JPH10225312A - 自立傘 - Google Patents

自立傘

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Publication number
JPH10225312A
JPH10225312A JP3020697A JP3020697A JPH10225312A JP H10225312 A JPH10225312 A JP H10225312A JP 3020697 A JP3020697 A JP 3020697A JP 3020697 A JP3020697 A JP 3020697A JP H10225312 A JPH10225312 A JP H10225312A
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JP
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leg
umbrella
adjusting cylinder
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Application number
JP3020697A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ishizaka
武志 石坂
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Ishizaka Takeshi
Original Assignee
Ishizaka Takeshi
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手を汚さずに脚部の開閉ができ、脚部の開度
調節もできる自立傘を提供することを課題とする。 【解決手段】 傘の石突き4の脚部4aの基端部を管軸
2の先端部2bに取り付けた石突き基部4Aに枢着す
る。各脚部4aの枢着部分4bの内側に内向きの突起4
cを設ける。脚開閉部材7の中間部に狭窄部6aを設
け、該狭窄部6aに前記突起4cを挟む。前記管軸2の
先端部2b内に弾発部材7cを挿着して、該弾発部材7
cの弾発力によって脚開閉部材7を石突き4の脚部4a
方向に付勢させる。脚開閉部材7と傘の柄に設けた雌ね
じ付き調節筒を連結線8で結着して、その雌ねじ付き調
節筒を操作して、脚開閉部材7を上下動させ、その上下
動によって、前記突起4cを回転して脚部4aを開閉す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、例えば、駅のホ
ームや電車の車内など、傘立てのない場所でも傘を自立
させた状態で置くことのできる自立傘に関する。
【0002】
【従来の技術】 この種の自立傘として、例えば、実開
平3ー31312号公報に記載された自立傘が知られて
いる。この自立傘は、図10(A)、(B)に示すよう
に、シリンダー部分Aを有する石突き基部Bとその先端
に設けた開閉可能な脚部機構Cからなる石突きDを有す
る。シリンダー部分Aに係止爪Eを取り付け、また、シ
リンダー内部にはスプリングFと上下動可能な脚開閉部
材Gを収容している。脚部機構Cは、少なくとも3本の
脚Caと少なくとも3本のリンクCbから成る。脚開閉
部材Gは、リンクCbに連結したロッドHを有し、該ロ
ッドHの上下動によって脚部機構CのリンクCbを操作
して、脚Caを開閉する。
【0003】通常、図10(A)に示すように、シリン
ダー部分A内でスプリングFの弾発力によって、脚開閉
部材Gが押し下げられてリンクCbを引き下げ、脚部機
構Cを閉脚状態にしているが、ロッドHの下端部Iを地
面に付けるなどして該ロッドHを、即ち、脚開閉部材G
を押し上げると、図10(B)に示すように、スプリン
グFが圧縮され、脚部機構Cが開脚する。更に、係止爪
Eによって、脚開閉部材Gの切欠部Jが係止されると、
開脚が維持される。
