JPH10228271A - 実時間描画表示処理装置および描画方法 - Google Patents

実時間描画表示処理装置および描画方法

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JPH10228271A
JPH10228271A JP9047035A JP4703597A JPH10228271A JP H10228271 A JPH10228271 A JP H10228271A JP 9047035 A JP9047035 A JP 9047035A JP 4703597 A JP4703597 A JP 4703597A JP H10228271 A JPH10228271 A JP H10228271A
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JP9047035A
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Masahiro Tachibana
昌宏 橘
Katsuhiko Yuura
克彦 湯浦
Yuichi Mashita
祐一 真下
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同期信号に基づいて描画処理(表示すべきビッ
トマップ情報を記憶手段へ書き込む処理)を行うページ
と表示処理(記憶手段からビットマップ情報を取り出し
ディスプレイへ表示する処理)を行うページとを切り替
えながら表示を行なう際に、同期信号を受け取るまでに
一画面分に相当する描画処理を終えられなくても、表示
が遅れてしまうのが描画処理を終えていないところの部
分画面だけで済む実時間描画表示処理装置および描画方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】ビットマップ情報記憶手段は、受け取った
ビットマップ情報を部分画面に相当する領域に分けて記
憶するようにする。その領域のビットマップ情報記憶状
況を示す領域描画情報を記憶するとともに、どの領域を
表示するかを示す領域表示情報を、より新しいビットマ
ップ情報がある領域を表示するように上記領域描画情報
に基づいて生成し、記憶する表示領域指定手段を設け
る。そして、表示領域指定手段より取り出した領域表示
情報に従い選択した領域のビットマップ情報を上記ビッ
トマップ記憶手段より取り出し、画像出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイの垂
直帰線信号やリアルタイムクロックの割り込み信号など
といった同期信号と歩調を合わせながら描画表示処理を
行う実時間描画表示処理装置および描画方法に関し、特
に、コンピュータゲームやアニメーションなどのよう
に、30分の1秒や60分の1秒などといった短い時間
間隔で規則正しく描画表示処理を行い、かつ、この短い
時間間隔において描画処理に要する時間の占める割合が
高い実時間描画表示処理装置および描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の実時間描画表示処理装置
では、表示すべきビットマップ情報をいわゆるビデオメ
モリに書き込む描画処理を行っている途中でそのビット
マップ情報がディスプレイやプロジェクタなどへ画像出
力されることにより、画面のちらつきが生じることがあ
った。これを防ぐため、表示すべき一画面分のビットマ
ップ情報を記憶するページを複数ページ分用意してお
き、ディスプレイの垂直帰線信号やリアルタイムクロッ
クの割り込み信号などといった同期信号と歩調を合わせ
ながら、描画処理(表示すべきビットマップ情報をペー
ジへ書き込む処理)を行うページと表示処理(ページか
らビットマップ情報を取り出しディスプレイへ表示する
処理)を行うページとを切り替えることにより、上述の
ちらつきを防ぐ装置および方法が知られている。このよ
うな実時間描画表示処理装置の一例は、例えばCQ出版
株式会社発行、山崎由喜憲著「IBM PC/AT互換
機 ゲームプログラマになる本」8頁〜12頁に示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
