JPH10136320A - ディジタル伝送装置 - Google Patents

ディジタル伝送装置

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Publication number
JPH10136320A
JPH10136320A JP29181196A JP29181196A JPH10136320A JP H10136320 A JPH10136320 A JP H10136320A JP 29181196 A JP29181196 A JP 29181196A JP 29181196 A JP29181196 A JP 29181196A JP H10136320 A JPH10136320 A JP H10136320A
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JP
Japan
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signal
compression
information
processing
circuit
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Application number
JP29181196A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kikuchi
孝之 菊池
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送パケット内のデータ長が可変であって
も、パケット単位での補間処理を可能とすることによ
り、効率良く伝送を行うディジタル伝送装置を提供す
る。 【解決手段】 ブロック化手段107で得られた所定の
信号長のブロック信号には、圧縮プロセス情報付加手段
105により、そのブロック内に含まれる圧縮信号の圧
縮手段101における圧縮プロセスの情報が付加され
る。この圧縮プロセスの情報が付加されたブロック信号
は、誤り検出/訂正符号化手段4で誤り検出/訂正符号
化され、伝送手段6により伝送される。伝送されてきた
信号は、誤り検出/訂正処理手段8で誤り検出/訂正処
理が行われ、この結果として得られる誤り表示の状態に
より、伸張手段109及び補間手段112において、上
記圧縮プロセス情報を用いた伸張処理及び補間処理が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ディジタ
ルオーディオデータを圧縮し伝送するディジタル伝送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタル化された映像信号及
び音声(オーディオ)信号を遠隔地に伝送するディジタ
ル伝送装置では、一般的に映像信号及びオーディオ信号
を各々圧縮して多重化して伝送する方法が採用されてい
る。また、近年では、圧縮方式としてMPEGを採用し
たディジタル伝送装置が主流になってきている。
【0003】図3は、上述のようなディジタル伝送装置
200の構成を示したものである。
【0004】このディジタル伝送装置200は、例え
ば、圧縮方式としてMPEGを採用しており、上記図3
に示すように、オーディオ信号をディジタル化して得ら
れたディジタルオーディオデータを圧縮しオーディオア
クセスユニットを生成してオーディオエレメンタリスト
リームとして出力する音声高能率符号化回路201と、
映像信号をディジタル化して得られたディジタル映像デ
ータを圧縮し映像アクセスユニットを生成して映像エレ
メンタリストリームとして出力する映像高能率符号化回
路202と、音声高能率符号化回路201からのオーデ
ィオエレメンタリストリーム及び映像高能率符号化回路
202からの映像エレメンタリストリームを多重化して
伝送パケット化する多重化回路203と、多重化回路2
03からの伝送パケットに誤り訂正のためのパリティを
パケット単位で付加する誤り訂正符号化回路204と、
誤り訂正符号化回路204の出力信号を変調する変調回
路205と、変調回路205の出力信号を遠隔地に伝送
する伝送路206と、伝送路206を介して伝送されて
きた信号を復調する復調回路207と、復調回路207
で得られた伝送パケットデータ中に含まれる誤りをパケ
ット単位で訂正する誤り訂正回路208と、誤り訂正回
路208の出力信号に多重化されているオーディオエレ
メンタリストリーム及び映像エレメンタリストリームを
分離する多重分離回路209と、多重分離回路209か
らのオーディオエレメンタリストリームを復号してディ
ジタルオーディオデータを出力する音声高能率復号回路
210と、多重分離回路209からの映像エレメンタリ
ストリームを復号してディジタル映像データを出力する
映像高能率復号回路211とを備えている。
【0005】上述のようなディジタル伝送装置200に
おいて、先ず、音声高能率符号化回路201は、勧告IS
O/IEC 11172-3 (MPEG1)に従って、供給されたデ
ィジタルオーディオデータを圧縮してオーディオアクセ
スユニットを生成し、そのオーディオアクセスユニット
を多重化回路203に対して連続的に出力する。映像高
能率符号化回路201は、勧告ISO/IEC 13818-2 (MP
EG2)に従って、供給されたディジタル映像データを
圧縮して映像アクセスユニットを生成し、その映像アク
セスユニットを多重化回路203に対して連続的に出力
する。
【0006】多重化回路203は、音声高能率符号化回
路201からの連続したオーディオアクセスユニット
(以下、オーディオエレメンタリストリームと言う)
と、映像高能率符号化回路201からの連続した映像ア
クセスユニット(以下、映像エレメンタリストリームと
言う)とを各々所定のデータ長に切り出し、切り出した
各データにパケットヘッダ及びパケット付加情報を付加
して固定長にパケット化し、オーディオエレメンタリス
トリーム及び映像エレメンタリストリーム各々のビット
