JPH10224137A - インピーダンス整合ネットワークを有するガラスアンテナ装置 - Google Patents

インピーダンス整合ネットワークを有するガラスアンテナ装置

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JPH10224137A
JPH10224137A JP9351063A JP35106397A JPH10224137A JP H10224137 A JPH10224137 A JP H10224137A JP 9351063 A JP9351063 A JP 9351063A JP 35106397 A JP35106397 A JP 35106397A JP H10224137 A JPH10224137 A JP H10224137A
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antenna
antenna element
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Peter T Dishart
ティー.ディスハート ピーター
David A Saar
エイ.サール デビッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信の改善を図ったガラスアンテナ装置、そ
のコネクタおよび製造方法を提供する。 【解決手段】 ガラスアンテナ装置は、ガラス基板と、
この基板の主面に沿って配置され、所与の周波数帯域に
わたって変動するインピーダンスを与えるアンテナ素子
と、ガラス基板に固着され、アンテナ素子の一部に電気
的に結合されるような位置で固着されたインピーダンス
整合ネットワークと、ネットワークを電磁エネルギ送信
/受信部のフィードラインに電気的に相互接続する手段
とを含む。インピーダンス整合ネットワークは、アンテ
ナ素子のインピーダンスを所望のインピーダンスに変換
するために用いられ、コネクタの一部としてプリント回
路基板の第1主面に沿って形成される。インピーダンス
整合ネットワークは、受動型または能動型のいずれでも
よい。ガラスアンテナは、積層状フロントガラス内に組
み込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置に関
し、特に、コネクタを有する車両のフロントガラス(win
dshield)用ガラスアンテナ装置に関し、一体化したイン
ピーダンス整合ネットワークによって当該ガラスアンテ
ナの性能の最適化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、電磁信号の受信および送信を
行う従来の自動車両アンテナは、マスト状または鞭状ア
ンテナであった。近年では、アンテナを車両構造に組み
込む傾向となっている。例えば、DeAngelis et al.の米
国特許第3,987,449号は、車両のフロントガラ
ス内に積層したワイヤアンテナについて開示している。
Nagyの米国特許第4,707,700号は、車両の屋根
構造内にアンテナを配置している。Nishikawa et al.の
米国特許第5,416,491号は、導電性セラミック
塗料を用いて、窓上にアンテナ素子を形成する。Inaba
et al.の米国特許第4,768,037号および第4,
849,766号、ならびにWalton et al. の米国特許
第5,355,144号は、2枚のガラス層(glass pli
es) 間に積層された透明な導電性コーティングを用いて
アンテナを形成する。
【0003】アンテナ装置を設計する際、装置の構成要
素のインピーダンス整合、特に、無線機、アンテナおよ
びこれら2構成要素間のフィードラインのインピーダン
ス整合に注意が払われる。インピーダンスの不整合が生
じると多大な信号損失を招くため、FM受信における性
能にとってこれは重大な問題である。更にアンテナ装置
の設計を複雑化するのは、装置のアンテナ部品のインピ
ーダンスが、FM周波数帯域において大きく変動し得る
ことである。これは、単一のコンデンサのような単純な
インピーダンス整合では、周波数帯域全体にわたるFM
受信の全体的な性能に関する問題には対処できないこと
を意味する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガラスアンテナでは、
アンテナのインピーダンスは、典型的に無線機やフィー
ドラインにうまく整合できない。アンテナ設計者がこの
問題に対処した方法の1つに、例えば、Nagy et al. の
米国特許第5,083,135号および第5,528,
314号に開示されているように、所望のインピーダン
スを有するようにアンテナを設計するというものがあ
る。アンテナを所定のインピーダンスに設計することに
よってアンテナの性能は改善されるが、先に論じたよう
にインピーダンスは、通常、周波数に基づいてFM帯域
にわたって変動するので、FM周波数帯域全体で考える
と、このアンテナの設計は最適ではない場合もある。加
えて、所定のインピーダンスを有するようにアンテナを
設計すると、特定のアンテナ装置における特定の無線機
およびフィードラインならびにフロントガラスが実装さ
れる車両に特定して各アンテナを設計しなければならな
い。
【0005】したがって、車両および/または装置内で
使用される構成要素の種類に基づいてアンテナ装置を再
設計しなくてもよく、特にFM周波数に対して性能の改
善を図った車両用ガラスアンテナ装置を提供することが
できれば有利であろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信の改善を
図ったガラスアンテナ装置を提供する。このガラスアン
テナ装置は、ガラス基板と、前記基板の主面に沿って配
置された少なくとも1つの導電性アンテナ素子であっ
て、所与の周波数帯域において変動するインピーダンス
を有する前記アンテナ素子と、ガラス基板に固着された
インピーダンス整合ネットワークであって、アンテナ素
子の一部に電気的に結合されるような位置で固着された
インピーダンス整合ネットワークと、ネットワークを電
磁エネルギ送信および/または受信部のフィードライン
に電気的に層誤接続する手段とを含む。インピーダンス
整合ネットワークは、アンテナ素子のインピーダンスを
所望のインピーダンスに変換するために用いられる。本
発明の一特定実施例では、インピーダンス整合ネットワ
ークは、コネクタの一部であり、プリント回路基板の第
1主面に沿って形成される。ネットワークは、導電性コ
ーティングを含む基板の対向する主面に電気的に接続さ
れる。コネクタは、インピーダンス整合ネットワークを
アンテナ素子に電気的に結合するような位置においてガ
ラス基板に固着される。インピーダンス整合ネットワー
クは、受動または能動インピーダンス整合ネットワーク
のいずれでもよい。ガラスアンテナは、積層状フロント
ガラス内に組み込むことができる。この場合、ガラス基
板が、第1ガラス層であり、更に、この第1ガラス層に
固着された第2ガラスを含み、アンテナ素子をこれらの
