JPH10225525A - 放射線治療計画方法および装置 - Google Patents

放射線治療計画方法および装置

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JPH10225525A
JPH10225525A JP9028723A JP2872397A JPH10225525A JP H10225525 A JPH10225525 A JP H10225525A JP 9028723 A JP9028723 A JP 9028723A JP 2872397 A JP2872397 A JP 2872397A JP H10225525 A JPH10225525 A JP H10225525A
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irradiation field
radiation
roi
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JP9028723A
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Shigeru Kojima
滋 小島
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の撮影装置で撮影した画像に基づいて治
療用放射線の照射野を直観性良くまた正確に設定する放
射線治療計画方法および装置を実現する。 【解決手段】 被治療体の3次元的な画像データに基づ
いて、被治療体に対する放射線治療装置の仮想線源位置
を視点とする透視像を作成する透視像作成手段110
と、透視像作成手段が作成した透視像上で治療用放射線
の照射野を設定する照射野設定手段102,103とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線治療計画方
法および装置に関し、特に、治療用放射線の照射野を設
定する放射線治療計画方法および装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線治療装置で患者の悪性腫瘍等を治
療するに当たり、患部に適合した照射野を決める必要が
ある。そこで、放射線治療計画により患部の位置や形状
に対応した放射線の照射野が設定される。放射線治療計
画は、X線シミュレータ(simulator) によるものとCT
(computed tomography) シミュレータによるものとがあ
る。
【0003】X線シミュレータによるものは、放射線治
療装置の放射線照射系と幾何学的構成(ジオメトリ(geo
metry))が同一なX線照射系を持つX線撮影装置(X線
シミュレータ)により患者の透視像を撮影し、その透視
像上で患部を含む関心領域(ROI(region of interes
t))を指定(描画)し、このROIに対応した放射線の
照射野を設定するようになっている。
【0004】CTシミュレータによるものは、X線CT
装置で撮影した透視撮影像(スカウト(scout) 画像)ま
たは体軸断層像(アキシャル(axial) 画像)上でROI
を描画し、このROIに対応した放射線の照射野を設定
するようになっている。
【0005】このようにして設定された照射野に合わせ
て、放射線治療装置の放射線出射窓の形状が調節され、
計画された通りの照射野に放射線の照射が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】X線シミュレータによ
るものは、X線照射系のジオメトリを放射線治療装置の
放射線照射系と一致させた専用のX線撮影装置、すなわ
ちX線シミュレータを必要とするので装置が大型化する
という問題がある。
【0007】CTシミュレータによるものは、通常のX
線CT装置で撮影した画像を利用するのでX線シミュレ
ータが不要になる利点があるが、一般的にX線照射系の
ジオメトリが放射線治療装置の放射線照射系のそれとは
一致しないので、画像上で指定したROIが直ちに照射
野とはならないという問題がある。
【0008】すなわち、X線CT装置でスカウト画像を
撮影する場合は、厚み方向に偏平な扇状X線ビーム(bea
m)を厚み方向に患者の体軸に沿って相対的に平行移動さ
せながら撮影するので、それによって得られる透視像
は、放射線治療装置から照射されるコーン(cone)状の放
射線ビームによる透視像とは異なるものとなる。
【0009】また、X線CT装置のX線焦点−X線検出
器間距離と放射線治療装置の線源位置−治療アイソセン
タ(isocenter) 間距離とが相違することにより、画面内
の映像のプロポーション(proportion)が相違する。この
ため、スカウト画像上で指定したROIをそのまま治療
用放射線の照射野とすると、予期せぬ部位が放射線に曝
される恐れがある。
【0010】また、アキシャル画像上でROIを指定す
る場合は、体軸方向の所定の長さ範囲にわたって撮影し
た複数のアキシャル画像について、いちいちROIを指
定しなければならないので手数が掛かり、しかも、アキ
シャル画像は治療用放射線の照射方向とは概ね直交する
方向から患者を見た像となるから、そこで指定したRO
Iから治療用放射線の照射野すなわち放射線治療装置側
から見た放射線の照射範囲を直観的に把握することが困
