JPH10224798A - 動きベクトル検出方法および検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出方法および検出装置

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JPH10224798A
JPH10224798A JP2303597A JP2303597A JPH10224798A JP H10224798 A JPH10224798 A JP H10224798A JP 2303597 A JP2303597 A JP 2303597A JP 2303597 A JP2303597 A JP 2303597A JP H10224798 A JPH10224798 A JP H10224798A
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motion vector
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area
plane
error
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JP2303597A
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Susumu Kubota
田 進 窪
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度かつ安定して動きベクトルを検出でき
ると共に、動きベクトル算出の信頼度情報を同時に算出
できる。 【解決手段】 動画像のデータを入力してこの動画像に
おける1枚分の静止画面を対象画像として取り込む第1
のステップST1と、対象画像のある画素を中心としたそ
の近傍の所定範囲を第1の設定領域として設定し、この
第1の設定領域内の解像度を高くする第2のステップST
2と、解像度が高められた第1の設定領域に対応する領
域に所定の演算手法により平面を当てはめ、その平面に
関する複数のパラメータと誤差分散に関するパラメータ
とを求める第3のステップST3と、求められたパラメー
タを用いて複数の領域のサイズの中から最適となる第2
の設定領域をスケールとして選択する第4のステップST
4と、選択された第2の設定領域内の動きベクトルを算
出すると共に、この動きベクトルを信頼度情報としての
前記誤差分散に関するパラメータと共に出力する第5の
ステップST5と、を少なくとも備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データから
動き情報を検出する動きベクトル検出方法および検出装
置に係り、特に勾配法により或る画素を含むスケールと
しての第2の設定領域を平面に当てはめて動きベクトル
を算出する際に信頼度情報をも求めることができる動き
ベクトル検出方法および検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像上での各点での動きベクトルは様
々な動画像処理の基礎となる重要な情報であり、従来か
ら様々な研究がなされて来た。この分野における研究の
成果としては、例えば、「J.L.Barron, D.J.Fleet,
S.S.Beauchemin, "Systems andExperiment: Performanc
e of Optical Flow Techniques", InternationalJ
ournal of Computer Vision, vol.12,No.1, pp.43-77,
1994」や「A.Mitiche,P.Bouthemy, "Computation and
Analysis of Image Motion: A Synopsisof Curre
nt Problems and Methods," International Journal
of ComputerVision, vol.19, No.1, pp.29-55, 1996」
などが挙げられる。
【0003】上記文献にも述べられているように、動き
ベクトルの計算方法には様々な種類があるが、現在広く
用いられているのは勾配法とブロックマッチング法であ
る。勾配法とは、前後のフレーム間で輝度が保存される
という仮定のもと、画像の空間微分と時間微分と動きベ
クトルの間の関係を表す以下の拘束条件式を用いて動き
ベクトルを求める方法である。
【0004】
【数1】 ここで、「f(x,t)」は画像の輝度分布、「v(x,t)」は動
きベクトルを表わしている。
【0005】式(1)は未知パラメータが2つあるの
で、このままでは動きベクトルを求目ることはできな
い。したがって、着目する画素の点の近傍の幾つかの画
素の点において上記式(1)を立式し、これらを連立さ
せて解く必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】勾配法は、得られる動
きベクトルの精度が高いため小さな動きに対しては比較
的良好な結果が得られるが、画像間の動きが激しいと時
間軸方向での画像の滑らかさの仮定が成り立たなくな
り、結果としては正しいベクトルが得られなくなるとい
