JPH10225581A - 切断手工具 - Google Patents

切断手工具

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JPH10225581A
JPH10225581A JP3187297A JP3187297A JPH10225581A JP H10225581 A JPH10225581 A JP H10225581A JP 3187297 A JP3187297 A JP 3187297A JP 3187297 A JP3187297 A JP 3187297A JP H10225581 A JPH10225581 A JP H10225581A
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blade
cutting
receiving
work
hand tool
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Yoshiharu Maruoka
好春 丸岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂等からなるU字材等の異形材の切断作業
を容易かつスムーズに行なえ、かつ切断後の切り口のだ
れも少ない切断手工具を提供する。 【解決手段】 切断手工具1は、第1と第2の部材2,
3を備え、第1の部材2には刃部2a1と第1の把手2
bとが設けられる。第2の部材3には受刃部3aと第2
の把手3bとが設けられる。そして、刃部2a1の刃2
a2の接線8と受刃部3aの上面7の接線9a,9bと
のなす角度(切断角)θ1,θ2が、刃元2a4から刃
先2a3に向かって徐々に増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切断手工具に関
し、特に、U字材等の異形材を切断するための切断手工
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、空気調和装置は広く知られて
おり、現在では一般家庭に広く普及してきている。この
空気調和装置の中には室外機を有するものがあり、室外
機には通常配管が施される。しかしながら、この配管に
は、一般に美観を向上させるためのカバーなどが取付け
られず、そのままの状態で家屋等の壁に沿って設けられ
ていた。そのため、家屋の美観を損ねる要因の1つとな
っていた。
【0003】そこで、最近になって、上記の配管に塩化
ビニル樹脂などからなるカバーを取付けることにより美
観の向上を図るということがなされるようになってき
た。このカバーは、たとえば2つ割のU字形状の部材を
組合せることにより形成される。そして、このカバーを
配管に取付ける際には、通常その配管の長さに合わせて
カバーを切断するが、その切断には、一般に、鋸を用い
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように鋸を用いて塩化ビニル樹脂等からなるU字形状の
カバーを切断するのは容易な作業ではない。それに加
え、鋸を用いて上記のようなカバーを切断することによ
り、切り口にだれが生じやすくなる。カバーの端部には
ジョイントが取付けられる場合が多々あり、その場合に
は上記のようなだれが生じることによりジョイントとカ
バーとの接続が困難となることが懸念される。さらに、
カバーの切断作業は脚立の上で行なわれる場合もあり、
このように高い場所で鋸を用いた切断作業を行なうこと
により危険性が高くなるという問題も生じる。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものである。この発明の目的は、切断後
の切り口におけるだれの発生を抑制でき、切断作業をも
容易かつ安全に行なえる切断手工具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る切断手工
具は、一端側に刃部を有し他端側に第1の把手を有する
第1部材と、この第1部材に対し回動可能に第1部材に
連結され一端側に刃部を受入れる受刃部を有し他端側に
第2の把手を有する第2部材とを備え、第1と第2の把
手を互いに近づける方向に回動操作することにより上記
の刃部が受刃部に向かって回動操作され刃部と受刃部と
の間に配置される切断対象(以下、単に「ワーク」と称
する)を切断するものである。そして、刃部と対向する
側の受刃部の上面の接線と該刃部における刃の接線との
なす角度である切断角が、刃部の刃元側より刃先側で大
きくなっている。なお、上記の第1と第2の部材は、同