層の間に配置する。
【0007】また、本発明は、アンテナを電磁エネルギ
送信および/または受信部のフィードラインに接続する
コネクタを提供する。このコネクタは、インピーダンス
整合ネットワークと、前記コネクタを前記電磁エネルギ
送信および/または受信部の前記フィードラインに接続
する手段とを含む。本発明の一特定実施例では、インピ
ーダンス整合ネットワークは、プリント回路基板の第1
主面に沿って形成される。基板の対向する主面は、導電
性コーティングを含み、ネットワークは、前記コーティ
ングを施した側に電気的に接続される。更に、コネクタ
は、当該コネクタを電磁エネルギ送信および/または受
信部のフィードラインに接続する手段を含む。
【0008】また、本発明は透明アンテナ装置の製造方
法も提供する。この製造方法は、少なくとも1つの導電
性アンテナ素子を剛性透明基板の主面に沿って配置する
ステップと、インピーダンス整合ネットワークを前記基
板上において該インピーダンス整合ネットワークを前記
アンテナ素子の一部に電気的に結合するような位置で固
着するステップと、前記ネットワークを電磁エネルギ送
信および/または受信部のフィードラインに電気的に相
互接続するステップとから成る。アンテナ素子は、所与
の周波数帯域にわたって変動するインピーダンスを与
え、インピーダンス整合ネットワークは、アンテナ素子
のインピーダンスを所望のインピーダンスに変換する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、受信を改善したガラス
アンテナ装置および、このアンテナ装置の製造方法を提
供するものであり、自動車のフロントガラスに組み込ま
れるアンテナ装置と組み合わせて開示する。しかしなが
ら、本発明は、例えば、セルラ電話機またはテレビジョ
ンのアンテナ装置のように、システムの構成要素のイン
ピーダンスを整合し、広い周波数帯域にわたる性能の最
適化を図ることが重要な他の送信および/または受信ア
ンテナ装置にも使用可能であることは認められよう。
【0010】図1は、外側ガラス層14および内側ガラ
ス層16によって形成された積層状の車両のフロントガ
ラス12を含むアンテナ装置10を示す。ガラス層1
4,16は、好ましくは、ボリビニル・ブチラール(pol
yvinyl butyral) のような、熱可塑性中間層18によっ
て一体接合されている。層14,16は、例えば、アク
リル、ポリカーボネートのような他の透明な剛性物質で
もよく、またフロントガラス12は、異なる透明な剛性
物質の組み合わせを含んでもよい。更に、フロントガラ
ス12は、少なくとも1つのアンテナ素子20を含む。
図1に示す特定のアンテナ構成では、アンテナ素子20
は、当技術では公知のいずれかの方法でガラス層14の
表面22に被着された透明な導電性コーティングであ
り、通常フロントガラス12の中央部分を占める。コー
ティングは、例えば、Gillery et al.の米国特許第3,
655,545号、Gillery の米国特許第3,962,
488号およびFinleyの米国特許第4,898,789
号に開示されているような、単一層または多層の金属含
有コーティングとすればよい。アンテナ素子20は、図
1に示すものとは異なる構成を有してもよいことは認め
られよう。例えば、アンテナ素子20は、米国特許第
5,083,135号に開示されているような、T字状
としてもよく、あるいは米国特許第5,528,514
号に開示されているような種々の形状を有する多数の素
子を含んでもよい。更に、フロントガラス12は、装飾
用の縁取り(図示せず)を含み、フロントガラス12の
外枠の縁部に接着してもよい。この縁取りは、典型的に
はセラミック塗装で形成され、内側層16の表面24に
被着される。
【0011】先に論じたアンテナ素子20は、透明コー
ティングであるが、アンテナ素子がフロントガラス12
の主要視覚領域には位置付けられなかったり、あるいは
フロントガラスの主要視覚領域を妨害しないのであれ
ば、アンテナ素子20は、例えば、銀含有セラミック塗
料、ワイヤ、金属泊等のように、不透明な導電性物質で
もよい。加えて、アンテナ素子20は、コーティング、
ワイヤおよび/またはセラミック・アンテナ素子の組み
合わせを含んでもよい。
【0012】アンテナ素子は、透明な剛性層の主面に固
着しなくてもよいことは認められよう。即ち、アンテナ
素子は、可撓性層に組み込んでもよい。例えば、アンテ
ナワイヤまたは導電性コーティングを中間層18上また
は中間層18内に配置してもよい。しかしながら、これ
は本発明を限定するものではない。また、Hood et al.
の米国特許第5,306,547号に開示されているよ
うに、アンテナ素子をポリエステル膜(PET)のよう
な可撓性基板に被着し、更に、この可撓性基板を中間層
18に組み込むことも考えられる。
【0013】引き続き図1を参照する。この特定形状で
は、アンテナ20の形状は、基本的に四角形であり、フ
ロントガラス12の周辺縁からは離間していることが好
ましい。アンテナ素子20およびあらゆる追加のアンテ
ナ素子の正確な形状および位置は、フロントガラス12
が実装される車両の設計、フロントガラスの実装角度、
コーティングの抵抗率、送信および受信対象の信号の種
類ならびに所望のアンテナ性能によって部分的に決定さ
れる。これら透明ガラスアンテナに対する設計における
種々の検討対象は、米国特許第4,768,037号、
第4,849,766号および第5,083,135号
において論じられている。
【0014】図2および図3を参照すると、アンテナ・
フィード構成26が、例えば同軸ケーブル30のような
フィードラインを介して、アンテナ20および電磁エネ
ルギ送信および/または受信部28(図1にのみ示す)
間の接続を行う。フィードラインは、アンテナ装置10
内にインピーダンス整合ネットワークを組み込むもので
ある。これについては、以下で更に詳細に述べることに
する。本発明の好適実施例では、アンテナフィード構成
26は、フロントガラス12に固着されたコネクタ32
を含む。コネクタ32についても、以下で更に詳細に述
べる。電磁エネルギ送信および/または受信部28は、
無線機、セルラ電話機、テレビジョン、全地球測位シス
テム、またはアンテナ素子20を用いて信号の送信およ
び/または受信を行う他のいずれかのタイプのシステム
とすることができる。必ずしも必要ではないが、図1に
示す特定のアンテナ構成では、コネクタ32は、フロン
トガラス12の上縁34に沿って配置されている。フィ
ード構成26のコネクタ32およびアンテナ素子20間
の接続構成は、コネクタ32が層14,16間に積層さ
れないように行う。このようにして、フロントガラス1
2内にコネクタが積層された場合に発生する閉じ込め空
気(entrapped air) の問題を解消する。即ち、図1ない
し図3に示すように、フロントガラス12の上縁34に
沿って、内側層16の外側に切り欠き領域36を切除す
る。コネクタ構成の一特定実施例では、中間層18の対
応する部分は、切り欠き領域36から除去される。コネ
クタ32は、切り欠き領域36内に達するアンテナ素子
