JPH1022451A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH1022451A
JPH1022451A JP17097396A JP17097396A JPH1022451A JP H1022451 A JPH1022451 A JP H1022451A JP 17097396 A JP17097396 A JP 17097396A JP 17097396 A JP17097396 A JP 17097396A JP H1022451 A JPH1022451 A JP H1022451A
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JP
Japan
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electrode plate
plate terminals
resin
terminals
semiconductor device
Prior art date
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Application number
JP17097396A
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English (en)
Inventor
Hideki Shitama
英樹 舌間
Toshihiro Nakajima
利廣 中嶋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近接平行配置された電極板端子間に樹脂を注
入する際にボイドの発生を防ぎ、絶縁耐量の確保、コス
トアップの抑止及びインダクタンスの低減を図る。 【解決手段】 両電極板端子2,3は、それらの対面し
合う部分が互いに近接して平行となるように配置されて
いる。対面部分の内で、両電極板端子2,3の各平行対
面部分2B,3Aには、貫通するエア抜孔2BH,3A
Hが形成されている。ケース内部に樹脂(ゲル)を注入
すると、樹脂が両電極板端子2,3の周縁両側から各部
2B,3B間及び各部2A,3A間の隙間内に侵入する
が、エア抜孔2BH,3AHを介してボイドがケース内
部の上方空間へ逃げることとなり、ボイド発生が防止さ
れ、両電極板端子間の絶縁耐量が確保される。又、特別
の部材を必要としないので成型費のコストアップを抑止
し、両電極板端子2,3の間隔を極めて小さく設定して
いるので、インダクタンスを十分に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、特に半導体装置に備わる配線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置におけるパワーモジュ
ールの構造の一例を、図9及び図10に示す。図9はそ
のようなパワーモジュールの斜視図であり、又、図10
は、図9中に示すAP方向から見たパワーモジュールの
正面図及び当該パワーモジュールの内部の一部分を示し
た断面図である。
【0003】図9及び図10において、1Pはケース、
2Pはエミッタ電極板端子、3Pはコレクタ電極板端
子、4Pはケース1P内部に注入された樹脂(例えばゲ
ル)、5Pはケース1P内部の下方に配設された半導体
素子の電極上面である。そして、エミッタ電極板端子2
P及びコレクタ電極板端子3Pは、それぞれ対応する上
記電極上面5Pと接合されている。
【0004】図11に、上記エミッタ電極板端子2P及
びコレクタ電極板端子3Pのみを拡大して示す。同図に
示すように、エミッタ電極板端子2P及びコレクタ電極
板端子3Pは、一定の間隔dで以て平行配置されてお
り、この間隔dは、例えば2.0mmに設定されてい
る。そして、両電極板端子2P,3Pの対向面で挟まれ
た間隔dの間隙内に、図10に示すように樹脂4Pが完
全に充填される。これにより、両電極板端子2P,3P
を接近配置させても、両者の絶縁性を確保することがで
きる。
【0005】このような構造・配置とすることにより、
配線におけるインダクタンスを低減することができる。
即ち、コレクタ電極板端子3Pに流れるコレクタ電流
と、エミッタ電極板端子2Pに流れるエミッタ電流と
は、両電極板端子2P、3Pが上記平行配置により対面
しているので互いに逆向きとなり、これにより各電流が
作る磁束密度が打ち消される結果、インダクタンスが低
減する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置のパ
ワーモジュールは上記のように構成されているので、次
のような問題点を内包している。即ち、前述した従来技
