JPH10225183A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御方法

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JPH10225183A
JPH10225183A JP9044599A JP4459997A JPH10225183A JP H10225183 A JPH10225183 A JP H10225183A JP 9044599 A JP9044599 A JP 9044599A JP 4459997 A JP4459997 A JP 4459997A JP H10225183 A JPH10225183 A JP H10225183A
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JP
Japan
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compressor
pattern
transistor module
voltage
output voltage
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JP9044599A
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Masaru Matsuzaki
勝 松崎
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の圧縮機の負荷大による同圧縮機
の運転停止を防止し、室内環境の悪化を防止する。 【解決手段】 直流電圧をトランジスタモジュール3で
スイッチングして圧縮機を駆動するモータ4に印加し、
かつ前記トランジスタモジュール3のトランジスタを予
め設定したV/Fパターンの値にしたがって駆動する。
このとき、シャント抵抗R1に流れる電流に応じてホト
カプラ回路6のホトトランジスタがオン、オフし、この
オンにより積分回路7の出力電圧が降下し、ホトトラン
ジスタがオフすると、積分回路7の出力電圧が上昇す
る。マイクロコンピュータ10はその積分回路7の出力
電圧をA/D変換ポートに入力して検出する(トランジ
スタモジュール3の入力電流を検出する)。また、その
検出出力電圧が予め設定した複数ゾーンのうち何れのゾ
ーンに入っているか否かを判断して現V/Fパターンの
値を補正し、あるいは前記圧縮機の運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機の過電
流保護技術に係り、特に詳しくは圧縮機の負荷大による
圧縮機の運転停止を防止する空気調和機の制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機には、商用の交流電
源を直流電源に変換し、この変換直流電源をトランジス
タモジュールで任意の交流電圧に変換して圧縮機のモー
タに供給するタイプのものがある。
【0003】このタイプの空気調和機は、図5に示す構
成をしており、交流電源1を交流・直流変換部2で直流
電源に変換してトランジスタモジュール3に供給する。
トランジスタモジュール3は、複数のトラジスタとダイ
オードをそれぞれ並列に接続し、かつ三相ブリッジに接
続したものであり、入力直流電源を三相交流に変換して
圧縮機を駆動する三相のモータ4に印加し、モータ4を
駆動する。
【0004】このとき、制御部5が前記トランジスタモ
ジュール3を制御し、かつ圧縮機を予め設定したV/F
パターンにしたがって制御する。この制御部5は、トラ
ンジスタモジュール3のトランジスタを駆動するために
マイクロコンピュータ5aおよび駆動回路等を備えてい
る。なお、マイクロコンピュータ5aは当該空気調和機
の運転に必要な制御も行う。
【0005】また、前記空気調和機は、トランジスタモ
ジュール3の入力過電流を保護するために過電流保護回
路を備えており、シャント抵抗R1および抵抗R2,R
3で入力電流を電圧の形で検出し、この検出電圧が所定
値になると、ホトカプラ回路6のホトトランジスタがオ
ンして積分トリップ回路(コンデンサCおよび抵抗R4
による積分回路)7を作動する。
