JPH10224406A - データ多重化方法およびデータ逆多重化装置 - Google Patents

データ多重化方法およびデータ逆多重化装置

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JPH10224406A
JPH10224406A JP2648397A JP2648397A JPH10224406A JP H10224406 A JPH10224406 A JP H10224406A JP 2648397 A JP2648397 A JP 2648397A JP 2648397 A JP2648397 A JP 2648397A JP H10224406 A JPH10224406 A JP H10224406A
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JP
Japan
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multiplexed
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JP2648397A
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Yoshinori Matsui
義徳 松井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケット多重化におけるパケット識別番号
を、各入力データ毎に予め割り当てるため、識別番号の
ビット長が増大する。 【解決手段】 プロセッサ1063は、音声データ1
1、13に第1、第2の各識別番号を付加して多重化し
て多重化パケット列15を出力し、プロセッサ1073
は、画像データ12、14に第3、第4の各識別番号を
付加して多重化して多重化パケット列16を出力し、プ
ロセッサ1085は多重化パケット列15、16に第
5、第6の各識別番号を付加して多重化して多重化パケ
ット列17を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像または音声、
あるいはスクリプトなどのデジタルデータを多重化する
際に用いるデータ多重化方法、および多重化データを分
離する際に用いるデータ逆多重化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像または音声、あるいはスクリプトな
どのデジタルデータを圧縮符号化し、複数の圧縮符号化
したデジタルデータを多重して伝送する際の国際標準方
式として、MPEG4(Moving Picture Experts Grou
p, Phase 4、参考文献:ISO/IECJTC1/SC29/WG11 N1483,
Systems Working Draft Version 2.0, 1996/11)が検
討されている。データ多重化方法の従来例であるMPE
G4におけるデータ多重化装置について説明する。
【0003】図16は従来例のMPEG4におけるデー
タ多重化装置のブロック図である。図16において、1
601は第1の音声符号化器、1602は第1の画像符
号化器、1603は第2の音声符号化器、1604は第
2の画像符号化器、1605は第1のデータ処理部で、
第1のバッファ16051、第2のバッファ1605
2、第3のバッファ16053、第4のバッファ160
54、プロセッサ16055で構成される。1606は
第2のデータ処理部で、バッファ16061、バッファ
16062、データ変換部16063、データ変換部1
6064、プロセッサ16065で構成される。また、
161は第1の音声デジタルデータDa1、162は第
1の画像デジタルデータDv1、163は第2の音声デ
ジタルデータDa2、164は第2の画像デジタルデー
タDv2、165は第1の多重化パケット列、166は
第2の多重化パケット列、167は第3の多重化パケッ
ト列である。図17は、プロセッサ16055およびプ
ロセッサ16065の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0004】図16において、各符号化器1601、1
602、1603および1604において符号化された
各デジタルデータは、それぞれ第1のデータ処理部16
05における各バッファ16051、16052、16
053および16054に入力される。プロセッサ16
055は図17(a)に示すフローチャートに従って動
作する。
【0005】ステップ1701においてバッファ160
51に第1の音声デジタルデータDa1の入力があった
場合、1702においてパケット化し、識別番号'00000
101'を付加してバッファ16061に出力する。ステッ
プ1703においてバッファ16052に第1の画像デ
ジタルデータDv1の入力があった場合、ステップ17
04においてパケット化し、識別番号'00000103'を付加
してバッファ16062に出力する。ステップ1705
においてバッファ16053に第2の音声デジタルデー
タDa2の入力があった場合、ステップ1706におい
てパケット化し、識別番号'00000102'を付加してバッフ
ァ16061に出力する。さらに、ステップ1707お
いてバッファ16054に第2の画像デジタルデータD
v2の入力があった場合、ステップ1708においてパ
ケット化し、識別番号'00000104'を付加してバッファ1
6062に出力する。
【0006】第1のデータ処理部は、以上のように、各
入力データをパケット化し、8ビット長のユニークな識
別番号を付加して、音声データDa1、Da2を多重化
した第1の多重化パケット列165と、画像データDv
1、Dv2を多重化した第2の多重化パケット列166
を出力する。
【0007】第2のデータ処理部において、データ変換
部16063は、バッファ16061に入力した第1の
多重化パケット列に、8ビットのCRCを付加して出力
し、データ変換部16064は、バッファ16062に
入力した第2の多重化パケット列に、16ビットのCR
Cを付加して出力する。プロセッサ16065は、図1
7(b)に示すフローチャートに従って動作する。
【0008】ステップ1709においてデータ変換部1
6063からのデータ入力があった場合は、ステップ1
710において識別番号'00201'を付加して出力する。
ステップ1711においてデータ変換部16064から
のデータ入力があった場合は、ステップ1712におい
て識別番号'00202'を付加して出力する。
【0009】第3のデータ処理部は、以上のように入力
したパケットに5ビット長の識別番号を付加して、第1
および第2の多重化パケット列をさらに多重化した第3
の多重化パケット列167を出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
説明した従来のデータ多重化方法において、次のような
課題が生じる。
【0011】予め各入力データに識別番号を与えるた
め、入力データの数に見合うだけの識別番号の数が必要
となり、識別番号に要するビット長が増大する。
【0012】また、識別番号に要するビット長が固定で
あるため、入力データの数に応じた識別番号のビット長
の最適化が行えない。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の本発明におけるデ
ータ多重化方法は、N(Nは自然数)個のデジタルデー
タDn(1<=n<=N)を多重化する際の識別番号の
冗長性を減少するために、予め設定した第1の条件に合
致するP個(1<=P<=N)のデジタルデータDp
(1<=p<=N)を入力し、パケット化して、第1の
データ処理ステップに入力された他のデジタルデータD
q(1<=q<=Nかつp!=q)と区別するための識
別番号Ipを付加して、パケット列を出力するP個のパ
ケット化サブステップと、P個の前記パケット列を入力
し、多重して、第1’の多重化パケット列として出力す
る多重化サブステップと、を含む第1のデータ処理ステ
ップと、予め設定した第2の条件に合致するR個(R=
N−P)のデジタルデータDr(1<=r<=N)を入
力し、パケット化して、第2のデータ処理ステップに入
力された他のデジタルデータDs(1<=s<=Nかつ
s!=r)と識別するための識別番号Irを付加して、
パケット列を出力するR個のパケット化サブステップ
と、R個の前記パケット列を入力し、多重して、第2’
の多重化パケット列として出力する多重化サブステップ
と、を含む第2のデータ処理ステップと、前記第1’の
多重化パケット列を入力し、予め定めた第1のデータ変
換を施し、第1の多重化パケット列を出力する第1のデ
ータ変換サブステップと、前記第2’の多重化パケット
列を入力し、予め定めた第2のデータ変換を施し、第2
の多重化パケット列を出力する第2のデータ変換サブス
テップと、第1の識別番号I1を第1の多重パケット列
に付加したパケット列と、第2の識別番号I2を第2の