術では、エミッタ電極板端子及びコレクタ電極板端子の
間に樹脂を容易に注入できるようにするため、両極板端
子の対向面同士の間隔を例えば2.0mmに設定してい
る。これにより、従来技術は両電極板端子間の絶縁性を
十分に確保しつつ、両電極板の平行配置によりインダク
タンスを低減させることが可能となるわけであるが、し
かしながら、この様に両電極板端子間の絶縁性を十分に
確保するとなると、エミッタ電極板端子及びコレクタ電
極板端子の間隔を広く設定せざるを得なくなり、このた
めインダクタンス低減の効果が十分に得られなくなると
いう問題が生じる。インダクタンス低減の効果を十分に
発揮できるような両電極板端子の平行配置間隔として
は、可能な限り小さいことが望ましいが、現実的には
0.5mm程度の値に設定することが望まれる。
【0007】そこで、両電極板端子を上記のように近接
平行配置させつつ、その絶縁性を十分に確保する技術と
しては、例えば、特開平4−336454号公報に記
載されたものがある。この従来技術では、エミッタ電極
板端子及びコレクタ電極板端子の間に絶縁板を設けてい
る。従って、この絶縁板の厚みを薄くすることにより、
両電極板端子同士の間隔を極めて接近させることができ
るので、絶縁性を十分に保ちつつインダクタンス低減の
効果をも図ることができる。
【0008】又、上記従来技術のように個別に絶縁板を
作成するのではなくて、予め両電極板端子の周囲を被
覆する樹脂自体に対して、インサート成形法により両電
極板端子間に挿入される部分をシート状に成形してお
き、この絶縁シート(厚み0.5mm程度)を有する樹
脂を以て、両電極板端子間の絶縁性を確保しつつ、イン
ダクタンスを実効的に低減させる方法も考えられる。
【0009】しかし、上記やのように、両電極板端
子同士を薄い絶縁板ないし絶縁シートを介して近接配置
させて絶縁性を確保しつつインダクタンスを低減させる
方法では、次のような新たな問題点が生じる。即ち、そ
のような薄肉の絶縁板自身の成形費や絶縁シート形成の
ためのインサート成型の費用が新たに発生するし、加え
て、そのような絶縁板や絶縁シートを組み込んで正確に
組み立てる作業は極めて簡単とは言えないため、当該組
立て費用の増大をももたらすこととなる。
【0010】このように、上記,の方法を用いたと
きには、パワーモジュールの成形費及び部品費並びに組
立て費用のコストアップになるという問題点が新たに生
じるのである。つまり、ここでは(a)絶縁耐量を十分
に確保し、(b)成型費及び部品費等のコストアップを
抑え、(c)インダクタンス低減の効果を十分に得ると
いう3つの課題ないし目的を同時に満足することが求め
られているのである。
【0011】そこで、かかる3つの目的(a)〜(c)
を同時に満足させるためには、寧ろ図9〜図11で既述
した従来の構成、即ち予めエミッタ電極板端子及びコレ
クタ電極板端子が平行配置されているパワーモジュール
内に樹脂を注入することで、両電極板端子の間を樹脂に
より完全に埋めて絶縁性を保つという方法を積極的に利
用するのが得策であると考えられる。この方法だと、特
別な成型費用が要らず、樹脂注入自体は作業者にとって
特別な作業とは言えないので、コストアップを抑えるこ
とが期待できる。そこで、この構成を利用して上記目的
(a)〜(c)を達成しようとする場合には、両電極板
端子の平行配置間隔を好ましくは0.5mm程度になる
まで、両電極板端子の対面部分をより近接させて上記平
行配置間隔を小さい値に設定すれば良いこととなる。し
かしながら、そのような構成にすると、次に述べるよう
な新たな問題点が浮上してくることとなる。
【0012】即ち、そのような問題点とは、エミッタ電
極板端子とコレクタ電極板端子とが、例えば図9,図1
1に示すようにケース内に間隔0.5mm程度で近接平
行配置された上で、ケースの上面に設けられた樹脂注入
口(一箇所)からゲル等の樹脂を注入してケース内に樹
脂を充満させようとする場合には、上記の通り、両電極
板端子間が0.5mm程度という極めて小さな値に設定
されているために、両電極板端子の対面部分間の隙間は
樹脂の侵入にとっては極めて狭い空間となる。しかも、
そのような両電極板端子間の隙間の周囲は当該隙間の寸
法からみて極めて広いオープンな空間となっている。即
ち、上記隙間のコンダクタンスは極めて小さく、それと
比べて両電極板端子の周辺空間のコンダクタンスは極め
て大となっている。このため、樹脂注入に際しての実質
的な底面にあたる電極面(図10の5P)から上方向へ
樹脂を注入してゆくと、底面5Pからの樹脂の注入面の
高さは増加していき、やがて両電極板端子の平行対面し
た対面部分の隙間の周縁にまで達することとなる。しか
し、樹脂は、コンダクタンスの小さいその隙間に侵入す
