JPH10225663A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JPH10225663A JPH10225663A JP2936897A JP2936897A JPH10225663A JP H10225663 A JPH10225663 A JP H10225663A JP 2936897 A JP2936897 A JP 2936897A JP 2936897 A JP2936897 A JP 2936897A JP H10225663 A JPH10225663 A JP H10225663A
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- detergent
- pump
- tank
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄装置に関し、洗浄液を病原性大腸菌O−
157を殺菌できる程度に十分に高温にでき、しかも、
安全に高能率に洗浄ができるようにした洗浄装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 シスターンタンク8で供給量及供給圧を
安定させると共に気液分離をした冷水を予圧ポンプ10
で加圧してボイラー3の缶体4に供給し、気泡を発生さ
せることなく水温を100 ℃よりも高くする。洗浄ガン1
8には病原性大腸菌O−157を殺菌できる程度に十分
に高温で気泡のない温水が送られるので、洗浄ガン18
から噴出される洗浄液の集中性が高められ、安全性と共
に洗浄力が高められる上、病原性大腸菌O−157など
を加熱殺菌できる。
157を殺菌できる程度に十分に高温にでき、しかも、
安全に高能率に洗浄ができるようにした洗浄装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 シスターンタンク8で供給量及供給圧を
安定させると共に気液分離をした冷水を予圧ポンプ10
で加圧してボイラー3の缶体4に供給し、気泡を発生さ
せることなく水温を100 ℃よりも高くする。洗浄ガン1
8には病原性大腸菌O−157を殺菌できる程度に十分
に高温で気泡のない温水が送られるので、洗浄ガン18
から噴出される洗浄液の集中性が高められ、安全性と共
に洗浄力が高められる上、病原性大腸菌O−157など
を加熱殺菌できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の新車車体
保護用コーティング剤の洗浄や、食品業界における消毒
ないし殺菌及び洗浄に用いる洗浄装置に関し、特に作業
の安全性を損なうことなく、洗浄力を高められるように
した洗浄装置に関する。
保護用コーティング剤の洗浄や、食品業界における消毒
ないし殺菌及び洗浄に用いる洗浄装置に関し、特に作業
の安全性を損なうことなく、洗浄力を高められるように
した洗浄装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、自動車のメーカーやディーラーが
新車を保管する場合、保管中に塗装が汚染されたり、傷
ついたりすることを防止するためにコーティング剤を車
体に塗り、皮膜を形成している。このコーティング剤は
ユーザーへの引渡前に洗浄して除去される。
新車を保管する場合、保管中に塗装が汚染されたり、傷
ついたりすることを防止するためにコーティング剤を車
体に塗り、皮膜を形成している。このコーティング剤は
ユーザーへの引渡前に洗浄して除去される。
【0003】このコーティング剤の洗浄方法としては、
自動車表面のコーティング被膜に温水と灯油からなる洗
剤を混合した洗浄液を高圧で噴射する方法が最も多用さ
れ、この洗浄方法を実施するために、例えば図3に示す
ように、水源から供給された冷水を加熱するボイラー1
01と、ボイラー101内の温水を加圧して吐出する温
水ポンプ102と、温水ポンプから吐出された温水を噴
出する洗浄ガン103とを備えるものがある。
自動車表面のコーティング被膜に温水と灯油からなる洗
剤を混合した洗浄液を高圧で噴射する方法が最も多用さ
れ、この洗浄方法を実施するために、例えば図3に示す
ように、水源から供給された冷水を加熱するボイラー1
01と、ボイラー101内の温水を加圧して吐出する温
水ポンプ102と、温水ポンプから吐出された温水を噴
出する洗浄ガン103とを備えるものがある。
【0004】又、例えば図4に示すように、温水ポンプ
102から洗浄ガン103に至る温水二次配管104の
一部をボイラー101内に配置し、温水ポンプ102か
ら吐出された温水をボイラー101内で更に加熱してか
ら洗浄ガン103に導くようにした洗浄装置もある。
102から洗浄ガン103に至る温水二次配管104の
一部をボイラー101内に配置し、温水ポンプ102か
ら吐出された温水をボイラー101内で更に加熱してか
ら洗浄ガン103に導くようにした洗浄装置もある。
【0005】一方、O−157事件を契機に食品業界に
おいては、種々の調理器や食器の熱湯消毒の重要性が再
認識されるようになり、作業の安全性を損なうことな
く、洗浄力を高められるようにした洗浄装置に対する需
要が高まっている。