実時間描画表示処理装置では、同期信号を受け取るまで
にページへの描画処理を終えられない場合、描画処理を
行うページと表示処理を行うページとを切り替えられ
ず、画面全体の表示が遅れてしまうといった問題があっ
た。
【0004】本発明は、同期信号を受け取るまでにペー
ジへの描画処理を終えられない場合、画面全体の表示が
遅れてしまう従来の実時間描画表示処理装置に対して、
同期信号を受け取るまでに一画面分に相当する描画処理
を終えられなくても、表示が遅れてしまうのが描画処理
を終えていないところの部分画面だけで済む実時間描画
表示処理装置を提供することを目的とする。さらに、本
発明は、同期信号を受け取るまでに一画面分に相当する
描画処理を終えられなくても、同期信号を受け取るとす
ぐに画面を更新できる実時間描画方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る実時間描画表示処理装置は、描画情
報を記憶する描画情報記憶手段と、上記描画情報記憶手
段より取り出した描画情報からビットマップ情報を生成
する描画処理手段と、上記描画処理手段より受け取った
ビットマップ情報を部分画面に相当する領域に分けて記
憶するビットマップ情報記憶手段と、上記ビットマップ
情報記憶手段の領域のビットマップ情報記憶状況を示す
領域描画情報を記憶するとともに、どの領域を表示する
かを示す領域表示情報を、より新しいビットマップ情報
がある領域を表示するように上記領域描画情報に基づい
て生成し、記憶する表示領域指定手段と、上記表示領域
指定手段より取り出した領域表示情報に従い選択した領
域のビットマップ情報を上記ビットマップ記憶手段より
取り出し、画像出力する領域選択表示処理手段とを備え
ることを特徴とする。
【0006】描画情報とは、図形情報や圧縮画像情報な
どである。各領域のビットマップ情報記憶状況を示す領
域描画情報とは、例えば、後述の第1の発明の実施の形
態における次回描画領域ポインタ(次にどの領域に描画
するか、言い替えると、どの領域まで描画が行なわれた
かを示すポインタ)や、後述の第2の発明の実施の形態
における領域毎描画時刻の情報である。
【0007】請求項2に係る実時間描画方法は、ディス
プレイの垂直帰線信号やリアルタイムクロックの割り込
み信号などといった所定の同期信号と歩調を合わせなが
ら、描画情報から部分画面に相当する領域に分けたビッ
トマップ情報を生成するための実時間描画方法であっ
て、次の各ステップを順に行うことを特徴とする。 (A)各領域の描画状況を示す領域描画情報から求めた
次回描画領域への描画処理を行うとともに、その描画処
理の実行状況に基づいて領域描画情報の更新処理を行
い、描画処理の途中で上記同期信号を受け取った場合
は、描画処理を中断してステップ(D)へ進むステッ
プ; (B)一画面分に相当する領域群に描画し終わったか否
かを判断し、描画し終わっていない場合は、ステップ
(A)へ戻るステップ; (C)上記同期信号を受け取るまで待つステップ; (D)どの領域を表示するかを示す領域表示情報を、上
記領域描画情報に基づいて、より新しいビットマップ情
報がある領域を表示するように生成する処理を行うステ
ップ。
【0008】なお、本明細書において、用語「ビットマ
ップ情報」は、画像を生成するときに使用する情報を表
し、画像を構成する各画素情報の2次元配列に限定する
ものではない。また、用語「画像出力」は、直接接続し
たディスプレイやプロジェクタなどへのRGB信号やビ
デオ信号の出力だけでなく、ネットワークで接続した計
算機へのビットマップ情報の送信も含む。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
構成図である。本発明の第1の実施の形態は、図形情報
や圧縮画像情報などといった描画情報を記憶する描画情
報記憶部100と、描画情報記憶部100より取り出し
た描画情報からビットマップ情報を生成する描画処理部
101と、描画処理部101より受け取ったビットマッ
プ情報を部分画面120〜123に相当する領域110
〜117に分けて記憶するビットマップ情報記憶部10
2と、描画処理部101より受け取ったどの順序で領域
を描画したかを示す次回描画領域ポインタを記憶し、上