難である。
【0011】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、通常の撮影装置で撮影した
画像に基づいて治療用放射線の照射野を直観性良くまた
正確に設定する放射線治療計画方法および装置を実現す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の課題を解決する第1の発明は、被治療体の
3次元的な画像データに基づいて前記被治療体に対する
放射線治療装置の仮想線源位置を視点とする透視像を作
成し、前記透視像上で治療用放射線の照射野を設定する
ことを特徴とする。
【0013】第1の発明では、治療用放射線の仮想線源
位置を視点とする透視像を被治療体内の3次元的範囲を
撮影した画像から作成することによりX線シミュレータ
で撮影したものに相当する透視像が得られ、この透視像
上で照射野を設定することにより治療時に放射線を当て
る範囲と一致する照射野が得られる。したがって、通常
の撮影装置で撮影した画像に基づいて治療用放射線の照
射野を直観性良くまた正確に設定する放射線治療計画方
法を実現することができる。
【0014】第1の発明において、撮影装置で撮影した
前記被治療体の透視撮影像上での照射野の設定を併用
し、前記透視像と前記透視撮影像のうちの一方に設定さ
れた照射野を他方に写像することが、患部を明瞭に弁別
した照射野設定を行う点で好ましい。
【0015】また、第1の発明において、前記透視像の
作成は、前記照射野の変更に伴う治療アイソセンタ位置
の変化に合わせて前記視点を変更し、前記透視像を作り
直すことが、透視像上に設定した照射野を治療時に放射
線が当たる範囲に正確に一致させる点で好ましい。
【0016】〔2〕上記の課題を解決する第2の発明
は、被治療体の3次元的な画像データに基づいて、前記
被治療体に対する放射線治療装置の仮想線源位置を視点
とする透視像を作成する透視像作成手段と、前記透視像
作成手段が作成した透視像上で治療用放射線の照射野を
設定する照射野設定手段とを具備することを特徴とす
る。
【0017】第2の発明では、透視像作成手段で治療用
放射線の仮想線源位置を視点とする透視像を被治療体内
の3次元的範囲を撮影した画像から作成することによ
り、X線シミュレータで撮影したものに相当する透視像
が得られ、この透視像上に照射野設定手段で照射野を設
定することにより治療時に放射線を当てる範囲と一致す
る照射野が得られる。したがって、通常の撮影装置で撮
影した画像に基づいて治療用放射線の照射野を直観性良
くまた正確に設定する放射線治療計画装置を実現するこ
とができる。
【0018】〔3〕上記の課題を解決する第3の発明
は、第2の発明において、撮影装置で撮影した前記被治
療体の透視撮影像上で照射野を設定する第2の照射野設
定手段と、前記透視像と前記透視撮影像のうちの一方に
設定された照射野を他方に写像する写像手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0019】なお、ここで、撮影装置で被治療体の透視
撮影像を撮影することの範疇には、少なくとも、X線C
T装置により被治療体のスカウト画像を撮影することが
含まれる。
【0020】第3の発明では、実撮影によって得られた
分解能の良い透視撮影像上に第2の照射野設定手段で照
射野を設定することにより、患部を明瞭に弁別した照射
野設定が行われ、写像手段で照射野を透視像上に写像す
ることにより対応する照射野が透視像上で示される。し
たがって、通常の撮影装置で撮影した画像に基づいて治
療用放射線の照射野を直観性良くまた正確に設定する放
射線治療計画装置を実現することができる。
【0021】〔4〕上記の課題を解決する第4の発明
は、第2または3の発明において、前記透視像作成手段
は前記照射野の変更に伴う治療アイソセンタ位置の変化
に基づいて前記視点を変更しその変更された視点に基づ
いて前記透視像を作成することを特徴とする。
【0022】第4の発明では、透視像作成手段で照射野
の変更に伴う治療アイソセンタ位置の変化に合わせて透
視像を作り直すことにより、治療アイソセンタに正対す
る視点からの透視像が得られる。したがって、透視像上
に設定した照射野は治療時に放射線が当たる範囲に正確
に一致する。すなわち、通常の撮影装置で撮影した画像
に基づいて治療用放射線の照射野を直観性良くまた正確
に設定する放射線治療計画装置を実現することができ
る。
【0023】〔5〕上記の課題を解決する第5の発明
は、第2〜4のいずれか1つの発明において、前記照射
野設定手段は予め用意された定型のパターンを利用して
照射野を設定することを特徴とする。
【0024】第5の発明では、照射野設定手段は予め用
意された定型のパターン(pattern)を利用して照射野を
設定する。それによって照射野設定の利便性が向上す
る。 〔6〕上記の課題を解決する第6の発明は、第3〜5の
いずれか1つの発明において、前記透視像と前記透視撮
影像の同時表示を行う表示手段を備えたことを特徴とす
る。
【0025】第6の発明では、表示手段により透視像と
透視撮影像の同時表示が行われる。それによって、両画
像を併用した能率の良い照射野設定を行うことができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。