多重パケット列に付加したパケット列を多重して第3の
多重化パケット列を出力する多重化サブステップと、を
含む第3のデータ処理ステップとを含むものである。
【0014】第2の本発明におけるデータ多重化方法
は、第1の本発明のデータ多重化方法で多重化したデー
タを入力して分離するデータ逆多重化装置におけるデジ
タルデータの分離を確実にするために、第1の本発明の
データ多重化方法において、前記第1のデータ処理ステ
ップにおいて入力されるデジタルデータDp(1<=p
<=N)のパケットに付加する識別番号Ipと、前記第
2のデータ処理ステップにおいて入力されるデジタルデ
ータDq(1<=q<=N)のパケットに付加する識別
番号Iqと、前記第3のデータ処理ステップにおいて入
力される第1の多重化パケット列に付加する識別番号I
1と、第2の多重化パケット列に付加する識別番号I2
とを記述したテーブルパケットを作成し、前記テーブル
パケットを第3の多重化パケット列にさらに多重したパ
ケット列を出力するものである。
【0015】第3の本発明におけるデータ多重化方法
は、第1の本発明のデータ多重化方法で多重化したデー
タを入力して分離するデータ逆多重化装置におけるデジ
タルデータの分離を確実にするために、第1の本発明の
データ多重化方法において、前記第1のデータ処理ステ
ップは、入力する全てのデジタルデータDp(1<=p
<=N)に付加する識別番号Ipを記述したテーブルパ
ケットを作成し、前記第1’の多重化パケット列にさら
に多重し、前記第2のデータ処理ステップは、入力する
全てのデジタルデータDq(1<=q<=N)に付加す
る識別番号Iqを記述したテーブルパケットを作成し、
前記第2’の多重化パケット列にさらに多重し、前記第
3のデータ処理ステップは、第1の識別番号I1と第2
の識別番号I2とを記述したテーブルパケットを作成
し、前記第3の多重化パケット列にさらに多重したパケ
ット列を出力するものである。
【0016】第4の本発明におけるデータ多重化方法
は、N(Nは自然数)個のデジタルデータDn(1<=
n<=N)を多重化する際の多重順序を示す識別番号の
冗長度を減少するために、予め設定した第1の条件に合
致するP個(1<=P<=N)のデジタルデータDp
(1<=p<=N)を入力し、パケット化し、パケット
列を出力するP個のパケット化サブステップと、P個の
前記パケット列を入力し、多重し、さらにP個のパケッ
ト列の多重順序を示す識別番号を付加して第1’の多重
パケット列として出力する多重化サブステップと、を含
む第1のデータ処理ステップと、予め設定した第2の条
件に合致するQ個(1<=Q<=N)のデジタルデータ
Dq(1<=q<=N)を入力し、パケット化し、パケ
ット列を出力するQ個のパケット化サブステップと、Q
個の前記パケット列を入力し、多重し、さらにQ個のパ
ケット列の多重順序を示す識別番号を付加して第2’の
多重パケット列として出力する多重化サブステップと、
を含む第2のデータ処理ステップと、前記第1’の多重
化パケット列を入力し、予め定めた第1のデータ変換を
施し、第1の多重パケット列を出力する第1のデータ変
換サブステップと、前記第2’の多重化パケット列を入
力し、予め定めた第2のデータ変換を施し、第2の多重
化パケット列を出力する第2のデータ変換サブステップ
と、第1の多重化パケット列と、第2の多重化パケット
列を入力し、多重し、さらに第1と第2のパケット列の
多重順序を示す識別番号を付加して第3の多重化パケッ
ト列を出力する多重サブステップと、を含む第3のデー
タ処理ステップとを含むものである。
【0017】第5の本発明のおけるデータ逆多重化装置
は、前記第3の多重化パケット列を入力してデジタルデ
ータを分離するデータ逆多重化装置であって、前記第3
の多重化パケット列を入力し、前記第1の識別番号I1
と、前記第2の識別番号I2を参照して識別番号I1が
付加された第1の多重化パケット列と識別番号I2が付
加された第2の多重化パケット列に分離する第1のデー
タ分離部と、前記第1の多重化パケット列を入力し、第
1のデータ逆変換を施した第1’の多重化パケット列を
出力する第1のデータ逆変換部と、前記第2の多重化パ
ケット列を入力し、第2のデータ逆変換を施した第2’
の多重化パケット列を出力する第2のデータ逆変換部
と、前記第1’の多重化パケット列を入力し、前記識別
番号Ip(1<=p<=N)を参照してP個(Pは自然
数)のデジタルデータDpに分離して出力する第2のデ
ータ分離部と、前記第2’の多重化パケット列を入力
し、前記識別番号Iq(1<=q<=N)を参照してQ
個(Qは自然数)のデジタルデータDqに分離して出力
する第3のデータ分離部と、を備えるものである。
【0018】第6の本発明におけるデータ多重化方法
は、N(Nは自然数)個のデジタルデータDn(1<=
n<=N)を多重化する際の識別番号のビット長をデー
タ多重化装置が変更可能にするために、データ多重化装
置において、識別番号のビット長を示す値B2を記述し
た制御パケットPcを作成し、前記制御パケットに予め
定めた規定値であるビット長B1の識別番号Icを付加
してデータ逆多重化装置に伝送するステップと、データ
逆多重化装置において、パケットを入力し、ビット長B
1で識別番号を読みとり、識別番号が前記識別番号Ic
であった場合は、前記制御パケットPcから識別番号の
ビット長を示す値B2を読みとり、前記B2を識別番号
のビット長として設定するステップと、制御パケットP
cを受信したことを示す返信パケットPrを作成し、多
重化装置に伝送するステップと、データ多重化装置にお
いて、前記返信パケットPrを受信するステップと、以
降は前記パケット列Pnの識別番号をビット長B2で付
加するステップと、を含むものである。
【0019】第7の本発明におけるデータ逆多重化装置
は、N(Nは自然数)個のデジタルデータDn(1<=
n<=N)を多重化する際の識別番号のビット長をデー
タ多重化装置において変更可能にした場合でもデータ分
離を可能にするために、多重化パケット列を入力し、パ
ケットに付加されている識別番号Inの第Pビットから
第Qビットにおけるビットパターンを調べ、前記ビット
パターンが予め定めた規定値に一致する場合は前記識別
番号Inのビット長をQ+Rビットとし、前記ビットパ
ターンが前記予め定めた規定値に一致しない場合は前記
識別番号Inのビット長をQビットとする識別番号ビッ
ト長判定手段を備えるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明のデータ
多重化方法を説明するための実施の形態1であるデータ
多重化装置のブロック図である。図1において、101
は第1の音声符号化器、102は第1の画像符号化器、
103は第2の音声符号化器、104は第2の画像符号
化器、105はスイッチ、106は第1のデータ処理部
で、バッファ1061、バッファ1062、プロセッサ
1063より構成され、107は第2のデータ処理部
で、バッファ1071、バッファ1072、プロセッサ
1073より構成され、108は第3のデータ処理部
で、バッファ1081、バッファ1082、第1のデー
タ変換部1083、第2のデータ変換部1084、プロ
セッサ1085より構成される。また、11は第1の音
声デジタルデータDa1、12は第1の画像デジタルデ
ータDv1,13は第2の音声デジタルデータDa2、
14は第2の画像デジタルデータDv2、15は第1の
多重化パケット列、16は第2の多重化パケット列、1
7は第3の多重化パケット列である。図2は、実施の形
態1であるデータ多重化装置におけるプロセッサ106
3、1073および1085の動作を示すフローチャー
トである。図2において、(a)は第1のデータ処理部
におけるプロセッサ1063の動作を示すフローチャー
ト、(b)は第2のデータ処理部におけるプロセッサ1
073の動作を示すフローチャート、(c)は第3のデ
ータ処理部におけるプロセッサ1085の動作を示すフ
ローチャートである。図3は、図1における各部のデー
タ11〜17を説明するためのデータ図である。
【0022】以上のように構成した本発明のデータ多重
化方法を説明するための実施の形態1であるデータ多重
化装置について図1から図3を用いて説明する。
【0023】図1に示すデータ多重化装置は、音声符号
化器101と103、画像符号化器102と104が出
力するデジタルデータを入力する。
【0024】まず、スイッチ105は、入力デジタルデ
ータが音声データである場合は第1のデータ処理部に出
力し、入力するデジタルデータが画像データである場合
は第2のデータ処理部に出力する。したがって、スイッ
チ105は、第1の音声符号化器101が出力する音声
デジタルデータDa1と第2の音声符号化器103が出
力する音声デジタルデータDa2を第1のデータ処理部
106に出力し、第1の画像符号化器102が出力する
画像デジタルデータDv1と第2の画像符号化器104
が出力する画像デジタルデータDv2を第2のデータ処