レートに対応する頻度で各パケットを誤り訂正符号化回
路204に対して出力する。例えば、勧告ISO/IEC 1381
8-3 (MPEG2)に従ってパケット化する場合、オー
ディオエレメンタリストリームと映像エレメンタリスト
リームは、184バイト以下のデータに各々切り出さ
れ、切り出された各データにパケットヘッダ、及びアダ
プテーションフィールドに関する情報からなるパケット
付属情報が付加されて188バイトにパケット化され
る。
【0007】誤り訂正符号化回路204は、多重化回路
203からの各パケットにリードソロモン符号等の誤り
訂正符号のパリティデータを各々付加して変調回路20
5に供給する。
【0008】変調回路205は、誤り訂正符号化回路2
04からのパケットデータを伝送路206に応じて変調
し、伝送路206を介して復調回路207に対して送信
する。
【0009】復調回路207は、伝送路206を経由し
て送信されてきたデータ(伝送パケットデータ)を復調
して誤り訂正回路208に供給する。
【0010】誤り訂正回路208は、復調回路207か
らの伝送パケットデータ中に含まれる誤りをパケット単
位で訂正し、その結果得られたエラーフラグとパケット
を多重分離回路209に順次供給する。
【0011】多重分離回路209は、誤り訂正回路20
8から供給されるパケットが映像パケットであるか、又
はオーディオパケットであるかを識別し、オーディオエ
レメンタリストリームと映像エレメンタリストリームに
分離する。そして、多重分離回路209は、誤り訂正回
路208からのエラーフラグと共に、オーディオエレメ
ンタリストリームを音声高能率復号回路210に供給
し、映像エレメンタリストリームを映像高能率復号回路
211に供給する。
【0012】音声高能率復号回路210は、勧告ISO/IE
C 11172-3 (MPEG1)に従って、多重分離回路20
9からのオーディオエレメンタリストリーム、すなわち
圧縮されたオーディオアクセスユニットを伸張して、デ
ィジタルオーディオデータに復元する。このとき、音声
高能率復号回路210は、多重分離回路209からのエ
ラーフラグを参照することにより、エラーデータに対し
て前置補間等の処理を行う。映像高能率復号回路211
は、勧告ISO/IEC 13818-2 (MPEG2)に従って、多
重分離回路209からの映像エレメンタリストリーム、
すなわち圧縮された映像アクセスユニットを伸張して、
ディジタル映像データに復元する。このとき、映像高能
率復号回路211は、多重分離回路209からのエラー
フラグを参照することにより、エラーデータに対してフ
レーム又はフィールド補間等の処理を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なオーディオエレメンタリストリーム、すなわち連続し
たオーディオアクセスユニット各々は、所定の圧縮方式
に従って予め定められたデータ量のディジタルオーディ
オデータを圧縮して得られた圧縮サンプルデータからな
る。また、連続したオーディオアクセスユニットを固定
長にパケット化して伝送する際、オーディオアクセスユ
ニット内の圧縮サンプルデータには約47パケットを要
する。
【0014】そこで、例えば、勧告ISO/IEC 11172-3
(MPEG1)に従って上述のようなオーディオエレメ
ンタリストリーム(連続したオーディオアクセスユニッ
ト)を生成し、サンプリング周波数を48kHz、伝送
レートを384kbpsとして伝送する場合、各オーデ
ィオアクセスユニット内の圧縮サンプルデータには概ね
8.6kbit確保される。
【0015】しかしながら、圧縮サンプルデータを伝送
するための約47パケットのうち、1つでも訂正不能な
エラーパケットが存在した場合、各パケットに付加され
るパケット付属情報の情報量は可変であるため、すなわ
ちパケット内のデータ長は可変であるため、エラーパケ
ット以降のパケットについては、圧縮サンプルデータの
オーディオアクセスユニット内の位置情報が失われしま
うこととなる。このため、ディジタルオーディオデータ
を復元する音声高能率復号回路210のような復号回路
は、エラーパケット以降のパケットのデータを利用した
補間処理を行うことができず、最悪の場合、9.2kb
itのオーディオアクセスユニットを全て補間処理にま
わす必要があった。
【0016】上述のように、伝送パケット内のデータ長
が可変である場合、従来のディジタル伝送装置は、パケ
ット単位での補間処理を行うことができず、効率の良い
伝送を行うことができなかった。
【0017】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、伝送パケット内のデータ長が可
変であっても、パケット単位での補間処理を可能とする
ことにより、効率良く伝送を行うディジタル伝送装置を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、信号系列
に相関性のあるディジタル信号を圧縮する圧縮手段と、
上記圧縮信号からの圧縮信号を所定の信号長単位にブロ
ック化するブロック化手段と、上記ブロック化手段から
のブロック信号に、ブロック内に含まれる圧縮信号の上
記圧縮手段における圧縮プロセスの情報を付加する圧縮
プロセス情報付加手段と、上記圧縮プロセス情報付加手
段で圧縮プロセス情報が付加されたブロック信号にブロ
ック単位で冗長信号を付加する誤り訂正符号化手段と、
上記誤り訂正符号化手段の出力信号を伝送する伝送手段
と、上記伝送手段により伝送されてきた信号に、その信
号に付加された上記冗長信号により誤り検出を行い、そ
の誤り検出結果に基づいて誤り訂正を行う誤り検出/訂
正手段と、上記誤り検出/訂正手段の出力信号をディジ
タル信号に伸張する伸張処理を行う伸張手段と、上記伸
張手段で得られたディジタル信号に上記相関性を利用し
た補間処理を行う補間手段と、上記誤り検出/訂正手段
の誤り検出結果及び上記誤り検出/訂正手段の出力信号
に含まれる上記圧縮プロセス情報に基づいて、上記伸張
