JPH1098173A - オンチップマイクロレンズの形成方法 - Google Patents

オンチップマイクロレンズの形成方法

Info

Publication number
JPH1098173A
JPH1098173A JP8252539A JP25253996A JPH1098173A JP H1098173 A JPH1098173 A JP H1098173A JP 8252539 A JP8252539 A JP 8252539A JP 25253996 A JP25253996 A JP 25253996A JP H1098173 A JPH1098173 A JP H1098173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
light
forming
transmitting resin
chip microlens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8252539A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sugimoto
大 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8252539A priority Critical patent/JPH1098173A/ja
Publication of JPH1098173A publication Critical patent/JPH1098173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14683Processes or apparatus peculiar to the manufacture or treatment of these devices or parts thereof
    • H01L27/14685Process for coatings or optical elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14625Optical elements or arrangements associated with the device
    • H01L27/14627Microlenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 H方向とV方向との焦点距離を独立して制御
可能とし、平面視略長方形でも理想的な集光状態が得ら
れるオンチップマイクロレンズを形成できるようにす
る。 【解決手段】 光電変換を行う受光部2の受光面2a上
に平坦化透光層3を介してオンチップマイクロレンズ6
を形成する固体撮像素子用のオンチップマイクロレンズ
6の形成方法において、まず平坦化透光層3上に感光性
の透光樹脂層4を形成し、透光樹脂層4を露光・現像す
ることにより、横辺と縦辺とからなる平面視略矩形の透
光樹脂パターン5を形成する。この工程には、上記横辺
を形成するための第1露光と、上記縦辺を形成するため
の第2露光とが備えられており、かつこれら第1露光と
第2露光とがそれぞれ別に行われる。次いで、形成され
た透光樹脂パターン5を熱処理してオンチップマイクロ
レンズ6を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電荷結合素
子(CCD)などを用いてなる固体撮像素子に備えられ
るオンチップマイクロレンズの形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像素子では、転送レジスタ
など光電変換に寄与しない領域が各画素に存在している
ため、各画素の受光部に入射する入射光の利用率が十分
でないといった不満がある。そこで近年では、各画素の
受光部の受光面上に凸型の集光レンズである、いわゆる
オンチップマイクロレンズを個別に設け、入射光を受光
面に集中させて効率的な集光をなすことにより、固体撮
像素子の感度向上を図っている。
【0003】図4(a)〜(d)はこのようなオンチッ
プマイクロレンズの従来の形成方法を工程順に示したも
のである。ここで図4(a)〜(d)の各(A)、
(B)はそれぞれ、図5(ロ)の平面図に示す受光面1
1a上にオンチップマイクロレンズを形成する場合のX
−X1 線矢視断面、Y−Y1 線矢視断面での様子を示し
ている。通常、固体撮像素子用のオンチップマイクロレ
ンズの形成は、シリコンウエハ等からなる半導体基板に
受光部、転送レジスタ、転送電極、遮光膜等の固体撮像
素子の各構成要素を形成した後に行う。なお、図4では
受光部11を除いてその他の構成要素を省略してある。
【0004】まず図4(a)に示すように、半導体基板
