JPH10229922A - 棚載置物落下防止装置 - Google Patents

棚載置物落下防止装置

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JPH10229922A
JPH10229922A JP3497297A JP3497297A JPH10229922A JP H10229922 A JPH10229922 A JP H10229922A JP 3497297 A JP3497297 A JP 3497297A JP 3497297 A JP3497297 A JP 3497297A JP H10229922 A JPH10229922 A JP H10229922A
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Hideyuki Midorikawa
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Sanshin Metal Working Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製作でき、棚載置物の止め部材をしっ
かりと保持することができる棚載置物落下防止装置を提
供すること。 【解決手段】 装置を書架に取り付けるものとする。書
架前側の左右の支柱32に左右一対の書籍止め杆受け具1
をそれぞれ装着する。一対の受け具1の対向する側板部
10に縦長孔15を設ける。側板部10の前端部に連設した前
板部11の側端部に第2側板部12を連設すると共に、前板
部10の上下各端部に底板部13、14を連設する。前板部10
の裏面側に中空ゴム材料からなるスライド抑止部材20
を、その抑止面21を縦長孔15の前長辺部15a よりも後方
側に突出した状態にして設ける。そして、書籍止め杆2
の左右各端部を受け具1の縦長孔15に挿入する。この状
態のもとで、スライド抑止部材20は、自己の弾性復元力
で書籍止め杆2の各端部を縦長孔15の後長辺部15b に押
圧して書籍止め杆2を保持するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品棚や書架等
の棚板上に載置された棚載置物の落下や飛出し等を防止
する棚載置物落下防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】物品棚や書架等の各種棚には、
棚載置物が地震や移動等の際の振動によって落下したり
飛び出したりすることを防止するために、棚載置物落下
防止装置が取り付けられることがある。
【0003】例えば書架には、図7に示すような装置が
取り付けられていた。同図において、(60)は書籍止
め部材、(50)は書架前側の左右の支柱(32)にそ
れぞれ装着された左右一対の書籍止め部材受け金具であ
る。
【0004】前記書籍止め部材(60)は、中空金属製
の書籍止めパイプ(61)と、該書籍止めパイプ(6
1)の左右各端部を前記受け金具(50)に連結する、
金属棒をコ字状に屈曲して形成された連結金具(62)
とからなり、前記書籍止めパイプ(61)が棚板(3
1)上に並べられた書籍類(B)の前方に配置されて、
地震等の振動による書籍類(B)の落下等を防止しうる
ものとなされている。
【0005】一方、前記一対の受け金具(50)は、金
属板を屈曲して形成されたものであって、これら一対の
受け金具(50)の対向する側板部(51)が、支柱
(32)の内側壁面に止めピン等の止め付け部材(5
5)(55)で止め付けられている。この側板部(5
1)の前端部は、支柱前側壁面(32a)よりも前方へ
突出した状態になっており、その前端部に前板部(5
2)が連設されると共に、前板部(52)の側端部に第
2側板部(53)が連設されている。前板部(52)の
幅は、支柱前側壁面(32a)の幅より小寸に形成され
ると共に、第2側板部(53)の後端部は、支柱前側壁
面(32a)に近接した位置に配されている。そして、
前記連結金具(62)の一端部が前記書籍止めパイプ
(51)の各端部開口部に嵌着される一方、他端部が受
け金具(59)の第2側板部(53)に設けられた縦長
孔(54)に挿入枢支され、この連結金具(62)の他
端部を軸として前記書籍止めパイプ(61)が下から上
及び上から下へ回動移動できるようになっている。
【0006】かくして構成された上記従来品は、同図の
鎖線に示すように、書籍止めパイプ(61)を下から上
へ持ち上げて、連結金具(62)の一端部を受け金具
(50)の第2側板部(53)及び側板部(51)の上
端部に設けられたL字状の切欠部(55)に掛け留める
ことで、書籍(B)の前方に配置するものとなされてい
る。
【0007】しかしながら、上記従来品には次のような
欠点があった。すなわち、上記従来品の場合、書籍止め