【0027】図1に放射線治療計画装置のブロック(blo
ck) 図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例であ
る。なお、本装置の構成によって本発明の装置に関する
実施の形態の一例が示される。また、本装置の動作によ
って本発明の方法に関する実施の形態の一例が示され
る。
【0028】先ず、本装置の構成を説明する。図1に示
すように、本装置はシステム(system)制御部101を有
する。システム制御部101は例えばコンピュータ(com
puter)等によって構成される。システム制御部101に
は表示部102と操作部103が接続されている。表示
部102は本発明における表示手段の実施の形態の一例
である。表示部102は例えばグラフィック・ディスプ
レイ(graphic display) 装置等を備えている。操作部1
03は例えばキーボード(keyboard)等のコマンド(comma
nd) 入力装置および例えばトラックボール(track ball)
装置等のようなポインティング・デバイス(pointing de
vice) を備えている。
【0029】表示部102と操作部103は、操作者の
ためのマンマシン・インターフェイス(man-machine int
erface) を構成する。操作者はこのマンマシン・インタ
ーフェイスを通じて本装置を駆使し、放射線治療計画を
作成する。
【0030】システム制御部101には画像記憶部10
4が接続されている。図示しない撮影装置で撮影した画
像が、画像記憶部104に記憶される。図示しない撮影
装置は例えばX線CT装置等であり、それにより患者を
撮影して得た断層像と透視撮影像が記憶される。X線C
T装置等は本発明における撮影装置の実施の形態の一例
である。
【0031】断層像は、例えば図2に示すように、患者
の体21を体軸22の方向に長さLにわたってマルチス
ライス・スキャン(multislice scan) して撮影した複数
の体軸断層像すなわちアキシャル画像231〜23nで
ある。例えば胸部を撮影した場合、長さLは40cm程
度であり、アキシャル画像の枚数は数十枚程度である。
これらアキシャル画像231〜23nは患者の体内の所
定の3次元的範囲を撮影した画像を与える。アキシャル
画像231〜23nは、本発明における被治療体の3次
元的な画像の実施の形態の一例である。
【0032】透視撮影像は、例えば図3に示すように、
アキシャル画像231〜23nの撮影範囲と共通する範
囲について、X線焦点20から照射される扇状のX線ビ
ーム201を体軸方向に走査して患者の体21を透視撮
影した像、すなわちスカウト画像24である。スカウト
画像24は、本発明における撮影装置で撮影した被治療
体の透視撮影像の実施の形態の一例である。なお、透視
撮影は、放射線治療装置によって患者の体21に放射線
を照射するのと同じ側から行われる。
【0033】システム制御部101には、線源位置−治
療アイソセンタ間距離記憶部105が接続されている。
線源位置−治療アイソセンタ間距離記憶部105は、図
示しない放射線治療装置の線源位置−治療アイソセンタ
間距離を記憶するものである。
【0034】放射線治療装置の放射線照射系のジオメト
リが、例えば図4に示すように、線源31からコーン状
の放射線ビーム32を照射野面33に向けて照射するよ
うになっているとき、線源31から照射野面33に降ろ
した垂線34の交点が治療アイソセンタ35となり、垂
線34の長さが線源位置−治療アイソセンタ間距離とな
る。この距離は放射線治療装置の機種に対応した固有の
値であり、例えば100cmである。
【0035】システム制御部101には暫定治療アイソ
センタ位置設定部106が接続されている。暫定治療ア
イソセンタ位置設定部106は、患者の体における治療
アイソセンタの暫定位置を設定するものである。暫定治
療アイソセンタ位置設定部106は例えばコンピュータ
のデータ(data)処理機能等によって実現される。
【0036】暫定治療アイソセンタ位置は、例えばアキ
シャル画像231〜23nの撮影範囲の中心すなわち中
心スライスにおける体軸の位置に設定される。この暫定
治療アイソセンタ位置は、後述するようにアキシャル画
像から最初の透視像を作成するのに利用される。
【0037】システム制御部101には照射野面位置設
定部107が接続されている。照射野面位置設定部10
7は、患者の体における照射野面の位置を設定するもの
である。これは例えばコンピュータのデータ処理機能等
によって実現される。照射野面位置は患部位置の深さに
合わせて設定される。
【0038】すなわち、例えば図5に示すように、表示
部102に表示されたアキシャル画像23上で患部像2
5が認められたとき、それをよぎるように照射野面位置
26が設定される。このような設定は操作者が操作部1
03を操作することによって行われ、矢印で示すように
上下方向(患者の体の深さ方向)に位置が調節される。
【0039】システム制御部101には治療アイソセン
タ位置計算部108が接続されている。治療アイソセン
タ位置計算部108は、治療アイソセンタの位置を計算
するものである。これは例えばコンピュータのデータ処
理機能等によって実現される。治療アイソセンタの位置
は照射野面位置、照射野面内での照射野位置および照射
野形状に応じて計算される。これについては後にあらた
めて説明する。
