JPH10223210A - 電池電極製造装置 - Google Patents
電池電極製造装置Info
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- JPH10223210A JPH10223210A JP9020582A JP2058297A JPH10223210A JP H10223210 A JPH10223210 A JP H10223210A JP 9020582 A JP9020582 A JP 9020582A JP 2058297 A JP2058297 A JP 2058297A JP H10223210 A JPH10223210 A JP H10223210A
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- JP
- Japan
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- coating liquid
- electrode mixture
- roll
- transfer roll
- mixture coating
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 精度良く塗布領域と未塗布領域とを基材シー
ト上に形成することができるとともに製造効率の向上を
図ることができる電池電極製造装置を提供する。 【解決手段】 電極合材塗液12が貯められると共に電
極合材塗液12を吐出する吐出口18が設けられる電極
合材塗液供給部17と、吐出口18より吐出された電極
合材塗液12が周面に付着される転写ロール19と、基
材シート13が巻かれ基材シート13を転写ロール19
と接触させることにより塗布領域22を形成するバック
アップロール16と、転写ロール19の周面に設けられ
ると共に吐出口18に対向する時転写ロール19の周面
より突出してこの吐出口18を閉塞し、バックアップロ
ール16と基材シート13を介して接触する時にはこの
転写ロール19の周面より落ち込む未塗布領域形成部3
0とを備える。
ト上に形成することができるとともに製造効率の向上を
図ることができる電池電極製造装置を提供する。 【解決手段】 電極合材塗液12が貯められると共に電
極合材塗液12を吐出する吐出口18が設けられる電極
合材塗液供給部17と、吐出口18より吐出された電極
合材塗液12が周面に付着される転写ロール19と、基
材シート13が巻かれ基材シート13を転写ロール19
と接触させることにより塗布領域22を形成するバック
アップロール16と、転写ロール19の周面に設けられ
ると共に吐出口18に対向する時転写ロール19の周面
より突出してこの吐出口18を閉塞し、バックアップロ
ール16と基材シート13を介して接触する時にはこの
転写ロール19の周面より落ち込む未塗布領域形成部3
0とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材シートに電極
合材塗液が塗布される塗布領域と電極合材塗液が塗布さ
れない未塗布領域とが交互に設けられる電池電極製造装
置に関する。
合材塗液が塗布される塗布領域と電極合材塗液が塗布さ
れない未塗布領域とが交互に設けられる電池電極製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に非水電解質電池は、これに用いら
れる非水電解質の電気伝導度が水系電解質電池と比べ低
いため、集電体である導電性支持体に形成される電極層
の厚みを薄くして内部抵抗値を下げる必要がある。その
ため、円筒型電池、角型電池では、活物質充電量を上げ
るため、シート状の電極を巻回した積層構造が採用され
ている。
れる非水電解質の電気伝導度が水系電解質電池と比べ低
いため、集電体である導電性支持体に形成される電極層
の厚みを薄くして内部抵抗値を下げる必要がある。その
ため、円筒型電池、角型電池では、活物質充電量を上げ
るため、シート状の電極を巻回した積層構造が採用され
ている。
【0003】この種の非水電解質電池には、例えば図5
に示すような、リチウムイオン2次電池が知られてい
る。このリチウムイオン2次電池1は、LiMn2O4を
主体とする電極合材をアルミ箔の表面に所定の厚さで塗
布された陽極板2とカーボンを主体とした電極合材を塗
布した陰極板3とが絶縁体よりなるセパレータ4を挟ん
で積層状に巻回されている。陽極板2には、その内周端
部に、アルミニウムよりなる陽極リード5が接合されて
いる。この陽極リード5は、電池蓋6に接合されてい
る。また、陰極板3には、その外周端部にニッケルから
なる陰極リード7が接合されている。この陰極リード7
は、電池缶の底面部に接合されている。陽極板2は、長
い帯状に連続的に製造され、これを所定の長さに切って
用いられる。この場合、陽極板2は、電極合材塗液が塗
布される塗布領域と陽極リード5を接合するために電極
合材塗液が塗布されていない未塗布領域とを順次形成し
ていく必要がある。また、陰極板3についても、長い帯
状に連続的に製造され、これを所定の長さに切って用い
られる。この場合についても、電極合材塗液が塗布され
る塗布領域と陰極リード7を接合するために電極合材塗
液が塗布されていない未塗布領域とを順次形成していく
必要がある。
に示すような、リチウムイオン2次電池が知られてい
る。このリチウムイオン2次電池1は、LiMn2O4を
主体とする電極合材をアルミ箔の表面に所定の厚さで塗
布された陽極板2とカーボンを主体とした電極合材を塗
布した陰極板3とが絶縁体よりなるセパレータ4を挟ん
で積層状に巻回されている。陽極板2には、その内周端
部に、アルミニウムよりなる陽極リード5が接合されて
いる。この陽極リード5は、電池蓋6に接合されてい
る。また、陰極板3には、その外周端部にニッケルから
なる陰極リード7が接合されている。この陰極リード7
は、電池缶の底面部に接合されている。陽極板2は、長
い帯状に連続的に製造され、これを所定の長さに切って
用いられる。この場合、陽極板2は、電極合材塗液が塗
布される塗布領域と陽極リード5を接合するために電極
合材塗液が塗布されていない未塗布領域とを順次形成し
ていく必要がある。また、陰極板3についても、長い帯
状に連続的に製造され、これを所定の長さに切って用い
られる。この場合についても、電極合材塗液が塗布され
る塗布領域と陰極リード7を接合するために電極合材塗
液が塗布されていない未塗布領域とを順次形成していく
必要がある。
【0004】そのため、従来より長尺の基材シートを搬
送させながら塗布領域と未塗布領域とを交互に形成する
ために、未塗布領域に予めマスキングを施しておくか、
又は、未塗布領域とすべき部分を削る方法が採用されて
いた。具体的には、電極合材塗液を基材シートの両側に
押し出し成形する方法(特開平4ー282558号公
報)、引き上げ方式(特開昭63ー114058号公
報)、引き下げ方式(特開平1ー267953号公報、
特開平1ー194265公報)が提案されている。これ
