JPH10228A - 紫外線照射装置 - Google Patents

紫外線照射装置

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Publication number
JPH10228A
JPH10228A JP17568296A JP17568296A JPH10228A JP H10228 A JPH10228 A JP H10228A JP 17568296 A JP17568296 A JP 17568296A JP 17568296 A JP17568296 A JP 17568296A JP H10228 A JPH10228 A JP H10228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
powder
irradiation
ultraviolet
static mixer
Prior art date
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Pending
Application number
JP17568296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Yamaura
義人 山浦
Sadami Fujii
定美 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAURA KK
Original Assignee
YAMAURA KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10228A publication Critical patent/JPH10228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】粉体や粒子を紫外線で全方向から照射すること
ができる紫外線照射装置を提供する。 【解決手段】 本発明による紫外線照射装置は、紫外線
を透過する材料によって造られた円筒3内に、スタティ
ックミキサのエレメント2を組み込んだ移送手段1と、
前記円筒3の外側に円筒内部を照射するように配置され
た紫外線照射源5とを設け、前記紫外線源5により円筒
内を流通する照射対象物に紫外線を照射するように構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体,液体,気体
およびこれらの混合物に、殺菌等を目的として紫外線を
照射するための紫外線照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線照射は、殺菌等を目的として、平
面的な形状の対象物に対して有効である。そのため、食
品機械あるいは医療,美容,理容器具等の殺菌に広く使
われている。また水等の液体の殺菌にも使用されてい
る。しかしながら、立体的な形状のものあるいは、粉体
のようなものに対しては、対象物の全面にまたは粉体を
全方向から照射することが困難なために使われている例
を見ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紫外線照射の効果は、
照射対象物表面上の紫外線を照射された部分にのみ有効
である。したがって、例えば粉体に照射する場合を考え
ると、粉体をベルトコンベア上に乗せて移動させ、その
上に紫外線を照射させても、粉体の上部(上側の面)し
か照射されない。粉体を空気流などによって浮遊させた
としても、粉体の一部分のみが、照射面となる。また水
への照射の場合には、紫外線にはある程度の水への浸透
性はあるが、水の混合と長時間照射をしないと全体への
照射ができない。粉体の場合も、全表面に近い表面積を
照射面に向けるには浮遊法等では不可能である。本発明
の目的は、粉体や粒子を紫外線で全方向から照射するこ
とができる紫外線照射装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による紫外線照射装置は、紫外線を透過する
材料によって造られた円筒内に、スタティックミキサの
エレメントを組み込んだ移送手段と、前記円筒の外側に
円筒内部を照射するように配置された紫外線照射源とを
設け、前記紫外線源により円筒内を流通する照射対象物
に紫外線を照射するように構成されている。前記移送手
段を形成するスタティックミキサのエレメントは紫外線
に透明である材料が好ましい。前記紫外線照射源は水銀
蒸気が封入された容器をマイクロ波源により励起して紫
外線を出す無電極ランプとすることができる。前記無電
極ランプは、殺菌効果の高い2537Åの波長の紫外線
を出すように温度調整することができる。前記紫外線照
射源の水銀蒸気が封入された容器とマイクロ波源との間
にコールドミラーを配置することができる。
【0005】
【作用】前記構成によれば、粉体,液体等の混合に定着
した技術として一般的に使用されているスタティックミ
キサによって照射対象物を混合させながら照射すること
ができる。スタティックミキサを構成するエレメントの
組数を大きくすることによって、照射対象物の流通経路
は長くなるが、この間の混合率は高くなり、流通経路に
対応して照射長さを長くすることにより、照射される表
面積も増加する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面等を参照して本発明をさ
らに詳しく説明する。図1は、本発明による紫外線照射
装置の実施例の基本構成を示す平面図である。スタティ
クミキサ1は、右回りと左回りの螺旋状のエレメント2
と、エレメント2を複数個収納する円筒3、および円筒
3に固定されたフランジ4から成る。前記螺旋状のエレ
メント2として半透明な四フッ化樹脂製のものを利用で
きる。円筒3の材料としては、紫外線を透過することの
できる材料、たとえば石英ガラスあるいは半透明な四フ
ッ化樹脂などが適している。紫外線源5は、基本的には
紫外線照射用の無電極ランプ6とマイクロ波発振器7に
よって構成されている。この実施例では1.8KW,
