JPH1022813A - レベルシフト回路および該レベルシフト回路を用いたデコーダ回路 - Google Patents

レベルシフト回路および該レベルシフト回路を用いたデコーダ回路

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JPH1022813A
JPH1022813A JP8294179A JP29417996A JPH1022813A JP H1022813 A JPH1022813 A JP H1022813A JP 8294179 A JP8294179 A JP 8294179A JP 29417996 A JP29417996 A JP 29417996A JP H1022813 A JPH1022813 A JP H1022813A
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level shift
circuit
input
signal
output
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JP8294179A
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Giyoushiyou Chin
暁翔 陳
Shigeru Yamada
繁 山田
Tokutaro Takaku
徳太郎 高久
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Toshiba Corp
Toppan Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力されたディジタル信号の電圧を増大さ
せ、なおかつデコードを行う駆動回路を構成する場合、
部品点数を大幅に減少させることができるレベルシフト
回路を提供すること。 【解決手段】 セット端子SETに「1」、非セット端
子*SETに「0」が供給された場合、ディジタルデー
タD0〜D5に関係なく出力端子OUTが接地電位とな
り、セット端子SETに「0」、非セット端子*SET
に「1」が供給され、かつ、ディジタルデータD0〜D5
が全て「1」であった場合のみ出力端子OUTに電圧V
DDH が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電圧を変換する
レベルシフト回路に係わり、特に液晶表示器の駆動回路
に用いて好適なレベルシフト回路および該レベルシフト
回路を用いたデコーダ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶ディスプレイの駆動回路
は、入力される階調制御データをデコードし、その結果
に従って選択される階調電圧を液晶分子に印加すること
によって階調制御を行っている。また、入力された階調
制御データに基づく階調電圧の選択は、デコーダ回路を
用いて行われている。通常、この種のデコーダ回路で
は、主に液晶ディスプレイの表示速度を向上させる目的
で、出力側におけるディジタル信号のハイレベルの電圧
を入力側のそれよりも昇圧して出力している。
【0003】従来より、上述した昇圧はレベルシフト回
路用いて行われている。ここで、図7に従来のレベルシ
フト回路の構成を示す。この図に示すレベルシフト回路
40は、入力されたディジタル信号INと、その反転信
号*INを接地電位(以下、「0」という)と電圧VDD
H (以下、「1」(H) という)によって表されるVDDH
系のディジタル信号にレベルシフトして出力する。ここ
で、入力ディジタル信号INは、接地電位(以下、
「0」という)と電圧VDDL (以下、「1」(L) とい
う)とによって表されるVDDL 系のディジタル信号と
し、電圧VDDH >電圧VDDL なる関係があるものとす
る。
【0004】図7において、Nチャネル電界効果トラン
ジスタ(以下、NchFETという)41,42のゲー
トGには、それぞれ入力ディジタル信号INと、反転入
力ディジタル信号*INとが入力されていおり、各々の
ソースSは接地されている。また、NchFET41の
ドレインDはPチャネル電界効果トランジスタ(以下、
PchFETという)43のドレインDおよびPchF
ET44のゲートGと接続されている。さらに、この接
続点からは反転出力信号*OUTが出力される。また、
NchFET42のドレインDはPchFET44のド
レインDおよびPchFET43のゲートGと接続され
ている。さらに、この接続点からは出力信号OUTが出
力される。
【0005】そして、PchFET43のソースSはP