一部材により一体的に形成されてもよいし、別部材を組
合せて形成されてもよい。また、刃部における刃とは、
刃部において実際にワークと当接して切断を行なう部分
のことを意味し、図2における2a2がそれに相当す
る。さらに、切断角とは、図2に示されるθ1,θ2に
相当し、刃2a2の接線8と受刃部3aの上面7の接線
9a,9bとのなす角度をいう。
【0007】上述のように、切断角を刃部の刃元側より
刃先側で相対的に大きくすることにより、切断作業中に
樹脂等からなるワークを揺動させながら刃元側にスムー
ズに送ることが可能となる。以下、その理由について詳
しく説明する。ワークを切断する際には、まず刃元側の
刃がワークに押し込まれ、それによりワークが部分的に
切断される。このとき、ワークが樹脂等からなる場合に
は、刃の一部がワークに押し込まれた状態となってい
る。一方、上記のような樹脂等からなる比較的固いワー
クを切断するには比較的大きな力が必要となるので、刃
元側の刃でワークを切断するのが好ましいと言える。そ
のためには、ワークを切断中にスムーズに刃元側へ送る
必要がある。また、そのためには、上記のように押し込
まれた状態の刃をワークから一旦引き離すべく刃を回動
操作する必要がある。その際にワーク側をも揺動させる
ことができれば、刃の一部をワークから引き離す作業が
容易に行なえる。ここで、上記のように刃先側における
切断角を刃元側のそれよりも相対的に大きくすることに
より、ワークにおいて刃先側に位置する部分と、刃先あ
るいは刃先側に位置する受刃部の上面との間隙(たとえ
ば図5におけるD)を、切断角が一定の場合よりも大き
くすることが可能となる。それにより、切断角が一定の
場合よりも大きな力をワークに容易に付与することがで
き、切断中にワークを容易に揺動させることが可能とな
る。その結果、ワークに押し込まれた刃をワークから容
易に引き離すことができ、ワークを刃元側へスムーズに
送ることが可能となる。それにより、樹脂等からなるワ
ークを容易かつ効率的に切断することが可能となる。ま
た、刃元側でワークを効率的に切断することができるの
で、切り口のだれの程度も従来より軽減できる。さら
に、通常のハサミと同様に扱えるので、脚立等の上でも
安全にワークの切断作業を行なうことが可能となる。
【0008】上記の受刃部は、刃部の延在方向と平行に
配置された第1と第2の受刃部材を含み、刃部の刃は第
1と第2の受刃部材間に受入れられることが好ましい。
そして、第1の受刃部材における刃部と対向する側の上
面に、ワークの滑り止めのための処理が施されることが
好ましい。
【0009】上記のように受刃部が第1と第2の受刃部
材を有することにより、この第1と第2の受刃部材によ
ってワークを支持した状態で刃部の刃によってワークを
切断することが可能となる。そして、この第1と第2の
受刃部材の間隔を適切に調整することにより、切り口の
だれの程度を上記の場合よりもさらに軽減することが可
能となる。また、第1の受刃部材の上面にワークの滑り
止めのための処理が施されることにより、切断中のワー
クの滑りを効果的に抑制することが可能となる。それに
より、ワークの切断を容易かつ効率的に行なうことが可
能となる。上記の滑り止めの処理としては、たとえば、
第1の受刃部材の上面に凹凸を設ける等の処理を施すこ
とを挙げることができるが、このような滑り止めのため
の処理を施すことにより切断後にワークに傷が残ること
が考えられる。しかしながら、上記のように第1の受刃
部材の上面にのみ選択的に上記の滑り止めのための処理
を施すことにより、捨てる側のワークに第1の受刃部材
を当接させ、上面に滑り止めのための処理が施されてい
ない第2の受刃部材を残す側のワークに当接させて切断
を行なうことが可能となる。それにより、切断後に残す
側のワークの表面に傷が残ることを効果的に阻止するこ
とが可能となる。その結果、切断後のワークの美観を向
上させることが可能となる。
【0010】また、上記の受刃部における刃部と対向す
る側の上面は、刃部側に凸な曲面により構成され、相対
的に刃先側に位置する受刃部の上面の曲率は、相対的に
刃元側に位置する受刃部の上面の曲率以上の大きさを有
することが好ましい。ここで、上記の曲面には、たとえ
ば表面が凹凸面により形成されていたとしてもその表面
を覆う仮想の面を考えた場合にその面が全体として曲面
により構成されていると認められるものも含まれるもの
と定義する。したがって、たとえば図3に示される受刃
部3aの上面7は、凹凸面により形成されている部分を
含むが、このような上面7も曲面により構成されると解
釈されるべきである。