らの方式は、両面同時に電極合材塗液を塗布できるので
効率は良いが、基材シートを両電極合材塗液の中央に位
置させることが困難であり、また、厚さが均一な薄い電
極板を製造することが困難である。
送させながら塗布領域と未塗布領域とを交互に形成する
ために、未塗布領域に予めマスキングを施しておくか、
又は、未塗布領域とすべき部分を削る方法が採用されて
いた。具体的には、電極合材塗液を基材シートの両側に
押し出し成形する方法(特開平4ー282558号公
報)、引き上げ方式(特開昭63ー114058号公
報)、引き下げ方式(特開平1ー267953号公報、
特開平1ー194265公報)が提案されている。これ
らの方式は、両面同時に電極合材塗液を塗布できるので
効率は良いが、基材シートを両電極合材塗液の中央に位
置させることが困難であり、また、厚さが均一な薄い電
極板を製造することが困難である。
【0005】また、複数の回転するロールを組み合わせ
てそのロールギャップを電極合材塗液が通過することに
よって基材シートに塗布を行うロールコーティング方式
が提案されており、例えばリバースロール方式、グラビ
アロール方式がある。しかしながら、これらロールコー
ティング方式の場合、所定の電極厚に対し、適当な電極
合材となる塗液の粘弾性挙動と表面張力との関係からリ
ッピング(畝化現象)と呼ばれる塗膜欠陥が発生しやす
く、また、転写される際の塗液の飛散、乾燥による粘性
挙動の不安定が発生すること、塗液の戻り循環供給系路
において塗液が大気中に暴露されることによる塗液中の
揮発成分の変化等により安定した塗工を長時間維持する
ことが困難であった。
てそのロールギャップを電極合材塗液が通過することに
よって基材シートに塗布を行うロールコーティング方式
が提案されており、例えばリバースロール方式、グラビ
アロール方式がある。しかしながら、これらロールコー
ティング方式の場合、所定の電極厚に対し、適当な電極
合材となる塗液の粘弾性挙動と表面張力との関係からリ
ッピング(畝化現象)と呼ばれる塗膜欠陥が発生しやす
く、また、転写される際の塗液の飛散、乾燥による粘性
挙動の不安定が発生すること、塗液の戻り循環供給系路
において塗液が大気中に暴露されることによる塗液中の
揮発成分の変化等により安定した塗工を長時間維持する
ことが困難であった。
【0006】また、基材シートに対して適当な間隙を以
てドクターブレードを配置し、電極合材塗液が層状に引
き出されることにより電極を製造する方式(特開平1ー
184069号公報)がある。この方式による塗布方法
は、効率よく電池電極を製造することができるが、塗布
工程を一旦中止する場合には、ドクターブレードに蓄え
られている電極合材塗液がなくなるまで待たなければな
らないという問題点を有する。
てドクターブレードを配置し、電極合材塗液が層状に引
き出されることにより電極を製造する方式(特開平1ー
184069号公報)がある。この方式による塗布方法
は、効率よく電池電極を製造することができるが、塗布
工程を一旦中止する場合には、ドクターブレードに蓄え
られている電極合材塗液がなくなるまで待たなければな
らないという問題点を有する。
【0007】また、基材シートに対し、エクルトルージ
ョンダイを用いて電池電極を製造する方式(特開平7ー
65816号公報)が提案されており、エクルトルージ
ョンダイに供給する電極合材塗液の供給圧力を加減する
ことにより、ドクターブレード方式で問題になっていた
任意の場所で塗工停止を行うことが可能となった。しか
しながら、この方式では、電極合材塗液の粘弾性挙動に
塗工状態が強く左右されることになり、特に高固形分の
塗液の場合は、動粘性が極端に高くなり、所望の塗工厚
みと塗工速度が得られないといった問題点が生じる。
ョンダイを用いて電池電極を製造する方式(特開平7ー
65816号公報)が提案されており、エクルトルージ
ョンダイに供給する電極合材塗液の供給圧力を加減する
ことにより、ドクターブレード方式で問題になっていた
任意の場所で塗工停止を行うことが可能となった。しか
しながら、この方式では、電極合材塗液の粘弾性挙動に
塗工状態が強く左右されることになり、特に高固形分の
塗液の場合は、動粘性が極端に高くなり、所望の塗工厚
みと塗工速度が得られないといった問題点が生じる。
【0008】以上のような方式は、いずれも電極に未塗
布区間となる部分を形成するために基材シートに予めマ
スキングを行うか、塗工後に未塗布区間となる部分の電
極合剤塗液を削り取るといった作業が必要であり、電池
電極製造工程に著しい手間と原材科の一部を除去するこ
とによる無駄が発生していた。
布区間となる部分を形成するために基材シートに予めマ
スキングを行うか、塗工後に未塗布区間となる部分の電
極合剤塗液を削り取るといった作業が必要であり、電池
電極製造工程に著しい手間と原材科の一部を除去するこ
とによる無駄が発生していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、未塗布領域と
なる箇所には、電極合剤塗液を塗工しない方式が求めら
れるようになり、走行する基材シート上に配置されたド
クターブレードと、塗液滞留部を有する開閉自在な開閉
部材とを組み合わせた間欠塗工方式(特開平1ー184
069号公報)が提案された。この方式では、固定され
たドクターブレードと、走行する基材シートとの間隙を
変化させることにより塗布厚みの調整を行うとともに、
ドクターブレードに塗液を供給するための塗液滞留部を
有する開閉部材の開閉動作を行うことにより塗布領域と
未塗布領域を交互に形成する。
なる箇所には、電極合剤塗液を塗工しない方式が求めら
れるようになり、走行する基材シート上に配置されたド
クターブレードと、塗液滞留部を有する開閉自在な開閉
部材とを組み合わせた間欠塗工方式(特開平1ー184
069号公報)が提案された。この方式では、固定され
たドクターブレードと、走行する基材シートとの間隙を
変化させることにより塗布厚みの調整を行うとともに、
ドクターブレードに塗液を供給するための塗液滞留部を
有する開閉部材の開閉動作を行うことにより塗布領域と
未塗布領域を交互に形成する。
【0010】この間欠塗工方式は、基材シートに予めト
リミングを施したり、電極合材塗液を塗布した後で未塗
布領域となる箇所の電極合剤を削り取る必要が無く、様
々な種類の電池電極の製造においても製造装置本体の変
更部分は少なくすることができ、極めて高効率で所望の
電池電極を得ることができる。
リミングを施したり、電極合材塗液を塗布した後で未塗
布領域となる箇所の電極合剤を削り取る必要が無く、様
々な種類の電池電極の製造においても製造装置本体の変
更部分は少なくすることができ、極めて高効率で所望の
電池電極を得ることができる。
【0011】しかしながら、間欠塗工方式に用いる装置
による間欠塗工は、塗工液の粘弾性挙動に左右される面
が少なくない。例えば塗工始めの部分では、開閉部材が
開く動作により電極合剤塗液が自重落下し、ドクターブ
レードと走行する基材シートの間隙を層状に引き出され
