JPH10227151A - 免震装置及びその製造方法 - Google Patents

免震装置及びその製造方法

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JPH10227151A
JPH10227151A JP3343997A JP3343997A JPH10227151A JP H10227151 A JPH10227151 A JP H10227151A JP 3343997 A JP3343997 A JP 3343997A JP 3343997 A JP3343997 A JP 3343997A JP H10227151 A JPH10227151 A JP H10227151A
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JP
Japan
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plates
plate
isolation device
seismic isolation
rubber plate
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JP3343997A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mori
啓 森
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Kurashiki Kako Co Ltd
Original Assignee
Kurashiki Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積層構造型の免震装置のコスト低減と耐蝕性の
向上とを図る。 【解決手段】円板状の中間板2及びフランジ板3の表面
にカチオン型電着塗装によりエポキシ樹脂系塗膜を形成
する一方、ゴム板4を円板状に加硫成形する。水平に配
置したフランジ板の上からゴム板を重ね合わせてウレタ
ン系接着剤により接着複合する。これを繰り返して3枚
の中間板と4枚のゴム板とを上下方向に互いに交互に積
層し、最後にフランジ板を貼り合わせて免震装置を構成
する。中間板及びフランジ板の互いに対向する対向面
に、摩擦抵抗部22a,32aを形成し、中間板及びフ
ランジ板が相互に水平方向に所定量以上変位したとき
に、この相対変位に伴うゴム板の上下方向への縮み変形
により、相対向する摩擦抵抗部が互いに接触して摺動摩
擦抵抗力を発生するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に交互に
積層された複数の金属板と加硫されたゴム板とを備え、
例えば、建築構造物等の被支持側と地盤等の支持側との
間に配設されてそれらの間の相対振動を吸収するために
用いられる積層構造型の免震装置及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の免震装置として、複
数の鋼板と複数のゴム板とを上下方向に交互に積層した
構造とすることにより、上下方向の耐荷重性と水平方向
の振動吸収性とを両立させるようにしたものが知られて
いる(例えば、実公平2−34368号公報又は特開昭
62−261437号公報参照)。このような積層構造
型の免震装置の製造においては、まず、鋼板と未加硫の
ゴム板とを交互に積層し、これを一体として大型のプレ
ス成形機により加圧して加硫同時接着により一体複合さ
せ、その後、防錆のために金属板の表面に低温焼付塗装
を施すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
免震装置の製造方法においては、積層された鋼板と未加
硫のゴム板とを一体に収容可能な大型の金型が必要にな
り、しかも、これらを同時に加圧するために大型かつ比
較的高圧力のプレス成形機が必要になるため、設備コス
トの上昇を招くという不都合がある。また、鋼板とゴム
板との積層部の内部にダンピング部材として鉛棒等を埋
込むことが困難であるため設計の自由度が低くならざる
を得ないという不都合がある。さらに、鋼板とゴム板と
を接着複合した後にその鋼板の表面に防錆のための塗装
を施すようにしているため、塗装時の高温によるゴムの
劣化防止のためにはこの塗装を低温焼付塗装とせざるを
得ず、このため、高温焼付塗装と比較して耐蝕性が低く
なってしまうという不都合がある。しかも、鋼板におけ
るゴム板との接着界面には塗装面が形成されていないた
め、この接着界面が腐食しやすくなってしまい、この結