【0040】システム制御部101には治療アイソセン
タ位置記憶部109が接続されている。治療アイソセン
タ位置記憶部109は、治療アイソセンタ位置計算部1
08が計算した治療アイソセンタ位置を記憶するもので
ある。
【0041】システム制御部101には透視像作成部1
10が接続されている。透視像作成部110は、画像記
憶部104に記憶されているアキシャル画像231〜2
3nから透視像を作成するものである。透視像は本発明
における透視像の実施の形態の一例である。透視像作成
部110は本発明における透視像作成手段の実施の形態
の一例である。これは例えばコンピュータのデータ処理
機能等によって実現される。
【0042】透視像としては放射線治療装置の放射線照
射系のジオメトリに従って患者を透視した像を作成する
ようになっている。すなわち、放射線照射系のジオメト
リが図4に示したようなものであるとき、患者の体に設
定した照射野面33(図5における照射野面位置26)
上の治療アイソセンタ35に線源位置−治療アイソセン
タ間距離(例えば100cm)だけ離れて正対する位
置、すなわち線源31の位置に視点を置き、この視点か
ら患者を透視した画像を作成する。これによって、放射
線治療装置の線源位置を視点とする透視像が形成され
る。
【0043】具体的には、アキシャル画像231〜23
nが記憶されている3次元データ空間内に、上記の視点
すなわち仮想的な線源位置から放射される多数の視線経
路を設定し、視線経路上の全ての画素値を視線毎に積算
することによって作成される。この透視像は線源31か
ら照射されるコーン状の放射線ビーム32によって患者
を透視した像に相当するものとなり、いわゆるX線シミ
ュレータで撮影した透視像に相当する。
【0044】視線の設定に当たっては、線源位置−治療
アイソセンタ間距離記憶部104の記憶値、暫定治療ア
イソセンタ位置設定部105の設定値(または治療アイ
ソセンタ位置記憶部109の記憶値)を含むジオメトリ
データが利用される。作成された透視像は画像記憶部1
04に記憶される。
【0045】システム制御部101にはスカウト画像上
ROI記憶部111が接続されている。スカウト画像上
ROI記憶部111はスカウト画像上に設定されたRO
I(region of interest)を記憶するものである。ROI
は本発明における照射野の実施の形態の一例である。ス
カウト画像上でのROIは、操作者がスカウト画像を画
像記憶部104から読み出して表示部102に表示さ
せ、操作部103を操作することによって設定(描画)
される。表示部102および操作部103は、本発明に
おける第2の照射野設定手段の実施の形態の一例であ
る。スカウト画像上でのROIは、次に述べる透視像上
ROIを変換したものとしても与えられ、その場合はそ
れが記憶される。
【0046】システム制御部101には透視像上ROI
記憶部112が接続されている。透視像上ROI記憶部
112は透視像上に設定されたROIを記憶するもので
ある。ROIは本発明における照射野の実施の形態の一
例である。透視像上でのROIの設定(描画)は、画像
記憶部104から読み出されて表示部102に表示され
た透視像につき、操作者により操作部103を通じて行
われる。表示部102および操作部103は、本発明に
おける照射野設定手段の実施の形態の一例である。透視
像上でのROIは上記のスカウト画像上ROIを変換し
たものとしても与えられ、その場合にはそれが記憶され
る。
【0047】システム制御部101にはROI変換部1
13が接続されている。ROI変換部113は、スカウ
ト画像と透視像のいずれか一方上に設定されたROIを
他方の画像におけるROIに変換するものである。RO
I変換部113は本発明における写像手段の実施の形態
の一例である。これは例えばコンピュータのデータ処理
機能等によって実現される。
【0048】スカウト画像と透視像とは透視のジオメト
リが異なるので、一方の画像上で設定したROIの形状
および位置がそのまま他方のROI形状/位置になると
は限らない。そこで、ROI変換部113を設けてそれ
ぞれのジオメトリに合わせた相互のROI変換を行うよ
うにしている。すなわち、ROI変換部113はスカウ
ト画像と透視像の間で相互にROIの写像を行うもので
ある。
【0049】スカウト画像と透視像の間のROIの変換
(写像)の概念を図6によって説明する。図6はそれぞ
れのジオメトリによってスカウト画像と透視像を撮影す
る場合の模式図であり、(a)は患者体BDYを体軸A
Xの方向に見た図、(b)は患者体BDYを真横から見
た図である。患者体BDYには患部MLGが含まれてい
る。
【0050】同図に示すように、スカウト画像SCT
は、X線焦点FCS(の軌跡)から照射されるX線XR
Yの経路に沿った患者体BDYの投影となり、透視像R
ADは、線源31の位置から発散する視線RRYの経路
に沿った投影となって、両者は幾何学的条件が互いに異
なる画像となる。
【0051】このため、患部MLGの投影像は、スカウ
ト画像SCTにおいては患部像SCTmとなり、透視像
RADにおいては患部像RADmとなる。すなわち、同
一の患部MLGでありながら、その像はスカウト画像S
CTと透視像RADとで別々な相対位置に投影されかつ
形状も相違する。
【0052】スカウト画像SCTと透視像RADの間に
はそれらを形成するジオメトリによって定まる一定の関