手段の伸張処理及び上記補間手段の補間処理を制御する
制御手段とを備えることを特徴とする。第2の発明は、
信号系列に相関性のあるディジタル信号を圧縮する圧縮
手段と、上記圧縮信号により圧縮された圧縮信号を所定
の信号長単位にブロック化するブロック化手段と、上記
ブロック化手段から出力されるブロック信号にブロック
単位で冗長信号を付加して誤りを検出若しくは訂正を可
能とするための誤り検出/訂正符号化手段と、上記誤り
検出/訂正符号化手段により誤り検出/訂正符号化され
た誤り検出/訂正符号化信号を伝送路を介して伝送する
伝送手段と、上記伝送手段からの上記誤り検出/訂正符
号化信号について誤り検出/訂正処理を行い、上記冗長
信号を除去し、その結果として上記誤り検出/訂正信号
に少なくとも誤りが存在する場合には、その誤り表示を
出力する誤り検出/訂正処理手段と、上記誤り検出/訂
正処理手段から出力される誤り被検出/訂正処理信号を
ディジタル信号に伸張する伸張処理を行う伸張手段と、
上記誤り検出/訂正処理手段から出力される誤り表示の
状態により上記ディジタル信号に上記相関性を利用した
補間処理を行う補間手段とを備えるディジタル伝送装置
であって、上記ブロック化手段から出力されるブロック
信号に、ブロック内に含まれる上記圧縮信号の上記圧縮
手段における圧縮プロセスの情報を付加する圧縮プロセ
ス情報付加手段を備え、上記誤り検出/訂正処理手段か
ら出力される誤り表示の状態により上記圧縮プロセスの
情報を用いて上記伸張処理及び上記補間処理を行うこと
を特徴とする。第3の発明は、上記第1又は第2の発明
において、上記圧縮手段は、予め定められた第1の信号
長単位に圧縮処理を行い、上記ブロック化手段は、上記
第1の信号長よりも短い第2の信号長である上記所定の
信号長単位にブロック化を行うことを特徴とする。第4
の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記圧縮
手段は、予め定められた第1の信号長単位に圧縮処理を
行い、その圧縮処理のための補足情報と、上記第1の信
号長内の各信号に対応する圧縮値とを含む圧縮信号を生
成し、上記ブロック化手段は、上記第1の信号長よりも
短い第2の信号長である上記所定の信号長単位にブロッ
ク化を行い、上記圧縮プロセス情報付加手段は、上記ブ
ロック化手段からのブロック信号のうち、上記補足情報
が含まれないブロックのみに上記圧縮プロセスの情報を
付加することを特徴とする。第5の発明は、上記第2の
発明において、上記圧縮手段は、予め定められた第1の
信号長単位に圧縮処理を行い、その圧縮処理のための補
足情報と、上記第1の信号長内の各信号に対応する圧縮
値とを含む圧縮信号を生成し、上記ブロック化手段は、
上記第1の信号長よりも短い第2の信号長である上記所
定の信号長単位にブロック化を行い、上記伸張処理及び
上記補間処理を行う際に、上記圧縮プロセスの情報によ
り、誤りから復帰するブロックが上記補足情報であると
判定された場合、上記第1の信号長単位の補間処理を行
うことを特徴とする。第6の発明は、上記第1の発明に
おいて、上記圧縮手段は、予め定められた第1の信号長
単位に圧縮処理を行い、その圧縮処理のための補足情報
と、上記第1の信号長内の各信号に対応する圧縮値とを
含む圧縮信号を生成し、上記ブロック化手段は、上記第
1の信号長よりも短い第2の信号長である上記所定の信
号長単位にブロック化を行い、上記制御手段は、上記圧
縮プロセスの情報により、誤りから復帰するブロックが
上記補足情報であると判定した場合、上記第1の信号長
単位の補間処理を行うように上記補間手段を制御するこ
とを特徴とする。第7の発明は、上記第1又は第2の発
明において、上記圧縮手段は、予め定められた第1の信
号長単位に圧縮処理を行い、その圧縮処理のための補足
情報と、上記第1の信号長内の各信号に対応する圧縮値
とを含む圧縮信号を生成し、上記ブロック化手段は、上
記第1の信号長よりも短い第2の信号長である上記所定
の信号長単位にブロック化を行い、上記圧縮プロセス情
報付加手段は、ブロック化手段からのブロック信号のう
ち、上記補足情報により単独で上記伸張処理が可能とな
るブロックの最初の信号についての情報のみを有する上
記圧縮プロセスの情報を付加することを特徴とする。第
8の発明は、上記第4〜第7の何れかの発明において、
上記圧縮手段は、上記第1の信号長内の各信号を単独で
上記伸張処理が可能となる単位に番地分けし、その番地
分け情報と、上記単独で伸張処理が可能となる単位の最
初の信号の位置情報とを含む上記補足情報を生成するこ
とを特徴とする。第9の発明は、上記第1又は第2の発
明において、上記圧縮手段は、映像信号及び音声信号を
圧縮することを特徴とする。第10の発明は、上記第9
の発明において、上記圧縮手段は、MPEG方式により
圧縮することを特徴とする。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、ブロック化手段で得られ
た所定の信号長のブロック信号は、そのブロック内に含
まれる圧縮信号の圧縮手段における圧縮プロセスの情報
が付加され、誤り検出及び訂正のための冗長信号が付加
されて伝送手段により伝送される。伝送されてきたブロ
ック信号は、誤り検出が行われ、この誤り検出結果に基
づいて、上記圧縮プロセス情報を用いた伸張処理及び補
間処理が行われる。これにより、伝送されてきたブロッ
ク信号にエラーが存在した場合、そのエラーブロック信
号以降に伝送されてきた誤りの無いブロック信号には、
そのブロック内の圧縮信号の圧縮手段における圧縮プロ
セスの情報が付加されているため、上記誤りの無いブロ
ック信号内の圧縮信号を伸張することができ、伸張して
得られたディジタル信号を利用して、伸張されなかった
ブロック信号に対して補間処理を行うことができる。第
2の発明によれば、ブロック化手段で得られた所定の信
号長のブロック信号は、そのブロック内に含まれる圧縮
信号の圧縮手段における圧縮プロセスの情報が付加さ
れ、誤り検出/訂正符号化されて伝送手段により伝送さ