果、上記ゴム板の剥離が生じやすいという不都合もあ
る。
【0004】加えて、近年、上記のような免震装置を例
えば一戸建て住宅等に適用したいという要望があるとこ
ろ、上記従来の免震装置はビルディング等の大重量の建
築構造物に適するよう大型でかつ比較的剛性が高く設計
されているため、これを上記一戸建て住宅等の比較的軽
量の建築構造物に適用するためには小型化してかつ相対
的に剛性を低下させる必要があり、結果として、上記住
宅等の横揺れが過大になり易いという不都合がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、免震装置のコ
スト低減を図るとともに、その耐蝕性の向上を図ること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、上下方向に交互に積層され
た複数の金属板と加硫されたゴム板とを備え、被支持側
と支持側との間に配設されてそれらの間の相対振動を吸
収する免震装置を前提とする。このものにおいて、上記
金属板の表面に高温焼付けによる熱硬化性の樹脂塗膜を
形成し、その金属板の塗膜面と上記ゴム板の加硫ゴム面
とをエポキシ系又はウレタン系接着剤により接着複合し
た構成とするものである。
【0007】上記の構成の場合、複数の金属板とゴム板
とは、互いに、エポキシ系又はウレタン系接着剤により
接着複合されているため、製造時にこれらの金属板及び
ゴム板を一体に加硫同時接着する必要がなくなり、この
ための金型や大型のプレス成形機が不要になる。従っ
て、設備コストを削減することが可能になり、これによ
り、製造コストの低減化が図られる。また、上記金属板
及びゴム板を一体に加硫同時接着する必要がないため、
これらの複数の金属板とゴム板とに予め孔部を形成して
おけば、それらを積層する際にその孔部に鉛棒等を挿入
することが可能になり、これにより、設計の自由度の向
上が図られる。さらに、上記金属板の表面に高温焼付け
による樹脂塗膜が形成されているため、従来の低温焼付
塗装に比較して耐蝕性の向上を図ることが可能になる
上、従来と異なり金属板におけるゴム板との接着界面に
も塗膜が形成されているため、この接着界面の腐食によ
るゴム板の剥離を防止することが可能になる。
【0008】なお、上記高温焼付けによる熱硬化性の樹
脂塗膜としては、粉末塗装用のポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、エポキシ樹脂等の塗膜や、アニオン型電着塗
装によるポリブタジエン樹脂、ポリエステル樹脂等の塗
膜、さらに、カチオン型電着塗装によるエポキシ樹脂系
塗膜等を用いればよい。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における金属板の表面に、カチオン型電着塗装による
樹脂塗膜を形成し、かつ、その金属板とゴム板とをウレ
タン系接着剤により接着複合した構成とするものであ
る。
【0010】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
おける金属板の表面に形成された樹脂塗膜が、カチオン
型電着塗装による樹脂塗膜に特定され、これにより、免
震装置の耐蝕性が確実に向上する。加えて、その金属板
とゴム板とをウレタン系接着剤により接着複合すること
により、これらの金属板とゴム板とを強力に複合してそ
の剥離を確実に防止することが可能になる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明における複数の金属板の互いに上下方向に対向する対
向面に、それらの金属板が相互に水平方向に所定量以上
変位したときに、この相対変位に伴うゴム板の上下方向
への縮み変形により互いに接触して摺動摩擦抵抗力を発
生する摩擦抵抗部を設ける構成とするものである。
【0012】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
よる作用に加えて、被支持側と支持側との間の水平方向
の相対変位量が増大して複数の金属板の相互の相対変位
量が所定量以上になると、それらの金属板に挟まれたゴ
ム板の左右の剪断変形に伴う上下方向の縮み変形によ
り、各金属板の対向面に設けられた摩擦抵抗部が互いに
対向する摩擦抵抗部と接触して摺動摩擦抵抗力を発生す
ることになる。そして、この摺動摩擦抵抗力により上記
金属板の相互の水平方向の変位が規制されるため、上記
被支持側と支持側との間の水平方向の過大な相対変位を
抑制することが可能になり、これにより、免震装置の破