ることにより塗工部分が形成される。しかしながら、こ
の時、電極合材塗液は、開閉部材の動きによる塗工液の
振動的な流動がドクターブレードを通過した後の層状の
塗工液の厚さ変動となって現れ、最終製品である電池電
極として巻回した時の巻圧不均一の要因となる。また、
巻圧が不均一となることは、電極に不均一な電界を作る
ことにつながり、特に二次電池としての充放電特性に悪
影響を及ぼす一つの要因となる。また、塗工が終わる部
分で部分的な糸引き現象や塗液の付着が生じることがあ
るが、これは、未塗布領域の部分であるべき箇所に電極
汚物質が存在することになり、この電極を用いた場合に
過充電に対する電池特性を著しく損ねる原因となる。こ
のような電極合材塗液厚さの変動や未塗布領域への糸引
き現象は、基材シートの搬送速度が高まるにつれて著し
く発生しやすい。
による間欠塗工は、塗工液の粘弾性挙動に左右される面
が少なくない。例えば塗工始めの部分では、開閉部材が
開く動作により電極合剤塗液が自重落下し、ドクターブ
レードと走行する基材シートの間隙を層状に引き出され
ることにより塗工部分が形成される。しかしながら、こ
の時、電極合材塗液は、開閉部材の動きによる塗工液の
振動的な流動がドクターブレードを通過した後の層状の
塗工液の厚さ変動となって現れ、最終製品である電池電
極として巻回した時の巻圧不均一の要因となる。また、
巻圧が不均一となることは、電極に不均一な電界を作る
ことにつながり、特に二次電池としての充放電特性に悪
影響を及ぼす一つの要因となる。また、塗工が終わる部
分で部分的な糸引き現象や塗液の付着が生じることがあ
るが、これは、未塗布領域の部分であるべき箇所に電極
汚物質が存在することになり、この電極を用いた場合に
過充電に対する電池特性を著しく損ねる原因となる。こ
のような電極合材塗液厚さの変動や未塗布領域への糸引
き現象は、基材シートの搬送速度が高まるにつれて著し
く発生しやすい。
【0012】また、他の間欠塗工装置として、特開平6
ー226173号公報に記載される装置が提案されてい
る。この装置は、基材シートを介して回転するバックア
ップロールに対するリバースロールの間隔を接触又は離
間させることにより未塗布領域の形成を行うとともにリ
バースロール上へ電極合材塗液の調節を行うドクターブ
レードとリバースロールを接近又は離間してその間隙を
変更し、リバースロール上への塗液供給量を減らすもの
である。そして、ドクターブレードとリバースロールと
は、接触又は離間するタイミングをリバースロールとバ
ックアップロールの接触又は離間する時に同期させるこ
とにより塗布領域と未塗布領域の境目の部分的な塗布液
の盛り上がりや糸引きを回避しようとするものである。
ー226173号公報に記載される装置が提案されてい
る。この装置は、基材シートを介して回転するバックア
ップロールに対するリバースロールの間隔を接触又は離
間させることにより未塗布領域の形成を行うとともにリ
バースロール上へ電極合材塗液の調節を行うドクターブ
レードとリバースロールを接近又は離間してその間隙を
変更し、リバースロール上への塗液供給量を減らすもの
である。そして、ドクターブレードとリバースロールと
は、接触又は離間するタイミングをリバースロールとバ
ックアップロールの接触又は離間する時に同期させるこ
とにより塗布領域と未塗布領域の境目の部分的な塗布液
の盛り上がりや糸引きを回避しようとするものである。
【0013】しかしながら、この装置は、未塗布部分を
形成するのにドクターブレードのリバースロールヘの接
近又は離間と、バックアップロールのりバースロールヘ
の離間又は接触を行われねばならず、装置が行う動作に
必要な構造物の慣性質量が極めて大きくなる。したがっ
て、この装置は、精度の高い間欠塗工を行うため、比較
的緩やかに装置を動作させざるを得ない。そのため、こ
の装置によっても、基材シートの搬送速度を高めること
は困難である。
形成するのにドクターブレードのリバースロールヘの接
近又は離間と、バックアップロールのりバースロールヘ
の離間又は接触を行われねばならず、装置が行う動作に
必要な構造物の慣性質量が極めて大きくなる。したがっ
て、この装置は、精度の高い間欠塗工を行うため、比較
的緩やかに装置を動作させざるを得ない。そのため、こ
の装置によっても、基材シートの搬送速度を高めること
は困難である。
【0014】そこで、本発明は、精度良く塗布領域と未
塗布領域とを基材シート上に形成することができるとと
もに製造効率の向上を図ることができる電池電極製造装
置を提供することを目的とする。
塗布領域とを基材シート上に形成することができるとと
もに製造効率の向上を図ることができる電池電極製造装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電池電極製
造装置は、上述のような課題を解決すべく、基材シート
に電極合材塗液が塗布される塗布領域と電極合材塗液が
塗布されない未塗布領域とが交互に設けられる電池電極
の製造装置において、電極合材塗液が貯められるととも
にこの電極合材塗液を吐出する吐出口が設けられる電極
合材塗液供給部と、吐出口より吐出された電極合材塗液
が周面に付着される転写ロールと、基材シートが巻かれ
この基材シートを転写ロールと接触させることにより塗
布領域を形成するバックアップロールと、転写ロールの
周面に設けられると共に吐出口に対向する時転写ロール
の周面より突出してこの吐出口を閉塞し、バックアップ
ロールと基材シートを介して接触する時にはこの転写ロ
ールの周面より落ち込む未塗布領域形成部とを備える。
造装置は、上述のような課題を解決すべく、基材シート
に電極合材塗液が塗布される塗布領域と電極合材塗液が
塗布されない未塗布領域とが交互に設けられる電池電極
の製造装置において、電極合材塗液が貯められるととも
にこの電極合材塗液を吐出する吐出口が設けられる電極
合材塗液供給部と、吐出口より吐出された電極合材塗液
が周面に付着される転写ロールと、基材シートが巻かれ
この基材シートを転写ロールと接触させることにより塗
布領域を形成するバックアップロールと、転写ロールの
周面に設けられると共に吐出口に対向する時転写ロール
の周面より突出してこの吐出口を閉塞し、バックアップ
ロールと基材シートを介して接触する時にはこの転写ロ
ールの周面より落ち込む未塗布領域形成部とを備える。
【0016】このように構成される電池電極製造装置
は、未塗布領域形成部が吐出口に対向する時転写ロール
の周面より突出してこの吐出口を閉塞し転写ロールの外
周面に電極合材塗液が塗布されるのを阻止し、バックア
ップロールと基材シートを介して接触する時にはこの転
写ロールの周面より落ち込むことにより基材シートと非
接触の状態になることにより未塗布領域を形成する。
は、未塗布領域形成部が吐出口に対向する時転写ロール
の周面より突出してこの吐出口を閉塞し転写ロールの外
周面に電極合材塗液が塗布されるのを阻止し、バックア
ップロールと基材シートを介して接触する時にはこの転
写ロールの周面より落ち込むことにより基材シートと非
