JPH102292A - 電動灯油ポンプ - Google Patents

電動灯油ポンプ

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JPH102292A
JPH102292A JP1864897A JP1864897A JPH102292A JP H102292 A JPH102292 A JP H102292A JP 1864897 A JP1864897 A JP 1864897A JP 1864897 A JP1864897 A JP 1864897A JP H102292 A JPH102292 A JP H102292A
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kerosene
port
electric
discharge port
switch
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JP1864897A
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Yasunari Takeshita
康徳 竹下
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 灯油タンクからの灯油の小出しに用いる電動
ポンプの運転開始を自動的に行うことのできる操作性の
優れた電動灯油ポンプを提供すること。 【解決手段】 電動灯油ポンプの吐出部2に、灯油カー
トリッジBの給油口B1に差し込まれたときにオン状態
となる開始用スイッチSW2を設けた。吐出部2に磁石
を設けて、鉄製の給油口B1に吸着するようにするとよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、灯油タンク(例えば2
0リットル入り)から、石油ファンヒータ等の着脱式の
灯油カートリッジ等の給油先へ小出しする場合等に用い
られる電動灯油ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用の灯油ポンプとしては、軟質樹脂
製の握り部を繰り返し握って、灯油タンクの灯油を吸い
上げて、サイホン作用を用いる等して灯油カートリッジ
へ小出しするように構成されたものが基本的な構造であ
った。サイホン作用を利用するには、灯油カートリッジ
が低い位置になければならないという不便さと、何回も
握る動作が面倒であるという不便さがあるために、小型
のインペラを備えて、電池駆動の小型モータで灯油を吸
い上げるように構成された電動式の灯油ポンプが用いら
れることが多くなってきた。
【0003】上述したような電動灯油ポンプの一例を図
15に示して説明する。図15において、電動灯油ポン
プ101 は、筒状の本体部102 と、ホース部103とから構
成され、本体部102 の下端には吸入口104 が形成され、
その内部には小型インペラを備えた小型電動液送手段10
5 が内装されている。さらに、本体部102 の内部には電
池106 が内装され、側面にはスイッチ107 が設けられて
いる。以上の構成の従来の電動灯油ポンプ101 を用いて
灯油タンクAの灯油を灯油カートリッジBへ小出しする
ときには、ホース部103 の先端の吐出口108 を灯油カー
トリッジBの給油口B1に差し込んだ後にスイッチ107
をオンにすると、吸入口104 から吸い込まれた灯油が吐
出口108 から吐き出される。
【0004】このような電動灯油ポンプ101 によって、
スイッチ107 を操作するだけで高低差のない状態でも容
易に給油することが可能になった。しかし、スイッチ10
7 をオフにするまで灯油が吐き出され続けるので、一寸
油断をすると、灯油カートリッジBが一杯になって灯油
が溢れてしまうという心配があるため、灯油カートリッ
ジBの灯油のレベルが充分高くなると自動的に電源をオ
フにするレベルスイッチを備えたものも提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の電動灯油ポンプは、給油開始のスイッチは手
動式であって自動でないので、不便であるという問題が
あった。
【0006】そこで、本発明は、電動ポンプの小型電動
液送手段の運転開始を自動的に行うことのできる操作性
