JPH10229518A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH10229518A
JPH10229518A JP9028937A JP2893797A JPH10229518A JP H10229518 A JPH10229518 A JP H10229518A JP 9028937 A JP9028937 A JP 9028937A JP 2893797 A JP2893797 A JP 2893797A JP H10229518 A JPH10229518 A JP H10229518A
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JP
Japan
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light amount
imaging
unit
electronic camera
imaging unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9028937A
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English (en)
Inventor
Tadashi Saito
正 斉藤
Kenji Matsumoto
憲志 松本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Priority to US09/021,812 priority patent/US6229569B1/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/51Housings
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に光量調整量を調整できつつ、小型でコ
ストの低い電子カメラを提供すること。 【解決手段】 被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部
を保持する本体と、前記本体に回動自在に取り付けられ
たダイアル11と、蓋12と、光量調整量が異なる複数
の光量調整部17A〜Cを有する光量調整部材13と、
を有し、前記ダイアル11に連動して、前記蓋12及び
前記光量調整部材13が移動して、前記蓋12及び前記
複数の光量調整部17A〜Cのいずれかを、前記撮像部
の撮像方向4前方に位置付けるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに関す
る発明である。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンと電子カメラとを用いた
テレビ電話が提案されている。これは、パソコンをネッ
トワークに接続し、電子カメラで撮像した操作者などの
画像をパソコンに入力し、ネットワークで互いにやりと
りするものである。しかし、ネットワークで互いに撮像
画像をやりとりしてテレビ電話のように利用するには、
パソコンと電子カメラとが広く普及する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、市販の電子カ
メラは、広く普及させるには、コストが高く、大型であ
るという問題がある。その原因の1つとして部品点数が
多いことが挙げられる。
【0004】その観点から、電子カメラの撮像部は、電
気的に撮像しないようにできるものが一般的であるの
で、電子カメラの撮像部の撮像方向を遮光する蓋を廃止
することが考えられる。しかし、電子カメラの撮像部が
撮像者から見える状態のままでは、操作者が撮影された
くない時に、操作者が撮像されているのではないかと不
安を感じる問題がある。
【0005】また、市販の電子カメラのコストが高く、
大型である一因に、光量調整量を連続的に調整するため
の可変絞りを設けていることにある。そこで、市販のシ
ングルユースカメラのように、光量調整量を調整するた
めの可変絞りを設けないことも考えられるが、電子カメ
ラの撮像部は一般にハロゲン化銀カラーネガフィルムと
比べて、その露出ラチチュードが狭く、撮像部の撮像方
向に光量調整のための光量調整部材を全く設けずに、適
切な画像を得ることはできない。
【0006】本発明の目的は、蓋により撮像部の撮像方
向前方を遮光することと、撮像部の撮像方向前方に光量
調整部を位置付けることとを簡単に行うことが可能であ
り、小型でコストの低い電子カメラを提供することであ
る。
【0007】また、電子カメラの撮像部は一般にハロゲ
ン化銀カラーネガフィルムと比べて、その露出ラチチュ
ードが狭く、光量調整量を調整できることが好ましい。
【0008】別の本発明の目的は、光量調整量を簡単に
調整でき、小型でコストの低い電子カメラを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、特許請
求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するために必要
な事項の全てにより達成される。以下、各請求項を説明
し、その後に共通する事項について説明する。なお、各
請求項の説明において、引用項の説明と重複する説明は
省略する。
【0010】〔請求項1の説明〕『被写体を撮像する撮
像部と、前記撮像部を収容する本体と、前記本体に回動
自在に取り付けられた回動部材と、蓋と、光量調整部を
有する光量調整部材と、を有し、前記回動部材を回動さ
せることにより、前記蓋及び前記光量調整部材が前記回
動部材の回動に連動して移動して、前記蓋及び前記光量
調整部のいずれも前記撮像部の撮像方向前方に位置付け
ることができるものであり、前記蓋は、前記撮像部の撮
像方向前方に位置付けられると、前記撮像部の撮像方向
前方を閉じて遮光するものであり、前記光量調整部は、
前記撮像部の撮像方向前方に位置付けられると、前記撮
像部へ入射する入射光量を調整するものであることを特
徴とする電子カメラ。』により、撮影しない時に蓋によ
り撮像部の撮像方向前方を閉じて遮光することと、撮影
する時に光量調整部を撮像部の撮像方向前方に位置付
け、撮像部へ入射する入射光量を調整することを、1つ
の回動部材で簡単に行うことが可能であり、電子カメラ
を小型でコストの低いものにできる。
【0011】なお、蓋の遮光は、蓋が撮像部の撮像方向
前方に位置付けられた時に、操作者に撮影されている印
象を与えないようにするためのものであり、可視光に対
して遮光していれば、赤外線や紫外線などは遮光しても
遮光しなくてもよい。
【0012】また、光量調整部材の光量調整部及び蓋以
外に、フィルタも絞り効果もない光量調整部材に設けら
れた大孔や、何もない部分(以下、空白部という。)な
ど撮像部へ入射する入射光量を全く変化させないものを
撮像部の撮像方向前方に位置付けることができるように
してもよい。これにより、空白部が光量を減少させない
分だけ、空白部と光量調整部とで光量調整量が異なるの
で、光量調整量を簡単に調整できる。従って、撮影しな
い時に蓋により撮像部の撮像方向前方を閉じて遮光する
ことと、撮影する時に光量調整量を調整することを、1
つの回動部材で簡単に行うことが可能であり、電子カメ
ラを小型でコストの低いものにできる。
【0013】〔請求項2の説明〕『前記光量調整部材
が、光量調整量が異なる複数の光量調整部を有し、前記
回動部材を回動させることにより、前記複数の光量調整
部のいずれも前記撮像部の撮像方向前方に位置付けるこ
とができるものであることを特徴とする請求項1に記載
の電子カメラ。』により、光量調整量が異なる複数の光
量調整部のいずれも、回動部材を回動させることによ
り、前記撮像部の撮像方向前方に位置付けることができ
るので、光量調整量を簡単に調整できる。従って、撮影
しない時に蓋により撮像部の撮像方向前方を閉じて遮光
することと、撮影する時に光量調整量を調整すること
を、1つの回動部材で簡単に行うことが可能であり、電
子カメラを小型でコストの低いものにできる。
【0014】〔請求項3の説明〕『前記蓋と前記回動部
材とが一体であることを特徴とする請求項1又は2に記
載の電子カメラ。』により、蓋と回動部材とが一体であ
るので、部品点数が少なくなるだけでなく、蓋及び回動
部材間相互の位置精度を良好にすることが簡単に安価に
でき、撮影しない時に蓋により遮光することを確実にで
