架台2の脚柱35を繋ぎで伸縮自在として上段の載
置台5の高さを調整可能としたので、受入容器の組み合
わせ如何で最適の寸法に変更可能で、製造、在庫時の製
品の種類を減らし設置先で使い方を変更する際も容易に
対応できる。
【0054】上記実施例2の流れを図9のタイムテーブ
ルBで一例として説明すると、上段の載置台31を載置
台A、下段の載置台6を載置台B、とし、各工程時間を
実施例1同様の給米2分、洗米4分、水加減排米2分、
浸漬20分、炊飯20分、蒸らし10分とすると、炊飯
間隔を30分、炊飯器を100%フル稼働すれば図示し
ないが浸漬20分をすべて洗米容器内で行うことが可能
で浸漬台が不要となるので、浸漬時間を50分として実
施例2の構成をフルに稼働して連続炊飯を行った場合を
想定すると、図示のように炊飯間隔30分が可能でその
場合洗米手段の1回の稼働時間が前同様2+4+2=8
分に対して次回までの休止時間は22分、従って稼働率
が約27%となり、1台の炊飯器の1回の稼働時間が2
0+10=30分に対して次回までの休止時間は0分、
従って稼働率が100%のフル稼働で、蒸らし終了後8
分の間に内釜を空にして洗浄し使用可能にすれば、必要
とする内釜の数はA、B、Cの3個で済み、浸漬時間が
50分と長いので3回目以降は炊飯器が空くまで洗米容
器内で30分浸漬待機することになり、これ以上の炊飯
能力を必要とするときは載置台或いは洗米手段を増やす
か、別置きの炊飯器を利用することになる。
【0055】本発明の装置はすでに詳細に説明したよう
に炊飯器や内釜を2個搭載できる構成であるが、さらに
大きい炊飯能力を必要とする厨房にはこの発明の立体架
台2をユニットとして2個3個と並べれば、洗米機1個
に炊飯器を4個6個搭載のシステムとすることが可能で
あり、洗米能力が不足する場合は前記のシステムに洗米
仕込部7を付加して、洗米機2個3個に炊飯器4個6個
等のシステムとすることもできるが、このように忙しい
厨房ではパック米では対応しきれないことも考えられ、
小型パック米の前記利点を犠牲にして貯米庫付きユニッ
トで対応すればよい。
【0056】
【発明の効果】本発明の自動洗米仕込装置は、上述の通
りに構成されているので、以下に記載する多くの効果を
奏する。
【0057】請求項1の装置においては、2個の内釜あ
るいは炊飯器を平面的に並べた従来技術を改良し、上下
2段の立体的構成にしたので、設置床面積が小さくて済
み、貴重な厨房のスペースを有効に活用しながら大量
の、あるいは多頻度の炊飯作業を楽に行うことができ、
また洗米容器頂部に米投入口を設けたので、小型パック
米を使用することにより装置を軽量小型低廉にすること
ができ、さらにパック米の利点すなわち、計量が正確、
密封されていて変質し難く衛生的で虫も入らない、米の
種類を即時切り換えられる、貯米庫、計量器や米の輸送
路がないので故障が少なく衛生的且つ清掃も簡単、米の
残量が分かり易い、装置内に米の計量や搬送がないので
音が静か、静電気による故障がない等の数々の利点を活
用でき、また容器を2個共内釜とする構成では別置きの
炊飯器を利用することになるが、既に炊飯器が設備され
ていたり、立体炊飯器のような特定の炊飯器を使用する
厨房に対応でき、洗米仕込部の高さを低くして使い勝手
を良くすることも可能で、さらに2段の載置台を浸漬棚
として利用するので、長時間の浸漬にも対応できる。
【0058】請求項2の装置においては、上下2段の載
置台の少なくとも1個を架台内から引き出せるようにし
たので、炊飯器の蓋や内釜の着脱、洗米手段のメンテナ
ンス等が容易になり、さらに下段の容器内への米と水と
の投入が可能となった。
【0059】請求項3の装置においては、洗米容器の排
出口と下段の容器との間のスペースに移動可能な筒体を
設けたので、米や水が外に飛び散ることもなく、米も平
坦な状態に堆積し手で均す必要もなくなった。
【0060】請求項4の装置においては、上下2個の容
器の少なくとも1個を炊飯器とした構成なので、装置内
で炊飯することができるが、炊飯器、内釜各1個の場合
は内釜を装置内で浸漬容器として長時間の浸漬にも対応
でき、米と水の入った内釜を炊飯器内に移す場合も近く
にあるので作業が楽になり、炊飯器2個の場合は多量多
頻度の炊飯に対応して架台を立体炊飯器同様として使用
できるうえ、重い内釜を運ぶ必要がなく極めて楽な作業
となる。
【0061】請求項5の装置においては、下段を炊飯
器、上段を内釜の構成にしたので、上段で浸漬、下段で
炊飯を行って下段の炊飯器をフル稼働することができ、
また内釜を下の炊飯器に移動するので作業も楽になり、
さらに炊飯器の熱気と湿気が上段載置台と内釜に遮断さ
れるので、洗米部や制御部を防御する遮熱板が不要とな
る。
【0062】請求項6の装置においては前項の効果の他
に、上段の載置台に移動手段を設けないので、架台の構
造を簡単軽量低廉化できて故障も少なくなり、固定載置
台の開口を通った熱気が上段で浸漬中の内釜を加温する
ので廃熱利用にもなる。
【0063】請求項7の装置においては、洗米容器、載
置台、筒体の高さを可変に構成したので、2個の受入容
器の組み合わせに応じて最も使い勝手の良い高さに調整
でき、また部品の共通化が図れるため在庫、生産の管理
が簡単になり、コストの低減も計れるばかりでなく、出
荷設置後の厨房のニーズの変更にも対応できる。
【0064】以上述べたように、多様化するニーズに対
応できるよう炊飯器2個、炊飯器と内釜各1個、内釜2
個の3通りに切り換えられるように構成したので、炊飯
間隔、浸漬時間、蒸らし時間、炊飯頻度等の状況に応じ
