JPH10222649A - 画像合成装置 - Google Patents

画像合成装置

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JPH10222649A
JPH10222649A JP9028615A JP2861597A JPH10222649A JP H10222649 A JPH10222649 A JP H10222649A JP 9028615 A JP9028615 A JP 9028615A JP 2861597 A JP2861597 A JP 2861597A JP H10222649 A JPH10222649 A JP H10222649A
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JP
Japan
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image
face
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clothing
synthesizing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9028615A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Munetsugi
敏彦 宗續
Junichi Sato
潤一 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータグラフィックスによる人物表示
において、オペレータの熟練が必要であった、衣服のシ
ミュレートや遺影写真などの肖像画像合成を、自動ある
いは簡易な操作によって行う。 【解決手段】 前方から撮影した顔画像304、服装画
像305、首画像306と、背景画像307を入力と
し、自動で、又は点を指定することで、合成に必要な合
成情報308を生成する合成情報生成部303と、合成
情報308の内容にしたがって、顔画像304、服装画
像305、首画像306、背景画像307の大きさ、色
の変換を行う画像変換部301と、変換した顔画像、服
装画像、首画像、背景画像を合成することにより、違和
感のない肖像画像314を合成する画像合成部302を
備えた画像合成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人物のコンピュー
タグラフィックスにおいて、熟練したオペレータを必要
とせず、自動、あるいはごく単純な操作によって、服装
を取り替えた、違和感のない画像を、短時間で合成する
ことができる画像合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服のシミュレーションや遺影写
真など、ある人の顔に別の服装を着せた画像を合成する
場合は、熟練したオペレータが、コンピュータ上の画像
処理ツールにより、顔の切り出しや位置の調整、大きさ
の調整、色の調整、異なる画像の接合部のぼかし、合成
画像の修正などを、手作業によって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、オペレータの熟練が必要であり、また、画像
を合成するのにかなりの時間を費やさなければならない
という課題があった。また、異なる画像と合成する場合
に、肌の色などはすべて顔に合わせて変換しなければな
らず、困難な作業であるという問題があった。
【0004】本発明は、顔を用いる画像、服装を用いる
画像、首を用いる画像、背景に用いる画像を入力とし、
合成の基準となる2点と、色変換の基準色を指定すると
いう簡単な作業だけで、位置、大きさ、色を合わせた画
像を合成し、異なる画像から得たパーツの接合部にぼか
しをかけることによって、違和感のない合成画像を得る
ことができる画像合成装置を提供することを目的とす
る。
【0005】また、本発明は、顔の認識手法を用いるこ
とにより、服装を用いる画像、首を用いる画像に顔全体
が写っている場合、自動で合成の基準となる2点と色変
換の基準色を求め、人間は必要な場合のみそれらを修正
するだけで、違和感のない合成画像を得ることができる
画像合成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の請求項1記載の本発明は、複数の入力画像を、それぞ
れに大きさ、色の調整を行う画像変換部と、位置の調整
を行って各画像の部分領域をひとつの画像に合成する画
像合成部を備えたことを特徴とする画像合成装置であ
る。
【0007】請求項3記載の本発明は、合成に顔および
首を用いるために用意した顔画像と、服装を用いるため
に用意した服装画像と、背景に用いるために用意した背
景画像を入力とし、それぞれの入力画像に対して、大き
さの調整を行い、また服装に対しては服装や手などの肌
の色を変換し、背景に対してはその色を変換する画像変
換部と、位置の調整を行って各画像の指定領域を合成し