損防止と、被支持側の横揺れに対する安定性の向上とが
図られる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明における上下方向に隣合う2枚の金属板の内の少なく
とも一側に、その2枚の金属板が相互に水平方向に所定
量以上変位したときに、上記一側とは反対側の他側の金
属板と係合してそれらの2枚の金属板のそれ以上の相対
変位を阻止する係合部を設ける構成とするものである。
【0014】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
よる作用に加えて、被支持側と支持側との間の水平方向
の相対変位量が増大して上下方向に隣合う2枚の金属板
の相互の相対変位量が所定量以上になると、上記2枚の
金属板の内の少なくとも一側に設けられた係合部が、上
記一側とは反対側の他側の金属板と係合することによ
り、これらの2枚の金属板のそれ以上の相対変位が阻止
されることになる。このため、上記被支持側と支持側と
の間の水平方向の過大な相対変位を確実に防止すること
が可能になり、これにより、免震装置の破損防止と、被
支持側の横揺れに対する安定性の向上とが実現される。
【0015】請求項5記載の発明は、上下方向に交互に
積層された複数の金属板と加硫されたゴム板とを備え、
被支持側と支持側との間に配設されてそれらの間の相対
振動を吸収する免震装置の製造方法を前提とする。この
方法において、金属板の表面に高温焼付けにより熱硬化
性の樹脂塗膜を形成する一方、これとは別にゴム板を加
硫成形する。そして、上記金属板とゴム板とをエポキシ
系又はウレタン系接着剤により接着複合し、これを繰り
返し行って複数の金属板とゴム板とを交互に積層するも
のである。
【0016】上記の構成の場合、複数の金属板とゴム板
とを互いにエポキシ系又はウレタン系接着剤により接着
複合するようにしているため、上記複数の金属板とゴム
板とを一体に加硫同時接着する必要がなくなり、このた
めの金型や大型のプレス成形機が不要になる。従って、
設備コストを削減することが可能になり、これにより、
製造コストの低減化が図られる。また、上記金属板及び
ゴム板を一体に加硫同時接着しないため、これらの複数
の金属板とゴム板とに予め孔部を形成しておけば、それ
らを積層する際にその孔部に鉛棒等を挿入することが可
能になり、これにより、免震装置の設計の自由度が向上
する。さらに、上記金属板及びゴム板を積層する前に各
金属板の表面に焼付塗装を施すようにしているため、塗
装時の高温によるゴムの劣化のおそれがなくなる上、従
来と異なり金属板におけるゴム板との接着界面にも塗膜
を形成することが可能になり、この接着界面の腐食によ
る上記ゴム板の剥離を防止することが可能になる。加え
て、上記金属板の表面に高温焼付けによる樹脂塗膜を形
成することが可能になり、これにより、従来の低温焼付
塗装に比較して耐蝕性の向上を図ることが可能になる。
なお、上記高温焼付けによる熱硬化性の樹脂塗膜として
は、請求項1記載の発明の説明において例示したものを
用いればよい。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、金属板の表面にカチオン型電着塗装により
樹脂塗膜を形成し、かつ、その金属板とゴム板との接着
にウレタン系接着剤を用いる構成とするものである。
【0018】上記の構成の場合、請求項5記載の発明に
おける金属板の表面に形成する樹脂塗膜を、カチオン型
電着塗装による樹脂塗膜に特定することにより、免震装
置の耐蝕性を確実に向上させることが可能になる。加え
て、その金属板とゴム板とをウレタン系接着剤により接
着複合することにより、これらの金属板とゴム板とを強
力に複合してその剥離を確実に防止することが可能にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0020】<第1実施形態> −免震装置の構成− 図1は、本発明の第1実施形態に係る積層構造型の免震
装置1を示し、2,2,…は円板状に形成された金属板
としての鋼製の中間板、3,3はその中間板2,2,…
よりも大径の円板状に形成された金属板としての一対の
鋼製のフランジ板、4,4,…は上記中間板2,2,…
よりも小径の円板状に形成されたゴム板である。そし
て、上下両端位置にそれぞれ水平に配置された上記一対
のフランジ板3,3と、その中間位置に互いに交互に積
層された上記中間板2,2,…及び上記ゴム板4,4,
…とが一体に複合されて上記免震装置1を構成してい
る。なお、5は被支持側としての図示省略の一戸建て住
宅の上部構造、6は支持側としての上記住宅の下部構造