れる。伝送されてきた誤り検出/訂正符号化信号は、誤
り検出/訂正処理が行われ、この結果として得られる誤
り表示の状態により上記圧縮プロセス情報を用いた伸張
処理及び補間処理が行われる。これにより、伝送されて
きた誤り検出/訂正符号化信号にエラーが存在した場
合、その誤り検出/訂正符号化信号以降に伝送されてく
る誤りの無い誤り検出/訂正符号化信号には、その信号
内の圧縮信号の圧縮手段における圧縮プロセスの情報が
付加されているため、上記誤りの無い検出/訂正符号化
信号内の圧縮信号を伸張することができ、伸張して得ら
れたディジタル信号を利用して、伸張されなかった誤り
検出/訂正符号化信号に対して補間処理を行うことがで
きる。第3の発明によれば、上記第1又は第2の発明に
おいて、予め定められた第1の信号長の圧縮信号が、上
記第1の信号長よりも短い第2の信号長にブロック化さ
れ、そのブロック信号に上記圧縮プロセス情報が付加さ
れて伝送される。第4の発明によれば、上記第1又は第
2の発明において、圧縮手段における圧縮処理のための
補足情報と、予め定められた第1の信号長内の各信号に
対応する圧縮値とを含む圧縮信号が、上記第1の信号長
よりも短い第2の信号長にブロック化され、そのブロッ
ク化された信号に上記補足情報が含まれない場合にの
み、上記圧縮プロセス情報が付加される。すなわち、ブ
ロック化され伝送される信号には、上記補足情報と上記
圧縮プロセス情報の何れか一方が付加される。これによ
り、伝送されてきた信号にエラーが存在した場合、その
エラー以降に伝送されてくる誤りの無い信号には、上記
補足情報又は上記圧縮プロセス情報が付加されているた
め、この誤りの無い信号内の圧縮信号を伸張することが
でき、伸張して得られたディジタル信号を利用して、伸
張されなかった信号に対して補間処理を行うことができ
る。第5の発明によれば、上記第2の発明において、圧
縮手段における圧縮手段のための補足情報と、予め定め
られた第1の信号長内の各信号に対応する圧縮値とを含
む圧縮信号が、上記第1の信号長よりも短い第2の信号
長にブロック化され、そのブロック信号に上記圧縮プロ
セス信号が付加され、誤り検出/訂正符号化されて伝送
される。そして、伝送されてきた誤り検出/訂正符号化
信号にエラーが存在した場合、その誤り検出/訂正符号
化信号以降に伝送されてくる誤りの無い誤り検出/訂正
符号化信号に付加された圧縮プロセスの情報により、上
記誤りの無い誤り検出/訂正符号化信号が上記補足情報
であると判定された場合に、上記第1の信号長単位の補
間処理が行われる。第6の発明によれば、上記第1の発
明において、圧縮手段における圧縮手段のための補足情
報と、予め定められた第1の信号長内の各信号に対応す
る圧縮値とを含む圧縮信号が、上記第1の信号長よりも
短い第2の信号長にブロック化され、そのブロック信号
に上記圧縮プロセス信号が付加されて伝送される。そし
て、伝送されてきたブロック信号にエラーが存在した場
合、そのエラーブロック信号以降に伝送されてきた誤り
の無いブロック信号に付加された圧縮プロセスの情報に
より、上記誤りの無いブロック信号が上記補足情報であ
ると判定された場合に、上記第1の信号長単位の補間処
理が行われる。第7の発明によれば、上記第1又は第2
の発明において、圧縮手段における圧縮処理のための補
足情報と、予め定められた第1の信号長内の各信号に対
応する圧縮値とを含む圧縮信号が、上記第1の信号長よ
りも短い第2の信号長にブロック化され、そのブロック
化された信号に上記圧縮プロセス情報が付加される。こ
の圧縮プロセス情報は、ブロック化された信号のうち、
上記補足情報により単独で上記伸張処理が可能となるブ
ロックの最初の信号についての情報のみからなる。これ
により、伝送されてきた信号にエラーが存在した場合、
そのエラー以降に伝送されてきた誤りの無い信号には、
上記圧縮プロセス情報が付加されているため、上記圧縮
プロセス情報、すなわち上記補足情報により単独で上記
伸張処理が可能となるブロックの最初の信号についての
情報により、上記誤りの無い信号内の圧縮信号を伸張す
ることができ、伸張して得られたディジタル信号を利用
して、伸張されなかった誤り検出/訂正符号化信号に対
して補間処理を行うことができる。第8の発明によれ
ば、上記第4〜第7の発明の何れかにおいて、予め定め
られた第1の信号長内の圧縮値が、単独で上記伸張処理
が可能となる単位に番地分けされる。そして、この番地
分け情報と、上記単独で伸張処理が可能となる単位の最
初の信号の位置情報とが上記補足情報として生成され、
この補足情報と上記圧縮値が上記第1の信号長の圧縮信
号とされる。第9の発明によれば、上記第1又は第2の
発明において、映像信号及び音声信号が圧縮されて伝送
され、この伝送されてきた信号に上記伸張処理及び補間
処理が行われる。第10の発明によれば、上記第9の発
明において、上記映像信号及び音声信号は、MPEG方
式により圧縮される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0021】本発明に係るディジタル伝送装置は、例え
ば、図1に示すようなディジタル伝送装置100に適用
される。
【0022】このディジタル伝送装置100は、圧縮方
式としてMPEGを採用したものであり、上記図1に示
すように、オーディオ信号をディジタル化して得られた
ディジタルオーディオデータが入力端子Iin1 を介して
供給される音声高能率符号化回路1と、映像信号をディ
ジタル化して得られたディジタル映像データが入力端子
Iin2 を介して供給される映像高能率符号化回路2と、
音声高能率符号化回路1及び映像高能率符号化回路2の
各出力が供給される多重化回路3と、多重化回路3の出
力が供給される誤り訂正符号化回路4と、誤り訂正符号
化回路4の出力が供給される変調回路5とを備えてお
り、変調回路5の出力が伝送路6を介して伝送されるよ
うになされている。また、ディジタル伝送装置100
は、伝送路6を介して伝送されてきたデータが供給され