20の一部分に接着されると共に電気的に結合される。
切り欠き領域36には、封止材38が充填され、コネク
タ32適所に一層強力に固着されると共に切り欠き領域
36を封止する。これについては、以下で更に詳細に説
明する。アンテナおよび切り欠き領域の構成が、アンテ
ナ素子20の一部が切り欠き領域36を通過するように
なっている場合、コネクタ32を直接アンテナ素子20
に固着する。また、代替案として、アンテナフィード装
置26は、アンテナ素子20を切り欠き領域36まで延
長させる延長部40を含んでもよい。これにより、延長
部40を介して、コネクタ32をアンテナ素子20に電
気的に結合する構成も得られる。アンテナの設計によっ
ては、延長部40をアンテナ素子としてもしなくてもよ
い。尚、本明細書において、コネクタまたはインピーダ
ンス整合ネットワークを電気的にアンテナ素子20に結
合すると述べる場合、結合は、直接アンテナ素子20
に、あるいは先に論じたように延長部40を介してアン
テナ素子20に行ってもよいことは認められよう。必ず
しも必要ではないが、延長部40は、アンテナ素子20
と同じ物質で作るとよい。アンテナ素子20または延長
部40は、切り欠き領域36におけるフロントガラス1
2の縁34まで達するべきでなく、縁34から少なくと
も1mmのところで終端し、導電性のアンテナ素子が封
止材38によって切り欠き領域36内で完全に封止さ
れ、縁34に沿ったアンテナ素子20の劣化防止を保証
することが好ましい。
【0015】既に述べたように、アンテナ装置のアンテ
ナ部品のインピーダンスは、他のシステム構成要素のイ
ンピーダンスと整合し、アンテナ装置の性能の最適化を
図ることが重要である。本発明では、この最適化を達成
するに当たり、インピーダンス整合ネットワークをアン
テナ装置に組み込み、特に、このネットワークをプリン
ト回路基板の形状で備え、これをフィード構成26のコ
ネクタ32に組み込むと共に直接フロントガラス12に
固着するようにした。インピーダンス整合ネットワーク
は、アンテナが発生する無線周波数エネルギの全てを結
合し、それを無線機が使用可能とするように作用する。
加えて、フロントガラス12のアンテナ素子20に固着
されているコネクタ32にインピーダンス整合ネットワ
ークを組み込むことによって、アンテナからインピーダ
ンス整合ネットワークに転送される信号の損失は、無視
し得る程度となる。
【0016】インピーダンス整合ネットワークを使用す
ることにより、付加的な利点も得られる。アンテナの出
力インピーダンスを整合ネットワークによって操作する
ので、システム全体のアンテナ素子の設計における柔軟
性が向上する。即ち、所望のインピーダンス、例えば、
無線機28および同軸ケーブル30のインピーダンスに
密接に整合する値を有するようにアンテナを設計するこ
とは、もはや不要である。何故なら、インピーダンス整
合ネットワークが同じ機能を果たすからである。更に、
インピーダンス整合ネットワークは、FM周波数帯域全
体にわたって、インピーダンス整合を改善するので、ア
ンテナ素子20から無線機28への電力転送は一層効率
的となる。
【0017】本発明では、インピーダンス整合ネットワ
ークは、受動インピーダンス整合ネットワークでも、能
動インピーダンス整合ネットワークでもよい。受動イン
ピーダンス整合ネットワークとは、例えば、コンデンサ
やインダクタのような電気部品の組み合わせを用いて、
FM信号をいくつかの波長帯域に分割し、各帯域のイン
ピーダンスを無線機28および同軸ケーブル30のイン
ピーダンスに近づけるように変化させる回路のことであ
る。図4は、代表的な受動インピーダンス整合ネットワ
ーク42を示すが、これは本発明を限定するものではな
い。この受動インピーダンス整合ネットワーク42は、
インダクタL1PないしL5PおよびコンデンサC1P
ないしC5Pを用いて、FM信号のための標準的な二重
PIネットワークを形成する。各脚部(leg) はインダク
タンスおよび/またはキャパシタンスを有することがで
きる。追加のインダクタL6PおよびコンデンサC6P
を用いて、AM信号をネットワーク42周囲に搬送す
る。アンテナのインピーダンスは、異なる周波数では変
化するので、受動インピーダンス整合ネットワークは、
かかるインピーダンス整合ネットワークがないアンテナ
装置より格段に改善された性能をもたらすものではある
が、1つの妥協案を示し得るに過ぎないことは認められ
よう。加えて、受動インピーダンス整合ネットワーク4
2の構成要素の電気的特性は、同様に設計されたアンテ
ナが実装される車両によっては変動する可能性がある。
何故なら、アンテナ装置10のインピーダンスは、部分
的に車体の設計を基準とするからである。更に、車両お
よびアンテナの設計によっては、図4に示す構成の受動
インピーダンス整合ネットワーク42の電気部品の内、
あるものが不要の場合もある。受動インピーダンス整合
ネットワークを用いることの利点は、回路を動作させる
ために追加の電力を必要としないことである。表1は、
図4に示す構成の受動インピーダンス整合ネットワーク
42の一例を示すものである。電気部品の値は、選択し
た周波数において測定したアンテナインピーダンスを取
り込み、これら部品の値を変化させながら所望の整合を
得る双方向プロセスを用いるコンピュータプログラムを
使用することによってモデル化したものである。
【表1】 LAPに選択した値は、この部品がネットワークの本特
定実施例には含まれないことを表していることは、当業
者には認められよう。
【0018】能動インピーダンス整合ネットワークと
は、比較的高い入力インピーダンスを有し、出力インピ
ーダンスが制御される増幅器を内蔵した回路のことであ
る。出力インピーダンスは、所望値、例えば、無線機2
8のインピーダンスに整合され、無線機28への信号転
送を最適化する。受動インピーダンス整合ネットワーク
および能動インピーダンス整合ネットワーク間の大きな
相違の1つは、後者は要求された出力インピーダンスを
生成するためには追加電力を必要とすることである。能
動整合ネットワークに必要とされる電力は、12ボルト
の自動車用電力から約2mA程度であると考えられる。
加えて、受動インピーダンス整合ネットワークに関して
先に述べたようにFM周波数帯域をいくつかの狭い周波
数帯域に分割するのではなく、能動インピーダンス整合
ネットワークは、無線周波数には無関係にアンテナ部品
のインピーダンスを所望値に変換する。図5は、代表的
な能動インピーダンス整合ネットワーク44を示すが、
これは本発明を限定するものではない。能動整合ネット
ワーク44の基本的な回路は、低ノイズで低コストのR
FトランジスタQ1Aを用いた、標準的な一般のエミッ
タ増幅器である。アンテナ素子20からの信号は、コン
デンサC3Aに結合され、トランジスタのバイアスが、
アンテナ素子20を形成する導電性コーティングへのD
C漏れによる影響を全く受けないことを保証する。トラ
ンジスタバイアスは、ベース抵抗R4A,R5Aおよび
エミッタ抵抗R6Aによって発生される。周波数応答お
よび利得は、主にコンデンサC4Aおよび抵抗R7Aに