係があるので、その関係を利用することにより、患部像
SCTmとRADmの間で相互に形状/位置を変換する
ことができる。患部像SCTmの形状/位置はスカウト
画像におけるROIに関わるものであり、患部像RAD
mの形状/位置は透視像RADにおけるROIに関わる
ものである。したがって、スカウト画像上でのROIと
透視像上でのROIを相互に変換すなわち写像すること
ができる。
【0053】システム制御部101には定型ROI記憶
部114が接続されている。定型ROI記憶部114は
定型ROIを記憶するものである。定型ROIとは、治
療対象の患部に応じて予め用意されている標準的なRO
Iのパターンのことである。そのようなパターンが例え
ば数十種類程度記憶されている。スカウト画像または透
視像にROIを設定する場合、操作者は自由なROIを
描画する代わりに、適当な定型ROIを読み出して利用
することができる。
【0054】システム制御部101には計画出力部11
5が接続されている。計画出力部115は本装置で作成
した治療計画すなわち治療用放射線の照射野を特定する
情報を出力するものである。情報の形態は放射線治療装
置の照射野制御機構に適応したものとされる。
【0055】例えば、ディジタル(digital) 制御可能な
ものにはディジタルデータが出力され、アナログ(anal
og) 制御されるものにはアナログ信号が出力される。こ
れらの出力はオンライン(on line) 伝送または記憶媒体
を介しオフライン(off line)放射線治療装置に供給され
る。また、手動操作されるものについては操作用の指示
値が印刷媒体等に出力される。あるいは表示部102に
表示するようにしても良い。
【0056】次に、本装置の動作を説明する。図7に本
装置の動作をフロー図によって示す。以下、図7によっ
て動作を説明する。ステップST1において、例えばX
線CT装置等から治療対象患者のアキシャル画像とスカ
ウト画像を取得し、画像記憶部104に記憶する。これ
によって、例えば乳癌を持つ患者の胸部について撮影し
た、体軸方向の長さ40cmの範囲にわたる数十枚のア
キシャル画像231〜23nと1枚のスカウト画像24
が画像記憶部104に記憶される。
【0057】ステップST2において、線源位置−治療
アイソセンタ間距離設定部105により線源位置−治療
アイソセンタ間距離の設定が行われる。これによって、
放射線治療装置の線源位置−治療アイソセンタ間距離例
えば100cmが設定される。
【0058】ステップST3において、暫定治療アイソ
センタ位置設定部106によって暫定治療アイソセンタ
位置が設定される。暫定治療アイソセンタとして、例え
ばアキシャル画像の撮影範囲の中心が選ばれ、その3次
元座標が設定される。
【0059】ステップST4において、透視像作成部1
10により透視像の作成が行われる。最初の透視像は、
暫定アイソセンタ位置から線源位置−治療アイソセンタ
間距離(100cm)だけ離れた位置にある視点から患
者を透視した像が、画像記憶部104内のアキシャル画
像231〜23nから作成される。
【0060】ステップST5において、表示部102に
スカウト画像と透視像の2画面同時表示が行われる。ス
カウト画像は画像記憶部104から読み出したスカウト
画像24が表示される。透視像は透視像作成部110が
作成した透視像が表示される。この状態を模式的に示せ
ば例えば図8のようになる。これらの画像は同一の部位
を透視した画像ではあるが、透視のジオメトリが異なる
ので、図6に示したようにスカウト画像SCTと透視像
RADとは画像の幾何学的条件が相違する。
【0061】このような幾何学的条件の相違により、ス
カウト画像SCTは放射線治療の視点からの透視像とは
異なるものの、実撮影による画像なので画像の分解能が
高く細部まで明瞭に描出されている。それに対して、透
視像RADは、放射線治療の視点からの透視像そのもの
ではあるが、例えば体軸方向の長さ40cmの範囲を数
十スライス程度で撮影したアキシャル画像から作成した
ものなので、スカウト画像SCTよりも画像の分解能が
低く、必ずしも細部まで明瞭に描出されない。このよう
に両画像は長短を合い補う関係にある。この関係が後述
のROIの設定において有効に利用される。
【0062】ステップST6において、操作者により照
射野面位置変更の要否が判定される。上記の暫定アイソ
センタ位置の設定により照射野面位置は体軸の位置に暫
定的に設定されているので、一般的には照射野面位置の
変更が必要である。
【0063】そこで、ステップST7において、照射野
面位置の変更を行う。その場合、図5によって説明した
ように、操作者は表示部102にアキシャル画像23を
一時的に表示させ、その画像上で認められる患部像をよ
ぎるように照射野面位置を変更する。
【0064】照射野面位置の変更に伴って治療アイソセ
ンタの深さ方向の位置が変わる。そこで、ステップST
4に戻って新たな治療アイソセンタ位置に合わせた透視
像の作り直しが行われる。これによって、ステップST
5では作り直し後の透視像RADが表示部102にスカ
ウト画像SCTと並べて表示される。
【0065】操作者は表示された透視像RADからさら
なる照射野面位置の変更が必要かどうかを判定し、必要
な場合は、ステップST4〜7のループにより照射野面
位置の変更とそれに伴う透視像の作り直しを繰り返させ
