JPH10229933A - 冷凍・冷蔵ショーケースのガラス - Google Patents

冷凍・冷蔵ショーケースのガラス

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Publication number
JPH10229933A
JPH10229933A JP3607697A JP3607697A JPH10229933A JP H10229933 A JPH10229933 A JP H10229933A JP 3607697 A JP3607697 A JP 3607697A JP 3607697 A JP3607697 A JP 3607697A JP H10229933 A JPH10229933 A JP H10229933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
glass
heat
refrigerator
heat transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3607697A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hirano
孝 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3607697A priority Critical patent/JPH10229933A/ja
Publication of JPH10229933A publication Critical patent/JPH10229933A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば、フロントガラスとして庫内を透視でき
るように冷凍・冷蔵ショーケースに組み込んだ断熱複層
ガラス構造のガラスを、低コストでより高い防露性が得
られるように改良する。 【解決手段】庫内側,庫外側の透明ガラス板4,5の間
に、その周縁に沿って発泡プラスチック成形品で作られ
た額縁状のスペーサ9を介挿し、その内周面に形成した
凹溝に乾燥剤8を充填した上で、その開放面を通気孔付
きカバー10で覆い、さらにその外周を断熱性シール材
7で封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍・冷蔵ショ
ーケースに装備したガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】平形ショーケースを例に、頭記した冷凍
・冷蔵ショーケースの構成,およびショーケースに装備
したフロントガラスの従来構造を図3,図4に示す。図
3において、1は断熱筐体で構築された上面開放形のケ
ース本体であり、そのフロント側には通路側から庫内に
並べた商品が透視できるように透明なフロントガラス2
が嵌め込まれている。なお、図示してないが、ケース本
体1の内部には冷凍機のエバポレータ,冷気ファンが組
み込まれており、庫内側で冷気を循環送風し、ケース本
体1の開放面に冷気エアカーテンを吹出形成して外気熱
の侵入を防ぎつつ、庫内に収容した商品を保冷するよう
にしている。
【0003】一方、前記のフロントガラス2は、庫内外
の温度差に起因して生じる結露が原因でガラス面が曇る
のを防ぐために、次記のような断熱複層ガラスが採用さ
れている。図4はかかる断熱複層ガラスの従来構造を表
す断面図であり、アルミ押出成形品などのチャンネル材
で額縁状に組立てたスペーサ3を挟んで前後に2枚の透
明ガラス板4,5を向かい合わせに重ねて両面接着テー
プ6で貼り合わせ、さらにその外周をブチルゴムなどの
断熱性シール材7で封止した構成になり、前記スペーサ
3の内部にはシリカゲルなどの乾燥剤8を充填してお
く。
【0004】かかる構成により、庫内側のガラス板4と
庫外側のガラス板5との間が空気層で断熱され、かつ2
枚のガラス板4,5とスペーサ3で囲まれた密閉空間の
空気が乾燥剤8により除湿される。これにより、庫内側
の冷熱が庫外側のガラス板5に伝熱し難くなって透明ガ
ラス板5に結露,曇りの発生が抑制される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記構造の
断熱複層ガラスをフロントガラスとして採用した冷凍・
冷蔵ショーケースでは製作コスト,使用面で次記のよう
な問題点がある。すなわち、 (1) スペーサ3にアルミ押出成形品を用いて額縁状に組
立ているために、組立工数も多くなってコスト高とな
る。また、フロントガラスの重量が重くなるために、シ
ョーケース組立工程での作業員によるハンドリングが厄
介である。
【0006】(2) アルミ押出成形品のスペーサ3は伝熱
性が高く、かかる金属製スペーサを採用した冷凍・冷蔵
ショーケースのフロントガラス2では、スペーサを伝熱
媒体として庫内側の冷熱が庫外側ガラス板5の周縁部へ
多量に貫流する。このために、ガラス板5の中央板面域
には殆ど結露の発生が見られないものの、スペーサ3と
当接するガラス板5の周縁部ではガラスの表面温度が低
くなって結露が発生し、この結露水がフロントガラスの
表面を濡らしたり、ケース本体を伝わって床面に滴下し
周辺を汚すといった不具合が生じる。
【0007】この発明は上記の点に鑑みなされたもので
あり、その目的は前記課題を解決し、低コストで、より
高い防露性が得られるように改良した冷凍・冷蔵ショー
ケースのガラスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、2枚の透明ガラス板を向かい合
わせに並べ、その周縁に沿って乾燥剤を充填したチャン
ネル状のスペーサを挟んで重ね合わせるとともに、その
外周を断熱性シール材で封止した構造になる冷凍・冷蔵
ショーケースのガラスにおいて、前記スペーサを発泡プ
ラスチック成形品で構成するものとする。
【0009】また、前記構成のガラスの防露性をより一
層高めるために、発泡プラスチック製のスペーサに対し
て、その庫外側のガラス板と対向する側の表面にアルミ
箔などの伝熱シートを被着するとともに、該伝熱シート
にコードヒータを布設し、該ヒータの周域を断熱性シー
ル材で封止した構成がある。上記のように庫内側ガラス
板と庫外側ガラス板の間に介挿したスペーサを発泡プラ
スチック成形品で構成することにより、材料費も安価
で、かつ額縁状のスペーサを一体成形することができ、
従来の金属製スペーサと比べても製作コストが大幅に低
下する。