て最適の構成を容易に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動洗米炊飯装置の側
面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】同じくその可動部分の動きを示す平面説明図で
ある。
【図4】同じくその可動部分の動きを示す側面説明図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例を示す自動洗米炊飯装置の
正面図である。
【図6】同じくその側面図である。
【図7】同じくその可動部分の動きを示す平面説明図で
ある。
【図8】実施例1の給米から蒸らしまでの流れを示すタ
イムテーブルの一例である。
【図9】同じく実施例2の他の例のタイムテーブルであ
る。
【符号の説明】
1 洗米手段 2 立体架台 3 上段の炊飯器 4 下段の炊飯器 5 上段の載置台 6 下段の載置台 7 洗米仕込部 8 上段炊飯器の蓋 9 下段炊飯器の蓋 10 洗米容器 11 制御部 12 排出口 13 円錐弁 14 精米投入口 15 操作パネル 16 支柱 17 排水ジャケット 18 案内円筒 19 アームA 20 アームB 21 軸 22 プーリーA 23 取付台 24 軸 25 プーリーB 26 タイミングベルト 27 アーム 28 滑車 29 コイルバネ 30 遮熱板 31 上段固定載置台 32 固定載置台の丸穴開口 33 内釜 34 バネ 35 架台脚柱

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に開閉自在とした排出口(12)を
    形成する洗米容器(10)を有する洗米手段(1)と、
    前記洗米容器(10)の下方に構設し、当該洗米容器
    (10)の前記排出口(12)から排出する、洗浄した
    米と計量した炊飯用水とを受ける受入容器を載置する架
    台(2)とからなる洗米仕込部(7)を備える自動洗米
    炊飯装置において、前記架台(2)には第1および第2
    の載置台(5、6)を上下2段に構設し、前記洗米容器
    (10)の頂部に精米投入口(14)を備えたことを特
    徴とする自動洗米炊飯装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の各載置台(5、
    6)の内少なくとも1個を、前記洗米容器排出口(1
    2)下方の洗浄米受入位置から水平方向に移動自在に構
    設したことを特徴とする、請求項1に記載の自動洗米炊
    飯装置。
  3. 【請求項3】 上段に位置する前記第1の載置台(5)
    の上方に、直立する中空筒体でなる案内筒(18)を設
    け、該案内筒を前記排出口(12)下方の洗浄米受入位
    置から水平方向に回動自在に軸支し、前記第1の載置台
    (5)上に載置する受入容器を前記排出口(12)下方
    の受入位置に載置する時は、前記案内筒(18)を前記
    受入位置から退避し、前記第1の載置台(5)上の前記
    受入容器を前記排出口(12)下方の受入位置から撤去
    する時は、前記案内筒(18)を前記受入位置へ復帰可
    能に構成したことを特徴とする、請求項1あるいは2の
    何れかに記載の自動洗米炊飯装置。
  4. 【請求項4】 前記各載置台(5、6)上の前記受入容
    器の少なくとも1個が、炊飯手段に収納されたものであ
    ることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の自
    動洗米炊飯装置。
  5. 【請求項5】 前記下段の第2の載置台(6)上に載置
    した受入容器が炊飯手段(4)に収納されたもので、前
    記上段の第1の載置台(5)には前記炊飯手段(4)の
    内釜(33)のみを搭載したことを特徴とする、請求項
    1〜4の何れかに記載の自動洗米炊飯装置。
  6. 【請求項6】 前記上段の第1の載置台(5)を前記架
    台(2)に固設し、該載置台(5)の前記受入位置に前
    記案内筒(18)より大きい開口(32)を設けたこと
    を特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の自動洗米
    炊飯装置。
  7. 【請求項7】 前記洗米容器(10)、各載置台(5、
    6)および案内筒(18)の高さをそれぞれ変更可能に
    構成したことを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記
    載の自動洗米炊飯装置。
JP4852597A 1997-02-18 1997-02-18 自動洗米炊飯装置 Pending JPH10229942A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017070565A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 大阪瓦斯株式会社 炊飯方法及び炊飯設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017070565A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 大阪瓦斯株式会社 炊飯方法及び炊飯設備

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