JPH10229559A - ブロック化による影響を軽減する方法およびフィルタ - Google Patents

ブロック化による影響を軽減する方法およびフィルタ

Info

Publication number
JPH10229559A
JPH10229559A JP9328950A JP32895097A JPH10229559A JP H10229559 A JPH10229559 A JP H10229559A JP 9328950 A JP9328950 A JP 9328950A JP 32895097 A JP32895097 A JP 32895097A JP H10229559 A JPH10229559 A JP H10229559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
block
pixels
signal activity
activity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9328950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3330533B2 (ja
Inventor
Philippe Guntzburger
フイリツプ・ガンツビユルジエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alcatel Lucent SAS
Original Assignee
Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite filed Critical Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
Publication of JPH10229559A publication Critical patent/JPH10229559A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3330533B2 publication Critical patent/JP3330533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
    • H04N19/51Motion estimation or motion compensation
    • H04N19/527Global motion vector estimation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/85Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression
    • H04N19/86Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving reduction of coding artifacts, e.g. of blockiness

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データをブロックごとに圧縮してデータ
を伝送する際に、伝送中の情報の喪失により、復元され
たピクチャにおいて、不連続性が特にブロックの境界で
可視となる「ブロッキング効果」を軽減する。ビット伝
送速度が高ければ高いほど、不連続性の可視度は高くな
る。 【解決手段】 これは従来技術のフィルタを改良するこ
とによって改善される。誤差を軽減する情報をブロック
の境界から導き、フィルタサイズを2×n+1ピクセル
(n=2,3,4)に拡大する。ブロックの信号および
雑音アクティビティの他に、フィルタはブロック内部の
ピクセルおよびブロック外部のピクセルの両方を決定す
る。この決定は水平および垂直方向の一次元フィルタに
よって行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像の伝送または記
憶のための圧縮/伸張技法におけるブロック化による影
響(blocking effect)を軽減する方法およびフィルタ
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】画像
を低いビット伝送速度、すなわち2Mビット未満のビッ
ト伝送速度で伝送した場合に、いわゆるブロッキング効
果が生じ、目に見えるものとなる。これらのビット伝送
速度は通常、S0インタフェースを使用したISDNに
よる伝送中に生じる。ほとんどのアプリケーションにお
いて、画像データの圧縮/伸張はITU−T規格H.2
61にしたがって行われている。しかしながら、その結
果として、ブロッキング効果につながるエラーの補正を
行えるのは、デコーダの出力においてだけである。
【0003】ブロッキング効果は次の状況によって生じ
る。ITU−T勧告H.261によれば、画像は複数の
ブロックに分割される。ブロックのサイズは8×8ピク
セルであることが好ましい。これらのブロックの各々に
対して、二次元離散コサイン変換(DCT)が実行さ
