JPH10229179A - 電荷結合デバイス撮像素子およびその製造方法 - Google Patents

電荷結合デバイス撮像素子およびその製造方法

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JPH10229179A
JPH10229179A JP9029928A JP2992897A JPH10229179A JP H10229179 A JPH10229179 A JP H10229179A JP 9029928 A JP9029928 A JP 9029928A JP 2992897 A JP2992897 A JP 2992897A JP H10229179 A JPH10229179 A JP H10229179A
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JP
Japan
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microlens
resist film
forming
exposure
groove
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JP9029928A
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Junichi Furukawa
順一 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロレンズの水平転送方向の曲率半径と
垂直転送方向の曲率半径の違いによって、水平または垂
直転送方向のどちらか一方の光束が有効に受光面に入射
することができないため、感度の低下、スミアの発生を
来していた。 【解決手段】 CCD撮像素子1は、受光部開口18の
上方(光が入射する側)に平面視略長方形のマイクロレ
ンズ21を設けたものであって、マイクロレンズ21は
球面もしくは略球面を有する凸レンズで形成されている
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷結合デバイス
(以下、CCDという、CCDはCharge coupleddevice
の略)撮像素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCCD撮像素子では、図8に示す
ように、ユニットセル形状(またはピクセル形状)13
1が長方形状を有するCCD撮像素子101であって
も、マイクロレンズ121のギャップの高さは、CCD
撮像素子101の水平転送方向H、垂直転送方向Vとも
に同一の高さになっている。そのため、マイクロレンズ
121の水平転送方向の曲率半径と、垂直転送方向の曲
率半径とが異なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に高い感度を要求さ
れる1/4インチ以下の25万画素程度の中解像度タイ
プ撮像素子においては、長方形のユニットセル(または
ピクセル)形状になっている。そのため、以下のような
課題が生じている。図9に示すように、CCD撮像素子
の水平転送方向におけるマイクロレンズ・ギャップの高
さhH と垂直転送方向におけるマイクロレンズ・ギャッ
プの高さh V とが等しいマイクロレンズ121を備え、
ユニットセル(またはピクセル)形状が水平転送方向に
長い従来構造のCCD撮像素子101では、(1)に示
すように、受光部開口111に対して、水平転送方向で
集光するようにマイクロレンズ121の形状を形成した
場合、(2)に示すように、垂直転送方向ではマイクロ
レンズ121の曲率半径rV が水平転送方向の曲率半径
H よりも小さくなる。
【0004】そのため、受光部開口111の上方に集光
領域が形成されるので、受光部開口111内の受光面S
では光束Lの一部が受光面Sよりも広く拡がる。その結
果、受光面Sに照射されない光束Lの部分が増大する。
このように、長方形のユニットセル(またはピクセル)
形状を持つCCD撮像素子101の場合、マイクロレン
ズ121で集光された光束Lが有効に受光面Sに入射す
ることができないため、マイクロレンズ121による感
度向上効果が低く、十分な感度が得られなかった。ま
た、受光部開口111の近傍に斜め光が入射されるとス
ミアを発生させる原因になっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたCCD撮像素子およびその製造方
法である。
【0006】すなわち、CCD撮像素子は、受光部開口
の上方に平面視略長方形のマイクロレンズを設けたCC
D撮像素子であって、マイクロレンズは球面もしくは略
球面を有する凸レンズである。
【0007】上記CCD撮像素子は、受光部開口の上方
に平面視略長方形でかつ球面もしくは略球面を有する凸
型のマイクロレンズを設けたことから、このマイクロレ
ンズに入射された光は、マイクロレンズの長手方向およ