である。
【0021】上記中間板2,2,…は、それぞれ、図2
にも示すように、内周側の円形薄肉部21と外周側の環
状厚肉部22とにより構成されており、表面にはカチオ
ン型電着塗装によるエポキシ樹脂系塗膜が形成されてい
る。上記環状厚肉部22の上下両端面は、それぞれ、上
記円形薄肉部21に対して図1及び図2における上下方
向(以下、単に上下方向という)に突出しており、この
上下両突出端面には微小な凹凸を有する摩擦抵抗部22
a,22aが形成されている。そして、上記中間板2,
2,…は、円形薄肉部21の上面及び下面においてウレ
タン系接着剤によりゴム板4,4,…と接着複合され、
このゴム板4,4,…を介して互いに相対変位可能なよ
うに連結されている。
【0022】また、上記中間板2,2,…の間で互いに
上下に対向する摩擦抵抗部22a,22aの間隔は、免
震装置1が上部構造5と下部構造6との間に配設されて
その上部構造5の重量を支持する静荷重状態(図1の状
態)において、上記ゴム板4,4,…が上下方向の振動
入力により圧縮変形しても上記対向する摩擦抵抗部22
a,22aが互いに非接触状態に保たれるような値dに
なるように、かつ、上記上部構造5と下部構造6との間
の水平方向の相対変位量が増大して中間板2,2,…の
相互の水平方向の変位量が所定量以上になったとき、そ
の水平方向変位に伴うゴム板4,4,…の上下方向への
縮み変形により、上記対向する摩擦抵抗部22a,22
aが互いに接触する(図3の状態)ことになるように設
定されている。
【0023】上記一対のフランジ板3,3は、それぞ
れ、中間板2,2,…の円形薄肉部21,21,…と同
径に形成された内周側の円形薄肉部31と、外周側の環
状厚肉部32とにより構成されており、表面にはカチオ
ン型電着塗装によるエポキシ樹脂系塗膜が形成されてい
る。上記環状厚肉部32は上記円形薄肉部31に対して
上下何れか一方に突出しており、この突出端面には微小
な凹凸を有する摩擦抵抗部32aが形成されている。そ
して、上記一対のフランジ板3,3の内、上端位置に配
置されたフランジ板3は、上記摩擦抵抗部32aが下向
きになるよう水平に配置され、円形薄肉部31の下面に
おいてウレタン系接着剤によりゴム板4と接着複合され
る一方、上記環状厚肉部32を上下方向に貫通形成され
たボルト穴33,33を貫通する図示省略の連結ボルト
によって上部構造5に連結されるようになっている。反
対に、下端位置に配置されたフランジ板3は、上記摩擦
抵抗部32が上向きになるよう水平に配置され、円形薄
肉部31の上面においてウレタン系接着剤によりゴム板
4と接着複合される一方、連結ボルトによって下部構造
6に連結されるようになっている。
【0024】また、上記フランジ板3,3の摩擦抵抗部
32a,32aと、それらの上方又は下方に対向する上
記中間板2,2の摩擦抵抗部22a,22aとの間隔
は、上記中間板2,2,…の摩擦抵抗部22a,22a
の相互の間隔と同様に設定されている。このため、静荷
重状態(図1の状態)においては、上記フランジ板3,
3の摩擦抵抗部32a,32aが、相対向する中間板
2,2の摩擦抵抗部22a,22aと非接触状態に保た
れる一方、上部構造5と下部構造6との間の水平方向の
相対変位量の増大に伴い、上記フランジ板3,3の摩擦
抵抗部32a,32aが対向する中間板2,2の摩擦抵
抗部22a,22aと接触する(図3の状態)ようにな
っている。
【0025】上記ゴム板4,4,…は、それぞれ、中間
板2,2,…の円形薄肉部21,21,…よりも小径の
円板状に形成され、上記中間板2,2,…又はフランジ
板3,3と上下方向に交互に積層された状態で接着複合
されており、上部構造5の重量に応じた上下方向の荷重
を弾性支持するとともに、上記中間板2,2,…及びフ
ランジ板3,3の間で水平方向に剪断変形することによ
って上記上部構造5と下部構造6との水平方向の相対変
位を吸収するようになっている。
【0026】要するに、上記免震装置1は、静荷重状態
においては、内周側に積層された中間板2,2,…、フ
ランジ板3,3及びゴム板4,4,…により、住宅の上
部構造5の重量を支持しつつ、この上部構造5に対する
地盤側からの振動伝達を吸収してこの上部構造5の振動
を抑制するようになっており、一方、例えば、上記住宅
の横揺れにより上部構造5と下部構造6との間の水平方
向の相対変位量が過大になったときには、外周側におい
て上下方向に対向配置された摩擦抵抗部22a,…,3
2a,…の間に作用する摺動摩擦抵抗力により、上記上
部構造5と下部構造6との間の相対変位を抑制して上記