る復調回路7と、復調回路7の出力が供給される誤り訂
正回路8と、誤り訂正回路8の出力が供給される多重分
離回路9と、多重分離回路9の出力が各々供給される音
声高能率復号回路10及び映像高能率復号回路11とを
備えており、音声高能率復号回路10の出力が出力端子
Iout1を介して出力され、映像高能率復号回路11の出
力が出力端子Iout2を介して出力されるようになされて
いる。
【0023】さらに、音声高能率符号化回路1、多重化
回路3、多重分離回路9及び音声高能率復号回路10の
内部構成について具体的に説明すると、まず、音声高能
率符号化回路1は、入力端子Iin1 からのディジタルオ
ーディオデータが供給される圧縮回路101と、圧縮制
御回路102と、圧縮制御回路102の出力が供給され
るアクセスユニットアドレス生成回路103と、圧縮回
路101、圧縮制御回路102及びアクセスユニットア
ドレス生成回路103の各出力が供給される出力制御回
路104とを備えており、圧縮回路101には、圧縮制
御回路102の出力も供給されるようになされている。
そして、出力制御回路104の出力が多重化回路3に供
給されるようになされている。
【0024】多重化回路3は、出力制御回路104の出
力が供給されるパケット付属情報生成回路105と、ヘ
ッダ生成回路106と、出力制御回路104、パケット
付属情報生成回路105、ヘッダ生成回路106及び映
像高能率符号化回路2の各出力が供給されるパケッタイ
ズ回路107とを備えており、パケッタイズ回路107
の出力が誤り訂正符号化回路4に供給されるようになさ
れている。
【0025】多重分離回路9は、誤り訂正回路8の出力
が供給されるデパケッタイズ回路108を備えており、
デパケッタイズ回路108の出力が音声高能率復号回路
10及び映像高能率復号回路11に各々供給されるよう
になされている。
【0026】音声高能率復号回路10は、デパケッタイ
ズ回路108の出力が各々供給される伸張回路109、
伸張制御回路110及びアクセスユニットアドレス復元
回路111と、伸張回路109及び伸張制御回路110
の各出力が供給される誤りデータ補間回路112とを備
えており、伸張回路109には、伸張制御回路110の
出力も供給されるようになされている。そして、誤りデ
ータ補間回路112の出力が出力端子Iout1を介して出
力されるようになされている。
【0027】以下、上述のようなディジタル伝送装置1
00の動作について説明する。
【0028】先ず、音声高能率符号化回路1において、
圧縮制御回路102は、圧縮回路101の圧縮処理を制
御すると共に、この制御と同期してアクセスユニットア
ドレス生成回路103も制御する。
【0029】圧縮回路101は、圧縮制御回路102か
ら制御されることにより、例えば、勧告ISO/IEC 11172-
3 (MPEG1)に従って、入力端子Iin1 からのディ
ジタルオーディオデータを、予め定められたデータ量単
位(第1の信号長単位)で圧縮し、図2(a)に示すよ
うなオーディオアクセスユニットDa に変換する。
【0030】このオーディオアクセスユニットDa は、
上記図2(a)に示すように、圧縮パラメータフィール
ドDa1と、圧縮サンプルデータDa2と、巡回冗長検査ビ
ット(CRC:Cyclic Redundancy Check )Da3とから
構成される。圧縮パラメータフィールドDa1は、圧縮サ
ンプルデータDa2の圧縮属性を示すものであり、圧縮サ
ンプルデータDa2は、上記予め定められたデータ量のデ
ィジタルオーディオデータに対応したものである。ま
た、CRCDa3は、伝送上のビット・エラーを検出する
ために用いられるものである。
【0031】アクセスユニットアドレス生成回路103
は、圧縮制御回路102の制御に従って、上記図2
(b)に示すように、圧縮サンプルデータDa2の内部
を、圧縮サンプルデータブロックSb0L,Sb0R,
・・・,Sb26L,Sb26Rのように、単独で復元
できる単位に分割し、各圧縮サンプルデータブロックS
b0L,Sb0R,・・・,Sb26L,Sb26Rに
番地分け情報[0],[1],・・・,[52],[5
3](以下、この番地分け情報をアクセスユニットアド
レスDb と言う)を与える。また、アクセスユニットア
ドレス生成回路103は、上記図2(c)に示すよう
に、各圧縮サンプルデータブロックSb0L,Sb0
R,・・・,Sb26L,Sb26Rの最初のビット位
置情報(以下、データスタートアドレスDc と言う)を
生成する。
【0032】尚、ここで言う「単独で復元できる」と
は、圧縮パラメータフィールドDa1の情報無しで復元で
きる、ということではない。
【0033】上述のようにして、圧縮回路101で生成
されたオーディオアクセスユニットDa (圧縮値)と、
アクセスユニットアドレス生成回路103で生成された
アクセスユニットアドレスDb 及びデータスタートアド
レスDc (補足情報)は、出力制御回路104の制御に
従って多重化回路3に連続的に供給される。尚、この多
重化回路3に供給される連続したオーディオアクセスユ
ニットDa、アクセスユニットアドレスDb 及びデータ
スタートアドレスDc を、オーディオエレメンタリスト
リームDd (上記図2(d))と言う。
【0034】一方、映像高能率符号化回路2は、例え
ば、勧告ISO/IEC 13818-2 (MPEG2)に従って、入
力端子Iin2 からのディジタル映像データを圧縮して映
像アクセスユニットに変換し、その映像アクセスユニッ
トを多重化回路203に対して連続的に多重化回路3に
供給する。尚、この多重化回路3に供給される連続した
映像アクセスユニットを、映像エレメンタリストリーム
と言う。
【0035】次に、多重化回路3において、パケッタイ
ズ回路107は、上記図2(d)の破線に示すように、
音声高能率符号化回路1の出力制御回路104からのオ
ーディオエレメンタリストリームDd を所定のデータ長
L(第2の信号長)、例えば、勧告ISO/IEC 13818-3
