JPH1022395A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH1022395A JPH1022395A JP16910696A JP16910696A JPH1022395A JP H1022395 A JPH1022395 A JP H1022395A JP 16910696 A JP16910696 A JP 16910696A JP 16910696 A JP16910696 A JP 16910696A JP H1022395 A JPH1022395 A JP H1022395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- zener
- base
- emitter
- semiconductor device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
- Bipolar Integrated Circuits (AREA)
Abstract
ド内蔵トランジスタを提供する。 【解決手段】 一導電型半導体基板11のコレクタ領域
12の表面に形成した他導電型ベース領域13と,この
ベース領域13内の表面に形成した一導電型エミッタ領
域16と、各領域の表面に形成した絶縁膜21のベース
領域13とエミッタ領域16にコンタクト用の窓をあけ
て形成したベース電極18とエミッタ電極17とを具備
する半導体装置において、ベース領域13に形成した表
面から底部に抜けた貫通領域14にコレクタ領域12よ
り高濃度の一導電型不純物のツェナ領域15を設け、少
なくともツェナ領域15上にベース領域18とツェナ領
域15間の耐圧でツェナ領域15表面が反転しない厚さ
の絶縁膜21を設け、ベース電極18またはエミッタ電
極17でツェナ領域15上の絶縁膜21を介して被覆し
た半導体装置。
Description
特にサージ破壊を防止するツェナダイオードを内蔵した
トランジスタに関する。
体装置は、図6に示し、1はシリコンからなるN+型半
導体基板、2はN−型コレクタ領域、3はP型ベース領
域、4はN+型コレクタ表面領域、5はN+型エミッタ
領域、6はエミッタ電極、7はベース電極、8は酸化膜
である。ここでP型ベース領域3をアノード、N+型コ
レクタ表面領域4をカソードとしてコレクタ領域2、ベ
ース領域3間でツェナダイオードと、N+型エミッタ領
域5、P型ベース領域3、N−型コレクタ領域2により
NPNトランジスタとを構成している。
コレクタ領域2に正、ベース電極7に負の電圧が印加さ
れることにより、高濃度コレクタ表面領域4の表面で酸
化膜8中の可動イオンや外装樹脂中の可動イオンの影響
により生じる空乏層が高濃度コレクタ表面領域を横方向
に広がりツェナダイオードのブレークダウン電圧(ツェ
ナ耐圧)が変動する問題があった。また、可動イオンの
影響を減らすために、ベース電極で高濃度コレクタ表面
領域上の酸化膜を覆う場合、ベース電極と高濃度コレク
タ表面領域外へのはみ出し長さとの対応関係により耐圧
が安定しないといった問題があった。
するために提案されたもので、一導電型半導体基板のコ
レクタ領域の表面に形成した他導電型ベース領域と,こ
のベース領域内の表面に形成した一導電型エミッタ領域
と、各領域の表面に形成した絶縁膜のベース領域とエミ
ッタ領域にコンタクト用の窓をあけて形成したベース電
極とエミッタ電極とを具備する半導体装置において、ベ
ース領域に形成した表面から底部に抜けた貫通領域にコ
レクタ領域より高濃度の一導電型不純物のツェナ領域を
設け、少なくともツェナ領域上にベース領域とツェナ領
域間の耐圧でツェナ領域表面が反転しない厚さの絶縁膜
を設け、ベース電極またはエミッタ電極でツェナ領域上
の絶縁膜を介して被覆した半導体装置を提供する。この
ように、ツェナダイオードの一導電型のツェナ領域が他
導電型のベース領域に囲まれることでガードリング効果
を有するとともに、ツェナ領域の表面部分の絶縁膜の厚
さを所望のツェナ耐圧以下でツェナ領域に反転層が形成
しない厚さ以上とし、かつ、この絶縁膜をベース電極ま
たはエミッタ電極で被覆することにより安定したツェナ
耐圧を得ることができる。
とコレクタ領域との表面の境界近傍に沿って、かつエミ
ッタ領域を囲んで形成した半導体装置を提供する。この
ように、貫通領域をリング状に形成し、そこにツェナ領
域を形成したので、ツェナ領域の外側のベース領域はガ
ードリングとなり、このガードリングの効果で耐圧は高
くなる。したがって、ツェナ耐圧を安定して得ることが
できる。
とコレクタ領域との表面の境界に沿う方向を分断するよ
うに複数に分割して形成した半導体装置を提供する。こ
のように、貫通領域を分割してリング状に形成し、そこ
にツェナ領域を形成したので、ツェナ領域は同じ拡散の
ベース領域で囲まれ、ツェナ耐圧を安定して得ることが
できる。
表面に形成した他導電型ベース領域と、このベース領域
内の表面に形成した一導電型エミッタ領域と、各領域の
表面に形成した絶縁膜のベース領域とエミッタ領域にコ
ンタクト用の窓をあけて形成したベース電極とエミッタ
電極とを具備する半導体装置において、ベース領域にベ