よって決定される。FM周波数においてネットワークの
利得を増大するためには、R7Aの値を小さくし、逆に
FM周波数においてネットワークの利得を減少させるに
は、R7Aの値を大きくする。FM利得を更に増大する
ためには、この能動ネットワークの特定実施例に組み込
むコンデンサC6Aの値を10ないし220ピコファラ
ッドの範囲とすればよい。AM周波数において利得を増
大するためには、C4Aの値を大きくする。ネットワー
クの出力は、コンデンサC5Aを介して無線機28に容
量的に結合されているので、無線機28が容量的に結合
されないと、出力を短絡(short out)することになる。
また、これは、能動インピーダンス整合ネットワーク4
4に必要とされる電力をケーブル30を通じて供給可能
とする。整合ネットワーク44への電力は、抵抗R1A
およびツエナーダイオードD1Aを介して供給され、車
両の電装品からの高い漏れ電圧に対する保護を行う。コ
ンデンサC1Aは、ノイズ除去(noise filtering) のた
めに設けられている。抵抗R2AおよびコンデンサC2
Aは、無線周波数における分離を行い、トランジスタR
3Aは、トランジスタ負荷である。インダクタL1を用
いて利得を更に大きくしてもよい。能動インピーダンス
整合ネットワークを用いる利点の1つに、異なるフロン
トガラスアンテナおよび/または車両の設計に対して、
部品の変更を必要としないことがあげられる。何故な
ら、出力インピーダンスのアンテナや車両の設計に対す
る感度が低いからである。能動インピーダンス整合ネッ
トワークは、アンテナ部品のインピーダンスの広い変動
範囲にわたり、所定の出力インピーダンスを与える。し
たがって、アンテナ装置全体の設計に対する柔軟性が高
くなる。加えて、能動整合ネットワークは、その信号増
幅のために、AM性能を高めるためにも用いることがで
き、更にインピーダンス変動範囲が広いアンテナについ
ては特に、受動整合ネットワークよりも全体的な性能向
上が得られる。表2は、図5に示す構成の能動インピー
ダンス整合ネットワーク44の一例を示す。
【表2】
【0019】インピーダンス整合ネットワーク42,4
4は、使用可能な代表的ネットワークであり、異なるタ
イプおよび異なる数の部品を有する受動および能動イン
ピーダンス整合ネットワークも、既に述べたように、ア
ンテナ素子20のインピーダンスを整合即ち変換するた
めに使用可能であることは認められよう。
【0020】いずれのタイプの整合ネットワークでも、
プリント回路基板上において約0.5平方インチ(3.
23平方センチメートル)の面積で形成することがで
き、アンテナへの接続、同軸ケーブル30への接続およ
び典型的に車両のシャーシである接地への接続を必要と
することが考えられる。能動インピーダンス整合ネット
ワークは、更に、電力接続を必要とするが、これは別個
の電力接続から得ることも同軸ケーブル30から得るこ
とも可能である。
【0021】本発明では、インピーダンス整合ネットワ
ークは、フロントガラス12のためのコネクタ32に組
み込まれる。このために、本発明の一特定実施例では、
整合ネットワーク回路を回路基板46上に形成する。回
路基板46は、更に、同軸ケーブル30に接続する出力
リード48および車体に接地される接地リード50を含
む。能動インピーダンス整合ネットワークは、更に、ネ
ットワークを電源54に接続するリード52を含む。電
源54は、車両のバッテリであることが好ましい。接地
リード50は、電源に対する接地として動作する。本発
明を限定する訳ではないが、リード48,50,52
は、例えば、20ゲージ絶縁銅線(20 gauge insulated
copper wire)のようなワイヤとすればよく、ワイヤの端
部は、回路基板46を適正な入力装置または出力装置に
接続する追加のコネクタを含んでもよい。各ワイヤは、
図3に示すようなJASOピン56または他の公知のタイプ
の端部コネクタのいずれかを含むことができるが、これ
は本発明を限定するものではない。代替案として、リー
ドの端部を配線ハーネス(図示せず)に組み込み、コネ
クタ32のアンテナ装置10に対する単一接続を設けて
もよい。コネクタ32をアンテナ素子20または延長部
40に電気的に結合するためには、回路基板46は、少
なくとも基板46の一部がアンテナ素子20または延長
部40の一部を覆うように配置することが好ましい。本
発明の一特定実施例では、回路基板46は、両面基板で
あり、第1表面58には少なくとも表面58の一部に金
属コーティングが施されており、その反対側の表面60
上にはプリント回路がある。本発明を限定するのではな
いが、表面58上の金属コーティングは、はんだ、例え
ば、錫および鉛のはんだとすることが好ましい。基板4
6上の整合ネットワークの電気部品は、図2に示すよう
に領域62内に位置付けられる。基板46は、表面58
に沿って塗布される接着剤64によって切り欠き36内
に固着される。接着剤64は、コネクタ32およびアン
テナ素子20または延長部40間を直接電気接続する導
電性のものとすればよく、あるいは電気接続を容量的に
行う非導電性のものでもよい。接着剤64は、いずれか
の好都合な方法で表面58に被着すればよい。例えば、
吹きかけたり、両面テープとして被着してもよい。本発
明の一特定実施例では、接着剤64は、Wisconsin 州Ra
cineのSpecialty Tapes から入手可能な厚さ0.002
インチ(0.05mm)のCD9082という導電性両面テー
プとした。コネクタ32およびアンテナ素子20または
延長部40間に直接電気的な接続を行う場合は、回路基
板46の表面積を十分に大きく取り、導電性接着剤64
が電気的に障害を発生した場合にも、コネクタ32がア
ンテナ素子20または延長部40と容量性接続を維持す
ることにより、アンテナ装置の継続動作を可能とするこ
とが望ましい場合もある。容量性接続に必要なコネクタ
32の回路基板46の表面積は、表面58およびアンテ
ナ素子20間の間隔、即ち、接着剤64の厚さならびに
接着剤に用いられる材料のタイプを一部基準とする。基
板46の対向面58,60間の電気的接続は、いずれか
の好都合な方法で行えばよく、例えば、基板46を貫通
する開口66を設け、対向する表面を電気的に相互接続
する。必要であれば、フロントガラス12の外面を通じ
て見た場合に、コネクタ32を隠すように着色剤を接着
剤64に添加してもよい。
【0022】図2に示した本発明の特定実施例では、イ
ンピーダンス整合ネットワークが延長部40を覆い、か
つ、これに固着することによって、アンテナ素子20に
電気的に接続するように、コネクタ32を配置したが、
コネクタ32の配置は、コネクタ32の一部がガラス層
14の表面22を直接覆い、および/またはこれに固着
するようにしてもよいことが考えられる。更に、コネク
タ32は、層14の表面22上に、その全体を配置し、
追加のリード素子(図示せず)がインピーダンス整合ネ
ットワークをアンテナ素子20または延長部40に電気
的に結合してもよいことも考えられる。
【0023】既に述べたように、コネクタ32は、フロ
ントガラス12の縁34に沿った切り欠き36内に配置