るよりも、その殆どが先にコンダクタンスの極めて大き
い周囲のケース空間上方部へ注入される結果、更に注入
面の高さが増大して当該隙間よりもその注入面の高さが
高くなってしまうこととなる。こうなると、両電極板端
子間の平行対面部分の隙間は、その周囲が樹脂で囲まれ
た閉空間になってしまい、当該隙間にその二方向から侵
入した樹脂同士は、その間に介在した空気(これをボイ
ドと称す)により押圧を受ける結果、樹脂はある一定の
範囲までしか当該隙間に侵入しなくなってしまう。
【0013】このように両電極板端子間が極めて狭い空
間(実質的に閉空間となる)であるため、両電極板端子
間は完全に樹脂で埋まらなくなってしまい、ボイドが発
生することとなる。その結果、両電極板端子間の絶縁耐
量が低下してしまい、十分な絶縁性を確保できないとい
う問題点がやはり生じてしまうこととなる。
【0014】このような一例を、図12の断面図に模式
的に示す。同図は、図11においてXZ面に平行な仮想
的な平面で以て、図11に示す各部2PB,3PB,3
PDをY軸に垂直に切断した場合の断面図であり、ここ
では間隔d2は約0.5mmである。又、図12におい
て、空間6Pは上記のボイドに該当する。
【0015】以上のように、図9〜図11で用いた従来
技術を上記要求(a)〜(c)を同時に達成するために
用いようとすると、パワーモジュールのケース内に樹脂
を注入する際に、ケース内に近接平行配置された両電極
板端子間にボイドが発生し、却って絶縁性を低下せしめ
てしまうという問題が生じるのである。従って、上記目
的(a)〜(c)を同時に達成するために図9〜図11
のパワーモジュールを利用しようとするためには、上述
したボイドの発生という問題点を何よりも解消すること
が強く要望されるのである。
【0016】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、互いに近接して平行配置
された両電極板端子間にボイドが発生するのを完全に防
止ないし低減せしめて、両電極板端子間を注入する樹脂
で以て完全に充填可能とすることにより、(a)絶縁性
の確保、(b)コストアップの防止、(c)インダクタ
ンスの低減を同時に達成することをその主目的としてい
る。更にこの発明は、上記(a)及び(c)をより一層
高めることのできる具体的なボイド発生抑止技術を提供
することをも目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
装置は、互いに近接して平行に配置された第1及び第2
の電極板端子を備え、前記第1及び第2の電極板端子の
少なくとも一方において、その所定の部分に所定の形状
の貫通孔を少なくとも一つ設けると共に、前記第1及び
第2の電極板端子の周囲より前記第1及び第2の電極板
端子間へ樹脂を充填したことを特徴とする。
【0018】第2の発明に係る半導体装置では、第1の
発明の半導体装置において、前記貫通孔は、前記第1及
び第2の電極板端子の長手方向に沿って形成され、当該
長手方向に沿った断面形状が長方形である形状を有する
ことを特徴とする。
【0019】第3の発明に係る半導体装置では、第1及
び第2の発明の半導体装置において、前記貫通孔は少な
くとも一組形成されており、各一組に属する前記貫通孔
同士は、前記第1及び第2の電極板端子の前記長手方向
に沿った幅中心線より互いに逆方向へずれた位置に形成
されていることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、この発明の実施の形態1の半導
体装置のパワーモジュールを、図に基づいて説明する。
【0021】図1は、この発明の実施の形態1に係る半
導体装置のパワーモジュール本体を示す斜視図であり、
図2は、図1中に示すA方向からみたパワーモジュール
の正面図及び当該パワーモジュールの内部の一部分を示
した図である。
【0022】図1〜図2に示す様に、ケース1内部に
は、第1電極板端子であるエミッタ電極板端子2と第2
電極板端子であるコレクタ電極板端子3とが、互いに近
接して平行に配置されており(但し、それらの上部部分
は除く)、両電極板端子2,3の下部(後述する2D,
3D)は、ケース1の下部側に載置された半導体素子の
電極面の上面5に接合されている。そして、両電極板端
子2,3の上部は、共にケース1の上面から突出してケ
ース1の上面に平行に、従ってY方向に平行に折り曲げ
られた構造となっている。
【0023】しかも、ケース1内部には、ケース1の上
面の樹脂注入口から樹脂4が注入され充填されている。
そして、両電極板端子2,3の対面し合った部分(対面
部分)間の隙間ないし空間内にも、樹脂4が均一に且つ
過不足なく充満されている。この点は、図2に示すよう