記次回描画領域ポインタからどの領域を表示するかを示
す表示先頭領域ポインタを生成し、上記表示先頭領域ポ
インタを記憶する表示領域指定部105と、表示領域指
定部105より取り出した表示先頭領域ポインタに従い
選択した領域のビットマップ情報をビットマップ情報記
憶部102より取り出し、ディスプレイ104へ画像出
力する領域選択表示処理部103とを備える。また、表
示領域指定部105は、描画処理部101より受け取っ
た次回描画領域ポインタを記憶する次回描画領域ポイン
タ記憶部130と、次回描画領域ポインタ記憶部130
より取り出した次回描画領域ポインタから表示先頭領域
ポインタを生成する表示先頭領域ポインタ更新処理部1
31と、表示先頭領域ポインタ更新処理部131より受
け取った表示先頭領域ポインタを記憶する表示先頭領域
ポインタ記憶部132とからなる。
【0011】描画情報記憶部100が保持した描画情報
は、描画処理部101に送られる。この描画情報から描
画処理部101が生成したビットマップ情報は、ビット
マップ情報記憶部102に送られ記憶される。ビットマ
ップ情報記憶部102が保持したビットマップ情報は、
領域選択表示処理部103に送られる。このビットマッ
プ情報から領域選択表示処理部103が生成したRGB
信号は、ディスプレイ104に送られる。これにより、
ディスプレイ104に実際の表示がなされる。
【0012】ディスプレイ104上の表示領域は、あら
かじめ幾つかの部分画面に分けられている。この例で
は、120〜123の4つの部分画面に分けられている
ものとする。これらの部分画面に対応して、ビットマッ
プ情報記憶部102も複数の部分的な領域に分けられて
いる。この例では、8つの領域110〜117(4領域
で1画面分)に分けられているものとする。部分画面1
20は領域110および114に対応し、部分画面12
1は領域111および115に対応し、部分画面122
は領域112および116に対応し、部分画面123は
領域113および117に対応する。ビットマップ情報
記憶部102は、少なくともディスプレイ104の2画
面分のビットマップ情報を記憶できるだけの容量を持つ
ものとする。
【0013】ビットマップ情報記憶部102の領域11
0〜117へのビットマップ情報の書き込み処理(すな
わち、描画処理)の順序、およびビットマップ情報記憶
部102の領域110〜117からビットマップ情報を
読み出してディスプレイ104に表示する処理(すなわ
ち、表示処理)の順序は、110→111→112→…
→117→110とする。すなわち、領域110から1
17はリング状に使用する。次回描画領域ポインタ記憶
部130が記憶する次回描画領域ポインタは、次に書き
込みを行なう領域を指すポインタであり、一番古く書き
込まれた領域を指すことになる。また、表示先頭領域ポ
インタ記憶部132が記憶する表示先頭領域ポインタ
は、次に表示を行なう先頭の領域を指すポインタであ
る。
【0014】描画処理部101は、次回描画領域に描画
し終わるたびに次回描画領域ポインタを更新する。更新
した次回描画領域ポインタは、次回描画領域ポインタ記
憶部130に送られ記憶される。次回描画領域ポインタ
記憶部130が保持した次回描画領域ポインタは、表示
先頭領域ポインタ更新処理部131に送られる。表示先
頭領域ポインタ更新処理部131は、この次回描画領域
ポインタに基づいて、表示先頭領域ポインタを生成す
る。具体的には、次回描画領域ポインタから4つ戻った
領域を指すように表示先頭領域ポインタを生成する。生
成した表示先頭領域ポインタは、表示先頭領域ポインタ
記憶部132に送られ記憶される。表示先頭領域ポイン
タ記憶部132が保持した表示先頭領域ポインタは、領
域選択表示処理部103に送られる。この表示先頭領域
ポインタに従い、領域選択表示処理部103はビットマ
ップ情報を取り出す領域を選択する。
【0015】ディスプレイ104が発生した垂直帰線信
号は、描画処理部101に送られる。この垂直帰線信号
を受け、描画処理部101が発生した表示先頭領域ポイ
ンタ更新信号は、表示先頭領域ポインタ更新処理部13
1に送られる。この表示先頭領域ポインタ更新信号を受
け、表示先頭領域ポインタ更新処理部131は次回描画