理部107に出力する。
【0025】第1のデータ処理部のプロセッサ1063
と第2のデータ処理部のプロセッサ1073は、それぞ
れ入力したデジタルデータをパケット化し、4ビットの
識別番号を付加して多重し、第3のデータ処理部に出力
する。第1のデータ処理部のプロセッサ1063と第2
のデータ処理部のプロセッサ1073の動作を図2
(a)と(b)に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
【0026】図2(a)は第1のデータ処理部のプロセ
ッサ1063の動作を記述したフローチャートである。
まず、ステップ201でバッファ1061に音声デジタ
ルデータDa1が入力された場合、ステップ202でD
a1をパケット化し、ステップ203で識別番号のビッ
ト値'0101'を付加してバッファ1081に出力する。ま
た、ステップ204でバッファ1062に音声デジタル
データDa2が入力された場合、ステップ205でDa
2をパケット化し、ステップ206で識別番号のビット
値'0102'を付加してバッファ1081に出力する。
【0027】図2(b)は第2のデータ処理部のプロセ
ッサ1073の動作を記述したフローチャートである。
まず、ステップ207でバッファ1071に画像デジタ
ルデータDv1が入力された場合、ステップ208でD
v1をパケット化し、ステップ209で識別番号のビッ
ト値'0101'を付加してバッファ1082に出力する。ま
た、ステップ210でバッファ1072に画像デジタル
データDv2が入力された場合、ステップ211でDa
2をパケット化し、ステップ212で識別番号のビット
値'0102'を付加してバッファ1082に出力する。
【0028】上記のように、第1のデータ処理部は、D
a1とDa2を入力し、パケット化し、識別番号を付加
して多重した第1の多重化パケット列15をバッファ1
081に出力し、第2のデータ処理部は、Dv1とDv
2を入力し、パケット化し、識別番号を付加して多重し
た第2の多重化パケット列16をバッファ1082に出
力する。
【0029】図3(b)は、第1および第2のデータ処
理部において多重されたデータの一例を示している。図
3(a)に示すデジタルデータDa1、Da2は、図3
(b)の305に示すように、識別番号'0101'あるい
は'0102'を付加した多重化パケット列となる。図3
(a)に示すデジタルデータDv1、Dv2は、図3
(b)の306に示すように、識別番号'0101'あるい
は'0102'を付加した多重化パケット列となる。
【0030】次に、第3のデータ処理部108の動作を
説明する。バッファ1081に入力された第1の多重化
パケット列15は、データ変換部1083によって、各
パケットのCRCを計算して8ビットのCRC符号をパ
ケットに付加され、プロセッサ1085に出力される。
一方、バッファ1082に入力された第2の多重化パケ
ット列16は、データ変換部1084によって、各パケ
ットのCRCを計算して16ビットのCRC符号をパケ
ットに付加され、プロセッサ1085に出力される。プ
ロセッサ1085の動作を図2(c)に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0031】まず、ステップ213でデータ変換部10
83からパケットを入力した場合は、ステップ214に
おいてパケットに識別番号のビット値'0201'を付加して
出力する。次に、ステップ215でデータ変換部108
4からパケットを入力した場合は、ステップ216にお
いてパケットに識別番号のビット値'0202'を付加して出
力する。
【0032】以上のように、実施の形態1におけるデー
タ多重化装置は、Da1、Da2、Dv1、Dv2を多
重した第3の多重化パケット列17を出力する。図3
(c)に、第3の多重化パケット列17の例を示す。D
a1には第3のデータ処理部で付加された第1の識別番
号'0201'および第1のデータ処理部で付加された第2の
識別番号'0101'が多重されている。同様に、Da2には
第3のデータ処理部で付加された識別番号'0201'および
第1のデータ処理部で付加された識別番号'0102'が多重
され、Dv1には第3のデータ処理部で付加された識別
番号'0202'および第2のデータ処理部で付加された識別
番号'0101'が多重され、さらにDv2には第3のデータ
処理部で付加された識別番号'0202'および第2のデータ
処理部で付加された識別番号'0102'が多重されている。
【0033】以上、実施の形態1であるデータ多重化装
置を説明した。従来のデータ多重化装置では予め各デジ
タルデータに識別番号を割り当て、第3のデータ処理部
における識別番号は各デジタルデータの識別には利用さ
れていなかった。一方、実施の形態1におけるデータ多
重化装置においては、第3のデータ処理部における識別
番号と、第1および第2のデータ処理部における識別番
号の組み合わせにより各デジタルデータの区別を行うこ
とが可能な構成としたため、従来例より識別番号に与え
るビット量を少なくすることができる、あるいは従来例
と同じ識別番号のビット長であっても多重するデジタル
データの数を増やすことができるようになる。実施の形
態1で述べた識別番号の具体的な例としては、MPEG
4におけるロジカル・チャネル(Logical Channel:L
C)およびプロテクション・チャネル(Protection Cha
nnel:PC)があげられる。
【0034】また、従来のデータ多重化装置では、各処
理手段が互いに線で結ばれた複数個のデータ処理端末、
例えば第1のデータ処理部をデータ処理端末Aで行い、
第2のデータ処理部をデータ処理端末Bで行い、第3の
データ処理部をデータ処理端末Cで行うような場合で
は、第1のデータ処理部と第2のデータ処理部は独立に
動作することが想定され、第3のデータ処理部に入力さ
れるパケット列の識別番号に同値のものが含まれる可能
性があり、そのため識別番号を書き換える必要が発生す
ることがある。一方、本発明のデータ多重化装置におい
ては、第3のデータ処理部において、第1および第2の
データ処理部から入力したパケット列にさらに付加した
識別番号を、デジタルデータの識別番号の一部として利
用するため、識別番号の書き換えを必要としない。
【0035】なお、実施の形態1において、説明を簡単
にするために、音声デジタルデータと画像デジタルデー
タを入力としたが、これに限るものではなく、さらに静
止画デジタルデータ、スクリプトデータなどを入力し、
第1あるいは第2のデータ処理部と同様の処理を行い、
第3のデータ処理部で多重することが可能である。
【0036】なお、実施の形態1において、データ変換
部はCRC符号を付加することとしたが、他にもリード
ソロモンコードを付加する、暗号化を行う、あるいはス
クランブルを行うことが可能である。
【0037】なお、実施の形態1において、識別番号は
4ビットとしたが、これに限るものではなく任意のビッ
ト長を使用可能である。
【0038】さらに、実施の形態1で多重化した多重化
パケット列は、ハードディスクあるいは半導体メモリー
などの記憶装置に記録することで、多重化したデータを
携帯して移動することができる。また、実施の形態1で
多重化した多重化パケット列は、光ファイバ、同軸ケー
ブル、電話線などの有線伝送媒体、あるいは地上波、衛
星波などの無線伝送媒体を用いて遠隔地に伝送すること
が可能である。
【0039】(実施の形態2)本発明のデータ多重化方
法を説明するための実施の形態2であるデータ多重化装
置について、図1、図4および図5を用いて説明する。
図1は実施の形態2であるデータ多重化装置のブロック
図である。図4は、実施の形態2における、プロセッサ
1063、1073および1085の動作を説明するた
めのフローチャートである。図5は、多重パケット列1
7の一例を示すデータ図である。
【0040】第1のデータ処理部106におけるプロセ
ッサ1063は、図4(a)に示すフローチャートに従
って動作し、ステップ401において、テーブルパケッ
トを作成し、識別番号'0100'を付加してバッファ108
1に出力する。テーブルパケットの内容は、図5(b)
に示すように、Da1を示す符号とDa1に付加した識
別番号、およびDa2を示す符号とDa2に付加した識
別番号を含む。ステップ402からステップ407にお
ける動作は、実施の形態1における図2(a)に示すフ
ローチャートの動作と同様であるので、説明を省略す
る。
【0041】第2のデータ処理部107におけるプロセ
ッサ1073は、図4(b)に示すフローチャートに従
って動作し、ステップ408において、テーブルパケッ
トを作成し、識別番号'0100'を付加してバッファ108
2に出力する。テーブルパケットの内容は、図5(c)
に示すように、Dv1を示す符号とDv1に付加した識
別番号、およびDv2を示す符号とDv2に付加した識
別番号を含む。ステップ409からステップ414にお
ける動作は、実施の形態1における図2(b)に示すフ