【0004】閉脚状態に戻すときには、手によって係止
爪Eを押して係止爪Eと脚開閉部材Gの切欠部Jとの係
止を解除すると、スプリングFの弾発力によって、脚開
閉部材Gが元に戻り、脚部機構Cが閉脚状態となる。し
かしながら、この自立傘は、シリンダー部分A内部にス
プリングFや脚開閉部材Gを取り付け、更に、開閉可能
な脚部機構CもロッドHに連結したリンクCbを設ける
ので、構造が複雑であり、リンクCbの両端をピン結合
しているので、組み立てが面倒であるという不都合を有
する。
【0005】更に、この自立傘は、脚部機構Cを開脚す
るときに、うまく係止爪Eを脚開閉部材Gの切欠部Jに
係止しないと、開脚が維持されないので、開脚操作が簡
単にできない不都合がある。また、脚部を閉脚するとき
は、係止爪Eを手で押さなければならず、石突きDは通
常汚れやすいので、手が汚れてしまうことが多い。ま
た、更に、この自立傘は、単に脚部が開くか、又は閉じ
るかだけで脚部の開度を調節できない不都合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、容易に組
立ができ、手を汚さずに脚部の開閉が簡単にでき、更
に、脚部の開度調節もできる自立傘を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記の課題
を解決するものであって、その手段は、請求項1に記載
のとおり、管軸の基端部に柄を取り付け、該管軸の先端
部に開閉可能な脚部で形成した石突きを設けた自立傘に
おいて、各脚部の基端部の内側に内向きの突起を設け、
脚部の基端部を前記管軸の先端部に取り付けた石突き基
部に枢着し、前記管軸の先端部内に弾発部材を挿着し、
該弾発部材の先端に中間部に狭窄部を有する脚開閉部材
を置き、該狭窄部に前記各脚部の突起を挟み、該弾発部
材の弾発力によって前記脚開閉部材を傘の先端方向に付
勢させ、更に、柄に調節装置を設けて、該調節装置と前
記脚開閉部材の間に連結部材を設けて、該調節装置で連
結部材を介して前記脚開閉部材を移動して前記石突きの
脚部を開閉することを特徴とする自立傘である。
【0008】調節装置を開脚方向に操作すると、管軸の
先端部内に挿着された弾発部材の弾発力によって、脚開
閉部材が傘の先端方向に向かって移動する。該脚開閉部
材の傘の先端方向への移動により、脚開閉部材の中間部
の狭窄部に挟まれた各脚部の内向きの突起は、脚部と共
に枢着部を中心として回転して、石突きの脚部が開脚さ
れる。
【0009】調節装置を閉脚方向に操作すると、該調節
装置と連結部材によって連結された前記脚開閉部材が弾
発部材の弾発力に抗して柄の方向に向かって移動し、前
記脚開閉部材の狭窄部に挟まれてた各脚部の内向きの突
起が該脚部と共に、前記開脚時とは逆の方向に回転する
ので、石突きの脚部が閉脚される。
【0010】別の手段は、請求項2に記載のとおり、請
求項1に記載の自立傘において、調節装置が、管軸の柄
側に長手方向に設けたスリット内で移動自在のピンであ
って、脚開閉部材に連結線によって張設されているもの
と、柄側を向く端面を有する雌ねじ付き調節筒とからな
り、前記ピンの両端をスリット外に突出させて、該両端
に前記調節筒の端面を係合し、柄の管軸側の端部に設け
た筒状ボルト部に前記雌ねじ付き調節筒を噛み合わせ
て、該調節筒を操作して前記ピンを移動することにより
前記石突きの脚部を開閉することを特徴とする自立傘で
ある。
【0011】雌ねじ付き調節筒を開脚すべく回転する
と、該調節筒の雌ねじが柄の管軸側の端部の筒状ボルト
に噛み合っているので雌ねじ付き調節筒が該筒状ボルト
に沿って開脚方向、即ち、傘の先端方向に向かって移動
する。弾発部材の弾発力による脚開閉部材の傘の先端方
向への移動により、脚開閉部材の中間部の狭窄部に挟ま
れた各脚部の基端部の内側に設けた突起が脚部と共に回
動して、石突きの脚部が開脚される。
【0012】また、雌ねじ付き調節筒を閉脚すべく逆方
向に回転すると、該調節筒の雌ねじが筒状ボルトに噛み