領域ポインタから表示先頭領域ポインタを生成する。
【0016】この図1の装置では、上記のように、ビッ
トマップ情報を部分画面120〜123に相当する領域
110〜117に分けて記憶するビットマップ情報記憶
部102と、どの領域を表示するかを示す表示先頭領域
ポインタを適切な値に保つ(その詳細は後述)表示領域
指定部105と、表示領域指定部105より取り出した
表示先頭領域ポインタに従い選択した領域のビットマッ
プ情報をビットマップ記憶部102より取り出す領域選
択表示処理部103を備えることによって、描画処理を
終えたところについてのみ描画処理を行う領域と表示処
理を行う領域とを適切に切り替えられるため、垂直帰線
信号を受け取るまでに一画面分に相当する描画処理を終
えられなくても、表示が遅れてしまうのが描画処理を終
えていないところの部分画面だけで済む。
【0017】図2は、図1の装置における処理手順を示
すフロチャートである。この処理手順は、垂直帰線信号
から次の垂直帰線信号までの間に1回実行される処理で
ある。まずステップ200で、次回描画領域ポインタが
指す領域に描画する。次に、ステップ201で、垂直帰
線信号を受け取ったか否かを判断し、受け取った場合は
ステップ207へ進み、受け取っていない場合はステッ
プ202へ進む。ステップ202では、次回描画領域ポ
インタが指す領域に描画し終わったか否かを判断し、描
画し終わっていない場合はステップ200へ戻って、当
該領域の描画を続ける。描画し終わっていた場合は、ス
テップ203に進み、次回描画領域ポインタを、いま描
画し終わった領域の次の領域を指すように、進める。ス
テップ204では、一画面分に相当する領域群に描画し
終わったか否か(すなわち、4領域分の描画を終えたか
否か)を判断し、描画し終わっていない場合はステップ
200へ戻って、次の描画処理を行なう。一画面分の領
域に描画し終わっていたときは、ステップ205に進
む。ステップ205では所定時間ウエイトし、ステップ
206で、垂直帰線信号を受け取ったか否かを判断し、
受け取っていない場合はステップ205へ戻る。垂直帰
線信号を受け取った場合は、ステップ207で、表示先
頭領域ポインタを更新し、処理を終了する。
【0018】ステップ207の表示先頭領域ポインタの
更新は、具体的には、その時点で次回描画領域ポインタ
が指す領域から4つ戻った領域を指すように表示先頭領
域ポインタを生成する処理である。ステップ200〜2
04で一画面分すなわち4領域分の描画処理が終わって
いたときは、その4領域の先頭を指すように表示先頭領
域ポインタが生成されることになる。また、ステップ2
00〜204で一画面分すなわち4領域分の描画処理が
終わっていなかったときでも、その時点で次回描画領域
ポインタが指す領域から遡って4つ分の領域が表示され
るように表示先頭領域ポインタが生成されるので、描画
処理を終えることができた領域については表示されるこ
とになる。
【0019】すなわち、上記処理手順では、次回描画領
域ポインタが指す領域に描画している途中で垂直帰線信
号を受け取った場合は、描画するのを中断し、表示先頭
領域ポインタを更新するため、垂直帰線信号を受け取る
までに一画面分に相当する描画処理を終えられなくて
も、垂直帰線信号を受け取るとすぐに画面を更新でき
る。
【0020】図3は、図1の装置で図2の処理手順で動
作した場合の具体例を示す図である。この具体例は、0
/60秒後から1/60秒後までのフェーズ(1)と、
1/60秒後から2/60秒後までのフェーズ(2)
と、2/60秒後から3/60秒後までのフェーズ
(3)と、3/60秒後から4/60秒後までのフェー
ズ(4)における描画および表示からなり、フェーズ
(2)において垂直帰線信号を受け取るまでに一画面分
に相当する描画処理を終えられなかった場合を示すもの
である。
【0021】フェーズ(1)においては、領域114
と、領域115と、領域116と、領域117に描画
し、領域110と、領域111と、領域112と、領域
113を表示する。フェーズ(2)においては、領域1
10と、領域111と、領域112に描画し(本来は領
域113まで描画したかったが描画が間に合わなかった
とする)、領域114と、領域115と、領域116