【0006】この場合、ホトトランジスタがオンする
と、積分回路7の出力電圧が降下し始め、ホトトランジ
スタがオンのままであると、積分回路7の出力電圧は所
定時間でほぼ2V程度まで降下する。
【0007】前記積分回路7の出力電圧がマイクロコン
ピュータ5aのI/O入力ポート5aaに入力してお
り、マイクロコンピュータ5aは積分回路7の出力電圧
がL(ほぼ2V)になると、つまり入力電流が所定時間
継続して所定値以上であれば、異常であると判断して過
電流保護のために圧縮機の運転を停止し、つまりトラン
ジスタモジュール3の駆動を停止する。
【0008】このようにして、トランジスタモジュール
3の入力電流が一定値以上で、かつ所定時間継続したと
きには、圧縮機の運転を停止するため、トランジスタモ
ジュール3や圧縮機の破損等を防止することができ、安
全性を確保することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記空気調
和機の制御方法においては、圧縮機の負荷状態によって
もトランジスタモジュール3の入力電流が増減し、例え
ば負荷が大きくなると、モータ4のトルクを補うために
トランジスタモジュール3の入力電流が増大し、この結
果ホトカプラ回路6のホトトランジスタがオンする。
【0010】このように、負荷大の状態にあり、ホトカ
プラ回路6のホトトランジスタが所定時間オンしている
と、積分回路7の出力電圧がほぼ2Vまで降下すること
から、異常であるとして過電流保護のために圧縮機の運
転を停止することになり、ひいては室内環境が悪化す
る。
【0011】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は圧縮機の負荷大における運転停止を防
止し、ひいては室内環境の悪化を抑えることができ、ま
たコストアップなしに実現することができる空気調和機
の制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は少なくとも直流電圧をトランジスタモジ
ュールでスイッチングし、該スイッチングした電圧を圧
縮機を駆動するモータに印加して同圧縮機を制御する
際、前記圧縮機を予め設定したV/Fパターンにしたが
って制御する空気調和機の制御方法において、前記トラ
ンジスタモジュールの入力電流を検出し、該検出電流に
応じて前記V/Fパターンの値を補正するようにしたこ
とを特徴としている。
【0013】この発明は少なくとも直流電圧をトランジ
スタモジュールでスイッチングして圧縮機を駆動するモ
ータに印加し、かつ前記圧縮機を予め設定したV/Fパ
ターンにしたがって制御する空気調和機の制御方法にお
いて、前記トランジスタモジュールの入力過電流を検出
するための過電流保護回路は積分回路を有しており、該
積分回路の出力電圧をマイクロコンピュータのA/D変
換ポートに入力して前記トランジスタモジュールの入力
電流を電圧で検出するとともに、該検出電圧が複数ゾー
ンのうち何れのゾーンに入っているか否かを判断し、該
判断したゾーンにしたがって前記V/Fパターンの値を
補正し、あるいは前記圧縮機の運転を停止するようにし
たことを特徴としている。
【0014】この発明は少なくとも直流電圧をトランジ
スタモジュールでスイッチングし、該スイッチングした
電圧を圧縮機を駆動するモータに印加して同圧縮機を制
御する際、前記圧縮機を予め設定したV/Fパターンに
したがって制御する空気調和機の制御方法において、前
記トランジスタモジュールの入力電流を検出し、該検出
電流に応じて前記V/Fパターンを変更するようにした
ことを特徴としている。
【0015】この発明は少なくとも直流電圧をトランジ
スタモジュールでスイッチングして圧縮機を駆動するモ
ータに印加し、かつ前記圧縮機を予め設定したV/Fパ
ターンにしたがって制御する空気調和機の制御方法にお
いて、前記トランジスタモジュールの入力過電流を検出
するための過電流保護回路は積分回路を有しており、該
積分回路の出力電圧をマイクロコンピュータのA/D変
換ポートに入力して前記トランジスタモジュールの入力
電流を電圧で検出するとともに、該検出電圧が複数ゾー
ンのうち何れのゾーンに入っているか否かを判断し、該
判断したゾーンに応じて前記V/Fパターンを変更し、