に、エミッタ電極板端子2,及びコレクタ電極板端子3
にそれぞれエア抜孔2BH,3AHを設けたことによる
ものである。このような両電極板端子2,3の構成に、
本実施の形態1の特徴点がある。そこで、この両電極板
端子2,3の特徴的な構造を明らかにするために、ケー
ス1内に配設された状態にある両電極板端子2,3の一
部分を拡大した斜視図を図3に示して(樹脂4の図示は
省略されている)、以下、この図3に基づき、両電極板
端子2,3の構造の説明を行うこととする。
【0024】図3に示すように、エミッタ電極板端子2
及びコレクタ電極板端子3の内で互いに対面し合った対
面部分は、ケース1内で一定の間隔d1〜d3を以て近
接平行配置されている。これらの間隔d1〜d3は、従
来技術では例えば2.0mmという比較的大きな値に設
定されていたのであるが、本実施の形態1では、技術的
思想的には間隔d1〜d3の内で少なくとも一つの間隔
が、樹脂4が侵入する際にその間隔で規定される空間の
コンダクタンスがケース1内の周囲空間のコンダクタン
スと比べて極めて小さな値となるように(この状態を、
ここでは近接という用語で言い表している)設定され
る。そのような値は、現状では0.5mm程であるが、
更なる技術の向上に伴い、間隔d1〜d3の各々は、
0.5mmより更に小さく限りなく0値に近い値に設定
されることとなる。ここでは、具体化の一例として、図
3に示すように2つの間隔d1とd2とが0.5mm程
度に設定されている。即ち、この一例では、間隔d1,
d2でそれぞれ規定される各両電極板端子間2,3につ
いて、後述するボイド対策がとられている。
【0025】エミッタ電極板端子2は大要、4つの部分
2A、2B,2C,2Dとからなり、又、コレクタ電極
板端子3も大要、4つの部分3A,3B,3C,3Dと
から成る。その内、エミッタ電極板端子2の部分2Aと
コレクタ電極板端子3の部分3Aとは、それぞれの内面
2A1及び内面3A1が対面して形成されている空間な
いし隙間が0.5mm程度の間隔d1となるように、近
接して平行に配置されている。そして、両者2A,3A
の内の一方の部分3Aの所定の部分ないし位置に対し
て、当該部分3Aを貫通する貫通孔ないしエア抜き孔3
AHが形成されている。又、エミッタ電極板端子2の部
分2Bとコレクタ電極板端子3の部分3Bとは、それぞ
れの内面2B1及び内面3B1が対面して形成されてい
る空間ないし隙間が同じく0.5mm程度の間隔d2と
なるように、近接平行配置されており、その内の一方の
部分2Bの所定の部分ないし位置に、当該部分2Bを貫
通する貫通ないしエア抜き孔2BHが形成されている。
【0026】上述した両エア抜き孔2BH,3AHの形
状は、ここではその断面形状が丸状となるように設定さ
れているが、後述する各孔2BH,3AHの作用から明
らかに理解される通り、エア抜き孔2BH,3AHの断
面形状としては丸孔に限られるものではなく、その他の
形状、例えば六角形状、台形状、正方形状等、様々なも
のを適用できる。
【0027】更に、エミッタ電極板端子2の部分2Cと
コレクタ電極板端子3の部分3Cについても、それらの
内面2C1及び内面3C1とが対面して形成されている
隙間が間隔d3となるように、平行に配置されている。
そして、コレクタ電極板端子3の部分3Dとエミッタ電
極板端子2の部分2Dとは、各部2B,3Bの長手方向
ないしY軸方向に、互いに逆向きとなるように並設され
ている。
【0028】上述した、エミッタ電極板端子2及びコレ
クタ電極板端子3のそれぞれ一方に形成された貫通孔2
BH,3AHは、以下に詳述するように、従来技術で定
義付けしたボイドの発生を防ぐために設けられた貫通孔
であり、エア抜孔として機能する。これにより、両電極
板端子2,3を近接平行配置させても、両電極板端子
2,3間に発生したボイドを取り除くことができ、両者
2,3の絶縁性を確保することができるのである。
【0029】つまり、図1のケース1内部に注入された
樹脂4は、ケース1の底面側からケース1上方空間へ向
けてケース1内部を充填してゆく。その結果、樹脂4の
注入面は、やがて両電極板端子2,3の上述した対面部
分の周縁に達する。即ち、ここでは、内面2B1、3B
1で挟まれた隙間における内面3B1の周縁に樹脂4が
先ず達したときが問題となる。そこで、この部分につい
て説明すると、樹脂4は両電極板端子2,3内面2B
1,3B1の両縁から当該隙間内部(その中央)へ向け
て侵入していくが、当該隙間の間隔d2は約0.5mm
程度という極めて小さな値に設定されているために、両
電極板端子2,3の対面部分2B1,3B1間の隙間は
樹脂4にとっては極めて狭い空間であると言え、従っ
て、両周囲側から侵入してきた樹脂4の間に挟まれて、
空気濁りないし気泡の如くボイドが当該隙間内に発生す
