JPH10224158A - 高周波回路 - Google Patents

高周波回路

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JPH10224158A
JPH10224158A JP2620597A JP2620597A JPH10224158A JP H10224158 A JPH10224158 A JP H10224158A JP 2620597 A JP2620597 A JP 2620597A JP 2620597 A JP2620597 A JP 2620597A JP H10224158 A JPH10224158 A JP H10224158A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーマネージメント性と電流安定性の両立
が、IC製造プロセスのコストの増大を招くことなく実
現できることが望まれている。 【解決手段】 N型FET14のソースと負側電源であ
るグランドとの間に、電流安定化素子である抵抗23と
スイッチ素子であるN型エンハンスメントモードFET
26とを直列に接続して設け、MMICの電気特性を損
なうことなく電流遮断が可能な回路構成を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波回路に関
し、特に電流安定化の作用をなす所謂セルフバイアス回
路を有するMMIC(Monolithic Microwave Integrated
Circuit) などの高周波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンやガリウムヒ素などの半導体か
らなる電界効果トランジスタ(以下、FETと称する)
あるいはバイポーラトランジスタを用いたMMICは、
高周波特性に優れ且つ低雑音であることから、移動体通
信に代表される高周波システムに広く利用されている。
このようなシステムでは、携帯時における通信可能時間
の確保がシステムの代表特性の一つとなることから、各
内蔵デバイスの低消費電力化のみならず、システムとし
ていかに必要なときに必要なデバイスのみに電流を供給
するかといった所謂パワーマネージメントが重要とな
る。
【0003】これらシステムにおいて、高周波部分を受
け持つMMICについて行われるパワーマネージメント
としては、これまで幾つかの方法が提案されている。そ
れら方策の中から代表的なものを採り上げて以下に説明
する。ここでは、MMICとして、図3に示すように、
最も代表的且つ簡単なN型FETを用いた1段増幅器を
例に採って説明するものとする。通常、正側電源電圧と
して正極電源電圧(接地電位以上の電圧で、通常数V)
が、負側電源電圧として接地電位が用いられるのが一般
的である。
【0004】図3において、例えばマイクロ波帯のRF
信号が入力される入力端子101にはコンデンサ102
の一端が接続され、その他端はコイル103の一端と共
にN型FET104のゲートに接続されている。このコ
ンデンサ102およびコイル103により、入力側のイ
ンピーダンス整合回路105が構成されている。コイル
103の他端は、バイパスコンデンサ106を介して接
地されている。
【0005】FET104のゲートにはさらに、抵抗1
07の一端が接続されている。この抵抗107の他端
は、抵抗分割回路などからなるバイアス発生回路(図示
せず)に接続されている。すなわち、このバイアス発生
回路から発生されるバイアス電圧がDCゲートバイアス
電圧Vggとして抵抗107を介してFET104のゲ
ートに印加される。FET104のソースは接地されて
いる。
【0006】FET104のドレインにはコンデンサ1
08の一端が接続され、その他端は出力端子109に接
続されている。FET104のドレインにはさらに、コ
イル110の一端が接続されている。このコンデンサ1
08およびコイル110により、出力側のインピーダン
ス整合回路111が構成されている。コイル110の他
端は正側電源に接続されるとともに、バイパスコンデン
サ112を介して接地されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のMMICに
ついてのパワーマネージメントとしての第1の方策は、