と、領域117を表示する。フェーズ(3)において
は、領域113と、領域114と、領域115と、領域
116に描画し、領域117と、領域110と、領域1
11と、領域112を表示する。フェーズ(4)におい
ては、領域117と、領域110と、領域111と、領
域112に描画し、領域113と、領域114と、領域
115と、領域116を表示する。
【0022】図3が示すように、垂直帰線信号を受け取
るまでに一画面分に相当する描画処理を終えられなくて
も、表示が遅れてしまうのが、一画面分に相当する描画
処理を終えられなかったフェーズ(2)の次のフェーズ
であるフェーズ(3)における、フェーズ(2)で描画
処理を終えていないところに対応する部分画面だけで済
む。
【0023】図4は、図3に示した具体例についての次
回描画領域ポインタおよび表示先頭領域ポインタの変化
を示す図である。図4が示すように、次回描画領域ポイ
ンタは、フェーズ(1)において領域114から、領域
115、領域116、領域117、領域110へと進
み、フェーズ(2)において領域110から、領域11
1、領域112、領域113へと進み、フェーズ(3)
において領域113から、領域114、領域115、領
域116、領域117へと進み、フェーズ(4)におい
て領域117から、領域110、領域111、領域11
2、領域113へと進む。表示先頭領域ポインタは、各
フェーズの開始時刻における次回描画領域ポインタより
一画面分に相当する領域4個分遅れて生成される。すな
わち、表示先頭領域ポインタは、フェーズ(1)におい
て領域110へ、フェーズ(2)において領域114
へ、フェーズ(3)において領域117へ、フェーズ
(4)において領域113へ進む。
【0024】図5は、従来の実時間描画表示処理装置の
一例における処理手順の具体例を示す図である。この例
の実時間描画表示処理装置は、描画情報からビットマッ
プ情報を生成する描画処理部501と、描画処理部50
1より受け取ったビットマップ情報を画面520に相当
するページ510および511によって記憶するビット
マップ情報記憶部502と、描画処理部501より受け
取ったどのページを表示するかを示す表示ページポイン
タを記憶する表示ページポインタ記憶部532と、表示
ページポインタ記憶部532より取り出した表示ページ
ポインタに従い選択したページのビットマップ情報をビ
ットマップ記憶部502より取り出し、ディスプレイ5
04へ画像出力するページ選択表示処理部503とを備
える。
【0025】この従来の実時間描画表示処理装置におけ
る処理手順の具体例は、第1の実施例における処理手順
の具体例と同様、0/60秒後から1/60秒後までの
フェーズ(1)と、1/60秒後から2/60秒後まで
のフェーズ(2)と、2/60秒後から3/60秒後ま
でのフェーズ(3)と、3/60秒後から4/60秒後
までのフェーズ(4)における描画および表示からな
る。ここでは、フェーズ(2)において、垂直帰線信号
を受け取るまでに一画面分に相当する描画処理を終えら
れなかったものとする。フェーズ(1)においては、ペ
ージ511に描画し、ページ510を表示する。フェー
ズ(2)においては、ページ510に描画し(ただし一
画面分の描画を終えられなかったとする)、ページ51
1を表示する。フェーズ(3)においては、フェーズ
(2)でページ510の描画を終えられなかったので、
ページ510に続けて描画し、ページ511を再度表示
する。フェーズ(4)においては、ページ511に描画
し、ページ510を表示する。図5が示すように、垂直
帰線信号を受け取るまでに一画面分に相当する描画処理
を終えられない場合、フェーズ(2)およびその次のフ
ェーズであるフェーズ(3)における、画面全体の表示
が遅れてしまう。
【0026】図6は、本発明の第2の実施の形態を示す
構成図である。本発明の第2の実施の形態は、上述した
第1の実施の形態と同様の構成であるので、以下では異
なる部分を中心に説明する。図6の第2の実施の形態で
は、図1の次回描画領域ポインタ記憶部130と、表示
先頭領域ポインタ記憶部132と、表示先頭領域ポイン
タ更新処理部131からなる表示領域指定部105の代
りに、描画処理部101より受け取ったどの順序で領域