る。このとき、従来技術では、このボイドの存在によ
り、当該隙間は樹脂4によって完全には充填されること
はない。しかしながら、ここでは、ケース1の上方の空
間へ向けてオープンなエア抜孔2BHが設けてられてい
るので、ボイドは侵入してくる樹脂4からの押圧を受け
て当該エア抜孔2BHを抜け道としてケース1内の上方
空間へ抜けてしまい、両電極板端子2,3の隙間は完全
に樹脂4で以て埋まることになる。こうすることで、本
発明が解決しようとする課題の欄中で述べた従来技術
のように両電極板端子2,3の隙間内に絶縁シートをわ
ざわざ配置する必要もなく、確実に且つ容易に(注入作
業のみで良いため)絶縁性を確保できると共に、部品費
用並びに組立て費用の点でもコストアップを抑えること
ができると共に、寧ろコストの低減をも図ることができ
る。
【0030】上述したエア抜孔2BHの作用・効果は、
エア抜孔3AHについても同様にあてはまる。
【0031】以上の利点を整理すれば、次の通りである
と言える。
【0032】即ち、先ず、両電極板端子2,3を従来の
技術よりもはるかに近接して平行配置としたことによ
り、配線上におけるインダクタンスを格段に低減するこ
とができる。即ち、コレクタ電極板端子3に流れるコレ
クタ電流とエミッタ電極板端子2に流れるエミッタ電流
とは、互いに逆向きであり且つ両電極板端子2,3の各
内面2C1,3C1,2B1,3B1,2A1,3A1
が近接して平行に対面し合っているので、各電流が作る
磁束密度が実効的に打ち消される結果、インダクタンス
が低減する。そして、貫通孔2BH,3AHを設けるこ
とは、両電極板端子2,3の対面する表面積を幾分でも
大きくするので、表皮効果により、インダクタンス低減
の効果を幾分でも高めることもできる。
【0033】第2に、ケース1内部に樹脂4を注入した
際、両電極板端子2,3のそれぞれの所定部分を貫通し
て形成されているエア抜孔2BH,3AHを介して、隙
間内に発生するボイドをケース1内部の上方空間へ逃が
して、ボイドの発生を防止することができ、両電極板端
子2,3間の絶縁耐量を十分に確保することができる。
【0034】第3に、特別の部材等を必要としないので
成形費及び部品費が余分に発生するということはなく、
組み立て作業性の良さをも加味すると、結果として、コ
ストアップの抑止及びその低減を図ることができるとい
う効果がある。
【0035】なお、図3の例においては、両対面2C
1,3C1で挟まれた空間に対しては、その間隔d3が
比較的大きいのでボイド対策を施す必要がないが、この
間隔d3が同じく0.5mm程度の極めて小さい値に設
定されるときには、両部2C,3Cの少なくとも一方に
対して、その所定の部分に所定の形状の貫通孔を少なく
とも一つ設けるならば、上記した3つの効果がこの狭空
間に対しても実現できる。
【0036】(実施の形態1の変形例1)図3の例の場
合には、両電極板端子2,3の各対面部分において一方
の電極板端子に貫通孔を設けた場合であったが、この変
形ないしバリエーションの一例として、各対面部分にお
いて両方の電極板端子2,3に互いに対向し合う貫通孔
を設けることも可能である。そのような一例を、図4に
示す。
【0037】図4は、図3における対面部分の一つであ
る両部2B,3Bのそれぞれに対して、対向し合った貫
通孔2BH,3BHを設けたときの例を示しており、そ
の(a)が平面図であり、その(b)はその(a)中に
示すA1−A1’線についての継断面図である。勿論、
図3中の貫通孔3AHに対向するように、同様に新たな
貫通孔を部分2Aに設けても、以下に述べる作用・効果
が同じ様に得られる。
【0038】このような配置・構造とすることにより、
一層、ボイドを抜く効果及びインダクタンス低減の効果
を高めることが可能である。
【0039】即ち、ケース1内に樹脂4を注入する際に
は、ケース1の底方向から上方へと樹脂4の注入面が上
がっていくのであるが、ここでは、両電極板端子2,3
間の隙間に対して、両電極板端子2,3の両側の周囲二
方向に加えて、下側の電極板端子3に設けてあるエア抜
孔3BHからも樹脂4が両電極板端子2,3間へ侵入す
ることとなり、樹脂4の侵入量が図3の場合よりも多く
なると共に、エア抜孔3BHから侵入する樹脂4の侵入
圧による突き上げをも受けて、エア抜孔2BHからボイ
ドがより早く抜けていくこととなる。このため、図3の
場合と比べてより一層完全に、両電極板端子2,3間を
樹脂4で埋めることができる。
【0040】又、エア抜孔2BH,3BHの2つの貫通
孔を対面的に設けたわけであるから、それだけ両電極板
端子2,3の対面する表面積が増え、表皮効果を強める
ことができる。その結果、インダクタンス低減の効果を
図3の場合よりも更に高めることができる。
