JPH10229681A - 電動車用スイッチング装置 - Google Patents

電動車用スイッチング装置

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JPH10229681A
JPH10229681A JP9033582A JP3358297A JPH10229681A JP H10229681 A JPH10229681 A JP H10229681A JP 9033582 A JP9033582 A JP 9033582A JP 3358297 A JP3358297 A JP 3358297A JP H10229681 A JPH10229681 A JP H10229681A
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JP
Japan
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capacitor
switching module
current
power supply
switching
Prior art date
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JP9033582A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kuriyama
茂 栗山
Kiyoshi Nemoto
清志 根本
Nobuo Inoue
信男 井上
Hideo Toyoda
英雄 豊田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリフォークリフトに交流モータを適用す
るとき、バッテリ電圧が低いのでインバータの通電電流
を大きくする。そのため、損失,発熱が大きくなる。 【解決手段】オン抵抗の小さな電解効果トランジスタを
多数個並列に使用する。電解効果トランジスタの耐電圧
を小さくすると、オン抵抗の小さいものが使用でき、損
失を小さくできる。スイッチング時のはね上がり電圧を
小さくするため、電圧をはね上げるエネルギをコンデン
サに吸収させるため、リード線の長さを短く、吸収量を
大きくできるようスペースを大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動車用スイッチン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数百アンペアを通電するインバータに
は、普通絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下IG
BT)が用いられる。
【0003】一般的にIGBTの順方向電圧降下(FV
D)は、通電開始電圧は、1ないし2ボルトである。
【0004】通電による損失は、(FVD)×通電電流
(I)となるので、通電電流(I)が小さくても、損失
は大きな値となる。
【0005】そこで、特公昭58−38066 号公報に見られ
るように、順方向電圧降下(FVD)の小さな少電流用の
トランジスタを多数個並列にし、スイッチング速度を揃
える方法がとられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】バッテリフォークリフ
トに交流モータを適用するとき、バッテリ電圧が低いの
でインバータの通電電流を大きくする必要がある。その
ため、損失が大きくなり発熱が大きくなる。
【0007】公知例では、トランジスタの順方向電圧降
下(FVD)は、0.2 から1V近くになり損失は低減
されるが、調整の作業性が良いとはいえない。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで順方向電圧降下
(FVD)が、通電電流0では順方向電圧降下(FVD)
が0ボルトを示す電界効果トランジスタ(FET)を多
数個並列接続する方法がとられる。
【0009】そして多数個並列接続するのは、大電流を
通電できるようにするためである。通電時の抵抗、つま
りオン抵抗の小さいFETを用いれば、さらに損失を低
減することができる。それには、耐電圧の小さな電界効
果トランジスタ(FET)を使用できるようにすること
にある。
【0010】耐電圧Vdsは、電源電圧Vbとスイッチ
オフ時のはね上がり電圧Vaによって決まる。
【0011】
【数1】 Vds=Vb+Va=Vb+L*(di/dt) …(数1) 数1でLは構成や配線によるインダクタンスであり、d
i/dtは電流減少率を示す。
【0012】dtは下降時間で、電界効果トランジスタ
(以下FETという)の下降時間と回路による下降時間
を加えたものである。
【0013】インダクタンスを小さくするには、電流が
通電しているループの面積を、小さくすることである。
【0014】そこで、電源コンデンサの電極から、導電
板をインバータ本体の取付板とフィンの間に配置する。
【0015】その他バッテリからインバータまでのイン