を描画したかを示す領域毎描画時刻を記憶する領域毎描
画時刻記憶部630と、領域毎描画時刻記憶部630よ
り取り出した領域毎描画時刻からどの領域を表示するか
を示す領域毎表示状態を生成する領域毎表示状態更新処
理部631と、領域毎表示状態更新処理部631より受
け取った領域毎表示状態を記憶する領域毎表示状態記憶
部632からなる表示領域指定部605を備えている。
【0027】具体的には、領域毎描画時刻記憶部630
は領域110〜117のそれぞれについての描画時刻を
記憶するテーブルであり、領域毎表示状態記憶部632
は領域110〜117のそれぞれについて表示するか否
かを示すフラグを記憶するテーブルである。第1の実施
の形態では、領域110〜117の描画および表示の順
序を決めておき、ポインタでどこまで描画しどこから表
示すべきかを管理していた。この第2の実施の形態で
は、上記テーブル630により各領域の描画時刻が分か
るので、どの領域に新規データが記憶されどの領域に古
いデータが記憶されているかが分かるから、これに基づ
いて古いデータが記憶されている領域に描画し、新しい
データが記憶されている領域を表示するようにする。一
画面分の描画が間に合わなかった場合でも、少なくとも
描画が終了した領域については表示できるし、それ以外
の部分領域については、前回のデータのまま表示するよ
うにする。
【0028】本発明の第2の実施の形態では、上記のよ
うに、本発明の第1の実施の形態と同様、ビットマップ
情報を部分画面120〜123に相当する領域110〜
117に分けて記憶するビットマップ情報記憶部102
と、どの領域を表示するかを示す領域毎表示状態を適切
な値に保つ表示領域指定部605と、表示領域指定部6
05より取り出した領域毎表示状態に従い選択した領域
のビットマップ情報をビットマップ記憶部102より取
り出す領域選択表示処理部103を備えることによっ
て、描画処理を終えたところについてのみ描画処理を行
う領域と表示処理を行う領域を適切に切り替えられるた
め、垂直帰線信号を受け取るまでに一画面分に相当する
描画処理を終えられなくても、表示が遅れてしまうのが
描画処理を終えていないところの部分画面だけで済む。
【0029】図7は、図6の装置における領域毎描画時
刻記憶部630の内容の具体例を示す図である。図7が
示すように、領域毎描画時刻記憶部630は、各領域毎
に描画処理を行ったフェーズの開始時刻を保持する。ま
た、描画処理を行ったフェーズの開始時刻を保持するこ
とにより、表示状態の領域のなかで描画処理を行ったフ
ェーズの開始時刻が古い領域と同じ部分画面に対応する
非表示状態の領域の描画処理を優先的に行える。
【0030】図8は、図6の装置における領域毎表示状
態記憶部632の内容の具体例を示す図である。図8が
示すように、領域毎表示状態記憶部632は、各領域毎
に表示するかしないかといった状態を保持する。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る実時間描画表示処理装置に
よれば、ビットマップ情報を部分画面に相当する領域に
分けて記憶するとともに、それらの領域のビットマップ
情報記憶状況を示す領域描画情報に基づいて、次に表示
すべき領域を決めているので、描画処理を終えたところ
についてのみ、描画処理を行う領域と表示処理を行う領
域を適切に切り替えられる。従って、同期信号を受け取
るまでに一画面分に相当する描画処理を終えられなくて
も、表示が遅れてしまうのが描画処理を終えていないと
ころの部分画面だけで済むという効果がある。
【0032】さらに、本発明の実時間描画方法では、領
域の描画状況を示す領域描画情報(例えば、複数領域の
描画順序が決まっている場合にどの領域まで描画したか
を示す情報、あるいは、各領域独立に描画状況を管理す
る場合はどの領域を描画したかを示す情報)から求めた
次回描画領域に描画している途中で同期信号を受け取っ
た場合は、描画するのを中断し、その時点の領域描画情
報に基づいてどの領域を表示するかを示す領域表示情報
を生成するため、同期信号を受け取るまでに一画面分に
相当する描画処理を終えられなくても、同期信号を受け
取るとすぐに画面を更新できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における処理手順
を示すフロチャート図。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における処理手順
の具体例を示す図。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における処理手順
の具体例についての次回描画域ポインタおよび表示先頭
領域ポインタの変化を示す図。
【図5】 従来の実時間描画表示処理装置の一例におけ
る処理手順の具体例を示す図。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示す構成図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態における領域毎描
画時刻記憶部の内容の具体例を示す図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態における領域毎表
示状態記憶部の内容の具体例を示す図。
【符号の説明】
100…描画情報記憶部、101…描画処理部、102
…ビットマップ情報記憶部、103…領域選択表示処理
部、104…ディスプレイ、105…表示領域指定部、
110〜117…領域、120〜123…部分画面、1
30…次回描画領域ポインタ記憶部、131…表示先頭
領域ポインタ更新処理部、132…表示先頭領域ポイン
タ記憶部、501…描画処理部、502…ビットマップ
情報記憶部、503…ページ選択表示処理部、504…
ディスプレイ、532…表示ページポインタ記憶部、5
10,511…ページ、520…画面、605…表示領
域指定部、630…領域毎描画時刻記憶部、631…領
域毎表示状態更新処理部、632…領域毎表示状態記憶
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】描画情報を記憶する描画情報記憶手段と、 上記描画情報記憶手段より取り出した描画情報からビッ
    トマップ情報を生成する描画処理手段と、 上記描画処理手段より受け取ったビットマップ情報を部
    分画面に相当する領域に分けて記憶するビットマップ情
    報記憶手段と、 上記ビットマップ情報記憶手段の領域のビットマップ情
    報記憶状況を示す領域描画情報を記憶するとともに、ど
    の領域を表示するかを示す領域表示情報を、より新しい
    ビットマップ情報がある領域を表示するように上記領域
    描画情報に基づいて生成し、記憶する表示領域指定手段
    と、 上記表示領域指定手段より取り出した領域表示情報に従
    い選択した領域のビットマップ情報を上記ビットマップ
    記憶手段より取り出し、画像出力する領域選択表示処理
    手段とを備えることを特徴とする実時間描画表示処理装
    置。
  2. 【請求項2】所定の同期信号と歩調を合わせながら、描
    画情報から部分画面に相当する領域に分けたビットマッ
    プ情報を生成するための実時間描画方法であって、次の
    各ステップを順に行うことを特徴とする実時間描画方
    法: (A)領域の描画状況を示す領域描画情報から求めた次
    回描画領域への描画処理を行うとともに、その描画処理
    の実行状況に基づいて領域描画情報の更新処理を行い、
    描画処理の途中で上記同期信号を受け取った場合は、描
    画処理を中断してステップ(D)へ進むステップ; (B)一画面分に相当する領域群に描画し終わったか否
    かを判断し、描画し終わっていない場合は、ステップ
    (A)へ戻るステップ; (C)上記同期信号を受け取るまで待つステップ; (D)どの領域を表示するかを示す領域表示情報を、上
    記領域描画情報に基づいて、より新しいビットマップ情
    報がある領域を表示するように生成する処理を行うステ
    ップ。
JP9047035A 1997-02-14 1997-02-14 実時間描画表示処理装置および描画方法 Pending JPH10228271A (ja)

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