ース領域とコレクタ領域との境界に沿って、かつエミッ
タ領域を囲んで表面から底部に抜けた他導電型不純物を
拡散しない貫通領域を形成し、この貫通領域に半導体基
板より高濃度の一導電型不純物のツェナ領域を形成し、
絶縁膜を少なくともツェナ領域上にはベース領域とツェ
ナ領域間の耐圧でツェナ領域表面が反転しない厚さに形
成し、ツェナ領域の内側のベース領域と外側のベース領
域をツェナ領域上の絶縁膜を介してベース電極で電気的
に接続した半導体装置を提供する。このように、ツェナ
領域の表面部分の絶縁膜の厚さを所望のツェナ耐圧以下
でツェナ領域に反転層が形成しない厚さ以上とし、ツェ
ナ領域の外側ベース領域と内側ベース領域とをツェナ領
域上の絶縁膜を介してベース電極で電気的に接続したの
で、ツェナ領域が同じ電位のベース領域で囲まれツェナ
耐圧を安定して得ることができる。
成した半導体装置を提供する。この場合、通常ベース領
域下面と貫通領域のコーナの境界で最も早くブレークダ
ウンするが、この領域のコレクタ領域の濃度が低いた
め、ブレークダウンはツェナ領域でおこりツェナ耐圧を
安定して得ることができる。
リンガラス層で形成した半導体装置を提供する。このよ
うに、リンガラス層を酸化膜上に形成したことにより、
可動イオンをトラップする効果が強いので、ツェナ耐圧
を安定して得ることができる。
ス領域から延びる空乏層より広くした半導体装置を提供
する。このように、貫通領域の幅を貫通領域を囲むベー
ス領域から延びる空乏層より広くしたので、両側の空乏
層同志が重なることがなくなる。あるいは、リング状ツ
ェナ領域の内側の空乏層が電気的に分離されたリング状
ツェナ領域の外側のベース領域にぶつかることがなくな
る。その結果、ツェナ領域でブレークダウンし、ツェナ
耐圧を安定して得ることができる。
いて図1の半導体装置の側断面図、図2の図1のA−A
での断面図を用いて説明する。
型半導体基板、12はN−型コレクタ領域、13は他導
電型即ちP型ベース領域、14は貫通領域、15はN型
ツェナ領域、16はN+型エミッタ領域、17はエミッ
タ電極、18はベース電極、19はシリコン酸化膜、2
0はリンガラス層、21は絶縁膜で、シリコン酸化膜1
9とその上に形成したリンガラス層20とを合わせたも
のである。
説明する。N+型半導体基板11の主面にエピタキシャ
ル成長により、N−型コレクタ領域12を形成する。コ
レクタ領域12の表面にフォトリソグラフィを用いてボ
ロンをイオン注入した後に、熱拡散で角が丸い4角形の
P型ベース領域13を形成する。また、ベース領域13
は角が丸くなくてもよい。また、円形でも楕円形でもよ
い。このとき、ベース領域13にベース領域13とコレ
クタ領域12との表面の境界の近傍に沿ってベース領域
13の表面から底面にかけて、ボロンが拡散されない貫
通領域14を形成する。貫通領域14は平面形状が角が
丸く細長い矩形に分割し、4箇所形成する。貫通領域1
4の分割は4箇所に限るものではなく何個に分割しても
よい。また、貫通領域14は角が丸くなくてもよい。ま
た、円形や楕円形でもよい。ただし、分割したツェナ領
域15が同じ耐圧になるように分割する必要がある。つ
づいて、フォトリソグラフィを用いてこの貫通領域14
にリンをイオン注入した後に、熱拡散でベース領域13
と同じか浅く、コレクタ領域12より濃度の濃いN型ツ
ェナ領域15を形成する。したがって、ツェナ領域15
の下にはN−型の貫通領域14が残る。
ン酸化膜19を形成する。CVDにより形成してもよ
い。また、酸化膜に限らず窒化膜でもよい。つづいて、
フォトリソグラフィを用いて、ツェナ領域15より内側
の内側ベース領域13aの一部の表面にリン拡散をして
エミッタ領域16を形成する。ツェナ領域15が内側ベ
ース領域13aを介してエミッタ領域16を囲んだ形状
になる。このとき、シリコン酸化膜19上にリンガラス
層20が形成される。さらに、必要に応じてリンガラス
層20をCVDで積層して厚くしてもよい。
着を用いてベース領域13とエミッタ領域16のコンタ
クト領域にベース電極18とエミッタ電極17を形成す
る。このとき、ツェナ領域15上を絶縁膜21を介して
ベース電極18で覆い、ツェナ領域15の内側ベース領
域13aとツェナ領域15の外側の外側ベース領域13
bをベース電極18で電気的に接続する。また、分割さ
れたツェナ領域15間で内側ベース領域13aと外側ベ
ース領域13bは電気的に接続されているので、外側ベ
ース領域13bをベ−ス電極18で必ずしも接続する必
要はない。したがって、外側ベース領域13b上も絶縁
膜21を介してベース電極18で覆ってもよい。いづれ
の場合も、ベース電極18を外側ベース領域13bを越
えてコレクタ領域12の絶縁膜21上まで形成してもよ
い。また、トランジスタを動作させるときは、エミッタ
領域16とベ−ス領域13の電位差はVEBだけなので、
ベース電極18同様にエミッタ電極17で、ツェナ領域
15上を絶縁膜21を介して覆ってもよいし、外側ベー
ス領域13bを越えてコレクタ領域12の絶縁膜21上
まで覆ってもよい。
13、コレクタ領域12がエミッタ、ベース、コレクタ
としてNPNトランジスタを構成し、ツェナ領域15、
ベース領域13をカソード、アノードとしてコレクタ、