れ、その結果がいわゆる変換係数となる。これらの変換
係数は周波数ドメインにおけるブロックの特性を示す。
画像データを圧縮する場合、所定の閾値よりも高い値を
有する数個の係数だけが伝送される。8×8ピクセルの
ブロックへの分割の結果として、ブロックあたり64個
の異なった係数が得られる。これらの係数はさらに量化
される。デコードを行う場合、変換および量化という二
つの操作を行う必要がある。
【0004】情報の損失は8×8ピクセルのブロックへ
の細分化の際にすでに生じており、また圧縮がこれらの
ブロックに基づいて行われるのであるから、情報がさら
に失われる。得られる画像は雑音、すなわちブロッキン
グ効果によって劣化する。ビット伝送速度が低下する
と、ブロッキング効果はさらに顕著なものとなる。
【0005】量子化エラーを、それ故ブロッキング効果
を軽減するために使用されるフィルタは周知である。こ
のようなフィルタは二次元3×3ゴウシァン(Gout
sian)フィルタに基づくアルゴリズムの形態で説明
されていた、このフィルタはブロックの境界またはその
近傍にあるピクセルに作用する。画像情報がほとんどな
い画像、すなわち細部をほとんど示していない画像は改
善されるが、画像情報が多い画像、すなわち多くの細部
を示している画像は改善を見せず、劣化することさえあ
る点で、これは不利である。(H.C.Reeve I
II,J.S.Lim,「Reduction of
Blocking Effects in Image
Coding」,Optical Engineer
ing,Vol.23,No.1,February
1984,34−37ページ参照。) 3×1ピクセルまたは1×3ピクセルいずれかの形態を
有するフィルタによって、改善が得られる。このような
フィルタを使用することにより、特にブロックのコーナ
が滑らかになる。このようなフィルタを使用すると改善
がもたらされるが、ブロックの境界に直角な符号化領
域、特にこれらの領域が良好なコーディングを示してい
る場合には、これらの領域内の細部はぼけたままであ
る。(K.H.Tzou,「Post−Filteri
ng of Transform−Coded Ima
ges」,SPIE、Vol.974,Applica
tions of Digital Image Pr
ocessing XI,1988,121−126ペ
ージ参照)。
【0006】同様なフィルタが一次元非対称フィルタと
して提案されている。改善が得られるのはブロッキング
効果が弱い場合だけである。(C.Avril,T.N
guyen−Trong,「Linear Filte
ring for Reducing Blockin
g Effects in OrthogonalTr
ansform Image Coding」,Jou
rnal of Electronic Imagin
g,Vol.1(2),April 1992,183
−192ページ参照。) 他のきわめて異なる形態のフィルタは空間変形フィルタ
(space variant filter)である。この形態のフィルタ
は信号情報と雑音情報の両方を使用して、フィルタリン
グを改善する。改善を達成するために、マスキング効果
も組み込んでいる。この効果は強力なフィルタリングを
画像の低コントラスト領域に施し、弱いフィルタリング
を高コントラスト領域に施すことをいう。これは高コン
トラストの領域において、人間の目が雑音に対してあま
り敏感ではなくなるということに基づいている。使用さ
れるフィルタは、たとえば、一次元の低域通過フィルタ
である。(P.Chan, J.S.Lim,「One
−DimensionalProcessing fo
r Adaptive Image Restorat
ion」,IEEE International C
onference on Acoustics,Sp
eech and Signal Processin
g,San Diego,California,Ma
rch 19−21, 1984,37.3.1−3
7.3.4ページ。)このようなフィルタには、激しい
雑音が存在する場合、フィルタがエッジ領域において雑
音と信号とを十分に区別できないため、フィルタリング
の効率が十分ではないという欠点がある。その結果、エ
ッジに沿ってはフィルタリングがほとんど行われない。
それ故、ブロッキング効果がエッジで生じ、排除できな
い場合、この方法の欠点はエッジ領域で特に現れること
になる。
【0007】本発明の目的は、従来の技術で遭遇する問
題を解決し、それ故、ブロッキング効果の軽減を改善す
ることになる方法およびフィルタを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1の
教示、及び請求項6の教示により達成される。
【0009】フィルタの有利な使い方は請求項10で規
定される。
【0010】本発明には、画質を損なうことなく、ブロ
ッキング効果がほぼ完全に排除され、したがって雑音が
画像中で見えなくなるという利点がある。
【0011】本発明のその他の有利な特徴は、請求項2
から請求項5,および請求項7から請求項9で規定され