図4に示すように、MMIC100の電源供給元が電圧
制御回路120である場合において、その電圧制御回路
120で発生する電源電圧Vddregを切る(この場
合、0Vとする)、あるいは電圧制御回路120内で電
流経路を遮断する方策である。ここで、電圧制御回路1
20を挿入することにより、電源電圧Vddregは元
電源の電圧(通常は、内蔵する電池の電圧)から数百m
V程度低下する。
【0008】しかし、移動体通信に代表される高周波シ
ステムの特に送信側増幅器では、内蔵する電池の電圧を
なるべく損なうことなく増幅器に供給することにより、
増幅器の付加電力効率や高周波特性を稼ぐ(これはひい
ては通話時間の確保に繋がる)目的から、電圧制御回路
120を増幅器の電源段に挿入しない場合がある。した
がって、電圧制御回路120を電源段に挿入することに
よるパワーマネージメントの方策は、適用範囲が限定さ
れることになる。
【0009】第2の方策は、図4の電圧制御回路120
の代わりに、増幅器の電源段にP型FET(もしくは、
PNP型バイポーラトランジスタ)をスイッチ素子とし
て設ける方策であり、送信側の増幅器に対して適用され
る最も一般的なものである。この場合の回路構成を図5
に示す。
【0010】この方策の場合、スイッチON時(このと
き、MMIC100′に電流が流れる)には、P型FE
T121としてオン抵抗が十分に小さくなるものを選択
すれば、MMIC100′に印加される電圧の降下を十
分に小さくすることができる。但し、スイッチ素子とし
てPNP型バイポーラトランジスタ122を用いた場合
には、エミッタ‐コレクタ間のターンオン電圧分の電圧
の降下(通常、数百mV)が生じる。
【0011】また、スイッチOFF時は両素子共に電流
を遮断できる。但し、ここで、P型FET121はエン
ハンスメントモードであることを要する点に注意が必要
である。これは、もしP型FET121がディプリーシ
ョンモードである場合は、スイッチOFF時の電流遮断
のためには、正側電源電圧よりも高い電圧をP型FET
121のゲートに与える必要があるからである。
【0012】このように、P型FETを用いたものは電
気特性的には優れたものであるが、その反面一般にMM
ICに用いる能動素子は高周波特性に優れたN型FET
(もしくは、NPN型バイポーラトランジスタ)である
ことから、スイッチ素子として用いるP型FET(もし
くは、PNP型バイポーラトランジスタ)を同一IC内
に組み込むことは、IC製造プロセスの複雑化を招き、
製造コストが増加する要因となる。
【0013】特に、ガリウムヒ素を用いたものでは、ホ
ール移動度が電子移動度に比べて1桁以上小さいことか
ら、上記IC製造プロセス上の問題のみならず、オン抵
抗を十分小さくするのに必要なデバイスサイズが大きく
なり、チップサイズおよびコストのさらなる増加を招く
ことから実用的ではない。したがって、本方策はほとん
どの場合、スイッチ素子としてシリコンのP型MOSF
ETを別ICとして基板上、もしくはMMICも含めた
モジュール内に設けるのであるが、移動体通信に代表さ
れる高周波システムのもう一つの重要な要求項目である
小型化の観点からは実装面積の増大を招くという欠点が
ある。
【0014】さて、このような電源ON/OFFととも
に、幾つかのMMICに対する要請の一つとして、消費
電流の安定化がある。この電流安定化にもやはり幾つか
の方策が提案され、実用化されているが、そのうち最も
一般的で且つ回路構成が簡単なものとして、図6に示す
ように、N型FET104のソースとグランドとの間に
並列に接続された抵抗123およびコンデンサ124か
らなるセルフバイアス回路125が用いられている。
【0015】このセルフバイアス回路125は、DCゲ
ートバイアス電圧Vggを仮に固定した場合、FET1
04のソース‐ゲート間電圧Vgsが、FETしきい値
電圧Vthのバラツキによる電流Iddの変化に対して
抵抗(通常は抵抗だが、それに準じた特性を持つ半導体
素子も当てはまる)123を介して負帰還がかかるた
め、Vthバラツキによる電流Iddの変化を減少さ
せ、消費電流を安定化させることができる。
【0016】しかし、このセルフバイアス回路125を
用いるに当たっては、抵抗123での電圧降下によるM