あるいは前記圧縮機の運転を停止するようにしたことを
特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図4を参照して詳しく説明する。なお、図1
中、図5と同一部分および相当部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0017】この発明の空気調和機の制御方法は、圧縮
機を駆動するトランジスタモジュールの入力電流により
過電流保護回路の積分回路の出力電圧が変化するため
(降下、上昇するため)、その出力電圧によりトランジ
スタモジュールの入力電流状態の検出が可能であること
に着目したものである。
【0018】そこで、積分回路の出力電圧をマイクロコ
ンピュータのA/D変換ポートに入力し、トランジスタ
モジュールの入力電流を検出、監視し、その入力電流に
より圧縮機の負荷状態を判断し、圧縮機の負荷状態に応
じて同圧縮機のV/Fパターンの値を補正し(あるいは
V/Fパターンを変更し)、トランジスタモジュールの
入力電流を下げて圧縮機の運転停止を防止する。
【0019】そのために、図1に示すように、この空気
調和機の制御方法は積分回路7の出力電圧をマイクロコ
ンピュータ10のA/D変換ポート10aに入力してト
ランジスタモジュールの入力電流を電圧で検出し、この
検出入力電流(出力電圧)が下記表1のいずれのゾーン
に入っているか否かを判断し、この判断したゾーンに応
じて圧縮機のV/Fパターンの値を補正する。
【0020】
【表1】
【0021】前記表1において、積分回路7の出力電圧
がゾーン1である場合V/Fパターンの値を−1とし
(1ポイント下げ;所定値下げ)、ゾーン2である場合
V/Fパターンの値を+1とし(1ポイント上げ;所定
値上げ)、ゾーン3である場合V/Fパターンの値を+
2とし(2ポイント上げ;所定値の2倍上げ)、ゾーン
4にある場合圧縮機の運転を停止する。
【0022】なお、マイクロコンピュータ10は、前記
表1を内部メモリに記憶しており、また図5に示すマイ
クロコンピュータ5がA/D変換ポートを備えていれば
同マイクロコンピュータ5で兼用できる。次に、前記構
成とした空気調和機の制御装置の動作を図2のフローチ
ャート図を参照して説明すると、例えば所定指令を受け
たマイクロコンピュータ10が圧縮機を制御するものと
する。
【0023】このとき、マイクロコンピュータ10は予
め設定されている1つのV/Fパターンにしたがって圧
縮機を制御する一方、この圧縮機の運転中に図2に示す
ルーチンを一定時間毎に実行する。
【0024】まず、圧縮機が運転中であることから、ス
テップST1からST2に進み、A/D変換ポートの入
力(積分回路7の出力電圧)を検出し、この検出出力電
圧値が前記表1のゾーン1ないし4の何れに入っている
か否かを検出する。
【0025】続いて、前記出力電圧がゾーン1に入って
いるか否かを判断し(ステップST3)、例えばトラン
ジシタモジュール3の入力電流がそれほど増大する傾向
になく、出力電圧が4.8Vないし5Vの範囲である場
合、ゾーン1と判断する。
【0026】続いて、出力電圧がゾーン1にあるとき
に、現圧縮機のV/Fパターンの値が基本のV/Fパタ
ーン(予め設定した1つのV/Fパターン)の値より大
きいか否かを判断する(ステップST4)。
【0027】現圧縮機のV/Fパターンの値が基本のV
/Fパターンより大きくないときには、つまり後述する
処理でV/Fパターンの値が所定値上がっていないとき
には、圧縮機の負荷が大きくなく、トランジスタモジュ
ール3の入力電流が増大していないとして、当該ルーチ
ンを終了する。
【0028】ここに、圧縮機の負荷が大きく、前記トラ
ンジスタモジュール3の入力電流が増大することによ
り、ホトカプラ回路6のホトカプラがオンし、積分回路
7の出力電圧が降下し、例えば4Vないし4.8Vの範
囲(ゾーン2の範囲)に入ると(ステップST2)、ス
テップST3からST6に進み、前記表1にしたがって
圧縮機のV/Fパターンの値を所定値上げる。
【0029】なお、積分回路7の出力電圧が3Vないし
4Vの範囲(ゾーン3の範囲)に入ると(ステップST
2)、ステップST3からST6に進み、前記表1にし
たがって圧縮機のV/Fパターンの値を所定値の2倍上