る。
【0012】特別な利点は、9ピクセルのフィルタサイ
ズを選択した場合、ブロッキング効果が見えなくなると
いうことである。
【0013】本発明は実施の態様についての以下の説明
を添付図面とともに解釈した場合に、より明らかとなろ
う。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、ブロッキング効果を軽減す
るフィルタおよび方法の原理について説明する(図面を
使わずに)。画像の伝送または記憶のための圧縮/伸張
技法におけるブロッキング効果を軽減する方法におい
て、画像は複数のブロックに分割される。ブロッキング
効果を軽減するためには、サイズFGが次式によって決
定されるフィルタが使用される。
【0015】 FG=2×n+1(n=2,3,4,...) (1) ブロッキング効果を軽減するのに特に有効なフィルタサ
イズは次式によって決定される。
【0016】 FG=2×n+1(n=2,3,...,N/2) (2) ただし、N=画像をN×Nピクセルのブロックに分割し
た場合のピクセルの数である。
【0017】本明細書で想定する例において、フィルタ
サイズFGは5である。ブロッキング効果を軽減する基
礎となるものは、元の画像のいわゆる線形最小2乗誤差
(LLSE)による推定値
【0018】
【数6】
【0019】(以降文中においては S^(i,j)と
記載する)を以下のように決定することである。
【0020】
【数7】
【0021】ただし、y(i,j)は復号された雑音の
ある画像の座標iおよびjにおけるピクセルであり、
【0022】
【数8】
【0023】(以降文中においては y-(i,j)と記
載する)は次式によって計算される画像の局所平均値で
ある。
【0024】
【数9】
【0025】FG=5の場合には、したがって、次式の
ようになる。
【0026】
【数10】
【0027】α(i,j)は信号アクティビティおよび
雑音アクティビティの両方によって決まる重み係数であ
る。アクティビティは平均2乗誤差、累積絶対値誤差ま
たはその他の周知の手法などの基準を使用して決定され
る。αがほぼ1であれば、フィルタリングは行われな
い。高い信号アクティビティおよび低い雑音アクティビ
ティに対しては、αがほぼ1になる。信号アクティビテ
ィが低く、雑音アクティビティが高い場合には、αはほ
ぼ0である。すなわち、推定値は(4)および(5)に
よって計算された平均値に置き換えられる。推定値S^
(i,j)を各ピクセルについて計算して、それぞれの
ピクセルにおける局所情報を得る。重み係数α(i,
j)は次式から得られる。
【0028】
【数11】
【0029】ただし、ASは元の画像の局所信号アクテ
ィビティの測定値であり、ABは雑音アクティビティで
ある。
【0030】雑音の多い信号アクティビティは次式によ
って与えられる。
【0031】 AS=1/4(ASin+ASout) (7) n=2に対して、すべてのフィルタ要素がブロック内に
あれば、次式の通りとなる。
【0032】
【数12】
【0033】フィルタ要素の一つがブロックの外にあ
り、フィルタがブロックの左側の境界にある場合には、
次の式が成り立つ。
【0034】
【数13】
【0035】四つのフィルタ要素がブロック内にあり、
フィルタがブロックの右側の境界にある場合には、次の
ようになる。
【0036】
【数14】
【0037】三つの要素がブロック内にあり、二つがブ
ロック外にあり、フィルタが左側の境界にあれば、次の
ようになる。
【0038】
【数15】
【0039】フィルタがブロックの右側の境界にあり、
三つの要素がブロック内にあり、二つの要素がブロック
外にある場合には、次のようになる
【0040】
【数16】
【0041】以下において、上記の式の使い方を図1を
参照して詳細に説明する。図1は8×8個のピクセルを
含んでいるブロックを示す。座標iおよびjも示されて
いる。この例においては、水平方向のフィルタリングが
示されている。垂直なフィルタリングは同様な態様で行
われるが、明確とするため図1には示されていない。フ
ィルタはFG=5というサイズを有している。フィルタ
は太い線を境界とし、中央に黒い領域を有する領域で表
されている。フィルタリングはこれらフィルタでカバー
されている領域で行われる。値j=7に対しては、完全
にブロック内部にあるフィルタが示されている。値j=
5に対しては、ブロック内に四つの要素を、ブロック外
に一つの要素を有するブロックの左側の境界にフィルタ
が示されている。値j=3に対しては、フィルタの三つ
の要素がブロック内にあり、二つが外側にある。ブロッ
キング効果を軽減する方法において、ブロック内のピク
セルの間の信号アクティビティASIはフィルタサイズ
FGによって決定される。このことは上記の式におい
て、値ASinおよびy-(i,j)inによって表されて
いる。これはブロック内部に配置されたすべてのフィル
タ要素のピクセルの間の信号アクティビティが決定され
ることを意味する。さらに、ブロック外のピクセルの間
の信号アクティビティASIが決定される。これは上記
の式において、値ASoutおよびy-(i,j)outによ