おいては、種々の調理器や食器の熱湯消毒の重要性が再
認識されるようになり、作業の安全性を損なうことな
く、洗浄力を高められるようにした洗浄装置に対する需
要が高まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら従来
の洗浄装置では、冷水を加熱することにより冷水中に溶
存していた気体が膨張し、集合して温水中に気泡が発生
することが知られている。又、この気泡が温水ポンプに
流入すると、ポンプ効率が低下し、温水ポンプの吐出圧
が低下するのみならず、この吐出圧の低下が不規則に発
生する結果、洗浄ガン103から吐出される洗浄液に圧
力変動が生じて、洗浄液が周囲に不規則に飛び散ること
が知られている。この洗浄液は例えば85℃に近い高温
の温水を含んでいるため、誤って作業者や周囲にいあわ
せた者にふりかかると火傷を発生する恐れがある。
の洗浄装置では、冷水を加熱することにより冷水中に溶
存していた気体が膨張し、集合して温水中に気泡が発生
することが知られている。又、この気泡が温水ポンプに
流入すると、ポンプ効率が低下し、温水ポンプの吐出圧
が低下するのみならず、この吐出圧の低下が不規則に発
生する結果、洗浄ガン103から吐出される洗浄液に圧
力変動が生じて、洗浄液が周囲に不規則に飛び散ること
が知られている。この洗浄液は例えば85℃に近い高温
の温水を含んでいるため、誤って作業者や周囲にいあわ
せた者にふりかかると火傷を発生する恐れがある。
【0007】特に、温水ポンプ102から吐出された温
水をボイラー101内で再加熱してから噴出される場合
には、温水ポンプ102から吐出された温水から再び気
泡が発生する恐れがあり、この気泡によって洗浄ガン1
03からの吐出圧や吐出流量が不規則に変動し、洗浄液
が周囲に不規則に飛び散る恐れが強められる。
水をボイラー101内で再加熱してから噴出される場合
には、温水ポンプ102から吐出された温水から再び気
泡が発生する恐れがあり、この気泡によって洗浄ガン1
03からの吐出圧や吐出流量が不規則に変動し、洗浄液
が周囲に不規則に飛び散る恐れが強められる。
【0008】このような、火傷の発生を防止するため、
従来では温水の温度を気泡の発生が活発になる85℃以
下に制限している。そして、この加熱温度の制限が洗浄
液の活性を高める上で大きな制限となっている。
従来では温水の温度を気泡の発生が活発になる85℃以
下に制限している。そして、この加熱温度の制限が洗浄
液の活性を高める上で大きな制限となっている。
【0009】ところで、最近、病原性大腸菌O−157
などの細菌による食中毒事件が大きな話題になってい
る。この病原性大腸菌O−157は通常の熱湯消毒では
死滅することがないが、100℃以上の熱湯を用いれば
殺菌することができることが知られている。
などの細菌による食中毒事件が大きな話題になってい
る。この病原性大腸菌O−157は通常の熱湯消毒では
死滅することがないが、100℃以上の熱湯を用いれば
殺菌することができることが知られている。
【0010】本発明は、上記の事情を鑑みて、作業の安
全性を損なうことなく、85℃以上の高温の温水を噴出
して洗浄作業が行えるようにした洗浄装置を提供するこ
とを目的とする。
全性を損なうことなく、85℃以上の高温の温水を噴出
して洗浄作業が行えるようにした洗浄装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、水源から供給
された冷水を加熱するボイラー3と、このボイラー3で
加熱された温水を加圧して吐出する温水ポンプ11とを
備える洗浄装置において、上記の目的を達成するため、
以下の技術的手段を採用する。
された冷水を加熱するボイラー3と、このボイラー3で
加熱された温水を加圧して吐出する温水ポンプ11とを
備える洗浄装置において、上記の目的を達成するため、
以下の技術的手段を採用する。
【0012】即ち、本発明は、まず、ボイラー3に供給
される冷水、又はボイラー3から供給される温水を貯留
するシスターンタンク8を設け、ボイラー3に供給され
る温水や、ボイラー3から供給される温水の圧力変動や
給湯量の変動を安定化させ、この安定化された冷水がボ
イラー3に供給され、或いは、安定化された温水が温水
ポンプに供給されるようにしている。
される冷水、又はボイラー3から供給される温水を貯留
するシスターンタンク8を設け、ボイラー3に供給され
る温水や、ボイラー3から供給される温水の圧力変動や
給湯量の変動を安定化させ、この安定化された冷水がボ
イラー3に供給され、或いは、安定化された温水が温水
ポンプに供給されるようにしている。
【0013】ここで、シスターンタンク8とは、その内
部の液面が所定の高さ以下に低下した時に開弁して水源
から冷水を受入れ、又はボイラー3から温水を受入れ、
その内部の液面が所定の高さよりも高い場合には閉弁し
て水源からの冷水の供給、又はボイラー3からの温水の
供給を遮断できるようにした、例えばフロート弁からな
る弁を備えるタンクのことである。
部の液面が所定の高さ以下に低下した時に開弁して水源
から冷水を受入れ、又はボイラー3から温水を受入れ、
その内部の液面が所定の高さよりも高い場合には閉弁し
て水源からの冷水の供給、又はボイラー3からの温水の