きることが簡単に安価にできる。
【0015】〔請求項4の説明〕『前記光量調整部材と
前記回動部材とが一体であることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の電子カメラ。』により、光
量調整部材と回動部材とが一体であるので、部品点数が
少なくなるだけでなく、光量調整部材及び回動部材間相
互の位置精度を良好にすることが簡単に安価にでき、撮
影する時に光量調整部本来の光量調整量にすることを確
実にできることが簡単に安価にできる。
【0016】〔請求項5の説明〕『前記回動部材が、円
板状のダイアルであり、当該円板の中心を回動中心とす
るものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
1項に記載の電子カメラ。』により、手動でダイアルを
回動させる場合、操作がやりやすく、また、機械によっ
てダイアルを回動させる場合、回動させることが容易で
あり、また、回動部材を回動させる際に回動部材が変形
しにくい。
【0017】また、ダイアルの等角度の回動毎に、撮像
部の撮像方向前方に蓋及び光量調整部のいずれかが位置
付けられるように、蓋及び光量調整部を配置することが
簡単に行え、このようにすることにより、電子カメラの
操作者が自然な感じで撮像部の撮像方向前方に蓋及び光
量調整部のいずれかを位置付けることができ、また、機
械によりダイアルを回動させるものの場合、ダイアルを
回動させて撮像部の撮像方向前方に光量調整部のいずれ
かを位置付ける機械的制御を簡単にできる。
【0018】〔請求項6の説明〕『前記蓋及び前記光量
調整部材が前記ダイアルと一体に前記ダイアルの円周部
に設けられ、前記蓋及び前記光量調整部が前記ダイアル
の円周方向に一列に並べられて配置されていることを特
徴とする請求項5に記載の電子カメラ。』により、蓋及
び光量調整部材がダイアルと一体なので電子カメラをさ
らに小型でコストの低いものにでき、しかも、蓋、光量
調整部材及びダイアル間相互の位置精度を良好にするこ
とが簡単に安価にでき、さらに、前記蓋及び前記光量調
整部が前記ダイアルの円周方向に一列に並べられて配置
されているので、ダイアルの回動中心から見た前記蓋及
び前記光量調整部の角度位置が重ならないので、撮影し
ない時に蓋で撮像部の撮像方向前方を遮光することと、
撮影する時に光量調整部本来の光量調整量にすることを
確実にできることが簡単に安価にできる。
【0019】また、ダイアルの等角度の回動毎に、撮像
部の撮像方向前方に蓋及び光量調整部のいずれかが位置
付けられるように、蓋及び光量調整部を配置することが
簡単に行え、このようにすることにより、電子カメラの
操作者が自然な感じで撮像部の撮像方向前方に蓋及び光
量調整部のいずれかを位置付けることができ、また、手
動でなく、機械によりダイアルを回動させるものの場
合、ダイアルを回動させて撮像部の撮像方向前方に蓋及
び光量調整部のいずれかを位置付ける機械的制御を簡単
にできる。
【0020】〔請求項7の説明〕『前記撮像部の撮像方
向前方に設けられ、前記被写体の像を前記撮像部に結像
させる結像部を有し、前記回動部材を回動させることに
より、前記蓋及び前記光量調整部のいずれも前記結像部
の撮像方向前方に位置付けることができるものであり、
前記光量調整部が、フィルタを設けられたことにより、
前記撮像部の撮像方向前方に位置付けられたときに前記
撮像部へ入射する入射光量を調整するものであることを
特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子カ
メラ。』により、光量調整部が、フィルタを設けられた
ことにより、撮像部の撮像方向前方に位置付けられたと
きに撮像部へ入射する入射光量を調整することが技術的
に容易であり、光量調整部材を結像部より撮像方向前方
に位置付けるものであるので、技術的に簡単に、光量調
整部材を設けることができ、蓋が結像部の撮像方向前方
に位置付けられるので、結像部の中に蓋を位置付けた場
合のように人によっては撮影されている感じを与えるこ
とがなく、撮影されている感じを与えないことを確実に
できる。
【0021】また、本請求項には、請求項2に記載の電
子カメラの場合で、複数の光量調整部の内、少なくとも
1つの光量調整部が、フィルタを設けられたことによ
り、前記撮像部の撮像方向前方に位置付けられたときに
前記撮像部へ入射する入射光量を調整するものであるこ
とが含まれ、この場合でも上述の作用・効果を奏する。
【0022】〔請求項8の説明〕『被写体を撮像する撮
像部と、前記撮像部を収容する本体と、前記本体に往復
動自在に取り付けられた往復動部材と、蓋と、光量調整
部を有する光量調整部材と、を有し、前記往復動部材を
往動又は復動させることにより、前記蓋及び前記光量調
整部材が前記往復動部材の往動又は復動に連動して移動
して、前記蓋及び前記光量調整部のいずれも前記撮像部
の撮像方向前方に位置付けることができるものであり、
前記蓋は、前記撮像部の撮像方向前方に位置付けられる
と、前記撮像部の撮像方向前方を閉じて遮光するもので
あり、前記光量調整部は、前記撮像部の撮像方向前方に
位置付けられると、前記撮像部へ入射する入射光量を調
整するものであることを特徴とする電子カメラ。』によ
り、撮影しない時に蓋により撮像部の撮像方向前方を閉
じて遮光することと、撮影する時に光量調整部を撮像部
の撮像方向前方に位置付け、撮像部へ入射する入射光量
を調整することを、1つの回動部材で簡単に行うことが
可能であり、電子カメラを小型でコストの低いものにで
きる。
【0023】なお、蓋の遮光は、蓋が撮像部の撮像方向
前方に位置付けられた時に、操作者に撮影されている印
象を与えないようにするためのものであり、可視光に対
して遮光していれば、赤外線や紫外線などは遮光しても
遮光しなくてもよい。
【0024】また、光量調整部材の光量調整部及び蓋以
外に、フィルタも絞り効果もない光量調整部材に設けら
れた大孔や、何もない部分(以下、空白部という。)な
ど撮像部へ入射する入射光量を全く変化させないものを
撮像部の撮像方向前方に位置付けることができるように
してもよい。これにより、空白部が光量を減少させない
分だけ、空白部と光量調整部とで光量調整量が異なるの
で、光量調整量を簡単に調整できる。従って、撮影しな
い時に蓋により撮像部の撮像方向前方を閉じて遮光する
ことと、撮影する時に光量調整量を調整することを、1
つの回動部材で簡単に行うことが可能であり、電子カメ
ラを小型でコストの低いものにできる。
【0025】〔請求項9の説明〕『前記光量調整部材
が、光量調整量が異なる複数の光量調整部を有し、前記
往復動部材を往動又は復動させることにより、前記複数
の光量調整部のいずれも前記撮像部の撮像方向前方に位
置付けることができるものであることを特徴とする請求
項8に記載の電子カメラ。』により、光量調整量が異な
る複数の光量調整部のいずれも、往復動部材を往動又は
復動させることにより、前記撮像部の撮像方向前方に位
置付けることができるので、光量調整量を簡単に調整で
きる。従って、撮影しない時に蓋により撮像部の撮像方
向前方を閉じて遮光することと、撮影する時に光量調整
量を調整することを、1つの往復動部材で簡単に行うこ
とが可能であり、電子カメラを小型でコストの低いもの
にできる。
【0026】〔請求項10の説明〕『前記蓋と前記往復
動部材とが一体であることを特徴とする請求項8又は9
に記載の電子カメラ。』により、蓋と往復動部材とが一
体であるので、部品点数が少なくなるだけでなく、蓋及
び往復動部材間相互の位置精度を良好にすることが簡単
に安価にでき、撮影しない時に蓋により遮光することを
確実にできることが簡単に安価にできる。
【0027】〔請求項11の説明〕『前記光量調整部材
と前記往復動部材とが一体であることを特徴とする請求
項8〜10のいずれか1項に記載の電子カメラ。』によ
り、光量調整部材と往復動部材とが一体であるので、部
品点数が少なくなるだけでなく、光量調整部材及び往復
動部材間相互の位置精度を良好にすることが簡単に安価
にでき、撮影する時に光量調整部本来の光量調整量にす
ることを確実にできることが簡単に安価にできる。
【0028】〔請求項12の説明〕『前記蓋及び前記光
量調整部材が前記往復動部材と一体であり、前記蓋及び
前記光量調整部が前記往復動部材の往復動方向に一列に
並べられて配置されていることを特徴とする請求項8又