び短手方向を問わず集光領域がほぼ同等の高さになる。
そのため、集光領域を受光面内に設定することにより、
マイクロレンズに入射した光は受光部開口の外部に照射
されることなく効率よく受光面に入射される。
【0008】CCD撮像素子の製造方法は、マイクロレ
ンズ形成層を形成した後、その上にレジスト膜を形成す
る。次いでレジスト膜に対して、形成しようとするマイ
クロレンズの短手方向にそってストライプ状の第1の溝
を形成するとともに、形成しようとするマイクロレンズ
の長手方向にそってストライプ状の第2の溝を前記第1
の溝よりも浅く形成する。その後レジスト膜をリフロー
処理して、各第1の溝と各第2の溝とに囲まれた領域の
レジスト膜を表面が球面もしくは略球面の凸レンズ形状
に形成した後、このレジスト膜とともにマイクロレンズ
形成層をエッチバックして、マイクロレンズ形成層に表
面が球面もしくは略球面を有する凸型のマイクロレンズ
を形成する。
【0009】上記CCD撮像素子の製造方法では、マイ
クロレンズ形成層上に形成したレジスト膜に対して、形
成しようとするマイクロレンズの短手方向にそってスト
ライプ状の第1の溝を形成し、同長手方向にそってスト
ライプ状の第2の溝を第1の溝よりも浅く形成した後、
レジスト膜をリフロー処理することから、従来の製造方
法よりもマイクロレンズの長手方向にそった曲率半径は
大きくなり同短手方向にそった曲率半径とほぼ同等に形
成することが可能になる。その際、第1の溝と第2の溝
とは、マイクロレンズの長手方向にそった曲率半径と同
短手方向にそった曲率半径とがほぼ同等の長さになるよ
うな深さを適宜選択して形成される。その結果、各第1
の溝と各第2の溝とに囲まれた領域のレジスト膜の表面
は球面もしくは略球面を有する凸型のレンズ形状にな
る。そして上記レジスト膜とともにマイクロレンズ形成
層をエッチバックすることから、上記レジスト膜で形成
した凸レンズ形状の部分がマイクロレンズ形成層に転写
されて、表面が球面もしくは略球面を有する凸型のマイ
クロレンズが形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のCCD撮像素子に係わる
実施形態の一例を、図1の概略構成断面図および図2の
レイアウト図によって説明する。図1の(1)にはCC
D撮像素子の水平転送方向の断面を示し、図1の(2)
にはCCD撮像素子の垂直転送方向の断面を示す。な
お、以下の説明では、CCD撮像素子の垂直転送方向を
垂直方向といい、CCD撮像素子の水平転送方向を水平
方向という。
【0011】図1および図2に示すように、CCD撮像
素子1は、従来のものと同様に、半導体基板11の上層
には、電荷蓄積部12およびそれに隣接する位置に垂直
転送CCD13が形成されている。また半導体基板11
上にはゲート絶縁膜14を介して多結晶シリコン膜から
なる転送電極15が形成されている。さらに層間絶縁膜
16、遮光金属膜17が形成されている。そして電荷蓄
積部12上に受光部開口18が形成されている。上記遮
光金属膜17を覆う状態にパッシベーション膜19が形
成され、その上部に、本発明に係わるマイクロレンズ2
1が形成されている。
【0012】次に上記マイクロレンズ21を詳しく説明
する。前記マイクロレンズ21は、上記受光部開口18
の上方(光が入射する側)に設けられていて、平面視略
長方形を成し、球面もしくは略球面を有する凸型レンズ
で構成されている。したがって、垂直方向におけるマイ
クロレンズ・ギャップの高さhV は水平方向におけるマ
イクロレンズ・ギャップの高さhH よりも高く形成され
る(ここでは、マイクロレンズ・ギャップの高さは受光
面からの高さとした)。その差δh(=hV −hH )は
マイクロレンズ21の表面形状が球面または略球面とな
る値に設定される。例えばマイクロレンズ21が凸球面
レンズで構成されている場合、マイクロレンズ21の水
平方向の幅wH 、同垂直方向の幅wV 、同曲率半径をr
とすると、δhは(1)式のようになる。
【0013】
【数1】
【0014】したがって、水平方向の幅wH 、同垂直方
向の幅wV を有する平面視略長方形状のマイクロレンズ
21は、上記垂直方向におけるマイクロレンズ・ギャッ
プの高さhV と水平方向におけるマイクロレンズ・ギャ
ップの高さhH との差δhを上記(1)式を満足するよ
うに設計することによって、曲率半径がrなる球面形状
の凸レンズとなる。当然のことながら、マイクロレンズ
21は凸球面レンズであることから、マイクロレンズ2
1の水平方向における頂点と同垂直方向における頂点は
同一点になる。
【0015】上記CCD撮像素子1は、図3に示すよう
に、受光部開口18の上方に平面視略長方形でかつ球面
もしくは略球面を有する凸型のマイクロレンズ21を設
けたことから、マイクロレンズ21に入射された光L
は、マイクロレンズ21の長手方向(水平方向)および
同短手方向(垂直方向)を問わず集光領域がほぼ同等の
高さになる。そのため、集光領域を受光面Sに設定する
ことにより、マイクロレンズ21に入射した光は受光部