【0041】(実施の形態1の変形例2)図4の変形例
1では、エア抜孔2BH,3BHの2つの貫通孔を、そ
の中心軸が一致するように対面して設けていたが、図4
のエア抜孔2BH,3BHの各中心軸の位置をY軸方向
にずらして変えることも可能である。そのようなバリエ
ーションが、ここで述べる変形例2であり、その一例を
図5に示す。
【0042】図5は、図3における対面部分の一つであ
る両部2B,3Bのそれぞれに対して、Y座標での位置
が互いに対面することなくずれた貫通孔2BH,3B
H’を設けたときの例を示しており、その(a)が平面
図であり、その(b)はその(a)中に示すA2−A
2’線についての継断面図である。勿論、図3中の貫通
孔3AHに対して、Z座標での貫通孔の中心軸位置が互
い対面しないようにずらして新たな貫通孔を部分2Aに
設けても、同様な作用・効果が得られることは明白であ
る。
【0043】このように位置をずらすことによる利点
は、次の通りである。即ち、同じ位置に両貫通孔の中心
軸がある図4の場合には、エア抜き効果は両電極板端子
間中の両貫通孔で挟まれた部分に集中して得られること
となるが、図5のように両貫通孔2BH,3BH’を配
置すれば、両電極板端子間中で、エア抜き効が生じる部
分を広く分散して形成し得ることとなるので、エア抜き
の度合いないし分布が両電極板端子間中でより均一化さ
れる結果、エア抜き効を変形例1よりも高めることも可
能となる。従って、貫通孔の数は2つに限ることなく、
更に多数の貫通孔を図5のように同部2B,3Bに設け
ても良いことは勿論である。但し、図5の例では、エア
抜孔3BH’は下部側に位置するので、樹脂4の侵入経
路を増大させる機能を有するけれども(この点によりボ
イドの発生を低下させる)、発生したボイドの逃げ道を
形成するという作用を有するわけではない。従って、図
5の例に代えて、部分2B側にのみ2つ以上の貫通孔を
図5のように中心軸位置をずらすように形成するときに
は、全ての貫通孔が発生したボイドを逃がす経路として
機能とすることとなる。従って、ボイドの抜け度合いな
いし分布の均一性がより達成され、この場合の両エア抜
孔からケース1上部へとボイドを抜く効果を高めること
ができる。
【0044】また、図5の例でも、表面積が増加した分
だけ、表皮効果により、より一層のインダクタンス低減
の効果が得られている。
【0045】以上より、両電極板端子の各対面部分に少
なくとも1つの貫通孔を互いに対面しないように設ける
か、又は、一方の電極板端子の対面部分に対してのみ少
なくとも2つの貫通孔を配置することで、ボイドを一層
効率よく抜くことができ、加えて、両電極板端子2,3
の対面部の表面積が増えることでインダクタンス低減の
効果を図3の場合と比べて高めることもできる。
【0046】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2における半導体装置のパワーモジュールについ
て、図6を用いて説明する。尚、本実施の形態2につい
ても、実施の形態1で述べた図1及び図2に示す構造・
配置が適用されるが、両実施の形態1,2では、後述す
る通り、エミッタ電極板端子2及びコレクタ電極板端子
3の対面部に形成される貫通孔ないしエア抜孔の形状が
異なっている。
【0047】図6は、実施の形態2におけるエミッタ電
極板端子2及びコレクタ電極板端子3の構造・配置を拡
大して示した斜視図である。同図に示すとおり、ここで
は、実施の形態1とは異なり、貫通孔ないしエア抜孔2
BaH,3AaHは、それぞれ対応する対面部分2B
a,3Aaにおいてその長手方向(エミッタ電極板端子
2及びコレクタ電極板端子3の長手方向とも言える)に
沿って、しかも当該長手方向に沿った断面(当該対面部
分の長手方向と幅方向とを含む断面とも言える)の形状
が長方形となる様に形成されている。
【0048】このように、エア抜孔2BaH,3AaH
の断面形状を長方形にすることで、実施の形態1の丸孔
形状の場合と比較して、次の利点が得られる。即ち、そ
の一つは、両電極板端子間内中、エア抜き経路として機
能する貫通孔2BaH,3Aaが占めるエリアが図3と
比べて格段に増大するので、樹脂4の粘性が水よりも大
きいことを考えると、実施の形態1に比べてエア抜き効
率を格段に高めることが可能となり、電極板端子2,3
間の絶縁性をより一層高めることができる。その第二
は、両電極板端子2,3の対面部分の表面積が実施の形
態1の場合よりも格段に大きくなるので、表皮効果が高
まることで、実施の形態1と比べてインダクタンス低減
の効果が大きくなるという点である。
【0049】以上の通り、エア抜孔を実施の形態1の丸
孔から長方形孔に変えた点を除いては、本パワーモジュ
ールの構成は既述した実施の形態1のそれらと同一であ