合っているので雌ねじ付き調節筒が該筒状ボルトに沿っ
て閉脚方向、即ち、柄の方向に向かって移動し、前記雌
ねじ付き調節筒の柄側を向く端面に係合したピンも柄の
方向に向かって移動する。それによって、該ピンと連結
線によって張設された前記脚開閉部材も弾発部材の弾発
力に抗して柄の方向に向かって移動し、前記脚開閉部材
の狭窄部に挟まれてた各脚部の突起が該脚部と共に、前
記開脚時とは逆の方向に回転するので、石突きの脚部が
閉脚される。
【0013】更に、別の手段は、請求項3に記載のとお
り、請求項2に記載の自立傘において、雌ねじ付き調節
筒を筒状ボルト部に対して管軸方向に移動自在に設け、
閉脚行程の終端近くで雌ねじ付き調節筒の雌ねじが筒状
ボルト部のねじ部に噛み合うようにしたことを特徴とす
る自立傘である。
【0014】雌ねじ付き調節筒を管軸方向柄側に引っ張
って石突きの脚部を閉脚し、該閉脚行程の終端近くで、
雌ねじ付き調節筒の雌ねじが前記筒状ボルト部のねじ部
に噛み合うと、脚部は閉脚状態が維持される。また、開
脚するときには、手元で雌ねじ付き調節筒を少し回動す
るだけで、雌ねじ付き調節筒と筒状ボルトの噛み合わせ
が外れて、弾発部材の弾発力により脚開閉部材が傘の先
端方向に移動して、石突きの脚部を開脚できる。
【0015】
【発明の実施の形態】 図1において、1は自立傘であ
り、2はその管軸、3は管軸2の基端部2aに取り付け
られた柄、4は調節装置5によって開閉される脚部4a
を有する石突きである。該石突き4の基部4Aに上ろく
ろ1aを設け、該上ろくろ1aに複数の親骨1b、1b
を開閉自在に取り付けて、各親骨1bの上には傘地1c
を張る。
【0016】図2に示すように、石突き基部4Aを管軸
2の先端部2bに取り付け、該基部4Aに開閉可能な脚
部4aを枢着する。
【0017】石突き基部4Aは、図3(A)に示される
ように、基部本体4A−1と、管状の挿着部4Aー2と
から成り、基部本体4A−1には、図2に示した脚部4
aが枢着され、挿着部4A−2には、前記管軸2の先端
部2bが挿着される。
【0018】管軸2に対する基部本体4A−1の挿着に
先立って、上ろくろ1aを予め管軸2の先端部2bに嵌
合して、図2に示すように、上ろくろ1aと管軸2の先
端部2bを釘1cで止めておき、図2及び図3(A)に
示すように、石突き基部4Aの挿着部4Aー2を前記管
軸2の先端2bと上ろくろ1aの間に挿入して、前記挿
着部4A−2の終端部のスリット4A−5に前記釘1c
を挿入させる。
【0019】そして、図2と図3(A)に示すように、
釘1dを上ろくろ1aの穴1d´から前記石突き基部4
Aの挿着部4Aー2の穴4A−6を通して釘打ちし、上
ろくろ1aと挿着部4Aー2と管軸2の先端2bとを固
定する。また、上記のように、前記挿着部4Aー2内に
管軸2の先端部2bを挿着し、該挿着部4Aー2上に上
ろくろ1aを取り付ける際に、スリットを有する筒状の
補助具を用いて、該スリットに釘を通すようにして、管
軸2の先端2bと上ろくろ1aを釘打ちし、その後、前
記補助具を抜き出し、別の釘で、上ろくろ1aと挿着部
4Aー2と管軸2の先端2bと釘打ちすることで、それ
らを固定するようにしてもよい。
【0020】図示した自立傘は、石突き4を120度ず
つ3分割して開脚するものに構成した場合であり、基部
本体4A−1の石突き側の端面には、図3(B)に示さ
れるように、脚部4aの取り付け用の穴4A−4を有す
る略V字状の突部4A−3が120度づつ離して3箇所
に設けられている。
【0021】3本の脚部4aの基端部には、それぞれ、
図4(A)に示すように、穴4b−1をもつ枢着部4b
を設け、該枢着部4bの内側に内向きの突起4cを設け
た。
【0022】脚部4aは、図4(B)(C)に示すよう
に、各脚部4aの接合する面4aー1、4aー2に、そ
れぞれ、各脚部4aが接合したときの接合を確実にする
ための凹部4eと凸部4fを設ける。
【0023】なお、脚部4aを3本以上に増やしても良
いが、その場合、石突き4は、その脚部本数で360度