住宅の横揺れを抑制するようになっている。
【0027】−免震装置の製造方法− 次に、上記第1実施形態に係る免震装置1の製造方法を
説明する。
【0028】まず、中間板2,2,…及びフランジ板
3,3を、それぞれ、例えば鋳造等により上述の所定形
状に形成し、続いて、それらの中間板2,2,…及びフ
ランジ板3,3の表面にカチオン型電着塗装によりエポ
キシ樹脂系塗膜を形成する。すなわち、上記中間板2,
2,…及びフランジ板3,3の表面に、エポキシ系カチ
オン電着プライマ塗料を電着塗装により塗布し、その
後、焼付乾燥を行う。
【0029】これとは別に、生ゴムシートをカッティン
グした後に加硫して上述の所定形状のゴム板4,4,…
の成形を行う。そして、図2に示すように、上記塗装済
みのフランジ板3をその摩擦抵抗部32aが上向きにな
るよう水平に配置し、円形薄肉部31の上面にウレタン
系接着剤を塗布した後、この円形薄肉部31の上から上
記ゴム板4を重ね合わせて接着複合する。なお、接着剤
塗布前に上記ゴム板4の接着面に前もって塩素化処理を
施しておけば、接着力がさらに向上することは、公知の
とおりである。続いて、このゴム板4の上面に上記ウレ
タン系接着剤を塗布した後に上記塗装済みの中間板2を
重ねて貼り合わせ、これを繰り返して4枚のゴム板4,
4,…と3枚の中間板2,2,…とを交互に積層する。
【0030】最後に、最上部のゴム板4の上面に上記ウ
レタン系接着剤を塗布した後に、上記塗装済みのフラン
ジ板3を、その摩擦抵抗部32aが下向きになるよう水
平に重ねて貼り合わせ、接着剤を十分に硬化させて免震
装置1の製造を終了する。
【0031】なお、上記ゴム板4,4,…を形成するゴ
ムとしては、天然ゴム、ポリプロリレン、ポリブタジエ
ン、ポリクロロプレン、SBR、NBR、エチレン−プ
ロピレン−共益ジエンの三元共重合体、ブチレン−イソ
プレン共重合体等を用い、これらの単体もしくは混合体
を主成分として、加硫剤、充填剤、その他の配合剤を含
ませるようにする。また、上記カチオン型電着塗装にお
ける焼付け乾燥の条件としては、例えば、約190°C
の高温下で30分間焼付乾燥させるようにすればよい。
さらに、ウレタン系接着剤としては、例えば、ポリエー
テルやポリエステル系の主剤とジイソシアネート等のイ
ソシアネート系の硬化剤を混合する2液混合接着剤や、
吸湿硬化性の1液性接着剤等を用いればよい。
【0032】次に、上記第1実施形態の作用・効果を説
明する。
【0033】上記第1実施形態に係る免震装置1の製造
方法によれば、中間板2,2,…及びフランジ板3,3
にカチオン型電着塗装を施してエポキシ樹脂系塗膜を形
成する一方、ゴム板4,4,…を加硫成形し、その後、
これらの塗装済みの中間板2,2,…及びフランジ板
3,3と、加硫されたゴム板4,4,…とを、ウレタン
系接着剤により接着複合するようにしている。このた
め、従来、中間板2,2,…、フランジ板3,3及び未
加硫のゴム板4,4,…を一体に加硫同時接着するため
に必要であった金型や大型のプレス成形機が不要にな
り、これにより、設備コストを削減して免震装置1の製
造コストの低減化を図ることができる。また、上記中間
板2,2,…及びゴム板4,4,…の中央部等に予め貫
通孔を形成しておけば、それらを積層する際にダンピン
グ部材としての鉛棒等を容易に埋込むことができ、この
鉛棒等による振動減衰作用の利用により免震装置1の設
計の自由度を向上させることができる。
【0034】さらに、中間板2,2,…及びフランジ板
3,3に焼付塗装を施した後に、これらの塗装済みの中
間板2,2,…及びフランジ板3,3とゴム板4,4,
…とを積層するようにしているため、上記中間板2,
2,…及びフランジ板3,3の焼付塗装をカチオン型電
着塗装等の高温焼付塗装としても、そのゴム板4,4,
…の焼付塗装時の高温による劣化を確実に防止すること
ができる。
【0035】そして、上記製造方法により製造された免
震装置1は、中間板2,2,…及びフランジ板3,3の
表面にカチオン型電着塗装によるエポキシ樹脂系塗膜が
形成されているため、従来の低温焼付塗装を施された免
震装置に比較して耐蝕性が確実に向上している。しか
も、上記エポキシ樹脂系塗膜が中間板2,2,…及びフ
ランジ板3,3におけるゴム板4,4,…との接着界面
にも形成されているため、この接着界面の腐食に起因す
る上記ゴム板4,4,…の剥離を防止することができ
る。
【0036】また、上記免震装置1は、従来と同様、内
周側に積層された中間板2,2,…、フランジ板3,3
及びゴム板4,4,…により、住宅の上部構造5の重量
を支持しつつこの上部構造5の振動を抑制することがで