(MPEG2)に従った184バイト以下のデータ長L
に切り出す。また、パケッタイズ回路107は、映像高
能率符号化回路2からの映像エレメンタリストリームに
ついても、オーディオエレメンタリストリームDd と同
様にして、所定のデータ長Lに切り出す。
【0036】これと同時に、ヘッダ生成回路106は、
パケッタイズ回路107で切り出されたデータ長Lのデ
ータに付加するパケットヘッダを生成してパケッタイズ
回路107に供給する。また、パケット付属情報生成回
路105も、パケッタイズ回路107で切り出されたデ
ータ長Lのデータに付加するパケット付属情報、例え
ば、勧告ISO/IEC13818-3 (MPEG2)に従ったアダ
プテーションフィールドに関する情報を含むパケット付
属情報を生成してパケッタイズ回路107に供給する。
【0037】したがって、多重化回路3は、上述のよう
にして切り出したデータ長Lのデータに、ヘッダ生成回
路106からのパケットヘッダと、パケット付属情報生
成回路105からのパケット付属情報とを付加して固定
長、例えば、勧告ISO/IEC 13818-3 (MPEG2)に従
った188バイトにパケット化して誤り訂正符号化回路
4に供給する。
【0038】ここで、上述のようにしてオーディオエレ
メンタリストリームDd をパケット化して得られる各オ
ーディオパケット(音声パケットDe1)は、上記図2
(f)に示すように、データ長Lのデータ(ペイロー
ド)Df3にヘッダ生成回路106で生成されたパケット
ヘッダDf1と、パケット付属情報生成回路105で生成
されたパケット付属情報Df2とが付加され、さらに、上
記図2(g)に示すように、パケット付属情報Df2にア
クセスユニットアドレスDg1及びデータスタートアドレ
スDg2を含んだ構成とする。
【0039】すなわち、パケット付属情報生成回路10
5は、音声パケットDe1に対するパケット付属情報Df2
を生成する際、音声高能率符号化回路1の出力制御回路
104からのアクセスユニットアドレスDb を、すなわ
ちその音声パケットDe1に含まれる単独で復号可能な上
記図2(a)に示したSb0Lのような圧縮サンプルデ
ータブロックのアドレス値(アクセスユニットアドレス
Dg1)をパケット付属情報Df2の所定のフィールドに格
納すると共に、音声高能率符号化回路1の出力制御回路
104からのデータスタートアドレスDc を用いてその
圧縮サンプルデータブロックがどの位置から開始してい
るかの情報(データスタートアドレスDg2)を生成して
パケット付属情報Df2の所定のフィールドに格納する。
【0040】したがって、音声パケットDe1に付加され
るパケット付加情報Df2は、上記図2(g)に示すよう
に、アクセスユニットアドレスDg1(=上記図2(b)
のDb [X])とデータスタートアドレスDg2(=上記
図2(c)のDc )を、上述した圧縮サンプルデータD
a2の圧縮回路101における圧縮プロセスの情報として
含んだものとなる。
【0041】上述のようにして、多重化回路3は、パケ
ッタイズ回路107により、オーディオエレメンタリス
トリームDd 及び映像エレメンタリストリームを各々固
定長にパケット化し、各パケットを、オーディオエレメ
ンタリストリームDd 及び映像エレメンタリストリーム
各々のビットレートに対応する頻度で誤り訂正符号化回
路4に供給する。
【0042】次に、誤り訂正符号化回路4は、多重化回
路3のパケッタイズ回路107からのパケットに、リー
ドソロモン符号等の誤り訂正符号のパリティデータ(冗
長信号)をパケット単位で付加して変調回路5に供給す
る。
【0043】そして、変調回路5は、誤り訂正符号化回
路4でパリティデータが付加されたパケットを伝送路6
に応じて変調し、伝送路6を介して復調回路7に供給す
る。
【0044】したがって、復調回路7には、上記図2
(e)に示すように、映像パケットDe2と音声パケット
De1が多重化された伝送パケットデータDe が供給され
ることとなる。
【0045】次に、復調回路7は、伝送路6を介して供
給された伝送パケットデータDe をパケット単位で復調
し、誤り訂正回路8に供給する。
【0046】次に、誤り訂正回路8は、復調回路7から
のパケットに付加されたパリティデータを用いて誤り訂
正を行い、その結果得られたエラーフラグ(誤り表示)
と共に、誤り訂正を行ったパケットを多重分離回路9に
供給する。
【0047】次に、多重分離回路9において、デバケッ
タイズ回路108は、誤り訂正回路8からのパケットが
音声パケットDe1又は映像パケットDe2であるかの識別
を行い、オーディオエレメンタリストリームDd と映像
エレメンタリストリームに分離する。そして、デバケッ
タイズ回路108は、オーディオエレメンタリストリー
ムDd を誤り訂正回路8からのエラーフラグと共に、音
声高能率復号回路10に供給し、映像エレメンタリスト
リームを誤り訂正回路8からのエラーフラグと共に、映
像高能率復号回路11に供給する。
【0048】ここで、デバケッタイズ回路108は、パ
ケットの識別を行う際、音声パケットDe1については、
そのパケットに付加されたパケット付属情報Df2からア
クセスユニットアドレスDg1とデータスタートアドレス
Dg2を抽出して音声高能率復号回路10に供給する。
【0049】したがって、音声高能率復号回路10にお
いては、デバケッタイズ回路108からのオーディオエ
レメンタリストリームDd が伸張回路109に供給さ
れ、デバケッタイズ回路108からのエラーフラグが伸
張制御回路110に供給され、さらに、デバケッタイズ
回路108からのアクセスユニットアドレスDg1とデー
タスタートアドレスDg2がアクセスユニットアドレス復
元回路111に供給される。
【0050】次に、音声高能率復号回路10において、
伸張回路109は、例えば、勧告ISO/IEC 11172-3 (M
PEG1)に従って、デバケッタイズ回路108からの
オーディオエレメンタリストリームDd を伸張し、ディ
ジタルオーディオデータを復元する。
【0051】これと同時に、伸張制御回路110は、こ