【0011】上記のように、受刃部の上面を曲面で構成
することにより、上記の切断角を刃元から刃先に向けて
徐々に大きくすることが可能となる。それにより、既に
述べたような効果が得られる。このとき、相対的に刃先
側に位置する上面の曲率を、相対的に刃元側に位置する
上面の曲率より大きいものとすることにより、刃先に向
かうにつれて切断角の増加の程度をより大きくすること
が可能となる。それにより、さらに容易に切断中にワー
クを揺動させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を用いて、この
発明に係る切断手工具の一例について説明する。図1
は、この発明に係る切断手工具1を示す正面図である。
【0013】図1を参照して、この発明に係る切断手工
具1は、第1の部材2と第2の部材3とを備える。この
場合であれば、第1と第2の部材2,3は、ともに金属
製の部材からなるものであるが、それ以外の材質を選択
的に含むものであってもよい。
【0014】第1の部材2は、刃板部2aと第1の把手
2bとを有する。刃板部2aの端部には刃部2a1が設
けられる。第1の把手2bは、リベット5a,5bを介
して刃板部2aと連結される。また、第2の部材3は、
刃部2a1を受入れる受刃部3aと第2の把手3bとを
有する。なお、刃板部2aと第1の把手2bとは同一の
材質からなるものであってもよく、異なる材質からなる
ものであってもよい。また、受刃部3aと第2の把手3
bについても同様に、同一の材質により構成されてもよ
く異なる材質により構成されてもよい。
【0015】上記の第1と第2の部材2,3は、連結ピ
ン4を介して互いに回動可能に連結される。そして、第
1と第2の把手2b,3bを手で握り互いに近づく方向
(図1における矢印の方向)に回動操作することによ
り、刃部2a1が受刃部3aに近づく方向に回動操作さ
れる。それにより、刃部2a1と受刃部3aとの間に配
置されるワークを切断することが可能となる。
【0016】図2には、刃先を広げた状態の切断手工具
1が示されている。刃部2a1の端部には、ワークに当
接され実際に切断を行なう刃2a2が設けられる。この
刃2a2の接線8と、受刃部3aにおいて刃部2a1と
対向する側の上面7の接線9a,9bとのなす角度θ
1,θ2を本願明細書では「切断角」と称し、この切断
角θ1,θ2が刃部2a1の刃元2a4から刃先2a3
に向かって徐々に大きくなるように設定される。より具
体的には、相対的に刃元2a4側に位置する受刃部3a
の上面7の接線9aと、相対的に刃先2a3側に位置す
る受刃部3aの上面7の接線9bとを考えた場合、接線
9aと接線8とのなす角度θ1よりも接線9bと接線8
とのなす角度θ2の方が大きくなるように設定される。
【0017】それにより、図5に示されるように、切断
中にワーク12を実線で示される状態から一点鎖線で示
される状態へと容易に変位させることが可能となる。つ
まり、切断中にワーク12を容易に揺動させることが可
能となる。これは、次のような理由によるものと考えら
れる。
【0018】上記のように切断角が刃元2a4から刃先
2a3に向かって徐々に大きくなるように設定されてい
るため、切断中のワーク12における刃先2a3側の底
部とその直下に位置する受刃部3aの上面7との間の間
隙Dを切断角が一定の場合よりも大きくすることが可能
となる。そのため、刃先2a3側に位置するワーク12
をたとえば手で受刃部3a側に押圧することにより、上
記の間隙Dが小さい場合(切断角が一定の場合)と比べ
て大きな力を容易にワーク12に付与することが可能と
なる。それにより、ワーク12に押し込まれた状態の刃
2a2をワーク12から容易に引き離すことが可能とな
る。その結果、上述のように、切断中にワーク12を揺
動させることが可能となる。それにより、切断中に適宜
ワーク12を揺動させて刃元2a4側に送ることがで
き、容易かつスムーズにワーク12を切断することが可
能となる。
【0019】次に、図3と図4とを用いて、切断手工具
1における第1と第2の部材2,3の構造についてより
詳しく説明する。
【0020】図3(a)は、第2の部材3の平面図であ
り、図3(b)は、第2の部材3の正面図である。まず
図3(a)を参照して、受刃部3aは、互いに対向する
ように間隔をあけて配置される第1と第2の受刃部材3
a1と3a2とを有する。この場合であれば、1対の板
状の部材が刃部2a1の延在方向と平行な方向に延びる
ように立設されているが棒状等の他の形状の部材を平行
に配置するようにしてもよい。このように、第1と第2
の受刃部材3a1,3a2を有することにより、これら