接触の状態になることにより未塗布領域を形成する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明に係る
電池電極製造装置について、図面を用いて詳細に説明す
る。なお、以下に述べる実施の形態では、図5に示した
リチウムイオン2次電池1の陰極板3の電池電極製造装
置10について説明する。
電池電極製造装置について、図面を用いて詳細に説明す
る。なお、以下に述べる実施の形態では、図5に示した
リチウムイオン2次電池1の陰極板3の電池電極製造装
置10について説明する。
【0018】この電池電極製造装置10は、図1に示す
ように、電極合材塗液12が塗布される基材シート13
が巻回される供給用ロール14と、基材シート13が巻
回される巻取り用ロール15とを備える。そして、供給
用ロール14から繰り出された基材シート13は、一度
バックアップロール16に巻き込まれて巻取り用ロール
15に巻き取られる。また、このバックアップロール1
6と対向する場所には、電極合材塗液12が貯められて
いる電極合材塗液供給部17の吐出口18から吐出され
た電極合材塗液12が塗布される転写ロール19が配設
される。さらには、転写ロール19の隣りには、バック
アップロール16と基材シート13とがスリップしない
ように基材シート13をバックアップロール16に圧着
する圧着ロール20が配設されている。バックアップロ
ール16は、図1中矢印a方向に駆動モータにより回転
駆動されており、基材シート13を巻取り用ロール15
方向へ送り出す。一方、転写ロール19は、バックアッ
プロール16の回転方向とは逆方向の図中矢印b方向に
駆動モータにより回転駆動されている。この転写ロール
19は、バックアップロール16に巻き込まれた基材シ
ート13に接触しており、周面に塗布されている電極合
材塗液12を基材シート13に転写する。
ように、電極合材塗液12が塗布される基材シート13
が巻回される供給用ロール14と、基材シート13が巻
回される巻取り用ロール15とを備える。そして、供給
用ロール14から繰り出された基材シート13は、一度
バックアップロール16に巻き込まれて巻取り用ロール
15に巻き取られる。また、このバックアップロール1
6と対向する場所には、電極合材塗液12が貯められて
いる電極合材塗液供給部17の吐出口18から吐出され
た電極合材塗液12が塗布される転写ロール19が配設
される。さらには、転写ロール19の隣りには、バック
アップロール16と基材シート13とがスリップしない
ように基材シート13をバックアップロール16に圧着
する圧着ロール20が配設されている。バックアップロ
ール16は、図1中矢印a方向に駆動モータにより回転
駆動されており、基材シート13を巻取り用ロール15
方向へ送り出す。一方、転写ロール19は、バックアッ
プロール16の回転方向とは逆方向の図中矢印b方向に
駆動モータにより回転駆動されている。この転写ロール
19は、バックアップロール16に巻き込まれた基材シ
ート13に接触しており、周面に塗布されている電極合
材塗液12を基材シート13に転写する。
【0019】この基材シート13は、図2に示すよう
に、幅124mm、厚さ10μmの延伸加工された銅箔
よりなる。この基材シート13には、幅21mmの電極
合材塗液12が塗布されない未塗布領域21と、電極合
材塗液12が塗布される塗布領域22が形成される。
に、幅124mm、厚さ10μmの延伸加工された銅箔
よりなる。この基材シート13には、幅21mmの電極
合材塗液12が塗布されない未塗布領域21と、電極合
材塗液12が塗布される塗布領域22が形成される。
【0020】また、この電極合材塗液12は、次のよう
な組成のものが用いられる。
な組成のものが用いられる。
【0021】 フルフリルアルコール樹脂焼成体 47重量部 バインダー(ポリフッ化ビニリデン) 5重量部 溶媒(Nーメチルピロリドン) 47重量部 電極合材塗液供給部17は、図3に示すように、電極合
材塗液12が貯められるタンク部25と、このタンク部
25から電極合材塗液12を転写ロール19に吐出する
吐出口18と、この転写ロール19に吐出された電極合
材塗液12の厚さを調整するドクターブレード26とを
備える。また、電極合材塗液供給部17は、吐出口18
と転写ロール19との間に微小の間隙を設けて配設され
る。そして、タンク部25に貯められた電極合材塗液1
2は、吐出口18から一定の圧力が加えられながら矢印
b方向に回転する転写ロール19の外周面上に供給され
る。転写ロール19に供給された電極合材塗液12は、
ドクターブレード26の摺接面と転写ロール19の外周
面との微小な間隙により所定の厚みに規定され、転写ロ
ール19の外周面上に均一に塗布される。なお、この吐
出口18には、詳細は後述する未塗布領域形成部30が
対向する位置に来た時、開閉自在なシャッタにより閉塞
するような機構を設けても良い。
材塗液12が貯められるタンク部25と、このタンク部
25から電極合材塗液12を転写ロール19に吐出する
吐出口18と、この転写ロール19に吐出された電極合
材塗液12の厚さを調整するドクターブレード26とを
備える。また、電極合材塗液供給部17は、吐出口18
と転写ロール19との間に微小の間隙を設けて配設され
る。そして、タンク部25に貯められた電極合材塗液1
2は、吐出口18から一定の圧力が加えられながら矢印
b方向に回転する転写ロール19の外周面上に供給され
る。転写ロール19に供給された電極合材塗液12は、
ドクターブレード26の摺接面と転写ロール19の外周
面との微小な間隙により所定の厚みに規定され、転写ロ
ール19の外周面上に均一に塗布される。なお、この吐
出口18には、詳細は後述する未塗布領域形成部30が
対向する位置に来た時、開閉自在なシャッタにより閉塞
するような機構を設けても良い。
【0022】電極合材塗液12が塗布される転写ロール
19には、その外周面に沿って基材シート13に未塗布
領域21を形成するための未塗布領域形成部30a、3
0b、30c、30dが設けられている。そして、未塗
布領域形成部30aと未塗布領域形成部30cとは対向
して位置され、未塗布領域形成部30bと未塗布領域形
成部30dとは対向して位置されている。すなわち、図
3に示すように、未塗布領域形成部30dが吐出口18
に対向位置している時は未塗布領域形成部30bがバッ
クアップロール16に対向位置するようにされる。な
お、以下、特別に示す場合を除き未塗布領域形成部30
と示す。
19には、その外周面に沿って基材シート13に未塗布
領域21を形成するための未塗布領域形成部30a、3
0b、30c、30dが設けられている。そして、未塗
布領域形成部30aと未塗布領域形成部30cとは対向
して位置され、未塗布領域形成部30bと未塗布領域形
成部30dとは対向して位置されている。すなわち、図
3に示すように、未塗布領域形成部30dが吐出口18
に対向位置している時は未塗布領域形成部30bがバッ
クアップロール16に対向位置するようにされる。な