MIC能動素子、即ちN型FET104にかかる電源電
圧が低下するという問題がある。また、抵抗121のイ
ンピーダンスの影響をなくすために、十分な容量(通
常、移動体通信などのマイクロ波では数pFから数十p
F)を持つコンデンサ124を電流安定化素子121と
並列にIC内に設ける必要がある。
【0017】この場合、コンデンサ124の増設によっ
てチップサイズの増大を招くことになる。それでも、M
MICの電流安定化による使い勝手の向上、ひいてはシ
ステムのコスト低減の強い要請から、このセルフバイア
ス方式は広く使用されているのが現状である。
【0018】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、IC製造プロセスの
コストの増大を招くことなく、電源ON/OFFを実現
できるとともに、セルフバイアス回路による電流安定性
と非動作時の電流遮断を兼ね備えたパワーマネージメン
ト性に優れた高周波回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による高周波回路
は、N型もしくはNPN型の能動素子と、この能動素子
の入力側および出力側の少なくとも一方側に設けられた
インピーダンス整合回路と、能動素子の負側電極側に設
けられた電流安定化素子と、能動素子の負側電極と負側
電源との間に電流安定化素子と直列に接続されたN型エ
ンハンスメントモードFETもしくはNPN型バイポー
ラトランジスタとを備えた構成となっている。
【0020】上記構成の高周波回路において、能動素子
として例えばN型FETを用いた場合、そのDCゲート
バイアス電圧を仮に固定すると、FETのソース‐ゲー
ト間電圧Vgsがしきい値電圧Vthのバラツキによる
電流Iddの変化に対して電流安定化素子を介して負帰
還がかかる。これにより、Vthバラツキによる電流I
ddの変化が減少する。一方、N型エンハンスメントモ
ードFETもしくはNPN型バイポーラトランジスタ
は、電流をON/OFFするスイッチ素子として機能す
る。このスイッチ素子がN型もしくはNPN型の素子で
あることから、従来のIC作成プロセスをそのまま踏襲
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施型態について
図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施型態を示す回路図である。
【0022】図1において、例えばマイクロ波帯のRF
信号が入力される入力端子11にはコンデンサ12の一
端が接続されている。コンデンサ12の他端はコイル1
3の一端と共にN型FET14のゲートに接続されてい
る。このコンデンサ12およびコイル13により、入力
側のインピーダンス整合回路15が構成されている。コ
イル13の他端は、バイパスコンデンサ16を介して接
地されている。
【0023】FET14のゲートにはさらに、抵抗17
の一端が接続されている。この抵抗17の他端は、抵抗
分割回路などからなるバイアス発生回路(図示せず)に
接続されている。すなわち、このバイアス発生回路から
発生されるバイアス電圧がDCゲートバイアス電圧Vg
gとして抵抗17を介してFET14のゲートに印加さ
れる。
【0024】FET14のドレインにはコンデンサ18
の一端が接続され、その他端は出力端子19に接続され
ている。FET14のドレインにはさらに、コイル20
の一端が接続されている。このコンデンサ18およびコ
イル20により、出力側のインピーダンス整合回路21
が構成されている。コイル20の他端は、正側電源に接
続されるとともに、バイパスコンデンサ22を介して接
地されている。
【0025】FET14のソースには電流安定化素子と
しての抵抗23の一端が接続されている。電流安定化素
子としては通常は抵抗が用いられるが、それに準じた特
性を持つ半導体素子であっても良い。また、FET14
のソースとグランド(接地)との間には、抵抗23のイ
ンピーダンスの影響を無くすために、十分な容量(通
常、移動通信体などのマイクロ波では数pFから数十p
F)を持つコンデンサ24が接続されている。この抵抗
23およびコンデンサ24により、電流安定化の作用を
なすセルフバイアス回路25が構成されている。
【0026】また、抵抗23の他端と負側電源であるグ