される。切り欠き36は、コネクタ32を収容できる大
きさであると共に、コネクタ32の縁68およびフロン
トガラス12の縁34間に十分な空間を設け、封止剤3
8がコネクタ32を完全に覆い、かつ切り欠き領域36
内に封止し、フロントガラスの縁34および切り欠きの
縁70に沿って連続的な水分に対するバリアを設けるこ
とを保証しなければならない。コネクタの縁68および
フロントガラスの縁34間には、少なくとも1ミリメー
トルの空間を取るべきであり、少なくとも3ミリメート
ルあると好ましい。
【0024】基板46の厚さおよび回路部品のサイズ
は、最小に抑えることが好ましい。これは、先に述べた
ように、コネクタ32をフロントガラス12の切り欠き
領域36内に配置する場合には特に重要である。即ち、
コネクタ32の全体としての厚さは、切り欠き領域36
の深さである約0.12インチ(3.05mm)未満と
するようにする。本発明の一実施例では、基板46の厚
さは、約0.037インチ(0.75mm)であり、厚
さ約0.002インチ(0.051mm)の接着剤64
を含み、更にネットワーク部品の最大高さは、コネクタ
全体の厚みが約0.096インチ(2.44mm)であ
るのに対して、約0.063インチ(1.6mm)であ
ることが考えられる。
【0025】切り欠き領域36には、非導電性封止剤3
8を充填しコネクタ32を保護すると共にこれを適所に
固着し切り欠き領域36内のアンテナ素子20の部分を
封止し、更に水分バリアを形成することによって切り欠
き領域36の露出する縁70を封止する。加えて、内側
ガラス層16の表面24に沿って封止剤38の表面72
が、フロントガラス12の内側層16の表面24に沿っ
て滑らかで堅い連続面を形成することにより、フロント
ガラス接着剤塗布および装着システムを妨害しないよう
にすることが好ましい。本発明を限定する訳ではない
が、封止剤38は、室温で硬化可能な物質であることが
好ましく、切り欠き36に注入し硬化したときに、好ま
しくは、ショアーA硬度(Shore A Hardness)が少なくと
も約85である硬質面を得るようにする。更に、封止剤
は、コネクタ32をアンテナから電気的に分離するよう
にアンテナ素子20または延長部40を形成する物質に
悪影響を与えたり、コネクタ32のインピーダンス整合
ネットワークの回路に悪影響を与えてはならない。必要
であれば、設置の前にネットワークを保護物質に密封し
てもよい。
【0026】本発明の特定実施例では、切り欠き領域3
6には、Minnesota 州St. Paulの3MCompanyから入手可
能な、Scotch-Weld DP-110エポキシを充填するとよい。
これは、非導電性の室温で硬化可能な二液型エポキシ(t
wo-part epoxy)である。この特定の封止剤は、シラン、
例えば、Michigan州Midland のDow Corning から入手可
能なDow Corning (登録商標)Z-6040シランをエポキシ
樹脂成分に添加し、この際樹脂の約0.2ないし0.8
wt%、好ましくは0.5ないし2wt%に等しい量と
することにより、封止剤のガラスに対する接合性を高め
ることによって改質をおこなってもよい。加えて、カー
ボンブラック、例えば、Texas 州BorgerのJ.M. Huber C
orporationから入手可能なArospere(商標)11V カーボ
ン・ブラックを添加し、自動車両のフロントガラス12
の外枠の縁部分周囲に典型的に被着する黒いセラミック
の縁取り(図示せず)と一致する黒い外観を与えること
によって、充填した切り欠きを「隠す」ようにしてもよ
い。また、カーボンブラックは、エポキシの硬化促進剤
に、この硬化促進剤の約1ないし1.5wt%に等しい
量で添加してもよい。こうすることにより、封止剤は、
約15分後には固化するので、その扱いは一層容易とな
る。適用の前および/または後に、この特定のエポキシ
封止剤を加熱することにより、その硬化時間を短縮する
ことも認められよう。完全に硬化した場合、エポキシの
ショアーA硬度は、約88となることが予測される。上
述の封止剤の代わりとして、Ohio州Akron のBF Goodric
h, Adhesive Systems Divisionから入手可能な二液型可
撓性エポキシである、Plastilok (登録商標)421 エポ
キシ、Wisconsin 州GermantownのAdvanced Polymer Con
cepts から入手可能な二液構造型接着剤(two-part stru
ctural adhesive)であるW041696 T1 Blackを用いて切り
欠き36を封止してもよい。
【0027】先に述べた本発明の特定実施例では、イン
ピーダンス整合ネットワークを回路基板上に実装した
が、ネットワーク部品は、プラスチック基板のような、
他のタイプの基板上に実装してもよい。尚、他のタイプ
の基板はプラスチック基板に限定されるのではない。加
えて、インピーダンス整合ネットワークは、フロントガ
ラス12に配置し固着した集積回路に組み込むことによ
って、回路基板に関して先に述べたように、アンテナ素
子20に電気的に結合するようにしてもよい。更に、基
板を用いずにインピーダンス整合ネットワークの部品を
直接ガラス表面22および/またはアンテナ素子20や
延長部40に装着してもよいことも考えられる。このよ
うな形態のインピーダンス整合ネットワークは、切り欠
き領域36内に配置し、先に述べたように封止すること
ができる。
【0028】先に述べたように、接着剤64を用いずに
コネクタ32をインピーダンス整合ネットワークと共に
フロントガラス12に固着してもよいことが考えられ
る。即ち、外側層14のガラス表面22、あるいはアン
テナ素子20または延長部40に直接コネクタをはんだ
付けしてもよい。更に、インピーダンス整合ネットワー
クを、当技術では公知のタイプの金属帯状体または接続
クリップに装着し、電気的に相互接続し、例えば、はん
だまたは接着テープのようないずれかの好都合な方法で
帯状体またはクリップを層14、アンテナ素子20また
は延長部40に固着することによって、インピーダンス
整合ネットワークをフロントガラス12に固着してもよ
いことも考えられる。
【0029】上述のフロントガラスを製造する際、所望
のアンテナパターンを与えるマスクを用いて、当技術で
は公知のいずれかの方法で、透明な導電性コーティング
をガラス層14の表面22に被着する。代替案として、
ガラス層14の表面22全体にコーティングを施し、そ
の後コーティングの選択部分を除去することによって、
所望のアンテナパターンを得るようにしてもよい。先に
述べたように、コーティングの縁をガラス層14の縁か
ら離間することによって、コーティングが確実にフロン
トガラス12内に封止されるようにすることが好まし
い。更に、コーティングをガラス層14の縁から十分な
距離だけ離間することによって、アンテナ装置の性能に
悪影響を与え得るアンテナ・コーティングと車両の金属
フレームとの間のあらゆる容量性結合を回避するように
することも望ましい。本発明を限定する訳ではないが、