供給を遮断できるようにした、例えばフロート弁からな
る弁を備えるタンクのことである。
【0014】又、本発明は、このシスターンタンク8か
らボイラー3に供給される冷水を加圧する予圧ポンプ1
0、又は温水ポンプ11に供給される温水を加圧する予
圧ポンプ10を設け、ボイラー3に還流される温水や温
水ポンプ11に供給される温水の圧力を高めることによ
り、冷水又は温水中に溶存する気体が膨張することを防
止し、ボイラー3又は温水ポンプ11に供給される冷水
又は温水中に気泡が発生することを防止している。
らボイラー3に供給される冷水を加圧する予圧ポンプ1
0、又は温水ポンプ11に供給される温水を加圧する予
圧ポンプ10を設け、ボイラー3に還流される温水や温
水ポンプ11に供給される温水の圧力を高めることによ
り、冷水又は温水中に溶存する気体が膨張することを防
止し、ボイラー3又は温水ポンプ11に供給される冷水
又は温水中に気泡が発生することを防止している。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る洗浄装置
を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りであ
る。
を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りであ
る。
【0016】図1の配管図に示すように、本発明の一実
施例に係る洗浄装置は、例えば水道などの水源から冷水
を導入する給水配管1と、この給水配管1を介して水源
から冷水を供給されるボイラー3とを備えている。
施例に係る洗浄装置は、例えば水道などの水源から冷水
を導入する給水配管1と、この給水配管1を介して水源
から冷水を供給されるボイラー3とを備えている。
【0017】この給水配管1には、水源から供給される
所定量の冷水を貯留するシスターンタンク8が設けられ
る。このシスターンタンク8には直接に冷水を受け入れ
る冷水槽8aと、この冷水槽8aと底部で連通する温水
槽8bとが設けられ、この温水槽8bが後述するボイラ
ー3の缶体4の底部に連通させてある。
所定量の冷水を貯留するシスターンタンク8が設けられ
る。このシスターンタンク8には直接に冷水を受け入れ
る冷水槽8aと、この冷水槽8aと底部で連通する温水
槽8bとが設けられ、この温水槽8bが後述するボイラ
ー3の缶体4の底部に連通させてある。
【0018】前記給水配管1には、シスターンタンク8
内の水面が所定の高さを下回ると開弁され、シスターン
タンク8内の水面が所定の高さを上回ると閉じられる入
口弁9が設けられ、この入口弁9が閉じられると冷水の
シスターンタンク8への供給が停止される。
内の水面が所定の高さを下回ると開弁され、シスターン
タンク8内の水面が所定の高さを上回ると閉じられる入
口弁9が設けられ、この入口弁9が閉じられると冷水の
シスターンタンク8への供給が停止される。
【0019】前記温水槽8bと缶体4とを接続する給水
配管1の部分には例えばマグネットポンプからなる予圧
ポンプ10を介在させてあり、例えば2〜10kg/cm2程
度に加圧された冷水がボイラー3の缶体4に供給され
る。
配管1の部分には例えばマグネットポンプからなる予圧
ポンプ10を介在させてあり、例えば2〜10kg/cm2程
度に加圧された冷水がボイラー3の缶体4に供給され
る。
【0020】前記ボイラー3の缶体4は、上下両面が閉
じられた縦軸の二重円筒状の缶体4に形成され、その下
前方に配置されたバーナー5の燃焼炎ないし排気が缶体
4の内側の円筒内に形成した煙道6を通過することによ
り、その周囲の缶体4内の冷水が加熱されるようにして
いる。
じられた縦軸の二重円筒状の缶体4に形成され、その下
前方に配置されたバーナー5の燃焼炎ないし排気が缶体
4の内側の円筒内に形成した煙道6を通過することによ
り、その周囲の缶体4内の冷水が加熱されるようにして
いる。
【0021】又、この缶体4の上部からは流量調整弁2
6を介在させた還流路27が導出され、缶体4内の水圧
が高まるとこの還流路27を通って温水の一部がシスタ
ーンタンク8の温水槽8bに還流され、この温水槽8b
内で冷水槽8aから供給される冷水と還流された温水と
が混合され、再び缶体4に循環される。
6を介在させた還流路27が導出され、缶体4内の水圧
が高まるとこの還流路27を通って温水の一部がシスタ
ーンタンク8の温水槽8bに還流され、この温水槽8b
内で冷水槽8aから供給される冷水と還流された温水と
が混合され、再び缶体4に循環される。
【0022】ここで、缶体4から還流される温水は缶体
4の内圧は予圧ポンプ10の吐出圧近くまで高めること
ができるので、100℃以上の高温になって温水槽8b
に還流される。つまり、シスターンタンク8からは最初
は冷水のみがボイラー3に供給されるが、ボイラー3か
ら温水槽8bへの温水の還流が始まると、この温水で加
熱された水、例えば85℃に近い高温の温水が予圧ポン
プで2〜10kg/cm2程度に加圧されて缶体4に循環され
る。
4の内圧は予圧ポンプ10の吐出圧近くまで高めること
ができるので、100℃以上の高温になって温水槽8b
に還流される。つまり、シスターンタンク8からは最初
は冷水のみがボイラー3に供給されるが、ボイラー3か