お、以下、特別に示す場合を除き未塗布領域形成部30
と示す。
【0023】未塗布領域形成部30は、図3に示すよう
に、転写ロール19の外周面に凹設して設けられた空間
部31と、この空間部31を閉塞するように設けられる
弾性シート32とを備える。空間部31は、未塗布領域
21の幅寸法と略等しくされた開口寸法を有している。
弾性シート32は、例えばテフロンシート材を型抜きし
て形成され、肉厚最大の位置で1.8mmの厚さを有
し、その固さが86〜97(JISーA型ゴム硬度計で
計測)を有し、100度以上の雰囲気に60時間以上放
置されて残留歪みを除去した後室温に戻されたものが使
用される。このような弾性シート32は、その周縁が転
写ロール19の空間部31の開口縁に固定して取り付け
られる。すなわち、空間部31は、密閉された空間とし
て構成される。
に、転写ロール19の外周面に凹設して設けられた空間
部31と、この空間部31を閉塞するように設けられる
弾性シート32とを備える。空間部31は、未塗布領域
21の幅寸法と略等しくされた開口寸法を有している。
弾性シート32は、例えばテフロンシート材を型抜きし
て形成され、肉厚最大の位置で1.8mmの厚さを有
し、その固さが86〜97(JISーA型ゴム硬度計で
計測)を有し、100度以上の雰囲気に60時間以上放
置されて残留歪みを除去した後室温に戻されたものが使
用される。このような弾性シート32は、その周縁が転
写ロール19の空間部31の開口縁に固定して取り付け
られる。すなわち、空間部31は、密閉された空間とし
て構成される。
【0024】また、未塗布領域形成部30a又は未塗布
領域形成部30bは、流路となる導管33により、転写
ロール19の外に配設された図示しない第1の圧力制御
機構に接続され、未塗布領域形成部30a又は未塗布領
域形成部30bは、圧力をかけられるようにしている。
また、未塗布領域形成部30c又は未塗布領域形成部3
0dは、流路なる導管34により、転写ロール19の外
に配設された図示しない第2の圧力制御機構に接続さ
れ、未塗布領域形成部30c又は未塗布領域形成部30
dは、圧力がかけられるようにしている。
領域形成部30bは、流路となる導管33により、転写
ロール19の外に配設された図示しない第1の圧力制御
機構に接続され、未塗布領域形成部30a又は未塗布領
域形成部30bは、圧力をかけられるようにしている。
また、未塗布領域形成部30c又は未塗布領域形成部3
0dは、流路なる導管34により、転写ロール19の外
に配設された図示しない第2の圧力制御機構に接続さ
れ、未塗布領域形成部30c又は未塗布領域形成部30
dは、圧力がかけられるようにしている。
【0025】このような未塗布領域形成部30は、圧力
制御機構により空間部31に圧力が加えられると、弾性
シート32が図3中X寸法だけ円弧状に膨出する。この
弾性シート32の膨出量は、吐出口18と転写ロール1
9との間に微小の間隙以上とされる。また、未塗布領域
形成部30は、圧力制御機構により空間部31の圧力が
下げられると、図3中Y寸法だけ転写ロール19の外周
面より窪むことになる。
制御機構により空間部31に圧力が加えられると、弾性
シート32が図3中X寸法だけ円弧状に膨出する。この
弾性シート32の膨出量は、吐出口18と転写ロール1
9との間に微小の間隙以上とされる。また、未塗布領域
形成部30は、圧力制御機構により空間部31の圧力が
下げられると、図3中Y寸法だけ転写ロール19の外周
面より窪むことになる。
【0026】具体的には、図3に示すように、未塗布領
域形成部30dが電極合材塗液供給部17の吐出口18
に対向する位置にある時には、空間部31に圧力が加え
られた状態とされ、弾性シート32が膨出した状態にさ
れる。なお、この弾性シート32の膨張力は、吐出口1
8を確実に閉塞できるように、電極合材塗液供給部17
の吐出口18より吐出される電極合材塗液12の吐出圧
力より大きくされる。したがって、この際には、弾性シ
ート32は、吐出口18を着実に閉塞した状態にされ
る。
域形成部30dが電極合材塗液供給部17の吐出口18
に対向する位置にある時には、空間部31に圧力が加え
られた状態とされ、弾性シート32が膨出した状態にさ
れる。なお、この弾性シート32の膨張力は、吐出口1
8を確実に閉塞できるように、電極合材塗液供給部17
の吐出口18より吐出される電極合材塗液12の吐出圧
力より大きくされる。したがって、この際には、弾性シ
ート32は、吐出口18を着実に閉塞した状態にされ
る。
【0027】そして、未塗布領域形成部30c、30d
は、転写ロール19が図3中矢印b方向に回転される
と、図3中未塗布領域形成部30a、30bの位置に移
動される。未塗布領域形成部30bは、バックアップロ
ール16に対向する位置に移動した位置にあり、未塗布
領域形成部30aの状態では、既に空間部31の圧力が
下げられた状態にされ、弾性シート32が転写ロール1
9の外周面より窪んだ状態にされる。したがって、未塗
布領域形成部30bの弾性シート32の表面に塗布され
た電極合材塗液12は、バックアップロール16に巻き
込まれている基材シート13に接触することがないこと
から転写されず、未塗布領域21が形成されることにな
る。この際、電極合材塗液12と未塗布領域形成部30
a、30bとの跡切れは着実に行われることから電極合
材塗液12の糸引き等を引き起こすことが防止される。
は、転写ロール19が図3中矢印b方向に回転される
と、図3中未塗布領域形成部30a、30bの位置に移
動される。未塗布領域形成部30bは、バックアップロ
ール16に対向する位置に移動した位置にあり、未塗布
領域形成部30aの状態では、既に空間部31の圧力が
下げられた状態にされ、弾性シート32が転写ロール1
9の外周面より窪んだ状態にされる。したがって、未塗
布領域形成部30bの弾性シート32の表面に塗布され
た電極合材塗液12は、バックアップロール16に巻き
込まれている基材シート13に接触することがないこと
から転写されず、未塗布領域21が形成されることにな
る。この際、電極合材塗液12と未塗布領域形成部30
a、30bとの跡切れは着実に行われることから電極合
材塗液12の糸引き等を引き起こすことが防止される。
【0028】また、未塗布領域形成部30が設けられな
い転写ロール19の外周面には、電極合材塗液供給部1
7の吐出口18から供給される電極合材塗液12が塗布
される。この電極合材塗液12は、転写ロール19が矢
印b方向に回転されると、ドクターブレード26の摺接
面と転写ロール19の外周面との微小な間隙により所定
の厚みに規定され、転写ロール19の外周面上に均一に
塗布される。そして、電極合材塗液12が塗布された転
写ロール19は、回転されてバックアップロール16と
対向する位置で順次基材シート13に転写する。この
際、転写ロール19の外周面に塗布されている電極合材
塗液12は、バックアップロール16に巻かれた基材シ
ート13に剪断力を受けながら剥ぎ取られるように転写
される。しかしながら、この剪断力は、瞬間的に加わる