の双方でワークを支持した状態でワークを切断すること
が可能となる。そして、この第1と第2の受刃部材3a
1,3a2の間の間隔をたとえば刃板部2aの厚みと同
程度となるように調整することにより、切断後のワーク
の切り口におけるだれの発生を効果的に抑制することが
可能となる。
【0021】なお、図3(a)に示されるように、第1
と第2の受刃部材3a1,3a2間には刃2a2の下方
への変位を規制するための凸部3cが形成されている。
この凸部3cの存在により、第1と第2の受刃部材3a
1,3a2よりも下方へ刃板部2aが移動することを阻
止できる。
【0022】また、図3(a)に示されるように、第1
の受刃部材3a1の上面にはほぼ鋸刃状の凹凸面が形成
されているが、第2の受刃部材3a2の上面にはそれが
形成されていない。このように、第1の受刃部材3a1
の上面にのみ凹凸面を形成することにより、捨てずに残
す側のワークに傷がつくことを効果的に抑制するととも
にワークの切断中の滑りをも抑制することが可能とな
る。その結果、切断後のワークの美観を向上させること
が可能となる。さらに、第2の把手3bを受刃部3aよ
り幅広とすることにより、第2の把手3bを手で握りや
すくできる。なお、第1の把手2bも、同様の理由で、
刃板部2aより幅広であることが好ましい。
【0023】次に、図3(b)を参照して、受刃部3a
の上面7は、この場合であれば、一定の曲率を有する曲
面により構成される。ここで、第1の受刃部材3a1の
上面は微視的に見れば曲面により構成されてはいない
が、図3(b)に示されるように、全体として見ればほ
ぼ一定の曲率の曲線に沿った面となっている。つまり、
第1の受刃部材3a1を覆う仮想の面を考えた場合には
この仮想の面は一定の曲率を有する曲面となる。本願明
細書では、このように全体としてみれば実質的に曲面と
みなすことができる面をも曲面と称するものと定義す
る。
【0024】このように、受刃部3aの上面7が一定の
曲率の曲面によって構成されることにより、切断角を刃
元2a4から刃先2a3に向かって徐々に増大させるこ
とが可能となる。それにより、既に述べたように、切断
作業を容易かつスムーズに行なうことが可能となるとい
う効果が得られる。なお、受刃部3aの上面7の曲率を
刃元2a4側から刃先2a3に側に向けて徐々に大きく
してもよく、それにより、さらに切断作業を容易かつス
ムーズに行なえるものと考えられる。また、受刃部3a
には孔6が設けられ、この孔6内に連結ピン4が嵌着さ
れる。
【0025】次に、図4を用いて、第1の部材2の構造
についてより詳しく説明する。図4(a)は、第1の部
材2の刃板部2aを示す正面図であり、図4(b)は第
1の部材2の第1の把手2bを示す正面図である。
【0026】まず図4(a)を参照して、刃板部2aの
一端に刃部2a1が設けられ、この刃部2a1はほぼ直
線状の刃2a2を有する。また、刃板部2aの中央部に
は孔10aが形成され、この孔10a内に連結ピン4が
嵌着される。また、この孔10aと間隔をあけて2つの
孔10b,10cがそれぞれ形成される。この孔10
b,10c内には上述のリベット5a,5bがそれぞれ
嵌着される。そして、リベット5a,5bによって、刃
板部2aと後述する第1の把手2bとが連結されること
となる。
【0027】次に、図4(b)を参照して、第1の把手
2bの一端近傍には孔11a,11bが間隔をあけて設
けられている。この孔11a,11bには上記のリベッ
ト5a,5bがそれぞれ嵌着される。
【0028】次に、上述のような構造を有する切断手工
具1を用いた切断作業について、再び図5を用いて説明
する。
【0029】図5を参照して、まず、切断手工具1の刃
先2a3を開き、刃部2a1と受刃部3aとの間にワー
ク12を挿入する。この場合であれば、ワーク12は、
たとえば、塩化ビニル樹脂などからなるU字材である。
このようなワーク12を刃部2a1と受刃部3aの上面
7との間に挿入した後、第1と第2の把手2b,3bを
手で握りそれらを近づける方向に回動操作する。
【0030】それにより、第1と第2の受刃部材3a
1,3a2の上面によって支持されたワーク12に刃元
2a4側の刃2a2が押し込まれることとなる。そし
て、ある程度刃2a2がワーク12内に押し込まれた
後、すなわち、刃元2a4側の刃2a2によってワーク
12をある程度切断した後、ワーク12を揺動させる。
このとき、受刃部3aの上面7が刃部2a1側に凸な曲
面により構成されているため、刃先2a3側に位置する
ワーク12の底面とその直下の受刃部3aの上面7との
間隙Dを大きくでき、ワーク12に大きな力を付与しや