ら温水槽8bへの温水の還流が始まると、この温水で加
熱された水、例えば85℃に近い高温の温水が予圧ポン
プで2〜10kg/cm2程度に加圧されて缶体4に循環され
る。
【0023】このように、ボイラー3から温水槽8bに
導入される温水は上述したように100℃以上に加熱さ
れており、冷水槽から流入する冷水をこの温水によって
加熱してからボイラー3に供給すると、ボイラー3の負
荷が著しく軽減されることになる。
導入される温水は上述したように100℃以上に加熱さ
れており、冷水槽から流入する冷水をこの温水によって
加熱してからボイラー3に供給すると、ボイラー3の負
荷が著しく軽減されることになる。
【0024】又、予圧ポンプ10で例えば2〜10kg/c
m2程度に加圧して冷水あるいは缶体4から還流させた温
水と冷水とが混合された温水が缶体4に供給され、缶体
4内がこの予圧ポンプ10の吐出圧近くまで高められて
いるので、温水中に溶存する気体は圧縮されて缶体4内
で気泡化しなくなる。
m2程度に加圧して冷水あるいは缶体4から還流させた温
水と冷水とが混合された温水が缶体4に供給され、缶体
4内がこの予圧ポンプ10の吐出圧近くまで高められて
いるので、温水中に溶存する気体は圧縮されて缶体4内
で気泡化しなくなる。
【0025】このボイラー3の缶体4の上部からは、前
記還流路27とは別に給湯路25が導出され、この給湯
路25には温水ポンプ11と、後述する混合器12を順
に介在させてあり、又、この給湯路25の先端に洗浄ガ
ン18が接続される。
記還流路27とは別に給湯路25が導出され、この給湯
路25には温水ポンプ11と、後述する混合器12を順
に介在させてあり、又、この給湯路25の先端に洗浄ガ
ン18が接続される。
【0026】そして、この洗浄ガン18に内蔵したバル
ブを開くことにより、温水がボイラー3の缶体4から押
し出され、更に温水ポンプ11で加圧された後、混合器
12で洗剤を混合されてから、洗浄ガン18の先端から
噴出され、前記バルブを閉じることにより、この温水の
流れが止められる。
ブを開くことにより、温水がボイラー3の缶体4から押
し出され、更に温水ポンプ11で加圧された後、混合器
12で洗剤を混合されてから、洗浄ガン18の先端から
噴出され、前記バルブを閉じることにより、この温水の
流れが止められる。
【0027】この缶体4から温水ポンプ11及び混合器
12を介して洗浄ガン18に流れる温水の流れが止めら
れると、缶体4は流量調整弁26を介在させた還流路2
7のみによって外部に連通されているので、管体4の内
圧が予圧ポンプ10の吐出圧(例えば2〜10kg/cm2程
度)近くまで高められ、内部の温水の温度が100℃よ
りも高くなっても沸騰することはない。即ち、100℃
を越える高温の温水を気泡を発生させることなく缶体4
内に貯留でき、又、100℃以上の高温の温水を温水槽
8bに還流させることができるのである。
12を介して洗浄ガン18に流れる温水の流れが止めら
れると、缶体4は流量調整弁26を介在させた還流路2
7のみによって外部に連通されているので、管体4の内
圧が予圧ポンプ10の吐出圧(例えば2〜10kg/cm2程
度)近くまで高められ、内部の温水の温度が100℃よ
りも高くなっても沸騰することはない。即ち、100℃
を越える高温の温水を気泡を発生させることなく缶体4
内に貯留でき、又、100℃以上の高温の温水を温水槽
8bに還流させることができるのである。
【0028】洗浄ガン18のバルブを開くと、このよう
に高温高圧の温水が缶体4から押し出され、この高温高
圧の温水が温水ポンプ11で更に10〜40kg/cm2程度
に加圧されて洗浄ガン18から噴出されるのである。従
って、缶体4から洗浄ガン18の先端に至るまで温水か
ら気泡が発生する恐れは全くなく、温水ポンプ11のポ
ンプ効率及び吐出圧が不規則に変動することが防止され
ると共に、気泡の混じった温水が吐出されることが確実
に防止される。
に高温高圧の温水が缶体4から押し出され、この高温高
圧の温水が温水ポンプ11で更に10〜40kg/cm2程度
に加圧されて洗浄ガン18から噴出されるのである。従
って、缶体4から洗浄ガン18の先端に至るまで温水か
ら気泡が発生する恐れは全くなく、温水ポンプ11のポ
ンプ効率及び吐出圧が不規則に変動することが防止され
ると共に、気泡の混じった温水が吐出されることが確実
に防止される。
【0029】ところで、前記混合器12によってこの高
温高圧の温水に混合される洗剤は、特に限定されない
が、例えば自動車の新車のコーティングを洗浄する場合
には、通常、灯油が用いられ、この灯油からなる洗剤は
これを貯留する洗剤タンク13から洗剤配管14を介し
て混合器12に導かれる。
温高圧の温水に混合される洗剤は、特に限定されない
が、例えば自動車の新車のコーティングを洗浄する場合
には、通常、灯油が用いられ、この灯油からなる洗剤は
これを貯留する洗剤タンク13から洗剤配管14を介し
て混合器12に導かれる。
【0030】この洗剤配管14の一部は、熱交換手段1
5として前記シスターンタンク8の温水槽8b内に配管
してあり、これにより、シスターンタンク8内の温水で
洗剤が加熱され、洗剤の温水への添加による洗浄液の温
度低下と、この温度低下による洗浄液の活性低下が防止