一実施例では、コーティングは、最低でも約13mmガ
ラス層14の縁から離間した。コーティングの後、ガラ
ス層14を切り欠き領域36に対応する切除領域を含む
ガラス層16と組み合わせ、当技術では公知の技法、例
えば、重力垂下曲げ加工(gravity sag bending) を用い
て、双方のガラス層を同時に整形する。必要であれば、
アンテナ素子20を取り付ける前に、および/または個
別にガラス層14,16を整形してもよい。整形の後、
中間層18をガラス層14,16間に挿入する。その
際、中間層18の切除領域を切り欠き領域36に対応さ
せる。次に、当技術では公知の技法を用いて、この構造
体全体のガス抜き(de-air)および積層を行い、一元構造
を形成する。積層の後、切り欠き領域36をきれいに拭
い、切り欠き領域36内の接着剤64によってコネクタ
32を延長部40に固着する。本発明を限定する訳では
ないが、一実施例では、ガラス層14の縁34からコネ
クタ32を約15mm離間した。リード48,50(能
動整合ネットワークの場合は52も含む)の端部を切り
欠き36から除去し、次いで、非導電性封止剤38によ
って切り欠き36を充填する。
【0030】上述の本発明は、アンテナ素子20には1
つの電気接続を含むのみであったが、ここに開示するタ
イプのアンテナ素子20には、ここに開示したのと同様
の方法でフロントガラス12の1つまたはいくつかの縁
に沿って、多数の接続を形成してもよいことは認められ
よう。
【0031】図6を参照すると、ここに開示するインピ
ーダンス整合ネットワークは、積層体の中にあるアンテ
ナ素子20に容量性接続を形成するためにも使用可能で
あることが考えられる。積層体の外側主面にコネクタを
固着する、例えば、フロントガラス12の内側層16の
表面24にコネクタ32を固着する。このタイプの構成
において容量性接続を用いる場合の問題は、コネクタに
必要なサイズである。容量性結合の有効性は、コネクタ
のサイズおよび信号の周波数に依存する。FM無線信号
のように比較的高い周波数は、AM無線信号のような、
それよりも低い周波数よりも必要な面積は少なくて済
む。厚さ0.090インチ(2.23mm)のガラス層
16、厚さ0.030インチ(0.76mm)のポリビ
ニル・ブチラール中間層18および平方当たり約3ない
し4オームの導電性コーティング20の電気的特性を基
準として周波数が低い方のAM信号では、層16の表面
24に沿って配置されるコネクタは、アンテナコーティ
ング20の約20平方インチ(129平方センチメート
ル)にわたって覆い被さり、直接電気接続と等価な接続
を得なければならないことが考えられる。コネクタ32
のサイズは、約1ないし5平方インチ(6.54ないし
32.26平方センチメートル)まで小型化が可能であ
り、コネクタ32に組み込まれる整合ネットワークを用
いてインピーダンスの整合およびAM信号のブーストが
可能であると確信する。
【0032】ここに開示するようなコネクタは、アンテ
ナ素子を透明板(transparency)内に積層しないアンテナ
装置と組み合わせて用いることも可能である。即ち、図
7を参照すると、システム110の透明板112は、当
該透明板の表面124に固着されたアンテナ素子120
を含む。透明板112は、車両の後部および両側の窓と
することができるガラスまたはプラスチック層である。
素子120は、当技術では公知のように、コーティン
グ、ワイヤおよび/または導電性セラミック塗料とする
ことができる。コネクタ132は、先に述べたコネクタ
32と構造が類似しており、素子120の一部を覆うよ
うに表面124に固着することができる。アンテナ素子
120およびコネクタ132間の接続は、使用する接着
剤のタイプによって、直接接続または容量性接続とすれ
ばよい。コネクタ132は、コネクタのプリント回路基
板に沿ったネットワーク部品を保護するために、保護用
コーティングを必要とする場合もあることが考えられ
る。また、透明板112は、当技術では公知のタイプの
加熱システム(図示せず)を更に含む場合、この加熱シ
ステムの電力は、コネクタ132を通じて供給され、イ
ンピーダンス整合ネットワーク回路は、加熱システムに
電力を供給するDC電流からアンテナからのAC信号を
分離するために追加の部品を必要とすることを考えるべ
きであろう。
【0033】この開示に基づいて、アンテナ素子を可撓
性層内に組み込みコネクタを可撓性層に固着することに
より、そのインピーダンス整合ネットワークをアンテナ
素子に電気的に結合するように、透明なアンテナ装置を
製造可能であることが考えられる。必要であれば、この
可撓性アンテナ装置は、他の層と組み合わせてもよい。
例えば、可撓性アンテナは、ガラスまたはプラスチック
のような1枚以上の剛性層に固着して積層体を形成する
ことができ、あるいは建築物の窓ガラスユニットの2枚
の離間したガラスシート間に配置することもできる。
【0034】これまでに説明し図示した本発明は、その
例示的な好適実施例の一記載を代表するものである。特
許請求の範囲に規定した本発明の主旨から逸脱すること
なく、種々の変更が可能であることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層体の縁に沿った切り欠きに配置された、本
発明の特徴を組み込んだコネクタを有する積層ガラスア
ンテナの平面図。
【図2】コネクタがインピーダンス整合ネットワークを
有する図1に示したアンテナの接続領域の拡大平面図。
【図3】図2の線3−3に沿った図。
【図4】代表的な受動インピーダンス整合ネットワーク
の電気回路図。
【図5】代表的な能動インピーダンス整合ネットワーク
の電気回路図。
【図6】本発明の他の実施例を示す、図3と同様の図。
【図7】本発明の他の実施例を示す、図1と同様の図。
【符号の説明】
12 フロントガラス 14 外側ガラス層 16 内側ガラス層 18 熱可塑性中間層 20 アンテナ素子 26 アンテナフィード構成 28 電磁エネルギ送信および/または受信部 30 同軸ケーブル 32 コネクタ 34 上縁 36 切り欠き領域 38 封止材 40 延長部 42 受動インピーダンス整合ネットワーク 44 能動インピーダンス整合ネットワーク 46 回路基板 48 出力リード 50 接地リード 52 リード 54 電源 56 JASOピン 64 接着剤 110 システム 112 透明板 120 アンテナ素子 132 コネクタ L1P〜L6P インダクタ C1P〜C6P コンデンサ Q1A RFトランジスタ R1A〜R7A 抵抗 C1A〜C6A コンデンサ D1A ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド エイ.サール アメリカ合衆国ニュージャージー州ローレ ンスビル,ベニントン ドライブ 8

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスアンテナ装置であって、 ガラス基板と、 前記基板の主面に沿って配置された少なくとも1つの導
    電性アンテナ素子であって、所与の周波数帯域において