の伸張回路109の伸張処理を制御する。
【0052】ここで、伸張回路109で伸張処理が行わ
れているパケットにエラーが存在した場合、伸張制御回
路110は、デバケッタイズ回路108からのエラーフ
ラグにより、エラーが存在することを認識し、伸張回路
109に次に誤りの無いパケットが入力されるまで、伸
張処理が停止されるように伸張回路109を制御する。
【0053】そして、伸張制御回路110は、伸張処理
回路109に誤りの無いパケットが入力されたことを認
識すると、それと同時に、アクセスユニットアドレスD
g1とデータスタートアドレスDg2をアクセスユニットア
ドレス復元回路111に要求する。これにより、アクセ
スユニットアドレス復元回路111は、デバケッタイズ
回路108からのアクセスユニットアドレスDg1とデー
タスタートアドレスDg2、すなわち上記誤りの無いパケ
ットに対応したアクセスユニットアドレスDg1とデータ
スタートアドレスDg2を伸張制御回路110に供給す
る。
【0054】伸張制御回路110は、アクセスユニット
アドレス復元回路111からのアクセスユニットアドレ
スDg1及びデータスタートアドレスDg2により、上記誤
りの無いパケットの単独で復元可能な圧縮サンプルデー
タブロックの入力タイミング及びアクセスユニットアド
レスを判別し、それに対応する圧縮パラメータフィール
ドDa1を検索し参照して伸張処理を行うように、伸張回
路109を制御する。
【0055】上述のようにして、伸張回路109で復元
されたディジタルオーディオデータは、誤りデータ補間
回路112に供給される。
【0056】そして、伸張制御回路110は、補間処理
を行うように、誤りデータ補間回路112を制御する。
【0057】これにより、誤りデータ補間回路112
は、伸張回路109からのディジタルオーディオデータ
において、伸張処理が成されていない圧縮サンプルデー
タブロックに補間処理等を行う。
【0058】そして、誤りデータ補間回路112で補間
処理等が行われたディジタルオーディオデータが、出力
端子Iout1を介して出力される。
【0059】一方、映像高能率復号回路11は、例え
ば、勧告ISO/IEC 13818-2 (MPEG2)に従って、多
重分離回路9のデパケッタイズ回路108からの映像エ
レメンタリストリームを伸張して、ディジタル映像デー
タに復元する。このとき、映像高能率復号回路11は、
デパケッタイズ回路108からのエラーフラグを参照す
ることにより、エラーデータに対してフレーム又はフィ
ールド補間等の処理を行う。
【0060】そして、この映像高能率復号回路11で復
元され補間処理等が行われたディジタル映像データが、
出力端子Iout2を介して出力される。
【0061】上述のように、ディジタル伝送装置100
では、単独で復元可能な上記図2(a)のSb0Lのよ
うな圧縮サンプルデータブロックのアドレス値(アクセ
スユニットアドレスDg1)、及びその圧縮サンプルデー
タブロックがパケットのどの位置から開始しているかの
情報(データスタートアドレスDg2)を、圧縮サンプル
データブロックの圧縮回路101における圧縮プロセス
の情報としてパケットに付加して伝送するように構成し
たことにより、伝送されてきたパケットにエラーが存在
した場合、次に伝送されてきた誤りの無いパケットに付
加された上記圧縮プロセスの情報により、その誤りの無
いパケット中の単独で復元可能な圧縮サンプルデータブ
ロックの入力タイミング及びアドレス値を容易に判別す
ることができる。このため、上記誤りの無いパケット中
の単独で復元可能な圧縮サンプルデータブロックを伸張
して得られた復元データにより、伸張されなかった圧縮
サンプルデータブロックに対して補間処理を行うことが
できる。例えば、ディジタル伝送装置100において、
勧告ISO/IEC 11172-3 (MPEG1)に従ってオーディ
オエレメンタリストリーム(連続したオーディオアクセ
スユニット)を生成し、サンプリング周波数を48kH
z、伝送レートを384kbpsとして伝送する場合、
従来では、最悪の場合、9.2kbitのオーディオア
クセスユニットを全て補間処理にまわす必要があったの
に対して、伝送パケットに11ビットのパケット付属情
報を付加するだけで、1.4kbitのデータ補間で済
ませることができる。したがって、このディジタル伝送
装置100は、伝送されてきたパケットにエラーが存在
した場合でも、エラーパケット以降のパケット内の圧縮
サンプルデータの位置情報は失われないため、パケット
内のデータ長が可変長であっても、パケット単位の補正
処理を行うことができ、効率の良い伝送処理を行うこと
ができる。
【0062】尚、パケット付属情報生成回路105は、
上記図2(b)及び(c)に示したようなアクセスユニ
ットアドレスDb 及びデータスタートアドレスDc が含
まれない音声パケットDe1に付加するパケット付属情報
Df2に対してのみ、その所定のフィールドにアクセスユ
ニットアドレスDg1及びデータスタートアドレスDg2を
格納することとしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ロック化手段によりブロック化された信号に、ブロック
内に含まれている圧縮信号の圧縮信号における圧縮プロ
セスの情報を付加して伝送し、伝送されてきた信号に誤
り検出を行った結果に基づいて、上記圧縮プロセスの情
報を用いて伸張処理及び補間処理を行うように構成した
ことにより、ブロック内のデータ長が可変であっても、
ブロック単位で補間処理を行うことができる。したがっ
て、効率の良い伝送を行うことができる。例えば、勧告
ISO/IEC 11172-3 (MPEG1)に従って圧縮し、サン
プリング周波数を48kHz、伝送レートを384kb
psとして伝送する場合、従来では、最悪の場合、9.
2kbitのブロック化された信号を全て補間処理にま
わす必要があったのに対して、ブロック化された信号に
11ビットの圧縮プロセス情報を付加するだけで、1.