開口18の外部に照射されることなく効率よく受光面S
に入射される。
【0016】次にCCD撮像素子の製造方法に係わる実
施形態の一例を以下に説明する。まず、マイクロレンズ
形成層を形成するまでの工程を、図を用いずに簡単に説
明する。ここでの説明では、前記図1および図2によっ
て説明したのと同様の構成部品には、前記符号を併せて
付して説明する。
【0017】従来のプロセスと同様にして、イオン注入
法によって、半導体基板11に電荷蓄積部12、垂直転
送CCD13を形成する。その後酸化および化学的気相
成長(以下、CVDという。CVDはChemical Vapor D
eposition の略)法によって半導体基板11上にゲート
絶縁膜14、多結晶シリコン膜等を形成する。次に例え
ば反応性イオンエッチング(以下、RIEという。RI
EはReactiveIon Etchingの略)によって上記多結晶シ
リコン膜を加工して転送電極15を形成する。さらにC
VD法によって層間絶縁膜16を形成した後、スパッタ
リングによって遮光金属膜17を形成する。そしてリソ
グラフィー技術とRIE技術とによって受光部開口18
を形成する。次いでパッシベーション膜19を形成す
る。その後、必要に応じて、平坦化膜、カラーフィルタ
層等を形成した後、マイクロレンズ形成層31を形成す
る。
【0018】以下、マイクロレンズの形成方法につい
て、図4〜図5に製造工程図によって説明する。図4〜
図5では、前記図1,図2によって説明した構成部品と
同様のものには同一符号を付す。
【0019】図4の(1)のレイアウト図に示すよう
に、塗布法によって、上記マイクロレンズ形成層31上
にレジスト膜32をポジ型レジストで形成した後、その
レジスト膜32に対して例えば垂直方向(形成しようと
するマイクロレンズの短手方向)に対してストライプ状
に露光する。この露光は、例えば、現像後に形成される
レジストパターンが水平方向に隣接するレジストパター
ンと完全に分離されるだけの十分な露光量で行う。その
結果、レジスト膜32に露光領域33と未露光領域34
とが形成される。なお、図面では、レジスト膜32の未
露光領域をハッチングにより示した。
【0020】次いで図4の(2)のレイアウト図に示す
ように、上記レジスト膜32に対して水平方向(形成し
ようとするマイクロレンズの長手方向)に対してストラ
イプ状に露光する。この露光は、前記露光時の露光量と
比較して十分に少ない露光量で行うことで、現像後に形
成されるレジストパターンが垂直方向に隣接するレジス
トパターンと完全に分離されないようにする。この露光
の露光量を制御することによって、現像時にレジスト膜
32の厚さに対して途中までのギャップを形成する。そ
の結果、レジスト膜32にこの露光における露光領域3
5と未露光領域36とが形成される。なお、図面では、
この露光におけるレジスト膜32の未露光領域をハッチ
ングにより示した。
【0021】その後、上記露光したレジスト膜32を現
像することによって、図5の(3)の断面図に示すよう
に、レジストパターン37が形成される。このレジスト
パターン37(37a)は、水平方向断面図に示すよう
に、水平方向に隣接するレジストパターン37(37
h)とは第1の溝38によって完全に分離され、垂直方
向断面図に示すように、垂直方向に隣接するレジストパ
ターン37(37v)とは第2の溝39によって完全に
は分離されていない。
【0022】上記第1の溝38の底部38Sと第2の溝
39の底部39Sとの高さの差δh R は、その後リフロ
ー処理によって形成されるマイクロレンズの水平方向の
ギャップの高さhH と同垂直方向のギャップの高さhV
との差δhが上記(1)式を満足するような値に設定さ
れる。したがって、上記δhR の値は、形成しようとす
るマイクロレンズの水平方向の幅wH および同垂直方向
の幅wV 、同マイクロレンズの曲率半径r、リフロー処
理の温度、同時間、リフロー処理した際のレジスト膜3
2の粘度等を考慮して適宜決定される。また、第2の溝
39は、露光量、露光時間等を調節することによって、
所望の深さに形成することが可能である。
【0023】その後レジストパターン37をリフロー処
理して、図5の(4)の断面図に示すように、上記レジ
ストパターン37を球面もしくは略球面の凸レンズ形状
に形成する。
【0024】続いて上記レジストパターン37(レジス
ト膜32)およびマイクロレンズ形成層31をエッチバ
ックする。その結果、図5の(5)の断面図に示すよう
に、マイクロレンズ形成層31の表面に球面もしくは略
球面の凸レンズ形状のマイクロレンズ21が形成され
る。
【0025】上記CCD撮像素子の製造方法では、マイ
クロレンズ形成層31上に形成したレジスト膜32に対
して、形成しようとするマイクロレンズの短手方向(垂
直方向)にそってストライプ状の第1の溝38を形成
し、形成しようとするマイクロレンズの長手方向(水平
方向)にそってストライプ状の第2の溝39を第1の溝
38よりも浅く形成した後、レジスト膜32をリフロー