る。
【0066】ステップST8において、操作者によりR
OIの描画が行われる。ROIの描画は、表示部102
に表示されたスカウト画像SCTまたは透視像RADの
上で、ポインティング・デバイス等により患部像を囲む
適宜の図形を描くことによって行われる。スカウト画像
SCT上では、画像の分解能が高いことにより患部と正
常部とを精密に弁別しながらROIを描画することがで
きる。透視像RAD上では治療用の放射線が当たる範囲
との一致性が良いROI描画が行える。
【0067】スカウト画像上にROI描画を行ったとき
は、例えば図9に示すようにスカウト画像上ROIsが
描画される。このスカウト画像上ROIsがスカウト画
像上ROI記憶部111に記憶される。透視像上にRO
I描画を行ったときは、例えば図10に示すように透視
像上ROIrが描画される。これが透視像上ROI記憶
部112に記憶される。
【0068】スカウト画像上にROI描画を行ったとき
は、ステップST9において、治療アイソセンタ位置計
算部108により治療アイソセンタ位置が計算される。
すなわち、描画されたROIの位置および形状に応じて
治療アイソセンタ位置が当初暫定的に設定された位置と
は違ってくるので、描画されたROIの位置および形状
に対応した治療アイソセンタ位置が計算し直される。
【0069】治療アイソセンタ位置の計算は、治療アイ
ソセンタ位置計算部108に備えられた所定のアルゴリ
ズム(algorithm) によって行われる。算出された新たな
治療アイソセンタ位置は治療アイソセンタ位置記憶部1
09に記憶される。
【0070】ステップST10において、ROI変換部
113によりスカウト画像上ROIが透視像上ROIに
変換される。これによって、例えば図9に示すように、
スカウト画像上ROIsが透視像上ROIr’に変換さ
れる。変換によって得られた透視像上ROIr’は透視
像上ROI記憶部112に記憶される。
【0071】治療アイソセンタ位置が変化したことによ
り、ステップST4に戻って新たな治療アイソセンタ位
置に合わせた透視像が作成される。すなわち、新たな治
療アイソセンタ位置に線源位置−治療アイソセンタ間距
離だけはなれて正対する視点(仮想線源位置)から見た
透視像が作り直される。この透視像がステップST5で
表示されることにより、図9における透視像RADは、
新たな治療アイソセンタ位置に正対する新たな仮想線源
位置から見た透視像となる。
【0072】このため、その上に表示されている透視像
上ROIr’は、いわゆるX線シミュレータによって撮
影した透視像でのROIに相当するものとなる。したが
って、操作者は透視像上ROIr’を観察することによ
り治療用放射線の照射野を直観的に把握することがで
き、その適否を正確に判断することができる。
【0073】照射野が適切でないときは、ステップST
8でROI修正を行う。ROI修正は、スカウト画像上
ROIsまたは透視像上ROIr’のいずれについても
行うことができる。ここでは、治療時の照射野との一致
性に着目して透視像上ROIr’について修正するもの
とし、例えば図10に示すように修正した透視像上RO
Irを形成する。
【0074】それに伴って、ステップST11におい
て、治療アイソセンタ位置計算部108により、透視像
上ROIrの位置および形状に対応した治療アイソセン
タ位置が再計算される。計算された新たな治療アイソセ
ンタ位置は治療アイソセンタ位置記憶部109に記憶さ
れる。
【0075】ステップST12では、ROI変換部11
3により、例えば図10に示すように、透視像上ROI
rがスカウト画像上ROIs’に変換される。変換によ
って得られたスカウト画像上ROIs’はスカウト画像
上ROI記憶部111に記憶される。
【0076】そして、ステップST4に戻って、透視像
上ROIrの修正によって変化した治療アイソセンタ位
置に合わせて透視像が作成し直され、表示部102の透
視像RADが更新される。操作者は更新された透視像R
AD上での透視像上ROIrを観察することによりその
適否を判定する。適切なROIが得られるまで上記の操
作を繰り返し、確定したROIを治療用放射線の照射野
とする。これで治療計画が完成する。計画値は計画出力
部115を通じて出力される。
【0077】ROIは、操作者が自由な形状を描画する
代わりに、定型ROI記憶部114に記憶されている定
型ROIの中から適宜のものを選択して用いるようにし
ても良い。その場合の動作を図11によって説明する。
図11においてステップST1〜ST7は図7における
ものと同様なので説明を省略する。
【0078】操作者は、ステップST13で定型ROI
を選択することにし、ステップST14において、定型
ROI記憶部114から所望の定型ROIを読み出して
表示部102のスカウト画像または透視像の上に描画さ
せる。どちらに描画させるかは操作者が指定する。
【0079】スカウト画像上に描画させると、例えば図
12に示すように定型のスカウト画像上ROIsがスカ
ウト画像SCT上に描画される。透視像上に描画させる
と、例えば図13に示すように定型の透視像上ROIr
が透視像RAD上に描画される。ぞれぞれの画像におけ
る最初の描出位置は定型ROIの形状によって予め決ま
っている。
【0080】いずれかの画像上で定型ROIが描画され
ると、ステップST4に戻って、描画された定型ROI