ダクタンスによる電圧増加をなくするため一般的に、電
源コンデンサを用いる。電源コンデンサの内部インダク
タンスは0で、容量は無限大が理想である。
【0016】もう一方の対処として、回路による下降時
間を追加させることで、はね上がり電圧Vaを、小さく
していくことも可能であるがスイッチングロスが増え
る。
【0017】このようにして、はね上がり電圧Vaの増
加を少なくする方法にも限度がある。そこで、はね上が
り電圧Vaを吸収するスナバ回路が用いられる。
【0018】簡単な回路として、プラス,マイナス電源
に高周波用フィルムコンデンサを接続するものがある。
【0019】普通高周波用フィルムコンデンサの電極
は、リード線である。使用に当たり、リード線を短くし
て高周波用フィルムコンデンサのリアクタンスを小さく
することが望ましい。いま高周波用フィルムコンデンサ
の容量をCとしリアクタンスを0としたとき、はね上が
り電圧Vaはほぼ次式のようになる。
【0020】
【数2】
【0021】となり、コンデンサの容量が大きければ、
はね上がり電圧Vaを低減できる。
【0022】またプラス,マイナス電源の抵抗を小さく
し、均一に電圧が印加されるよう導電板とするかあるい
はフィンのブロックを導電体とする。本発明はフィンの
ブロックをプラス電源とし、導電板をマイナス電源とす
る。
【0023】リード線を短くして使用するため、コンデ
ンサを電源コンデンサのプラス側に接続したスイッチン
グモジュールUPと、電源コンデンサのマイナス側に接
続したスイッチングモジュールUNの間に設置した構成
とする。スイッチングモジュールUPとスイッチングモ
ジュールUNとでアームUを構成する。
【0024】同じように、アームV,アームWにも適用
する。
【0025】アームU,アームVおよびアームWでイン
バータを構成する。
【0026】つまり、スイッチング時のはね上がり電圧
を小さくするため、電圧をはね上げるエネルギをコンデ
ンサに吸収させる。そして、コンデンサが吸収しやすい
ようにリード線の長さを短く、吸収量を大きくできるよ
うスペースを大きくすることである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に従って説明す
る。
【0028】図2は本発明を説明するための回路図であ
る。
【0029】バッテリ1からの配線は、インバータ6の
電源コンデンサ(C1)2に接続する。この配線や、バッ
テリ1の内部配線などの総合インダクタンスをLaとす
る。インダクタンスLaによる電圧増加を、電源コンデ
ンサ2で防止している。
【0030】電源コンデンサC1のプラス電源ライン3
およびマイナス電源ライン4にパワー素子5を接続し
て、インバータ6を構成する。
【0031】プラス電源ライン3からプラス導電板7を
介し、フィンベース18−1に取り付けたパワー素子5
などからなるスイッチングモジュール10に、接続す
る。プラス導電板7のインダクタンスをLbとする。
【0032】スイッチングモジュール10のフィンベー
ス18−1側をFET(パワー素子)のドレインとし、F
ET(パワー素子)のソースリード線11を銅板からな
る通電板12を介して、他のモジュール13に接続す
る。通電板12のインダクタンスをLdとする。
【0033】スイッチングモジュール10のFET(パ
ワー素子)のゲート14は、各抵抗R1−1・・・R1
−nを介して、ゲート信号端子G1に接続される。
【0034】スイッチングモジュール13のフィンベー
ス18−2側をFET(パワー素子)のドレインとし、
FET(パワー素子)のソースリード線11を銅板から
なる通電板15を介して、マイナス導電板8に接続す
る。通電板15とマイナス導電板8からなるインダクタ
ンスをLcとする。
【0035】スイッチングモジュール13のフィンベー
ス18−2側を負荷(交流モータ)16に接続する。
【0036】スイッチングモジュール10とスイッチン
グモジュール13は、直列に、プラス電源ライン3とマ
イナス電源ライン4に接続され、アームU相17−1を
構成している。
【0037】アームU相17−1と同じように、アーム
V相17−2およびアームW相17−3を設け、インバ
ータ6を構成する。
【0038】スイッチングモジュール10や、スイッチ
ングモジュール13がオフしたとき影響するインダクタ
ンスは、LbとLcとLdを加えたL値となる。
【0039】
【数3】 L=Lb+Lc+Ld …(数3) 図3は、図1の平面図を示す。
【0040】取付板24に電源コンデンサ(C1)2が
取り付けられる。フィンベース18−1,フィンベース
18−2などはフィン固定ねじ19を絶縁して取付板2
4に固定される。
【0041】1点鎖線で示したプラス導電板7は電源コ
ンデンサ(C1)2とフィンベース18−1に接続され
る。A点よりバッテリ1に接続する。
【0042】2点鎖線で示したマイナス導電板8は、図
1に示すようにフィンベース18−1,18−2の下に
設置し、導電板15に接続する。B点よりバッテリに接
続する。
【0043】コンデンサ(C2)52は、導電板12と
導電板15の間に設置される。
【0044】図1は、本発明からなるインバータの側面
図を示す。
【0045】取付板24に固定された電源コンデンサ
(C1)2から、銅板製のプラス導電板7はスイッチング
モジュール10のフィンベース18−1にある接続板固
定用ねじ21で固定する。
【0046】スイッチングモジュール10の通電板12
は、スイッチングモジュール13のフィンベース18−
2にある接続板固定用ねじ21で固定する。
【0047】スイッチングモジュール13の通電板15
は、マイナス導電板8に接続される。
【0048】マイナス導電板8は、電源コンデンサ2か
ら、スイッチングモジュール10とスイッチングモジュ
ール13のフィンベース18−1,18−2の下を、絶
縁シート25,絶縁シート26を挟んで取付板24に固
定する。
【0049】FETのゲートリード線30は、スイッチ
ングモジュール別になったゲートドライブプリント基板
32に接続する。それでコンデンサ(C2)52の設置場
所の上側のスペースが大きく使用できるため、コンデン
サ(C2)52の容量を大きくできる。つまり、はね上が
り電圧を小さくできるという効果がある。
【0050】コンデンサ(C2)52のリード線は、フィ
ンベース18−1にねじ(C)53で接続し、他のリード
線は通電板15にハンダ付け31される。このように、
リード線を短くできるので、はね上がり電圧を小さくで
きる効果がある。
【0051】スイッチングモジュール13のフィンベー
ス18−2から、負荷接続ターミナル27−1を設け、
外部の負荷16に接続する。
【0052】図4は通電板12,通電板15とパワー素
子5の接続詳細図を示す。
【0053】FET(パワー素子)5のドレイン端子の
リード線28を短くしておく。パワー素子5のソース端
子のリード線11を通電板12の穴部でハンダ31付け
する。ソース端子のリード線11に、曲げ部Rを設け温
度による変形ストレスを吸収する。
【0054】図5はゲート端子を接続する図を示す。
【0055】ゲート端子14にゲートドライブプリント
基板32を、ハンダ付けする。ゲートドライブプリント
基板32は、ゲート回路(図示無し)の1部をなしてい
る。ゲート回路はゲート信号を発生し、負荷の回転数あ
るいは電流を制御する。
【0056】
【発明の効果】本発明によればスイッチングのオフ時の
はね上がり電圧が小さくなり、低電圧のFETが使用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明からなるインバータの側面図。
【図2】インバータ回路図。
【図3】図1の平面図。
【図4】パワー素子リード線の接続図。
【図5】パワー素子のゲート接続図。
【符号の説明】
5…パワー素子、7…プラス導電板、8…マイナス導電
板、9…フィン、10…スイッチングモジュール、1
2,15…通電板、18−1,18−2…フィンベー
ス、21…接続板固定用ねじ、24…取付板、25,2
6…絶縁シート、30…ゲートリード線、31…ハン
ダ、32…ゲートドライブプリント基板、52…コンデ
ンサ、53…ねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 英雄 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリ,電源コンデンサ,パワー素子を
    多数個並列にフィンに取り付けて接続しフィンを通電用
    の導電体とするスイッチングモジュールを構成し、上記
    電源コンデンサのプラス側に接続した第一スイッチング
    モジュールと上記電源コンデンサのマイナス側に接続し
    た第二スイッチングモジュールをアームUとし、同じよ
    うにアームV,アームWを構成し、アームの中間出力端
    子から負荷を接続し、フィンベースや上記電源コンデン
    サを固定する取付板、上記第一,第二スイッチングモジ
    ュールのフィン以外の電極を通電板とし、上記第一スイ
    ッチングモジュールからの第一通電板は上記第二スイッ
    チングモジュールのフィンに接続し、上記第二スイッチ
    ングモジュールの通電板は上記電源コンデンサのマイナ
    ス側に接続されたマイナス導電板に接続し、取付板とフ
    ィンベースの間にマイナス導電板を配置し、絶縁シート
    でマイナス導電板を絶縁したスイッチング装置におい
    て、上記第一スイッチングモジュールと上記第二スイッ
    チングモジュールの間にサージ吸収用のコンデンサを設
    置し、同じように上記アームV,上記アームWにもサー
    ジ吸収用コンデンサを設置したことを特徴とする電動車
    用スイッチング装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記サージ吸収用コン
    デンサの部分で、ゲートドライブ回路の基板を二分割し
    た電動車用スイッチング装置。
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