ベース間にツェナダイオードを構成する。
望の電圧即ちツェナ領域15でブレークダウンする電圧
で、絶縁膜21の下のツェナ領域15の表面に反転層を
形成しない厚さ以上にする。
通りになる。これは一般にMOS構造の理論式より tox=(Vz −Vfb−φs (inv ))(εox・εo )/
(q・Nd ・Ld ) ここで、tox :絶縁膜の厚さ Vz :ベース領域13とツェナ領域15間の耐圧(ツ
ェナ耐圧) Vfb :フラットバンド電圧 φs (inv ):反転時の表面ポテンシャル εox :絶縁膜の比誘電率 εo :真空の誘電率 q :電荷 Nd :ツェナ領域のドナーの濃度 Ld :縦方向の空乏層の幅 で導かれ所望のツェナ耐圧により、絶縁膜の厚さを必要
な厚さに設定すれば良い。例えば、ベース領域13とツ
ェナ領域15間の所望の耐圧を100Vとすると、絶縁
膜の厚さは1.5μm以上が必要となる。
0を形成した場合に可動イオンをトラップして、可動イ
オンの影響を防ぐ効果が強いので、ツェナ耐圧を安定し
て得ることができる。このとき、リンガラス層20の厚
さをシリコン酸化膜19の厚さ以上にするとより好まし
い。
特性等に与える効果を述べる。ツェナ領域15の深さは
ベース領域13の深さと同じか浅くする。ツェナ領域1
5の深さをベース領域13より深くすると、コレクタ領
域12とエミッタ領域16間の耐圧が低くなり、L負荷
耐量が低下するためである。また、ツェナ領域15の幅
は外側ベース領域13bと内周ベース領域13aから延
びる空乏層同志が互いに重なり合わない様な幅に設計す
る。空乏層の延びは不純物濃度が低い程大きい。したが
って、ツェナ領域15を拡散で形成しているので、ツェ
ナ領域15内の下方程不純物濃度が低くなる。したがっ
て、空乏層が重なり合うのは貫通領域14の下端から始
まる。空乏層同志が互いに重なり合うと、その領域より
上のツェナ領域15ではブレークダウンは起こらず、ベ
ース領域13底面と貫通領域14のコーナの境界で起こ
る。この領域でブレークダウンするとサージ破壊がおこ
りやすい。また、空乏層同志が重なりあわないように十
分広くしすぎると半導体装置のペレットサイズが大きく
なる。
外周とコレクタ領域12の境界を越えた絶縁膜21上ま
で形成してもよい。このとき、外側ベース領域13bの
外側のコレクタ領域12の絶縁膜21の下に空乏層が延
びて、コレクタ領域12上に延在したベース電極18の
長さのバラツキにより耐圧が不安定になっても、このと
きの最も低い耐圧よりツェナ領域15の耐圧が低くなる
ように、ツェナ領域15の不純物濃度をしておけばよ
い。
ース電極18はいわゆるMOS構造となっており、コレ
クタ、ベース間に逆電圧が印加された場合に絶縁膜21
が薄いと所望のツェナ耐圧に達する前にツェナ領域15
の表面が反転する。このため、ツェナ耐圧を決定するツ
ェナ領域15の空乏層がツェナ領域15のN型不純物の
濃度に係わらず延びなくなり、その他の領域で最も耐圧
の低い領域でブレークダウンする。その結果、ツェナ耐
圧が高くなり所望のツェナ耐圧が得ることができない。
しかし、所望のツェナ耐圧値以下ではツェナ領域15の
表面が反転しないように絶縁膜21の厚さを形成するこ
とにより、絶縁膜21の下のツェナ領域15のN型不純
物の濃度で決まる空乏層でブレークダウンするので、ツ
ェナ耐圧をコントロールすることができる。その結果安
定したツェナ耐圧が得られる。この反転層が発生する場
合と発生しない場合の、耐圧とツェナ領域15の不純物
濃度関係を図3に示す。
はツェナ領域の不純物濃度の変化に対する耐圧の変化が
大きいので、耐圧の高い領域での耐圧のコントロールが
困難であった。一方、本発明の絶縁膜の厚い構造では耐
圧の高い領域でも、ツェナ領域15の不純物濃度の変化
に対する耐圧の変化は緩やかであり、耐圧のコントロー
ルが容易にできる。以上によりコレクターベース間に逆
電圧が印加された場合ツェナ耐圧の変動が生じにくく、
かつ安定した耐圧のトタンジスタを得ることができる。
型として、NPNトランジスタについて説明したが、一
導電型をP型とし他導電型をN型として、PNPトラン
ジスタにも適用できる。
施の形態について図4の半導体装置の側断面図、図5の
図4のA−Aでの断面図を用いて説明する。
型半導体基板、32はN−型コレクタ領域、33は他導
電型即ちP型ベース領域、34は貫通領域、35はN型
ツェナ領域、36はN+型エミッタ領域、37はエミッ
タ電極、38はベース電極、39はシリコン酸化膜、4
0はリンガラス層、41は絶縁膜で、シリコン酸化膜3
9とその上に形成したリンガラス層40とを合わせたも
のである。
説明する。N+型半導体基板31の主面にエピタキシャ
ル成長により、N−型コレクタ領域32を形成する。コ
レクタ領域32の表面にフォトリソグラフィを用いてボ
ロンをイオン注入した後に、熱拡散で角が丸い4角形の
P型ベース領域33を形成する。このとき、ベース領域
33にベース領域33とコレクタ領域32との境界近傍
に沿ってベース領域33の表面から底面にかけて、角が
丸く、かつ同じ幅のリング状のボロンが拡散されない貫
通領域34を形成する。ベース領域33も貫通領域34
も角が丸くなくてもよい。また、円形でも楕円形でもよ