を均等に割った角度に分割される。
【0024】図5に示すように、脚部4aを開閉するた
めの脚開閉部材7は、中間部に狭窄部7aを設けた杵状
のものであり、更に、ワイヤやピアノ線などの連結線で
ある連結部材8を取り付けるためのロッド7bを有す
る。
【0025】図2に示すように、前記管軸2の先端部2
b内に、例えば、コイルバネである弾発部材7cを挿着
し、該弾発部材7cの先端に、連結部材8を取り付けた
脚開閉部材7を置く。このとき、該脚開閉部材7と弾発
部材7cの間にゴム製のワッシャを取り付けて、雨水な
どが管軸2内に入らないようにするのが好ましい。
【0026】各脚部4aを図2に一点鎖線で示すような
姿勢にして、各脚部4aの枢着部4bを前記突部4A−
3、4A−3の間に挿入すると共に、該脚開閉部材7の
狭窄部7aに前記各脚部4aの突起4cを挟み込み、前
記穴4A−4、4b−1に軸4dを通して、図2に示す
ように、基部本体4A−1と各脚部4aは枢着される。
【0027】更に、図2に実線で示すように、脚部4a
を閉脚状態にすると、脚開閉部材7が柄3の方向に移動
して弾発部材7cを移動するが、前記釘1dによって弾
発部材7cの移動が停止されて、弾発部材7cは圧縮さ
れる。そのために、弾発部材7cの弾発力によって前記
脚開閉部材7が傘1の先端方向に向かって押される。
【0028】次いで、図6に示すように、前記管軸2の
基端部2aには、雌ねじ付き調節筒9の移動を規制する
止め部材10が釘によって固定される。
【0029】図6に示すように、管軸2の柄側に長手方
向に設けたスリット2c内に、両端をスリット2cの外
に突出させた移動自在のピン11を、調節装置5の一部
として、取り付ける。
【0030】ピン11は、図7に示すように、前記連結
部材8が挿通される孔11aを中央に設けた短棒状のも
のである。
【0031】脚開閉部材7のロッド7bに結着された連
結部材8の一端を、小さな鉤などの器具を用いて、前記
スリット2cから取り出し、取り出した連結部材8の一
端を前記ピン11の孔11aに挿通する。その挿通した
連結部材8の一端には、前記孔11aの直径よりも大き
な断面積を有するロック部材13を結着して、前記孔1
1aから連結部材8の抜け止めをする。
【0032】また、図6に示すように、柄3の管軸2側
の端部に筒状のボルト部3aを設け、前記スリット2c
の近くに該筒状ボルト部3aがくるように柄3を管軸2
に釘で固定する。
【0033】調節装置5の一部として、雌ねじ付き調節
筒9は、図8に示すように、両端を空洞にして中央部内
側に雌ねじ9aを設け、図6に示すように、該内側に設
けた雌ねじ9aを柄3の筒状ボルト3aのねじ部に噛合
し、前記柄3と止め部材10の間に亘って移動自在に取
り付けられる。また、雌ねじ付き調節筒9は、柄3側に
向いた端面9bを形成して、該端面9bに前記ピン11
の両端を係合させる。
【0034】前記調節装置5は、図6に示す場合は、管
軸2の柄側に長手方向に設けたスリット2c内で移動自
在のピン11と、柄側を向く端面9bを有する雌ねじ付
き調節筒9とからなるが、他のもの、例えば、傘の柄の
部分に略L字状の切り溝を設けて、該切り溝にレバーを
係止したようなものであってもよい。
【0035】止め部材10は、図9に示すように、円筒
形の部材であって、中心に管軸挿入用の穴10aを明け
たものであるが、その石突き4側の一端に突起10bを
設け、図6に示すように、吸盤12を取り付けたひもや
鎖を該突起10bに取り付け、該吸盤12を近くの壁な
どに吸着させて、自立傘を一時的に置くようにしてもよ
い。
【0036】また、図6に示すように、管軸2には、傘
を開く押釦14を取り付けるための空隙部2dを設け
る。該空隙部2dに、前記押釦14を設けた板バネ15
の一端15aを配設し、空隙部2dから押釦14を外に
突出させる。板バネ15は、他端15bを管軸2の石突
き側のスリット2fに掛け止めし、中央部に下はじき1
6を有する。該下はじき16は、管軸2のスリット2e
