JPH10227358A - シフトヨーク - Google Patents

シフトヨーク

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JPH10227358A
JPH10227358A JP10013966A JP1396698A JPH10227358A JP H10227358 A JPH10227358 A JP H10227358A JP 10013966 A JP10013966 A JP 10013966A JP 1396698 A JP1396698 A JP 1396698A JP H10227358 A JPH10227358 A JP H10227358A
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shift yoke
clutch member
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shift
contact pad
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JP10013966A
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John C Bierlein
カール ビアレイン ジョン
Alan R Davis
リチャード デービス アラン
Marcel Amsallen
アムサレーン マーセル
Mark L Lanting
ローリング ランチング マーク
Douglas C Gooch
クレーグ グッチ ダグラス
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Eaton Corp
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Eaton Corp
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    • F16D13/58—Details
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ部材を軸方向に移動させるためのシ
フトヨークにおいて、クラッチ部材の接触表面との潤滑
を改善して摩耗を最小限にする。 【解決手段】 シフトヨーク10に、相対回転するクラッ
チ部材の接触表面と軸方向に係合する接触パッド18，20
を形成する。クラッチ部材の回転方向において、接触パ
ッド18，20の上流側に、それぞれ入口傾斜面34，36を形
成する。入口傾斜面34，36から潤滑剤を導入して、接触
パッド18，20とクラッチ部材の接触表面との間に供給す
ることにより、これらの間に潤滑剤の被膜を確保して摩
耗を最小限にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトフォークと
も呼ばれ、軸方向に結合および離脱されるクラッチ部材
を軸方向に選択的に位置決めするためのシフトヨークに
関する。特に、本発明は、クラッチ部材に隣接する相対
回転表面と係合するシフトヨーク表面すなわち接触パッ
ドの潤滑を改善する構造的な特徴に関する。
【０００２】
【従来の技術】軸方向に結合および離脱される同期およ
び非同期両形式のクラッチを利用する変速機および駆動
車軸等の車両用ドライブトレーン要素は、米国特許第4,
315,698 号、第4,754,665 号、第5,390,561 号および第
4,597,312 号に参照されるように、従来技術において公
知であり、これらの特許の開示内容は参考として本説明
に含まれる。通常、係脱可能なクラッチ部材の軸方向の
位置決めを制御するためのシフトフォークすなわちシフ
トヨークを含むシフト機構も、米国特許第4,353,449
号、第4,531,623 号、第4,920,815 号、第5,000,060 号
および第5,201,237号に参照されるように、従来技術に
おいて公知であり、これらの特許の開示内容は参考とし
て本説明に含まれる。
【０００３】米国特許第5,201,237 号に参照されるよう
に、摩耗を最小限にするため、縦摩耗表面に、予想され
るシフトヨークの撓みとほぼ等しい角度だけバックテー
パをつけることが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】シフトフォークによっ
てシフトされるクラッチを使用する車両用ドライブトレ
ーン要素は、幅広く使用されて大きな成功を収めている
が、特に、より過酷な用途において、シフトフォークの
摩耗という点で改善の余地がある。
【０００５】したがって、本発明は、新規で改良された
シフトヨークを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、接触パ
ッドの接触表面の潤滑を改善した改良シフトヨークを提
供することによって、従来技術の欠点が最小化または解
消される。上記のことは、接触パッドへの周囲の入口に
比較的浅い入口傾斜面を設けることによって達成され
る。好ましくは、横断溝がヨークの弧状の開口の頂部に
設けられて、下流のパッドへの潤滑剤の入口を形成し、
そこへ潤滑剤が出入りできるようにする。様々な収集リ
ブおよび類似物も、下流の接触パッドの入口傾斜面への
潤滑剤の供給の改善に利用される。好ましくは、入口傾
斜面は、比較的浅く、かつ、ほぼ弧状で、潤滑剤が接触
領域に取り入れられる傾向を改善して、接触パッド表面
と関連するクラッチ部材の接触表面との間の潤滑剤の被
膜を維持するようになっている。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明のこの目的および他の目的
並びに利点は、添付図面に関連する好適な実施形態の以
下の読むことによって明らかとなる。
【０００８】以下の好適な実施形態の説明において、特
定の用語は、便宜上使用されているだけで、限定を意図
するものではない。「上方」、「下方」、「右方」およ
び「左方」という用語は、図面上で参照される方向を示
している。「前方」および「後方」という用語は、それ
ぞれ、通常どおり車両に取付けられたドライブトレーン