10上に透光性樹脂等の透光性材料を塗布し、この表面
を平坦化して平坦化透光層12を形成する。この後に、
平坦化透光層12の上面にフォトレジストからなる感光
性の透光樹脂層13を形成する。次いで公知のリソグラ
フィ技術によって、図4(b)に示すように透光樹脂層
13を露光し、その後現像を行って、図4(c)に示す
ように受光部11の受光面11aの直上位置に平面視略
矩形の透光樹脂パターン14を形成する。
【0005】そして、得られた透光樹脂パターン14を
加熱してリフロー処理し、この透光樹脂パターン14を
軟化・溶融させる。このことによって、透光樹脂パター
ン14がその表面張力によって周縁側で低くなるととも
に、該周縁から離れた位置、すなわち中央部側で高くな
り、結果として図4(d)に示すように丸みを持った凸
状のオンチップマイクロレンズ15が得られる。このよ
うにして形成されるオンチップマイクロレンズ15の焦
点距離は、感光性の透光樹脂の屈折率、オンチップマイ
クロレンズ15自体の曲率で決まる。またオンチップマ
イクロレンズ15自体の曲率は、透光樹脂パターン14
の膜厚、熱処理時の温度、表面張力等のパラメータによ
って決定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のオンチップマイクロレンズの形成方法では、以下の
ような不具合が生じる。固体撮像素子の画素配列が正方
格子でなく、つまり各画素の受光部の受光面が正方形で
なく、図4(e)に示すように受光部11の受光面11
aの形状が略長方形である場合、固体撮像素子上に入射
した光を最も効率良く受光面に集光させるためには、平
面視略長方形のオンチップマイクロレンズが必要とな
る。
【0007】しかしながら、略長方形のオンチップマイ
クロレンズを従来の方法で形成すると、図4(c)に示
すように熱処理する透光樹脂パターン14の平面形状も
略長方形とするため、その横辺方向(X−X1 線方向)
と縦方向(Y−Y1 線方向)、すなわち固体撮像素子に
おける水平転送方向(H方向)と垂直転送方向(V方
向)とで熱処理時のリフロー形状に違いがでてくる。そ
の結果、図5(イ)に示すように得られたオンチップマ
イクロレンズ15は、H方向とV方向とで焦点距離が異
なってしまう。前述したように従来の方法では、この焦
点距離が透光樹脂パターン14の膜厚、熱処理時の温
度、表面張力等のパラメータによって決定されるため、
V方向とH方向とをそれぞれ独立して制御することは不
可能である。したがって図5(ロ)に示すごとく、H方
向の焦点とV方向の焦点とを同じ受光面11aにでき
ず、また受光面11aの形状に合う最適な集光パターン
1 を形成できないといったように理想の集光状態が得
られないため、固体撮像素子の十分な感度向上を図るこ
とができない。
【0008】以上のことから、H方向とV方向との焦点
距離を独立して制御でき、平面視略長方形でも理想的な
集光状態を得ることができるオンチップマイクロレンズ
の形成方法の開発が切望されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のオンチップマイクロレンズの形成方法は、ま
ず受光面上の平坦化透光層上に感光性の透光樹脂層を形
成し、この透光樹脂層を露光・現像することにより、横
辺と縦辺とからなる平面視略矩形の透光樹脂パターンを
形成する。この工程には、横辺を形成するための第1露
光と、縦辺を形成するための第2露光とが備えられ、か
つこれら第1露光と第2露光とがそれぞれ別に行われ
る。そして形成された透光樹脂パターンを熱処理してオ
ンチップマイクロレンズを得る。
【0010】本発明では、透光樹脂パターンの横辺を形
成するための第1露光と、縦辺を形成するための第2露
光とがそれぞれ別に行われるため、これらの露光に露光
装置を用いる場合、第1露光、第2露光毎に露光装置の
フォーカス位置、露光量を独立して制御することが可能
となる。よって、透光樹脂パターンの横辺方向と縦辺方
向、すなわち固体撮像素子における水平転送方向(H方
向)と垂直転送方向(V方向)とを独立して制御するこ
とが可能になるため、所望の形状のオンチップマイクロ
レンズが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1(イ)の(a)〜(d)は
実施形態に係るオンチップマイクロレンズの形成方法を
工程順に示す図であり、同図(ロ)の平面図に示す平面
視略長方形状の受光面上に平面視略長方形状のオンチッ
プマイクロレンズを形成する場合を示すものである。ま
た図1(a)〜(d)の各(A)、(B)はそれぞれ、
同図(イ)におけるX−X1 線矢視断面、Y−Y1 線矢
視断面での様子を示したものである。なお、本実施形態
では、例えば上記X−X1 線方向をオンチップマイクロ
レンズを備える固体撮像素子における水平転送方向(H
方向)とし、Y−Y1 線方向を垂直転送方向(V方向)