される。
5として前記シスターンタンク8の温水槽8b内に配管
してあり、これにより、シスターンタンク8内の温水で
洗剤が加熱され、洗剤の温水への添加による洗浄液の温
度低下と、この温度低下による洗浄液の活性低下が防止
される。
【0031】前記混合器12では洗剤(灯油)と温水と
が所定の割合、例えば1:20の割合で混合された洗浄
液が形成され、洗浄ガン18に圧送される。もっとも、
この洗剤(灯油)と温水との混合割合は、例えば洗剤の
流量を調整する流量調整弁17を操作して、1:10〜
1:50の範囲で変更できるようにしている。
が所定の割合、例えば1:20の割合で混合された洗浄
液が形成され、洗浄ガン18に圧送される。もっとも、
この洗剤(灯油)と温水との混合割合は、例えば洗剤の
流量を調整する流量調整弁17を操作して、1:10〜
1:50の範囲で変更できるようにしている。
【0032】前記洗剤タンク13から混合器12への洗
剤の供給は、混合器12における温水流によるエジェク
ト作用によってもよいが、この実施例では、混合器12
を例えばT字継手、Y字継手などの構成の単純な合流管
で構成し、混合器12内での減圧による気泡発生を確実
に防止すると共に、洗浄ガン18からの吐出圧を高める
ために、洗剤タンク13から洗剤を吸引し、温水ポンプ
11とほぼ同等の吐出圧で吐出する洗剤ポンプ16を設
けている。
剤の供給は、混合器12における温水流によるエジェク
ト作用によってもよいが、この実施例では、混合器12
を例えばT字継手、Y字継手などの構成の単純な合流管
で構成し、混合器12内での減圧による気泡発生を確実
に防止すると共に、洗浄ガン18からの吐出圧を高める
ために、洗剤タンク13から洗剤を吸引し、温水ポンプ
11とほぼ同等の吐出圧で吐出する洗剤ポンプ16を設
けている。
【0033】なお、このように構成の単純な合流管で混
合器12を構成する場合には、温水ポンプ11への温水
の逆流あるいは洗剤ポンプ16への洗剤の逆流を防止す
るために、温水ポンプ11の吐出圧と洗剤ポンプ16の
吐出圧との差は例えば0.5〜2kg/cm2程度以下にする
必要がある。
合器12を構成する場合には、温水ポンプ11への温水
の逆流あるいは洗剤ポンプ16への洗剤の逆流を防止す
るために、温水ポンプ11の吐出圧と洗剤ポンプ16の
吐出圧との差は例えば0.5〜2kg/cm2程度以下にする
必要がある。
【0034】さて、混合器12で混合され、洗浄ガン1
8に圧送された洗浄液は洗浄ガン18から自動車の車体
に向けて噴射されるが、温水が気泡を発生せずに非常に
安定よく温水ポンプ11から吐出されているので、洗浄
ガン18から噴出される噴流は集中性が高く、強力に車
台に噴射されることになり、従来に比べて著しく高い洗
浄力を得ることができるのである。
8に圧送された洗浄液は洗浄ガン18から自動車の車体
に向けて噴射されるが、温水が気泡を発生せずに非常に
安定よく温水ポンプ11から吐出されているので、洗浄
ガン18から噴出される噴流は集中性が高く、強力に車
台に噴射されることになり、従来に比べて著しく高い洗
浄力を得ることができるのである。
【0035】又、この洗浄ガン18から噴出される洗浄
液は、洗剤を熱交換手段15を介して温水で加熱してい
るので、洗剤の温水への混合により洗浄液の温度が低下
することはなく、例えば洗浄ガン18から噴出される洗
浄液の温度を100℃以上にすることができる。従っ
て、洗剤が優れた活性を発揮することになり、これが上
述した噴流の集中性が高められることと相乗してすこぶ
る高い洗浄力を得ることができるのである。
液は、洗剤を熱交換手段15を介して温水で加熱してい
るので、洗剤の温水への混合により洗浄液の温度が低下
することはなく、例えば洗浄ガン18から噴出される洗
浄液の温度を100℃以上にすることができる。従っ
て、洗剤が優れた活性を発揮することになり、これが上
述した噴流の集中性が高められることと相乗してすこぶ
る高い洗浄力を得ることができるのである。
【0036】なお、この実施例では、シスターンタンク
8内の水量が所定値を上回るとオーバーフロー配管20
から冷水槽8aの冷水を外部に溢流させるようにしてい
る。又、缶体4にはメンテナンス時などに水抜きをする
ためのドレン配管21を設けている。更に、温水ポンプ
11及び洗剤ポンプ16には、それぞれアンローダバル
ブ22、23を設けて余分な温水又は洗剤を一次側に還
流させてポンプ負荷を軽減するようにしている。
8内の水量が所定値を上回るとオーバーフロー配管20
から冷水槽8aの冷水を外部に溢流させるようにしてい
る。又、缶体4にはメンテナンス時などに水抜きをする
ためのドレン配管21を設けている。更に、温水ポンプ
11及び洗剤ポンプ16には、それぞれアンローダバル
ブ22、23を設けて余分な温水又は洗剤を一次側に還
流させてポンプ負荷を軽減するようにしている。
【0037】加えて、前記バーナー5は例えば灯油バー
ナーで構成してあり、このバーナー5の燃料を貯留する
燃料タンク24が別途設けられる。上記の実施例では、
熱交換手段15がシスターンタンク8内に配管された洗
剤配管14の一部で構成され、シスターンタンク8内の
温水と洗剤との熱交換を行うようにしているが、この熱