ローチャートの動作と同様であるので、説明を省略す
る。
【0042】第3のデータ処理部108におけるプロセ
ッサ1085は、図4(c)に示すフローチャートに従
って動作し、ステップ415において、テーブルパケッ
トを作成し、識別番号'0200'を付加して出力する。テー
ブルパケットの内容は、図5(a)に示すように、第1
の多重化パケット列15に施す変換の種類が8ビットの
CRCであることを示す符号と、第1の多重化パケット
列15に付加した識別番号、および第1の多重化パケッ
ト列15におけるテーブルパケットの識別番号、同様
に、第2の多重化パケット列16に施す変換の種類が1
6ビットのCRCであることを示す符号と、第2の多重
化パケット列16に付加した識別番号、および第2の多
重化パケット列16におけるテーブルパケットの識別番
号とを含む。ステップ416からステップ418におけ
る動作は、実施の形態1における図2(c)に示すフロ
ーチャートの動作と同様であるので、説明を省略する。
【0043】以上、実施の形態2におけるデータ多重化
装置によれば、図5(d)の多重化パケット列の例に示
すように、音声あるいは画像のデジタルデータを多重す
る前に、テーブルパケットが多重される。従って、この
多重化パケット列を入力して分離するデータ逆多重化装
置は、予め多重化パケット列に多重されているデータや
変換の種類を把握することができ、データ逆多重化装置
における動作が確実となる。
【0044】なお、実施の形態2においても、説明を簡
単にするために、音声デジタルデータと画像デジタルデ
ータを入力としたが、これに限るものではなく、さらに
静止画デジタルデータ、スクリプトデータなどを入力
し、第1あるいは第2のデータ処理部と同様の処理を行
い、第3のデータ処理部で多重することが可能である。
【0045】なお、実施の形態2においては、最初に1
回だけテーブルパケットを多重することとしたが、これ
に限るものではなく、適当な間隔で再度テーブルパケッ
トを多重してもよい。これによって、データ逆多重化装
置が多重化パケット列の途中から入力を開始した際にも
データを正しく分離することが可能となる。
【0046】なお、実施の形態2においても、識別番号
は4ビットとしたが、これに限るものではなく任意のビ
ット長を使用可能である。
【0047】さらに、実施の形態2で多重化した多重化
パケット列についても、ハードディスクあるいは半導体
メモリーなどの記憶装置に記録することで、多重化した
データを携帯して移動することができる。また、実施の
形態2で多重化した多重化パケット列は、光ファイバ、
同軸ケーブル、電話線などの有線伝送媒体、あるいは地
上波、衛星波などの無線伝送媒体を用いて遠隔地に伝送
することが可能である。
【0048】(実施の形態3)本発明のデータ多重化方
法を説明するための実施の形態3であるデータ多重化装
置について、図6、図7および図8を用いて説明する。
【0049】図6は、本発明のデータ多重化方法を説明
するための実施の形態3であるデータ多重化装置のブロ
ック図である。図6において、601は第1の音声符号
化器、602は第1の画像符号化器、603は第2の音
声符号化器、604は第2の画像符号化器、605はス
イッチ、606は第1のデータ処理部で、バッファ60
61、バッファ6062、プロセッサ6063より構成
され、607は第2のデータ処理部で、バッファ607
1、バッファ6072、プロセッサ6073より構成さ
れ、608は第3のデータ処理部で、バッファ608
1、バッファ6082、第1のデータ変換部6083、
第2のデータ変換部6084、プロセッサ6085より
構成される。また、61は音声デジタルデータDa1、
62は画像デジタルデータDv2,63は音声デジタル
データDa2、64は画像デジタルデータDv2、65
は第1の多重化パケット列、66は第2の多重化パケッ
ト列、67は第3の多重化パケット列、68は第1のテ
ーブルパケット、69は第2のテーブルパケットであ
る。図7は、実施の形態3であるデータ多重化装置にお
けるプロセッサ6085の動作を示すフローチャートで
ある。図8は、実施の形態3であるデータ多重化装置が
出力した第3の多重化パケット列67の一例を示すデー
タ図である。
【0050】図6に示すデータ多重化装置の動作は、実
施の形態1において説明した図1におけるデータ多重化
装置の動作とほぼ同様である。図1との動作の違いは、
プロセッサ6063と6073は、プロセッサ6085
に対してそれぞれテーブルパケット68と69を出力
し、プロセッサ6085はテーブルパケット68と69
を入力して参照しながらテーブルパケットを作成し、こ
れを第1および第2の多重化パケット列と多重して、第
3の多重化パケット列として出力することである。第1
のデータ処理部606におけるプロセッサ6063が出
力するテーブルパケットは、図5(b)に示したテーブ
ルと同様である。また、第2のデータ処理部607にお
けるプロセッサ6073が出力するテーブルパケット
は、図5(c)に示したテーブルと同様である。第3の
データ処理部におけるプロセッサ6085の動作を図7
に示すフローチャートに従って説明する。
【0051】まず、ステップ701においてテーブルパ
ケット68を入力し、ステップ702においてテーブル
パケット69を入力する。次に、ステップ703におい
て、入力したテーブルパケット68と69を参照し、テ
ーブルパケットを作成し、これに識別番号'0200'を付加
して出力する。ステップ704からステップ707にお
ける動作は、実施の形態1における図2(c)に示すフ
ローチャートの動作と全く同様であるので、説明を省略
する。
【0052】以上のようにして作成した多重化パケット
列67の一例を図8(b)に示す。図8(b)におい
て、識別番号'0200'であるパケットはテーブルパケット
であり、内容は図8(a)に示すように、変換の種類を
示す符号と、その変換を使用したパケットを示す識別番
号1と、データの種類を示す符号と、その識別番号2を
含む。
【0053】実施の形態3におけるデータ多重化装置に
よれば、図8(b)の多重化パケット列の例に示すよう
に、音声あるいは画像のデジタルデータを多重する前
に、テーブルパケットが多重される。従って、この多重
化パケット列を入力して分離するデータ逆多重化装置
は、予め多重化パケット列に多重されているデータや変
換の種類を把握することができ、データ逆多重化装置に
おける動作が確実となる。
【0054】実施の形態2と異なる効果として、実施の
形態2におけるデータ多重化装置で多重した多重化パケ
ット列を入力してデータを分離するデータ逆多重化装置
においては、予め多重されているデータの内容を把握す
るために3つのテーブルパケットを参照する必要があっ
たが、実施の形態3におけるデータ多重化装置で多重し
た多重化パケット列を入力して分離するデータ逆多重化
装置においては、1つのテーブルパケットを参照するの
みで、予め多重されているデータの内容を把握すること
が可能となるという効果がある。しかし、図6の説明で
も述べたように、各プロセッサ間でテーブルパケットの
入出力を必要とするため、構成がやや複雑になる。ま
た、テーブルパケットのサイズが大きくなり内容も複雑
になる。
【0055】なお、実施の形態3においても、説明を簡
単にするために、音声デジタルデータと画像デジタルデ
ータを入力としたが、これに限るものではなく、さらに
静止画デジタルデータ、スクリプトデータなどを入力
し、第1あるいは第2のデータ処理部と同様の処理を行
い、第3のデータ処理部で多重することが可能である。
【0056】なお、実施の形態3においては、最初に1
回だけテーブルパケットを多重することとしたが、これ
に限るものではなく、適当な間隔で再度テーブルパケッ
トを多重してもよい。これによって、データ逆多重化装
置が多重化パケット列の途中から入力を開始した際にも
データを正しく分離することが可能となる。
【0057】なお、実施の形態3においても、識別番号
は4ビットとしたが、これに限るものではなく任意のビ
ット長を使用可能である。
【0058】さらに、実施の形態3で多重化した多重化
パケット列についても、ハードディスクあるいは半導体
メモリーなどの記憶装置に記録することで、多重化した
データを携帯して移動することができる。また、実施の
形態3で多重化した多重化パケット列は、光ファイバ、
同軸ケーブル、電話線などの有線伝送媒体、あるいは地
上波、衛星波などの無線伝送媒体を用いて遠隔地に伝送
することが可能である。
【0059】(実施の形態4)本発明のデータ多重化方
法を説明するための実施の形態4であるデータ多重化装
置について、図1および図9を用いて説明する。図1は
実施の形態4であるデータ多重装置を説明するためのブ
ロック図、図9は図1のプロセッサの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【0060】実施の形態1における第1、第2のデータ
処理部で生成される多重パケット列では、1つのパケッ