2,451MHzのマイクロ波発振器7を用いた。マイ
クロ波はアンテナ7aを介して無電極ランプ6に発射さ
れる。無電極ランプ6は一種の水銀灯であり、マイクロ
波に励起されて紫外線を出す。無電極ランプ6は殺菌を
目的とするものであれば、殺菌効果の高い2537Åの
波長の紫外線を出すように温度制御機能を有する純粋循
環装置8からの水で温度調整されている。無電極ランプ
6とマイクロ波発振器7間にはコールドミラー5aが配
置され、無電極ランプ6とスタティクミキサ1間にはマ
イクロ波を遮断して紫外線を透過するフィルタ5bが配
置されている。
【0007】粉体または液体,気体あるいはこれらの混
合物が円筒3内を流れるとき、スタティクミキサのエレ
メント1個につき、2分割され、次のエレメントにおい
て流れは反転し、なおかつ2分割される。したがって合
計分割、混合率は、エレメントの数をnとする2のn乗
になる。多くの分割と混合は、照射対象物の表面の紫外
線が照射される部分を大きくすることになる。
【0008】図2は、図1に示した紫外線照射装置複数
を使用した粉体への紫外線照射システムの実施例を示す
平面図、図3は図2に示した粉体への紫外線照射システ
ムの正面図である。スタティックミキサ9が3ユニット
使用され、各ユニットには6個のエレメントが組み込ま
れている。その結果最終混合率は約26万分割となる。
スタティックミキサ9の各々にランプヘッド10が2台
設けられ、スタティックミキサ9のほぼ全長にわたって
紫外線が照射される。
【0009】スタティックミキサ9には、粉体を照射対
象とする場合には、適当な粉体移送装置、たとえばモー
ノポンプ11によって移送される。モーノポンプ11に
はホッパ12が設けてあり、粉体はホッパ12から供給
され、照射された後、出口13から排出され、次の工程
たとえば袋詰(図示されていない)の工程に進められ
る。
【0010】粉体の性状により、流動性を必要とすると
きにはモーノポンプにいれる空気の量を調整する。ま
た、スタティックミキサを出口13が下がるように傾斜
させることによっても流動性を高めることができる。
【0011】モーノポンプ11からみて最初のスタティ
ックミキサ9の入口手前と、出口13の手前にはスタテ
ィックミキサのエレメント2と、円筒3の内側および2
つのスタティックミキサの間に入れた曲り管14の内側
を消毒するための高温空気あるいは高温蒸気を入れるた
めの口15が設けられている。
【0012】以上詳しく説明した実施例について、本発
明の範囲内で種々の変形を施すことがてきる。スタティ
ックミキサの数およびランプヘッドの数は目的に応じて
種々選択可能である。紫外線ランプは、必ずしも無電極
ランプに限られるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上の構成において、スタティックミキ
サのエレメントの数を多くし、紫外線がエレメントに照
射する長さを長くし、さらに、紫外線対象物の移送速度
を下げることによって、照射対象物が受ける照射面積
を、必要に応じて調整することができ、最適な照射効果
を得ることができ、食品等の殺菌に広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紫外線照射装置の実施例の基本構
成を示す平面図である。
【図2】図1に示した紫外線照射装置複数を使用した粉
体への紫外線照射システムの実施例を示す平面図であ
る。
【図3】図2に示した粉体への紫外線照射システムの正
面図である。
【符号の説明】
1…スタティックミキサ 2…エレメント 3…円筒 5…紫外線源 5a…線源のコールドミラー 5b…紫外線源のマイクロ波シールド板 7…マイクロ波発振器(マグネトロン) 8…純粋循環装置(温度制御付) 9…スタティックミキサ 10…ランプヘッド 11…モーノポンプ 12…ホッパ 13…出口 14…曲管 15…口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線を透過する材料によって造られた
    円筒内に、スタティックミキサのエレメントを組み込ん
    だ移送手段と、 前記円筒の外側に円筒内部を照射するように配置された
    紫外線照射源とを設け、 前記紫外線照射源により円筒内を流通する照射対象物に
    紫外線を照射するように構成した紫外線照射装置。
JP17568296A 1996-06-14 1996-06-14 紫外線照射装置 Pending JPH10228A (ja)

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JP17568296A JPH10228A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 紫外線照射装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501079B1 (en) 1999-02-25 2002-12-31 Satoshi Ómura Ultraviolet-ray irradiation apparatus for sterilization of a liquid or sludgy substance
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GB2491643A (en) * 2011-06-10 2012-12-12 Lambson Ltd Method of forming a polymeric material on a substrate
JP2020525281A (ja) * 2017-07-05 2020-08-27 アセプトレイ リミテッド スピナを用いた放射線処理のためのシステムおよび方法
JP2023059220A (ja) * 2021-10-14 2023-04-26 大日本印刷株式会社 内容物充填システム及び殺菌方法

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