う欠点がある。また、連立方程式の解を最小二乗法によ
り求める場合、最尤推定値を得るためには、各々の式に
加わる誤差の分散を見積り、それをもとに正規化した上
で連立させる必要がある。
【0007】しかしながら従来の研究では、上式(1)
にどのような誤差が加わるのかという非常に重要な時間
にあまり関心が払われてこなかった。そのため、式
(1)をそのまま連立させたり、着目点を中心に、中心
から離れる程小さくなるような均一な重みづけを適当に
割り当てて連立させるなど、統計的な裏付けのない手法
が多く見られ、そのため得られた動きベクトルにどの程
度の信頼度を持たせて判断するか等を正しく見積もるこ
とができなかった。さらに、勾配法は前後のフレーム間
においては輝度が保存されるという仮定の下に動きベク
トルの算出を行なっているが、実際の画像においては画
像のちらつき等により、勾配法で用いている前後のフレ
ーム間での輝度の保存という上記仮定は、成立しない場
合が多く、このため、勾配法により算出される動きベク
トルはロバスト性に欠けていると云う問題もある。
【0008】一方、ブロックマッチング法は動きが激し
い場合であっても、勾配法ほどの性能の低下はないが、
精度が画素単位でしか求められないために、画像間の動
きが小さい場合は精度が落ちるという問題がある。両手
法に共通の問題は、いわゆるアパーチャー問題である。
ブロックマッチング法も勾配法も共に画像上の1点のデ
ータのみからは動きベクトルを計算することができな
い。このため、画像上の着目点の周りの小領域の部分画
像を用いて計算を行なう。以下、この小領域の部分画像
をブロックと呼ぶことにする。
【0009】アパーチャー問題とは、例えば、図2
(a)のように、ブロック内に全くテクスチャーがない
場合や、ある方向に全く輝度変化がない場合、正しい動
きを検出することが出来なくなる問題のことである。こ
の様に極端な場合でなくても、ブロック内の画像にテク
スチャーが乏しい場合、ノイズ等の影響を受けやすくな
り、結果として正しい動きベクトルが得られなくなる。
【0010】したがって、テクスチャーの乏しい部分で
はより広範囲の画像を基に動きの検出をする必要があ
る。以下では動きの検出に用いるブロックの大きさをス
ケールと呼ぶことにする。大きなスケールを用いる程、
アパーチャー問題は回避されやすくなるが、その分検出
される動きがなまってしまい、得られる動きベクトル場
の空間解像度が低下してしまう。特に動き輪郭付近や対
象が変形している部分では、なるべく小さなスケールを
用いることが望ましい。このように、スケールに関して
は、アパーチャー問題と空間解像度のトレードオフがあ
るので、場所毎にこのトレードオフを考慮に入れて最適
なスケールを選択する必要がある。
【0011】動きベクトルの計算において、もう一つの
重要な問題は、得られた動きベクトルの信頼度の評価で
ある。計算により得られる動きベクトルには様々な理由
から誤差が含まれる。この誤差の大きさを見積もること
は、計算により得られた動きベクトルに基づいて様々な
動画像処理を行なう上で、極めて重要である。また、動
きによる遮蔽などが生じている部分では、本来動きベク
トルは存在しないが、従来の手法においてはこのような
部分についても動きベクトルが計算されてしまい、その
結果として全く誤った動きベクトルが算出されてしまう
ことになる。このため、単に動きベクトルを計算するだ
けでなく、その妥当性を判定することも必要とされる。
【0012】本発明は、動画像情報より得られた画像に
基づいて高精度かつ安定して動きベクトルを検出できる
と共に、動きベクトル算出の信頼度情報を動きベクトル
と同時に算出することのできる動きベクトル検出方法お
よび動きベクトル検出装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る動きベクトル検出方法は、動画像の
データを入力してこの動画像における1枚分の静止画面
を対象画像として取り込む第1のステップと、上記対象
画像におけるある画素を中心としたその近傍の所定範囲
を第1の設定領域として設定して、この第1の設定領域
内の解像度を高くする第2のステップと、解像度が高め
られた前記第1の設定領域に対応する領域に所定の演算
手法により平面を当てはめて、その平面に関する複数の
パラメータと誤差分散に関するパラメータとを求める第
3のステップと、求められた前記パラメータを用いて、
複数の領域のサイズの中から最適となる第2の設定領域
をスケールとして選択する第4のステップと、選択され
た前記第2の設定領域内の動きベクトルを算出すると共
に、前記誤差分散に関するパラメータを信頼度情報とし
て、求められた前記動きベクトルに付加して出力する第
5のステップと、を少なくとも備えることを特徴として
いる。
【0014】また、請求項2に係る動きベクトル検出方
法は、請求項1の動きベクトル検出方法であって、前記
第3のステップにおいて求められる平面に関する複数の
パラメータは、平面に関する3つのパラメータであり、
この平面に関する3つのパラメータに誤差分散に関する
1つのパラメータを合わせて4つのパラメータを求める
と共に、前記第4のステップでスケールとして選択され