から外側に突出し、そこに傘の下ろくろを掛け止めし
て、図1に示すような傘を閉じた状態にする。前記押釦
14を押すと、管軸2の外に突出した下はじき16が管
軸2の内側に引っ込んで、下ろくろの掛止が解かれて傘
が開くようになる。
【0037】図1に示す雌ねじ付き調節筒9の位置、即
ち、石突き4の閉脚位置から、雌ねじ付き調節筒9を手
で回転して開脚側、即ち、図1で下側に移動させると、
弾発部材7cの弾発力により、図2に示すように脚開閉
部材7が石突き4の脚部4a側に移動して、該脚開閉部
材7に挟まれた、脚部4aの枢着部4bの内側に設けた
突起4cが回転して、図1で一点鎖線で示されたよう
に、石突き4の脚部4aが開脚する。
【0038】また、雌ねじ付き調節筒9を逆側に回転し
て元に戻すと、雌ねじ付き調節筒9の柄側に向いた端面
9bが、雌ねじ付き調節筒9の移動に伴って、閉脚側、
即ち、図1で上側に移動し、そこに係合したピン11が
柄3側に移動し、該ピン11に連結した脚開閉部材7も
柄3側に移動して、該脚開閉部材7に挟まれた脚部4a
の突起4cが開脚時の回転方向とは逆に回転して、石突
き4の脚部4aが閉脚する。
【0039】また、上記とは別の実施の態様として、調
節装置5の一部である雌ねじ付き調節筒9を柄3の筒状
ボルト部3aに対して管軸方向に移動自在に設け、閉脚
行程の終端近くで雌ねじ付き調節筒9の雌ねじ9aが筒
状ボルト部3aのねじ部に噛み合うようにしてもよい。
【0040】雌ねじ付き調節筒9を管軸方向で柄3側に
引っ張ると、雌ねじ付き調節筒9の柄側に向いた端面9
bに係合したピン11が、雌ねじ付き調節筒9の移動に
伴って、柄3側に移動し、該ピン11に連結した脚開閉
部材7も柄3側に移動し、脚部4aは閉じるが、閉脚行
程の終端近くで、雌ねじ付き調節筒9の雌ねじ9aと前
記筒状ボルト3aのねじ部を噛み合うと、脚部4aの閉
脚状態が維持される。また、雌ねじ付き調節筒9を開脚
すべく少し逆方向に回転すると前記噛み合わせが外れ
て、前記弾発部材7cの弾発力により脚開閉部材7が傘
の先端方向に移動して、脚部4aを開脚する。このよう
な構成にすると、脚部4aの開度調節はできないが、雌
ねじ付き調節筒9を少し回転するだけで簡単かつ確実に
脚部4aを開閉できることとなる。
【0041】更に、別の実施の態様として、雌ねじ付き
調節筒9の雌ねじ9aの代わりに雌ねじ付き調節筒9の
内周に螺旋溝を設けると共に、柄3の筒状ボルト3aの
ねじ部の代わりに凸部を設け、該凸部を前記螺旋溝に係
合させるようにしてもよい。雌ねじ付き調節筒9を開脚
すべく回転すると、前記凸部と螺旋溝が係合したまま雌
ねじ付き調節筒9が傘の先端方向に移動し、前記弾発部
材7cの弾発力により脚開閉部材7が傘の先端方向に移
動して、脚部4aを開脚する。また、雌ねじ付き調節筒
9を開脚方向とは逆の方向に回転すると、前記凸部と螺
旋溝が係合したまま雌ねじ付き調節筒9が柄3の方向に
移動し、雌ねじ付き調節筒9の柄側に向いた端面9bに
係合したピン11が、雌ねじ付き調節筒9の移動に伴っ
て、柄3側に移動し、該ピン11に連結した脚開閉部材
7も柄3側に移動して、脚部4aは閉脚される。この場
合も、脚部4aの開度調節はできないが、雌ねじ付き調
節筒9を回転するだけで簡単かつ確実に脚部4aを開閉
できる。
【0042】
【発明の効果】 請求項1に記載の本発明の自立傘は、
各脚部の基端部の内側に内向きの突起を設け、その突起
部分を回転して各脚部を回動するものであるから、部品
数が少なく、部品相互の結合部分が少ないために、構造
が簡単であり、組み立てが容易である効果を有する。
【0043】請求項2に記載の本発明の自立傘は、手元
で雌ねじ付き調節筒を回動するだけで石突きの脚部を開
閉できるので、汚れた傘の先端部に手を触れることなく
容易に脚部の開閉操作ができ、しかも脚部の開度を自由
に調節しうる効果を有する。
【0044】請求項3に記載の本発明の自立傘は、閉脚
時には、雌ねじ付き調節筒を柄側に引っ張って石突きの
脚部を閉じ、閉脚行程の終端近くで、雌ねじ付き調節筒