きるようになっている上、上記中間板2,2,…及びフ
ランジ板3,3に設けられた摩擦抵抗部22a,…,3
2a,…の間の摺動摩擦抵抗力により上記上部構造5と
下部構造6との間の水平方向の過大な相対変位を抑制す
ることができ、これにより、免震装置1の破損防止と住
宅の横揺れに対する安定性の向上とを図ることができ
る。
【0037】<第2実施形態>図4は本発明の第2実施
形態に係る積層構造型の免震装置7を示し、8,8,…
は鋼製の中間板、9は上端位置に配置された鋼製の上側
フランジ板、10は下端位置に配置された鋼製の下側フ
ランジ板である。
【0038】上記中間板8,8,…は、それぞれ、内周
側の平坦な円板部81と、この円板部81の外周端から
斜め下向きに折り曲げられて外方に拡がるテーパ状の周
壁部82と、この周壁部82の外周端から斜め上向きに
折り曲げられて上記円板部81と平行に外方に広がるつ
ば状部83とにより構成されており、表面には、上記第
1実施形態に係る免震装置1と同様、カチオン型電着塗
装によるエポキシ樹脂系塗膜が形成されている。そし
て、上記中間板8,8,…は、それぞれ、円板部81の
上面及び下面においてウレタン系接着剤によりゴム板1
1,11と接着複合されて互いに同軸位置に配置されて
おり、上下に隣合う2枚の中間板8,8の間では、上側
の中間板8における周壁部82の内周面82aが、下側
の中間板8における周壁部82の外周面82bに対して
外周側上方に離れて位置付けられ、これらの相対向する
内周面82aと外周面82bとにより係合部が構成され
ている。
【0039】すなわち、免震装置7が上部構造5と下部
構造6との間に配設されてその上部構造5の重量を支持
する静荷重状態(図4の状態)において、上下に隣合う
2枚の中間板8,8の間では、上側の中間板8における
周壁部82の内周面82aが下側の中間板8における周
壁部82の外周面82bを非接触状態で内包する状態に
なっており、一方、上記上部構造5と下部構造6との間
の水平方向の相対変位量の増大に伴い上記2枚の中間板
8,8の間の水平方向の相対変位量が所定量以上になっ
たとき、この2枚の中間板8,8の内の上側の中間板8
における周壁部82の内周面82aと、下側の中間板8
における周壁部82の外周面82bとが互いに当接して
上記2枚の中間板8,8のそれ以上の相対変位を阻止す
るようになっている(図5の状態)。
【0040】上記上側フランジ板9及び下側フランジ板
10は、中間板8,8,…よりも大径の円板状に形成さ
れており、表面にはカチオン型電着塗装によるエポキシ
樹脂系塗膜が形成されている。上記上側フランジ板9の
下面には、上記各中間板8の円板部81及び周壁部82
に対応する形状の円形凹部91が形成され、一方、上記
下側フランジ板10の上面には、上記各中間板8の円板
部81及び周壁部82に対応する形状の円形凸部101
が形成されている。また、上記上側フランジ板9及び下
側フランジ板10は、それぞれ、上記中間板8,8,…
及びゴム板11,11,…と同軸位置の上下両端位置に
配置されており、上記上側フランジ板9の下面に形成さ
れた円形凹部91の内周面91aと、その下方に隣合う
中間板8における周壁部82の外周面82bとにより係
合部が構成され、同様に、上記下側フランジ板10の上
面に形成された円形凸部101の外周面101aと、そ
の上方に隣合う中間板8における周壁部82の内周面8
2aとにより係合部が構成されている。そして、上記上
側フランジ板9及び下側フランジ板10は、それぞれ、
上方又は下方に隣合う中間板8,8との間の水平方向の
相対変位量が所定量以上になったとき(図5参照)、上
記円形凹部91の内周面91aと周壁部82の外周面8
2bとの当接、及び、円形凸部101の外周面101a
と周壁部82の内周面82aとの当接によりそれ以上の
相対変位が阻止されるようになっている。
【0041】なお、上記第2実施形態に係る免震装置7
のその他の構成は第1実施形態のものと同様であるた
め、同一部材には同一符号を付してその説明を省略す
る。また、上記免震装置7の製造方法は上記第1実施形
態のものと同様であるため、その説明を省略する。
【0042】そして、上記第2実施形態の場合、第1実
施形態と同様に、免震装置7の製造コストの低減・設計
の自由度の向上・耐蝕性の向上等が図られ、加えて、内
周側に積層された中間板8,8,…、上下両側のフラン
ジ板9,10及びゴム板11,11,…により、住宅の
上部構造5の重量を支持しつつこの上部構造5の振動を
抑制することができる上、中間板8,8,…、上側フラ
ンジ板9及び下側フランジ板10の内の上下に隣合う2