ものであり、電極合材塗液12の流動性に影響を与える
ものではない。したがって、転写ロール19の外周面に
塗布された電極合材塗液12は、バックアップロール1
6に巻かれた基材シート13に均一な厚みで転写される
ことになる。また、基材シート13に転写された電極合
材塗液12には、ピンホール等の欠陥も発生しにくく、
流動性の悪い電極合材塗液12を比較的厚く均一に形成
することができる。
い転写ロール19の外周面には、電極合材塗液供給部1
7の吐出口18から供給される電極合材塗液12が塗布
される。この電極合材塗液12は、転写ロール19が矢
印b方向に回転されると、ドクターブレード26の摺接
面と転写ロール19の外周面との微小な間隙により所定
の厚みに規定され、転写ロール19の外周面上に均一に
塗布される。そして、電極合材塗液12が塗布された転
写ロール19は、回転されてバックアップロール16と
対向する位置で順次基材シート13に転写する。この
際、転写ロール19の外周面に塗布されている電極合材
塗液12は、バックアップロール16に巻かれた基材シ
ート13に剪断力を受けながら剥ぎ取られるように転写
される。しかしながら、この剪断力は、瞬間的に加わる
ものであり、電極合材塗液12の流動性に影響を与える
ものではない。したがって、転写ロール19の外周面に
塗布された電極合材塗液12は、バックアップロール1
6に巻かれた基材シート13に均一な厚みで転写される
ことになる。また、基材シート13に転写された電極合
材塗液12には、ピンホール等の欠陥も発生しにくく、
流動性の悪い電極合材塗液12を比較的厚く均一に形成
することができる。
【0029】このような転写ロール19には、クリーニ
ング部35としてクリーニング部材36と、クリーニン
グロール37とが設けられている。クリーニング部35
は、転写ロール19がバックアップロール16に巻かれ
た基材シート13への転写が終了した後に行うことがで
きるように、図3中矢印b方向に回転する転写ロール1
9の下方向に設けられる。クリーニング部材36は、弾
性変位可能なブレードよりなり、所定の力で転写ロール
19の外周面に押し付けられている。クリーニング部材
36は、転写ロール19が回転されることにより転写ロ
ール19の表面に付着した電極合材塗液12の残りかす
を剥ぎ取る。また、クリーニングロール37は、その周
面に柔軟な弾性力を有する弾性体が設けられている。そ
して、このクリーニングロール37の一部は、クリーニ
ングロール37の下側に配置された水槽38に貯められ
たクリーニング液39に浸されている。このようなクリ
ーニングロール37は、図3中c方向に回転駆動される
とともに、転写ロール19の外周面に所定の押圧力で押
されて摺接されている。クリーニングロール37は、転
写ロール19の外周面に回転摺接されることにより転写
ロール19表面のクリーニングを行う。以上のようなク
リーニング部35は、転写ロール19の外周面全体に僅
かに付着している電極合材塗液12が乾燥して、次の電
極合材塗液12を転写ロール19に塗布し基材シート1
3に転写するサイクルを阻害することを防止するととも
に、転写ロール19の外周面全体を完全に清掃すること
ができる。さらには、クリーニング部35は、長時間連
続して陰極板3を製造することを可能にする。
ング部35としてクリーニング部材36と、クリーニン
グロール37とが設けられている。クリーニング部35
は、転写ロール19がバックアップロール16に巻かれ
た基材シート13への転写が終了した後に行うことがで
きるように、図3中矢印b方向に回転する転写ロール1
9の下方向に設けられる。クリーニング部材36は、弾
性変位可能なブレードよりなり、所定の力で転写ロール
19の外周面に押し付けられている。クリーニング部材
36は、転写ロール19が回転されることにより転写ロ
ール19の表面に付着した電極合材塗液12の残りかす
を剥ぎ取る。また、クリーニングロール37は、その周
面に柔軟な弾性力を有する弾性体が設けられている。そ
して、このクリーニングロール37の一部は、クリーニ
ングロール37の下側に配置された水槽38に貯められ
たクリーニング液39に浸されている。このようなクリ
ーニングロール37は、図3中c方向に回転駆動される
とともに、転写ロール19の外周面に所定の押圧力で押
されて摺接されている。クリーニングロール37は、転
写ロール19の外周面に回転摺接されることにより転写
ロール19表面のクリーニングを行う。以上のようなク
リーニング部35は、転写ロール19の外周面全体に僅
かに付着している電極合材塗液12が乾燥して、次の電
極合材塗液12を転写ロール19に塗布し基材シート1
3に転写するサイクルを阻害することを防止するととも
に、転写ロール19の外周面全体を完全に清掃すること
ができる。さらには、クリーニング部35は、長時間連
続して陰極板3を製造することを可能にする。
【0030】なお、転写ロール19は、図中水平方向に
スライドするスライダに設けるようにし、バックアップ
ロール16に巻かれた基材シート13に対し接離可能と
なるようにしても良い。この場合、転写ロール19は、
未塗布領域形成部30がバックアップロール16に巻か
れた基材シート13と対向する位置に限って離間した位
置になるように制御される。これにより、転写ロール1
9は、着実且つ正確にに基材シート13に電極合材塗液
12を転写することが可能となる。
スライドするスライダに設けるようにし、バックアップ
ロール16に巻かれた基材シート13に対し接離可能と
なるようにしても良い。この場合、転写ロール19は、
未塗布領域形成部30がバックアップロール16に巻か
れた基材シート13と対向する位置に限って離間した位
置になるように制御される。これにより、転写ロール1
9は、着実且つ正確にに基材シート13に電極合材塗液
12を転写することが可能となる。
【0031】また、上述した電極合材塗液供給部17に
ついても、図中水平方向にスライドするスライダに設
け、吐出口18と転写ロール19との間隙の幅を可変で
きるようにしても良い。
ついても、図中水平方向にスライドするスライダに設
け、吐出口18と転写ロール19との間隙の幅を可変で
きるようにしても良い。
【0032】そして、上記図1に示すように、転写ロー
ル19により電極合材塗液12が転写されたバックアッ
プロール16に巻かれた基材シート13は、次に乾燥部
40を経て巻取り用ロール15に巻回される。乾燥部4
0は、基材シート13に転写された電極合材塗液12の
溶剤成分を蒸発乾燥させる。この乾燥部40は、4つの
ゾーンに仕切られ、それぞれのゾーンに順番に赤外線式
ドライヤー、熱風乾燥式ドライヤー、赤外線式ドライヤ
ー、ホットロールキャン式ドライヤーが配設されてい
る。
ル19により電極合材塗液12が転写されたバックアッ
プロール16に巻かれた基材シート13は、次に乾燥部
40を経て巻取り用ロール15に巻回される。乾燥部4
0は、基材シート13に転写された電極合材塗液12の
溶剤成分を蒸発乾燥させる。この乾燥部40は、4つの