げる。
【0030】また、積分回路7の出力電圧が2Vないし
3Vの範囲(ゾーン4の範囲)に入ると、ステップST
3からST6に進み、負荷大による電流増大でないと判
断し、つまり本来の過電流状態であると判断し、前記表
1にしたがって圧縮機の運転を停止する。
【0031】ところで、前記圧縮機の負荷が大きい状態
であれば、前記ゾーン2あるいはゾーン3の範囲におけ
る処理(V/Fパターンの値を所定値上げる処理)が行
われるため、トランジスタモジュール3の入力電流が下
がり、ホトカプラ回路6のホトトランジスタはオフとな
り、積分回路7の出力電圧が上昇する。
【0032】前述した圧縮機の運転停止以外の場合、一
定時間経過すると、再度当該ルーチンを実行する。例え
ば、前記ゾーン2の範囲における処理により積分回路7
の出力電圧が上昇して4.8Vないし5Vの範囲(ゾー
ン1の範囲)に入ると(ステップST2)、ステップS
T3からST4に進み、圧縮機の現V/Fパターンの値
が基本のV/Fパターン(予め設定した1つのV/Fパ
ターン)の値より大きいか否かを判断する。
【0033】この場合、圧縮機の現V/Fパターンの値
が基本のV/Fパターンの値より大きくなっていること
から、ステップST5に進み、所定時間経過か否かを判
断する。当該ルーチンの開始から所定時間が経過するま
で、ステップST2ないしST5を繰り返してトランジ
スタモジュール3の入力電流を監視する。
【0034】前記所定時間の間に、積分回路7の出力電
圧が4Vないし4.8Vの範囲(ゾーン2の範囲)に入
ると(ステップST2)、ステップST3からST6に
進み、前記表1にしたがって圧縮機のV/Fパターンの
値を所定値上げる。また、積分回路7の出力電圧が3V
ないし4Vの範囲(ゾーン3の範囲)に入ると(ステッ
プST2)、ステップST3からST6に進み、前記表
1にしたがって圧縮機のV/Fパターンの値を所定値の
2倍上げる。
【0035】さらに、積分回路7の出力電圧が2Vない
し3Vの範囲(ゾーン4の範囲)に入ると、ステップS
T3からST6に進み、負荷大による電流増大でないと
判断し、つまり本来の過電流状態であると判断し、前記
表1にしたがって圧縮機の運転を停止する。
【0036】前記所定時間の間に、トランジスタモジュ
ール3の入力電流が増大せず、つまり積分回路7の出力
電圧が4.8Vないし5Vの範囲(ゾーン1の範囲)に
入っているときには、ステップST5からST6に進
み、前記所定時間後に前記表1にしたがって圧縮機のV
/Fパターンの値を所定値下げ、当該ルーチンを終了す
る。
【0037】なお、前記積分回路7の出力電圧が4.8
Vないし5Vの範囲(ゾーン1の範囲)に入っている
間、前記表1にしたがって圧縮機のV/Fパターンの値
を所定値下げることになるが、基本のV/Fパターンの
値より小さくすることはない。
【0038】このように、圧縮機の運転中に一定時間毎
に図2に示すルーチンを実行することにより、トランジ
スタモジュール3の入力電流の増減を監視し、圧縮機の
負荷増大による場合圧縮機のV/Fパターンの値を補正
し、その入力電流を抑えるようにしたので、圧縮機の運
転停止を防止することができ、ひいては室内環境の悪化
を防ぐことができる。
【0039】また、トランジスタモジュール3の入力電
流が極めて大きくなり、あるいはそのV/Fパターンの
値を補正しても入力電流が降下する場合には圧縮機の運
転を停止することができ、本来の過電流保護機能として
動作する。
【0040】さらに、積分回路7の出力をマイクロコン
ピュータ10のA/D変換ポートに入力し、前記処理を
マイクロコンピュータで実行するだけよいことから、コ
ストアップにならずに済む。
【0041】図3および図4はこの発明の他の実施の形
態を説明するためのフローチャート図およびグラフ図で
ある。なお、この実施の形態では、図1に示す制御装置
を参照して説明するが、マイクロコピュータ10のプロ
グラムが異なっており、かつマイクロコンピュータ10
は下記表2および図4に示す複数のV/Fパターンを記
憶している。
【0042】
【表2】
【0043】前記表2において、積分回路7の出力電圧
がゾーン1にある場合V/Fパターンを1つ下げ、ゾー
ン2にある場合V/Fパターンを1つ上げ、ゾーン3に