る前記第2の設定領域は、前記4つのパラメータに基づ
いて選択される固定範囲の領域であることを特徴として
いる。
【0015】さらに、請求項3に係る動きベクトル検出
方法は、請求項1の動きベクトル検出方法であって、前
記第3のステップにおいて求められる平面に関する複数
のパラメータは、平面に関する3つのパラメータであ
り、この平面に関する3つのパラメータに誤差分散に関
する1つのパラメータを合わせて4つのパラメータを求
めると共に、前記第4のステップでスケールとして選択
される前記第2の設定領域は、前記4つのパラメータに
基づいて選択される可変の範囲の領域であることを特徴
としている。
【0016】また、請求項4に係る動きベクトル検出方
法は、請求項1の動きベクトル検出方法であって、前記
第5のステップにおいて出力される信頼度情報が、この
第5のステップにおいて求められた動きベクトルの画像
上での確率密度分布を示すものであり、これにより求め
られた動きベクトルについての信頼度を確認できること
を特徴としている。
【0017】さらに、請求項5に係る動きベクトル検出
方法は、請求項1の動きベクトル検出方法であって、前
記第5のステップにより求められた前記信頼度情報とし
ての前記誤差分散に関するパラメータを用いて、前記第
5のステップで求められた動きベクトルに誤りがある場
合にこの誤りを修正する第6のステップを更に備えるこ
とを特徴としている。
【0018】本発明では、従来の勾配法の動きベクトル
のモデルをより現実に則したかたちに拡張し、動きベク
トルの計算に統計的な裏付けを与える。これにより種々
の統計的情報を得ることが可能になる。以下、本発明で
用いる動きベクトルのモデルと、それに基づく動きベク
トル及びその信頼度情報の算出方法を説明する。
【0019】本発明では、勾配法の拘束条件式である上
式(1)の代わりに、次式(2)を用いる。
【数2】 ここで、
【数3】 は点 (x, t) の近傍の画像に当てはめた平面についての
点 (x, t) での値、「n(x, t)」は当てはめた平面の勾
配ベクトル、bは前後のフレーム間の輝度変化のバイア
ス、をそれぞれ表わす未知パラメータである。
【0020】また、上式(2)に加えられる誤差の分散
を次式(3)で見積もる。
【数4】 ここで、
【数5】 は点 (x, t) の近傍の画像に平面を当てはめたときの残
差の分散、
【数6】 は画像に加わるノイズの分散、
【数7】 は画像に加わる変形の度合をそれぞれ表わすパラメータ
である。
【0021】N点からなる小領域Sにおいて上式(2)
を連立させると次式(4)のようになる。但し、
【数8】 の限定が加えられる。
【数9】 次に、式(4)を以下の数10の表記を用いて書き直す
と、式(5)になる。
【数10】 この最小二乗解は次式(6)で求められる。
【数11】
【数12】 とおくと、式(6)は数12を用いて変換すると式
(7)のようになる。次に、数11の行列を用いると、
求める動きベクトルvは、 v=CBz (8) と表せる。このとき、ベクトルvの分散共分散行列は、
式(8)に基づいて次式(9)のように表せる。但し、
V(x)はxの分散共分散行列を表わす。 V(CBz)=CBV(z)BTCT (9)
【0022】ここで、zは、各要素が分散の異なる独立
な正規分布に従うベクトルdの各要素をその標準偏差で
割ったものなので、このベクトルの分散共分散行列は単
位行列である。従って、ベクトルvの分散共分散行列は
CBBTCTで与えられる。この行列をΣとおく。
【0023】行列Σの固有値、固有ベクトルを各々
【数13】 とおくと、vは期待値
【数14】 を中心に、ei 方向の分散が
【数15】 の二次元正規分布に従うことが分かる(図3参照)。
【0024】したがって、行列Vの固有値が動きベクト
ルの推定精度を測る尺度になる。式(6)を用いて推定
される動きベクトルとバイアス
【数16】 を基に、式(7)の素推定誤差△dは次式で与えられ
る。
【数17】 ベクトル△dの各要素は各々独立な標準正規分布に従う
ので、残差二乗和はX2分布に従う。このため、X2検
定により、算出された動きベクトルの妥当性が判定でき
る。
【0025】以上のように、本発明によれば、映像から
高精度かつ安定に動きベクトルが求められるとともに、
動きベクトルの信頼度情報が同時に算出される。
【0026】また、本発明に係る動きベクトル検出装置
は以下の構成を有している。
【0027】まず、請求項6に係る動きベクトル検出装
置は、入力された動画像データをある時点における1枚
の静止画像をフレーム画像として順次に抽出するフレー
ム抽出手段と、前記フレーム抽出手段により抽出された
異なる時点における少なくとも2枚の静止画像を前記フ
レーム画像毎に記憶する第1の記憶手段と、前記フレー
ム画像におけるある画素の近傍の所定範囲を第1の設定
領域とし、この第1の設定領域の解像度を高める高解像
度化手段と、前記高解像度化手段により解像度を高めら
れたフレーム画像を記憶する第2の記憶手段と、前記解
像度を高められたフレーム画像に所定の平面を当てはめ
て、この平面を当てはめる際に所定の演算方法により各
画素毎に平面に関する複数のパラメータと計算の際に生
じる誤差の分散に関するパラメータとを推定するパラメ