    変動するインピーダンスを有する前記アンテナ素子と、 インピーダンス整合ネットワークと、前記ネットワーク
    を電磁エネルギ送信および/または受信部のフィードラ
    インに電気的に相互接続する手段とを含むコネクタであ
    って、前記インピーダンス整合ネットワークが、前記ア
    ンテナ素子の前記インピーダンスを所望のインピーダン
    スに変換する前記コネクタと、 前記インピーダンス整合ネットワークが前記アンテナ素
    子に電気的に結合されるような位置で前記コネクタを前
    記ガラス基板に固着する手段と、から成ることを特徴と
    するガラスアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス整合ネットワークが
    受動インピーダンス整合ネットワークであることを特徴
    とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンス整合ネットワークが
    能動インピーダンス整合ネットワークであり、該能動イ
    ンピーダンス整合ネットワークに電力を供給する手段を
    更に含むことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記インピーダンス整合ネットワークが
    プリント回路基板の第1表面上に形成され、前記基板の
    対向する第2表面が導電性コーティングを含み、前記固
    着手段が、前記第2表面の少なくとも一部が前記アンテ
    ナ素子の少なくとも一部を覆うように前記基板を前記ガ
    ラス基板に固着する手段を含むことを特徴とする請求項
    1記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記インピーダンス整合ネットワークが
    プリント回路基板の第1表面上に形成され、該基板の対
    向する第2表面が導電性コーティングを含み、前記アン
    テナ素子が導電性延長部を含み、更に前記固着手段が、
    前記第2表面の少なくとも一部が前記延長部の少なくと
    も一部を覆うように前記基板を前記ガラス基板に固着す
    る手段を含むことを特徴とする請求項1記載のアンテナ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記固着手段が、前記基板の前記第2主
    面に沿った接着剤であることを特徴とする請求項5記載
    のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】前記接着剤が、導電性接着剤であることを
    特徴とする請求項6記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記接着剤が、非導電性接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項6記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記アンテナ素子が、少なくとも1つの
    透明導電性コーティングを含むことを特徴とする請求項
    1記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 前記ガラス基板が第1ガラス層であ
    り、該第1ガラス層に固着された第2ガラス層を更に含
    み、更に、前記アンテナ素子を前記第1および第2ガラ
    ス層の間に配置したことを特徴とする請求項9記載のア
    ンテナ装置。
  11. 【請求項11】 前記第2ガラス層が、該第2ガラス層
    の縁に沿って切除した切り欠き領域を含み、前記アンテ
    ナ素子の一部が前記切り欠き領域内に延び、前記コネク
    タを前記切り欠き領域内において前記アンテナ素子の前
    記一部に固着したことを特徴とする請求項10記載のア
    ンテナ装置。
  12. 【請求項12】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が受動インピーダンス整合ネットワークであることを特
    徴とする請求項10記載のアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、能動インピーダンス整合ネットワークであり、前記
    能動インピーダンス整合ネットワークに電力を供給する
    手段を更に含むことを特徴とする請求項10記載のアン
    テナ装置。
  14. 【請求項14】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、第1インピーダンス整合ネットワークであり、前記
    コネクタが、前記第1ガラス層の第1位置に固着された
    第1コネクタであり、追加のインピーダンス整合ネット
    ワークを有する少なくとも1つの追加のコネクタを更に
    含み、前記追加のコネクタは、前記追加のインピーダン
    ス整合ネットワークを前記アンテナ素子に電気的に結合
    するように前記基板上のダイ2位置において前記第1ガ
    ラス層に固着されていることを特徴とする請求項10記
    載のアンテナ装置。
  15. 【請求項15】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、プリント回路基板の第1表面上に形成され、該基板
    の対向する第2表面が、導電性コーティングを含むこと
    を特徴とする請求項10記載のアンテナ装置。
  16. 【請求項16】 前記アンテナ素子が、導電性延長部を
    含み、前記固着手段が、前記基板の前記第2表面の少な
    くとも一部が前記延長部の少なくとも一部を覆うように
    前記基板を前記第1ガラス層に固着する手段を含むこと
    を特徴とする請求項15記載のアンテナ装置。
  17. 【請求項17】 ガラスアンテナ装置であって、 第1ガラスシートと、 前記第1ガラスシートに固着され積層構造体を形成する
    第2ガラスシートと、前記構造体に沿った接続領域と、 前記第1および第2シートの間に位置するように前記第
    1ガラスシートの主面に沿って配置された少なくとも1
    つの導電性アンテナ素子であって、所与の周波数帯域に
    わたって変動するインピーダンスを有する前記アンテナ
    素子と、 前記アンテナ素子から前記接続領域まで延びる導電性延
    長部材と、 プリント回路基板の第1主面に沿って形成されたインピ
    ーダンス整合ネットワークと、対向する第2主面に沿っ
    た導電性コーティングと、前記ネットワークを電磁エネ
    ルギ送信および/または受信部のフィードラインに電気
    的に相互接続する手段とを含むコネクタであって、前記
    インピーダンス整合ネットワークが、前記アンテナ素子
    の前記インピーダンスを所望のインピーダンスに変換す
    る前記コネクタと、 前記インピーダンス整合ネットワークを前記アンテナ素
    子に電気的に結合するように前記コネクタを前記接続領