として説明する。
【0012】固体撮像素子用のオンチップマイクロレン
ズを形成するにあたっては、まず図1(イ)の(a)に
示すように、半導体基板1上面に透光性材料、例えばポ
リスチレン樹脂やアクリル樹脂等の透光性樹脂を塗布
し、この表面を平坦化して平坦化透光層3を形成してお
く。次いで平坦化透光層3上に、例えばスピンコート法
等によって、オンチップマイクロレンズ形成用の感光性
の透光樹脂材料、例えばフォトレジストを塗布する。そ
して、例えば0.5μm〜1.5μm程度の膜厚のフォ
トレジストからなる透光樹脂層4を形成する。なお、半
導体基板1に平坦化透光層3を形成するに先立ち、半導
体基板1には、従来の方法にしたがって、光電変換を行
う例えばCCDセンサからなる受光部2、転送レジスタ
(図示略)、転送電極(図示略)、絶縁膜(図示略)、
遮光膜(図示略)等の固体撮像素子の各構成要素を形成
しておく。この際、受光部2はその平面視形状が、例え
ば図1(ロ)に示すようにH方向に短く、V方向に長
い、つまり短辺である横辺と長辺である縦辺とからなる
略長方形状に形成される。
【0013】次いで露光装置を用いて、図1(イ)の
(b)に示す第1露光、同図(c)に示す第2露光を行
った後、現像して透光樹脂層4をパターニングし、同図
(d)に示すように平面視した状態でH方向の辺である
横辺が短く、V方向の辺である縦辺が長い平面視略長方
形状の透光樹脂パターン5を形成する。
【0014】上記第1露光は、図1(イ)の(b)に示
すように、透光樹脂パターン5の横辺(H方向)を形成
するための露光である。ここでは、例えば横辺パターニ
ング用のストライプ状のレチクルを用意してこれをマス
クとし、縮小投影露光装置(以下、ステッパと記す)を
用いて透光樹脂層4を第1露光する。その際、ステッパ
のフォーカス位置を、透光樹脂層4の表面にてジャスト
フォーカスする位置に設定するとともに、最適な露光量
で第1露光を行う。この第1露光におけるジャストフォ
ーカス位置および露光量が、次の第2露光におけるフォ
ーカス位置、露光量の基準となる。
【0015】次に行う第2露光は、図1(イ)の(c)
に示すように、透光樹脂パターン5の縦辺(V方向)を
形成するための露光である。例えば縦辺パターニング用
のストライプ状のレチクルを用意してこれをマスクと
し、ステッパを用いて透光樹脂層4を第2露光する。こ
のとき、ステッパのフォーカス位置を、上記第1露光の
ジャストフォーカス位置である基準位置に対して例えば
数μm上下にずらしてデフォーカス位置とし、デフォー
カス状態で第2露光を行う。このフォーカス位置の調整
は、例えば半導体基板1の位置を上下にずらして行う。
【0016】また第2露光では、上記のようにデフォー
カス状態にするとともに、第1露光での透光樹脂層4上
面が受ける露光量に対して第2露光における露光量を変
化させる。ここでは、デフォーカスにした状態で第1露
光における露光量よりも露光量を多くする。この露光量
の調整は、例えば露光光の強度を一定にした状態で第1
露光よりも露光時間を多くすることによって行う。
【0017】その後は、前述したように従来の方法にし
たがって現像処理(ウエットエッチング処理)を行う。
この結果、図1(イ)の(d)に示すように、各受光部
2上に平面視略長方形状の透光樹脂パターン5が形成さ
れる。上記したように、第2露光をデフォーカス状態で
かつ露光量を多くして行うため、得られた透光樹脂パタ
ーン5は、その縦辺となる側壁の断面が透光樹脂パター
ン5のH方向の幅を平坦化透光層3から上方に向けて狭
小にする、いわゆる順テーパ形状に形成される。さらに
従来と同様に、例えば120℃〜170℃程度の熱処理
を行い、得られた透光樹脂パターン5をリフローさせて
丸みを持たせ、図1(イ)の(e)に示すように平面形
状が短い横辺と長い縦辺とからなる略長方形状のオンチ
ップマイクロレンズ6を形成する。
【0018】本実施形態では、第1露光に対し第2露光
のフォーカス位置をデフォーカス位置としかつ露光量を
増やし、透光樹脂パターン5の縦辺となる側壁に順テー
パをつけるので、従来の方法に比較してH方向の曲率が
小さいオンチップマイクロレンズ6が得られることにな
る。
【0019】このように本実施形態のオンチップマイク
ロレンズ6の形成方法では、透光樹脂パターン5の横辺
を形成するための第1露光と透光樹脂パターン5の縦辺
を形成するための第2露光とをそれぞれ別に行って、第
1露光、第2露光のそれぞれのフォーカス位置、露光量
を制御するので、透光樹脂パターン5の断面形状をH方
向とV方向とで独立して制御できる。
【0020】よって、本実施形態によれば、H方向、V
方向それぞれ独立してオンチップマイクロレンズ6の焦
点距離を決定することができるので、図2(イ)に示す
ようにH方向での焦点とV方向での焦点がいずれも同一