ータ抽出手段と、抽出された前記複数のパラメータを記
憶する第3の記憶手段と、第3の記憶手段に記憶されて
いる前記複数のパラメータを用いて動きベクトルの算出
を行うべき範囲であるスケールとしての第2の設定領域
を決定する領域サイズ決定手段と、推定された前記パラ
メータに基づいて最適な重みづけを用いる勾配法を用い
て前記第1の記憶手段に記憶されていり前記異なる時点
におけるフレーム画像より前記ある画素における動きベ
クトルを算出すると共に、前記誤差の分散に関するパラ
メータを用いて前記算出された動きベクトルの信頼度情
報をも算出する動きベクトル算出手段と、を備えること
を特徴としている。
【0028】また、請求項7に係る動きベクトル検出装
置は、請求項1の動きベクトル検出装置において、前記
動きベクトル算出手段が、勾配法により動きベクトルの
算出を行なうと共に、この勾配法による動きベクトルの
算出の前にブロックマッチング法により大まかな位置合
わせを行なうことを特徴としている。
【0029】さらに、請求項8に係る動きベクトル検出
装置は、請求項6の動きベクトル検出装置において、前
記高解像度化手段は、前記フレーム画像のある画素を中
心として前記所定平面の当てはめのための第1の設定領
域を決定する第1の領域決定手段を備えることを特徴と
している。
【0030】また、請求項9に係る動きベクトル検出装
置は、請求項6の動きベクトル検出装置において、前記
領域サイズ決定手段は、前記第2の設定領域として最も
最適な範囲の領域を複数のサイズの領域の中から選択す
る第2の領域決定手段を備えることを特徴としている。
【0031】さらに、請求項10に係る動きベクトル検
出装置は、請求項6の動きベクトル検出装置において、
前記動きベクトル算出手段により算出された動きベクト
ルに関する信頼度情報に基づいて、求められた前記動き
ベクトルに誤りが含まれる場合にこの誤りを修正する動
きベクトル修正手段を更に備えることを特徴としてい
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る動きベクトル
検出方法および検出装置の好適な実施形態について、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0033】まず、図1のフローチャートに従って本発
明の第1実施形態に係る動きベクトル検出方法について
説明する。第1実施形態に係る動きベクトル検出方法
は、動画像のデータを入力してこの動画像における1枚
分の静止画面を対象画像として取り込む第1のステップ
ST1と、上記対象画像におけるある画素を中心としたそ
の近傍の所定範囲を第1の設定領域として設定して、こ
の第1の設定領域内の解像度を高くする第2のステップ
ST2と、解像度が高められた前記第1の設定領域に対応
する領域に所定の演算手法により平面を当てはめてその
平面に関する複数のパラメータと誤差分散に関するパラ
メータとを求める第3のステップST3と、求められた前
記パラメータを用いて、複数の領域のサイズの中から最
適となる第2の設定領域をスケールとして選択する第4
のステップST4と、選択された前記第2の設定領域内の
動きベクトルを算出すると共にこの動きベクトルを信頼
度情報としての前記誤差分散に関するパラメータと共に
出力する第5のステップST5と、を少なくとも備えてい
る。
【0034】前記第3のステップST3により求められる
平面に関する複数のパラメータは、平面に関する3つの
パラメータであり、この平面に関する3つのパラメータ
に誤差分散に関する1つのパラメータを合わせて4つの
パラメータを求めると共に、前記第4のステップST4で
スケールとして選択される前記第2の設定領域は、前記
4つのパラメータに基づいて選択される固定範囲の領域
としても良い。
【0035】また、前記第3のステップST3において求
められる平面に関する複数のパラメータは、平面に関す
る3つのパラメータであり、この平面に関する3つのパ
ラメータに誤差分散に関する1つのパラメータを合わせ
て4つのパラメータを求めると共に、前記第4のステッ
プST4でスケールとして選択される前記第2の設定領域
は、前記4つのパラメータに基づいて選択される可変の
範囲の領域としても良い。
【0036】さらに、前記第5のステップST5において
出力される信頼度情報としての前記誤差分散に関するパ
ラメータは、この第5のステップST5において求められ
た動きベクトルが前記第4のステップST4において選択
された前記スケールとしての前記第2の設定領域の大き
さを示すものであり、これにより求められた動きベクト
ルについての信頼度を確認できるようにしても良い。
【0037】また、前記第5のステップST5により求め
られた前記信頼度情報としての前記誤差分散に関するパ
ラメータを用いて、前記第5のステップST5で求められ
た動きベクトルに誤りがある場合にこの誤りを修正する
第6のステップST6を更に備えるようにしても良い。
【0038】上記第1実施形態に係る動きベクトル検出
方法の詳細な内容について図4ないし図7に示す第2実
施形態に係る動きベクトル検出方法を用いて説明する。
図4は本発明の第2実施形態に係る動きベクトル検出方
法における処理の流れを示すブロック図である。図にお