って表されている。これもカバーされているフィルタ領
域FGの内側に配置されたピクセルの間の信号アクティ
ビティを決定することによって行われる。ブロック内部
の信号アクティビティASIとブロック外部の信号アク
ティビティASEを加算することによって、局所信号ア
クティビティの測定値ASが形成される。ブロック境界
外の決定によって、ブロッキング効果の影響、すなわち
局所信号アクティビティの値における境界に沿った雑音
アクティビティの影響が軽減される。また、ブロックの
雑音アクティビティABが決定される。上述したよう
に、重み係数αは次式から得られる。
【0042】
【数17】
【0043】この重み係数αにより、水平方向の推定値
S^(i,j)が次式から決定される。
【0044】
【数18】
【0045】ただし、y(i,j)は座標i,jにおけ
るピクセルであり、y-(i,j)は平均値である。
【0046】図1において、1によってマークされたブ
ロック内部には要素がある。このマーキングはフィルタ
の中間要素(黒い領域)の位置に関連する。1はこれら
の要素、すなわち三つの要素がブロックの内部にあり、
二つの要素がブロックの外部にある位置にフィルタがあ
る場合のブロックのピクセルを示している。すなわち、
両方とも左側の境界と右側の境界とにある場合である。
2が示している要素はフィルタの四つの要素がブロック
の内部にあり、一つの要素がブロックの外部にあるブロ
ックのピクセルを表している。指定がされていない他の
要素はフィルタ全体がブロックの内部にあるピクセルで
ある。このフィルタはブロッキング効果を軽減する方法
で使用されるものであり、指定されたピクセルに関し、
上記の式にしたがった計算が行われる。左右の境界に配
置されたピクセルに関し、ブロック内の二つの他のピク
セルおよび隣接するブロックの二つのピクセルが計算に
使用されることは、容易に明らかとなろう。
【0047】サイズFG=7のフィルタを使用した場合
について、図2を参照して説明する。フィルタサイズF
Gを決定する基礎となるものは、式(1)であり、この
式からn=2となる。図1であげた要素と同様、1は四
つのピクセルがブロック内部に配置されており、三つの
フィルタ要素がブロック外部に配置されているブロック
内部の要素を示す。2は五つのフィルタ要素がブロック
内部にあり、二つのフィルタ要素が外部にある領域をマ
ークしている。3は六つのフィルタ要素がブロック内部
にあり、一つのフィルタ要素が外部にある要素を示す。
ブロックのマークの付されていない要素はフィルタが完
全にブロック内部にある要素を規定している。フィルタ
サイズをFG=7に拡張することにより、フィルタ全体
がブロック内部にある要素が少なくなる。j=7におい
て、完全にブロック内部にあるフィルタが示されてい
る。j=5に示されているフィルタはブロック内部に六
つのフィルタ要素を、外部に一つを有している。j=3
については、五つのフィルタ要素がブロック内部にあ
り、二つが外部にあるフィルタが示されている。j=1
については、四つのフィルタ要素がブロック内部にあ
り、三つが外部にあるフィルタが示されている。フィル
タが水平方向の各ピクセルに関してそれぞれの計算を行
うのであるから、jの個々の値の割当ては例示的なもの
にすぎない。垂直フィルタリングも行われるが、明確を
期すため図面には示されていないのであるから、水平方
向フィルタも単なる例として示されているにすぎない。
【0048】図3も8×8ピクセルで構成されたブロッ
クを示す。フィルタサイズはFG=9に選択された。こ
れから、n=3となる。フィルタサイズFG=9の場合
には、もはやフィルタ全体がブロックの内部にあるブロ
ック内の要素はない。しかしながら、要素1および2は
依然存在している。1においては、五つのフィルタ要素
がブロックの内部にあり、四つが外部にある。2におい
ては、六つのフィルタ要素が内部にあり、三つが外部に
ある。4は七つのフィルタ要素がブロック内部にあり、
二つが外部にあることを示す。5はブロック全体がフィ
ルタによってカバーされており、一つの要素が外部に配
置されていることを示す。推定値s^(i,j)は上記
の式によって計算される。
【0049】本発明による方法を図4を参照して詳細に
説明する。第一のステップ110において、ブロック内
部のピクセルの間の信号アクティビティASIおよびブ
ロック外部のピクセルの間の信号アクティビティASE
とが決定される。次のステップ120において、信号ア
クティビティを加算して、局所信号アクティビティの測
定値ASを得る。次のステップ130において、ブロッ
クの雑音アクティビティABが決定される。重み係数α
が式(22)によって計算される(ステップ140)。
さらにステップ150において、フィルタサイズFGが
式(1)から決定される。局所信号アクティビティがゼ
ロである場合には、フィルタサイズを大きくする必要が
ある。すなわち、FG=5の代わりに、たとえば、フィ
ルタFG=7が選択される。次のステップ160におい
て、推定値s^(i,j)が式(3)から計算される。
式(4)から、画像の局所平均値y-(i,j)が決定
される。このようにして得られた水平方向の推定値も、