面上、すなわち受光面2a上できる。そしてこのことに
より、図2(ロ)に示すように略長方形状の受光面2a
内に納まる線状の集光パターンPを得ることができ、理
想的な集光状態を作り出すことができるので、入射光R
を効率良く受光面2aに集めることができる。したがっ
て本実施形態を用いれば、オンチップマイクロレンズ6
を備えた固体撮像素子の感度を十分向上させることがで
きる。
【0021】なお、本実施形態では平面視略長方形状の
オンチップマイクロレンズを形成する場合について述べ
たが、その他の平面視矩形状のオンチップマイクロレン
ズの形成に本発明を適用してもよく、その場合にも上記
実施形態と同様の効果を得ることができるはもちろんで
ある。また本実施形態では、第1露光、第2露光の順で
露光を行ったが、第2露光、第1露光の順で露光を行っ
てもよい。
【0022】また第1露光におけるステッパのフォーカ
ス位置をジャストフォーカス位置とし、第2露光におけ
るフォーカス位置をデフォーカス位置としたが、本発明
はこれに限定されない。例えば第2露光におけるステッ
パのフォーカス位置をジャストフォーカス位置とし、第
1露光におけるフォーカス位置をデフォーカス位置とす
ることも可能である。このことによって例えば透光樹脂
パターンの横辺となる側壁の断面のみを順テーパ形状に
形成できる。さらに透光樹脂パターンの側壁の断面形状
は順テーパ形状に限定されるものでなく、オンチップマ
イクロレンズのH方向、V方向を所望の曲率に形成でき
ればいずれの形状であってもよい。例えばオンチップマ
イクロレンズの曲率をさらに大きくしたい場合には、透
光樹脂パターンの側壁の断面形状を逆テーパ形状に形成
することも可能である。
【0023】また本実施形態では、フォーカス位置と露
光量とにより透過樹脂パターンの断面形状の制御を行っ
たが、フォーカス位置のみで透過樹脂パターンの断面形
状の制御を行うこともできる。ただし、フォーカス位置
および露光量の双方を制御すれば、所望の断面形状を得
るのに必要な露光条件をより最適化できる。
【0024】また本発明は、第1露光、第2露光のいず
れか一方の露光におけるフォーカス位置をジャストフォ
ーカス位置にすることに限定されるものでない。例えば
図3(a)、(b)に示すように、第1露光および第2
露光におけるフォーカス位置をいずれもデフォーカス位
置として透光樹脂層4を露光した後に現像することによ
り、図3(c)に示すように縦辺を形成する側壁の断面
および横辺を形成する側壁の断面がいずれも順テーパ形
状の透光樹脂パターン7を得ることができる。この場
合、第1露光、第2露光それぞれでデフォーカス位置、
露光量を制御し、縦辺を形成する側壁および横辺を形成
する側壁のテーパ角をそれぞれ調整することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオンチップ
マイクロレンズの形成方法では、透光樹脂パターンの横
辺を形成するための第1露光と透光樹脂パターンの縦辺
を形成するための第2露光とをそれぞれ別に行うことか
ら、透光樹脂パターンの断面形状をH方向とV方向とで
独立して制御できる。この結果、得られるオンチップマ
イクロレンズのH方向の曲率とV方向の曲率とを制御で
きるので、H方向、V方向それぞれ独立してオンチップ
マイクロレンズの焦点距離を決定することができる。し
たがって本発明によれば、いずれの形状であっても、理
想的な集光状態を作り出せ、入射光を効率良く受光面に
集めることができるオンチップマイクロレンズを形成で
きるため、本発明を用いることにより固体撮像素子の十
分な感度向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオンチップマイクロレンズの形成
方法の一実施形態を説明するための図であり、(イ)の
(a)〜(e)は実施形態を工程順に示す断面図、
(ロ)は受光面の平面図である。
【図2】形成されたオンチップマイクロレンズの集光状
態を説明するための図であり、(イ)はオンチップマイ
クロレンズの断面図、(ロ)は受光面の平面図である。
【図3】実施形態の変形例を工程順に説明するための断
面図である。
【図4】(a)〜(d)は従来の方法を工程順に説明す
るための断面図である。
【図5】従来の方法によって形成されたオンチップマイ
クロレンズの集光状態を説明するための図であり、
(イ)はオンチップマイクロレンズの断面図、(ロ)は
受光面の平面図である。
【符号の説明】
2 受光部 2a 受光面 3 平坦化透過層
4 透光樹脂層 5、7 透過樹脂パターン 6 オンチップマイクロ
レンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換を行う受光部の受光面上に、表
    面が平坦な平坦化透光層を介してオンチップマイクロレ
    ンズを形成する固体撮像素子用のオンチップマイクロレ