交換手段15は、例えばシスターンタンク8の周囲に配
管された洗剤配管14の一部、管体4内に配管された洗
剤配管14の一部、管体4の外周囲に配管された洗剤配
管14の一部などで構成することが可能であり、更に、
煙道6内に配管された洗剤配管14の一部で構成するこ
とも可能である。
ナーで構成してあり、このバーナー5の燃料を貯留する
燃料タンク24が別途設けられる。上記の実施例では、
熱交換手段15がシスターンタンク8内に配管された洗
剤配管14の一部で構成され、シスターンタンク8内の
温水と洗剤との熱交換を行うようにしているが、この熱
交換手段15は、例えばシスターンタンク8の周囲に配
管された洗剤配管14の一部、管体4内に配管された洗
剤配管14の一部、管体4の外周囲に配管された洗剤配
管14の一部などで構成することが可能であり、更に、
煙道6内に配管された洗剤配管14の一部で構成するこ
とも可能である。
【0038】しかし、これらの構成の中では、上記の一
実施例で採用したように、熱交換手段15をシスターン
タンク8内に配管された洗剤配管14の一部で構成する
ことが、周囲の温度の影響が最も少なくなると共に、温
水の温度まで洗剤を加熱することができるので、最も有
利である。
実施例で採用したように、熱交換手段15をシスターン
タンク8内に配管された洗剤配管14の一部で構成する
ことが、周囲の温度の影響が最も少なくなると共に、温
水の温度まで洗剤を加熱することができるので、最も有
利である。
【0039】図2に示す本発明の他の実施例において
は、シスターンタンク8と予圧ポンプ10が缶体4と温
水ポンプ11とを連結する給湯路25の部分に介在させ
てあり、管体4から供給される温水がシスターンタンク
8に落とされ、給湯圧及び給湯量を安定化させてから予
圧ポンプ10に吸入され、例えば2〜10kg/cm2程度に
加圧されて温水ポンプ11に送られる。
は、シスターンタンク8と予圧ポンプ10が缶体4と温
水ポンプ11とを連結する給湯路25の部分に介在させ
てあり、管体4から供給される温水がシスターンタンク
8に落とされ、給湯圧及び給湯量を安定化させてから予
圧ポンプ10に吸入され、例えば2〜10kg/cm2程度に
加圧されて温水ポンプ11に送られる。
【0040】この場合、ボイラー3の缶体4からシスタ
ーンタンク8に供給された温水に気泡が発生していれ
ば、シスターンタンク8で気液分離されて予圧ポンプ1
0に吸入される。従って、予圧ポンプに気泡が吸入され
ることはなく、又、予圧ポンプ10に吸入された溶存気
体は加圧されることにより気泡化できなくなる。その結
果、予圧ポンプ10から洗浄ガン18の先端に至るまで
に温水から気泡が発生する恐れは全くなくなるので、温
水ポンプ11のポンプ効率及び吐出圧が不規則に変動す
ることが防止されると共に、気泡の混じった温水が吐出
されることが防止され、安全性が確保される。
ーンタンク8に供給された温水に気泡が発生していれ
ば、シスターンタンク8で気液分離されて予圧ポンプ1
0に吸入される。従って、予圧ポンプに気泡が吸入され
ることはなく、又、予圧ポンプ10に吸入された溶存気
体は加圧されることにより気泡化できなくなる。その結
果、予圧ポンプ10から洗浄ガン18の先端に至るまで
に温水から気泡が発生する恐れは全くなくなるので、温
水ポンプ11のポンプ効率及び吐出圧が不規則に変動す
ることが防止されると共に、気泡の混じった温水が吐出
されることが防止され、安全性が確保される。
【0041】又、このシスターンタンク8はボイラー3
から供給される温水のみを貯留しているので、このシス
ターンタンク8内に配置された熱交換器15を通過する
ことにより洗剤が加熱され、洗剤の温水への混合により
洗浄液の温度が低下することはなく、優れた活性を発揮
することになり、これが上述した噴流の集中性が高めら
れることと相乗してすこぶる高い洗浄力を得ることがで
きるのである。
から供給される温水のみを貯留しているので、このシス
ターンタンク8内に配置された熱交換器15を通過する
ことにより洗剤が加熱され、洗剤の温水への混合により
洗浄液の温度が低下することはなく、優れた活性を発揮
することになり、これが上述した噴流の集中性が高めら
れることと相乗してすこぶる高い洗浄力を得ることがで
きるのである。
【0042】なお、この実施例においては、水源から直
接にボイラー3の缶体4に冷水が供給され、缶体4内の
内圧は冷水の供給圧近くまで高められる。従って、この
場合にも缶体4から供給される温水の温度を100℃以
上に高めることが可能であり、シスターンタンク8にお
いては気泡が発生する可能性があるが、上述したよう
に、シスターンタンク8において水量及び水圧を安定化
する間に気液分離が進み、予圧ポンプに気泡が吸入され
ることはない。又、シスターンタンク8内で温水はある
程度冷えるが、シスターンタンク8の容量、温水のシス
ターンタンク8内での滞留時間などを適宜設計すること
によりシスターンタンク8から85℃よりも高温の温水
を予圧ポンプ10に供給することが可能である。
接にボイラー3の缶体4に冷水が供給され、缶体4内の
内圧は冷水の供給圧近くまで高められる。従って、この
場合にも缶体4から供給される温水の温度を100℃以
上に高めることが可能であり、シスターンタンク8にお