いて、パラメータ推定ステップST11においては、入力画
像1を入力として、各画素について、その画素の近傍を
平面で近似する際の平面のパラメータ及び誤差分散の推
定を行なう。スケール選択ステップST12では、前記パラ
メータ推定ステップST11により推定されたパラメータを
用いて各画素について、オプティカルフローを算出する
ための最適なスケールを選択する。動きベクトル計算ス
テップST13では、前記スケール選択ステップST12により
選択されたスケールと前記パラメータ推定ステップST11
により推定されたパラメータとを用いて、入力画像1、
2の間に生じている動きベクトルとその信頼度情報とを
算出する。
【0039】動きベクトル修正ステップST14において
は、動きベクトル計算ステップST13により算出された動
きベクトルと、その信頼度情報とを用いて誤った動きベ
クトルの修正を行なう。
【0040】以下、上記各ステップST11ないしST14の具
体的な処理について説明する。
【0041】パラメータ推定ステップST11は画像の各画
素について、その画素近傍を平面で近似し、平面のパラ
メータ及び近似誤差分散を算出する。
【0042】仮にブロックマッチングにより画素単位の
位置合わせを行なうものとすると、位置合わせが終わっ
た後の点(x,t)における動きベクトルは図5の斜線
部のような点(x,t)を中心とした正方形の領域に一
様に分布することになる。この場合、領域内には画素が
1点しかないので、このままでは平面の当てはめが行な
えない。そこで、まず画像をリサンプリングして解像度
を上げて、その後で対応する領域に最小二乗法の手法に
より平面を当てはめて誤差の分散を求める(図6参
照)。画像のリサンプリング手法に関しては、例えば、
文献「吹抜敬彦著、“画像のディジタル信号処理”、日
刊工業新聞社、1981刊」等がある。で述べられてい
る手法を用いることができる。平面の当てはめ残差をデ
ータの自由度(当てはめに用いるデータの点数―3―)
で割れば点(x,t)における近似誤差の分散数5を求
めることができる。
【0043】図4におけるスケール選択ステップST12の
詳細な処理ルーチンは、図7のフローチャートに示され
ている。この処理ルーチンは、前記パラメータ推定ステ
ップST11により推定されたパラメータを用いて各画素に
ついてのオプティカルフローを算出するための最適なス
ケールを選択する動作である。予めスケールの最大値と
最小値、推定精度の閾値を決めたうえで、以下のような
手順で行なう。
【0044】画像上の全ての点で以下の処理を行なう
が、最初にステップST20において、ある点についてのス
ケールの選択を開始する。まず、ステップST21において
スケールを最小に設定する。次に、設定されたスケール
により式(9)を用いて計算される動きベクトルの分散
共分散行列Σを求める(ステップST22)。次いで、ステ
ップST23において、行列Σの最大固有値が閾値以下であ
るか否かを判断する。ステップST23において、行列Σの
最大固有値が閾値以下である下判断された場合には、ス
テップST27に飛んで、ある点に関するスケールをそのス
ケールに設定してその点に関する処理を終了する。
【0045】ステップST23において、行列Σの最大固有
値が閾値以下でないものと判断された場合には、ステッ
プST24において、ひとサイズ大きなスケールを選択して
そのスケールを設定する。このとき、設定されたスケー
ルの固有値が、予め設定されている最大値を超えている
か否かが、ステップST25において判断される。固有値が
最大値を超えていなければステップST26によりスケール
をひとサイズ大きくしてステップST22ないしST25の処理
を繰り返す。ステップST25において、スケールが最大値
を超えてしまったものと判断された場合には、ステップ
ST27において範囲内で最小の最大固有値を有するスケー
ルを設定して、ステップST28のように、ある点について
のスケール設定を終了する。
【0046】次に、ステップST29において、スケールを
選択すべき全ての点について、スケールが選択されたか
否かが判断され、全てについてスケールが設定されたも
のと判断された場合には処理ルーチンが終了する。そう
でなければ、ステップST30において、次の点についての
スケールの選択処理ルーチンを開始して、上記ステップ
ST20ないしST29を繰り返すことになる。
【0047】大きなスケールを用いる場合、徒にデータ
の点数を増やしても計算量が大きくなるだけなので、例
えば図8のような種々のマスクを用いてオプティカルフ
ローの計算に用いるデータを間引いて計算を行なうこと
も可能である。図8(a)はサイズが「7×7」で37
ポイントのマスクを示しており、図8(b)は同じ37
ポイントで「9×9」のマスクである。以下、ポイント
数は全て37で同じであるが、図8(c)は「11×1
1」のマスク、図8(d)は「13×13」のマスク、
そして図8(e)は「15×15」のマスクである。こ
のように、マスクの目の粗さを変えることにより計算に
用いるデータ量を間引いて計算しても良い。
【0048】また、このときのマスクの形状は各辺が均
一の長さを有する正方形に限るものではなく、例えば長