    ンズの形成方法において、 前記平坦化透光層上に感光性の透光樹脂層を形成し、該
    透光樹脂層を露光・現像することにより、横辺と縦辺と
    からなる平面視略矩形の透光樹脂パターンを形成する第
    1工程と、 前記形成された透光樹脂パターンを熱処理してオンチッ
    プマイクロレンズを得る第2工程とを有し、 前記第1工程には、前記横辺を形成するための第1露光
    と、前記縦辺を形成するための第2露光とが備えられ、
    かつこれら第1露光と第2露光とがそれぞれ別に行われ
    ることを特徴とするオンチップマイクロレンズの形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程における露光は露光装置を
    用いて行われ、 該露光の際には、前記第1露光および前記第2露光のい
    ずれか一方の露光における露光装置のフォーカス位置を
    ジャストフォーカス位置にしてこれを基準位置とし、他
    方の露光におけるフォーカス位置を前記基準位置に対し
    て上下にずらしてデフォーカス位置とすることを特徴と
    する請求項1記載のオンチップマイクロレンズの形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記露光の際には、前記一方の露光にお
    ける露光装置のフォーカス位置をジャストフォーカス位
    置にし、前記他方の露光におけるフォーカス位置をデフ
    ォーカス位置にするとともに、前記一方の露光における
    露光量に対して前記他方の露光における露光量を変化さ
    せることを特徴とする請求項2記載のオンチップマイク
    ロレンズの形成方法。
JP8252539A 1996-09-25 1996-09-25 オンチップマイクロレンズの形成方法 Pending JPH1098173A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8252539A JPH1098173A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 オンチップマイクロレンズの形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8252539A JPH1098173A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 オンチップマイクロレンズの形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1098173A true JPH1098173A (ja) 1998-04-14

Family

ID=17238788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8252539A Pending JPH1098173A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 オンチップマイクロレンズの形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1098173A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217393A (ja) * 2001-01-12 2002-08-02 Sony Corp マイクロレンズの形成方法
JP2005242109A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Fuji Photo Film Co Ltd マイクロレンズの作製方法および装置並びにマイクロレンズ
JP2005258349A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Dainippon Printing Co Ltd マイクロレンズアレイの形成方法
EP1458028A3 (en) * 1999-12-02 2006-03-01 Nikon Corporation Solid-state image sensor, production method of the same and digital camera
JP2012252183A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Seiko Epson Corp マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板の製造方法を用いて製造されたマイクロレンズ基板を備えた撮像装置、及びその撮像装置を備えた電子機器