いては気泡が発生する可能性があるが、上述したよう
に、シスターンタンク8において水量及び水圧を安定化
する間に気液分離が進み、予圧ポンプに気泡が吸入され
ることはない。又、シスターンタンク8内で温水はある
程度冷えるが、シスターンタンク8の容量、温水のシス
ターンタンク8内での滞留時間などを適宜設計すること
によりシスターンタンク8から85℃よりも高温の温水
を予圧ポンプ10に供給することが可能である。
【0043】又、この実施例では、水源からボイラー3
の缶体4への給水配管1の部分に、缶体4から水源側へ
の逆流を防止するため、逆止弁2を介在させている。上
記の各実施例は自動車のコーティング剤洗浄に用いる洗
浄装置について説明したが、本発明の洗浄装置は、上述
したように、85℃を上回る高温の洗浄液を高圧で噴出
することができるので、例えば病原性大腸菌O−157
のように通常の煮沸消毒では殺菌できない菌を殺菌ない
し滅菌することができる。このように殺菌洗浄あるいは
消毒洗浄を行う場合には、洗剤に代えて、又は洗剤と共
に殺菌剤や消毒剤を温水に混合することにより、殺菌、
滅菌、消毒などの効果を高めることができ、又、抗菌剤
を温水に配合することにより、被洗浄物への洗浄後の菌
の付着を防止することができるのである。
の缶体4への給水配管1の部分に、缶体4から水源側へ
の逆流を防止するため、逆止弁2を介在させている。上
記の各実施例は自動車のコーティング剤洗浄に用いる洗
浄装置について説明したが、本発明の洗浄装置は、上述
したように、85℃を上回る高温の洗浄液を高圧で噴出
することができるので、例えば病原性大腸菌O−157
のように通常の煮沸消毒では殺菌できない菌を殺菌ない
し滅菌することができる。このように殺菌洗浄あるいは
消毒洗浄を行う場合には、洗剤に代えて、又は洗剤と共
に殺菌剤や消毒剤を温水に混合することにより、殺菌、
滅菌、消毒などの効果を高めることができ、又、抗菌剤
を温水に配合することにより、被洗浄物への洗浄後の菌
の付着を防止することができるのである。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、シス
ターンタンクを設けることにより、ボイラーへの冷水あ
るいは温水ポンプへの温水の供給圧及び供給量を安定さ
せることができ、温水ポンプからの温水の吐出量及び吐
出圧を安定させて、洗浄ガンから安定良く洗浄液を噴出
させることができる上、このシスターンタンクで気液分
離をしてから予圧ポンプでボイラーあるいは温水ポンプ
に供給される冷水や温水を加圧することにより溶存気体
が気泡化することを防止するので、ボイラーに供給され
る冷水や温水ポンプに供給される温水内に気泡が発生す
ることを確実に防止できる。従って、気泡の吸入により
温水ポンプの不規則な吐出圧変動及び吐出量変動の発生
が確実に防止され、洗浄ガンから噴出される洗浄液の流
れを非常に良く安定させることができる。その結果、高
温の洗浄液が周囲に飛散するおそれがほとんど無くな
り、安全性を高められると共に、洗浄ガンから噴出され
る洗浄液の集中性が高められ、洗浄力を高めることがで
きる。
ターンタンクを設けることにより、ボイラーへの冷水あ
るいは温水ポンプへの温水の供給圧及び供給量を安定さ
せることができ、温水ポンプからの温水の吐出量及び吐
出圧を安定させて、洗浄ガンから安定良く洗浄液を噴出
させることができる上、このシスターンタンクで気液分
離をしてから予圧ポンプでボイラーあるいは温水ポンプ
に供給される冷水や温水を加圧することにより溶存気体
が気泡化することを防止するので、ボイラーに供給され
る冷水や温水ポンプに供給される温水内に気泡が発生す
ることを確実に防止できる。従って、気泡の吸入により
温水ポンプの不規則な吐出圧変動及び吐出量変動の発生
が確実に防止され、洗浄ガンから噴出される洗浄液の流
れを非常に良く安定させることができる。その結果、高
温の洗浄液が周囲に飛散するおそれがほとんど無くな
り、安全性を高められると共に、洗浄ガンから噴出され
る洗浄液の集中性が高められ、洗浄力を高めることがで
きる。
【0045】又、ボイラーに供給される冷水や温水ポン
プに供給される温水を加圧することにより、温水温度を
85℃よりも高くしても、安全に高圧の洗浄液を噴出さ
せることができるので、例えば病原性大腸菌O−157
など通常の熱湯消毒では殺菌できない菌も加熱殺菌する
ことができる。
プに供給される温水を加圧することにより、温水温度を
85℃よりも高くしても、安全に高圧の洗浄液を噴出さ
せることができるので、例えば病原性大腸菌O−157
など通常の熱湯消毒では殺菌できない菌も加熱殺菌する
ことができる。
【0046】更に、本発明によれば、予圧ポンプを設け
ることにより、温水ポンプの能力を補うことができるの
で、一方では、同じ温水ポンプを用いて従来よりも高圧
で洗浄液を噴射し、洗浄力を高めることができ、他方で
は、従来と同じ温水ポンプからの吐出圧を得るために温
水ポンプとして能力が低く、小型で安価なものを用いる
ことができ、装置の小型化を図ると同時にコストダウン
を図ることができるようになるのである。
ることにより、温水ポンプの能力を補うことができるの
で、一方では、同じ温水ポンプを用いて従来よりも高圧