パイプ(61)と受け金具(50)とを連結するには連
結金具(62)を用いなければならないが、この連結金
具(62)はコ字状に屈曲して形成しなければならない
ため、その製作がいささか面倒であり、コストアップを
招いてしまうという欠点があった。また、上記従来品を
移動式書架に取り付けた場合、書架を移動させると、そ
の振動により連結金具(62)や書籍止めパイプ(6
1)が揺れ動き、受け金具(51)や支柱(32)にぶ
つかって「カタカタト」と音が発生してしまうことがあ
り、読書や勉強等をしている周囲の人に迷惑をかけてし
まうという欠点があった。加えて、地震の際には、その
振動により連結金具(62)が上下に動いてL字状切欠
部(55)から外れて落ちてしまうという欠点があっ
た。
【0008】また、上記従来品を物品棚等に取り付けた
場合であっても、同様の問題が生じてしまう。
【0009】この発明は、上述した難点に鑑みてなされ
たもので、安価に製作でき、しかも棚載置物止め部材を
しっかりと保持することができる棚載置物落下防止装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的において、こ
の発明では、棚載置物の前方に配置される棚載置物止め
杆と、棚前側の左右の支柱に装着される左右一対の棚載
置物止め杆受け具と採用すると共に、棚載置物止め杆を
保持する機構として、棚載置物止め杆の各端部が挿入さ
れて棚載置物止め杆を上下にスライド自在に保持する長
孔と、棚載置物止め杆のスライドを抑止するスライド抑
止部材とを採用することとした。
【0011】すなわち、請求項1に係る棚載置物落下防
止装置は、棚載置物の前方に配置される棚載置物止め杆
と、棚前側の左右の支柱に装着される左右一対の棚載置
物止め杆受け具とを備えてなり、前記一対の受け具の対
向する側板部に長孔が設けられると共に、前記長孔に前
記棚載置物止め杆の各端部が挿入されて前記棚載置物止
め杆が上下にスライドしうるものとなされる一方、前記
側板部の前端部に前板部が連設されると共に、前記前板
部の裏面側に前記棚載置物止め杆のスライドを抑止する
弾性体からなるスライド抑止部材が、その抑止面を前記
長孔の前長辺部よりも後方側に突出した状態にして設け
られ、前記棚載置物止め杆の各端部が前記長孔に挿入さ
れた状態のもとで、前記スライド抑止部材が自己の弾性
復元力で前記棚載置物止め杆の各端部を前記長孔の後長
辺部側に押圧して前記棚載置物止め杆を保持するものと
なされてなることを特徴とするものである。
【0012】請求項2では、前記受け具は、前記前板部
の側端部に後方突出状に連設された第2側板部と、前記
前板部の上下各端部のうち少なくとも下端部に後方突出
状に連設された底板部とを有すると共に、前記支柱の前
側壁面において前記スライド抑止部材を側板部、前板
部、第2側板部及び底板部で包囲する状態に装着するも
のとなされた構成を採用した。
【0013】請求項3では、前記第2側板部に棚載置物
止め杆貫挿用切欠部が設けられた構成を採用した。
【0014】請求項4では、前記スライド抑止部材の抑
止面に、前記棚載置物止め杆のスライド方向に沿う複数
本のスライド補助用凸条が設けられた構成を採用した。
【0015】請求項5では、前記スライド抑止部材は、
中空ゴム材料からなる構成を採用した。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に基づいて
説明する。
【0017】図1乃至図6は、この発明に係る棚載置物
落下防止装置を書架に適用した一実施形態を示すもので
ある。したがって、この装置により落下や飛び出し等が
防止される棚載置物は、書籍類となる。以下、この実施
形態に沿うように棚載置物止め杆を書籍止め杆という。
【0018】これらの図において、(2)は直線状の金
属棒からなる書籍止め杆、(1)は書籍止め杆の受け具
である。
【0019】この装置(A)が取り付けられる書架(3
0)の棚板(31)上には、図書、雑誌、ファイル等の
書籍類(B)が並べられており、図1に示すように、こ
の書籍類(B)の前方に前記書籍止め杆(2)が水平に
配置され、書籍類(B)の落下や飛出し等が防止されて
いる。そして、この装置(A)は、書籍止め杆(2)を
手で棚板(31)の上面より下位置に降ろすことによ
り、書籍類(B)を取り出すことができるようになって
いる。
【0020】この装置(A)の構成を詳述すると、書架
(30)前側の左右の支柱(32)(32)には、左右
一対の受け具(1)(1)がそれぞれ装着されている。
この一対の受け具(1)(1)は、金属板を屈曲して形
成されたものであり、図2及び図5に示すように、これ
ら一対の受け具(1)(1)の対向する側板部(10)
には、その前端部に近接した位置に、前記書籍止め杆
(2)の左右各端部が挿入されて書籍止め杆(2)を上