は9に記載の電子カメラ。』により、蓋及び光量調整部
材が往復動部材と一体なので電子カメラをさらに小型で
コストの低いものにでき、しかも、蓋、光量調整部材及
び往復動部材間相互の位置精度を良好にすることが簡単
に安価にでき、さらに、撮影しない時に蓋で撮像部の撮
像方向前方を遮光することと、撮影する時に光量調整部
本来の光量調整量にすることを確実にできることが簡単
に安価にできる。
【0029】また、往復動部材の等間隔の往動又は復動
毎に、撮像部の撮像方向前方に蓋及び光量調整部のいず
れかが位置付けられるように、蓋及び光量調整部を配置
することが簡単に行え、このようにすることにより、電
子カメラの操作者が自然な感じで撮像部の撮像方向前方
に蓋及び光量調整部のいずれかを位置付けることがで
き、また、手動でなく、機械により往復動部材を往動又
は復動させるものの場合、往復動部材を往動又は復動さ
せて撮像部の撮像方向前方に蓋及び光量調整部のいずれ
かを位置付ける機械的制御を簡単にできる。
【0030】〔請求項13の説明〕『前記撮像部の撮像
方向前方に設けられ、前記被写体の像を前記撮像部に結
像させる結像部を有し、前記往復動部材を往動又は復動
させることにより、前記蓋及び前記光量調整部のいずれ
も前記結像部の撮像方向前方に位置付けることができる
ものであり、前記光量調整部が、フィルタを設けられた
ことにより、前記撮像部の撮像方向前方に位置付けられ
たときに前記撮像部へ入射する入射光量を調整するもの
であることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項
に記載の電子カメラ。』により、蓋を結像部の撮像方向
前方に位置付けられるので、撮影されたくない時に、結
像部の中に蓋を位置付けた場合のように人によっては撮
影されている感じを与えることがなく、撮影されている
感じを与えないことが確実にできる。
【0031】〔請求項14の説明〕『被写体を撮像する
撮像部と、前記撮像部を収容する本体と、前記本体に回
動自在に取り付けられた回動部材と、光量調整量が異な
る複数の光量調整部を有する光量調整部材と、を有し、
前記回動部材を回動させることにより、前記回動部材の
回動に連動して前記光量調整部材が直線移動し、前記複
数の光量調整部のいずれかを、前記撮像部の撮像方向前
方に位置付けることができるものであることを特徴とす
る電子カメラ。』により、光量調整部材が直線移動して
複数の光量調整部のいずれかを撮像部の撮像方向前方に
位置付けるものであるので、光量調整量を調整するため
の機構を小型化でき、コストも低くできる。しかも、こ
れらのことを、ダイアルに連動して行うので、簡単に行
うことができる。
【0032】また、光量調整部材の光量調整部及び蓋以
外に、フィルタも絞り効果もない光量調整部材に設けら
れた大孔や、何もない部分(以下、空白部という。)な
ど撮像部へ入射する入射光量を全く変化させないものを
撮像部の撮像方向前方に位置付けることができるように
してもよい。これにより、空白部が光量を減少させない
分だけ、空白部と光量調整部とで光量調整量が異なるの
で、光量調整量を簡単に調整できる。従って、撮影しな
い時に蓋により撮像部の撮像方向前方を閉じて遮光する
ことと、撮影する時に光量調整量を調整することを、1
つの回動部材で簡単に行うことが可能であり、電子カメ
ラを小型でコストの低いものにできる。
【0033】〔請求項15の説明〕『前記回動部材の等
角度の回動毎に、前記撮像部の撮像方向前方に前記複数
の光量調整部のいずれかが位置付けられるように、前記
複数の光量調整部が配置されていることを特徴とする請
求項14に記載の電子カメラ。』により、電子カメラの
操作者が自然な感じで撮像部の撮像方向前方に複数の光
量調整部のいずれかを位置付けることができ、また、手
動でなく、機械により回動部材を回動させるものの場
合、回動部材を回動させて撮像部の撮像方向前方に複数
の光量調整部のいずれかを位置付ける機械的制御を簡単
にできる。
【0034】〔請求項16の説明〕『前記被写体の像を
前記撮像部に結像させるために、前記撮像部の撮像方向
前方に設けられた第二結像部と、前記第二結像部の撮像
方向前方に設けられた第一結像部とを有し、前記複数の
光量調整部が、固定絞りを設けられたことにより光量調
整量が異なるものであり、前記第一結像部及び前記第二
結像部の間に、前記光量調整部材の前記複数の光量調整
部が位置付けられることを特徴とする請求項14又は1
5に記載の電子カメラ。』により、被写体の像を前記撮
像部に結像させるための第一結像部及び第二結像部の間
に、光量調整部材の複数の光量調整部が位置付けられる
ものであるので、複数の光量調整部が光量調整量が異な
るものとするために、固定絞りを設けるだけでよく、固
定絞りを設けるだけで光量調整量が異なる複数の光量調
整部を設けることができるので、光量調整量を調整する
こととが、より簡単な構造で行うことができ、電子カメ
ラを小型でコストの低いものにできる。
【0035】〔請求項17の説明〕『前記回動部材が円
板状のダイアルであり、当該円板の中心が回動中心であ
ることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に
記載の電子カメラ。』により、手動でダイアルを回動さ
せる場合、操作がやりやすく、また、機械によってダイ
アルを回動させる場合、機械によってダイアルを回動さ
せることが容易であり、また、回動部材を回動させる際
に回動部材が変形しにくい。
【0036】また、ダイアルの等角度の回動毎に、撮像
部の撮像方向前方に蓋及び複数の光量調整部のいずれか
が位置付けられるように、蓋及び光量調整部を配置する
ことが簡単に行え、このようにすることにより、電子カ
メラの操作者が自然な感じで撮像部の撮像方向前方に蓋
及び光量調整部のいずれかを位置付けることができ、ま
た、機械によりダイアルを回動させるものの場合、ダイ
アルを回動させて撮像部の撮像方向前方に光量調整部の
いずれかを位置付ける機械的制御を簡単にできる。
【0037】〔請求項18の説明〕『前記撮像部の撮像
方向前方を開閉する蓋を有することを特徴とする請求項
14〜17のいずれか1項に記載の電子カメラ。』によ
り、撮像部の撮像方向前方を蓋することが可能となる。
【0038】なお、蓋の遮光は、蓋が撮像部の撮像方向
前方に位置付けられた時に、操作者に撮影されている印
象を与えないようにするためのものであり、可視光に対
して遮光していれば、赤外線や紫外線などは遮光しても
遮光しなくてもよい。
【0039】〔用語の説明〕光量調整部は、撮像部へ入
射する入射光量を減少させて調整するものである。そし
て、光量調整部は、NDフィルタや固定絞りのように、
波長によらず入射光量を減少させるものであってもよい
し、色フィルタやLBフィルタなどのように撮像部へ入
射する入射光の一部の波長領域の入射光量を減少させる
ものであってもよい。
【0040】光量調整量とは、光量調整部が、撮像部の
撮像方向前方に位置付けられたときに、撮像部へ入射す
る入射光量を調整する量をいう。例えば、光量調整部が
固定絞りにより撮像部へ入射する入射光量を調整するも
のである場合、F4の固定絞りに対して、F8の固定絞
りは1/4倍に光量を減少させる光量調整量である。ま
た、光量調整部がフィルタにより撮像部へ入射する入射
光量を調整するものである場合、透過率20%のフィル
タは、透過率80%のフィルタに対して1/4倍に光量
を減少させる光量調整量であり、空白部に対して1/5
倍に光量を減少させる光量調整量である。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明
の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0042】実施形態1 本実施形態は、本発明の電子カメラの実施の形態であ
る。先ず、本実施形態の電子カメラの利用方法の一例に
ついて、取付部材1によりノートパソコン8の画面部材
6へ電子カメラECを取り付けた状態を示す概略側面図
である図1に基づいて説明する。
【0043】ノートパソコン8は、キーボードを有する
本体7と、本体7の一端部に一端部が開閉可能に取り付
けられた画面部材6とを有する。画面部材6には、液晶
などの画面を有する。
【0044】電子カメラECは、後述する構造の電子カ
メラで、本体から延びるコード5を有する。そして、コ
ード5の先端に設けられたコネクタによってノートパソ
