JPH10225077A - 整流子電動機 - Google Patents
整流子電動機Info
- Publication number
- JPH10225077A JPH10225077A JP1812897A JP1812897A JPH10225077A JP H10225077 A JPH10225077 A JP H10225077A JP 1812897 A JP1812897 A JP 1812897A JP 1812897 A JP1812897 A JP 1812897A JP H10225077 A JPH10225077 A JP H10225077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- spring
- commutator motor
- diameter
- commutator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種電気機器に使用される整流子電動機にお
いて、断面が長方形の異形管の中でも座屈せずブラシ磨
耗のない時の初期圧とブラシが磨耗した時の終期圧の差
が少なくてブラシ圧を安定させることを課題とする。 【解決手段】 二種以上の形状で構成されたブラシ用ス
プリング7とし、小径の矩形部7aと大径の矩形部7b
とで構成されており、断面が長方形の異形管の中でも座
屈せず安定したブラシ圧とすることができる。
いて、断面が長方形の異形管の中でも座屈せずブラシ磨
耗のない時の初期圧とブラシが磨耗した時の終期圧の差
が少なくてブラシ圧を安定させることを課題とする。 【解決手段】 二種以上の形状で構成されたブラシ用ス
プリング7とし、小径の矩形部7aと大径の矩形部7b
とで構成されており、断面が長方形の異形管の中でも座
屈せず安定したブラシ圧とすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具や家庭電
化機器の電気掃除機等に使用される整流子電動機に関す
るものである。
化機器の電気掃除機等に使用される整流子電動機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、整流子電動機のブラシ用スプリン
グは円筒スプリング、または特開平6−311707号
公報に記載されたものが知られている。
グは円筒スプリング、または特開平6−311707号
公報に記載されたものが知られている。
【0003】図7,図8に円筒形状の場合と楕円で各部
が同一単一形状で構成されている従来の整流子電動機の
ブラシ用スプリングの形状を示す。
が同一単一形状で構成されている従来の整流子電動機の
ブラシ用スプリングの形状を示す。
【0004】図9に従来の整流子電動機の異形管Aにス
プリングBが装着された状態を示しており、異形管Aの
断面が長方形をしているために、スプリングBが図9
(b)に示すように蛇行したり座屈し、図5においてブ
ラシ荷重曲線の円筒スプリングに示すように不安定にな
っている。
プリングBが装着された状態を示しており、異形管Aの
断面が長方形をしているために、スプリングBが図9
(b)に示すように蛇行したり座屈し、図5においてブ
ラシ荷重曲線の円筒スプリングに示すように不安定にな
っている。
【0005】ブラシ用スプリングとしてはブラシ磨耗の
ない一番圧縮された時でも座屈せず、ブラシ磨耗のない
初期圧とブラシ磨耗後の終期圧との差が少ないほうがよ
く、また、たわみ代と荷重より円筒スプリングの形状の
よいことが知られている。
ない一番圧縮された時でも座屈せず、ブラシ磨耗のない
初期圧とブラシ磨耗後の終期圧との差が少ないほうがよ
く、また、たわみ代と荷重より円筒スプリングの形状の
よいことが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】整流子電動機のブラシ
用スプリングにおいては、断面が長方形の異形管の中で
も座屈せずブラシ磨耗のない時の初期圧とブラシが磨耗
した時の終期圧の差が少なくて安定したブラシ圧である
ことが要望されている。
用スプリングにおいては、断面が長方形の異形管の中で
も座屈せずブラシ磨耗のない時の初期圧とブラシが磨耗
した時の終期圧の差が少なくて安定したブラシ圧である
ことが要望されている。
【0007】本発明は、このような整流子電動機のブラ
シ用スプリングにおいて、断面が長方形の異形管の中で
も座屈せずブラシ磨耗のない時の初期圧とブラシが磨耗
した時の終期圧の差が少なくてブラシ圧を安定させるこ
とを課題としている。
シ用スプリングにおいて、断面が長方形の異形管の中で
も座屈せずブラシ磨耗のない時の初期圧とブラシが磨耗
した時の終期圧の差が少なくてブラシ圧を安定させるこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の整流子電動機のブラシ用スプリングは、長手
方向に対する短手方向が複数の異なる形状部分を有する
コイルスプリングとしたものである。
に本発明の整流子電動機のブラシ用スプリングは、長手
方向に対する短手方向が複数の異なる形状部分を有する
コイルスプリングとしたものである。
【0009】これによりブラシ用スプリングは異形管の
断面が長方形であっても異形管の中でも座屈せずブラシ
磨耗のない時の初期圧とブラシが磨耗した時の終期圧の
差が少なくてブラシ圧を安定させることができる。
断面が長方形であっても異形管の中でも座屈せずブラシ
磨耗のない時の初期圧とブラシが磨耗した時の終期圧の
差が少なくてブラシ圧を安定させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ステータと、ロータと、前記ロータの反負荷側軸受
部を保持する反負荷側ブラケットと、前記ロータと共に
回転する整流子と、前記反負荷側ブラケットに保持され
るブラシ保持器の断面が長方形とした管内で摺動自在に
設けられ前記整流子の方向へスプリングによって押圧さ
れるカーボンブラシを有する一対のブラシを備えてい