方形のマスクや楕円形のマスク等の種々の形状のマスク
を用いることも可能である。
【0049】次に、図4のステップST14に示す動きベク
トル修正ステップST14の詳細な処理ルーチンについて、
図9を用いて説明する。この動きベクトル修正ステップ
に用いる手法においては、オプティカルフローの計算の
際に、小領域内ではオプティカルフローが均一であるこ
とを仮定して計算を行なっている。逆に、得られたオプ
ティカルフローも小領域内で均一であるべきだと考え
る、オプティカルフローの修正が可能になる。
【0050】小領域のオプティカルフローは、一部の誤
りを除けば、ほぼ均一であることが期待される。小領域
内のオプティカルフローデータの分布は、真のオプティ
カルフローを中心とした分布に外れ値が加わったものだ
とすると、クラスタリングにより小領域内のオプティカ
ルフローのメインクラスターを抽出することにより誤っ
たデータを取り除くことが出来る。残ったデータについ
て最尤推定を行なえば、より真の値に近いオプティカル
フローが得られることになる。具体的なオプティカルフ
ローの修正は、以下の手順で行なわれる。
【0051】図9において、ステップST31において、除
去するオプティカルフローの割合のパラメータがα%と
してユーザー等により設定する。ステップST32において
は、小領域内のオプティカルフローのうちから信頼度が
低いものとして前記ステップST31で設定されたα%のオ
プティカルフローが取り除かれる。誤ったオプティカル
フローの大部分は信頼度が低いものと考えられるので、
これにより誤ったオプティカルフローのほとんどは取り
除かれる。
【0052】次に、残ったオプティカルフローから除去
されるオプティカルフローの平均からの距離の割合のパ
ラメータがβ%としてユーザー等により設定される(ス
テップST33)。ステップST34においては、残ったオプテ
ィカルフローの平均をとり、平均からの距離の大きいも
のが、を前記ステップST33で設定されたβ%だけ取り除
かれる。これは、誤っているが信頼度が高いオプティカ
ルフローを除くための処理である。
【0053】ステップST35は、最尤値を推定するための
処理ルーチンである。このステップにおいては、残った
オプティカルフローをもとに最尤推定によりオプティカ
ルフローの修正が行なわれる。以下、このステップST35
の最尤推定によるオプティカルフローの修正手法につい
て説明する。
【0054】まず、上記ステップST33およびST34までで
残ったデータがn個あるものとしてi番目のオプティカ
ルフローベクトルをvi,その共分散行列をΣiとする。
共分散行列は、ステップST36に示すように、式(9)に
当てはめ残差の二乗和を乗じた後、データの自由度で割
ったものを用いる。次に、データvi が真のオプティカ
ルフロー
【0055】
【数18】 に共分散行列Σi に従う変動が加わったものであるとす
ると、ステップST37に示すように、その尤度は次式(1
2)により得られる。
【0056】
【数19】 したがって、ステップST38のように、数18の最尤推定
値数14は次式(13)を最小化することにより求めら
れる。
【0057】
【数20】 上式(13)を最小化する数14は次式(14)により
求められる。
【0058】
【数21】 次に、上記動きベクトル検出方法を用いて動きベクトル
を検出する動きベクトル検出装置の具体例について、図
10を参照しながら詳細に説明する。図10は本発明の
第2実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示す
ブロック図である。図10において、第2実施形態に係
る動きベクトル検出装置は、入力された動画像データを
ある時点における1枚の静止画像をフレーム画像として
順次に抽出するフレーム抽出手段1と、前記フレーム抽
出手段1により抽出された異なる時点における少なくと
も2枚の静止画像を前記フレーム画像毎に記憶する第1
の記憶手段2と、前記フレーム画像におけるある画素の
近傍の所定範囲を第1の設定領域とし、この第1の設定
領域の解像度を高める高解像度化手段5と、前記高解像
度化手段5により解像度を高められたフレーム画像を記
憶する第2の記憶手段8と、前記解像度を高められたフ
レーム画像に所定の平面を当てはめて、この平面を当て
はめる際に所定の演算方法により各画素毎に平面に関す
る複数のパラメータと計算の際に生じる誤差の分散に関
するパラメータとを推定するパラメータ抽出手段9と、
抽出された前記複数のパラメータを記憶しておく第3の
記憶手段10と、第3の記憶手段10に記憶されている
前記複数のパラメータを用いて動きベクトルの算出を行
うべき範囲であるスケールとしての第2の設定領域を決
定する領域サイズ決定手段11と、推定された前記パラ
メータに基づいて最適な重みづけを用いる勾配法を用い
て前記第1の記憶手段に記憶されていり前記異なる時点
におけるフレーム画像より前記ある画素における動きベ
クトルを算出すると共に、前記誤差の分散に関するパラ
メータを用いて前記算出された動きベクトルの信頼度情
報をも算出する動きベクトル算出手段13と、を備えて
いる。
【0059】前記第1の記憶手段2は、前フレームの画
像を記憶しておく前フレームメモリ3と、現在の負レム