コン8の本体7へ接続されている。そして、内蔵された
撮像部で撮像した画像を画像処理して、コード5を通じ
てノートパソコン8へ送る。
【0045】取付部材1は、ノートパソコン8の画面部
材6に取り付けられることにより、電子カメラECをノ
ートパソコン8の画面部材6に取り付けることができる
ようにする部材である。そして、この取付部材1によっ
て、ノートパソコン8の画面部材6へ電子カメラECを
取り付けることができるので、操作者9がノートパソコ
ン8の画面を見ながら操作している間でも電子カメラE
Cで略正面の操作者9の顔を撮像することができ、ま
た、電子カメラECが所定の取付部材1に取り付けられ
ているので、電子カメラECの所在が判らなくなること
を防止できる。
【0046】また、本実施形態の電子カメラECは小型
・軽量であるので、取付部材1によって図1に示す回動
方向2や回転方向3に自在に調整できるようにすること
が、取付部材1が簡単な構造で安価なものであってもで
きる。
【0047】次に、本実施形態の電子カメラECについ
て、撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から見た電
子カメラECの斜視図である図2、図2と正反対の方向
から見た電子カメラECの斜視図である図3、及び電子
カメラECの側面中央断面図である図4、撮像部43の
撮像方向4の左上正面方向から見た本体上部材20の斜
視図である図5、図5と正反対の方向から見た本体上部
材20の斜視図である図6、撮像部43の撮像方向4の
左上正面方向から見たダイアル部材10の斜視図である
図7、図7と正反対の方向から見たダイアル部材10の
斜視図である図8に基づいて、説明する。なお、図7及
び図8は一点鎖線で電子カメラ全体の概略を示す。
【0048】また、電子カメラECの本体は、本体下部
材30と本体上部材20とからなっていて、本体下部材
30と本体上部材20とからなる本体が撮像部43を収
容している。そして、本体下部材30が、撮像部43を
保持する撮像部保持部材44を保持している。また、撮
像部保持部材44の撮像部43の撮像方向4前方に隣接
して結像部41が本体下部材30により保持されてい
る。そして、結像部41は、被写体像を撮像部43に結
像させる。撮像部43は、2次元CCDセンサを有し、
結像部41によって2次元CCDセンサ上に結像された
被写体の像を撮像し、得られた撮像画像を図示しない画
像処理部に送る。そして、画像処理部は所定の画像処理
を施し、コード5を通じてノートパソコンなどの機器に
画像処理した撮像画像を送る。
【0049】また、本体下部材30の撮像部43の撮像
方向4前方に開口下部31が設けられ、同様に、本体上
部材20の撮像部43の撮像方向4前方に開口上部21
が設けられ、これら開口下部31及び開口上部21によ
り撮像部43の撮像方向4前方に撮像用の開口が形成さ
れている。
【0050】また、本体上部材20の中央部にダイアル
軸孔28が設けられていて、このダイアル軸孔28を貫
通するダイアル軸18を回動自在に保持している。ダイ
アル軸18は円板状のダイアル11の底面の中心部に連
設されており、ダイアル軸18の中心軸はダイアル11
の中心軸と一致する。これにより、ダイアル11が、本
体上部材20のダイアル軸孔28の中心軸を中心に回動
自在に取り付けられている。すなわち、ダイアル部材1
0が本体上部材20に回動自在に取り付けられている。
【0051】また、ダイアル部材10は、ダイアル1
1、蓋12及び光量調整量が異なる複数の光量調整部1
7を有する光量調整部材13とが一体に形成されたもの
である。そして、円板状のダイアル11の円周部の底面
に光量調整部材13が設けられており、光量調整部材1
3の表面及び裏面はともにダイアル11の中心軸からの
距離が一定である。また、ダイアル11の円周より外側
の位置に蓋12が設けられており、蓋12の表面及び裏
面はともにダイアル11の中心軸からの距離が一定であ
る。また、本体上部材20及び本体下部材30からなる
本体は、主に、ダイアル軸孔28の中心軸を中心とする
半円に該半円の直径を長辺とする長方形を組み合わせた
形状の断面の柱形に近い形状である。従って、光量調整
部材13は本体上部材20の円弧状スリット26にスム
ーズに摺動することができ、蓋12は本体上部材20の
外側をスムーズに移動することができる。
【0052】また、蓋12及び複数の光量調整部17A
〜Cはダイアル11の円周方向に一列に並べられてい
る。従って、ダイアル11と一体に回動して、蓋12及
び複数の光量調整部17A〜Cのいずれかを、撮像部4
3の撮像方向前方に位置付けることができる。
【0053】これにより、撮影しない時に撮像部43の
撮像方向4を蓋12により遮光することと、撮影する時
に光量調整量を調整することとが、ダイアル11の回動
だけで行うことができ、電子カメラを小型でコストの低
いものにでき、かつ、簡単に行うことができる。
【0054】そして、ダイアル部材10のダイアル11
の中心軸からの距離が一定のダイアル11の円周部に複
数の光量調整部17A〜Cが設けられており、ダイアル
部材10のダイアル軸孔28の中心軸は、撮像部43の
撮像光軸と直交するように設けられているので、複数の
光量調整部17A〜Cが結像部42の撮影方向前方に位
置付けられたときの複数の光量調整部17A〜Cと結像
部42及び撮像部43との距離が変わらないようになっ
ている。
【0055】また、複数の光量調整部17A〜Cは、互
いに透過率の異なるフィルタを設けられたことにより光
量調整量が異なるものである。例えば、結像部41の開
放FナンバーがF2.8である場合に、光量調整部17
Aには透過率50%のフィルタを設け、F4相当の光量
調整量にし、光量調整部17Bには透過率12.5%の
フィルタを設け、F8相当の光量調整量にし、光量調整
部17Bには透過率3.13%のフィルタを設け、F1
6相当の光量調整量にすることなどが挙げられる。これ
により、複数の光量調整部17A〜Cが、フィルタを設
けられたことにより光量調整量が異なるものであるの
で、結像部41の撮像方向4前方でも光量調整量を調整
することができ、従って、結像部41の撮像方向4前方
に、蓋12及び複数の光量調整部17A〜Cが位置付け
られることができ、技術的に簡単に、蓋12及び複数の
光量調整部17A〜Cを設けることができる。そして、
複数の光量調整部17A〜Cに設けられたフィルタは互
いに透過率が異なるだけで、結像性能に大きな変化を生
じさせないので、結像部41の設計・製作が容易であ
る。
【0056】なお、上述の例の代わりに、結像部41の
開放FナンバーがF4である場合に、光量調整部17A
の代わりに、フィルタを設けず全く光量調整しない大孔
部とし、光量調整部17Bには透過率25%のフィルタ
を設け、F8相当の光量調整量にし、光量調整部17B
には透過率6.25%のフィルタを設け、F16相当の
光量調整量にしてもよい。これにより、フィルタを設け
ていない部分も含めて複数段階に光量を調整できるの
で、コストダウンできる。
【0057】本体上部材20は、主に、半円に該半円の
直径を長辺とする長方形を組み合わせた形状の上面部材
23とその周辺を囲む壁22からなっている。そして、
撮像部43の撮像方向4前方の壁22に開口上部21が
設けられ、撮像用の開口が形成されている。
【0058】また、上面部材23を形成する半円の中心
を中心とする円状の若干の凹部25が設けられており、
ダイアル部材10のダイアル10が摺いながら回動する
ようになっている。そして、光量調整量表示部27A〜
Cが、円状の凹部25の外側に等角度間隔に光量調整部
17A〜Cが設けられており、光量調整部17A〜Cに
対応する光量調整量を表示している。そして、例えば、
図5に示すように絞りにより光量調整するものであるか
のように、F4:F8:F16というように、Fナンバ
ーで表示してもよい。そして、撮像部83の撮像方向4
前方に位置決められている光量調整部72A〜Cの光量
調整量を示す光量調整量表示部57A〜Cを、ダイアル
11の上面に設けられた指示部19が指示するように設
けられている。
【0059】また、円状の凹部25の撮像方向側の外周
に沿って、弧状スリット孔26が設けられており、ダイ
アル部材10の光量調整部材13が弧状スリット孔26
に挿入され、回動できるように形成されている。そし
て、光量調整部材13の脇に形成されている凸部14に
係る凹部24A〜Dが形成されている。そして、この凹