ゾーンに仕切られ、それぞれのゾーンに順番に赤外線式
ドライヤー、熱風乾燥式ドライヤー、赤外線式ドライヤ
ー、ホットロールキャン式ドライヤーが配設されてい
る。
【0033】なお、以上、リチウムイオン2次電池1の
陰極板3を製造する電池電極製造装置10について詳細
に説明したが、本発明は、例えばリチウムイオン2次電
池1の陽極板2の製造装置に適用しても良いのは勿論で
ある。
陰極板3を製造する電池電極製造装置10について詳細
に説明したが、本発明は、例えばリチウムイオン2次電
池1の陽極板2の製造装置に適用しても良いのは勿論で
ある。
【0034】次に、以上詳細に説明した電池電極製造装
置10について、次の観点について特開平1ー1840
69号公報に記載される電池電極製造装置50を用いた
場合と比較した。なお、本実験では、この電池電極製造
装置50を用いて陰極板3を製造した。
置10について、次の観点について特開平1ー1840
69号公報に記載される電池電極製造装置50を用いた
場合と比較した。なお、本実験では、この電池電極製造
装置50を用いて陰極板3を製造した。
【0035】転写ロール19に転写された電極合材塗
液12(塗布領域22)の始端部の直線度。幅50mm
当たりの始端部が何ミリ以内か。許容範囲:±0.5m
m/50mm幅 転写ロール19に転写された電極合材塗液12(塗布
領域22)の終端部の直線度。幅50mm当たりの始端
部が何ミリ以内か。許容範囲:±0.5mm/50mm
幅 電極合材塗液12の飛散:未塗布領域21における幅
50mm当たりφ0.2mm以上の電極合材塗液12の
飛散平均個数。
液12(塗布領域22)の始端部の直線度。幅50mm
当たりの始端部が何ミリ以内か。許容範囲:±0.5m
m/50mm幅 転写ロール19に転写された電極合材塗液12(塗布
領域22)の終端部の直線度。幅50mm当たりの始端
部が何ミリ以内か。許容範囲:±0.5mm/50mm
幅 電極合材塗液12の飛散:未塗布領域21における幅
50mm当たりφ0.2mm以上の電極合材塗液12の
飛散平均個数。
【0036】なお、電池電極製造装置50は、図4に示
すように、走行する基材シート13上にドクターブレー
ド51とこのドクターブレード51に対して相対的に移
動する開閉部材52と、電極合材塗液12が貯められる
塗液滞留部53とを備える。塗液滞留部53に貯められ
た電極合材塗液12は、自重で基材シート13に落下す
る。このようにして、落下した電極合材塗液12は、次
いでドクターブレード51により厚さが均一にされ基材
シート13上に塗布領域22を形成する。また、電池電
極製造装置50は、未塗布領域21を形成する場合に
は、開閉部材52を閉じることにより、塗液滞留部53
から落下する電極合材塗液12を遮断する。また、本実
験では、電極合材塗液12の基材シート13への塗布方
法が異なるのみで、基材シート13の搬送装置、乾燥部
の装置の構成は同じにした。なお、ここで電池電極製造
装置10と電池電極製造装置50に用いられる基材シー
ト13には、未塗布領域21と塗布領域22の長さの合
計が531mm±0.4mm以内、且つ塗布領域22の
長さが510mm±1.8mm以内、未塗布領域21の
長さが21mm±0.8mm以内の条件で電極合材塗液
12が塗布される。また、基材シート13へ電極合材塗
液12を塗布後、塗布領域22の厚さが138μm±3
μm以内となるようにした。
すように、走行する基材シート13上にドクターブレー
ド51とこのドクターブレード51に対して相対的に移
動する開閉部材52と、電極合材塗液12が貯められる
塗液滞留部53とを備える。塗液滞留部53に貯められ
た電極合材塗液12は、自重で基材シート13に落下す
る。このようにして、落下した電極合材塗液12は、次
いでドクターブレード51により厚さが均一にされ基材
シート13上に塗布領域22を形成する。また、電池電
極製造装置50は、未塗布領域21を形成する場合に
は、開閉部材52を閉じることにより、塗液滞留部53
から落下する電極合材塗液12を遮断する。また、本実
験では、電極合材塗液12の基材シート13への塗布方
法が異なるのみで、基材シート13の搬送装置、乾燥部
の装置の構成は同じにした。なお、ここで電池電極製造
装置10と電池電極製造装置50に用いられる基材シー
ト13には、未塗布領域21と塗布領域22の長さの合
計が531mm±0.4mm以内、且つ塗布領域22の
長さが510mm±1.8mm以内、未塗布領域21の
長さが21mm±0.8mm以内の条件で電極合材塗液
12が塗布される。また、基材シート13へ電極合材塗
液12を塗布後、塗布領域22の厚さが138μm±3
μm以内となるようにした。
【0037】このような実験の結果について表1に電池
電極製造装置10を用いた場合の結果を示し、表2に比
較例である電池電極製造装置50を用いた場合の結果を
示す。
電極製造装置10を用いた場合の結果を示し、表2に比
較例である電池電極製造装置50を用いた場合の結果を
示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】電池電極製造装置10は、上記表1と表2
とを比較すると明らかなように、塗布領域22の始端
部分、塗布領域22の終端部分、飛散平均個数の何
れの場合についても良好な結果か得られる。すなわち、
電池電極製造装置10は、電池電極製造装置50に比べ
高効率で、高品質な陰極板3を製造することができる。
とを比較すると明らかなように、塗布領域22の始端
部分、塗布領域22の終端部分、飛散平均個数の何
れの場合についても良好な結果か得られる。すなわち、
電池電極製造装置10は、電池電極製造装置50に比べ
高効率で、高品質な陰極板3を製造することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る電池電極製造装置によれ
ば、未塗布領域形成部が吐出口に対向する時転写ロール
の周面より突出してこの吐出口を閉塞し転写ロールの外
周面に電極合材塗液が塗布されるのを阻止し、バックア
ップロールと上記基材シートを介して接触する時にはこ
の転写ロールの周面より落ち込むことにより基材シート
と非接触の状態になることにより未塗布領域を形成す
る。したがって、電池電極製造装置は、精度良く塗布領
域と未塗布領域とを基材シート上に形成することができ
るとともに製造効率の向上を図ることができる。
ば、未塗布領域形成部が吐出口に対向する時転写ロール
の周面より突出してこの吐出口を閉塞し転写ロールの外
周面に電極合材塗液が塗布されるのを阻止し、バックア
ップロールと上記基材シートを介して接触する時にはこ
の転写ロールの周面より落ち込むことにより基材シート
と非接触の状態になることにより未塗布領域を形成す
る。したがって、電池電極製造装置は、精度良く塗布領
域と未塗布領域とを基材シート上に形成することができ
るとともに製造効率の向上を図ることができる。
【図1】電池電極製造装置の全体を示す模式図である。
【図2】基材シートに形成される塗布領域と未塗布領域