下方向にスライド自在に保持する縦長孔(15)が設け
られている。また、側板部(10)の中央上下部には、
支柱(32)の内側壁面(32b)に設けられた棚板位
置調整用孔(33)(33)…に対応した取付け孔(1
8)(18)が設けられている。そして、この側板部
(10)が、前記縦長孔(15)を支柱(32)の前側
壁面(32a)よりも前方へ突出する状態にして支柱
(32)の内側壁面(32b)に取り付けられている。
この受け具(1)の取付けは、図2に示すように、前記
取付け孔(18)(18)を前記棚板位置調整用孔(3
3)(33)…に一致させて、この取付け孔(18)
(18)に止めピン等の止め付け部材(25)(25)
を差し込むことにより行われている。なお、前後の支柱
の内側壁面に、書架の側板となる側板部材(図示せず)
や、書架の側板となる側板部を有する棚板受け部材(図
示せず)等が装着される書架にあっては、受け具(1)
の取付けは、支柱内側壁面(32b)に側板部材等を装
着するときに、受け具側板部(10)をこの側板部材等
と支柱内側壁面(32b)との間に挟み込む方法により
行っても良い。
【0021】そして、この受け具側板部(10)の前端
部に前板部(11)が支柱前側壁面(32a)と対向す
る状態に連設されると共に、この前板部(11)の側端
部に第2側板部(12)が後方突出状に連設され、更に
前板部(11)の上下各端部にそれぞれ上下底板部(1
3)(14)が後方突出状に連設されている。前記前板
部(11)は、支柱前側壁面(32a)の幅の約半分の
幅を有し、第2側板部(12)の後端部及び上下底板部
(13)(14)の後端部は、支柱前側壁面(32a)
に近接した位置に配されている。そして、前板部(1
1)の裏面側には、図3に示すように、前記書籍止め杆
(2)のスライドを抑止する中空ゴム材料からなるスラ
イド抑止部材(20)が、前記縦長孔(15)の全長に
亘って設けられている。したがって、このスライド抑止
部材(20)は、支柱(32)の前側壁面(32a)
と、受け具(1)の側板部(10)、前板部(11)、
第2側板部(12)、上底板部(13)及び下底板部
(14)とによって前後左右上下が包囲された状態にな
っており、受け具(1)から脱落しないものとなされて
いる。
【0022】前記スライド抑止部材(20)は、断面略
D字状に形成された弾力性を有する軟質合成樹脂製の中
空棒状体が用いられてあって、その抑止面(21)は、
図6に示すように、前記縦長孔(15)の前長辺部(1
5a)よりも後方側に突出した状態に配置されており、
書籍止め杆(2)の端部を前記縦長孔(15)に挿入す
ることで、図3及び図4に示すように抑止面(21)が
窪んで書籍止め杆(2)の端部を自己の弾性復元力で前
記縦長孔(15)の後長辺部(15b)側に常時押圧す
るものとなされている。さらに、この抑止面(21)に
は、上下方向に沿う5条のスライド補助用凸条(21
a)(21a)…が互いに平行に配設され、書籍止め杆
(2)の上下方向へのスライドを容易ならしめている。
【0023】また、図3に示すように、第2側板部(1
2)の後端中央部には、円弧状の書籍止め杆貫挿用切欠
部(17)が設けられている。なお、(16)は、側板
部(10)の後端部に連設された、支柱後側壁面(32
c)に掛け止める掛止め片部である。
【0024】而して、前記書籍止め杆(2)は、図5及
び図6に示すように、その左右各端部が前記一対の受け
具(1)(1)の縦長孔(15)に挿入され、前記スラ
イド抑止部材(20)の弾性復元力で縦長孔(15)の
後長辺部(15b)若しくは支柱前側壁面(32a)に
押圧されることで、しっかりと保持された状態になる。
この状態において、書籍止め杆(2)は、左右一対の受
け具(1)(1)の第2側板部(12)(12)間に配
置されており、書籍止め杆(2)の左右方向の動きは、
この第2側板部(12)(12)により規制されるよう
になっている。そして、この状態から、手で書籍止め杆
(2)の各端部を縦長孔(15)に沿って上方にスライ
ドさせて書籍止め杆(2)を棚板(31)の上面より上
位置に配置させることにより、書籍止め杆(2)が書籍
類(B)の前方に配置して書籍類(B)の落下等を防止
するものとなる。これとは反対に、書籍止め杆(2)の
各端部を縦長孔(15)に沿って下方にスライドさせて
書籍止め杆(2)を棚板(31)の上面より下位置に配
置させることにより、書籍類(B)の取出しが可能とな
る。なお、書籍止め杆(2)の書籍類(B)を止める高
さ位置は、書籍類(B)のサイズに応じて調節される。
【0025】以上のように構成された装置(A)におい
て、書籍止め杆(2)を一対の受け具(1)(1)に取
り付ける場合は、図3の鎖線に示すように、書籍止め杆
(2)の左右両端部のうち、いずれか一方の端部を、受
け具(1)の縦長孔(15)に挿入して前記切欠部(1
7)から突き出した状態にしておいてから、他方の端部
を反対側の受け具(1)の縦長孔(15)に挿入するこ
とにより容易に取り付けられる。
【0026】上記実施形態の装置にあっては、縦長孔
(15)は受け具側板部(10)の前端部に近接した位
置に設けられているので、側板部(10)の支柱前側壁
面(32a)から前方側への突出量が極力抑えられた構
成になっており、単独に設置された書架はもちろん、移
動式密集書架に対しても十分に適応しうるものとなされ
ている。また、受け具(1)は全て曲げ加工により形成
されているので、安全性の高いものとなっている。
【0027】以上、棚載置物落下防止装置の一実施形態
を説明したが、この発明に係る棚載置物落下防止装置
は、上記実施形態で示した書架はもとより、それ以外の
各種棚にも取り付けられる。例えば、物品棚にこの発明
に係る棚載置物落下防止装置を取り付けても良い。これ
に伴い、受け具の形状やその取付け方法等も様々に変更
することができることはもちろんである。
【0028】なお、上記実施形態では、スライド抑止部
材(20)は、チューブ状軟質合成樹脂等の中空ゴム材
料からなるものを用いているが、請求項1乃至4の発明
に係る装置にあっては、この他に、例えば板バネ等のバ
ネの弾性復元力を利用したスライド抑止部材(図示せ
す)を用いても良い。また、上記実施形態では、受け具
前板部(11)の上下両端部に底板部(13)(14)
が連設されているが、請求項2の発明に係る装置にあっ
ては、底板部は受け具前板部(11)の上下各端部のう
ち少なくとも下端部に連設されていれば良い。この底板
部(14)だけで、十分にスライド抑止部材(20)の
脱落を阻止することができるからである。
【0029】
【発明の効果】上述の次第で、請求項1の発明に係る棚
載置物落下防止装置によれば、地震や棚の移動等による
棚載置物の落下や飛出し等を棚載置物止め杆によって確
実に防止することができることはもとより、前記棚載置
物止め杆の各端部が前記長孔に挿入された状態のもと
で、前記スライド抑止部材が自己の弾性復元力で前記棚
載置物止め杆の各端部を前記長孔の後長辺部側に押圧し
て前記棚載置物止め杆を保持するものとなされているの
で、比較的簡単な構成の装置になり得て、装置を安価に
製作することができる。また、棚載置物止め杆はスライ
ド抑止部材の弾性復元力により後長辺部側に押圧されて
保持されるので、この装置を例えば移動式書架に取り付
けた場合にあっても、書架が移動する際の振動により棚
載置物止め杆が揺れ動いてしまう虞がなくなり、静かに
書架を移動させることができる。しかも、上下振動を受
けても棚載置物止め杆が受け具から外れてしまう虞がな
くなり、地震の場合であっても、棚載置物の落下や飛出
し等を確実に防止することができる。
【0030】請求項2の発明に係る棚載置物落下防止装
置によれば、前記受け具は、前記前板部の側端部に後方
突出状に連設された第2側板部と、前記前板部の上下各
端部のうち少なくとも下端部に後方突出状に連設された
底板部とを有すると共に、前記支柱の前側壁面において
前記スライド抑止部材を側板部、前板部、第2側板部及
び底板部で包囲する状態に装着するものとなされている
ので、この受け具を支柱に装着すると、スライド抑止部
材は、支柱の前側壁面と、受け具の側板部、前板部、第
2側板部及び底板部とで包囲される状態になる。したが
って、スライド抑止部材が受け具から脱落することを阻
止することができる。また、接着剤や粘着テープ等を使
用しないでもスライド抑止部材を受け具前板部の裏面側
に常時配置させることができるので、この装置を製作す
る際に、スライド抑止部材を受け具前板部の裏面側に配
置させるための特別な手段を講じる必要がなくなり、製
作工程を簡素化することができる。また、この装置を棚
に取り付けた状態において、棚載置物止め杆は左右一対
の受け具の第2側板部間に配置するものとなるので、棚
載置物止め杆の左右方向の動きをこの第2側板部によっ
て規制することができる。
【0031】請求項3の発明に係る棚載置物落下防止装
置によれば、第2側板部に棚載置物止め杆貫挿用切欠部
が設けられているので、棚載置物止め杆を一対の受け具
に取り付ける際、棚載置物止め杆の一端部を、一方の受
け具の側板部の長孔に挿入して第2側板部の棚載置物止
め杆貫挿用切欠部から突き出しておいてから、棚載置物
止め杆の他端部を他方の受け具の長孔に挿入することが
でき、棚載置物止め杆の取付け操作を容易に行うことが
できる。
【0032】請求項4の発明に係る棚載置物落下防止装
置によれば、スライド抑止部材の抑止面に、棚載置物止
め杆のスライド方向に沿う複数本のスライド補助用凸条
が設けられているので、棚載置物止め杆の各端部とスラ
イド抑止部材の抑止面との接触面積が小さくなり、棚載
置物止め杆のスライド操作を容易に行うことができる。