トには1種類のデータ、すなわち1つのパケット内には
Da1、Da2、Dv1、Dv2のいずれかが含まれて
いた。また、識別番号はどのデータを含むかによって決
定した。さらに、第3のデータ処理部においても、1つ
のパケットは、第1あるいは第2の多重化パケット列の
いずれかのデータを含み、識別番号はいずれの多重化パ
ケット列を含むかによって決定した。一方、実施の形態
4においては、1つのパケット内に、1種類以上のデー
タを多重する点に特徴がある。実施の形態4におけるデ
ータ多重化装置の動作について、図9のフローチャート
に基づいて説明する。
【0061】図9(a)は、図1における第1のデータ
処理部のプロセッサ1063の動作を示すフローチャー
トである。まず、ステップ901において音声デジタル
データDa1を入力し、かつステップ902において音
声デジタルデータDa2を入力した場合、ステップ90
3においてDa1とDa2を含むパケットを作成し、ス
テップ904においてパケットに多重順序を示す識別番
号'0101'を付加し、バッファ1081に出力する。ま
た、ステップ901においてDa1を入力し、ステップ
902においてDa2を入力しなかった場合、ステップ
905においてDa1のみを含むパケットを作成し、ス
テップ906においてパケットに多重順序を示す識別番
号'0102'を付加してバッファ1081に出力する。さら
に、ステップ901においてDa1を入力せず、ステッ
プ907においてDa2を入力した場合、ステップ90
8においてDa2のみを含むパケットを作成し、ステッ
プ909においてパケットに多重順序を示す識別番号'0
103'を付加し、バッファ1081に出力する。
【0062】第2のデータ処理部のプロセッサ1073
においては、入力データが画像デジタルデータがDv
1、Dv2であり、作成したパケットはバッファ108
2に出力すること以外の動作は第1のデータ処理部のプ
ロセッサ1073における動作と同様である。
【0063】図9(b)は、図1における第3のデータ
処理部のプロセッサ1085の動作を示すフローチャー
トである。まず、ステップ910においてデータ変換部
1083からデータを入力し、かつステップ911にお
いてデータ変換部1084からデータを入力した場合、
ステップ912においてデータ変換部1083および1
084から入力したデータを含むパケットを作成し、ス
テップ913において多重順序を示す識別番号'0201'を
付加して出力する。また、ステップ910においてデー
タ変換部1083からデータを入力し、ステップ911
においてデータ変換部1084からデータを入力しなか
った場合、ステップ914においてデータ変換部108
3からのデータのみを含むパケットを作成し、ステップ
915においてパケットに多重順序を示す識別番号'020
2'を付加して出力する。さらに、ステップ910におい
てデータ変換部1083からデータを入力せず、ステッ
プ916においてデータ変換部1084からデータを入
力した場合、ステップ917においてデータ変換部10
83からのデータのみを含むパケットを作成し、ステッ
プ918において多重順序を示す識別番号'0203'を付加
して出力する。
【0064】以上のように、実施の形態4におけるデー
タ多重化装置は、Da1、Da2、Dv1、Dv2を多
重した第3の多重化パケット列17を出力する。実施の
形態4では、説明を簡単にするために、第1のデータ処
理部において2個のデータによる3組の多重順序の場合
について説明したが、N個のデータを多重する場合にお
いては、2N−1の多重順序を示す識別番号が必要とな
る。
【0065】以上、実施の形態4におけるデータ多重化
装置を説明した。実施の形態1に比べ、1つのパケット
に複数個データを含むことを可能となる。また、データ
の判別を第3のデータ処理部における多重順序を示す識
別番号と、第1および第2のデータ処理部における多重
順序を示す識別番号の組み合わせにより各デジタルデー
タの区別を行うことが可能な構成であるため、多重順序
を示す識別番号に与えるビット量を少なくすることがで
きる、あるいは従来より多重するデジタルデータの数を
増やすことができる。実施の形態4で述べた多重順序を
示す識別番号の具体的な例としては、MPEG4におけ
るロジカル・チャネル(Logical Channel:LC)とプ
ロテクション・チャネル(Protection Channel:PC)
をあげることができる。
【0066】なお、実施の形態4において、識別番号は
4ビットとしたが、これに限るものではなく任意のビッ
ト長を使用可能である。
【0067】さらに、実施の形態4で多重化した多重化
パケット列は、ハードディスクあるいは半導体メモリー
などの記憶装置に記録することで、多重化したデータを
携帯して移動することができる。また、実施の形態4で
多重化した多重化パケット列は、光ファイバ、同軸ケー
ブル、電話線などの有線伝送媒体、あるいは地上波、衛
星波などの無線伝送媒体を用いて遠隔地に伝送すること
が可能である。
【0068】(実施の形態5)本発明のデータ逆多重化
装置を説明するための実施の形態5について、図10、
図11および図3を用いて説明する。
【0069】図10は、本発明のデータ逆多重化装置を
説明するための実施の形態5であるデータ逆多重化装置
のブロック図である。図10において、1001は第1
のプロセッサ、1002は第1のデータ逆変換部、10
03は第2のデータ逆変換部、1004は第1のバッフ
ァ、1005は第2のバッファ、1006は第2のプロ
セッサ、1007は第3のバッファ、1008は第4の
バッファ、1009は第3のプロセッサ、1010は第
5のバッファ、1011は第6のバッファ、1012は
第1の音声復号化器、1013は第2の音声復号化器、
1014は第1の画像復号化器、1015は第2の画像
復号化器である。
【0070】プロセッサ1001は、図3(c)に示す
多重化パケット列を入力し、パケットに付加されている
識別番号を参照してデータを分離する。プロセッサ10
01の動作について図11(a)に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0071】まず、ステップ1101において図3
(c)に示す多重化パケット列から1個のパケットを入
力し、ステップ1102において第1の識別番号が'020
1'あるいは'0202'のいずれであるかを判別し、第1の識
別番号が'0201'である場合、ステップ1103において
第1のデータ逆変換部1002に出力し、第1の識別番
号が'0202'である場合、ステップ1104において第2
のデータ逆変換部1003に出力する。
【0072】第1のデータ逆変換部は、入力したパケッ
トに付加されている8ビットのCRCをチェックした
後、第1のバッファ1004に出力する。また第2のデ
ータ逆変換部は、入力したパケットに付加されている1
6ビットのCRCをチェックした後、第2のバッファ1
005に出力する。
【0073】第2のプロセッサ1006は、図11
(b)に示すフローチャートに基づいて動作する。ま
ず、ステップ1105においてバッファ1004からパ
ケットを入力し、ステップ1106において第2の識別
番号が'0101'あるいは'0102'のいずれであるかを判別
し、第2の識別番号が'0101'である場合、ステップ11
07においてバッファ1007にパケットを出力し、第
2の識別番号が'0102'である場合、ステップ1108に
おいてバッファ1008にパケットを出力する。
【0074】第3のプロセッサ1009は、図11
(c)に示すフローチャートに基づいて動作する。ま
ず、ステップ1109においてバッファ1005からパ
ケットを入力し、ステップ1110において第2の識別
番号'0101'あるいは'0102'のいずれであるかを判別し、
第2の識別番号が'0101'である場合、ステップ1111
においてバッファ1010にパケットを出力し、第2の
識別番号が'0102'である場合、ステップ1112におい
てバッファ1011にパケットを出力する。
【0075】各音声復号化器1012、1013、ある
いは画像復号化器1014、1015は、それぞれバッ
ファ1007、1008、1010、1011に出力さ
れたデジタルデータを入力して復号化する。
【0076】以上、実施の形態5によると、データ逆多
重化装置は、多重化パケット列に付加された第1および
第2の識別番号を参照して各復号化器に出力するデジタ
ルデータを分離することが可能である。
【0077】なお、実施の形態5では、プロセッサ10
01は、第1の識別番号と第1あるいは第2のデータ逆
多重化部の対応関係を予め既知であるものとしたが、実
施の形態2あるいは実施の形態3で説明したテーブルパ
ケットを入力し、参照して多重化パケット列と第1ある
いは第2のデータ逆多重部の対応関係を決定することも
可能である。同様に、実施の形態5では、プロセッサ1
006についても、第2の識別番号とバッファ1007