て、肖像画像を生成する画像合成部を備えたことを特徴
とする画像合成装置である。
【0008】請求項5記載の本発明は、合成に顔を用い
るために用意した顔画像と、首を用いるために用意した
首画像と、服装を用いるために用意した服装画像と、背
景に用いるために用意した背景画像を入力とし、それぞ
れの入力画像に対して、大きさの調整を行い、また首に
対しては顔の色に適合するように色の変換し、服装に対
しては服装や手などの肌の色を変換し、背景に対しては
その色を変換する画像変換部と、位置の調整を行って各
画像の指定領域を合成して、肖像画像を生成する画像合
成部を備えたことを特徴とする画像合成装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0010】(実施の形態1)以下、図1を参照しなが
ら肖像画像合成装置の第1の実施の形態を説明する。
【0011】図1は、本実施の形態のブロック図であ
る。図中画像変換部101は、顔画像103、服装画像
104、背景画像105、合成情報106を入力とし、
合成情報106の内容にしたがって、顔画像103を顔
画像107に、服装画像104を服装画像108に、背
景画像105を背景画像109に変換する。また、同時
に合成情報106を合成情報110に変換する。画像合
成部102は、顔画像107と、服装画像108と、背
景画像109と、合成情報110を入力とし、合成情報
110の内容にしたがって、顔画像107と服装画像1
08と背景画像109を合成し、肖像画像111を生成
する。
【0012】顔画像103は、少なくとも顔全体が写る
ように、人間を前から撮影した画像である。服装画像1
04は、合成に用いる服装を、人間が着た状態になるよ
うに前方から撮影した画像である。背景画像105は、
肖像の背景に用いる模様などの画像である。肖像画像1
11は合成結果画像である。
【0013】各画像は、デジタルのカラー画像であり、
各画素はRGBそれぞれ8ビットで構成される。また、
xy座標系を導入し、画像の左上角を原点とし、水平方向
右向きにx軸、垂直方向下向きにy軸をとる。合成情報
106は、顔画像103、服装画像104、背景画像1
05において、合成に利用する領域、その各領域で色変
換が必要な場合はその基準となる色、合成する時に基準
となる位置と大きさを指定するものである。合成に用い
る領域は、顔画像103では頭髪を含む顔領域と首、服
装画像104では服装と手足、背景画像105ではその
全景とする。この指定は、画像と同じ大きさの2次元配
列を用意し、画像の1画素に対して配列の1要素を対応
させ、配列に画素に対する属性を記憶させておくこと、
などの方法によって行える。
【0014】服装画像104に関しては、服装領域と手
足などの肌色の領域の識別も行えるように属性を設定す
る。合成の基準となる位置と大きさは、画像上の2点で
指定されるものとする。これは、顔画像103、服装画
像104、背景画像105、肖像画像111それぞれに
指定されている。画像変換部101では、顔画像10
3、服装画像104、背景画像105、それぞれに指定
された2点間の距離が、肖像画像111に指定された2
点間の距離と等しいものとなるように、顔画像103、
服装画像104、背景画像105を拡大あるいは縮小す
る。
【0015】この拡大あるいは縮小によって、顔画像1
03、服装画像104、背景画像105、それぞれに指
定された2点の座標が変化するため、合成情報106が
合成情報110へ変換される。同時に、各画像の合成に
用いる領域を指定する2次元配列の拡大縮小も行う。ま
た、服装画像104については、服装の色を変化できる
ものとし、その基準とする色が合成情報106で指定さ
れた場合は、画像変換部101において、服装画像10
4の拡大縮小と同時に、色変換を行う。また、服装画像
104に含まれる手などの肌の部分は、顔色に適合する
ように色変換を行う。
【0016】肌の色変換の基準となる色は、顔画像10
3の顔領域から適当な方法により合成情報106に含ま
せる。背景画像105に対しても、グラデーションなど
の模様の場合は、色を変化できるものとし、その基準と
なる色が、合成情報106で指定された場合は、画像変
換部101において、背景画像105の拡大縮小と同時
に、色変換を行う。画像合成部102では、合成情報1
10から得られる、顔画像107、服装画像108、背
景画像109に指定された2点を、肖像画像111に指
定された2点と重なるように、背景画像109、顔画像
107、服装画像108の順に、合成に用いる領域を肖
像画像111のメモリ領域上にマッピングして、肖像画
像111を生成する。さらに、肖像画像111におい
て、首と服装の間にすき間がある場合は、そこを肌の色
で補間する。また、顔、服装、背景のつなぎ目にスムー
ジングを行う。
【0017】以下、本実施の形態のおける画像変換部1
01の動作について説明する。まず、画像の拡大または
縮小処理について説明する。合成情報106から得られ
る、顔画像103に指定された2点をPf0(xf0,yf0)、Pf