ランドとの間には、電流をON/OFF制御するスイッ
チ素子としてN型エンハンスメントモードFET26が
接続されている。すなわち、このN型エンハンスメント
モードFET26のドレインが抵抗23の他端に、その
ソースがグランドにそれぞれ接続されている。また、F
ET26のゲートは抵抗27を介してON/OFF制御
端子28に接続されている。このN型エンハンスメント
モードFET26および抵抗27により、電流遮断回路
29が構成されている。
【0027】上記構成のMMIC10においては、DC
ゲートバイアス電圧Vggを仮に固定した場合、FET
14のソース‐ゲート間電圧Vgsが、しきい値電圧V
thのバラツキによる電流Iddの変化に対して抵抗2
3を介して負帰還がかかるため、Vthバラツキによる
電流Iddの変化が減少し、消費電流が安定化する。す
なわち、抵抗23の作用によって電流の安定化が図られ
る。
【0028】また、抵抗23に付随して設けられたコン
デンサ24は、電流をON/OFF制御するスイッチ素
子として設けられたN型エンハンスメントモードFET
26のインピーダンスを見えなくする作用も兼ね備えて
いる。したがって、セルフバイアス回路25を搭載した
MMICに、単に電流ON/OFF制御用のスイッチ素
子を設けるだけの構成で、電流遮断と電流安定化を実現
でき、チップ面積を小さく抑えることができる。
【0029】また、この電流遮断回路29をMMICへ
搭載することで、MMICの能動素子がN型エンハンス
メントモードFET(もしくは、NPN型バイポーラト
ランジスタ)の場合は、従来のIC作成プロセスをその
まま踏襲でき、またMMICの能動素子がN型ディプリ
ーションモードFETの場合でも、従来のIC作成プロ
セスにN型エンハンスメントモードFETの作成工程を
追加するだけで実現できる。
【0030】なお、本実施形態では、FET14のソー
スに抵抗23の一端が接続され、この抵抗23の他端と
グランドとの間にN型エンハンスメントモードFET2
6を接続した構成としたが、抵抗23およびN型エンハ
ンスメントモードFET26の接続関係が逆であって、
同様の作用効果を得ることができる。
【0031】また、本実施型態においては、電流をON
/OFF制御するスイッチ素子として、N型エンハンス
メントモードFETを用いた場合について説明したが、
NPN型バイポーラトランジスタを用いても良く、この
場合にもN型エンハンスメントモードFETの場合と同
等の作用効果を得ることができる。
【0032】ところで、本実施型態に係るMMIC10
では、電流安定化素子として設けられた抵抗23での電
圧降下によるN型エンハンスメントモードFET14に
かかる電源電圧が低下し、また電流ON/OFF制御用
スイッチ素子としてNPN型バイポーラトランジスタを
用いた場合は、そのエミッタ‐コレクタ間のターンオン
電圧に相当する電源電圧降下分がさらに追加される。
【0033】したがって、本MMIC10は、送信部最
終段増幅器のように電源電圧をいっぱいに能動素子にか
ける構成のMMICには不向きであるが、受信段増幅
器、周波数変換器、送信段ドライバーアンプなどのこれ
までセルフバイアス回路を使用してきた多種のMMIC
には有用なものとなる。
【0034】図2に、MMICの一般的な適用例とし
て、電源電圧Vddが3Vで、能動素子としてガリウム
ヒ素N型エンハンスメントモードFET(ゲート幅Wg
はいずれも例えば200μm)を2個カスコード接続し
た構成の動作電流が約4mAの受信段ローノイズアンプ
の回路構成を示す。
【0035】図2において、入力端子31にはコイル3
2の一端が接続され、その他端にはコイル33およびコ
ンデンサ34の各一端が接続されている。コイル33の
他端は接地されている。コンデンサ34の他端には、ガ
リウムヒ素N型エンハンスメントモードFET35のゲ
ートが接続されている。このガリウムヒ素N型エンハン
スメントモードFET35には、ガリウムヒ素N型エン
ハンスメントモードFET36がカスコード接続されて
いる。
【0036】ガリウムヒ素N型エンハンスメントモード
FET36のドレインには、コイル37の一端が接続さ
れている。コイル37の他端には、コンデンサ38およ
びコイル39の各一端が接続されている。コンデンサ3