US9362323B2 (en) 2013-11-13 2016-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image sensor

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1458028A3 (en) * 1999-12-02 2006-03-01 Nikon Corporation Solid-state image sensor, production method of the same and digital camera
JP2002217393A (ja) * 2001-01-12 2002-08-02 Sony Corp マイクロレンズの形成方法
JP2005242109A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Fuji Photo Film Co Ltd マイクロレンズの作製方法および装置並びにマイクロレンズ
JP2005258349A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Dainippon Printing Co Ltd マイクロレンズアレイの形成方法
JP4489471B2 (ja) * 2004-03-15 2010-06-23 大日本印刷株式会社 マイクロレンズアレイの形成方法
JP2012252183A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Seiko Epson Corp マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板の製造方法を用いて製造されたマイクロレンズ基板を備えた撮像装置、及びその撮像装置を備えた電子機器
US9362323B2 (en) 2013-11-13 2016-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218452B2 (en) Controlling lens shape in a microlens array
KR100947717B1 (ko) 간극이 없는 마이크로렌즈 어레이 및 제조 방법
KR0147401B1 (ko) 고체촬상소자 및 그 제조방법
US7476562B2 (en) Gapless microlens array and method of fabrication
KR970002120B1 (ko) 고체영상픽업장치
US6940654B1 (en) Lens array and method of making same
JP2009506383A (ja) 楕円形状で間隙の無いイメージャ用マイクロレンズ
JP2006324675A (ja) ピクセルのアレイを含むセンサおよびピクセル・センサ・アレイのマイクロレンズ構造を製作する方法(ピクセル・センサ用の接触するマイクロレンズ構造および製作方法)
KR100835439B1 (ko) 이미지 센서 및 그의 제조방법
US5835274A (en) Mask for patterning a microlens
JPH06163866A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
US7646551B2 (en) Microlenses with patterned holes to produce a desired focus location
JPH1093060A (ja) 固体撮像素子の構造及び製造方法
JP2006003869A (ja) イメージセンサのマイクロレンズ形成方法
JPH04229802A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JPH1098173A (ja) オンチップマイクロレンズの形成方法
KR100915758B1 (ko) 이미지센서의 제조방법
JP2000260969A (ja) 固体撮像素子の製造方法
JP2000260970A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JPH1070258A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
KR100727267B1 (ko) 마이크로 렌즈를 구비한 이미지 소자 및 그 제조방법
CN217788396U (zh) 光电子器件
JPH09260624A (ja) マイクロレンズの形成方法、マイクロレンズ及び固体撮像素子
KR0156118B1 (ko) 고체촬상소자의 제조방법
KR100935762B1 (ko) Cmos이미지 센서의 마이크로 렌즈 형성용 마스크 및상기 마스크를 이용한 마이크로 렌즈 형성 방법