ある場合圧縮機の運転を停止する。
【0044】まず、圧縮機が運転中であることから、ス
テップST10からST11に進み、A/D変換ポート
の入力(積分回路7の出力電圧)を検出し、この検出出
力値が前記表1のゾーン1ないし3の何れに入っている
か否かを検出する。
【0045】続いて、前記出力電圧がゾーン1に入って
いるか否かを判断し(ステップST12)、例えばトラ
ンジシタモジュール3の入力電流がそれほど増大する傾
向になく、出力電圧が4.8Vないし5Vの範囲である
場合、ゾーン1と判断する。
【0046】続いて、出力電圧がゾーン1にあるときに
は、現圧縮機のV/Fパターンが基本V/Fパターン
(図4の実線参照)であるか否かを判断する(ステップ
ST13)。
【0047】現圧縮機のV/Fパターンが基本V/Fパ
ターンと同じであるときには、つまり後述する処理でV
/Fパターンの値が所定値上がっていないときには、圧
縮機の負荷が大きくなく、トランジスタモジュール3の
入力電流が増大していないとして、当該ルーチンを終了
する。
【0048】ここに、圧縮機の負荷が大きく、前記トラ
ンジスタモジュール3の入力電流が増大することによ
り、ホトカプラ回路6のホトトランジスタがオンし、積
分回路7の出力電圧が降下し、例えば3Vないし4.8
Vの範囲(ゾーン2の範囲)に入ると(ステップST1
1)、ステップST12からST15に進み、前記表2
にしたがって圧縮機のV/Fパターンを1つ上げる。例
えば、現V/Fパターンが基本V/Fパターン(図4の
実線参照)であれば、1つ上の第1のV/Fパターン
(図4の波線参照)に上げる。
【0049】なお、積分回路7の出力電圧が2Vないし
3Vの範囲(ゾーン3の範囲)に入ると、ステップST
12からST15に進み、負荷大による電流増大でない
と判断し、つまり本来の過電流状態であると判断し、前
記表2にしたがって圧縮機の運転を停止する。
【0050】ところで、前記圧縮機の負荷が大きい状態
であれば、前記ゾーン2あるいはゾーン3の範囲におけ
る処理(V/Fパターンを変更する処理)が行われるた
め、トランジスタモジュール3の入力電流が下がり、ホ
トカプラ回路6のホトトランジスタはオフとなり、積分
回路7の出力電圧が上昇する。
【0051】前述した圧縮機の運転停止以外の場合、一
定時間経過すると、再度当該ルーチンを実行し、例えば
積分回路7の出力電圧が上昇し、4.8Vないし5Vの
範囲(ゾーン1の範囲)に入っていると(ステップST
11)、ステップST12からST13に進み、圧縮機
の現V/Fパターンが基本V/Fパターンと同じである
か否かを判断する。
【0052】この場合、前述V/Fパターンの変更処理
により、圧縮機の現V/Fパターンが基本V/Fパター
ンでないと、ステップST14に進み、所定時間経過か
否かを判断する。当該ルーチンの開始から所定時間が経
過するまで、ステップST11ないしST3を繰り返し
てトランジスタモジュール3の入力電流を監視する。
【0053】前記所定時間の間に、積分回路7の出力電
圧が3Vないし4.8Vの範囲(ゾーン2の範囲)に入
ると(ステップST11)、ステップST12からST
15に進み、前記表2にしたがって圧縮機のV/Fパタ
ーンを1つ上げる。例えば、現V/Fパターンが図4の
実線に示す基本V/Fパターンである場合には同図の波
線に示す第1のV/Fパターンに変更し、現V/Fパタ
ーンが図4の波線に示す第1のV/Fパターンである場
合には同図の一点鎖線に示す第2のV/Fパターンに変
更し、現V/Fパターンが図4の一点鎖線に示す第2V
/Fパターンである場合には同図の二点鎖線に示す第3
のV/Fパターンに変更する。
【0054】また、積分回路7の出力電圧が2Vないし
3Vの範囲(ゾーン3の範囲)に入ると、ステップST
12からST15に進み、負荷大による電流増大でない
と判断し、つまり本来の過電流状態である判断し、前記
表1にしたがって圧縮機の運転を停止する。
【0055】しかし、前記所定時間の間に、トランジス
タモジュール3の入力電流が増大せず、つまり積分回路
7の出力電圧が4.8Vないし5Vの範囲(ゾーン1の
範囲)に入っているときには、ステップST14からS
T15に進み、前記所定時間後に前記表2にしたがって
圧縮機のV/Fパターンを1つ下げ、当該ルーチンを終