て、前記スプリングは長手方向に対する短手方向が複数
の異なる形状部分を有するコイルスプリングとしたもの
であり、ブラシ用スプリングは管の断面が長方形であっ
ても異形管の中で座屈せずブラシ磨耗のない時の初期圧
とブラシが磨耗した時の終期圧の差が少なくて、ブラシ
圧を安定させることができる。
は、ステータと、ロータと、前記ロータの反負荷側軸受
部を保持する反負荷側ブラケットと、前記ロータと共に
回転する整流子と、前記反負荷側ブラケットに保持され
るブラシ保持器の断面が長方形とした管内で摺動自在に
設けられ前記整流子の方向へスプリングによって押圧さ
れるカーボンブラシを有する一対のブラシを備えてい
て、前記スプリングは長手方向に対する短手方向が複数
の異なる形状部分を有するコイルスプリングとしたもの
であり、ブラシ用スプリングは管の断面が長方形であっ
ても異形管の中で座屈せずブラシ磨耗のない時の初期圧
とブラシが磨耗した時の終期圧の差が少なくて、ブラシ
圧を安定させることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、スプリングは長
手方向の一ヵ所以上で異形の巻回部を設けた円筒スプリ
ングとしたものであり、異形管の断面が長方形であって
も管の中で座屈せず安定したブラシ圧にすることができ
る。
手方向の一ヵ所以上で異形の巻回部を設けた円筒スプリ
ングとしたものであり、異形管の断面が長方形であって
も管の中で座屈せず安定したブラシ圧にすることができ
る。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、円筒スプ
リングは長手方向の一ヵ所以上で楕円形の巻回部を有す
るものであり異形管の断面が長方形であっても管の中で
座屈せず安定したブラシ圧にすることができる。
リングは長手方向の一ヵ所以上で楕円形の巻回部を有す
るものであり異形管の断面が長方形であっても管の中で
座屈せず安定したブラシ圧にすることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1から図6
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0014】図6は、本発明の整流子電動機1の構造を
示すものでステータ2と、ロータ3と、反負荷側軸受部
を保持する反負荷側ブラケット4と、前記ロータ3と共
に回転する整流子5と、前記反負荷側ブラケット4に保
持されるブラシ保持器の異形管6内で摺動自在に設けら
れ前記整流子5の方向にブラシ用スプリングCによって
押圧されたカーボンブラシDとを有する構成になってい
る。
示すものでステータ2と、ロータ3と、反負荷側軸受部
を保持する反負荷側ブラケット4と、前記ロータ3と共
に回転する整流子5と、前記反負荷側ブラケット4に保
持されるブラシ保持器の異形管6内で摺動自在に設けら
れ前記整流子5の方向にブラシ用スプリングCによって
押圧されたカーボンブラシDとを有する構成になってい
る。
【0015】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング7を示すも
のでステンレス線またはピアノ線よりなり、長手方向の
コイルスプリングで短手方向が小径の矩形部7aと大径
の矩形部7bとで構成されている。
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング7を示すも
のでステンレス線またはピアノ線よりなり、長手方向の
コイルスプリングで短手方向が小径の矩形部7aと大径
の矩形部7bとで構成されている。
【0016】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング8を示すも
のでステンレス線またはピアノ線よりなり、小径の円形
部8aが連続している部分の一部に大径の長方形部8b
を設けている。
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング8を示すも
のでステンレス線またはピアノ線よりなり、小径の円形
部8aが連続している部分の一部に大径の長方形部8b
を設けている。
【0017】(実施例3)図3は、本発明の実施例3に
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング9を示すも
のでステンレス線またはピアノ線よりなり、小径の円形
部9aが連続している部分の一部に大径の楕円形部9b
を設けている。
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング9を示すも
のでステンレス線またはピアノ線よりなり、小径の円形
部9aが連続している部分の一部に大径の楕円形部9b
を設けている。
【0018】(実施例4)図4は、本発明の実施例4に
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング9が異形管
6に挿入、配設された状態を示したもので、ブラシ用ス
プリング9は実施例3で示したブラシ用スプリング9と
同じ形をしており、小径の円形部9aの連続した部分の
一部に大径の楕円形部9bを設けたものである。
おける整流子電動機1のブラシ用スプリング9が異形管
6に挿入、配設された状態を示したもので、ブラシ用ス
プリング9は実施例3で示したブラシ用スプリング9と
同じ形をしており、小径の円形部9aの連続した部分の
一部に大径の楕円形部9bを設けたものである。
【0019】上記実施例1,2,3に示す本発明のブラ
シ用スプリングは、従来品の単一形状のブラシ用円筒ス
プリングや楕円形ブラシ用スプリングと比較し、図5に
示すブラシ荷重特性曲線で明らかなように座屈する部分
がないため安定したブラシ圧となっている。
シ用スプリングは、従来品の単一形状のブラシ用円筒ス
プリングや楕円形ブラシ用スプリングと比較し、図5に
示すブラシ荷重特性曲線で明らかなように座屈する部分