8の他端は、出力端子40に接続されている。コイル3
9の他端は正側電源に接続されている。コイル39の他
端とグランドとの間には、コンデンサ41が接続されて
いる。
【0037】また、正側電源とグランドとの間には、抵
抗42、抵抗43および抵抗44が直列に接続されて抵
抗分割回路を構成している。そして、抵抗42と抵抗4
3の共通接続点、即ち分圧点Aに得られる電圧はN型エ
ンハンスメントモードFET36のゲートに印加され
る。また、抵抗43と抵抗44の共通接続点、即ち分圧
点Bに得られる電圧はN型エンハンスメントモードFE
T35のゲートに印加される。
【0038】N型エンハンスメントモードFET35の
ソースには、電流安定化素子としての抵抗(抵抗値が例
えば250Ω)45の一端が接続されている。また、当
該FET35のソースとグランドとの間には、コンデン
サ46が接続されている。抵抗45の他端とグランドと
の間には、電流をON/OFF制御するスイッチ素子と
して、例えばゲート幅Wgが400μm、しきい値電圧
Vthが0.3Vのガリウムヒ素N型エンハンスメント
モードFET47が接続されている。このFET47の
ゲートは、抵抗48を介してON/OFF制御端子(図
示せず)に接続される。
【0039】このように、スイッチ素子として、能動素
子と同時形成可能なガリウムヒ素N型エンハンスメント
モードFET47を用いた受信段ローノイズアンプで
は、スイッチON時は抵抗45での電圧降下は1Vであ
り、N型エンハンスメントモードFET47のゲートに
約1Vの電圧を印加した際の当該FET47のオン抵抗
は約5Ωで、そこでの電圧降下は約20mVと計算され
るので、このスイッチ素子を挿入したことによるMMI
Cの電気特性の変化はほとんどない。また、スイッチO
FF時には、N型エンハンスメントモードFET47の
ゲートに0.3V以下の正電源を印加すれば電流を遮断
できることになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
N型もしくはNPN型の能動素子の負側電極と負側電源
との間に電流安定化素子とN型エンハンスメントモード
FETもしくはNPN型バイポーラトランジスタとを直
列接続して設けたことにより、IC製造プロセスのコス
トの増大を招くことなく、しかも本回路の電気特性を損
なうことなく電源ON/OFFを実現できるとともに、
セルフバイアス回路による電流安定性と非動作時の電流
遮断を兼ね備えたパワーマネージメント性に優れた高周
波回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の適用例を示す回路図である。
【図3】MMIC1段増幅器の代表的な回路構成を示す
回路図である。
【図4】一従来例を示す回路図である。
【図5】他の従来例を示す回路図である。
【図6】さらに他の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 MMIC 11 入力端子 14 N型FE
T(能動素子) 15 入力側インピーダンス整合回路 19 出力端
子 21 出力側インピーダンス整合回路 23 抵抗
(電流安定化素子) 25 セルフバイアス回路 26 N型エンハンスメ
ントモードFET 29 電流遮断回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N型もしくはNPN型の能動素子と、 前記能動素子の入力側および出力側の少なくとも一方側
    に設けられたインピーダンス整合回路と、 前記能動素子の負側電極側に設けられた電流安定化素子
    と、 前記能動素子の負側電極と負側電源との間に前記電流安
    定化素子と直列に接続されたN型エンハンスメントモー
    ド電界効果トランジスタもしくはNPN型バイポーラト
    ランジスタとを備えたことを特徴とする高周波回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010103598A1 (ja) * 2009-03-11 2010-09-16 パナソニック株式会社 バイアス回路及びそれを備えた信号処理回路

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