い。つづいて、フォトリソグラフィを用いてこの貫通領
域34にリンをイオン注入した後に、熱拡散でベース領
域33より浅く、コレクタ領域32より濃度の濃いN型
ツェナ領域35を形成する。したがって、ツェナ領域3
5の下にはN−型の貫通領域34が残る。
ン酸化膜39を形成する。CVDにより形成してもよ
い。また、窒化膜でもよい。つづいて、フォトリソグラ
フィを用いて、ツェナ領域35より内側ベース領域33
aの表面にリン拡散してエミッタ領域36を形成する。
ツェナ領域35が内側ベース領域33aを介してエミッ
タ領域を囲んだ形状になる。このとき、シリコン酸化膜
39上にリンガラス層40が形成される。さらに、必要
に応じてリンガラス層40をCVDで積層して厚くして
もよい。
着を用いてベース領域33とエミッタ領域36のコンタ
クト領域にベース電極38とエミッタ電極37を形成す
る。このとき、ツェナ領域35上を絶縁膜41を介して
ベース電極38で覆い、内側ベース領域33aとツェナ
領域35の外側の外側ベース領域33bをベース電極3
8で電気的に接続する。また、外側ベース領域33bを
ベース電極38で電気的に接続せず外側ベース領域33
bの上も絶縁膜41を介してベース電極38で覆っても
よい。いずれの場合も、ベース電極38を外側ベース領
域33bを越えてコレクタ領域32の絶縁膜41上に形
成してもよい。また、トランジスタを動作させるとき
は、エミッタ領域36とベ−ス領域33の電位差はVBE
であるので、エミッタ電極37でツェナ領域35上を絶
縁膜41を介してもよい。さらに、コレクタ領域32上
の絶縁膜41上まで覆ってもよい。
33、コレクタ領域32がエミッタ、ベース、コレクタ
としてNPNトランジスタを構成し、ツェナ領域35、
ベース領域33をカソード、アノードとしてコレクタ、
ベース間にツェナダイオードを構成する。
望の耐圧以下で、絶縁膜41の下のツェナ領域35の表
面に反転層が形成しない厚さ以上にする。このときの絶
縁膜41の厚さおよび構成は実施の形態1で示した通り
になる。
特性等に与える効果を発明の実施の形態1と異なる事項
についてのみ述べる。ベース電極38で外側ベース領域
33bと内側ベース領域を電気的に接続しないときは、
接続したときのツェナ領域35の幅の略1/2にするこ
とができる。これは外側ベース領域33とツェナ領域3
5間では空乏層ができないためである。
型として、NPNトランジスタについて説明したが、一
導電型をP型とし他導電型をN型として、PNPトラン
ジスタにも適用できる。
域がベース領域に囲まれ、表面部分をツェナー電圧以下
では反転しない厚さを有する絶縁膜を介してベース電極
で覆っているため、酸化膜や外装樹脂中の可動イオンの
影響を受けにくく、ツェナダイオードの不純物領域の不
純物濃度で容易にコントロールできる安定したツェナ耐
圧のトランジスタを得ることができる。
を形成したので、可動イオンのトラップが確実になさ
れ、安定したツェナ耐圧のトランジスタを得ることがで
きる。
断面図
断面図
Claims (7)
- 【請求項1】一導電型半導体基板のコレクタ領域の表面
に形成した他導電型ベース領域と,このベース領域内の
表面に形成した一導電型エミッタ領域と、前記各領域の
表面に形成した絶縁膜の前記ベース領域と前記エミッタ
領域にコンタクト用の窓をあけて形成したベース電極と
エミッタ電極とを具備する半導体装置において、 前記ベース領域に形成した表面から底部に抜けた貫通領
域に前記コレクタ領域より高濃度の一導電型不純物のツ
ェナ領域を設け、少なくとも前記ツェナ領域上に前記ベ
ース領域と前記ツェナ領域間の耐圧で前記ツェナ領域表
面が反転しない厚さの絶縁膜を設け、前記ベース電極ま
たは前記エミッタ電極で前記ツェナ領域上の前記絶縁膜
を介して被覆したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】前記貫通領域を前記ベース領域と前記コレ
クタ領域との表面の境界近傍に沿って、かつ前記エミッ
タ領域を囲んで形成したことを特徴とする請求項1記載
の半導体装置。 - 【請求項3】前記貫通領域を前記境界に沿う方向を分断
するように複数に分割して形成したことを特徴とする請
求項2記載の半導体装置。 - 【請求項4】一導電型半導体基板のコレクタ領域の表面
に形成した他導電型ベース領域と、このベース領域内の
表面に形成した一導電型エミッタ領域と、前記各領域の
表面に形成した絶縁膜の前記ベース領域と前記エミッタ
領域にコンタクト用の窓をあけて形成したベース電極と
エミッタ電極とを具備する半導体装置において、 前記ベース領域に前記ベース領域と前記コレクタ領域と
の境界に沿って、かつ前記エミッタ領域を囲んで表面か
ら底部に抜けた他導電型不純物を拡散しない貫通領域を
形成し、この貫通領域に前記半導体基板より高濃度の一
導電型不純物のツェナ領域を形成し、前記絶縁膜を少な
くとも前記ツェナ領域上には前記ベース領域と前記ツェ
ナ領域間の耐圧で前記ツェナ領域表面が反転しない厚さ
に形成し、前記ツェナ領域の内側のベース領域と外側の
ベース領域を前記ツェナ領域上の前記絶縁膜を介して前
記ベース電極で電気的に接続したことを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項5】前記ツェナ領域を前記ベース領域より浅く
形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
3または請求項4記載の半導体装置。 - 【請求項6】前記絶縁膜をシリコン酸化膜とその上のリ
ンガラス層で形成したことを特徴とする請求項1、請求
項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の半導体
装置。 - 【請求項7】前記貫通領域の幅を前記貫通領域を囲む前
記ベース領域から延びる空乏層より広くしたことを特徴
とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
項5または請求項6記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16910696A JP3180672B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16910696A JP3180672B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1022395A true JPH1022395A (ja) | 1998-01-23 |
JP3180672B2 JP3180672B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=15880422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16910696A Expired - Fee Related JP3180672B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3180672B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006196662A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置とその製造方法 |
JP2006196661A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置とその製造方法 |
JP2008205148A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | New Japan Radio Co Ltd | 縦型pnpバイポーラトランジスタ用静電破壊保護素子 |
JP4500892B1 (ja) * | 2010-02-17 | 2010-07-14 | 株式会社三社電機製作所 | Pinダイオード |
JP4500891B1 (ja) * | 2010-02-16 | 2010-07-14 | 株式会社三社電機製作所 | Pinダイオード |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16910696A patent/JP3180672B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006196662A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置とその製造方法 |
JP2006196661A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置とその製造方法 |
JP2008205148A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | New Japan Radio Co Ltd | 縦型pnpバイポーラトランジスタ用静電破壊保護素子 |
JP4500891B1 (ja) * | 2010-02-16 | 2010-07-14 | 株式会社三社電機製作所 | Pinダイオード |
WO2011101956A1 (ja) * | 2010-02-16 | 2011-08-25 | 株式会社三社電機製作所 | Pinダイオード |
JP2011171363A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | Pinダイオード |
CN102714226A (zh) * | 2010-02-16 | 2012-10-03 | 株式会社三社电机制作所 | Pin二极管 |
US8564105B2 (en) | 2010-02-16 | 2013-10-22 | Sansha Electric Manufacturing Co., Ltd. | Pin diode |
JP4500892B1 (ja) * | 2010-02-17 | 2010-07-14 | 株式会社三社電機製作所 | Pinダイオード |
WO2011101958A1 (ja) * | 2010-02-17 | 2011-08-25 | 株式会社三社電機製作所 | Pinダイオード |