了する。
【0056】例えば、現V/Fパターンが図4の二点鎖
線に示す第3のV/Fパターンである場合には同図の一
点鎖線に示す第2のV/Fパターンに変更し、現V/F
パターンが図4の一点鎖線に示す第2のV/Fパターン
である場合には同図の波線に示す第1のV/Fパターン
に変更し、現V/Fパターンが図4の波線に示す第2V
/Fパターンである場合には同図の実線に示す基本V/
Fパターンに変更する。
【0057】このように、圧縮機の運転中に一定時間毎
に図3に示すルーチンを実行することにより、トランジ
スタモジュール3の入力電流の増加を監視し、圧縮機の
負荷増大による場合圧縮機のV/Fパターンを変更し、
その入力電流を抑えるようにしたので、圧縮機の運転停
止を防止することができ、ひいては室内環境の悪化を防
ぐことができる。
【0058】また、トランジスタモジュール3の入力電
流が極めて大きくなり、あるいはそのV/Fパターンの
変更によっても入力電流が降下する場合には圧縮機の運
転を停止することができ、本来の過電流保護機能として
動作する。さらに、積分回路7の出力をマイクロコンピ
ュータ10のA/D変換ポートに入力し、前記処理をマ
イクロコンピュータで実行するだけよいことから、コス
トアップにならずに済む。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気調
和機の制御方法の請求項1によると、直流電圧をトラン
ジスタモジュールでスイッチングし、このスイッチング
した電圧を圧縮機を駆動するモータに印加して同圧縮機
を制御する際、トランジスタモジュールの入力電流を電
圧で検出し、この検出電圧に応じて予め設定しているV
/Fパターンの値を補正するようにしたので、圧縮機の
負荷大による入力電流増大に対し、V/Fパターンの値
を補正してその入力電流を下げることができ、圧縮機の
負荷大における運転停止を防止し、ひいては室内環境の
悪化を防ぐことができるという効果がある。
【0060】請求項2の発明によると、圧縮機の負荷増
大によりトランジスタモジュールの入力電流が増大した
場合圧縮機のV/Fパターンの値を補正することで、そ
の入力電流を下げることができるため、圧縮機の運転停
止を防止することができ、ひいては室内環境の悪化を防
ぐことができる。また、トランジスタモジュールの入力
電流が極めて大きくなり、あるいはそのV/Fパターン
の値を補正しても入力電流が降下する場合には圧縮機の
運転を停止することができ、本来の過電流保護機能も動
作するという効果がある。さらに、積分回路の出力をマ
イクロコンピュータのA/D変換ポートに入力し、前記
処理をマイクロコンピュータで実行するだけよいことか
ら、コストアップにならずに済むという効果がある。
【0061】請求項3の発明によると、直流電圧をトラ
ンジスタモジュールでスイッチングし、このスイッチン
グした電圧を圧縮機を駆動するモータに印加して同圧縮
機を制御する際、トランジスタモジュールの入力電流を
電圧で検出し、この検出電圧に応じて予め設定している
V/Fパターンを変更するようにしたので、圧縮機の負
荷大による入力電流増大に対し、V/Fパターンを変更
してその入力電流を下げることができ、圧縮機の負荷大
における運転停止を防止し、ひいては室内環境の悪化を
防ぐことができるという効果がある。
【0062】請求項4の発明によると、圧縮機の負荷増
大によりトランジスタモジュールの入力電流が増大した
場合圧縮機のV/Fパターンを変更することで、その入
力電流を下げることができるため、圧縮機の運転停止を
防止することができ、ひいては室内環境の悪化を防ぐこ
とができるという効果がある。また、トランジスタモジ
ュールの入力電流が極めて大きくなり、あるいはそのV
/Fパターンの変更によっても入力電流が降下する場合
には圧縮機の運転を停止することができ、本来の過電流
保護機能も動作するという効果がある。さらに、積分回
路の出力をマイクロコンピュータのA/D変換ポートに
入力し、前記処理をマイクロコンピュータで実行するだ
けよいことから、コストアップにならずに済むという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示し、空気調和機の