るが、上記形状の相違点により、本実施の形態2では、
実施の形態1よりも更に一層インダクタンス低減の効果
が大きく、且つエア(ボイド)を抜く効果が一層大きい
半導体装置のパワーモジュールを提供できるという効果
がある。
【0050】(実施の形態2の変形例1)本実施の形態
2の変形例1は、実施の形態2における技術的思想に対
して実施の形態1の変形例1の考え方を適用したもので
ある。
【0051】そのような変形例の一例を、図7に示す。
図7は、図6における対面しているエミッタ電極板端子
2,コレクタ電極板端子3の一部分2Ba,3Baのそ
れぞれに対して、対向し合った貫通孔2BaH,3Ba
Hを設けたときの例を示しており、その(a)が平面図
であり、その(b)はその(a)中に示すC−C’線に
ついての継断面図であり、その(c)はその(a)中に
示すD−D’線についての継断面図である。勿論、図6
中の貫通孔3AaHに対向するように、新たな貫通孔を
部分3Aaに対面したエミッタ電極板端子2側の対面部
分に設けても良い。
【0052】このような変形例1を行うことにより、既
述した実施の形態2の作用・効果に加えて、更に既述し
た実施の形態1の変形例1における作用・効果が相乗的
に得られる。
【0053】(実施の形態2の変形例2)本実施の形態
2の変形例2は、実施の形態2における技術的思想に対
して実施の形態1の変形例2の考え方を適用したもので
ある。
【0054】そのような変形例の一例を、図8に示す。
図8は、図6におけるエミッタ電極板端子2及びコレク
タ電極板端子3のそれぞれに対して、貫通孔2BaH
1,3BaH1を設けたときの例を示しており、その
(a)が平面図であり、その(b)はその(a)中に示
すE−E’線についての継断面図で、その(c)はその
(a)中に示すF−F’線についての継断面図である。
【0055】図8では、図7と同じように2つのエア抜
孔2BaH1,3BaH1が設けられてはいるが、実施
の形態1の変形例2の考え方と同じように、対面部分2
Ba,3Ba(図6)の幅中心線E−E’より幅(Y)
方向に互いに逆向へずれた位置(シフト量は、必ずしも
両者同一である必要はない)に、エア抜き孔2BaH
1,3BaH1が形成されているのが特徴点である。勿
論、図6中の貫通孔3AaHに対しても図8と同様な構
成を適用して、図6の対面部3Aaとそれに対面する第
1電極板端子2の対面部とに、それぞれ当該対面部の幅
中心線より互いに幅方向(図3のX方向)に逆向きにず
れた2つの貫通孔を設けても、同様な作用・効果が得ら
れる。
【0056】このような変形例2の構成とすることによ
り、既述した実施の形態2の作用・効果に加えて、更に
既述した実施の形態1の変形例2における作用・効果が
同様に相乗的に得られる。
【0057】(まとめ)以上より、上述した全ての実施
の形態と変形例とに共通する考え方をまとめれば、次の
通りであると言える。即ち、これらの要旨は、半導体装
置のパワーモジュールにおけるケース内部に対して、互
いに近接して平行に配置された第1及び第2の電極板端
子を設け、第1及び第2の電極板端子の少なくとも一方
において、その所定の部分に所定の形状の貫通孔を少な
くとも一つ設けると共に、ケース内部への樹脂の充填に
際して第1及び第2の電極板端子の周囲より第1及び第
2の電極板端子間へ樹脂を充填したことにある。従っ
て、第1及び第2の電極板端子の一方にのみ貫通孔を設
けても良いし、両方にそれぞれ貫通孔を設けても良く、
各電極板端子の貫通孔の数は1個又は複数個とすれば良
く、更に各貫通孔の位置は、それが形成される電極板端
子の中央部分でも良く、中央部分からずらした位置でも
良い。又、各貫通孔の形状は任意である。
【0058】
【発明の効果】請求項1〜3記載の各発明によれば、樹
脂の充填に際して両電極板端子間に樹脂が侵入して、ボ
イドが当該両電極板端子間に発生することとなるが、少
なくとも貫通孔が形成されている部分においては当該貫
通孔を介してボイドを第1及び第2電極板端子の周囲に
逃がしてボイドを抜くことができることとなり、その結
果、特別な部材を用いることなく成形費、部品費及び加
工作業費のコストアップの抑止と低減とを図りつつ、し
かも近接平行配置によるインダクタンスの低減をも実現
しつつ、両電極板端子間の絶縁耐量を確保することがで
きるという効果がある。
【0059】しかも、請求項2記載の発明によれば、貫
通孔の断面形状が長手方向に沿って形成された長方形で
あるため、他の形状の場合と比べて、貫通孔のエリア面
積をその貫通孔が形成される電極板端子の対向面に渡っ
てより広く設定できることとなり、これによりボイドを
より一層逃がしやすくすることができる結果、両電極板
端子の絶縁耐量を格段に向上させることができる利点が