を筒状ボルトに噛み合わせて閉脚状態を維持し、更に、
開脚時には、手元で雌ねじ付き調節筒を少し回動するだ
けで、雌ねじ付き調節筒と筒状ボルトの噛み合わせが外
れて、石突きの脚部を開脚できるので、石突きの脚部の
開閉操作が簡単にできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自立傘の要部を示すために、一部を
欠載した概略図。
【図2】 本発明の自立傘の石突きの拡大図。
【図3】 (A)は、石突き基部の断面図。(B)は、
石突き基部の端面図。
【図4】 (A)は、石突きの脚部の側面図。(B)
は、石突きの脚部の平面図。(C)は、石突きの脚部の
正面図。
【図5】 脚開閉部材を示す略図。
【図6】 石突きの閉脚時の雌ねじ付き調節筒の配置を
示す略図。
【図7】 ピンの概略図。
【図8】 雌ねじ付き調節筒の断面図。
【図9】 止め部材の断面図。
【図10】 (A)は、閉脚状態の従来の自立傘の石突
き脚部を示す略図。(B)は、開脚状態の従来の自立傘
の石突き脚部を示す略図。
【符号の説明】
1 自立傘 2 管軸 2a 基端部 2b 先端部 2c スリット 3 柄 3
a 筒状ボルト部 4 石突き 4A 石突き基部 4a 脚部
4b 枢着部 4c 突起 5 調節装置 7 脚開閉部材
7a 狭窄部 7c 弾発部材 8 連結線 9 雌ねじ付き
調節筒 9a 雌ねじ 9b 柄側を向く端面 11
ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管軸の基端部に柄を取り付け、該管軸の
    先端部に開閉可能な脚部で形成した石突きを設けた自立
    傘において、各脚部の基端部の内側に内向きの突起を設
    け、脚部の基端部を前記管軸の先端部に取り付けた石突
    き基部に枢着し、前記管軸の先端部内に弾発部材を挿着
    し、該弾発部材の先端に中間部に狭窄部を有する脚開閉
    部材を置き、該狭窄部に前記各脚部の突起を挟み、該弾
    発部材の弾発力によって前記脚開閉部材を傘の先端方向
    に付勢させ、更に、柄に調節装置を設けて、該調節装置
    と前記脚開閉部材の間に連結部材を設けて、該調節装置
    で連結部材を介して前記脚開閉部材を移動して前記石突
    きの脚部を開閉することを特徴とする自立傘。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自立傘において、調節
    装置が、管軸の柄側に長手方向に設けたスリット内で移
    動自在のピンであって、脚開閉部材に連結線によって張
    設されているものと、柄側を向く端面を有する雌ねじ付
    き調節筒とからなり、前記ピンの両端をスリット外に突
    出させて、該両端に前記調節筒の端面を係合し、柄の管
    軸側の端部に設けた筒状ボルト部に前記雌ねじ付き調節
    筒を噛み合わせて、該調節筒を操作して前記ピンを移動
    することにより前記石突きの脚部を開閉することを特徴
    とする自立傘。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自立傘において、雌ね
    じ付き調節筒を筒状ボルト部に対して管軸方向に移動自
    在に設け、閉脚行程の終端近くで雌ねじ付き調節筒の雌
    ねじが筒状ボルト部のねじ部に噛み合うようにしたこと
    を特徴とする自立傘。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6936485B2 (en) * 2000-03-27 2005-08-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a light emitting device

Cited By (2)

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