制御方法を適用した制御装置の概略的ブロック線図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
【図3】この発明の他の実施の形態を説明するための概
略的フローチャート図。
【図4】図3の他の実施の形態を説明するための概略的
グラフ図。
【図5】従来の空気調和機の制御装置の概略的ブロック
線図。
【符号の説明】
1 交流電源 2 交流・直流変換部 3 トランジスタモジュール 4 モータ(圧縮機モータ) 5 制御部 5a,10 マイクロコンピュータ 5aa I/O入力ポート 6 ホトカプラ回路 7 積分回路 10a A/D変換ポート C コンデンサ R1 シャント抵抗 R2,R3,R4 抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも直流電圧をトランジスタモジ
    ュールでスイッチングし、該スイッチングした電圧を圧
    縮機を駆動するモータに印加して同圧縮機を制御する
    際、前記圧縮機を予め設定したV/Fパターンにしたが
    って制御する空気調和機の制御方法において、前記トラ
    ンジスタモジュールの入力電流を検出し、該検出電流に
    応じて前記V/Fパターンの値を補正するようにしたこ
    とを特徴とする空気調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも直流電圧をトランジスタモジ
    ュールでスイッチングして圧縮機を駆動するモータに印
    加し、かつ前記圧縮機を予め設定したV/Fパターンに
    したがって制御する空気調和機の制御方法において、前
    記トランジスタモジュールの入力過電流を検出するため
    の過電流保護回路は積分回路を有しており、該積分回路
    の出力電圧をマイクロコンピュータのA/D変換ポート
    に入力して前記トランジスタモジュールの入力電流を電
    圧で検出するとともに、該検出電圧が複数ゾーンのうち
    何れのゾーンに入っているか否かを判断し、該判断した
    ゾーンにしたがって前記V/Fパターンの値を補正し、
    あるいは前記圧縮機の運転を停止するようにしたことを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも直流電圧をトランジスタモジ
    ュールでスイッチングし、該スイッチングした電圧を圧
    縮機を駆動するモータに印加して同圧縮機を制御する
    際、前記圧縮機を予め設定したV/Fパターンにしたが
    って制御する空気調和機の制御方法において、前記トラ
    ンジスタモジュールの入力電流を検出し、該検出電流に
    応じて前記V/Fパターンを変更するようにしたことを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも直流電圧をトランジスタモジ
    ュールでスイッチングして圧縮機を駆動するモータに印
    加し、かつ前記圧縮機を予め設定したV/Fパターンに
    したがって制御する空気調和機の制御方法において、前
    記トランジスタモジュールの入力過電流を検出するため
    の過電流保護回路は積分回路を有しており、該積分回路
    の出力電圧をマイクロコンピュータのA/D変換ポート
    に入力して前記トランジスタモジュールの入力電流を電
    圧で検出するとともに、該検出電圧が複数ゾーンのうち
    何れのゾーンに入っているか否かを判断し、該判断した
    ゾーンに応じて前記V/Fパターンを変更し、あるいは
    前記圧縮機の運転を停止するようにしたことを特徴とす
    る空気調和機の制御方法。
JP9044599A 1997-02-13 1997-02-13 空気調和機の制御方法 Withdrawn JPH10225183A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107816777A (zh) * 2017-11-08 2018-03-20 嘉兴禾择企业管理服务有限公司 一种基于人工智能的室内环境控制系统

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