ある。加えて、この請求項2の発明によれば、貫通孔の
断面形状が長方形であることは貫通孔の表面積が増大す
ることを意味することとなり、これにより表皮効果を増
大させて、近接平行配置された第1及び第2電極板端子
間のインダクタンスを更に一層低減することができると
いう利点も得られる。
【0060】更に、請求項3記載の発明によれば、貫通
孔が形成されている少なくとも一方の幅中心線からみて
両サイドにそれぞれボイド抜け孔が形成されることとな
るので、ボイドの抜け度合いを両電極板端子間の幅方向
に渡ってより均一にすることが可能となり、これによっ
てボイドの抜けを高めてより一層の絶縁耐量の向上を達
成することが可能となる。又、貫通孔の数に応じて表面
積が増大するので、更に一層のインダクタンスの低減が
できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
パワーモジュール本体を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
パワーモジュール本体の図1中の矢印方向から見た正面
図及びその内部の一部分を断面図として示した図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
パワーモジュール中のエミッタ電極板端子及びコレクタ
電極板端子の構造・配置を拡大して示した斜視図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1の変形例による半導
体装置のパワーモジュール中のエミッタ電極板端子及び
コレクタ電極板端子のエア抜孔が同一場所に設けてある
場合の部分的な拡大図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の変形例による半導
体装置のパワーモジュール中のエミッタ電極板端子及び
コレクタ電極板端子のエア抜孔がそれぞれ異なった場所
に設けてある場合の部分的な拡大図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
パワーモジュール中のエミッタ電極板端子及びコレクタ
電極板端子の構造・配置を拡大して示した斜視図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2の変形例による半導
体装置のパワーモジュール中のエミッタ電極板端子及び
コレクタ電極板端子のエア抜孔が同一場所に設けてある
場合の部分的な拡大図である。
【図8】 この発明の実施の形態2の変形例による半導
体装置のパワーモジュール中のエミッタ電極板端子及び
コレクタ電極板端子のエア抜孔がそれぞれ異なった場所
に設けてある場合の部分的な拡大図である。
【図9】 従来の半導体装置のパワーモジュール本体を
示す斜視図である。
【図10】 従来の半導体装置のパワーモジュール本体
の図9中の矢印方向から見た正面図及び内容の一部分を
示した図である。
【図11】 従来の半導体装置のパワーモジュール中の
エミッタ電極板端子及びコレクタ電極板端子を拡大した
斜視図である。
【図12】 従来技術における問題点を指摘した説明図
である。
【符号の説明】
1 ケース、2 エミッタ電極端子、2BH,2Ba
H,2BaH1,3AH,3AaH,3BH,3B
H’,3BH1 エア抜孔、3 コレクタ電極端子、4
樹脂、5 底面、6P ボイド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに近接して平行に配置された第1及
    び第2の電極板端子を備え、 前記第1及び第2の電極板端子の少なくとも一方におい
    て、その所定の部分に所定の形状の貫通孔を少なくとも
    一つ設けると共に、 前記第1及び第2の電極板端子の周囲より前記第1及び
    第2の電極板端子間へ樹脂を充填したことを特徴とす
    る、半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記貫通孔は、前記第1及び第2の電極板端子の長手方
    向に沿って形成され、当該長手方向に沿った断面形状が
    長方形である形状を有することを特徴とする、半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 前記貫通孔は少なくとも一組形成されており、 各一組に属する前記貫通孔同士は、前記第1及び第2の
    電極板端子の前記長手方向に沿った幅中心線より互いに
    逆方向へずれた位置に形成されていることを特徴とす
    る、半導体装置。
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