の画像を記憶しておく現フレームメモリ4とを備え、ま
た、前記高解像度化手段5は、前記フレーム画像におけ
るある画素の近傍の所定範囲を第1の設定領域として設
定する第1領域設定部6と、この第1の設定領域の解像
度を高める高解像度化部7とを備えている。
【0060】前記動きベクトル算出手段13は、勾配法
により動きベクトルの算出を行なうと共に、この勾配法
による動きベクトルの算出の前にブロックマッチング法
により大まかな位置合わせを行なう動きベクトル粗検出
部14を備えている。
【0061】前記領域サイズ決定手段は、前記第2の設
定領域として最も最適な範囲の領域を複数のサイズの領
域の中から選択する第2の領域決定手段を備えている。
【0062】また、上記動きベクトル検出装置は、前記
動きベクトル算出手段13により算出された動きベクト
ルに関する信頼度情報に基づいて、求められた前記動き
ベクトルに誤りが含まれる場合にこの誤りを修正する動
きベクトル修正手段12を更に備えるようにしても良
い。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る動きベクトル検出方法および動きベクトル検出装置に
よれば、入力された動画像データより得られた映像に基
づいて高精度かつ安定的にオプティカルフローを求める
ことができると共に、オプティカルフローの信頼度情報
を同時に得ることができる。
【0064】したがって、信頼度情報に示された信頼度
が低い場合には、信頼度の低さに応じた動きベクトルの
算出を行うことができ、動きベクトルの精度の向上を図
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る動きベクトル検出
方法の動作ステップを示すフローチャートである。
【図2】動きベクトル検出方法におけるアパーチャー問
題を説明するための説明図である。
【図3】動きベクトル検出方法におけるベクトルの分散
共分散行列における分散の状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る動きベクトル検出
方法の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】ブロックマッチングにより画素の位置合わせが
終了した後の動きベクトルを示す説明図である。
【図6】第1の設定領域をリサンプリングすることによ
り解像度を高めた状態を示す説明図である。
【図7】図4におけるスケール選択ステップの詳細な処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】スケール選択ステップで用いる種々のマスクの
例を示す説明図である。
【図9】図4における動きベクトル修正ステップの詳細
な処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態に係る動きベクトル検
出装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
ST1 第1のステップ ST2 第2のステップ ST3 第3のステップ ST4 第4のステップ ST5 第5のステップ ST6 第6のステップ ST11 パラメータ推定ステップ ST12 スケール選択ステップ ST13 動きベクトル計算ステップ ST14 動きベクトル修正ステップ 1 フレーム抽出手段 2 第1の記憶手段 3 前フレームメモリ 4 現フレームメモリ 5 高解像度化手段 8 第2の記憶手段 9 パラメータ抽出手段 10 第3の記憶手段 11 領域サイズ決定手段 12 動きベクトル修正手段 13 動きベクトル算出手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画像のデータを入力してこの動画像にお
    ける1枚分の静止画面を対象画像として取り込む第1の
    ステップと、 上記対象画像におけるある画素を中心としたその近傍の
    所定範囲を第1の設定領域として設定して、この第1の
    設定領域内の解像度を高くする第2のステップと、 解像度が高められた前記第1の設定領域に対応する領域
    に所定の演算手法により平面を当てはめて、その平面に
    関する複数のパラメータと誤差分散に関するパラメータ
    とを求める第3のステップと、 求められた前記パラメータを用いて、複数の領域のサイ
    ズの中から最適となる第2の設定領域をスケールとして
    選択する第4のステップと、 選択された前記第2の設定領域内の動きベクトルを算出
    すると共に、前記誤差分散に関するパラメータを信頼度
    情報として、求められた動きベクトルに付加して出力す
    る第5のステップと、 を少なくとも備えることを特徴とする動きベクトル検出
    方法。
  2. 【請求項2】前記第3のステップにおいて求められる平
    面に関する複数のパラメータは、平面に関する3つのパ
    ラメータであり、この平面に関する3つのパラメータに
    誤差分散に関する1つのパラメータを合わせて4つのパ
    ラメータを求めると共に、前記第4のステップでスケー
    ルとして選択される前記第2の設定領域は、前記4つの