chFET45のドレインDと、PchFET44のソ
ースSはPchFET46のドレインDとそれぞれ接続
されている。PchFET45,46のソースSには電
圧VDDH が印加され、PchFET45のゲートGに
は、NchFET41と同様、入力ディジタル信号IN
が入力されている。また、PchFET46のゲートG
にはNchFET42と同様、入力ディジタル信号IN
が入力されている。
【0006】次に上述したレベルシフト回路40の動作
について説明する。まず、入力ディジタル信号INが
「1」(L) だった場合、NchFET41とPchFE
T45の各ゲートGに「1」(L) が入力され、NchF
ET42とPchFET46の各ゲートGには「0」が
入力されるので、NchFET42とPchFET45
はOFFとなり、NchFET41とPchFET46
はONとなる。よって、出力信号*OUTが「0」にな
ると共に、PchFET44のゲートGに「0」が入力
され、PchFET44はONになる。これにより、P
chFET46がON、NchFET42がOFFにな
っていることから、出力信号OUTは、「1」(H) にな
る。この時、PchFET43のゲートGには、「1」
(H) が供給されるので、PchFET43はOFFとな
る。
【0007】次に、入力ディジタル信号INが「0」だ
った場合、NchFET41とPchFET45の各ゲ
ートGに「0」が入力され、NchFET42とPch
FET46の各ゲートGには「1」(L) が入力されるの
で、NchFET42とPchFET45はONとな
り、NchFET41とPchFET46はOFFとな
る。よって、出力信号OUTが「0」になると共に、P
chFET43のゲートGに「0」が入力され、Pch
FET43がONになると、PchFET45がON、
NchFET41がOFFになっていることから、反転
出力信号*OUTは、「1」(H) になる。この時、Pc
hFET44のゲートGには、「1」(H) が供給される
ので、PchFET44はOFFとなる。
【0008】このように、図7に示すレベルシフト回路
では、入力されたVDDL 系のディジタル信号IN,*I
NをそれぞれVDDH 系のディジタル信号にレベルシフト
し、出力信号OUTと反転出力信号*OUTを出力す
る。
【0009】次に上述した従来のレベルシフト回路を用
いて6ビット−64出力デコーダ回路を構成した場合に
ついて図8を参照して説明する。この図において、50
−1 〜50−6 は、それぞれ図7に示したレベルシフト
回路である。また、52−1 〜52−64は、VDDH 系の
ディジタル信号で作動する6入力のNANDゲートであ
り、図中では省略されているが、実際には64個の6入
力NANDゲートが、レベルシフト回路50−1 〜50
−6 の各出力端子と接続されている。
【0010】ここで、NANDゲートの各入力端子に
は、各々のNANDゲートによってデコードされるべき
ディジタルデータの値がレベルシフト回路50−1 〜5
0−6に入力された時、全ての入力端子に「1」(H) が
入力されるように各ビットに対応するレベルシフト回路
50−1 〜50−6 の出力信号OUTまたは反転出力信
号*OUTが入力されている。
【0011】例えば、NANDゲート52−2 (OUT
2を出力するNANDゲート)は10進数で1をデコー
ドするNANDゲートであり、このNANDゲートの各
入力端子には、レベルシフト回路50−2 の出力信号O
UTと、レベルシフト回路50−1 ,50−3 〜50−
6 の各反転出力信号*OUTがそれぞれ入力される。し
たがって、10進数で1、すなわちディジタルデータD
0〜D5が「000001」の時、上記NANDゲート5
2−2 への入力信号は全て「1」(H) となり、「0」を
出力する。このように、64個のNANDゲートはそれ
ぞれがデコードすべき値に応じてレベルシフト回路50
−1 〜50−6 の各出力信号OUTまたは反転出力信号
*OUTが入力されている。
【0012】図8に示すように回路を構成した場合、レ
ベルシフト回路50−1 〜50−6に入力される6ビッ
トのディジタルデータD0〜D5に応じて64個のNAN
Dゲートのうち、常にいずれか1つのみのNANDゲー
トから「0」が出力される。すなわち、上述した構成の
回路によって、ディジタルデータD0〜D5はデコードさ
れ、そのデコード結果は負論理で出力される。そして、
このデコード結果に基づいて64種類の階調電圧から1
つを選択し、その階調電圧を液晶セルに印加することに