あるいは1008の対応関係を予め既知であるものとし
たが、実施の形態2あるいは実施の形態3で説明したテ
ーブルパケットを入力し、参照して多重化パケット列と
バッファ1007と1008の対応関係を決定すること
も可能である。同様に、実施の形態5では、プロセッサ
1009についても、第2の識別番号とバッファ101
0あるいは1011の対応関係を予め既知であるものと
したが、実施の形態2あるいは実施の形態3で説明した
テーブルパケットを入力し、参照して多重化パケット列
とバッファ1010と1011の対応関係を決定するこ
とも可能である。
【0078】(実施の形態6)本発明のデータ多重化方
法を説明するための実施の形態6について、図12およ
び図13を用いて説明する。
【0079】図12は、本発明のデータ多重化方法を説
明するための実施の形態6であるデータ多重化装置とデ
ータ逆多重化装置のブロック図である。図12におい
て、1201は音声符号化器、1202は画像符号化
器、1203はデータ多重化装置で、バッファ1203
1、バッファ12032、プロセッサ12033、受信
部12034より構成される。1204はデータ逆多重
化装置でプロセッサ12041、バッファ12042、
バッファ12043、送信部12044より構成され
る。さらに、1205は音声復号化器、1206は画像
復号化器である。また、121は音声デジタルデータD
a、122は画像デジタルデータDv、123は多重化
パケット列、124は返信パケットACKである。図1
3はデータ多重化装置のプロセッサ12033とデータ
逆多重化装置のプロセッサ12041のデータ処理のフ
ローを示すフロー図である。
【0080】データ多重化装置は、音声符号化器120
1の出力する音声デジタルデータDaをバッファ120
31に入力し、画像符号化器1202の出力する画像デ
ジタルデータDvをバッファ12032に入力し、プロ
セッサ12033においてパケット化して識別番号を付
加し、多重して多重化パケット列を出力する。データ逆
多重化装置においては、プロセッサ12041は多重化
パケット列を入力して識別番号を参照して分離し、音声
デジタルデータDaをバッファ12042に出力し、画
像デジタルデータDvをバッファ12043に出力す
る。音声復号化装置1205は音声デジタルデータDa
を復号化し、画像復号化装置1206は画像デジタルデ
ータDvを復号化する。
【0081】データ多重化装置におけるプロセッサ12
033およびデータ逆多重化装置におけるプロセッサ1
2041は、上記の多重化パケット列の出力に先立って
図13のフロー図に示すような手順でデータ逆多重化装
置と通信する。まず、ステップ131において、データ
多重化装置は出力パケットの識別番号のビット長を4ビ
ットに設定し、ステップ1302においてデータ逆多重
化装置は入力パケットの識別番号のビット長を4ビット
に設定する。データ多重化装置は、ステップ1303に
おいて制御パケットPcを作成する。制御パケットPc
は、識別番号のビット長を8ビットとすることをデータ
逆多重化装置に通知するものである。次にステップ13
04においてPcに4ビットの識別番号'0100'を付加し
て出力し、ステップ1305において出力パケットの識
別番号のビット長を8ビットに設定する。データ逆多重
化装置は、ステップ1306においてPcを入力し、ス
テップ1307において入力するパケットの識別番号の
ビット長を8ビットに設定する。さらに、ステップ13
08において返信パケットPrを出力する。データ逆多
重化装置は、ステップ1309においてPrを受信し、
以降、ステップ1310において、DaおよびDvを含
むデータパケットを作成し、8ビットの識別番号を付加
し、多重化パケット列として出力する。
【0082】以上、実施の形態6によると、データ多重
化装置が識別番号のビット長を変更することが可能とな
る。実施の形態6では説明を簡単にするため、多重する
データを2個としたため、4ビットの識別子でも十分で
あり、逆に8ビットでなく例えば2ビットのように短く
することを示す制御パケットを作成して出力することが
可能である。
【0083】なお、実施の形態6では、データ逆多重化
装置からのPrを受信するまで識別番号のビット長を変
更したパケットを送信しないこととしたが、Prを受信
することなく直ちにあるいはいくらかの時間を待機した
後、変更した識別番号のビット長を付加したパケットを
作成して出力することも可能である。これは、データ逆
多重化装置が、衛星放送受信機やデジタル・バーサタイ
ル・ディスク(Digital Versatile Disk:DVD)記録
再生装置のようにデータ送信手段をもたない場合には有
効である。
【0084】(実施の形態7)本発明のデータ逆多重化
装置を説明するための実施の形態7について、図14、
図15を用いて説明する。
【0085】図14は、実施の形態7であるデータ逆多
重化装置を説明するためのブロック図である。図14に
おいて、1401は入力バッファ、1402はプロセッ
サ、1403は第1の出力バッファ、1404は第2の
出力バッファである。図15はプロセッサ1402の動
作の一部を示すフローチャートである。
【0086】データ多重化装置は各パケットに対して識
別番号が付加された多重化パケット列を入力し、バッフ
ァ1401に格納する。プロセッサ1402は識別番号
のビット長を求め、さらに識別番号を参照して、パケッ
トデータを第1の出力バッファ1403と第2の出力バ
ッファ1404に振り分ける。プロセッサ1402にお
ける識別番号のビット長を求める動作について、図15
のフローチャートに基づいて説明する。
【0087】まず、ステップ1501において変数nを
1に設定し、ステップ1502において変数iを1に設
定し、変数vを0に設定する。ステップ1503におい
てバッファ1401からパケットP(先頭のビットを第
1ビットとする)の第{(n−1)×4+i}ビット目
を入力し、(4−i)ビット左にシフトした値とvの論
理和(OR)を求めて、vに代入する。ステップ150
4においてiに1を加算し、ステップ1505において
iが4以下の場合、ステップ1503に戻る。ステップ
1505においてiが4より大きくなったら、ステップ
1506においてvの値とビットパターン'1111'を比較
し、一致した場合、ステップ1507においてnに1を
加算し、ステップ1502に戻る。ビットパターン'111
1'を、実施の形態7における識別番号の拡張を示す符号
として用いる。ステップ1506においてvが'1111'で
ない場合は、ステップ1508において、識別番号のビ
ット長として(n×4)ビットが設定される。プロセッ
サは以上に基づいたビット長による識別番号を参照し、
パケットを第1あるいは第2の出力バッファ1403あ
るいは第2の出力バッファ1404に振り分ける。
【0088】以上、実施の形態7におけるデータ逆多重
化装置によれば、識別番号の特定のビットパターンに識
別番号のビット長の拡張を示す符号を割り当てて、プロ
セッサがそれを検出した場合には識別番号のビット長を
拡張するため、多重するデータの個数を増やすことが可
能となる。また、多重するデータの個数に応じた識別番
号のビット長の割り当てが可能となるため、多重化パケ
ット列における識別番号の占める割合を少なくすること
が可能となる。
【0089】なお、パケットの先頭に予め規定された同
期符号などが付加されている場合、識別番号の第1ビッ
ト目から上記の処理を行えばよい。
【0090】なお、実施の形態7では、4ビット単位で
拡張する例を説明したが、これに限るものではなく、任
意のビット単位で識別番号を拡張することが可能であ
る。識別番号のビット単位をMとした場合、ステップ1
503における動作は、パケットPの第{(n−1)×
M+i}ビット目を入力し、(M−i)ビット左にシフ
トした値とvの論理和をvに代入し、ステップ1508
における識別番号のビット長は(n×M)ビットにな
る。
【0091】なお、実施の形態7では、識別番号の拡張
を示す符号をビットパターン'1111'としたが、これに限
るものでなく、予め定めた任意のビットパターンが使用
可能である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ多
重化方法およびデータ逆多重化装置によれば、パケット
化したデジタルデータの識別番号に要するビット長を従
来より少なくすることができるという効果、従来と同じ
識別番号のビット長でより多くのデジタルデータを多重
できるという効果、識別番号のビット長を多重するデー
タの数に応じて任意に変更できるという効果、が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるデータ多重化装
置を説明するためのブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるデータ多重化装
置を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1におけるデータ多重化装