処理することから、従来の製造方法よりもマイクロレン
ズ21の長手方向にそった曲率半径は大きくなりマイク
ロレンズの短手方向にそった曲率半径とほぼ同等に形成
することが可能になる。その際、第1の溝38と第2の
溝39とを、マイクロレンズの長手方向にそった曲率半
径とマイクロレンズの短手方向にそった曲率半径とがほ
ぼ同等の長さになるような深さを適宜選択して形成す
る。その結果、各第1の溝38と各第2の溝39とに囲
まれた領域のレジスト膜32の表面は球面もしくは略球
面を有する凸型のレンズ形状になる。
【0026】そして上記レジスト膜32とともにマイク
ロレンズ形成層31をエッチバックすることから、上記
レジスト膜32で形成した凸レンズ形状の部分がマイク
ロレンズ形成層31に転写されて、表面が球面もしくは
略球面を有する凸型のマイクロレンズ21が形成され
る。
【0027】上記図4および図5によって説明した露光
方法では、2回の露光を行う必要がある。そこで1回の
露光で上記レジストパターン33の形状を得る方法を以
下に説明する。レジスト膜32はポジ型レジストで形成
する。そして図6に示すように、露光によって得られる
露光パターン41を格子状とし、その格子状の露光パタ
ーン41における水平方向の露光パターン41hを、こ
の露光を行う露光装置の解像度よりも狭い幅wH とす
る。なお、図面では、未露光領域をハッチングにより示
した。
【0028】このような露光パターン41を形成するこ
とで、現像後に形成されるレジストパターンは、前記図
4の(3)によって説明したのと同様に、水平方向に隣
接するレジストパターンと完全に分離され、垂直方向に
隣接するレジストパターンとは完全に分離されないよう
になる。その後、上記露光を行ったレジスト膜を現像す
ることで、上記図5の(4)に示すのと同様なるレジス
トパターンが得られる。
【0029】またはレジスト膜32はネガ型レジストで
形成する。そして図7に示すように、露光によって得ら
れる未露光パターン51(ハッチングにより示す部分)
を格子状とし、その格子状の未露光パターン51におけ
る水平方向の未露光パターン51hを、この露光を行う
露光装置の解像度よりも狭い幅wH とする。
【0030】このような未露光パターン51を形成する
ことで、現像後に形成されるレジストパターンは、前記
図4の(3)によって説明したのと同様に、水平方向に
隣接するレジストパターンと完全に分離され、垂直方向
に隣接するレジストパターンとは完全に分離されないよ
うになる。その後、上記露光を行ったレジスト膜を現像
することで、上記図5の(4)に示すのと同様なるレジ
ストパターンが得られる。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のCCD撮
像素子によれば、受光部開口の上方に平面視略長方形で
かつ球面もしくは略球面を有する凸型のマイクロレンズ
を設けたので、このマイクロレンズに入射された光は、
マイクロレンズの長手方向および短手方向を問わずほぼ
集光領域がほぼ同等の高さになる。そのため、集光領域
を受光面に設定することでマイクロレンズに入射した光
は受光部開口の外部に照射されることなく効率よく受光
面に入射されることが可能になる。これによって、長方
形のユニットセル(またはピクセル)形状を有するCC
D撮像素子の感度を高めることができるとともに、スミ
アの改善が図れる。
【0032】本発明のCCD撮像素子の製造方法によれ
ば、形成しようとするマイクロレンズの短手方向にそっ
てストライプ状の第1の溝を形成し、形成しようとする
マイクロレンズの長手方向にそってストライプ状の第2
の溝を第1の溝よりも浅く形成した後、レジスト膜をリ
フロー処理するので、第1の溝の深さと第2の溝の深さ
とを適宜選択することによって、各第1の溝および各第
2の溝に囲まれたレジスト膜の表面を球面もしくは略球
面を有する凸型のレンズ形状に形成することが可能にな
る。そして上記レジスト膜とともにマイクロレンズ形成
層をエッチバックすることにより、上記レジスト膜で形
成した凸レンズ形状がマイクロレンズ形成層に転写され
るので、このマイクロレンズ形成層に表面が球面もしく
は略球面を有する凸型のマイクロレンズを形成すること
ができる。この製造方法により、水平方向、垂直方向を
問わずに受光面内に効率良く入射光を集光するマイクロ
レンズを形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCCD撮像素子に係わる実施形態の概
略構成断面図である。
【図2】図1に示したCCD撮像素子のレイアウト図で
ある。
【図3】マイクロレンズの作用の説明図である。
【図4】本発明の製造方法の実施形態に係わる製造工程
図(その1)である。
【図5】本発明の製造方法の実施形態に係わる製造工程
図(その2)である。
【図6】別の露光方法の説明図である。
【図7】別の露光方法の説明図である。
【図8】従来のCCD撮像素子のレイアウト図である。