より、64階調の階調制御が可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日、液晶
表示装置の小型化は強く望まれるところであり、その一
環として液晶駆動回路をLSI化する際、LSIチップ
の面積を縮小するために、液晶駆動回路を構成するFE
Tの数を極力削減する努力が行われている。FET数の
削減は、LSIチップの面積の縮小の留まらず、消費電
力を低く抑えることになり、現在、一般に広く普及して
いるノート型パーソナルコンピュータ等、携帯用の電子
機器にとって非常に有利となる。LSIチップの製造面
においては、その製造工程が簡易となり、歩留まりを向
上させることができるといった派生的な効果も十分期待
できる。
【0014】以上の理由から、今日、液晶駆動回路を設
計するに当たり、使用するFET数をいかに少なくする
かが重要な課題の1つになっている。これを実現するた
めに、例えばデコーダ回路やレベルシフト回路等、1つ
の回路を如何に少ないFETで構成するか、あるいは、
1つの回路に如何に多くの機能を盛り込むかが決め手と
なる。このような観点から図7に示すレベルシフト回路
40と図8に示すデコーダ回路を見た場合、レベルシフ
ト回路40は単に入力されたディジタル信号をレベルシ
フトするという機能を有しておらず、また、図8に示す
デコーダ回路を用いて階調制御を行う場合、膨大なFE
Tが必要になってくるといえる。
【0015】例えば、図8に示すデコーダ回路の場合、
インバータを2個のFETで構成し、6入力のNAND
ゲートを12個のFETで構成し、レベルシフト回路を
6個のFETで構成したとすると、全FETの数は合計
で、2(インバータ)×6+12(NANDゲート)×
64+6(レベルシフト回路)×6=816個にもな
る。
【0016】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、より少ないFET数で構成された複数
機能を有するレベルシフト回路と、該レベルシフト回路
を用いたデコード回路を提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1レベルのデジタル信号が印加される複数の入力
端子と、前記入力端子へ印加されたデジタル信号の論理
積をとるアンド回路と、前記アンド回路の出力に対応す
る信号であって、前記第1レベルより高い第2レベルの
信号を形成し、出力端子へ出力するレベル変換回路と、
前記出力端子を強制的に電源の一方の電位に接続するス
イッチ手段と、前記スイッチ手段をオン・オフ制御する
信号が印加されるセット端子とを具備してなるレベルシ
フト回路である。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
レベルシフト回路において、前記アンド回路は直列に接
続された複数の電界効果トランジスタから構成され、各
電界効果トランジスタのゲートが各々前記複数の入力端
子に接続されていることを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の発明は、複数の請求項1
に記載のレベルシフト回路と、該レベルシフト回路の入
力端子数と同じビット数のディジタルデータが入力され
る複数の信号入力線と、該ディジタルデータの各ビット
の論理をそれぞれ反転する複数の論理反転手段とを具備
してなり、前記各レベルシフト回路の各入力端子は、前
記ディジタルデータが各レベルシフト回路毎に予め指定
されている値になった時、該各レベルシフト回路内のア
ンド回路による論理積の結果がそれぞれ真となるよう、
適宜前記信号入力線または論理反転手段と接続されてい
ることを特徴とするデコーダ回路である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1において、1は本実
施形態におけるレベルシフト回路である。このレベルシ
フト回路1において、2,3はPchFETであり、ゲ
ートGに「0」が供給されるとONとなり、「1」(H)
が供給されるとOFFになる。また、PchFET2,
3のソースSにはそれぞれ電圧VDDH が印加されてお
り、PchFET2のゲートGは、PchFET3のド
レインDに、PchFET3のゲートGは、PchFE
T2のドレインDにそれぞれ接続されている。
【0021】4はNchFETであり、ゲートGに
「1」(H) が供給されるとONとなり、「0」が供給さ
れるとOFFになる。また、NchFET4のソースS
は接地され、ドレインDはPchFET2のドレインD
と、ゲートGはPchFET3のドレインDとそれぞれ
接続されている。
【0022】5〜12は、それぞれゲートGに「1」
(L) が供給されるとONになり、「1」(L) が供給され
るとOFFになるNチャネルのFETである。NchF
ET5のソースSは接地され、ドレインDはPchFE
T3のドレインDと接続されている。また、ゲートGに
は、レベルシフト回路1の出力端子OUTの電圧を強制
的に接地電位にするためのセット信号SSET が供給され
るセット端子SETに接続されている。
【0023】NchFET6のドレインDは、PchF
ET2のドレインDと接続され、ゲートGは、上記セッ
ト信号SSET の論理を反転させた非セット信号*SSET
が供給される非セット端子*SETに接続されている。
また、NchFET7〜12は、それぞれソースSが隣
合ったNchFETのドレインDと接続され、一列に接
続されている。そして、NchFET7のドレインDは
NchFET6のソースSに、NchFET12のソー
スSは接地されている。さらに、NchFET7〜12
のゲートGには、6ビットのディジタルデータD0〜D5
が供給されるデータ入力端子IN1〜IN6に各々接続
されている。
【0024】次に上述したレベルシフト回路1の動作に
ついて説明する。まず、セット端子SETに「1」(L)
が供給された場合、NchFET5はONとなり、Pc
hFET2のゲートGに「0」が供給され、これにより
PchFET2はONになる。また、この時、非セット
端子*SETには「0」が供給されているので、Nch
FET6はOFFになり、このためPchFET3のゲ
ートGおよびNchFET4のゲートGには、PchF
ET2を介してそれぞれ「1」(H) が供給される。
【0025】これにより、PchFET3はOFF、N
chFET4はONになるので、レベルシフト回路1の
出力端子OUTからは「0」が出力される。ここで、前
述したように、NchFET6はOFFになっているた
め、NchFET7〜12のON/OFF状態に関係な
く、出力端子OUTからは「0」が出力される。このよ
うに、セット端子SETに「1」(L) 、非セット端子*
SETに「0」が入力された場合、ディジタルデータD
0〜D5に関係なく、出力端子OUTからは「0」が出力
される。
【0026】次に、セット端子SETに「0」が供給さ
れた場合、非セット端子*SETには「1」(L) が供給
されるので、NchFET5はOFFになり、NchF
ET6はONになる。この時、ディジタルデータD0〜
D5が全て「1」(L) である場合、NchFET7〜1
2が全てONになり、PchFET3のゲートおよびN
chFET4のゲートGには、それぞれ「0」が供給さ
れる。
【0027】これにより、PchFET3はON、Nc
hFET4はOFFになり、また、NchFET5がO
FFになっているので、PchFET2のゲートGに
「1」(H) が供給されてOFFとなると共に、レベルシ
フト回路1の出力端子OUTから「1」(H) が出力され
る。すなわち、セット端子SETに「0」、非セット端
子*SETに「1」(L) が供給され、ディジタルデータ
D0〜D5が全て「1」(L) である場合、レベルシフト回
路1の出力端子OUTからは「1」(H) が出力される。
【0028】このように、レベルシフト回路1は、セッ
ト端子SETに「1」(L) 、非セット端子*SETに
「0」が供給された場合、ディジタルデータD0〜D5に
関係なく出力端子OUTからは「0」が出力されるの
で、いわば、セット機能を有しているといえる。また、
セット端子SETに「0」、非セット端子*SETに
「1」が入力された場合、ディジタルデータD0〜D5が
全て「1」(L) であった時のみ出力端子OUTから
「1」(H) が出力されるので、AND機能を有している
といえる。
【0029】次に、図2を参照し、上述したレベルシフ
ト回路1を64個用い、6ビット−64出力のデコーダ
回路を構成した場合について説明する。この図におい
て、13−1 〜13−6 はインバータであり、6ビット
のディジタルデータD0〜D5の論理を反転して出力す
る。ここで、インバータ13−1 〜13−6 によって論
理を反転されたディジタルデータD0〜D5を、反転ディ
ジタルデータ*D0〜*D5と言うことにする。
【0030】また、ディジタルデータD0 〜D5 の供給
線および反転ディジタルデータ*D0 〜*D5 の供給線
と各レベルシフト回路1のデータ入力端子IN1〜IN
6との接続関係は、図8におけるレベルシフト回路50
−1 〜50−6 の各出力端子と64個のNANDゲート
の各入力端子との接続関係と全く同一になっている。す
なわち、各レベルシフト回路は、デコードすべきディジ
タルデータが入力された時、データ入力端子IN1〜I
N6の全てに「1」(L) が入力されるように、ディジタ
ルデータD0〜D5の各供給線または反転ディジタルデー
タ*D0〜*D5の各供給線と接続されている。
【0031】例えば、レベルシフト回路1−64(OUT
64を出力するレベルシフト回路)は10進数で63を
デコードするレベルシフト回路であるが、ディジタルデ
ータD0〜D5がそのまま入力されており、10進数で6
3、すなわちディジタルデータD0〜D5が「11111
1」の時、セット端子SETに「0」、非セット端子*
SETに「1」(L) が入力されていれば、レベルシフト
回路1−64の入力が全て「1」(L) となって「0」を出
力する。またこの時、他のレベルシフト回路1−1 〜1
−63からは「1」(H) が出力される。
【0032】このように、レベルシフト回路1−1 〜1
−64は、それぞれがデコードする数に応じてディジタル
データD0 〜D5 の各供給線または反転ディジタルデー
タ*D0 〜*D5 の各供給線と接続されている。これに
より、図8に示す駆動回路と同様、図2に示す回路にお
いても6ビットのディジタルデータをデコードすること
ができる。また、セット端子SETに「1」(L) 、非セ
ット端子*SETに「0」が入力された場合、全レベル
シフト回路の出力が「0」となり、図2の6ビット−6
4出力デコーダをディスエーブル状態にすることができ
る。
【0033】そして、図2の6ビット−64出力のデコ
ーダ回路を構成するFETの合計数は、1個のインバー
タを2つのFETで構成する場合、2(インバータ)×
6+11(レベルシフト回路1)×64=716個とな
る。したがって、図8に示した6ビット−64出力のデ
コーダ回路を構成するFET数、816個に比べ、10
0個のFETが削減されることになる。
【0034】[応用形態]次に、図1に示すレベルシフ
ト回路の応用形態について図3を参照して説明する。図
3に示すレベルシフト回路20おいて、図1に示すレベ
ルシフト回路1の各部と対応する部分については同一の
符号を付し、その説明を省略する。この図に示すレベル
シフト回路が図1のものと異なる点は、以下の通りであ
る。
【0035】21はNchFETであり、そのゲートは
図1のレベルシフト回路における出力端子OUTと接続
されている。また、22はPchFETであり、そのゲ
ートはPchFET2とNchFET6の接続点(図3
中、ア点)に接続されている。また、NchFET21
とPchFET22のソース、および、ドレインは互い
に接続され、各FETのドレインには外部から電圧Vi
が印加される。また、各FETのソースはレベルシフト
回路20の出力端子OUTに接続されている。
【0036】上述したレベルシフト回路20において
は、セット端子SETに「0」、非セット端子*SET
に「1」(L) 、かつ、ディジタルデータD0 〜D5 の全
てに「1」(L) が入力された時、NchFET21とP
chFET22が共にONになり、外部から入力される
電圧Vi を出力端子OUTから出力する。また、それ以
外の時は、NchFET21とPchFET22が共に
OFFになり、出力端子OUTはハイインピーダンス状
態になる。
【0037】次に、上述したレベルシフト回路を用いた
64階調制御を行う液晶ディスプレイの駆動回路を図4
に示す。この図において、レベルシフト回路20−1 〜
20−64は、図3に示すレベルシフト回路20と同一の
回路であり、図示は省略しているが、合計64個が用い
られている。また、各レベルシフト回路の入力端子IN
には、各々の電圧値が異なっている電圧V1 〜V64が外
部から入力されいる。この電圧V1 〜V64の各電圧値
は、電圧V1 を接地電位としてV1<V2<…<V64とい
う関係になっている。
【0038】また、レベルシフト回路20−1 〜20−
64の各データ入力端子IN1〜IN6には、各自におい
てデコードすべき値のディジタルデータが入力されたと
きデータ入力端子IN1〜IN6に「1」(L) が入力さ
れるよう、適宜、ディジタルデータD0〜D5の供給線お
よび反転ディジタルデータ*D0〜*D5の供給線と接続
されている。
【0039】図4においては、入力されたディジタルデ
ータが0の時(すなわち、ディジタルデータD0 〜D5
が「000000」の時)、レベルシフト回路20−1
のデータ入力端子IN1〜IN6のすべてに「1」(L)
が入力されるように各データ供給線と接続されており、
以後、ディジタルデータの値が増す毎に、順次レベルシ
フト回路20−2 ,20−3 ,……,20−64のデータ
入力端子IN1〜IN6のすべてに「1」(L) が入力さ
れるように各データ供給線と適宜接続されている。
【0040】さらに、レベルシフト回路20−1 〜20
−64のセット端子SETと非セット端子*SETには、
各々セット信号SSET と、インバータ14を介して非セ
ット信号*SSET とが入力されている。また、レベルシ
フト回路20−1 〜20−64の各出力端子OUTは、ス
イッチ回路30(後述する)の出力端子OUTと一点で
接続され、最終的には図示せぬ液晶セルに出力される。
【0041】次にスイッチ回路30について説明する。
スイッチ回路30は入力端子IN,セット端子SET,
非セット端子*SET,出力端子OUTを有し、セット
端子SETに「1」(L) が、また、非セット端子*SE
Tに「0」が入力された時、入力端子INに入力されて
いる電圧V32(レベルシフト回路20−32の入力端子I
Nに入力されている電圧V32と同電圧)を出力端子OU
Tから出力する。また、各端子に上記以外の信号が入力
された場合は、出力端子OUTがハイインピーダンス状
態となる。
【0042】図5にスイッチ回路30の回路構成を示
す。この図からもわかるように、スイッチ回路30は図
3に示すレベルシフト回路20を変形したものである。
すなわち、スイッチ回路30は、図3のレベルシフト回
路20のNchFET6(図5のNchFET33に相
当)に接続されたていたNchFET7〜12を取り除
いて接地したものである。
【0043】したがってスイッチ回路30は、セット端
子SETに「1」(L) 、かつ、非セット端子*SETに
「0」が入力された時に、入力端子INに入力された電
圧V32を出力端子OUTから出力する。また、セット端
子SETに「0」、かつ、非セット端子*SETに
「1」(L) が入力された時は、PchFET36とNc
hFET37が共にOFFになって、出力端子OUTは
ハイインピーダンス状態になる。
【0044】また、図4において、スイッチ回路30の
セット端子SETおよび非セット端子*SETには、レ
ベルシフト回路20−1 〜20−64の場合とは逆に、セ
ット端子SETに非セット信号*SSET が、非セット端
子*SETにセット信号SSET が入力されている。
【0045】次に、上述した液晶駆動回路の動作につい
て図6を参照して説明する。まず、セット信号SSET が
時刻t0 において「1」(L) (非セット信号*SSET は
「0」)になると、レベルシフト回路20−1 〜20−
64の出力端子OUTはすべてハイインピーダンス状態に
なる。この時、スイッチ回路30のセット端子SETに
「0」、非セット端子*SETに「1」(L) が入力され
るので、出力端子OUTからは電圧V32が出力される。
したがって、液晶セルに印加される電圧は、セット信号
SSET が「1」(L) である間、図6のセット信号SSET
が入力される直前まで印加されていた電圧から電圧V32
に変化していく(図6、軌跡A)。
【0046】次に時刻t1 においてセット信号SSET が
「0」になると、スイッチ回路30の出力端子OUTは
ハイインピーダンス状態になり、一方、レベルシフト回
路20−1 〜20−64は、入力されたディジタルデータ
D0 〜D5 に従って、いずれか1つのレベルシフト回路
からその入力端子INに入力されている電圧を出力す
る。また、電圧を出力するレベルシフト回路以外のレベ
ルシフト回路の出力端子OUTはハイインピーダンス状
態になっている。
【0047】すなわち、例えばディジタルデータD0 〜
D5 が「000000」(10進数で0)であれば、レ
ベルシフト回路20−1 から電圧V1 が出力され、液晶
セルに印加される電圧は図6に示す軌跡Bのように変化
する。あるいは、ディジタルデータD0 〜D5 が「11
1111」(10進数で63)であれば、レベルシフト
回路20−64から電圧V64が出力され、液晶セルに印加
される電圧は図6に示す軌跡Cのように変化する。
【0048】このように、図4に示す駆動回路において
は、実際の表示タイミング(図6において時刻t1 )に
先立って、液晶セルに印加し得る電圧範囲のうち、中間
電位の電圧を液晶セルに印加しておき、表示タイミング
において液晶セルに所望の電圧の印加を開始する。した
がって、表示タイミングから所望の電圧に到達するまで
時間が短縮され、表示速度が向上する。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、入力段にアンド回路
が設けられており、入力信号の論理積の結果をレベルシ
フトして出力し、また、セット端子に入力される信号に
従って、スイッチ手段が出力端子を強制的に電源の一方
の電位に接続するので、1つのレベルシフト回路に複数
の機能を持たせることができ、例えば、該レベルシフト
を用いてデコーダ回路を構成する場合、該デコーダ回路
を構成するFETの数を大幅に減少させることができ
る。このため、液晶ディスプレイの駆動回路のLSI化
する際、チップサイズを著しく縮小することができ、ま
た、製造が容易になり、歩留まりを向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるレベルシフト回路
の構成を示す接続図である。
【図2】 同レベルシフト回路を用いて6ビット−64
出力デコーダを構成した場合の接続図である。
【図3】 同レベルシフト回路の構成の変形例を示す接
続図である。
【図4】 同変形例におけるレベルシフト回路を用いた
液晶表示器の駆動回路の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図5】 同液晶表示器の駆動回路に用いられるスイッ
チ回路の構成を示す接続図である。
【図6】 同液晶表示器の駆動回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図7】 従来のレベルシフト回路の構成を示す接続図
である。
【図8】 従来のレベルシフト回路を用いて6ビット−
64出力デコーダを構成した場合の接続図である。
【符号の説明】
1,20……レベルシフト回路、2,3,22……Pc
hFET、4〜12,21……NchFET、13−1
〜13−6 ……インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高久 徳太郎 神奈川県川崎市幸区堀川町580番の15 株 式会社東芝半導体システム技術センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レベルのデジタル信号が印加される
    複数の入力端子と、 前記入力端子へ印加されたデジタル信号の論理積をとる
    アンド回路と、 前記アンド回路の出力に対応する信号であって、前記第
    1レベルより高い第2レベルの信号を形成し、出力端子
    へ出力するレベル変換回路と、 前記出力端子を強制的に電源の一方の電位に接続するス
    イッチ手段と、 前記スイッチ手段をオン・オフ制御する信号が印加され
    るセット端子とを具備してなるレベルシフト回路。
  2. 【請求項2】 前記アンド回路は直列に接続された複数
    の電界効果トランジスタから構成され、各電界効果トラ
    ンジスタのゲートが各々前記複数の入力端子に接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回
    路。
  3. 【請求項3】 複数の請求項1に記載のレベルシフト回
    路と、 該レベルシフト回路の入力端子数と同じビット数のディ
    ジタルデータが入力される複数の信号入力線と、 該ディジタルデータの各ビットの論理をそれぞれ反転す
    る複数の論理反転手段とを具備してなり、 前記各レベルシフト回路の各入力端子は、前記ディジタ
    ルデータが各レベルシフト回路毎に予め指定されている
    値になった時、該各レベルシフト回路内のアンド回路に
    よる論理積の結果がそれぞれ真となるよう、適宜前記信
    号入力線または論理反転手段と接続されていることを特
    徴とするデコーダ回路。
JP8294179A 1996-04-30 1996-11-06 レベルシフト回路および該レベルシフト回路を用いたデコーダ回路 Pending JPH1022813A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041279A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Samsung Electronics Co Ltd レベルシフタを備える半導体装置、ディスプレイ装置及びその動作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041279A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Samsung Electronics Co Ltd レベルシフタを備える半導体装置、ディスプレイ装置及びその動作方法

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