置を説明するためのデータ図
【図4】本発明の実施の形態2におけるデータ多重化装
置を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2におけるデータ多重化装
置を説明するためのデータ図
【図6】本発明の実施の形態3におけるデータ多重化装
置を説明するためのブロック図
【図7】本発明の実施の形態3におけるデータ多重化装
置を説明するためのフローチャート
【図8】本発明の実施の形態3におけるデータ多重化装
置を説明するためのデータ図
【図9】本発明の実施の形態4におけるデータ多重化装
置を説明するためのフローチャート
【図10】本発明の実施の形態5におけるデータ逆多重
化装置を説明するためのブロック図
【図11】本発明の実施の形態5におけるデータ逆多重
化装置を説明するためのフローチャート
【図12】本発明の実施の形態6におけるデータ多重化
装置およびデータ逆多重化装置を説明するためのブロッ
ク図
【図13】本発明の実施の形態6におけるデータ多重化
装置およびデータ逆多重化装置を説明するための処理フ
ロー図
【図14】本発明の実施の形態7におけるデータ逆多重
化装置を説明するためのブロック図
【図15】本発明の実施の形態7におけるデータ逆多重
化装置を説明するためのフローチャート
【図16】従来例におけるデータ多重化装置を説明する
ためのブロック図
【図17】従来例におけるデータ多重化装置を説明する
ためのフローチャート
【符号の説明】
11 第1の音声デジタルデータDa1 12 第1の画像デジタルデータDv1 13 第2の音声デジタルデータDa2 14 第2の画像デジタルデータDv2 15 第1の多重化パケット列 16 第2の多重化パケット列 17 第3の多重化パケット列 106 第1のデータ処理部 107 第2のデータ処理部 108 第3のデータ処理部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つあるいは複数のプログラムを構成する
    N(Nは自然数)個のデジタルデータDn(1<=n<
    =N)を入力して多重化した多重化デジタルデータを出
    力するデータ多重化方法において、 第1のデータ処理ステップは、予め設定した第1の条件
    に合致するP個(1<=P<=N)のデジタルデータD
    p(1<=p<=N)を入力し、パケット化して、第1
    のデータ処理ステップに入力された他のデジタルデータ
    Dq(1<=q<=Nかつp!=q)と区別するための
    識別番号Ipを付加して、パケット列を出力するP個の
    パケット化サブステップと、P個の前記パケット列を入
    力し、多重して、第1’の多重化パケット列として出力
    する多重化サブステップと、を含む第1のデータ処理ス
    テップであって、 第2のデータ処理ステップは、予め設定した第2の条件
    に合致するR個(R=N−P)のデジタルデータDr
    (1<=r<=N)を入力し、パケット化して、第2の
    データ処理ステップに入力された他のデジタルデータD
    s(1<=s<=Nかつs!=r)と識別するための識
    別番号Irを付加して、パケット列を出力するR個のパ
    ケット化サブステップと、R個の前記パケット列を入力
    し、多重して、第2’の多重化パケット列として出力す
    る多重化サブステップと、を含む第2のデータ処理ステ
    ップであって、 第3のデータ処理ステップは、前記第1’の多重化パケ
    ット列を入力し、予め定めた第1のデータ変換を施し、
    第1の多重化パケット列を出力する第1のデータ変換サ
    ブステップと、前記第2’の多重化パケット列を入力
    し、予め定めた第2のデータ変換を施し、第2の多重化
    パケット列を出力する第2のデータ変換サブステップ
    と、第1の識別番号I1を第1の多重パケット列に付加
    したパケット列と、第2の識別番号I2を第2の多重パ
    ケット列に付加したパケット列を多重して第3の多重化
    パケット列を出力する多重化サブステップと、を含む第
    3のデータ処理ステップであって、 前記第1、第2および第3のデータ処理ステップを含む
    ことを特徴とするデータ多重化方法。
  2. 【請求項2】前記第1のデータ処理ステップにおいて入
    力される前記デジタルデータDp(1<=p<=N)の
    パケットに付加する前記識別番号Ipと、前記第2のデ
    ータ処理ステップにおいて入力される前記デジタルデー
    タDq(1<=q<=N)のパケットに付加する前記識
    別番号Iqと、前記第3のデータ処理ステップにおいて
    入力される前記第1の多重化パケット列に付加する前記
    識別番号I1と、前記第2の多重化パケット列に付加す
    る前記識別番号I2とを記述したテーブルパケットを作
    成し、前記テーブルパケットを前記第3の多重化パケッ
    ト列にさらに多重したパケット列を出力することを特徴
    とする請求項1に記載のデータ多重化方法。
  3. 【請求項3】前記第1のデータ処理ステップは、入力さ
    れる前記デジタルデータDp(1<=p<=N)に付加
    する前記識別番号Ipを記述したテーブルパケットを作
    成し、前記第1’の多重化パケット列にさらに多重し、
    前記第2のデータ処理ステップは、入力される前記デジ
    タルデータDq(1<=q<=N)に付加する前記識別
    番号Iqを記述したテーブルパケットを作成し、前記第
    2’の多重化パケット列にさらに多重し、前記第3のデ
    ータ処理ステップは、前記第1の識別番号I1と前記第
    2の識別番号I2とを記述したテーブルパケットを作成
    し、前記第3の多重化パケット列にさらに多重したパケ
    ット列を出力することを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ多重化方法。
  4. 【請求項4】1つあるいは複数のプログラムを構成する
    N(Nは自然数)個のデジタルデータDn(1<=n<
    =N)を入力して多重化した多重化デジタルデータを出
    力するデータ多重化方法において、 第1のデータ処理ステップは、予め設定した第1の条件
    に合致するP個(1<=P<=N)のデジタルデータD
    p(1<=p<=N)を入力し、パケット化し、パケッ
    ト列を出力するP個のパケット化サブステップと、P個
    の前記パケット列を入力し、多重し、さらにP個のパケ
    ット列の多重順序を示す識別番号を付加して第1’の多
    重パケット列として出力する多重化サブステップと、を
    含む第1のデータ処理ステップであって、 第2のデータ処理ステップは、予め設定した第2の条件
    に合致するQ個(1<=Q<=N)のデジタルデータD
    q(1<=q<=N)を入力し、パケット化し、パケッ
    ト列を出力するQ個のパケット化サブステップと、Q個
    の前記パケット列を入力し、多重し、さらにQ個のパケ
    ット列の多重順序を示す識別番号を付加して第2’の多
    重パケット列として出力する多重化サブステップと、を
    含む第2のデータ処理ステップであって、 第3のデータ処理ステップは、前記第1’の多重化パケ
    ット列を入力し、予め定めた第1のデータ変換を施し、
    第1の多重パケット列を出力する第1のデータ変換サブ
    ステップと、前記第2’の多重化パケット列を入力し、
    予め定めた第2のデータ変換を施し、第2の多重化パケ
    ット列を出力する第2のデータ変換サブステップと、第
    1の多重化パケット列と、第2の多重化パケット列を入
    力し、多重し、さらに第1と第2のパケット列の多重順
    序を示す識別番号を付加して第3の多重化パケット列を
    出力する多重サブステップと、を含む第3のデータ処理
    ステップであって、 前記第1、第2および第3のデータ処理ステップを含む
    ことを特徴とするデータ多重化方法。
  5. 【請求項5】前記第1のデータ処理ステップにおける前
    記第1のデータ変換サブステップは、前記第1’の多重
    化パケット列を入力し、第1の誤り訂正符号を付加して
    前記第1の多重化パケット列として出力するデータ変換
    サブステップであり、前記第2のデータ処理ステップに
    おける前記第2のデータ変換サブステップは、前記第
    2’の多重化パケット列を入力し、第2の誤り訂正符号
    を付加して前記第2の多重化パケット列として出力する
    データ変換サブステップであることを特徴とする請求項
    1あるいは4に記載のデータ多重化方法。
  6. 【請求項6】前記第1のデータ処理ステップにおける前
    記第1のデータ変換サブステップは、前記第1’の多重