【図9】従来のマイクロレンズに係わる課題の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 CCD撮像素子 18 受光部開口 21 マ
イクロレンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光部開口の上方に平面視略長方形のマ
    イクロレンズを設けた電荷結合デバイス撮像素子であっ
    て、 前記マイクロレンズは球面もしくは略球面を有する凸型
    レンズであることを特徴とする電荷結合デバイス撮像素
    子。
  2. 【請求項2】 平面視略長方形のマイクロレンズを形成
    する電荷結合デバイス撮像素子の製造方法において、 電荷結合デバイス撮像素子のマイクロレンズ形成層を形
    成した後、前記マイクロレンズ形成層上にレジスト膜を
    形成する工程と、 前記レジスト膜に対して、形成しようとするマイクロレ
    ンズの短手方向にそってストライプ状の第1の溝を形成
    するとともに、形成しようとするマイクロレンズの長手
    方向にそってストライプ状の第2の溝を前記第1の溝よ
    りも浅く形成する工程と、 前記レジスト膜をリフロー処理して、前記各第1の溝と
    前記各第2の溝とに囲まれた領域のレジスト膜の表面を
    球面もしくは略球面の凸レンズ形状に形成する工程と、 前記レジスト膜とともに前記マイクロレンズ形成層をエ
    ッチバックして、前記マイクロレンズ形成層に表面が球
    面もしくは略球面を有する凸型のマイクロレンズを形成
    する工程とを備えたことを特徴とする電荷結合デバイス
    撮像素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電荷結合デバイス撮像素
    子の製造方法において、 前記第1の溝と前記第2の溝とを形成する工程は、 前記レジスト膜をポジ型レジストで形成し、 前記レジスト膜に対して、形成しようとするマイクロレ
    ンズの短手方向にそってストライプ状に第1の露光を行
    う工程と、 前記レジスト膜に対して、前記第1の露光よりも少ない
    露光量で、形成しようとするマイクロレンズの長手方向
    にそってストライプ状に第2の露光を行う工程と、 前記第1の露光および第2の露光を行ったレジスト膜を
    現像する工程とを備えたことを特徴とする電荷結合デバ
    イス撮像素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の電荷結合デバイス撮像素
    子の製造方法において、 前記第1の溝と前記第2の溝とを形成する工程は、 前記レジスト膜をポジ型レジストで形成し、 形成しようとするマイクロレンズの短手方向にそった露
    光パターンと、該露光を行う露光装置の解像度よりも狭
    い幅を有するもので形成しようとするマイクロレンズの
    長手方向にそった露光パターンとからなる格子状の露光
    パターンを前記レジスト膜に対して露光する工程と、 前記露光を行ったレジスト膜を現像する工程とを備えた
    ことを特徴とする電荷結合デバイス撮像素子の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の電荷結合デバイス撮像素
    子の製造方法において、 前記第1の溝と前記第2の溝とを形成する工程は、 前記レジスト膜をネガ型レジストで形成し、 形成しようとするマイクロレンズの長手方向にそった未
    露光部の幅を該露光を行う露光装置の解像度よりも狭い
    幅にして、マイクロレンズの形成予定領域上のレジスト
    膜を露光する工程と、 前記露光を行ったレジスト膜を現像する工程とを備えた
    ことを特徴とする電荷結合デバイス撮像素子の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324675A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ピクセルのアレイを含むセンサおよびピクセル・センサ・アレイのマイクロレンズ構造を製作する方法(ピクセル・センサ用の接触するマイクロレンズ構造および製作方法)
JP2009065595A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Dainippon Printing Co Ltd 固体撮像素子およびそれを用いた撮像装置

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JP2006324675A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ピクセルのアレイを含むセンサおよびピクセル・センサ・アレイのマイクロレンズ構造を製作する方法(ピクセル・センサ用の接触するマイクロレンズ構造および製作方法)
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