で洗浄液を噴射し、洗浄力を高めることができ、他方で
は、従来と同じ温水ポンプからの吐出圧を得るために温
水ポンプとして能力が低く、小型で安価なものを用いる
ことができ、装置の小型化を図ると同時にコストダウン
を図ることができるようになるのである。
【0047】本発明において、特に洗剤をボイラーが供
給する温水で加熱する熱交換手段が設けられると、洗剤
の添加により洗浄液の温度が低下することが防止され、
温度低下に伴う洗剤の活性低下を防止できる作用ないし
効果が得られ、この作用ないし効果と前記の気泡発生の
防止により洗浄力が高められる作用ないし効果とが相乗
して洗浄力を一層高めることができる。
給する温水で加熱する熱交換手段が設けられると、洗剤
の添加により洗浄液の温度が低下することが防止され、
温度低下に伴う洗剤の活性低下を防止できる作用ないし
効果が得られ、この作用ないし効果と前記の気泡発生の
防止により洗浄力が高められる作用ないし効果とが相乗
して洗浄力を一層高めることができる。
【0048】又、本発明において、前記洗剤を加圧して
混合器に供給する洗剤ポンプが設けられると、洗剤の添
加に伴って洗浄液の噴出圧を高めることができ、これに
より、一層洗浄力を高めることができる効果が得られ
る。
混合器に供給する洗剤ポンプが設けられると、洗剤の添
加に伴って洗浄液の噴出圧を高めることができ、これに
より、一層洗浄力を高めることができる効果が得られ
る。
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の構成図である。
【図3】従来例の構成図である。
【図4】他の従来例の構成図である。
1 給水配管 3 ボイラー 7 温水一次配管 8 シスターンタンク 8a 冷水槽 8b 温水槽 10 予圧ポンプ 11 温水ポンプ 12 混合器 13 洗剤タンク 14 洗剤配管 15 熱交換手段 16 洗剤ポンプ 26 流量調整弁 27 還流路
Claims (4)
- 【請求項1】 水源から供給された冷水を加熱するボイ
ラーと、このボイラーで加熱された温水を加圧して吐出
する温水ポンプと、温水ポンプから吐出された温水を非
洗浄物に向けて噴射する洗浄ガンとを備える洗浄装置に
おいて、 前記ボイラーに供給される冷水又は温水ポンプに供給さ
れる温水を貯留するシスターンタンクと、このシスター
ンタンクから前記ボイラーに供給される冷水又は温水ポ
ンプに供給される温水を加圧する予圧ポンプとが設けら
れることを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項2】 前記シスターンタンクが冷水を貯留する
冷水槽と、この冷水槽と底部どうしが連通し、かつ、ボ
イラーから流量調整弁を介在させた還流路を介して還流
される温水を貯留する温水槽とを備え、この温水槽から
ボイラーの底部に冷水と温水の混合水を供給する給水配
管の部分に予圧ポンプを介在させた請求項1に記載の洗
浄装置。 - 【請求項3】 洗剤を温水ポンプから吐出された温水に
混合する混合器が設けられ、この混合器に洗剤を供給す
る洗剤配管に洗剤をボイラーが供給する温水で加熱する
熱交換手段が設けられる請求項1に記載の洗浄装置。 - 【請求項4】 前記洗剤を加圧して混合器に供給する洗
剤ポンプが設けられる請求項1又は2に記載の洗浄装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2936897A JPH10225663A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2936897A JPH10225663A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10225663A true JPH10225663A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12274224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2936897A Pending JPH10225663A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10225663A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022128959A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | トヨタサービスセンター神奈川株式会社 | 花粉除去方法及び花粉除去装置 |
-
1997
- 1997-02-13 JP JP2936897A patent/JPH10225663A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022128959A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | トヨタサービスセンター神奈川株式会社 | 花粉除去方法及び花粉除去装置 |
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