【0033】請求項5の発明に係る棚載置物落下防止装
置によれば、スライド抑止部材は中空ゴム材料からなる
ものなので、スライド抑止部材の抑止面は、棚載置物止
め杆各端部の形状に応じて窪み易くなり、棚載置物止め
杆の各端部を安定良く且つしっかりと保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る棚載置物落下防止装置を書架に
適用した一実施形態を示す正面図である。
【図2】同装置の受け具及び書籍止め杆を示す斜視図で
ある。
【図3】同装置の受け具及び書籍止め杆を裏側から見た
斜視図である。
【図4】図3中IV−IV線断面図である。
【図5】同装置の受け具と書籍止め杆とを分離して示す
斜視図である。
【図6】同装置の受け具と書籍止め杆とを分離して示す
断面図である。
【図7】従来の書籍類落下防止装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
A…棚載置物落下防止装置 B…書籍類(棚載置物) 1…受け具 2…書籍止め杆(棚載置物止め杆) 10…側板部 11…前板部 12…第2側板部 13…上底板部 14…下底板部 15…縦長孔 17…書籍止め杆貫挿用切欠部(棚載置物止め杆貫挿用
切欠部) 20…スライド抑止部材 21…抑止面 21…スライド補助用凸条

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚載置物の前方に配置される棚載置物止
    め杆(2)と、棚前側の左右の支柱に装着される左右一
    対の棚載置物止め杆受け具(1)(1)とを備えてな
    り、 前記一対の受け具(1)の対向する側板部(10)に長孔
    (15)が設けられると共に、前記長孔(15)に前記棚載
    置物止め杆(2)の各端部が挿入されて前記棚載置物止
    め杆(2)が上下にスライドしうるものとなされる一
    方、 前記側板部(10)の前端部に前板部(11)が連設される
    と共に、前記前板部(11)の裏面側に前記棚載置物止め
    杆(2)のスライドを抑止する弾性体からなるスライド
    抑止部材(20)が、その抑止面(21)を前記長孔(15)
    の前長辺部(15a )よりも後方側に突出した状態にして
    設けられ、 前記棚載置物止め杆(2)の各端部が前記長孔(15)に
    挿入された状態のもとで、前記スライド抑止部材(20)
    が自己の弾性復元力で前記棚載置物止め杆(2)の各端
    部を前記長孔(15)の後長辺部(15b )側に押圧して前
    記棚載置物止め杆(2)を保持するものとなされてなる
    ことを特徴とする棚載置物落下防止装置。
  2. 【請求項2】 前記受け具(1)は、前記前板部(11)
    の側端部に後方突出状に連設された第2側板部(12)
    と、前記前板部(11)の上下各端部のうち少なくとも下
    端部に後方突出状に連設された底板部(14)とを有する
    と共に、前記支柱の前側壁面(32a )において前記スラ
    イド抑止部材(20)を側板部(10)、前板部(11)、第
    2側板部(12)及び底板部(14)で包囲する状態に装着
    するものとなされてなる請求項1記載の棚載置物落下防
    止装置。
  3. 【請求項3】 前記第2側板部(12)に棚載置物止め杆
    貫挿用切欠部(17)が設けられてなる請求項2記載の棚
    載置物落下防止装置。
  4. 【請求項4】 前記スライド抑止部材(20)の抑止面
    (21)に、前記棚載置物止め杆のスライド方向に沿う複
    数本のスライド補助用凸条(21a )が設けられてなる請
    求項1乃至3のいずれか1項記載の棚載置物落下防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記スライド抑止部材(20)は、中空ゴ
    ム材料からなる請求項1乃至4のいずれか1項記載の棚
    載置物落下防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002223877A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Okamura Corp 収納棚における脱落防止装置
KR101043436B1 (ko) * 2010-07-30 2011-06-22 (주)정화선박의장 선박용 책장의 롤링바 고정 소켓
JP2016049892A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 株式会社モリタホールディングス 車両用収納装置及び支持部材

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