のアイソセンタ位置に合わせた視点からの透視像が作り
直され、表示部102の透視像RADが新たな視点から
のものに更新される。
【0081】操作者は、ステップST15において、定
型ROIの位置や形状を必要に応じて修正する。位置の
修正は操作部103のポインティング・デバイス等によ
り、例えば図14に矢印で示すように、定型ROIの図
形をドラッグ(drag)することによって行う。形状の修正
は、同じくポインティング・デバイス等により、例えば
図15に矢印で示すように、定型ROIの図形の輪郭を
部分的に移動させることによって行う。なお、図15の
(a)は直角をなす2つの輪郭線を同時に平行移動させ
る場合を示し、同図の(b)は直角をなす2つの輪郭線
の一方を平行移動させる場合を示す。
【0082】このような修正に伴って治療アイソセンタ
位置が変わるので、スカウト画像SCT上で行われた修
正に対しては、ステップST16において治療アイソセ
ンタ位置の計算が行われ、透視像RAD上での修正に対
しては、ステップST18において治療アイソセンタ位
置が計算される。
【0083】それに続いて、それぞれステップST17
およびステップST19において、スカウト画像上RO
Iから透視像上ROIへの変換および透視像上ROIか
らスカウト画像上ROIへの変換がそれぞれ行われる。
【0084】そして、ステップST4に戻って新たな治
療アイソセンタ位置に合わせた視点からの透視像の作成
が行われ、新たな透視像RAD上で定型ROIの妥当性
が調べられる。このような操作を必要なだけ繰り返し、
定型ROIによる照射野の計画を完成させる。完成した
計画は計画出力部115を通じて出力される。
【0085】なお、画像記憶部104に記憶する断層像
および透視撮影像は、必ずしもX線CT装置で得た画像
のみに限るものではなく、例えば磁気共鳴撮影装置(M
RI(Magnetic Resonance Imaging)装置)によって得た
画像であっても良い。磁気共鳴撮影装置は、3次元イメ
ージングにより患者の体内の3次元的範囲について連続
的な画像を得ることができる点で好ましい。
【0086】その場合、その画像から作成される透視像
は分解能が高いので、透視像において患部と正常部の精
密な弁別が可能である。したがって、治療計画における
スカウト画像の併用を省略することが可能になり能率が
上がる。
【0087】また、X線CT装置のマルチスライス・ス
キャンを例えばスライス厚およびスキャンピッチ(pitc
h) が共に1mm以下であるようなファインピッチ(fine
pitch)で行える場合も、アキシャル画像から分解能の
高い透視像を得ることができるので、スカウト画像を併
用しない治療計画を実施することが可能である。
【0088】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、治療用放射線の仮想線源位置を視点とする透
視像を被治療体内の3次元的範囲を撮影した画像から作
成することによりX線シミュレータで撮影したものに相
当する透視像を得て、この透視像上で照射野を設定する
ことにより治療時に放射線を当てる範囲と一致する照射
野を得るようにしたので、通常の撮影装置で撮影した画
像に基づいて治療用放射線の照射野を直観性良くまた正
確に設定する放射線治療計画方法を実現することができ
る。
【0089】また、第2の発明によれば、透視像作成手
段で治療用放射線の仮想線源位置を視点とする透視像を
被治療体内の3次元的範囲を撮影した画像から作成する
ことにより、X線シミュレータで撮影したものに相当す
る透視像を得て、この透視像上に照射野設定手段で照射
野を設定することにより、治療時に放射線を当てる範囲
と一致する照射野を得るようにしたので、通常の撮影装
置で撮影した画像に基づいて治療用放射線の照射野を直
観性良くまた正確に設定する放射線治療計画装置を実現
することができる。
【0090】また、第3の発明によれば、実撮影によっ
て得られた分解能の良い透視撮影像上に第2の照射野設
定手段で照射野を設定することにより、患部を明瞭に弁
別した照射野設定を行い、写像手段で照射野を透視像上
に写像することにより対応する照射野を透視像上で示す
ようにしたので、通常の撮影装置で撮影した画像に基づ
いて治療用放射線の照射野を直観性良くまた正確に設定
する放射線治療計画装置を実現することができる。
【0091】また、第4の発明によれば、透視像作成手
段で照射野の変化に伴う治療アイソセンタ位置の変化に
合わせて透視像を作り直すことにより、治療アイソセン
タに正対する視点からの透視像を得るようにしたので、
透視像上に設定した照射野は治療時に放射線が当たる範
囲に正確に一致する。すなわち、通常の撮影装置で撮影
した画像に基づいて治療用放射線の照射野を直観性良く
また正確に設定する放射線治療計画装置を実現すること
ができる。
【0092】また、第5の発明によれば、照射野設定手
段により、予め用意された定型のパターンを利用して照
射野を設定するようにしたので、照射野設定の利便性が
向上する。
【0093】また、第6の発明によれば、表示手段によ
り透視像と透視撮影像の同時表示を行うようにしたの
で、両画像を併用した能率の良い照射野設定を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図
である。
【図2】X線CT装置でマルチスライス・スキャンによ