垂直方向に関して計算される。
【0050】このようなフィルタはH.261、H.2
63、MPEG1、MPEG2、MPEG4またはJP
EGによって符号化された画像におけるブロッキング効
果、およびブロックへ細分化されたその他の画像におけ
るブロッキング効果を軽減するために使用することがで
きる。
【0051】ブロッキング効果を軽減させる上述の方法
およびフィルタの場合、ブロックの雑音アクティビティ
の決定は補償を含むものである。これは次の場合に必要
である。画像のシャープエッジがブロックの境界におけ
る画像の内容として配置されていると想定する。元の画
像でもシャープなものであるこのシャープエッジはフィ
ルタリング中に大きな誤差と見なされることとなり、こ
の誤差は大幅に軽減されることとなる。しかしながら、
このことにより、所与の値よりも大きい誤差が検出され
た場合には、元の画像が実際にこのようなシャープエッ
ジを含んでいて、存在していない誤差が誤差と見なさ
れ、軽減されるのであるから、補償を行うべきではない
こととなる。この場合には、δを二つのピクセルの間に
形成する。このδが、たとえば50を超えている場合に
は、これが元の画像における実際のエッジである、すな
わち誤差が存在しておらず、したがってブロッキング効
果の軽減は必要ないものと想定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイズが5ピクセルのフィルタの図である。
【図2】サイズが7ピクセルのフィルタの図である。
【図3】サイズが9ピクセルのフィルタの図である。
【図4】本発明による方法のフローチャートである。
【符号の説明】
ASI ブロック内ピクセル信号アクティビティ ASE ブロック外ピクセル信号アクティビティ AS 局所信号アクティビティ AB 雑音アクティビティ AB ブロックサイズ α 重み係数

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックに分割された画像の伝送
    または記憶のための圧縮/伸張技法においてブロッキン
    グ効果を軽減する方法であって、ブロック内部のピクセ
    ル間の信号アクティビティ(ASI)とブロック外部の
    ピクセル間の信号アクティビティ(ASE)とを決定
    し、ブロッキング効果を軽減するための推定値 【数1】 を得るために、重み係数(α)を決定する局所信号アク
    ティビティの測定値(AS)を得るべく前記二つの信号
    アクティビティを加算する方法。
  2. 【請求項2】 フィルタサイズ(FG)を式、 FG=2×n+1(n=2) から得るステップと、 ブロック内部のピクセル間の信号アクティビティ(AS
    I)をフィルタサイズ(FG)によって決定し、ブロッ
    ク外部のピクセル間の信号アクティビティ(ASE)を
    フィルタサイズ(FG)によって決定するステップと、 ブロック内部の信号アクティビティ(ASI)とブロッ
    ク外部の信号アクティビティ(ASE)とを加算するこ
    とによって局所信号アクティビティの測定値(AS)を
    決定するステップと、 ブロックの雑音アクティビティ(AB)を決定するステ
    ップと、 重み係数(α)を式、 【数2】 によって計算するステップと、 水平方向の推定値S^(i,j)を式、 【数3】 から計算するステップとを備えている請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 フィルタサイズFG=5であり、局所信
    号アクティビティの測定値(AS)の決定が値0をもた
    らした場合に、フィルタサイズ(FG)が式、 FG=2×n+1(n=3,4,...) から新たに決定される請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ブロッキング効果を軽減するため、推定
    値S^(i,j)を垂直方向に対して計算する請求項1
    から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ブロックの雑音アクティビティの決定が
    補償を含んでいる請求項2から4のいずれか一項に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 複数のブロックに分割された画像の伝送
    または記憶のための圧縮/伸張技法においてブロッキン
    グ効果を軽減するフィルタであって、 ブロック内部のピクセル間の信号アクティビティ(AS
    I)を決定する手段及びブロック外部のピクセル間の信
    号アクティビティ(ASE)を決定する手段と、局所信
    号アクティビティの測定値(AS)を得るために前記二
    つの信号アクティビティを加算する手段と、重み係数
    (α)を決定する手段と、ブロッキング効果を軽減する
    ための推定値(S^)を計算する手段とを備えているフ
    ィルタ。
  7. 【請求項7】 重み係数(α)を式、 【数4】 から計算し、(ただし、AB=ブロックの雑音アクティ