    域の位置に固着する手段と、から成ることを特徴とする
    ガラスアンテナ装置。
  18. 【請求項18】 前記コネクタは、該コネクタの前記第
    2主面の少なくとも一部が、前記延長部材の少なくとも
    一部を覆うような位置において前記第1ガラスシートの
    前記主面に固着されていることを特徴とする請求項17
    記載のガラスアンテナ装置。
  19. 【請求項19】 前記コネクタは、該コネクタの前記第
    2主面の少なくとも一部が前記延長部材の少なくとも一
    部を覆うような位置において前記第2ガラスシートの主
    面に固着されていることを特徴とする請求項17記載の
    ガラスアンテナ装置。
  20. 【請求項20】 透明アンテナ装置であって、 透明基板と、 前記基板の主面に沿って配置された少なくとも1つの導
    電性アンテナ素子であって、所与の周波数帯域にわたっ
    て変動するインピーダンスを与える前記アンテナ素子
    と、 前記基板に固着されたインピーダンス整合ネットワーク
    であって、該インピーダンス整合ネットワークは、前記
    アンテナ素子の一部に電気的に結合されるような位置に
    あり、前記アンテナ素子の前記インピーダンスを所望の
    インピーダンスに変換する前記インピーダンス整合ネッ
    トワークと、 前記ネットワークを電磁エネルギ送信および/または受
    信部のフィードラインに電気的に相互接続する手段と、
    から成ることを特徴とする透明アンテナ装置。
  21. 【請求項21】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、非導電性基板上に形成され、前記インピーダンス整
    合ネットワークを前記アンテナ素子に電気的に結合する
    ように前記非導電性基板を前記透明基板に固着する手段
    を更に含むことを特徴とする請求項20記載の透明アン
    テナ装置。
  22. 【請求項22】 前記非導電性基板が、プリント回路基
    板であり、前記インピーダンス整合ネットワークが、前
    記基板の第1主面に沿って形成され、前記基板の対向す
    る主面が導電性コーティングを含むことを特徴とする請
    求項21記載の透明アンテナ装置。
  23. 【請求項23】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、前記透明基板に固着された集積回路に組み込まれて
    いることを特徴とする請求項20記載の透明アンテナ装
    置。
  24. 【請求項24】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、前記透明基板に直接固着された電気部品を含むこと
    を特徴とする請求項20記載の透明アンテナ装置。
  25. 【請求項25】 アンテナを電磁エネルギ送信および/
    または受信部のフィードラインに接続するコネクタであ
    って、 プリント回路基板と、 前記基板の第1主面に沿い、前記基板の対向する第2主
    面に電気的に接続されたインピーダンス整合ネットワー
    クと、 前記基板の前記対向する第2主面に沿った導電性コーテ
    ィングと、 前記コネクタを前記電磁エネルギ送信および/または受
    信部の前記フィードラインに接続する手段と、から成る
    ことを特徴とするコネクタ。
  26. 【請求項26】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、受動インピーダンス整合ネットワークであることを
    特徴とする請求項25記載のコネクタ。
  27. 【請求項27】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、能動インピーダンス整合ネットワークであり、前記
    能動ネットワークの電源への電気的接続を与える手段を
    更に含むことを特徴とする請求項25記載のコネクタ。
  28. 【請求項28】 前記基板の前記第2主面に沿った接着
    剤を更に含むことを特徴とする請求項25記載のコネク
    タ。
  29. 【請求項29】 前記接着剤が、非導電性接着剤である
    ことを特徴とする請求項28記載のコネクタ。
  30. 【請求項30】 前記接着剤が、導電性接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項28記載のコネクタ。
  31. 【請求項31】 アンテナを電磁エネルギ送信および/
    または受信部のフィードラインに接続するコネクタであ
    って、 インピーダンス整合ネットワークと、 前記コネクタを前記電磁エネルギ送信および/または受
    信部の前記フィードラインに接続する手段と、から成る
    ことを特徴とするコネクタ。
  32. 【請求項32】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    が、集積回路に内蔵されていることを特徴とする請求項
    31記載のネットワーク。
  33. 【請求項33】 前記インピーダンス整合ネットワーク
    を前記アンテナ素子に電気的に結合するように前記コネ
    クタをアンテナ素子に固着する手段を更に含むことを特
    徴とする請求項31記載のコネクタ。
  34. 【請求項34】 透明アンテナ装置の製造方法であっ
    て、 所与の周波数帯域にわたって変動するインピーダンスを
    与える少なくとも1つの導電性アンテナ素子を剛性透明
    基板の主面に沿って配置するステップと、 前記アンテナ素子の前記インピーダンスを所望のインピ
    ーダンスに変換するインピーダンス整合ネットワーク
    を、前記基板上において該インピーダンス整合ネットワ
    ークを前記アンテナ素子の一部に電気的に結合するよう
    な位置で固着するステップと、 前記ネットワークを電磁エネルギ送信および/または受
    信部のフィードラインに電気的に相互接続するステップ
    と、から成ることを特徴とする方法。
  35. 【請求項35】 前記アンテナ素子は、透明な導電性コ
    ーティングであり、前記剛性透明基板は、第1ガラス層
    であり、第2ガラス層を前記第1ガラス層に固着し、前
    記アンテナ素子を前記第1および第2ガラス層間に配置
    するステップを更に含むことを特徴とする請求項34記
    載の方法。
  36. 【請求項36】 前記第2ガラス層の縁に沿って切除し
    た切り欠き領域を形成するステップと、 前記アンテナ素子の一部を前記切り欠き領域内に延長す
    るステップと、 前記切り欠き領域において前記インピーダンス整合ネッ
    トワークを前記アンテナ素子の前記一部に固着するステ
    ップと、を更に含むことを特徴とする請求項35記載の
    方法。
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