って撮影したアキシャル画像の概念図である。
【図3】X線CT装置で撮影したスカウト画像の概念図
である。
【図4】放射線治療装置における放射線照射系のジオメ
トリの概念図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例における照射野面位
置調節の概念図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例におけるROI変換
を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示す
フロー図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例の装置における表示
画像を示す模式図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例の装置における表示
画像を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態の一例の装置における表
示画像を示す模式図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフロー図である。
【図12】本発明の実施の形態の一例の装置における表
示画像を示す模式図である。
【図13】本発明の実施の形態の一例の装置における表
示画像を示す模式図である。
【図14】本発明の実施の形態の一例の装置における定
型ROIの移動を示す模式図である。
【図15】本発明の実施の形態の一例の装置における定
型ROIの修正を示す模式図である。
【符号の説明】
101 システム制御部 102 表示部 103 操作部 104 画像記憶部 105 線源位置−治療アイソセンタ間距離記憶部 106 暫定治療アイソセンタ位置設定部 107 照射野面位置設定部 108 治療アイソセンタ位置計算部 109 治療アイソセンタ位置記憶部 110 透視像作成部 111 スカウト画像上ROI記憶部 112 透視像上ROI記憶部 113 ROI変換部 114 定型ROI記憶部 115 計画出力部 21 患者の体 22 体軸 23,231〜23n アキシャル画像 24 スカウト画像 25 患部像 26 照射野面位置 31 線源 32 放射線ビーム 33 照射野面 34 垂線 35 治療アイソセンタ BDY 患者体 AX 体軸 MLG 患部 FCS X線焦点 XRY X線 RRY 視線 SCT スカウト画像 RAD 透視像 SCTm,RADm 患部像 ROIs,ROIs’ スカウト画像上ROI ROIr,ROIr’ 透視像上ROI

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被治療体の3次元的な画像データに基づ
    いて前記被治療体に対する放射線治療装置の仮想線源位
    置を視点とする透視像を作成し、 前記透視像上で治療用放射線の照射野を設定する、こと
    を特徴とする放射線治療計画方法。
  2. 【請求項2】 被治療体の3次元的な画像データに基づ
    いて前記被治療体に対する放射線治療装置の仮想線源位
    置を視点とする透視像を作成する透視像作成手段と、 前記透視像作成手段が作成した透視像上で治療用放射線
    の照射野を設定する照射野設定手段と、を具備すること
    を特徴とする放射線治療計画装置。
  3. 【請求項3】 撮影装置で撮影した前記被治療体の透視
    撮影像上で照射野を設定する第2の照射野設定手段と、 前記透視像と前記透視撮影像のうちの一方に設定された
    照射野を他方に写像する写像手段と、を備えたことを特
    徴とする請求項2に記載の放射線治療計画装置。
  4. 【請求項4】 前記透視像作成手段は前記照射野の変更
    に伴う治療アイソセンタ位置の変化に基づいて前記視点
    を変更しその変更された視点に基づいて前記透視像を作
    成する、ことを特徴とする請求項2または3に記載の放
    射線治療計画装置。
  5. 【請求項5】 前記照射野設定手段は予め用意された定
    型のパターンを利用して照射野を設定する、ことを特徴
    とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の放射線治療
    計画装置。
  6. 【請求項6】 前記透視像と前記透視撮影像の同時表示
    を行う表示手段、を備えたことを特徴とする請求項3〜
    5のいずれか1つに記載の放射線治療計画装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012171A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Toshiba Corp 医用画像撮影装置
JP2009523049A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ラジオロジーにおける患者皮膚線量の改良された表示
JP2011218220A (ja) * 2011-08-08 2011-11-04 Toshiba Corp 医用画像撮影装置

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