    ビティ) 推定値(S^)を式、 【数5】 から計算する請求項6に記載のフィルタ。
  8. 【請求項8】 推定値(S^)を垂直方向に計算する請
    求項6または7に記載のフィルタ。
  9. 【請求項9】 5または7または9というフィルタサイ
    ズを選択する請求項6から8のいずれか一項に記載のフ
    ィルタ。
  10. 【請求項10】 H.261、H.263、MPEG
    1、MPEG2、MPEG4またはJPEGによって符
    号化された画像におけるブロッキング効果を軽減するた
    めに使用する請求項6に記載のフィルタ。
JP32895097A 1996-11-28 1997-11-28 ブロック化による影響を軽減する方法およびフィルタ Expired - Fee Related JP3330533B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR96440100.4 1996-11-28
EP96440100A EP0845909B1 (de) 1996-11-28 1996-11-28 Verfahren und Filter zur Reduzierung des Blocking Effektes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10229559A true JPH10229559A (ja) 1998-08-25
JP3330533B2 JP3330533B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=8225425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32895097A Expired - Fee Related JP3330533B2 (ja) 1996-11-28 1997-11-28 ブロック化による影響を軽減する方法およびフィルタ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5982442A (ja)
EP (1) EP0845909B1 (ja)
JP (1) JP3330533B2 (ja)
AT (1) ATE232671T1 (ja)
CA (1) CA2220604A1 (ja)
DE (1) DE59610133D1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100243225B1 (ko) * 1997-07-16 2000-02-01 윤종용 블록화효과 및 링잉잡음 감소를 위한 신호적응필터링방법 및신호적응필터
KR100319557B1 (ko) * 1999-04-16 2002-01-09 윤종용 블럭 단위로 부호화된 영상의 블럭 경계 잡음 성분 제거 방법
US6865229B1 (en) 1999-12-14 2005-03-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for reducing the “blocky picture” effect in MPEG decoded images
JP4688279B2 (ja) 2000-11-21 2011-05-25 富士通株式会社 動画像の空間解像度自動設定方法及び装置
KR100525785B1 (ko) * 2001-06-15 2005-11-03 엘지전자 주식회사 이미지 화소 필터링 방법
US20040091173A1 (en) * 2002-07-17 2004-05-13 Hiroshi Akimoto Method, apparatus and system for the spatial interpolation of color images and video sequences in real time
JP4771539B2 (ja) * 2006-07-26 2011-09-14 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法及びプログラム
GB2445982A (en) * 2007-01-24 2008-07-30 Sharp Kk Image data processing method and apparatus for a multiview display device
CN102077590A (zh) * 2008-07-03 2011-05-25 夏普株式会社 滤波装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4941043A (en) * 1988-06-14 1990-07-10 Siemens Aktiengesellschaft Method for reducing blocking artifacts in video scene coding with discrete cosine transformation (DCT) at a low data rate