【0010】しかも、発泡プラスチックは熱伝導率が金
属材料と比べて大幅に低く、これによりスペーサを介し
て庫内側から庫外側のガラス板に伝熱する冷熱の貫流量
が極端に低下してガラス表面の結露,曇りの発生が効果
的に防止できる。また、スペーサの庫外側ガラス板との
対向面域にアルミ箔などの伝熱シートを被着するととも
に、該伝熱シートにコードヒータを布設し加温すること
により、ガラスの周縁部に対する防露効果がより一層高
まる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図4に
対応する同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕図1はこの発明の請求項1に対応する実施
例の構成図である。この実施例においては、庫内側の透
明ガラス板4と庫外側の透明ガラス板5との間の周縁部
に沿って発泡プラスチック成形品で作られたスペーサ9
が介挿されている。このスペーサ9は発泡ウレタン,発
泡スチレンなどプラスチックフォームを型枠内で発泡成
形して額縁状に形成したものであり、その断面形状が内
周面に向けて開放した凹形である。また、スペーサ9の
凹溝内にはシリカゲルなどの乾燥剤8を充填した上で、
その開放面をアルミ箔などのカバー10で覆い、かつカ
バー10には通気孔10aが開口ている。
【0012】かかる構成のフロントガラス2の防露原理
は図4に示した従来構造のフロントガラスと同じである
が、庫内側のガラス板4と庫外側のガラス板5の間に介
挿したスペーサ9が断熱性の高い発泡プラスチック製で
あることから、スペーサ9を伝熱して庫外側のガラス板
5に貫流する冷熱の伝熱量が僅少となり、これによりフ
ロントガラス2の表面周縁部に発生する結露が効果的に
抑止される。
【0013】〔実施例2〕図2は、前記実施例1をさら
に改良したこの発明の請求項2に対応する実施例を示す
ものである。この実施例においては、発泡プラスチック
製のスペーサ9に対して、庫外側ガラス板5と対向する
側の表面にアルミ箔などの伝熱シート11を貼着すると
ともに、該伝熱シート11の端縁をスペーサ9の外周側
に折り込んだ上で、ここにコードヒータ12を布設して
接着テープなどで固定し、該ヒータの周域を断熱性シー
ル材7で封止した構成になる。
【0014】かかる構成で、ショーケースの保冷運転中
にコードヒータ12に通電することにより、ヒータの発
生熱が伝熱シート11を通じて庫外側ガラス板5に伝熱
し、その周縁部を加温する。これにより、防露性がより
一層向上する。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の構成によ
れば、従来構造の断熱複層ガラスと比べ、製作コストを
低めてコストパフォーマンス性を高めることと併せて、
ガラスの防露性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に対応するフロントガラス
の要部構造を表す斜視断面図
【図2】この発明の実施例2に対応するフロントガラス
の要部構造を表す斜視断面図
【図3】この発明の実施対象とりる冷凍・冷蔵ショーケ
ースの全体構成図
【図4】図3のショーケースに組み込んだフロントガラ
スの従来構造を示す断面図
【符号の説明】
1 ケース本体 2 フロントガラス 4 庫内側の透明ガラス板 5 庫外側の透明ガラス板 7 断熱性シール材 8 乾燥剤 9 発泡プラスチック製スペーサ 10 カバー 10a 通気孔 11 伝熱シート 12 コードヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の透明ガラス板を向かい合わせに並
    べ、その周縁に沿って乾燥剤を充填したチャンネル状の
    スペーサを挟んで重ね合わせるとともに、その外周を断
    熱性シール材で封止した構造になる冷凍・冷蔵ショーケ
    ースのガラスにおいて、前記スペーサを発泡プラスチッ
    ク成形品で構成したことを特徴とする冷凍・冷蔵ショー
    ケースのガラス。
  2. 【請求項2】請求項1記載のガラスにおいて、スペーサ
    に対してその庫外側のガラス板と対向する側の表面に伝
    熱シートを貼着するとともに、該伝熱シートにコードヒ
    ータを布設し、該ヒータの周域を断熱性シール材で封止
    したことを特徴とする冷凍・冷蔵ショーケースのガラ
    ス。
JP3607697A 1997-02-20 1997-02-20 冷凍・冷蔵ショーケースのガラス Pending JPH10229933A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3607697A JPH10229933A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 冷凍・冷蔵ショーケースのガラス

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JP3607697A JPH10229933A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 冷凍・冷蔵ショーケースのガラス

Publications (1)

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JPH10229933A true JPH10229933A (ja) 1998-09-02

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ID=12459660

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JP3607697A Pending JPH10229933A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 冷凍・冷蔵ショーケースのガラス

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JP (1) JPH10229933A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102131258B1 (ko) * 2019-09-02 2020-07-07 주식회사 진우전자 쇼케이스장치

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