コンポーネントの前端側および後端側を指しており、様
々なドライブトレーンコンポーネントでは、左側および
右側となっている。「時計方向」および「および「反時
計方向」という用語は、車両の前方から見た場合の回転
方向を指している。前記用語は、明確に言及された用
語、その派生語および類義語を含む。
【０００９】従来技術において公知であり、図面に参照
されるように、一般に、シフトフォークすなわちシフト
ヨーク10は、軸方向に結合および離脱可能なクラッチ部
材12を軸方向に位置決めするために利用される。典型的
に、このシフトフォークは、クラッチ部材に形成された
一対の対向接触表面と軸方向に係合するための一対の反
対向きの接触表面14，16を形成する。典型的に、このク
ラッチ部材は、シフトフォークのこれらの脚部を受ける
径方向内側へ延びる周方向の溝またはスロットを備えて
いる。
【００１０】図示された特定の実施形態では、シフトフ
ォーク10の接触表面14は、クラッチ部材12に形成された
接触表面22と係合するため一対の接触パッド18および20
を形成しており、クラッチ部材12は、矢印24によって示
される方向にシフトフォークすなわちシフトヨーク10と
相対回転する。ここに示される実施形態は、シフトヨー
ク10の各接触表面上の一対の接触パッドを利用している
が、本発明は、単一の接触パッド、もしくは、３つまた
はそれ以上の接触パッドを利用するシフトヨークにも適
用できることが理解される。
【００１１】図示の目的で誇張された拡大概略図である
図３および図４に最もよく参照されるように、接触パッ
ド18および20には、クラッチ12のほぼ平坦な接触表面22
に対して、符号26で示される約0.5 〜2.5 °に等しい角
度だけバックテーパが施されており、この角度は、図４
に示されるように、クラッチ部材を抵抗力に抗して右方
へ移動させたときに予想されるシフトレバーアーム28の
撓み角度とほぼ等しくなっている。前述の米国特許第5,
201,237 号に記載されるように、このバックテーパは、
シフトフォーク10がクラッチ12を抵抗力に抗して移動さ
せたとき、接触パッド18と接触表面22とをほぼ面対面接
触状態として、個々の接触表面の摩耗を最小限にする。
【００１２】シフトフォーク10に対して矢印24で示す方
向に回転するクラッチ部材12を考慮して、接触パッド18
は上流側の接触パッドであると考えられるのに対して、
接触パッド20は下流側の接触パッドであると考えられ
る。シフトフォーク10のアーム28は、シフトレール、
（前述の米国特許第4,920,815 号に示されるような）単
一シフト軸または流体アクチュエータピストンのような
ものに連結するためのハブ部材30を支持している。
【００１３】公知であるように、図示された形式のクラ
ッチおよびシフトヨークは、潤滑油を様々な軸受、軸、
ギヤ等に、跳ねかけ、注ぎ、および／または、噴霧する
潤滑剤溜めおよび／または強制潤滑システムを備えた車
両用ドライブトレーン機構と典型的に関連している。
【００１４】シフトヨーク10の接触パッドとクラッチ12
の摩耗表面22との間の摩耗を最小限にするためには、こ
れらの間の空間32に潤滑剤の被膜を維持することが重要
である。このことを達成するため、本発明のシフトヨー
クは、クラッチ部材12の回転方向に対して、それぞれ接
触パッド18および20の上流側に配置された入口傾斜面34
および36を含んでいる。
【００１５】好ましくは、入口傾斜面34および36は、ほ
ぼ弧状の形で軸方向において接触表面22に対向するほぼ
凸状の表面を形成し、図４に最もよく参照されるよう
に、接触パッド18と接触表面22との間の空間32への比較
的浅い潤滑剤入口を形成しており、その空間へ潤滑剤を
注いで接触表面間に潤滑剤の被膜を維持するようになっ
ている。比較的浅い弧34は、接触表面に潤滑剤を給送す
る比較的浅い入口36を生じる。シフトヨーク10の非変形
状態では、弧状傾斜34の両端を結ぶ線は、接触表面22に
対して約0.5 〜2.0 °のバックテーパ角38を形成する。
【００１６】下流の接触パッド20のために入口傾斜面36
への潤滑剤の流れを改善するため、横断切欠40（潤滑剤
通路）が設けられて、下流接触パッド20への潤滑剤の流
れを促進し、および／または、潤滑剤収集リブ42，44お
よび潤滑剤滴下部材46も設けられて下流接触パッド20の
入口傾斜面36への潤滑剤の流れを改善している。
【００１７】これにより、シフトヨークの接触表面と結
合されたクラッチ部材の接触表面との間の潤滑剤の流れ
を改善して、これらの摩耗を最小限にする新規で改良さ
れたシフトヨークが提供されたことがわかる。
【００１８】本発明の好適な実施形態について説明して
きたが、請求項に記載された本発明の技術的思想および
範囲から逸脱することなく、多くの構造上の修正および
改造が可能であることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシフトヨークの前面図である。
【図２】図１のシフトヨークの側面の縦断面図である。
【図３】離脱状態にある本発明のシフトヨークおよびク
ラッチ部材の係合部を拡大して示す概略図である。
【図４】係合状態にある本発明のシフトヨークおよびク
ラッチ部材の係合部を拡大して示す概略図である。
【符号の説明】
10 シフトヨーク 12 クラッチ部材 18 接触パッド 22 接触表面 34 入口傾斜面 40 横断切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Ｅａｔｏｎ Ｃｅｎｔｅｒ，Ｃｌｅｖｅｌ ａｎｄ，Ｏｈｉｏ 44114，Ｕ．Ｓ．Ａ. (72)発明者 アラン リチャード デービス アメリカ合衆国，ミシガン 49080−9541, プレーンウェル，マーシュ ロード 649 (72)発明者 マーセル アムサレーン アメリカ合衆国，ミシガン 49009−9613, カラマズー，ヘリテージ ドライブ 8246 (72)発明者 マーク ローリング ランチング アメリカ合衆国，ミシガン 49024−4138, ポーテージ，ウッドランド ドライブ 1804 (72)発明者 ダグラス クレーグ グッチ アメリカ合衆国，ミシガン 49083−9608, リッチランド，ノース ヨークビル レー ン 8086

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 所与の方向に相対回転するクラッチ部材
    に形成された接触表面と軸方向に接触する接触パッドを
    形成するシフトヨークであって、 前記クラッチ部材が前記シフトヨークに対して回転する
    前記接触パッドの端部に入口傾斜面(34)が連なり、該入
    口傾斜面は、前記クラッチ部材が前記シフトヨークに対
    して回転する方向において、前記接触表面から離れるよ
    うに漸進的に軸方向に傾斜していることを特徴とするシ
    フトヨーク。
  2. 【請求項２】 前記接触パッドは、前記クラッチ部材が
    前記シフトヨークに対して回転する方向に向かって、前
    記接触表面から軸方向に離れるように漸進的に傾斜して
    いることを特徴とする請求項１に記載のシフトヨーク。
  3. 【請求項３】 前記入口傾斜面は、ほぼ弧状で、軸方向
    において前記接触表面に対向するほぼ凸状の表面を形成
    していることを特徴とする請求項１に記載のシフトヨー
    ク。
  4. 【請求項４】 前記入口傾斜面は、ほぼ弧状で、軸方向
    において前記接触表面に対向するほぼ凸状の表面を形成
    していることを特徴とする請求項２に記載のシフトヨー
    ク。
  5. 【請求項５】 複数の接触パッドが形成され、前記クラ
    ッチ部材が前記シフトヨークに対して回転する前記接触
    パッドの端部に、それぞれ入口傾斜面が連なるように設
    けられていることを特徴とする請求項１に記載のシフト
    ヨーク。
  6. 【請求項６】 下流の接触パッドに連なる入口傾斜面に
    は、外部の潤滑剤を受けるための潤滑剤通路が設けられ
    ていることを特徴とする請求項５に記載のシフトヨー
    ク。
JP10013966A 1997-01-27 1998-01-27 シフトヨーク Withdrawn JPH10227358A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US789115 1997-01-27
US08/789,115 US5842380A (en) 1997-01-27 1997-01-27 Shift yoke

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10227358A true JPH10227358A (ja) 1998-08-25

Family

ID=25146638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10013966A Withdrawn JPH10227358A (ja) 1997-01-27 1998-01-27 シフトヨーク

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US (1) US5842380A (ja)
EP (1) EP0855541B1 (ja)
JP (1) JPH10227358A (ja)
KR (1) KR100375492B1 (ja)
CN (1) CN1144963C (ja)
DE (1) DE69809809T2 (ja)
ES (1) ES2186967T3 (ja)
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