すくなる。それにより、ワーク12を図5における実線
で示される状態から一点鎖線で示される状態へと容易に
揺動し得ることとなる。その結果、ワーク12に押し込
まれていた刃2a2がワーク12から容易に引き離さ
れ、再び切断手工具1の刃先2a3を容易に開くことが
できる。
【0031】そして、その直後にワーク12を刃元2a
4側に送り、再び刃元2a4側の刃2a2でワーク12
を切断することが可能となる。このように、切断中にワ
ーク12を容易かつスムーズに刃元2a4側に送ること
ができるので、ワーク12をスムーズに切断することが
可能となる。
【0032】また、主に刃元2a4側の刃2a2でワー
ク12を切断することができるので、切断に要する力も
少なくて済む。したがって、たとえば脚立の上でも安全
にワーク12の切断作業を行なうことが可能となる。
【0033】なお、上記の実施の形態では、受刃部3a
の上面7を曲面により構成したが、切断角が刃元2a4
から刃先2a3に向かって徐々に大きくなるものであれ
ば、受刃部3aの上面を平面状にし刃2a2を曲線状の
ものとするなど他の手法を採用することも可能である。
また、ワーク12の滑り止めの手法として第1の受刃部
材3a1の上面に凹凸面を形成したが、ワーク12の滑
り止め機能を有するものであれば、たとえば第1の受刃
部材3a1の上面を摩擦係数の高い材質により構成する
などの他の手法を採用してもよい。
【0034】以上のように、この発明の1つの実施の形
態について説明を行なったが、今回開示された実施の形
態はすべての点で例示であって制限的なものではないと
考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範
囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施の形態における切断手工
具を示す正面図である。
【図2】刃先を開いた状態の切断手工具を示す正面図で
ある。
【図3】(a)は切断手工具の一部である第2の部材の
平面図である。(b)は第2の部材の正面図である。
【図4】(a)は第1の部材の一部である刃板部の正面
図である。(b)は第1の部材の一部である第1の把手
の正面図である。
【図5】図1に示される切断手工具を用いてワークを切
断している様子を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 切断手工具 2 第1の部材 2a 刃板部 2a1 刃部 2a2 刃 2a3 刃先 2a4 刃元 2b 第1の把手 3 第2の部材 3a1 第1の受刃部材 3a2 第2の受刃部材 3b 第2の把手 3c 凸部 4 連結ピン 5a,5b リベット 6,10a,10b,10c,11a,11b 孔 7 上面 8,9a,9b 接線 12 ワーク θ1,θ2 切断角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に刃部を有し他端側に第1の把手
    を有する第1部材と、 前記第1部材に対し回動可能に該第1部材に連結され、
    一端側に前記刃部を受入れる受刃部を有し他端側に第2
    の把手を有する第2部材とを備え、 前記第1と第2の把手を互いに近づける方向に回動操作
    することにより前記刃部が前記受刃部に向かって回動操
    作され前記刃部と前記受刃部との間に配置される切断対
    象を切断する切断手工具であって、 前記刃部と対向する側の前記受刃部の上面の接線と該刃
    部における刃の接線とのなす角度である切断角が、前記
    刃部の刃元側より刃先側で大きくなることを特徴とす
    る、切断手工具。
  2. 【請求項2】 前記受刃部は、前記刃部の延在方向と平
    行に配置された第1と第2の受刃部材を含み、 前記刃部の刃は前記第1と第2の受刃部材間に受入れら
    れ、 前記第1の受刃部材の前記刃部と対向する側の上面に、
    前記切断対象の滑り止めのための処理が施される、請求
    項1に記載の切断手工具。
  3. 【請求項3】 前記受刃部の前記刃部と対向する側の上
    面は、前記刃部側に凸な曲面により構成され、 相対的に前記刃先側に位置する前記上面の曲率は、相対
    的に前記刃元側に位置する前記上面の曲率以上の大きさ
    を有する、請求項1または2に記載の切断手工具。
JP3187297A 1997-02-17 1997-02-17 切断手工具 Withdrawn JPH10225581A (ja)

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