の優れた電動灯油ポンプの提供を目的としてなされたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
の電動灯油ポンプでは、灯油タンクの灯油を給油先へ小
出しするために、小型電動液送手段を備え、当該灯油ポ
ンプの吸入口は灯油タンクの開口部から差し入れて底に
沈め、吐出口は給油先の給油口に装着して使用するよう
に構成された電動灯油ポンプにおいて、吐出口が給油先
の給油口に装着されている状態で接点がオンされて小型
電動液送手段に通電する開始用スイッチを、当該電動灯
油ポンプの吐出口に配設したものである。
【0008】また、請求項2の電動灯油ポンプでは、灯
油タンクの灯油を給油先へ小出しするために、小型電動
液送手段が筒状の本体部に内装され、前記筒状の本体部
を灯油タンクの開口部から差し入れて下端に形成された
吸入口をタンクの底に位置させ、吐出口は給油先の給油
口に装着して使用するように構成された電動灯油ポンプ
において、電動灯油ポンプの吐出口には、吐出口が給油
先の給油口に装着されている状態で接点がオンされて小
型電動液送手段に通電する開始用スイッチを配設すると
ともに、前記筒状の本体部の側面には、逆末広がり状に
開いた少なくとも3本の弾性片を形成し、本体部を灯油
タンクの開口部に差し入れたとき、前記弾性片が開口部
の内周面に押されて弾性変形して、本体部を開口部に安
定して保持するように構成したものである。請求項1に
おいては、請求項2のような筒状の本体部を備えていな
くてもよい。例えば、吸入口と吐出口とを可撓性のホー
ス等で連結したものでもよい。
【0009】また、請求項3の発明は、吐出口には磁石
が配設され、給油先の鉄製の給油口に吸着するように構
成されている。また、請求項4の発明では、開始用スイ
ッチは、吐出口に配設されて給油先の鉄製の給油口に吸
着する磁石と、この磁石による給油口への吸着力によっ
て押圧されてオンされる接点とから構成されている。本
願における給油先とは、着脱式の灯油カートリッジや、
一体型のタンクを始め、種々の形態のタンクを指してい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる電動灯油
ポンプを、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1において、1は筒状の本体部、2は吐
出部、3は本体部1からの灯油を吐出部2へ送るための
可撓性のホースである。本体部1の下端の吸入部11の下
面に開口した吸入口16から吸い上げられた灯油は、ホー
ス3を介して吐出部2の先端に開口した吐出口23から吐
き出されるように構成されている。吸入部11に内装され
た電動モータMの電力は本体部1の上部に内装された電
池Bから供給される。以上の構成は、従来の電動灯油ポ
ンプと同様の構成である。
【0012】以上の従来同様の構成に加えて、以下の構
成を備えている。本体部1の吸入部11には、灯油タンク
の灯油の液位が充分な状態でオン状態となる空運転防止
用フロートスイッチSW1を備えている。この空運転防
止用フロートスイッチSW1は図2に示したように、例
えばバルサ材のように灯油より比重の小さい素材による
柱状の浮子41が浮子の側面を緩く支える筒状のガイド機
構によって規定範囲内で上下動自在に支持されている。
前記浮子41の上面には磁石44が取り付けられている。
【0013】42は導電性の弾性舌片45の先に固定された
鉄片であり、磁石44が近づくと、鉄片42が下方に吸引さ
れて、弾性舌片45を下方に弾性変形させる。43は鉄片42
と磁石44との間に配設された電極であり、鉄片42が磁石
44によって吸引されて弾性舌片45が弾性変形すると、電
極43と鉄片42とが接触して導通状態となる。前記弾性舌
片45と電極43とは樹脂製容器に密封されている。なお、
前記浮子41と筒状のガイド機構との隙間に存在する油膜
によって浮子41がガイド機構の内面に密着して、浮子41
の上下動が抑制されることを防止するために、隙間に小
突起を複数形成した。
【0014】吐出部2には、灯油カートリッジBの給油
口B1に差し込まれた状態でオン状態となる開始用スイ
ッチSW2と、灯油カートリッジ内の灯油の液位が充分
高くなるとオフ状態となる停止用フロートスイッチSW
3と、灯油カートリッジBの給油口B1に係合して吐出
部2が給油口から脱落しないように保持する三つの保持
片22とを備えている。開始スイッチSW2は、図3に示
したように吐出部2の側部に配設されている。この開始