US5229864A (en) * 1990-04-16 1993-07-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Device for regenerating a picture signal by decoding
US5454051A (en) * 1991-08-05 1995-09-26 Eastman Kodak Company Method of reducing block artifacts created by block transform compression algorithms
JPH06327002A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Olympus Optical Co Ltd 動画像符号化装置
KR970009302B1 (en) * 1993-08-17 1997-06-10 Lg Electronics Inc Block effect reducing apparatus for hdtv
JP2673778B2 (ja) * 1994-02-22 1997-11-05 国際電信電話株式会社 動画像の復号化における雑音低減装置
US5675666A (en) * 1995-03-02 1997-10-07 Sony Corportion Image data compression method and apparatus with pre-processing to compensate for the blocky effect

Also Published As

Publication number Publication date
JP3330533B2 (ja) 2002-09-30
ATE232671T1 (de) 2003-02-15
DE59610133D1 (de) 2003-03-20
EP0845909A1 (de) 1998-06-03
EP0845909B1 (de) 2003-02-12
CA2220604A1 (en) 1998-05-28
US5982442A (en) 1999-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6690838B2 (en) Image processing circuit and method for reducing a difference between pixel values across an image boundary
KR960010392B1 (ko) 적응 양자화를 이용한 화상 신호 부호화 복호화 장치
US6983079B2 (en) Reducing blocking and ringing artifacts in low-bit-rate coding
US6226050B1 (en) Signal adaptive filtering method for reducing ringing noise and signal adaptive filter
USRE41446E1 (en) Decoding apparatus including a filtering unit configured to filter an image by application of a weighted average operation
US5479211A (en) Image-signal decoding apparatus
JP3495766B2 (ja) 画像処理方法
JP4870743B2 (ja) デジタルイメージに対する選択的なクロミナンスデシメーション
KR100677552B1 (ko) 루프 필터링 방법 및 루프 필터
EP1168823A2 (en) A method of determining the extent of blocking artifacts in a digital image
JP3330533B2 (ja) ブロック化による影響を軽減する方法およびフィルタ
JPH0714211B2 (ja) 動画像符号化のブロック歪除去方法および装置
JP2919986B2 (ja) 画像信号復号化装置
EP1570678B1 (en) Method of measuring blocking artefacts
JP3176227B2 (ja) 画像信号復号装置
US20080187237A1 (en) Method, medium, and system reducing image block noise
JP2962815B2 (ja) 画像処理方法
Kimata et al. Edge preserving pre-post filtering for low bitrate video coding
JPH0563997A (ja) 画像信号復号化装置
JPH06169259A (ja) 画像復号方法およびその装置
JPH0670173A (ja) 画像復号化装置および画像符号化・復号化システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees