JPH10223354A - 正特性サーミスタ発熱体の発熱量調整方法 - Google Patents

正特性サーミスタ発熱体の発熱量調整方法

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Publication number
JPH10223354A
JPH10223354A JP2020297A JP2020297A JPH10223354A JP H10223354 A JPH10223354 A JP H10223354A JP 2020297 A JP2020297 A JP 2020297A JP 2020297 A JP2020297 A JP 2020297A JP H10223354 A JPH10223354 A JP H10223354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
positive characteristics
heater element
characteristics thermistor
radiators
Prior art date
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Pending
Application number
JP2020297A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisuke Kurokawa
英輔 黒川
Kazuhiko Kubo
和彦 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房器具として使用される温風ヒータの正特
性サーミスタ発熱体において、容易に発熱量調整が行え
るようにすることを目的とする。 【解決手段】 波状に折り曲げた通風口ピッチを変えた
第1、第2の金属放熱体を適宜選択して正特性サーミス
タに固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正特性サーミスタ
を用いた正特性サーミスタ発熱体の発熱量調整方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】正特性サーミスタは、ある温度(キュリ
ー温度)以上になると急激にその抵抗値が上昇する性質
を持った半導体セラミックであることはよく知られてい
る。従って、正特性サーミスタの両面の電極に電圧を印
加すると自己発熱が起こり、正特性サーミスタの自己制
御作用により一定の温度を保つ。このような正特性サー
ミスタを用いた発熱体は、赤熱等の過熱が起こらない安
全な発熱体であることから幅広く応用されている。従来
の発熱量調整方法は、金属放熱体の長さを変え、一定形
状の正特性サーミスタの使用数を変えることによって行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のごとく、金属放熱体の長さを変えようとすると、金
属発熱体の製造工程においては形状が変わることにな
り、その都度、設備治工具などの切換え変更が必要とな
り、作業が複雑でまた設備稼働ロスが大であった。
【0004】そこで本発明は、容易に正特性サーミスタ
発熱体の発熱量調整方法が行えるようにすることを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、両面に電極を施した正特性サーミスタの
両面に、ピッチの異なる第1、第2の波状金属放熱体か
ら選択したものを固着するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、両面
に電極を施した正特性サーミスタの両面に、ピッチの異
なる第1、第2の波状金属放熱体から選択したものを固
着してなる正特性サーミスタ発熱体の発熱量調整方法で
あって、第1、第2の金属放熱体をそれぞれ組み合せる
ことにより正特性サーミスタの発熱量を調整することが
できる。
【0007】以下、本発明の実施形態について説明す
る。 (実施形態1)図1に示すごとく薄いアルミニウムの板
(板厚0.28mm)を4.7mmピッチに折り曲げた
金属放熱体2と、2.2mmピッチに折り曲げた金属放
熱体3とに、それぞれアルミニウム製の端子板4,5を
ブレージング工法で接着している。これらの金属発熱体
2,3とアルミニウム金属の溶射により電極を付与した
正特性サーミスタ1とを、樹脂で加圧接着し、加熱硬化
して正特性サーミスタ発熱体とした。正特性サーミスタ
発熱体のキュリー温度は220℃である。上下の端子板
4,5間に100Vを印加し、この正特性サーミスタ発
熱体に一定風量を通過させたときの電力は258Wを得
た。
【0008】(実施形態2)図2は、(実施形態1)に
より作成した正特性サーミスタ発熱体を2段に積み重ね
たものである。(実施形態1)と同じ条件で測定した電
力は、最上下の端子板4間で516W、中央の端子板4
と上部あるいは、下部の端子板間では、それぞれ258
Wである。
【0009】(実施形態3)図3は、ピッチ4.7mm
の二枚の金属放熱体2と正特性サーミスタ1とを接着し
たものと、ピッチ2.2mmの二枚の金属放熱体2と正
特性サーミスタ1とを接着したものを組み合せたもので
ある。実施形態1と同じ条件で測定した電力は、最上下
の端子板4間で516W、中央の端子板4と上部の端子
板4間で201W、中央の端子板4と下部の端子板4間
では、315Wであった。
【0010】
【発明の効果】以上のごとく本発明においては、ピッチ
の異なる金属放熱体を複数個組み合せることにより、電
力調整が可能で、目的に応じて必要な電力の選択が出来
る。また、第1、第2の金属放熱体の長さ寸法は同じも
のとなるため、生産ラインの効率化、さらには温風ヒー
タとしての製品設計においても効率化が図られ、産業上
大きな効果をもたらす正特性サーミスタ発熱体を提供す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による正特性サーミスタ発
熱体の斜視図
【図2】本発明の実施形態2による正特性サーミスタ発
熱体の斜視図
【図3】本発明の実施形態3による正特性サーミスタ発
熱体の斜視図
【符号の説明】
1 正特性サーミスタ 2,3 金属放熱体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に電極を施した正特性サーミスタの
    両面に、ピッチの異なる第1、第2の波状金属放熱体か
    ら選択したものを固着してなる正特性サーミスタ発熱体
    の発熱量調整方法。
JP2020297A 1997-02-03 1997-02-03 正特性サーミスタ発熱体の発熱量調整方法 Pending JPH10223354A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100906938B1 (ko) 2007-12-06 2009-07-10 (주)하이코 온풍기용 면상 발열체

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KR100906938B1 (ko) 2007-12-06 2009-07-10 (주)하이코 온풍기용 면상 발열체

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