スイッチSW2は、吐出部2の側部から外側に斜めに配
設されてその先端に磁石54を備えた弾性板体51、鉄片52
が固定された導電性の弾性舌片55、前記鉄片52と前記弾
性板体51の間に配設された電極53とから構成されてい
る。前記弾性舌片55と電極53とは樹脂製容器に密封され
ている。前記弾性板体51が吐出部2の中心側に押された
ときに、鉄片52が磁石54に吸引されるように位置決めさ
れている。また、灯油カートリッジの給油口に差し込ま
れたときに、弾性板体51が確実に押されるために、前記
保持片22のひとつは弾性板体51を外側から覆う位置に形
成されている。
【0015】停止用フロートスイッチSW3は、図3に
示したように、例えばバルサ材のように灯油より比重の
小さい素材による柱状の浮子61が浮子の側面を緩く支え
る筒状のガイド機構によって規定範囲内で上下動自在に
支持されている。前記浮子61の上面には磁石64が取り付
けられている。63は電極であり、65は前記電極63と磁石
64の間に配設された導電性の弾性舌片である。62は弾性
舌片65の先に固定された鉄片であり、磁石64が近づく
と、鉄片62が下方に吸引されて、弾性舌片65を下方に弾
性変形させる。鉄片62が磁石64によって吸引されて弾性
舌片65が弾性変形すると、鉄片62は電極63から離れて非
導通状態となる。前記弾性舌片65と電極63とは樹脂製容
器に密封されている。なお、前記浮子61と筒状のガイド
機構との隙間に存在する油膜によって浮子61がガイド機
構の内面に密着して、浮子61の上下動が抑制されること
を防止するために、隙間に小突起を複数形成した。
【0016】図4は、電池B、電動モータM、空運転防
止用フロートスイッチSW1、開始用スイッチSW2、
及び停止用フロートスイッチSW3の回路図である。図
4に示したように、電池B、電動モータM、空運転防止
用フロートスイッチSW1、開始用スイッチSW2、及
び停止用フロートスイッチSW3は直列接続されてい
る。図4においては、給油準備状態の各スイッチの状態
を示した。即ち、本体部1を差し込んだ灯油タンクの液
位が充分であれば、図5に示したように、浮子41は浮力
によって上方へ移動して磁石44が鉄片42を吸引するの
で、空運転防止用フロートスイッチSW1はオン状態と
なっている。そして、吐出部2を未だ灯油カートリッジ
の給油口に差し込んでいなければ、弾性板体51は押さえ
られないので、磁石54は鉄片52から離れた状態であるた
め、開始用スイッチSW2はオフ状態である。よって、
電動モータMには通電されず、電動灯油ポンプは作動し
ない。
【0017】以上の構成の電動灯油ポンプにおいて、図
6に示したように、吐出部2を灯油カートリッジBの給
油口B1に差し込むと、弾性板体51は給油口B1によっ
て押さえられるため、磁石54は鉄片52に接近して吸引し
て鉄片52と電極53とを接触させ、開始用スイッチSW2
はオン状態となる。なお、このときは、灯油カートリッ
ジBの灯油は空であるため停止用フロートスイッチSW
3の浮子61には灯油による浮力は作用しないので浮子61
は下がったままであり、停止用フロートスイッチSW3
はオン状態のままである。よって、各スイッチがオン状
態となり電動モータMに通電されて電動灯油ポンプが作
動し、灯油タンクAから吸い上げられた灯油は吐出口か
ら灯油カートリッジBに吐き出されるのである。このよ
うにして、本体部1を灯油タンクAに差し込み、吐出部
2を灯油カートリッジBの給油口B1に装着するだけ
で、何らスイッチを操作することなく、電動モータMに
通電されて灯油の供給が開始されるので、極めて快適に
給油作業を行うことができる。
【0018】図6の状態で給油することによって灯油カ
ートリッジBの灯油のレベルが上昇して、給油口近くに
なると、浮子61が上昇して鉄片62を引きつけるので、電
極63から離れて非導通状態になる。よって、電動モータ
Mは回転停止して給油が停止する。このようにして、灯
油カートリッジBの灯油が一杯になると自動的に給油を
停止するので、溢れることがなくなる。
【0019】図5と図6の状態で給油中に灯油タンクA
の灯油が減少して残り少なくなると、浮子41には浮力が
作用しなくなるので、浮子41は図5の状態から図2の状
態に下がり、鉄片42は電極43から離れて非導通状態とな
り、電動モータMは回転停止して給油が停止する。この
ようにして、給油中に灯油タンクAが空になると自動的
に運転を停止するので、電動モータの空運転によるイン
ペラの劣化と電池の消耗とを防止できるのである。
【0020】また、図6の状態で給油中に、吐出部2が
灯油カートリッジの給油口から抜け落ちた場合には、開
始用スイッチSW2の弾性板体51が給油口B1で押さえ
られなくなるので磁石54は鉄片52から離れる。よって、
鉄片52は電極53から離れて非導通状態となり、電動モー
タMは回転停止して給油が停止する。このようにして、
給油中に吐出部2が灯油カートリッジBから外れ落ちた
場合には自動的に給油を停止するので、灯油をまき散ら
すことを防止できる。
【0021】以上説明したように、空運転防止用フロー
トスイッチSW1、開始用スイッチSW2、停止用フロ
ートスイッチSW3の作用によって、給油開始から給油
停止までスイッチの操作が全く不要であり、灯油タンク
が空になったり、吐出部が灯油カートリッジから外れた
りしても、自動的に運転を停止するので、給油作業中に
側についている必要がなく、電話や来客等によってその
場を離れても何ら心配がないので、安心して使用できる
という効果が得られる。
【0022】本体部1の側面に設けられた3つの弾性片
12、12、12は、図8に示したように、本体部1の軸部分15
に外嵌されてスライド可能な筒状部13から逆末広がり状
の花びら状に延設された舌片である。筒状部13も弾性片
12も硬質樹脂製のために適度な弾性を備えている。さら
に、弾性片12の先端は上方に凸状に反り返った爪14が形
成されている。以上の構成であるので、灯油タンクAの
開口部A1に差し入れたとき、前記弾性片12が開口部A
1の内周面に押されて弾性変形して、本体部1を開口部
A1に安定して保持するとともに、前記爪14が開口部A
1の縁に掛かって更に安定して保持するのである。ま
た、筒状部13は本体部1の軸部分15に沿ってスライド可
能であるので、灯油タンクAの深さによって適当な位置
に調節することも可能である。
【0023】また、図9に示したように、空運転防止用
フロートスイッチSW1の鉄片と電極に代えてガラス管
に封入されたリードスイッチを用いてもよい。また、磁
石を用いずに、浮子の上昇によって押されて作動する機
械的なスイッチや浮子の位置を光学的に検知して作動す
るフォトスイッチ等を用いてもよい。開始用スイッチS
W2や停止用フロートスイッチSW3に関しても同様で
ある。また、図4の回路図に破線で示したように、発光
ダイオードLED1,LED2,LED3を接続して、
例えば緑色のLED3が点灯している場合は給油中を示
し、赤色のLED2が点灯すると給油完了を示し、給油
中に黄色のLED1が点灯した場合には灯油タンクが空
になったことを示すようにしてもよい。
【0024】また、図10に示したように、電極53と弾
性舌片55とが密封された樹脂製容器を板バネ等の弾性部
材56に取り付けることによって、弾性板体51によって押
されたときに弾性部材56を変形させて無理な力を逃がす
ようにするとよい。また、図10に示したように、浮子
61が内挿された筒体66と、電極63と弾性舌片65とが密封
された樹脂製容器67とが一体化された停止用フロートス
イッチSW3を外筒体68の内部で上下に調節可能にする
と、給油停止するときの灯油のレベルの高低を調節する
ことが可能になる。停止用フロートスイッチSW3を外
筒体68の内部の最低位に設定すると低いレベルで給油を
停止させ、最高位に設定すると高いレベルで給油を停止
させることが可能になる。前記筒体66はバネ69によって
外筒体68の内面に押しつけられており、押圧面には凹凸
が形成されているので、上下位置は保持される。そし
て、前記筒体66の側面に立設されたノブ70を押さえる
と、前記バネ69が変形して筒体66は外筒体68の内面から
離れるので、所望の位置までスライドさせてノブ70を離
してその位置に設定する。また、開始用スイッチSW2
は図11に示したように、吐出部2の側部でなく上部に
配設し、灯油カートリッジBの給油口B1の上縁によっ
て押されたときにオン状態となるように構成してもよ
い。また、灯油カートリッジBの給油口B1の形状が図
12のような場合には、吐出部2には図1,図3に示し
たような保持片22は不要であり、図12に示したように
鍔24があればよい。
【0025】図13,14は、請求項3,4にかかる実
施形態の説明図である。図13,14において、吐出部