部24Aに凸部14が係ると、ダイアル部材10の光量
調整部17Aが撮像部43の撮像方向4の前方に位置付
けられるように、凹部24Bに凸部14が係ると、ダイ
アル部材10の光量調整部17Bが撮像部43の撮像方
向4の前方に位置付けられるように、凹部24Cに凸部
14が係ると、ダイアル部材10の光量調整部17Cが
撮像部43の撮像方向4の前方に位置付けられるよう
に、凹部24Dに凸部14が係ると、ダイアル部材10
の蓋12が撮像部43の撮像方向4の前方に位置付けら
れるように、凹部24A〜Dが形成されている。
【0060】これにより、操作者が、ダイアル部材10
を回動させることにより、光量調整部材13の光量調整
部17A〜C及び蓋を、撮像部43の撮像方向4の前方
の所定の位置に位置付けることが容易にできる。そし
て、このようにすることにより、電子カメラの操作者が
自然な感じで撮像部43の撮像方向4前方に蓋12及び
複数の光量調整部17A〜Cのいずれかを位置付けるこ
とができる。
【0061】なお、本実施形態の変形形態として、手動
でなく、例えば、ダイアル11を回動させるためのモー
タを設け、ノートパソコン8からの制御信号に基づい
て、モータの駆動によりダイアル11を回動させるよう
にしてもよい。この場合でも、ダイアル11を一定角
度、回動させるだけで、撮像部43の撮像方向4前方に
蓋12及び複数の光量調整部17A〜Cのいずれかを位
置付けることができるので、撮像部43の撮像方向4前
方に蓋12及び複数の光量調整部17A〜Cのいずれか
を位置付ける制御を簡単にできる。
【0062】実施形態2 本実施形態は、本発明の電子カメラの実施の形態であ
る。本実施形態の電子カメラの利用方法は実施形態1と
同様である。先ず、本実施形態の電子カメラECの構造
について、撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から
見た電子カメラECの斜視図である図9、図9と正反対
の方向から見た電子カメラECの斜視図である図10、
電子カメラECの側面中央断面図である図11、撮像部
43の撮像方向4の左上正面方向から見た往復動部材1
5の斜視図である図12、及び、図12と正反対の方向
から見た往復動部材15の斜視図である図13に基づい
て、説明する。なお、図12及び図13では、一点鎖線
で全体の概略を示す。
【0063】先ず、図11に基づいて、電子カメラの撮
像機構について説明する。撮像部43は、2次元CCD
センサを有し、撮像部保持部材44により保持されてい
る。また、撮像部43は、2次元CCDセンサで被写体
を撮像し、得られた撮像画像を図示しない画像処理部に
送る。そして、画像処理部は所定の画像処理を施し、コ
ード5を通じてノートパソコンなどの機器に画像処理し
た撮像画像を送る。
【0064】また、電子カメラECの本体は、本体下部
材30と本体上部材20とからなっていて、本体下部材
30と本体上部材20とからなる本体が撮像部43を収
容している。そして、本体下部材30が、撮像部43を
保持する撮像部保持部材44を保持している。また、撮
像部保持部材44の撮像部43の撮像方向4前方に隣接
して結像部41が本体下部材30により保持されてい
る。そして、結像部41は、被写体像を撮像部43に結
像させる。
【0065】また、本体上部材20及び本体下部材30
からなる本体は、半円に該半円の直径を長辺とする長方
形を組み合わせた形状の断面の柱形に近い形状である。
そして、撮像部43の撮像方向4は、この半円の中心を
通る本体の形状を形作る柱形の中心軸と直交する方向で
あり、該半円側の方向であり、該半円の直径と垂直な方
向である。そして、撮像部43の撮像方向4前方に、撮
像用の開口が形成されている。これは、本体下部材30
の撮像部43の撮像方向4前方に開口下部32が設けら
れ、同様に、本体上部材20の撮像部43の撮像方向4
前方に開口上部22が設けられ、これら開口下部31及
び開口上部21により撮像用の開口が形成されている。
【0066】また、本体上部材20の底面の撮像方向4
側に摺動溝223が設けられている。そして、摺動溝2
23の内側の側壁及び外側の側壁は、本体の形状を形作
る柱形の中心軸からの距離が一定である。すなわち、摺
動溝223は、本体の形状を形作る柱形の中心軸を中心
とする円弧上にある。また、本体下部材30の上面の撮
像方向4側に円弧状スリット部35と円弧状スリット部
35に連設された扇状スリット部33が設けられてい
る。この円弧状スリット部35は、内側の側壁及び外側
の側壁が本体の形状を形作る柱形の中心軸からの距離が
一定である。また、この扇状スリット部33は、円弧状
スリット部35の底部から半径方向外側に広がるスリッ
トである。そして、これら摺動溝223、円弧状スリッ
ト部35及び扇状スリット部33内に往復動可能に支持
された往復動部材15が設けられている。
【0067】また、往復動部材15は、蓋12及び光量
調整量が異なる複数の光量調整部17A〜Cを有する光
量調整部材13とが一体に形成されたものである。そし
て、往復動部材15の内面及び外面は、本体の形状を形
作る柱形の中心軸からの距離が一定である。そして、往
復動部材15の底面の一部にレバー110が設けられて
いる。従って、往復動部材15は、本体上部材20の摺
動溝223及び本体下部材30の円弧状スリット部35
及び扇状スリット部33内をスムーズに移動することが
できる。
【0068】また、蓋12及び複数の光量調整部17A
〜Cは、往復動部材15の往復動方向に一列に並べられ
ている。従って、往復動部材15と一体に往動又は復動
して、蓋12及び複数の光量調整部17A〜Cのいずれ
かを、撮像部43の撮像方向前方に位置付けることがで
きる。
【0069】これにより、撮影しない時に撮像部43の
撮像方向4を蓋12により遮光することと、撮影する時
に光量調整量を調整することとが、往復動部材15の往
動又は復動だけで行うことができ、電子カメラを小型で
コストの低いものにでき、かつ、簡単に行うことができ
る。
【0070】そして、複数の光量調整部17A〜Cは、
本体を形作る柱形の中心軸からの距離が一定であり、本
体を形作る柱形の中心軸は撮像部43の撮像光軸と直交
するように設けられているので、複数の光量調整部17
A〜Cが結像部41の撮影方向前方に位置付けられたと
きの複数の光量調整部17A〜Cと結像部41及び撮像
部43との距離が変わらない。また、複数の光量調整部
17A〜Cには、実施形態1と同様に互いに透過率の異
なるフィルタが設けられている。そして、複数の光量調
整部17A〜Cはこのフィルタにより撮像部41に入射
する入射光の光量を調整するものである。これにより、
複数の光量調整部17A〜Cに設けられたフィルタは互
いに透過率が異なるだけで、結像性能に大きな変化を生
じさせないので、結像部41の設計・製作が容易であ
る。
【0071】また、往復動部材15の底面の一部に形成
されたレバー110の底部に形成されている凸部111
に係る凹部34A〜Dが、本体下部材30の扇状スリッ
ト部33の底側に等角度間隔に形成されている。そし
て、この凹部24Aに凸部14が係ると、往復動部材1
5の光量調整部17Aが撮像部43の撮像方向4の前方
に位置付けられるように、凹部24Bに凸部14が係る
と、往復動部材15の光量調整部17Bが撮像部43の
撮像方向4の前方に位置付けられるように、凹部24C
に凸部14が係ると、往復動部材15の光量調整部17
Cが撮像部43の撮像方向4の前方に位置付けられるよ
うに、凹部24Dに凸部14が係ると、往復動部材15
の蓋12が撮像部43の撮像方向4の前方に位置付けら
れるように、凹部24A〜Dが形成されている。これに
より、操作者が、往復動部材15を往動又は復動させる
ことにより、光量調整部材13の光量調整部17A〜C
及び蓋を、撮像部43の撮像方向4の前方の所定の位置
に位置付けることが容易にできる。
【0072】なお、本実施形態の変形形態として、手動
でなく、例えば、往復動部材15を往動又は復動させる
ためのモータを設け、ノートパソコン8からの制御信号
に基づいて、モータの駆動により往復動部材15を往動
又は復動させるようにしてもよい。この場合でも、往復
動部材15を一定距離、往動又は復動させるだけで、撮
像部43の撮像方向4前方に蓋12及び複数の光量調整
部17A〜Cのいずれかを位置付けることができるの
で、撮像部43の撮像方向4前方に蓋12及び複数の光