4kbitの補間処理で済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル伝送装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】上記ディジタル伝送装置において、送信データ
を説明するための図である。
【図3】従来のディジタル伝送装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 音声高能率符号化回路 2 映像高能率符号化回路 3 多重化回路 4 誤り訂正符号化回路 5 変調回路 6 伝送路 7 復調回路 8 誤り訂正回路 9 多重分離回路 10 音声高能率復号回路 11 映像高能率復号回路 100 ディジタル伝送装置 101 圧縮回路 102 圧縮制御回路 103 アクセスユニットアドレス生成回路 104 出力制御回路 105 パケット付属情報生成回路 106 ヘッダ生成回路 107 パケッタイズ回路 108 デパケッタイズ回路 109 伸張回路 110 伸張制御回路 111 アクセスユニットアドレス復元回路 112 誤りデータ補間回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号系列に相関性のあるディジタル信号
    を圧縮する圧縮手段と、 上記圧縮信号からの圧縮信号を所定の信号長単位にブロ
    ック化するブロック化手段と、 上記ブロック化手段からのブロック信号に、ブロック内
    に含まれる圧縮信号の上記圧縮手段における圧縮プロセ
    スの情報を付加する圧縮プロセス情報付加手段と、 上記圧縮プロセス情報付加手段で圧縮プロセス情報が付
    加されたブロック信号にブロック単位で冗長信号を付加
    する誤り訂正符号化手段と、 上記誤り訂正符号化手段の出力信号を伝送する伝送手段
    と、 上記伝送手段により伝送されてきた信号に、その信号に
    付加された上記冗長信号により誤り検出を行い、その誤
    り検出結果に基づいて誤り訂正を行う誤り検出/訂正手
    段と、 上記誤り検出/訂正手段の出力信号をディジタル信号に
    伸張する伸張処理を行う伸張手段と、 上記伸張手段で得られたディジタル信号に上記相関性を
    利用した補間処理を行う補間手段と、 上記誤り検出/訂正手段の誤り検出結果及び上記誤り検
    出/訂正手段の出力信号に含まれる上記圧縮プロセス情
    報に基づいて、上記伸張手段の伸張処理及び上記補間手
    段の補間処理を制御する制御手段とを備えることを特徴
    とするディジタル伝送装置。
  2. 【請求項2】 信号系列に相関性のあるディジタル信号
    を圧縮する圧縮手段と、 上記圧縮信号により圧縮された圧縮信号を所定の信号長
    単位にブロック化するブロック化手段と、 上記ブロック化手段から出力されるブロック信号にブロ
    ック単位で冗長信号を付加して誤りを検出若しくは訂正
    を可能とするための誤り検出/訂正符号化手段と、 上記誤り検出/訂正符号化手段により誤り検出/訂正符
    号化された誤り検出/訂正符号化信号を伝送路を介して
    伝送する伝送手段と、 上記伝送手段からの上記誤り検出/訂正符号化信号につ
    いて誤り検出/訂正処理を行い、上記冗長信号を除去
    し、その結果として上記誤り検出/訂正信号に少なくと
    も誤りが存在する場合には、その誤り表示を出力する誤
    り検出/訂正処理手段と、 上記誤り検出/訂正処理手段から出力される誤り被検出
    /訂正処理信号をディジタル信号に伸張する伸張処理を
    行う伸張手段と、 上記誤り検出/訂正処理手段から出力される誤り表示の
    状態により上記ディジタル信号に上記相関性を利用した
    補間処理を行う補間手段とを備えるディジタル伝送装置
    であって、 上記ブロック化手段から出力されるブロック信号に、ブ
    ロック内に含まれる上記圧縮信号の上記圧縮手段におけ
    る圧縮プロセスの情報を付加する圧縮プロセス情報付加
    手段を備え、 上記誤り検出/訂正処理手段から出力される誤り表示の
    状態により上記圧縮プロセスの情報を用いて上記伸張処
    理及び上記補間処理を行うことを特徴とするディジタル
    伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記圧縮手段は、予め定められた第1の
    信号長単位に圧縮処理を行い、 上記ブロック化手段は、上記第1の信号長よりも短い第
    2の信号長である上記所定の信号長単位にブロック化を
    行うことを特徴とする請求項1又は2記載のディジタル
    伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記圧縮手段は、予め定められた第1の
    信号長単位に圧縮処理を行い、その圧縮処理のための補
    足情報と、上記第1の信号長内の各信号に対応する圧縮
    値とを含む圧縮信号を生成し、 上記ブロック化手段は、上記第1の信号長よりも短い第
    2の信号長である上記所定の信号長単位にブロック化を
    行い、 上記圧縮プロセス情報付加手段は、上記ブロック化手段
    からのブロック信号のうち、上記補足情報が含まれない
    ブロックのみに上記圧縮プロセスの情報を付加すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のディジタル伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 上記圧縮手段は、予め定められた第1の
    信号長単位に圧縮処理を行い、その圧縮処理のための補
    足情報と、上記第1の信号長内の各信号に対応する圧縮
    値とを含む圧縮信号を生成し、 上記ブロック化手段は、上記第1の信号長よりも短い第
    2の信号長である上記所定の信号長単位にブロック化を
    行い、 上記伸張処理及び上記補間処理を行う際に、上記圧縮プ
    ロセスの情報により、誤りから復帰するブロックが上記
    補足情報であると判定された場合、上記第1の信号長単
    位の補間処理を行うことを特徴とする請求項2記載のデ
    ィジタル伝送装置。
  6. 【請求項6】 上記圧縮手段は、予め定められた第1の
    信号長単位に圧縮処理を行い、その圧縮処理のための補
    足情報と、上記第1の信号長内の各信号に対応する圧縮
    値とを含む圧縮信号を生成し、 上記ブロック化手段は、上記第1の信号長よりも短い第
    2の信号長である上記所定の信号長単位にブロック化を
    行い、 上記制御手段は、上記圧縮プロセスの情報により、誤り
    から復帰するブロックが上記補足情報であると判定した
    場合、上記第1の信号長単位の補間処理を行うように上
    記補間手段を制御することを特徴とする請求項1記載の
    ディジタル伝送装置。
  7. 【請求項7】 上記圧縮手段は、予め定められた第1の
    信号長単位に圧縮処理を行い、その圧縮処理のための補
    足情報と、上記第1の信号長内の各信号に対応する圧縮
    値とを含む圧縮信号を生成し、 上記ブロック化手段は、上記第1の信号長よりも短い第
    2の信号長である上記所定の信号長単位にブロック化を
    行い、 上記圧縮プロセス情報付加手段は、ブロック化手段から
    のブロック信号のうち、上記補足情報により単独で上記
    伸張処理が可能となるブロックの最初の信号についての
    情報のみを有する上記圧縮プロセスの情報を付加するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のディジタル伝送装
    置。
  8. 【請求項8】 上記圧縮手段は、上記第1の信号長内の
    各信号を単独で上記伸張処理が可能となる単位に番地分
    けし、その番地分け情報と、上記単独で伸張処理が可能
    となる単位の最初の信号の位置情報とを含む上記補足情
    報を生成することを特徴とする請求項4〜7の何れかに
    記載のディジタル伝送装置。
  9. 【請求項9】 上記圧縮手段は、映像信号及び音声信号
    を圧縮することを特徴とする請求項1又は2記載のディ
    ジタル伝送装置。
  10. 【請求項10】 上記圧縮手段は、MPEG方式により
    圧縮することを特徴とする請求項9記載のディジタル伝
    送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005136988A (ja) * 2003-10-27 2005-05-26 Ge Medical Systems Information Technologies Inc 無線通信システム及び方法
US7809066B2 (en) 2002-04-17 2010-10-05 Thomson Licensing Packet error signal generator

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