2には、灯油カートリッジBの給油口B1に差し込まれ
た状態で、鉄製の給油口B1に吸着する磁石8と、磁石
8が給油口B1に吸着したときに押圧されてオンとなる
接点81を備えた開始用スイッチSW8と、灯油カートリ
ッジ内の灯油の液位が充分高くなるとオフ状態となる停
止用スイッチSW3とを備えている。この停止用スイッ
チSW3は、フロート式に限らず液面の変化を光学的に
検知するフォトセンサーを備えたスイッチでも構わな
い。
【0026】磁石8は、吐出部2を貫通させて固定され
た環状の磁石であり、その外側には、一回り大きな円筒
状のカバー82が遊装されている。このカバー82の厚みは
磁石8の厚みと接点81のオフ時の厚みとの和より若干厚
く設定されるとともに、カバー82の上面と底面に形成さ
れた透孔83,83の内径は、吐出部2の外径より若干大き
く設定され、カバー82が吐出部2の軸方向に沿って上下
動可能に配設されている。接点81は磁石8の底面に2つ
配設されて電気的には直列接続されている。2つの接点
は、磁石8の底面のドーナツ状の面において、吐出部2
を中心にしてほぼ対称の位置に配設されている。そし
て、それぞれの接点81は磁石の底面に貼着された固定側
電極81Aと、導電性の弾性舌片81Bとから構成されてい
る。
【0027】以上の構成において、吐出部2を灯油カー
トリッジの給油口に近づけると、磁石8と給油口とが引
き合う。そのため、磁石8と給油口との間に挟まれたカ
バー82は図14の位置から矢印方向へ押しやられて図1
4の破線で示した位置へ移動する。よって、弾性舌片81
Bは固定側電極81Aに押しつけられて、接点81は導通す
る。他方の接点81も同様に導通すると、開始スイッチS
W8がオンとなり、給油開始されるのである。このと
き、2つの接点81,81は180 °ずらした位置に配設され
ているとともに、直列接続されているので、両方の接点
81,81 が共にオンとなった状態、即ち、吐出部2が正し
く給油口に装着された状態のときだけ、開始スイッチS
W8はオンとなる。カバー82が不用意になにかに触れて
も一方の接点81がオンとなっても、反対側の接点81まで
オンとなることはないので、当該ポンプの誤動作による
灯油のこぼれは防止できる。
【0028】このように、磁石8は、吐出部2が給油口
から外れないように保持する機能と、開始スイッチSW
8を作動させる機能とを実現するものである。なお、前
記接点81の代わりに、市販のマイクロスイッチを用いて
もよい。また、カバーを吐出部に固定して、ドーナツ状
の磁石をカバー内で移動自在に遊装してもよい。このと
き、開始スイッチSW8は、磁石側ではなく、カバーの
内面に配設してもよい。そして、開始スイッチSW8の
接点としてリードスイッチを用いてもよい。また、磁石
を矢印方向へ付勢するバネをカバー内に設けてもよい。
カバー82は2分割可能に成形された樹脂製カバーとする
とよい。また、磁石の代わりに、吸盤によって灯油カー
トリッジの平坦面に吸着させて、吐出部が給油口から外
れないようにしてもよい。磁石としては、一体化された
ドーナツ状のものに限定されるものではなく、複数の磁
石に分割されたものでもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1,2の発明によれば、スイッチ
を手で操作することなく、吐出部を給油先の給油口に差
し込むだけで、電動灯油ポンプが自動的に運転開始され
るので、給油作業が極めて便利になるという効果が得ら
れるのである。また、請求項3の発明によれば、吐出口
には磁石が配設されているので、吐出口は、手で持って
いなくても給油先の鉄製の給油口に吸着して保持され
る。また、請求項4の発明によれば、開始用スイッチ
は、磁石による給油口への吸着力によって押圧されてオ
ンされるので、吐出口の保持と開始用スイッチのオンと
が自動的になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動灯油ポンプの形態の構成を
示した構成図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】図1の要部の拡大断面図である。
【図4】図1の電気回路図である。
【図5】図2の使用状態の説明図である。
【図6】図3の使用状態の説明図である。
【図7】図3の使用状態の説明図である。
【図8】要部の拡大説明図である。
【図9】別の実施形態の説明図である。
【図10】別の実施形態の説明図である。
【図11】別の実施形態の説明図である。
【図12】別の実施形態の説明図である。
【図13】請求項3,4にかかる実施形態の要部の一部
切欠断面斜視図である。
【図14】図13の側面断面図である。
【図15】従来の電動灯油ポンプの一例の構成図であ
る。
【符号の説明】
A 灯油タンク B 灯油カートリッジ(給油先) A1 灯油タンクの開口部 B1 灯油カートリッジの給油口 1 筒状の本体部 2 吐出部 3 ホース 12 弾性片 16 吸入口 23 吐出口 SW1 空運転防止用フロートスイッチ 41 浮子 42 鉄片 43 電極 44 磁石 45 弾性舌片 SW2 開始用スイッチ 51 弾性板体 52 鉄片 53 電極 54 磁石 55 弾性舌片 SW3 停止用フロートスイッチ 61 浮子 62 鉄片 63 電極 64 磁石 65 弾性舌片 M モータ(小型電動液送手段) 8 磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯油タンクの灯油を給油先へ小出しするた
    めに、小型電動液送手段を備え、当該灯油ポンプの吸入
    口は灯油タンクの開口部から差し入れて底に沈め、吐出
    口は給油先の給油口に装着して使用するように構成され
    た電動灯油ポンプにおいて、吐出口が給油先の給油口に
    装着されている状態で接点がオンされて小型電動液送手
    段に通電する開始用スイッチを、当該灯油ポンプの吐出
    口に配設したことを特徴とする電動灯油ポンプ。
  2. 【請求項2】灯油タンクの灯油を給油先へ小出しするた
    めに、小型電動液送手段が筒状の本体部に内装され、前
    記筒状の本体部を灯油タンクの開口部から差し入れて下
    端に形成された吸入口をタンクの底に位置させ、吐出口
    は給油先の給油口に装着して使用するように構成された
    電動灯油ポンプにおいて、電動灯油ポンプの吐出口に
    は、吐出口が給油先の給油口に装着されている状態で接
    点がオンされて小型電動液送手段に通電する開始用スイ
    ッチを配設するとともに、前記筒状の本体部の側面に
    は、逆末広がり状に開いた少なくとも3本の弾性片を形
    成し、本体部を灯油タンクの開口部に差し入れたとき、
    前記弾性片が開口部の内周面に押されて弾性変形して、
    本体部を開口部に安定して保持するように構成したこと
    を特徴とする電動灯油ポンプ。
  3. 【請求項3】吐出口には磁石が配設され、給油先の鉄製
    の給油口に吸着するように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の電動灯油ポンプ。
  4. 【請求項4】開始用スイッチは、吐出口に配設されて給
    油先の鉄製の給油口に吸着する磁石と、この磁石による
    給油口への吸着力によって押圧されてオンされる接点と
    から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    電動灯油ポンプ。
JP1864897A 1996-04-16 1997-01-31 電動灯油ポンプ Pending JPH102292A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1864897A JPH102292A (ja) 1996-04-16 1997-01-31 電動灯油ポンプ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-94236 1996-04-16
JP9423696 1996-04-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10387298B2 (en) 2017-04-04 2019-08-20 Hailo Technologies Ltd Artificial neural network incorporating emphasis and focus techniques
JP2024033512A (ja) * 2022-08-30 2024-03-13 三宅化学株式会社 給液ポンプ用アタッチメント及び給液装置

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