がないため安定したブラシ圧となっている。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、整流子電
動機のブラシ用スプリングにおいて、断面が長方形の異
形管の中でも座屈せず、ブラシ磨耗のない時の初期圧と
ブラシが磨耗した時の終期圧との差が少なくて、安定し
たブラシ圧にできるという有利な効果が得られる。
動機のブラシ用スプリングにおいて、断面が長方形の異
形管の中でも座屈せず、ブラシ磨耗のない時の初期圧と
ブラシが磨耗した時の終期圧との差が少なくて、安定し
たブラシ圧にできるという有利な効果が得られる。
【図1】(a)本発明の実施例1における整流子電動機
のブラシ用スプリングを示す正面図 (b)同側面図
のブラシ用スプリングを示す正面図 (b)同側面図
【図2】(a)本発明の実施例2における整流子電動機
のブラシ用スプリングを示す正面図 (b)同側面図
のブラシ用スプリングを示す正面図 (b)同側面図
【図3】(a)本発明の実施例3における整流子電動機
のブラシ用スプリングを示す正面図 (b)同側面図
のブラシ用スプリングを示す正面図 (b)同側面図
【図4】(a)本発明の実施例4における整流子電動機
のブラシ用スプリングが異形管に装着された状態を示す
正面図 (b)同側面図
のブラシ用スプリングが異形管に装着された状態を示す
正面図 (b)同側面図
【図5】従来の整流子電動機のブラシ用スプリングと本
発明の整流子電動機のブラシ用スプリングのブラシ荷重
特性曲線図
発明の整流子電動機のブラシ用スプリングのブラシ荷重
特性曲線図
【図6】本発明の実施例における整流子電動機の構成を
示す半裁断面図
示す半裁断面図
【図7】(a)従来の整流子電動機の円筒ブラシ用スプ
リングを示す正面図 (b)同側面図
リングを示す正面図 (b)同側面図
【図8】(a)従来の整流子電動機の楕円形ブラシ用ス
プリングを示す正面図 (b)同側面図
プリングを示す正面図 (b)同側面図
【図9】(a)従来の整流子電動機の円筒ブラシ用スプ
リングが異形管に装着された状態を示す正面図 (b)同側面図
リングが異形管に装着された状態を示す正面図 (b)同側面図
1 整流子電動機 2 ステータ 3 ロ−タ 4 反負荷側ブラケット 5 整流子 6 異形管 7,8,9,C ブラシ用スプリング 7a 小径の矩形部 7b 大径の矩形部 8a,9a 小径の円形部 8b 大径の長方形部 9b 大径の楕円形部 D カーボンブラシ
Claims (3)
- 【請求項1】ステータと、ロータと、前記ロータの反負
荷側軸受部を保持する反負荷側ブラケットと、前記ロー
タと共に回転する整流子と、前記反負荷側ブラケットに
保持されるブラシ保持器の断面が長方形とした管内で摺
動自在に設けられ前記整流子の方向へスプリングによっ
て押圧されるカーボンブラシを有する一対のブラシを備
えていて、前記スプリングは長手方向に対する短手方向
が複数の異なる形状部分を有するコイルスプリングとし
たことを特徴とする整流子電動機。 - 【請求項2】スプリングは長手方向の一ヵ所以上で異形
の巻回部を設けた円筒スプリングとしたことを特徴とす
る請求項1記載の整流子電動機。 - 【請求項3】円筒スプリングは長手方向の一ヵ所以上で
楕円形の巻回部を有することを特徴とする請求項2記載
の整流子電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1812897A JPH10225077A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 整流子電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1812897A JPH10225077A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 整流子電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10225077A true JPH10225077A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=11962978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1812897A Pending JPH10225077A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 整流子電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10225077A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3817160A1 (de) * | 2019-11-04 | 2021-05-05 | SEG Automotive Germany GmbH | Bürstenanordnung für einen elektromotor, elektromotor und starter für eine brennkraftmaschine |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP1812897A patent/JPH10225077A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3817160A1 (de) * | 2019-11-04 | 2021-05-05 | SEG Automotive Germany GmbH | Bürstenanordnung für einen elektromotor, elektromotor und starter für eine brennkraftmaschine |
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