を説明するための平面図である。
を説明するための平面図である。
【図3】電極合材塗液供給部と転写ロールとバックアッ
プロールとの関係を示す側面図である。
プロールとの関係を示す側面図である。
【図4】比較例として説明する従来の電池電極製造装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】リチウムイオン2次電池の一部を分解した全体
斜視図である。
斜視図である。
1 リチウムイオン2次電池、2 陽極板、3 陰極
板、4 セパレータ、5陽極リード、6 電池蓋、7
陰極リード、10 電池電極製造装置、12 電極合材
塗液、13 基材シート、14 供給用ロール、15巻
取り用ロール、16 バックアップロール、17 電極
合材塗液供給部、18 吐出口、19 転写ロール、2
0 圧着ロール、21 未塗布領域、22 塗布領域、
25 タンク部、26 ドクターブレード、30 未塗
布領域形成部、31 空間部、32弾性シート、33
導管、34 導管、35 クリーニング部、
板、4 セパレータ、5陽極リード、6 電池蓋、7
陰極リード、10 電池電極製造装置、12 電極合材
塗液、13 基材シート、14 供給用ロール、15巻
取り用ロール、16 バックアップロール、17 電極
合材塗液供給部、18 吐出口、19 転写ロール、2
0 圧着ロール、21 未塗布領域、22 塗布領域、
25 タンク部、26 ドクターブレード、30 未塗
布領域形成部、31 空間部、32弾性シート、33
導管、34 導管、35 クリーニング部、
Claims (4)
- 【請求項1】 基材シートに電極合材塗液が塗布される
塗布領域と電極合材塗液が塗布されない未塗布領域とが
交互に設けられる電池電極の製造装置において、 上記電極合材塗液が貯められるとともにこの電極合材塗
液を吐出する吐出口が設けられる電極合材塗液供給部
と、 上記吐出口より吐出された上記電極合材塗液が周面に付
着される転写ロールと、 上記基材シートが巻かれ、この基材シートを上記転写ロ
ールと接触させることにより上記塗布領域を形成するバ
ックアップロールと、 上記転写ロールの周面に設けられると共に上記吐出口に
対向する時転写ロールの周面より突出してこの吐出口を
閉塞し、上記バックアップロールと上記基材シートを介
して接触する時にはこの転写ロールの周面より落ち込む
未塗布領域形成部と、 を備える電池電極製造装置。 - 【請求項2】 上記未塗布領域形成部は、上記転写ロー
ルの周面に設けられる空間部と、この空間部を閉塞する
ように設けられる弾性材とを備え、 上記空間部の圧力が可変されることにより、上記弾性材
が突出し又は落ち込むことを特徴とする請求項1記載の
電池電極製造装置。 - 【請求項3】 上記未塗布領域形成部は、複数個設けら
れ、これら未塗布領域形成部の内一が上記電極合材塗液
供給部の吐出口に対向する位置にある時は他の少なくと
も一がバックアップロールに対向して位置するように設
けられることを特徴とする請求項1記載の電池電極製造
装置。 - 【請求項4】 上記未塗布領域形成部を清掃するクリー
ニング部が設けられていることを特徴とする請求項1記
載の電池電極製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9020582A JPH10223210A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 電池電極製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9020582A JPH10223210A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 電池電極製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223210A true JPH10223210A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12031221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9020582A Withdrawn JPH10223210A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 電池電極製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10223210A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104769754A (zh) * | 2013-05-08 | 2015-07-08 | 株式会社Lg化学 | 包含绝缘层的电极结构体、其制造方法及包含所述电极结构体的电化学器件 |
JP2017174519A (ja) * | 2016-03-21 | 2017-09-28 | エクセルギー・パワー・システムズ株式会社 | 電池用電極、電池用電極の製造方法および積層電池 |
JP2017192906A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | 株式会社ヒラノテクシード | 間欠塗工装置及びその方法 |
WO2021145061A1 (ja) * | 2020-01-17 | 2021-07-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 塗工方法及び塗布装置 |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP9020582A patent/JPH10223210A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104769754A (zh) * | 2013-05-08 | 2015-07-08 | 株式会社Lg化学 | 包含绝缘层的电极结构体、其制造方法及包含所述电极结构体的电化学器件 |
JP2017174519A (ja) * | 2016-03-21 | 2017-09-28 | エクセルギー・パワー・システムズ株式会社 | 電池用電極、電池用電極の製造方法および積層電池 |
JP2017192906A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | 株式会社ヒラノテクシード | 間欠塗工装置及びその方法 |
WO2021145061A1 (ja) * | 2020-01-17 | 2021-07-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 塗工方法及び塗布装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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