    パラメータに基づいて選択される固定範囲の領域である
    ことを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出方
    法。
  3. 【請求項3】前記第3のステップにおいて求められる平
    面に関する複数のパラメータは、平面に関する3つのパ
    ラメータであり、この平面に関する3つのパラメータに
    誤差分散に関する1つのパラメータを合わせて4つのパ
    ラメータを求めると共に、 前記第4のステップでスケールとして選択される前記第
    2の設定領域は、前記4つのパラメータに基づいて選択
    される可変の範囲の領域であることを特徴とする請求項
    1に記載の動きベクトル検出方法。
  4. 【請求項4】前記第5のステップにおいて出力される信
    頼度情報は、この第5のステップにおいて求められた動
    きベクトルの画像上での確率密度分布を示すものであ
    り、これにより求められた動きベクトルについての信頼
    度を確認できることを特徴とする請求項1に記載の動き
    ベクトル検出方法。
  5. 【請求項5】前記第5のステップにより求められた前記
    信頼度情報としての前記誤差分散に関するパラメータを
    用いて、前記第5のステップで求められた動きベクトル
    に誤りがある場合にこの誤りを修正する第6のステップ
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の動きベ
    クトル検出方法。
  6. 【請求項6】入力された動画像データをある時点におけ
    る1枚の静止画像をフレーム画像として順次に抽出する
    フレーム抽出手段と、 前記フレーム抽出手段により抽出された異なる時点にお
    ける少なくとも2枚の静止画像を前記フレーム画像毎に
    記憶する第1の記憶手段と、 前記フレーム画像におけるある画素の近傍の所定範囲を
    第1の設定領域とし、この第1の設定領域の解像度を高
    める高解像度化手段と、 前記高解像度化手段により解像度を高められたフレーム
    画像を記憶する第2の記憶手段と、 前記解像度を高められたフレーム画像に所定の平面を当
    てはめて、この平面を当てはめる際に所定の演算方法に
    より各画素毎に平面に関する複数のパラメータと計算の
    際に生じる誤差の分散に関するパラメータとを推定する
    パラメータ抽出手段と、 抽出された前記複数のパラメータを記憶する第3の記憶
    手段と、 第3の記憶手段に記憶されている前記複数のパラメータ
    を用いて動きベクトルの算出を行うべき範囲であるスケ
    ールとしての第2の設定領域を決定する領域サイズ決定
    手段と、 推定された前記パラメータに基づいて最適な重みづけを
    用いる勾配法を用いて前記第1の記憶手段に記憶されて
    いり前記異なる時点におけるフレーム画像より前記ある
    画素における動きベクトルを算出すると共に、前記誤差
    の分散に関するパラメータを用いて前記算出された動き
    ベクトルの信頼度情報をも算出する動きベクトル算出手
    段と、 を備えることを特徴とする動きベクトル検出装置。
  7. 【請求項7】前記動きベクトル算出手段は、勾配法によ
    り動きベクトルの算出を行なうと共に、この勾配法によ
    る動きベクトルの算出の前にブロックマッチング法によ
    り大まかな位置合わせを行なうことを特徴とする請求項
    6に記載の動きベクトル検出装置。
  8. 【請求項8】前記高解像度化手段は、前記フレーム画像
    のある画素を中心として前記所定平面の当てはめのため
    の第1の設定領域を決定する第1の領域決定手段を備え
    ることを特徴とする請求項6に記載の動きベクトル検出
    装置。
  9. 【請求項9】前記領域サイズ決定手段は、前記第2の設
    定領域として最も最適な範囲の領域を複数のサイズの領
    域の中から選択する第2の領域決定手段を備えることを
    特徴とする請求項6に記載の動きベクトル検出装置。
  10. 【請求項10】前記動きベクトル算出手段により算出さ
    れた動きベクトルに関する信頼度情報に基づいて、求め
    られた前記動きベクトルに誤りが含まれる場合にこの誤
    りを修正する動きベクトル修正手段を更に備えることを
    特徴とする請求項6に記載の動きベクトル検出装置。
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JP2005160015A (ja) * 2003-11-07 2005-06-16 Sony Corp 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP2015150226A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 日本電信電話株式会社 習熟度評価方法、およびプログラム

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