JP2011171401A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | Pinダイオード |
US8860189B2 (en) | 2010-02-17 | 2014-10-14 | Sansha Electric Manufacturing Co., Ltd. | PIN diode |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3180672B2 (ja) | 2001-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6677622B2 (en) | Semiconductor device having insulated gate bipolar transistor with dielectric isolation structure | |
US5489799A (en) | Integrated edge structure for high voltage semiconductor devices and related manufacturing processs | |
US6570229B1 (en) | Semiconductor device | |
US8093652B2 (en) | Breakdown voltage for power devices | |
JP2002261297A (ja) | 低濃度にドープされたドレインを有するラテラルmos電界効果トランジスタ及びその製造方法 | |
US6476458B2 (en) | Semiconductor device capable of enhancing a withstand voltage at a peripheral region around an element in comparison with a withstand voltage at the element | |
EP0233202B1 (en) | Fabricating a semiconductor device with buried oxide | |
KR100584969B1 (ko) | 반도체 소자 및 반도체 소자 제조 방법 | |
US6538294B1 (en) | Trenched semiconductor device with high breakdown voltage | |
JP3180672B2 (ja) | 半導体装置 | |
US6060763A (en) | Semiconductor device and method for producing same | |
JP2808871B2 (ja) | Mos型半導体素子の製造方法 | |
US6451645B1 (en) | Method for manufacturing semiconductor device with power semiconductor element and diode | |
US5557125A (en) | Dielectrically isolated semiconductor devices having improved characteristics | |
KR100263790B1 (ko) | 반도체 장치 및 그 제조방법 | |
JPH09260648A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
EP0766318A1 (en) | Semiconductor device having planar type high withstand voltage vertical devices, and production method thereof | |
JPH09283646A (ja) | 半導体集積回路 | |
US6285059B1 (en) | Structure for laterally diffused metal-oxide semiconductor | |
JPH10190011A (ja) | 高耐圧ダイオード | |
JP3150420B2 (ja) | バイポーラ集積回路とその製造方法 | |
JP3257225B2 (ja) | プレーナ型半導体素子およびその製造方法 | |
JPH03104284A (ja) | 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ | |
JPH06163909A (ja) | 縦型電界効果トランジスタ | |
JPH11251585A (ja) | 半導体装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080420 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090420 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420 Year of fee payment: 10 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |