JPH10229666A - ノズル直巻き高速巻線機 - Google Patents

ノズル直巻き高速巻線機

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Publication number
JPH10229666A
JPH10229666A JP3226297A JP3226297A JPH10229666A JP H10229666 A JPH10229666 A JP H10229666A JP 3226297 A JP3226297 A JP 3226297A JP 3226297 A JP3226297 A JP 3226297A JP H10229666 A JPH10229666 A JP H10229666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
nozzle
spindle shaft
tension
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP3226297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hamada
浩之 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Odawara Engineering Co Ltd
Original Assignee
Odawara Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Odawara Engineering Co Ltd filed Critical Odawara Engineering Co Ltd
Priority to JP3226297A priority Critical patent/JPH10229666A/ja
Publication of JPH10229666A publication Critical patent/JPH10229666A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速巻線時でもワイヤに安定したテンション
を与える。 【解決手段】 クランクユニット10により軸線方向に
所定距離往復移動するとともに、カムユニット17によ
り軸線の回りに所定角度搖動するスピンドルシャフト1
2の上端に、ノズル13を有するスピンドルシャフトヘ
ッダ34を一体に設け、その軸心部にノズル13に連通
するワイヤ挿通用の中心孔34aを形成し、その下端側
の導入口34bをスピンドルシャフトヘッダ34の側面
に開口させる。ワイヤボビン35から引き出されテンシ
ョン装置37によって所定のテンションを与えられたワ
イヤWをガイドローラ対38を介して導入口34bから
中心孔34aに導入し、ノズル13の先端から引き出す
ことにより、テンション装置37から巻線位置までの距
離を近付けてワイヤWのテンションを安定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機のような
回転電機のステータコアの内歯にノズルから供給される
ワイヤを直接巻き付けて界磁コイルを形成するノズル直
巻き高速巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のノズル直巻き巻線機
は、ワイヤを挿通したスピンドルシャフトを軸線方向に
往復移動させてその先端部に設けたワイヤ供給用のノズ
ルをステータコアのスロット内に挿通させ、その各行程
端においてスピンドルシャフトをその軸線の回りに所定
角度搖動回転させることにより、ステータコアの内歯部
に直接巻線するようになっている。
【0003】図2は、従来のノズル直巻き巻線機の一例
を示す縦断面図である。これは、駆動モータ1の回転を
タイミングベルト2を介してタイミングプーリ3に伝
え、それと一体の回転軸4を介して回転板5を所定方向
に回転駆動し、回転板5の偏心位置に植設したクランク
ピン6がクランクアーム7及び連結ピン8を介して、連
結ピン8と一体のスライダ9を駆動するようにしてクラ
ンク機構部Aを構成している。
【0004】スライダ9は、潤滑油を収納したクランク
ユニット10のガイドシャフト11に案内されて上下に
移動し、このスライダ9の移動方向に同動し、回転方向
に自由にスピンドルシャフト12を設ける。スピンドル
シャフト12は軸心部にワイヤWを挿通し、上端部にワ
イヤW供給用のノズル13を備え、スピンドルシャフト
12の往復移動によりノズル13がステータコアS内を
挿通する。
【0005】一方、駆動モータ1の回転を、タイミング
ベルト14を介してタイミングプーリ15に伝え、それ
と一体の入力軸16の回転を、クランクユニット10に
隣接して設けたカム機構や遊星歯車機構等からなる周知
のカムユニット17を介して出力軸18の間欠的な搖動
回転に変換する。この出力軸18の搖動回転をタイロッ
ド19を介して、クランクユニット10に回転自在に設
けた連結軸20に伝え連結軸20と一体の駆動ギヤ2
1,連動ギヤ22を介して、連動ギヤ22にスプライン
結合する前述のスピンドルシャフト12を所定角度搖動
させる。そして、スピンドルシャフト12の直進往復運
動と、その両行程端における搖動運動とにより、ステー
タコアSの巻線を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のノズル直巻き巻線機にあっては、ワイヤWが
挿通しているスピンドルシャフト12が、長さの長いク
ランクユニット10を上下に貫通しているので、ワイヤ
Wの経路長が著しく長くなる。そのため、通常スピンド
ルシャフト12の下端のワイヤ導入口近傍に設けられて
いるワイヤ導入側のテンション付与位置が巻線位置から
遠くなり、ワイヤWがスピンドルシャフト12の中心孔
内で振れてテンションが安定せず、巻線の整列性が損な
われたり、高速巻線時でワイヤWが細い場合には切断の
おそれもあった。
【0007】また、ワイヤWをクランクユニット10の
下部から導入する必要があるので、ワイヤ交換作業が困
難であるという問題点もあった。この発明は上記の点に
鑑みてなされたものであり、高速巻線時でもワイヤに安
定したテンションを与えることができるノズル直巻き高
速巻線機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、ワイヤ供給用のノズルを設けたスピンド
ルシャフトを軸線方向に往復移動させるとともに、その
両移動端で軸線の回りに往復搖動させる駆動ユニットを
備え、上記ノズルから所定のテンションを与えられたワ
イヤを供給してステータコアへ巻線するノズル直巻き高
速巻線機において、上記駆動ユニットと上記ノズルとの
間の上記スピンドルシャフト側面にワイヤの導入口を設
けたノズル直巻き高速巻線機を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態を示す縦断面図であり、図2に対応する部分には
同一の符号を付して示し、その詳細な説明は省略する。
【0010】駆動モータ1の回転をタイミングベルト2
及びタイミングプーリ3を介して回転軸4に伝え、これ
と一体の回転板5を所定方向に回転駆動し、回転板5に
植設したクランクピン6がクランクアーム7,連結ピン
8を介して、クランクユニット10のガイドシャフト1
1に案内されるスライダ9を図で上下方向に駆動するよ
うにしてクランク機構部Aを構成する。スライダ9は、
その上下の移動方向に同動し、回転方向に自由にスピン
ドルシャフト12を設ける。また、駆動モータ1の回転
を、タイミングベルト14,タイミングプーリ15を介
してカムユニット17の入力軸16に伝える。
【0011】カムユニット17をクランクユニット10
の上部に設け、その出力軸18の軸心部にスピンドルシ
ャフト12を摺動並びに回転自在に挿通している。そし
て、カムユニット17の出力軸18の下端部に設けた出
力ギヤ31を、クランクユニット10内に回転自在に装
着した一対のアイドルギヤ32a,32bからなるアイ
ドルギヤユニット32を介して連動ギヤ33に歯合さ
せ、この連動ギヤ33をスピンドルシャフト12にスプ
ライン結合させている。このような構成により、アイド
ルギヤユニット32を交換するだけでカムユニット17
の変更なしにスピンドルシャフト12の搖動角度を自由
に変更することが可能になる。
【0012】スピンドルシャフト12の先端には、ノズ
ル13を有するスピンドルシャフトヘッダ34が一体に
設けてある。このスピンドルシャフトヘッダ34の軸心
部にはノズル13に連通するワイヤW挿通用の中心孔3
4aを形成し、この中心孔34aの下端側はほぼ直角に
折れ曲がった導入口34bとなってスピンドルシャフト
ヘッダ34の側面に開口している。なお、上記のスピン
ドルシャフトヘッダ34はスピンドルシャフト12と同
体でもよく、その場合導入口はスピンドルシャフト12
の側面に設けることになる。
【0013】ワイヤWはワイヤボビン35から引き出さ
れ、ガイドローラ36によってほぼ水平に向きを変え、
磁粉式電磁クラッチ等からなる周知のテンション装置3
7によって所定のテンションを与えられた後、V形の案
内溝を有するガイドローラ対38を介してスピンドルシ
ャフトヘッダ34の側面の導入口34bから中心孔34
aに導入され、ノズル13の先端から引き出される。
【0014】図1に示す下降位置にあるスピンドルシャ
フトヘッダ34の上方には、コアネスト39によりステ
ータコアSが水平に保持されており、この状態でスピン
ドルシャフト12を所定距離往復移動させてノズル13
をステータコアS内を挿通させるとともに、その両行程
端で軸線の回りに所定角度搖動させることによりステー
タコアSに巻線することができる。
【0015】巻線に際するスピンドルシャフト12の軸
線方向及び軸線の回りの変位によりワイヤWの導入口3
4bも変位し、ワイヤWは図で実線で示す位置と仮想線
で示す位置との間を変化するか、テンション装置37と
導入口34bとの間にはV形の案内溝を有するガイドロ
ーラ対38を介在させているので、ワイヤWがガイドロ
ーラ対38から外れるおそれはない。
【0016】このように、ワイヤWをスピンドルシャフ
トヘッダ34あるいはスピンドルシャフト12の側面に
設けた導入口から導入することにより、テンション装置
37から巻線位置までの距離を著しく近付けることがで
きる。これにより、巻線時におけるワイヤWのテンショ
ンを安定させることが可能になるとともに、ワイヤの交
換作業を高い位置で行うことができてきわめて好都合で
ある。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるノズ
ル直巻き高速巻線機は、駆動ユニットとノズルとの間の
スピンドルシャフト側面にワイヤの導入口を設けたの
で、巻線位置とワイヤのテンション付与位置との距離を
大幅に短縮することができ、高速巻線時においてもワイ
ヤにかかるテンションを安定させて巻線の整列性の向上
と断線の防止を図ることが可能になる。同時に、ワイヤ
を腰高より上の位置で交換することができ、ワイヤ交換
時の作業性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】従来のノズル直巻き巻線機の一例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1:駆動モータ 5:回転板 7:クランクアーム 9:スライダ 10:クランクユニット 12:スピンドルシャフト 13:ノズル 16:入力軸 17:カムユニット 18:出力軸 34:スピンドルシャフトヘッダ 34b:導入口 37:テンション装置 A:クランク機構部 S:ステータコア W:ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ供給用のノズルを設けたスピンド
    ルシャフトを軸線方向に往復移動させるとともに、その
    両移動端で軸線の回りに搖動させる駆動ユニットを備
    え、前記ノズルから所定のテンションを与えられたワイ
    ヤを供給してステータコアへ巻線するノズル直巻き高速
    巻線機において、 前記駆動ユニットと前記ノズルとの間の前記スピンドル
    シャフト側面にワイヤの導入口を設けたことを特徴とす
    るノズル直巻き高速巻線機。
JP3226297A 1997-02-17 1997-02-17 ノズル直巻き高速巻線機 Pending JPH10229666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3226297A JPH10229666A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 ノズル直巻き高速巻線機

Applications Claiming Priority (1)

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JP3226297A JPH10229666A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 ノズル直巻き高速巻線機

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JPH10229666A true JPH10229666A (ja) 1998-08-25

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JP3226297A Pending JPH10229666A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 ノズル直巻き高速巻線機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100325514B1 (ko) * 1999-12-13 2002-02-25 윤종용 모터용 코일의 배출안내장치
KR20030073213A (ko) * 2002-03-09 2003-09-19 주식회사 야호텍 권선기의 노즐궤적조절장치
KR20030073214A (ko) * 2002-03-09 2003-09-19 주식회사 야호텍 권선기의 노즐궤적조절장치
JP2004289941A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Mitsubishi Electric Corp 電動機の固定子及びその製造方法

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KR20030073213A (ko) * 2002-03-09 2003-09-19 주식회사 야호텍 권선기의 노즐궤적조절장치
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