    化パケット列を入力し、第1の暗号化を施して前記第1
    の多重化パケット列として出力するデータ変換サブステ
    ップであり、前記第2のデータ処理ステップにおける前
    記第2のデータ変換サブステップは、前記第2’の多重
    化パケット列を入力し、第2の暗号化を施して前記第2
    の多重化パケット列として出力するデータ変換サブステ
    ップであることを特徴とする請求項1あるいは4に記載
    のデータ多重化方法。
  7. 【請求項7】前記第1のデータ処理ステップにおける前
    記第1のデータ変換サブステップは、前記第1’の多重
    化パケット列を入力し、第1のスクランブルを施して前
    記第1の多重化パケット列として出力するデータ変換サ
    ブステップであり、前記第2のデータ処理ステップにお
    ける前記第2のデータ変換サブステップは、前記第2’
    の多重化パケット列を入力し、第2のスクランブルを施
    して前記第2の多重化パケット列として出力するデータ
    変換サブステップであることを特徴とする請求項1ある
    いは4に記載のデータ多重化方法。
  8. 【請求項8】前記入力するデジタルデータDn(1<=
    n<=N)が音声データであることを、前記予め設定し
    た第1の条件として用いることを特徴とする請求項1あ
    るいは4に記載のデータ多重化方法。
  9. 【請求項9】前記入力するデジタルデータDn(1<=
    n<=N)がスクリプトデータであることを、前記予め
    設定した第1の条件として用いることを特徴とする請求
    項1あるいは4に記載のデータ多重化方法。
  10. 【請求項10】前記入力するデジタルデータDn(1<
    =n<=N)が静止画像デジタルデータであることを、
    前記予め設定した第1の条件として用いることを特徴と
    する請求項1あるいは4に記載のデータ多重化方法。
  11. 【請求項11】前記入力するデジタルデータDn(1<
    =n<=N)が動画像デジタルデータであることを、前
    記予め設定した第1の条件として用いることを特徴とす
    る請求項1あるいは4に記載のデータ多重化方法。
  12. 【請求項12】前記予め設定した第1の条件が満足され
    ない場合を、前記予め設定した第2の条件が満足される
    場合とすることを特徴とする請求項1あるいは4に記載
    のデータ多重化方法。
  13. 【請求項13】請求項1から12に記載のいずれかのデ
    ータ多重化方法で多重した前記第3の多重化パケット列
    を入力してデジタルデータを分離するデータ逆多重化装
    置であって、前記第3の多重化パケット列を入力し、前
    記第1の識別番号I1と、前記第2の識別番号I2を参
    照して前記第1の識別番号I1が付加された第1の多重
    化パケット列と前記第2の識別番号I2が付加された第
    2の多重化パケット列に分離する第1のデータ分離部
    と、前記第1の多重化パケット列を入力し、第1のデー
    タ逆変換を施した第1’の多重化パケット列を出力する
    第1のデータ逆変換部と、前記第2の多重化パケット列
    を入力し、第2のデータ逆変換を施した第2’の多重化
    パケット列を出力する第2のデータ逆変換部と、前記第
    1’の多重化パケット列を入力し、前記識別番号Ip
    (1<=p<=N)を参照してP個(Pは自然数)のデ
    ジタルデータDpに分離して出力する第2のデータ分離
    部と、前記第2’の多重化パケット列を入力し、前記識
    別番号Iq(1<=q<=N)を参照してQ個(Qは自
    然数)のデジタルデータDqに分離して出力する第3の
    データ分離部と、を備えることを特徴とするデータ逆多
    重化装置。
  14. 【請求項14】請求項1から12に記載のいずれかのデ
    ータ多重化方法で多重した多重化パケット列を入力して
    記録する多重化データ記憶媒体。
  15. 【請求項15】請求項1から12に記載のいずれかのデ
    ータ多重化方法で多重した多重化パケット列を入力して
    伝送する多重化データ伝送媒体。
  16. 【請求項16】N(Nは自然数)個のデジタルデータD
    n(1<=n<=N)を入力し、パケット化してパケッ
    ト列Pnを出力するN個のパケット化手段と、前記N個
    のパケット化手段が生成したパケットに識別番号Inを
    付加して、多重して多重化パケット列を出力する多重化
    手段と、データ逆多重化装置からのデータを受信する受
    信手段と、を備えたデータ多重化装置と、 前記多重化パケット列を入力し、パケットに付加されて
    いる識別番号Inを参照してN個のデジタルデータを分
    離して出力する分離手段と、データ多重化装置にデータ
    を伝送する伝送手段と、を備えたデータ逆多重化装置と
    において用いるデータ多重化方法であって、 前記データ多重化装置において、識別番号のビット長を
    示す値B2を記述した制御パケットPcを作成し、前記
    制御パケットPcに予め定めた規定値であるビット長B
    1の識別番号Icを付加して前記データ逆多重化装置に
    伝送するステップと、 前記データ逆多重化装置において、パケットを入力し、
    前記ビット長B1で識別番号を読みとり、識別番号が前
    記識別番号Icであった場合は、前記制御パケットPc
    から前記識別番号のビット長を示す値B2を読みとり、
    前記B2を識別番号のビット長として設定するステップ
    と、前記制御パケットPcを受信したことを示す返信パ
    ケットPrを作成し、前記多重化装置に伝送するステッ
    プと、 前記データ多重化装置において、前記返信パケットPr
    を受信するステップと、前記返信パケットPrを受信し
    た後は前記パケット列Pnの識別番号を前記ビット長B
    2で付加するステップと、を含むことを特徴とするデー
    タ多重化方法。
  17. 【請求項17】N(Nは自然数)個のデジタルデータD
    n(1<=n<=N)を入力し、パケット化してパケッ
    ト列Pnを出力するN個のパケット化手段と、前記N個
    のパケット化手段が生成したパケットを多重し、さらに
    パケットの多重順序を示す識別番号を付加した多重化デ
    ータを出力する多重化手段と、データ逆多重化装置から
    のデータを受信する受信手段と、を備えたデータ多重化
    装置と、前記多重化データを入力し、多重化データに付
    加された多重順序を示す識別番号を参照してN個のデジ
    タルデータを分離して出力する分離手段と、データ多重
    化装置にデータを伝送する伝送手段とを備えたデータ逆
    多重化装置とにおいて用いるデータ多重化方法であっ
    て、 前記データ多重化装置において、多重順序を示す識別番
    号のビット長を示す値B2を記述した制御パケットPc
    を作成し、前記制御パケットPcに予め定めた規定値で
    あるビット長B1の多重順序を示す識別番号を付加して
    前記データ逆多重化装置に伝送するステップと、 前記データ逆多重化装置において、パケットを入力し、
    前記ビット長B1で多重順序を示す識別番号を参照し
    て、前記制御パケットPcを分離して前記多重順序を示
    す識別番号のビット長を示す値B2を読みとり、前記B
    2を多重順序を示す識別番号のビット長として設定する
    ステップと、前記制御パケットPcを受信したことを示
    す返信パケットPrを作成し、前記多重化装置に伝送す
    るステップと、 前記データ多重化装置において、前記返信パケットPr
    を受信するステップと、前記返信パケットPrを受信し
    た後は前記多重化データの多重順序を示す識別番号を前
    記ビット長B2で付加するステップと、を含むことを特
    徴とするデータ多重化方法。
  18. 【請求項18】N(Nは自然数)個のデジタルデータD
    n(1<=n<=N)をパケット化し、Dnを区別する
    ための識別番号Inを付加して多重した多重化パケット
    列を入力して分離するデータ逆多重化装置であって、 前記多重化パケット列を入力し、パケットに付加されて
    いる前記識別番号Inの第Pビット(1<=P)から第
    Qビット(P<Q)におけるビットパターンを調べ、前
    記ビットパターンが予め定めた規定値に一致する場合
    は、前記識別番号Inのビット長をQ+Rビット(Q<
    R)とし、前記ビットパターンが前記予め定めた規定値
    に一致しない場合は前記識別番号Inのビット長をQビ
    ットとする識別番号ビット長判定手段を備えることを特
    徴とするデータ逆多重化装置。
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