量調整部17A〜Cのいずれかを位置付ける制御を簡単
にできる。
【0073】実施形態3 本実施形態は、本発明の電子カメラの実施の形態であ
る。本実施形態の電子カメラの利用方法は実施形態1と
同様である。先ず、本実施形態の電子カメラECの構造
について、撮像部83の撮像方向4の左上正面方向から
見た電子カメラECの斜視図である図14、電子カメラ
ECの上面図である図15、電子カメラECの側面中央
断面図である図16、及び図16のC−C′断面図であ
る図17に基づいて、説明する。
【0074】先ず、電子カメラの撮像機構について説明
する。撮像部83は、2次元CCDセンサを有し、撮像
部保持部材84により保持されている。また、撮像部8
3は、2次元CCDセンサで被写体を撮像し、得られた
撮像画像を図示しない画像処理部に送る。そして、画像
処理部は所定の画像処理を施し、コード5を通じてノー
トパソコンなどの機器に画像処理した撮像画像を送る。
【0075】また、電子カメラECの本体50は、撮像
部保持部材84を保持することで、本体が間接的に撮像
部83を保持する。また、撮像部保持部材84の撮像部
83の撮像方向4前方に隣接して第二結像部82が本体
50により保持されている。そして、第二結像部82の
撮像部83の撮像方向4前方に第一結像部81が本体5
0により保持されている。そして、これら第一結像部8
1及び第二結像部82により、被写体の像を撮像部83
に結像させる。また、第一結像部81及び第二結像部8
2の間に光量調節部材70が図16に対して垂直方向に
直線移動可能に保持されている。また、本体50の撮像
部83の撮像方向4前方に、撮像用の開口51が設けら
れている。
【0076】また、本体50の上面の中央部にダイアル
軸孔58が設けられていて、このダイアル軸孔58を貫
通するダイアル軸98を回動自在に保持している。これ
により、ダイアル部材90が本体50に回動自在に取り
付けられている。そして、ダイアル部材90の回動によ
って、光量調整量が異なる複数の光量調整部72A〜C
を有する光量調整部材70が連動するように、ダイアル
部材90には、カム溝93が設けられている。そして、
このカム溝93に光量調整部材70の一端に設けられた
従動節である軸71が挿入され、ダイアル部材90の回
動に応じて、軸71が摺動することにより、撮像部83
の撮像方向に垂直な方向に直線移動可能に保持された光
量調整部材70が直線移動するようになっている。
【0077】また、本体50の上面には、ダイアル部材
90の回転精度を上げるために、ダイアル部材90の補
助回動子94、96の動きを規制する弧状スリット孔5
4、56が設けられている。
【0078】これらの機構により、ダイアル91と連動
して、光量調整部材70が直線移動して、複数の光量調
整部72A〜Cのいずれかを、撮像部83の撮像方向前
方に位置付けることができる。これにより、光量調整量
を調整することとが、ダイアル91の回動だけで行うこ
とができ、かつ、電子カメラを小型でコストの低いもの
にでき、かつ、簡単に行うことができる。
【0079】次に、ダイアル91の回動角度と光量調整
部材70との関係を示す説明図(拡大上面図)である図
18に基づいて、ダイアル91の回動角度と光量調整部
72A〜Cとの関係について説明する。
【0080】光量調整部材70の光量調整部72Aは、
F4に相当する固定絞り孔が形成されている。また、光
量調整部材70の光量調整部72Bは、F8に相当する
固定絞り孔が形成されている。また、光量調整部材70
の光量調整部72Cは、F16に相当する固定絞り孔が
形成されている。
【0081】そして、光量調整部材70の光量調整部7
2Cの中心と軸71の中心との間隔L0は、ダイアル1
1の中心と光量調整部材70との間隔(撮像部83の撮
像方向4前方に位置付けられた光量調整部72A〜Cと
の間隔)R0と、ダイアル11の中心を中心とする撮像
方向4と軸71とがなす角度(撮像部83の撮像方向4
前方に光量調整部材70の光量調整部72Cが位置付け
られたときのダイアル11の中心を中心とする撮像方向
4とカム溝93とがなす角度)θ0との間に以下の式が
成り立つ関係にある。
【0082】L0 = R0×tan(θ0) そして、ダイアル11が、図18で角度θ1右方向に回
転すると、光量調整部材70の光量調整部72Bの中心
が撮像部83の撮像方向4前方に位置付けられる。従っ
て、光量調整部材70の光量調整部72Cの中心と光量
調整部材70の光量調整部72Bの中心との間隔L1
は、他の数値と以下の式が成り立つ関係にある。
【0083】 L1 = R0×tan(θ0+θ1)−L0 = R0×(tan(θ0+θ1)−tan(θ0)) さらに、ダイアル11が、図18で角度θ1と等しい角
度である角度θ2右方向に回転すると、光量調整部材7
0の光量調整部72Aの中心が撮像部83の撮像方向4
前方に位置付けられる。従って、光量調整部材70の光
量調整部72Bの中心と光量調整部材70の光量調整部
72Aの中心との間隔L2は、他の数値と以下の式が成
り立つ関係にある。
【0084】 L2 = R0×tan(θ0+θ1+θ2)−(L0+L1) = R0×(tan(θ0+2×θ1)−tan(θ0+θ1)) 以上の式から明らかなように、光量調整部材70の光量
調整部72Cの中心と光量調整部材70の光量調整部7
2Bの中心との間隔L1は、光量調整部材70の光量調
整部72Bの中心と光量調整部材70の光量調整部72
Aの中心との間隔L2よりも狭い。従って、光量調整部
72Aから固定絞りの径の大きなものが配列されてい
る。
【0085】以上のようにして、ダイアル11の等角度
θ1、θ2の回動毎に、撮像部83の撮像方向4前方に
複数の光量調整部72A〜Cのいずれかが位置付けられ
るように、複数の光量調整部72A〜Cが配置されてい
る。これにより、電子カメラECの操作者9が自然な感
じで撮像部83の撮像方向4前方に複数の光量調整部7
2A〜Cのいずれかを位置付けることができる。
【0086】また、被写体の像を撮像部83に結像させ
るために、撮像部83の撮像方向4前方に設けられた第
二結像部82と、第二結像部82の撮像方向4前方に設
けられた第一結像部81とを有し、被写体の像を撮像部
83に結像させるための第一結像部81及び第二結像部
82の間に、光量調整部材70の複数の光量調整部72
A〜Cが位置付けられるものであるので、複数の光量調
整部72A〜Cが、固定絞りを設けられるだけで光量調
整量が異なるものとなり、光量調整量を調整することと
が、より簡単な構造で行うことができ、電子カメラEC
を小型でコストの低いものにできる。
【0087】次に、本体50の上方から見た形状は、主
に、半円に該半円の直径を長辺とする長方形を組み合わ
せた形状である。そして、この半円の中心を中心とする
ダイアル軸孔58が設けられていて、このダイアル軸孔
58を貫通するダイアル軸98を回動自在に保持してい
る。また、この半円の中心を中心とする円周状の若干の
凹部55が設けられており、ダイアル部材90の円周状
凸部92が摺いながら回動するようになっている。そし
て、円周状の凹部55の外側に光量調整量表示部57A
〜Cが等角度間隔に設けられ、光量調整部72A〜Cに
対応する光量調整量を表示している。すなわち、図15
に示すように、F4:F8:F16というように、固定
絞りのFナンバーで表示している。そして、撮像部83
の撮像方向4前方に位置決められている光量調整部72
A〜Cの光量調整量を示す光量調整量表示部57A〜C
を、ダイアル91の上面に設けられた指示部97が指示
するように設けられている。
【0088】また、円状の凹部55の撮像方向4外側に
上述の半円を中心とする弧状穴52が設けられており、
また、本体50の下部にも同様に弧状穴52が設けられ
ており、これらの弧状穴52に蓋60の弧状凸部が係合
して、蓋60が開口51の前方を蓋することができるよ
うにスライドするようになっている。即ち、撮像部83
の撮像方向4の前方を開閉自在にスライドするようにな
っている。
【0089】なお、本実施形態の変形形態として、手動
でなく、例えば、ダイアル11を回動させるためのモー
タを設け、ノートパソコン8からの制御信号に基づい
て、モータの駆動によりダイアル11を回動させるよう
にしてもよい。この場合でも、ダイアル11を一定角
度、回動させるだけで、撮像部43の撮像方向4前方に
蓋12及び複数の光量調整部17A〜Cのいずれかを位
置付けることができるので、撮像部43の撮像方向4前
方に蓋12及び複数の光量調整部17A〜Cのいずれか
を位置付ける制御を簡単にできる。
【0090】実施形態4 本実施形態は、本発明の電子カメラの実施の形態で、実
施形態1の変形形態である。以下、実施形態1との相違
点について、撮像部43の撮像方向4の左上正面方向か
ら見たダイアル部材10の斜視図である図19に基づい
て、説明する。なお、一点鎖線で実施形態1の電子カメ
ラ全体の概略を示す。また、破線で実施形態2のものを
示す。
【0091】結像部41の開放FナンバーがF4である
例で説明する。本実施形態のダイアル部材10は、実施
形態1の光量調整部17Aが無く、実施形態1の光量調
整部17Aに相当する位置には全くない空白部となって
いる。そして、光量調整部17Bには透過率25%のフ
ィルタを設け、F8相当の光量調整量にし、光量調整部
17Bには透過率6.25%のフィルタを設け、F16
相当の光量調整量にしている。光量調整部17Aを設け
ずコストダウンしつつ、撮像部43に入射する光量を3
段階にできる。
【0092】また、光量調整量表示部27A〜Cの表示
とダイアル11の上面に設けられた指示部19の指示も
実施形態1と同様であり、光量調整部材13の脇に形成
されている凸部14に係る凹部24A〜Dも実施形態1
と同様で、同等の作用効果を奏することができる。
【0093】実施形態5 本実施形態は、本発明の電子カメラの実施の形態であ
り、実施形態2の変形形態である。以下、実施形態2と
の相違点について、撮像部43の撮像方向4の左上正面
方向から見た往復動部材15の斜視図である図20に基
づいて、説明する。なお、一点鎖線で実施形態1の電子
カメラ全体の概略を示す。また、破線で実施形態2のも
のを示す。
【0094】結像部41の開放FナンバーがF4である
例で説明する。本実施形態の往復動部材15は、実施形
態1の光量調整部17Aが無く、実施形態1の光量調整
部17Aに相当する位置には全くない空白部となってい
る。そして、光量調整部17Bには透過率25%のフィ
ルタを設け、F8相当の光量調整量にし、光量調整部1
7Bには透過率6.25%のフィルタを設け、F16相
当の光量調整量にしている。光量調整部17Aを設けず
コストダウンしつつ、撮像部43に入射する光量を3段
階にできる。
【0095】また、往復動部材15の底面の一部に形成
されたレバー110の底部に形成されている凸部111
に係る凹部34A〜Dは実施形態2と同様でよく、これ
により、実施形態2と同様の作用効果を奏する。
【0096】実施形態6 本実施形態は、本発明の電子カメラの実施の形態であ
り、実施形態3の変形形態である。以下、実施形態3と
の相違点について、ダイアル91の回動角度と光量調整
部材70との関係を示す説明図(拡大上面図)である図
21に基づいて、説明する。また、破線で実施形態3の
ものを示す。
【0097】第一結像部81と第二結像部82からなる
開放FナンバーがF4である例について説明する。本実
施形態の光量調整部材70には、実施形態3の光量調整
部72Aに相当する部分がない。また、光量調整部材7
0の光量調整部72Bは、F8に相当する固定絞り孔が
形成されている。また、光量調整部材70の光量調整部
72Cは、F16に相当する固定絞り孔が形成されてい
る。
【0098】そして、光量調整部材70の光量調整部7
2Cの中心と軸71の中心との間隔L0は、ダイアル1
1の中心と光量調整部材70との間隔(撮像部83の撮
像方向4前方に位置付けられた光量調整部72A〜Cと
の間隔)R0と、ダイアル11の中心を中心とする撮像
方向4と軸71とがなす角度(撮像部83の撮像方向4
前方に光量調整部材70の光量調整部72Cが位置付け
られたときのダイアル11の中心を中心とする撮像方向
4とカム溝93とがなす角度)θ0との間に以下の式が
成り立つ関係にある。
【0099】L0 = R0×tan(θ0) そして、ダイアル11が、図21で角度θ1右方向に回
転すると、光量調整部材70の光量調整部72Bの中心
が撮像部83の撮像方向4前方に位置付けられる。従っ
て、光量調整部材70の光量調整部72Cの中心と光量
調整部材70の光量調整部72Bの中心との間隔L1
は、他の数値と以下の式が成り立つ関係にある。
【0100】 L1 = R0×tan(θ0+θ1)−L0 = R0×(tan(θ0+θ1)−tan(θ0)) さらに、ダイアル11が、図21で角度θ1と等しい角
度である角度θ2右方向に回転すると、撮像部83の撮
像方向4前方には、空白部が位置付けられる。従って、
光量調整部材70の光量調整部72Bの中心と空白部の
中心との間隔L2は、他の数値と以下の式が成り立つ関
係にある。
【0101】 L2 = R0×tan(θ0+θ1+θ2)−(L0+L1) = R0×(tan(θ0+2×θ1)−tan(θ0+θ1)) 以上のようにして、ダイアル11の等角度θ1、θ2の
回動毎に、撮像部83の撮像方向4前方に複数の光量調
整部72B、C及び空白部のいずれかが位置付けられる
ように、複数の光量調整部72B、C及び空白部が配置
されている。これにより、電子カメラECの操作者9が
自然な感じで撮像部83の撮像方向4前方に複数の光量
調整部72B、C及び空白部のいずれかを位置付けるこ
とができる。
【0102】また、被写体の像を撮像部83に結像させ
るために、撮像部83の撮像方向4前方に設けられた第
二結像部82と、第二結像部82の撮像方向4前方に設
けられた第一結像部81とを有し、被写体の像を撮像部
83に結像させるための第一結像部81及び第二結像部
82の間に、光量調整部材70の複数の光量調整部72
B、C又は空白部が位置付けられるものであるので、光
量調整量を調整することとが、より簡単な構造で行うこ
とができ、電子カメラECを小型でよりコストの低いも
のにできる。
【0103】また、これにより、光量調整量表示部57
A〜Cの表示とダイアル91の上面に設けられた指示部
97の指示も実施形態3と同様となる。
【0104】
【発明の効果】本発明により、簡単に光量調整量を調整
できつつ、小型でコストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付部材1によりノートパソコン8の画面部材
6へ実施形態の電子カメラECを取り付けた状態を示す
概略側面図。
【図2】撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から見
た実施形態1の電子カメラECの斜視図。
【図3】図2と正反対の方向から見た実施形態1の電子
カメラECの斜視図。
【図4】実施形態1の電子カメラECの側面中央断面
図。
【図5】撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から見
た実施形態1の本体上部材20の斜視図。
【図6】図5と正反対の方向から見た実施形態1の本体
上部材20の斜視図。
【図7】撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から見
た実施形態1のダイアル部材10の斜視図。
【図8】図7と正反対の方向から見た実施形態1のダイ
アル部材10の斜視図。
【図9】撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から見
た実施形態2の電子カメラECの斜視図。
【図10】図9と正反対の方向から見た実施形態2の電
子カメラECの斜視図。
【図11】実施形態2の電子カメラECの側面中央断面
図。
【図12】撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から
見た実施形態2の往復動部材15の斜視図。
【図13】図12と正反対の方向から見た実施形態2の
往復動部材15の斜視図。
【図14】撮像部83の撮像方向4の左上正面方向から
見た実施形態3の電子カメラECの斜視図。
【図15】実施形態3の電子カメラECの上面図。
【図16】実施形態3の電子カメラECの側面中央断面
図。
【図17】図16のC−C′断面図。
【図18】実施形態3のダイアル91の回動角度と光量
調整部材70との関係を示す説明図(拡大上面図)。
【図19】撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から
見た実施形態4のダイアル部材10の斜視図。
【図20】撮像部43の撮像方向4の左上正面方向から
見た実施形態5の往復動部材15の斜視図。
【図21】実施形態6のダイアル91の回動角度と光量
調整部材70との関係を示す説明図(拡大上面図)。
【符号の説明】
EC 電子カメラ 1 取付部材 2 回動方向 3 回転方向 4 撮像方向 5 (電子カメラの)コード 6 (ノートパソコンの)画面部材 7 (ノートパソコンの)本体 8 ノートパソコン 9 操作者 10 ダイアル部材 11 ダイアル 12 蓋 13 光量調整部材 15 往復動部材 17 光量調整部 20 本体上部材 30 本体下部材 41 結像部 43 撮像部 44 撮像部保持部材 50 本体 60 蓋 70 光量調整部材 72 光量調整部 81 第一結像部 82 第二結像部 83 撮像部 84 撮像部保持部材 90 ダイアル部材 91 ダイアル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部
    を収容する本体と、前記本体に回動自在に取り付けられ
    た回動部材と、蓋と、光量調整部を有する光量調整部材
    と、を有し、前記回動部材を回動させることにより、前
    記蓋及び前記光量調整部材が前記回動部材の回動に連動
    して移動して、前記蓋及び前記光量調整部のいずれも前
    記撮像部の撮像方向前方に位置付けることができるもの
    であり、前記蓋は、前記撮像部の撮像方向前方に位置付
    けられると、前記撮像部の撮像方向前方を閉じて遮光す
    るものであり、前記光量調整部は、前記撮像部の撮像方
    向前方に位置付けられると、前記撮像部へ入射する入射
    光量を調整するものであることを特徴とする電子カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記光量調整部材が、光量調整量が異な
    る複数の光量調整部を有し、前記回動部材を回動させる
    ことにより、前記複数の光量調整部のいずれも前記撮像
    部の撮像方向前方に位置付けることができるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記蓋と前記回動部材とが一体であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記光量調整部材と前記回動部材とが一
    体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 前記回動部材が、円板状のダイアルであ
    り、当該円板の中心を回動中心とするものであることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子カ
    メラ。
  6. 【請求項6】 前記蓋及び前記光量調整部材が前記ダイ
    アルと一体に前記ダイアルの円周部に設けられ、前記蓋
    及び前記光量調整部が前記ダイアルの円周方向に一列に
    並べられて配置されていることを特徴とする請求項5に
    記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 前記撮像部の撮像方向前方に設けられ、
    前記被写体の像を前記撮像部に結像させる結像部を有
    し、前記回動部材を回動させることにより、前記蓋及び
    前記光量調整部のいずれも前記結像部の撮像方向前方に
    位置付けることができるものであり、前記光量調整部
    が、フィルタを設けられたことにより、前記撮像部の撮
    像方向前方に位置付けられたときに前記撮像部へ入射す
    る入射光量を調整するものであることを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項に記載の電子カメラ。
  8. 【請求項8】 被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部
    を収容する本体と、前記本体に往復動自在に取り付けら
    れた往復動部材と、蓋と、光量調整部を有する光量調整
    部材と、を有し、前記往復動部材を往動又は復動させる
    ことにより、前記蓋及び前記光量調整部材が前記往復動
    部材の往動又は復動に連動して移動して、前記蓋及び前
    記光量調整部のいずれも前記撮像部の撮像方向前方に位
    置付けることができるものであり、前記蓋は、前記撮像
    部の撮像方向前方に位置付けられると、前記撮像部の撮
    像方向前方を閉じて遮光するものであり、前記光量調整
    部は、前記撮像部の撮像方向前方に位置付けられると、
    前記撮像部へ入射する入射光量を調整するものであるこ
    とを特徴とする電子カメラ。
  9. 【請求項9】 前記光量調整部材が、光量調整量が異な
    る複数の光量調整部を有し、前記往復動部材を往動又は
    復動させることにより、前記複数の光量調整部のいずれ
    も前記撮像部の撮像方向前方に位置付けることができる
    ものであることを特徴とする請求項8に記載の電子カメ
    ラ。
  10. 【請求項10】 前記蓋と前記往復動部材とが一体であ
    ることを特徴とする請求項8又は9に記載の電子カメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 前記光量調整部材と前記往復動部材と
    が一体であることを特徴とする請求項8〜10のいずれ
    か1項に記載の電子カメラ。
  12. 【請求項12】 前記蓋及び前記光量調整部材が前記往
    復動部材と一体であり、前記蓋及び前記光量調整部が前
    記往復動部材の往復動方向に一列に並べられて配置され
    ていることを特徴とする請求項8又は9に記載の電子カ
    メラ。
  13. 【請求項13】 前記撮像部の撮像方向前方に設けら
    れ、前記被写体の像を前記撮像部に結像させる結像部を
    有し、前記往復動部材を往動又は復動させることによ
    り、前記蓋及び前記光量調整部のいずれも前記結像部の
    撮像方向前方に位置付けることができるものであり、前
    記光量調整部が、フィルタを設けられたことにより、前
    記撮像部の撮像方向前方に位置付けられたときに前記撮
    像部へ入射する入射光量を調整するものであることを特
    徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の電子カ
    メラ。
  14. 【請求項14】 被写体を撮像する撮像部と、前記撮像
    部を収容する本体と、前記本体に回動自在に取り付けら
    れた回動部材と、光量調整量が異なる複数の光量調整部
    を有する光量調整部材と、を有し、前記回動部材を回動
    させることにより、前記回動部材の回動に連動して前記
    光量調整部材が直線移動し、前記複数の光量調整部のい
    ずれかを、前記撮像部の撮像方向前方に位置付けること
    ができるものであることを特徴とする電子カメラ。
  15. 【請求項15】 前記回動部材の等角度の回動毎に、前
    記撮像部の撮像方向前方に前記複数の光量調整部のいず
    れかが位置付けられるように、前記複数の光量調整部が
    配置されていることを特徴とする請求項14に記載の電
    子カメラ。
  16. 【請求項16】 前記被写体の像を前記撮像部に結像さ
    せるために、前記撮像部の撮像方向前方に設けられた第
    二結像部と、前記第二結像部の撮像方向前方に設けられ
    た第一結像部とを有し、前記複数の光量調整部が、固定
    絞りを設けられたことにより光量調整量が異なるもので
    あり、前記第一結像部及び前記第二結像部の間に、前記
    光量調整部材の前記複数の光量調整部が位置付けられる
    ことを特徴とする請求項14又は15に記載の電子カメ
    ラ。
  17. 【請求項17】 前記回動部材が円板状のダイアルであ
    り、当該円板の中心が回動中心であることを特徴とする
    請求項14〜16のいずれか1項に記載の電子カメラ。
  18. 【請求項18】 前記撮像部の撮像方向前方を開閉する
    蓋を有することを特徴とする請求項14〜17のいずれ
    か1項に記載の電子カメラ。
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