枚の間に設けられた係合部により、上部構造5と下部構
造6との過大な水平変位を確実に防止することができ、
これにより、上記免震装置7の破損防止と住宅の横揺れ
に対する安定性の向上とを実現することができる。
【0043】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種
々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第
1及び第2実施形態では、金属板としての中間板2,8
及びフランジ板3,9,10を鋼製としているが、これ
に限らず、例えば、銅、アルミニウム、黄銅、スズ等の
非鉄金属及びそれらの合金を用いることも可能である。
【0044】上記第1及び第2実施形態では、中間板
2,8及びフランジ板3,9,10のの塗装に用いる塗
料として、エポキシ系カチオン電着プライマ塗料を用い
るようにしているが、これに限らず、例えば、エポキシ
樹脂粉体を分散させた粉体電着タイプの塗料を用いるよ
うにしてもよい。さらに、これらのカチオン型電着塗装
用のエポキシ樹脂系塗料に限らず、粉末塗装用のポレス
テル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等や、アニオン
型電着塗装に使用されるポリブタジエン樹脂、ポリエス
テル樹脂等の塗料組成物を用いるようにしてもよい。
【0045】上記第1及び第2実施形態では、中間板
2,8又はフランジ板3,9,10とゴム板4,…,1
1,…とを接着複合する接着剤として、ウレタン系接着
剤を用いるようにしているが、これに限らず、エポキシ
系接着剤、例えば、ビスフェノールAのグリシジルエー
テルを主剤とし、ポリアミンを硬化剤とする2液混合型
接着剤等を用いてもよい。
【0046】上記第1実施形態では、中間板2及びフラ
ンジ板3の外周側に摩擦抵抗部22a,32aを形成す
るようにしているが、これに限らず、例えば、中間板や
フランジ板の内周側位置に摩擦抵抗部を形成するととも
に、外周側位置に環状のゴム板4,4,…を配設するよ
うにしてもよい。
【0047】上記第1実施形態では、中間板2及びフラ
ンジ板3に設ける摩擦抵抗部22a,32aとして、鋼
板に対し微小な凹凸を形成するものとしているが、これ
に限らず、摩擦抵抗部には特に凹凸を形成しなくてもよ
い。
【0048】上記第2実施形態では、複数の中間板8,
8,…をすべて同一形状のものとしているが、これに限
らず、例えば、上記第2実施形態と同一形状の第1の中
間板8,8,…と、これらの第1の中間板8,8,…に
おける円板部81,81,…と同一形状の第2の中間板
とを上下に交互に配設してもよい。この場合には、上記
第1の中間板8,8,…のそれぞれにおける周壁部82
の内周面82aと、上記第2の中間板の外周端面とによ
り係合部を構成すればよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における免震装置によれば、製造時に大型のプレス成
形機等を用いる必要がなくなるため、製造コストを低減
することができる。また、鉛棒等の埋設が容易になるた
め設計の自由度が向上する。さらに、金属板の表面に高
温焼付けによる樹脂塗膜が形成されているため、従来の
低温焼付塗装に比較して耐蝕性が向上する上、金属板と
ゴム板との接着界面の腐食によるゴム板の剥離を防止す
ることができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、カチオン型
電着塗装により免震装置の耐蝕性を確実に向上させるこ
とができ、加えて、ウレタン系接着剤により金属板とゴ
ム板との剥離を確実に防止することができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、複数の金属板に相互
に作用する摺動摩擦抵抗力により、被支持側と支持側と
の間の過大な相対変位を抑制することができ、これによ
り、免震装置の破損防止と、被指示側の横揺れに対する
安定性の向上とが図られる。
【0052】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、上下に隣合う2枚の
金属板の内の少なくとも一側に設けられた係合部によ
り、被支持側と支持側との間の過大な相対変位を確実に
防止することができ、これにより、免震装置の破損防止
と、上記被支持側の横揺れに対する安定性の向上とが実
現される。
【0053】請求項5記載の発明における免震装置の製
造方法によれば、金属板及びゴム板をエポキシ系又はウ
レタン系接着剤により接着複合するようにしているた
め、それらの金属板及びゴム板を一体に加硫同時接着す
るための金型や大型のプレス成形機が不要になり、これ
により、製造コストを低減することができる。また、鉛
棒等の埋設が容易になるため設計の自由度が向上する。
さらに、焼付塗装時の高温によるゴム板の劣化を防止し
つつ上記金属板の表面に高温焼付けによる樹脂塗膜を形
成することができ、これにより、免震装置の耐蝕性の向
上と金属板とゴム板との剥離の防止を図ることができ
る。
【0054】請求項6記載の発明によれば、カチオン型
電着塗装により免震装置の耐蝕性を確実に向上させるこ
とができ、加えて、ウレタン系接着剤により金属板とゴ
ム板との剥離を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る免震装置を示す縦
断面図である。
【図2】フランジ板、ゴム板及び中間板を示す斜視図で
ある。
【図3】相対向する摩擦抵抗部が互いに接触した状態を
示す図1相当図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る免震装置を示す縦
断面図である。
【図5】上記第2実施形態に係る図4相当図である。
【符号の説明】
1,7 免震装置 2,8 中間板(金属板) 3 フランジ板(金属板) 4,11 ゴム板 5 住宅の上部構造(被支持側) 6 住宅の下部構造(支持側) 9 上側フランジ板(金属板) 10 下側フランジ板(金属板) 22a,32a 摩擦抵抗部 82a 中間板における周壁部の内周面(係
合部) 82b 中間板における周壁部の外周面(係
合部) 91a 上側フランジ板の円形凹部の内周面
(係合部) 101a 下側フランジ板の円形凸部の外周面
(係合部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に交互に積層された複数の金属
    板と加硫されたゴム板とを備え、被支持側と支持側との
    間に配設されてそれらの間の相対振動を吸収する免震装
    置において、 上記金属板の表面には高温焼付けによる熱硬化性の樹脂
    塗膜が形成され、その金属板の塗膜面と上記ゴム板の加
    硫ゴム面とがエポキシ系又はウレタン系接着剤により接
    着複合されていることを特徴とする免震装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 金属板の表面にはカチオン型電着塗装による樹脂塗膜が
    形成され、かつ、その金属板とゴム板とがウレタン系接
    着剤により接着複合されていることを特徴とする免震装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 複数の金属板の上下方向に互いに対向する対向面には、
    それらの金属板が相互に水平方向に所定量以上変位した
    ときに、この相対変位に伴うゴム板の上下方向への縮み
    変形により互いに接触して摺動摩擦抵抗力を発生する摩
    擦抵抗部が設けられていることを特徴とする免震装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上下方向に隣合う2枚の金属板の内の少なくとも一側に
    は、その2枚の金属板が相互に水平方向に所定量以上変
    位したときに、上記一側とは反対側の他側の金属板と係
    合して上記2枚の金属板のそれ以上の相対変位を阻止す
    る係合部が設けられていることを特徴とする免震装置。
  5. 【請求項5】 上下方向に交互に積層された複数の金属
    板と加硫されたゴム板とを備え、被支持側と支持側との
    間に配設されてそれらの間の相対振動を吸収する免震装
    置の製造方法において、 金属板の表面に高温焼付けにより熱硬化性の樹脂塗膜を
    形成する一方、これとは別にゴム板を加硫成形し、 その後、上記金属板とゴム板とをエポキシ系又はウレタ
    ン系接着剤により接着複合し、これを繰り返し行って複
    数の金属板と加硫されたゴム板とを交互に積層するよう
    にすることを特徴とする免震装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 金属板の表面にはカチオン型電着塗装により樹脂塗膜を
    形成し、かつ、その金属板とゴム板との接着にはウレタ
    ン系接着剤を用いることを特徴とする免震装置の製造方
    法。
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