1(xf1,yf1)、服装画像104に指定された2点をPc0(xc
0,yc0)、Pc1(xc1,yc1)、背景画像105に指定された2
点をPb0(xb0,yb0)、Pb1(xb1,yb1)、肖像画像111に指
定された2点をPr0(xr0,yr0)、Pr1(xr1,yr1)とする。
【0018】ただし、xf0<xf1、xc0<xc1、xb0<xb1、xr0
<xr1が成り立つようにする。2点Pf0、Pf1の間の距離Df
は(数1)で求められる。
【0019】
【数1】
【0020】また、2点Pr0、Pr1の間の距離Drは(数
2)によって求められる。
【0021】
【数2】
【0022】Df、Drを用いて、顔画像103に対する拡
大の倍率Sfは(数3)によって求められる。
【0023】
【数3】
【0024】倍率Sfで顔画像103を拡大することによ
り、顔画像107が生成される。拡大の方法には、最近
近接法やスプライン補間など従来の方法を用いる。さら
に、2点Pf0,Pf1は(数4)、(数5)によって、Pf0'
(xf0',yf0')、Pf1'(xf1',yf11')に変換され、合成情報
110の構成要素となる。
【0025】
【数4】
【0026】
【数5】
【0027】なお、Sfが1より小さい場合は、この処理
は縮小処理となる。服装画像104、Pc0、Pc1、背景画
像105、Pb0、Pb1に対しても、上記と同様の処理が行
われ、服装画像108、Pc0'(xc0',yc0')、Pc1'(xc1',y
c1')、背景画像109、Pb0'(xb0',yb0')、Pb1'(xb1',y
b1')に変換される。また、各画像の合成に用いる領域を
指定する2次元配列に対しても、画像と同様の拡大縮小
処理が行われる。
【0028】次に、色変換処理について、服装画像10
4の服装の色変換を例にして説明する。服装画像104
の手などの肌の部分と背景画像105に対する色変換処
理も同様の方法で行われる。まず、服装画像104の中
で、合成に使う服装の領域の全画素に対し、その画素値
のRGB各成分の平均値を求める。これを、Rc、Gc、Bc
とする。
【0029】又、合成情報106から得られる基準の色
のRGB各成分をR0,G0,B0とする。色変換は、服装画像
104の服装領域の各画素の画素値に対し、RGB各成
分に(R0-Rc)、(G0-Gc)、(B0-Bc)をそれぞれ加えること
により行う。
【0030】尚、色変換処理については、服装画像10
4の各画素値、および合成情報106から得られる基準
の色とともに、RGBから、色相(H)、明度(L)、彩度
(S)に変換し、色相については、合成情報106から得
られる基準色のものを用い、明度、彩度に関しては、上
記と同様、基準の色の値と、服装画像104の合成に用
いる服装の領域の画素値の平均値との差分を、服装画像
104の服装の領域の各画素値にそれぞれ加えることに
より行っても良い。また、色変換を、他の色を基準色に
指定して、やり直すことも可能であり、この機能を付け
加えてもよい。
【0031】服装画像104の肌の領域の色変換の基準
となる色は、顔画像103の顔領域の中の適当な点の画
素値をとる。または、顔画像103の顔領域の画素値の
平均値としてもよい。
【0032】なお、色変換処理と拡大縮小処理は、どち
らを先に行っても、同様の結果が得られる。
【0033】以下、本実施の形態における画像合成部1
02の動作について説明する。画像変換部101での処
理により、顔画像107、服装画像108、背景画像1
09の大きさは、肖像画像111に指定された大きさに
適合するようになっている。画像合成部102では、顔
画像107、服装画像108、背景画像109の向きを
合わせる回転処理と、位置を合わせる平行移動と、肖像
画像111へのマッピング処理と、肖像画像111の首
と服装の間にすき間がある場合に、その補間処理、最後
に顔、服装、背景のつなぎ目にスムージング処理が行わ
れる。
【0034】まず、画像合成部102における回転処理
について、顔画像107を例に説明する。服装画像10
8、背景画像109に対しても同様の処理が行われる。
【0035】合成情報110から得られる、顔画像10
7に指定された2点Pf0'(xf0',yf0'),Pf1'(xf1,yf1')
と、肖像画像に指定された2点Pr0(xr0,yr0)、Pr1(xr1,
yr1)に関して、Pf0'からPf1'に向かうベクトルと、Pr0
からPr1に向かうベクトルのなす角θ(ただし0≦θ≦
π)は、このふたつのベクトルの大きさが同じであるこ
とから、(数6)によって求められる。
【0036】
【数6】
【0037】(yf1'-yf0')≦(yr1-yr0)の場合は回転角を
θとして、(yf1'-yf0')>(yr1-yr0)の場合は回転角を−
θとして、顔画像107を回転させる。なお、点(x,y)
を回転角θで回転させた点(x',y')は、(数7)で求め
られる。
【0038】
【数7】
【0039】次に、画像合成部102における平行移動
処理について、顔画像107を例に説明する。服装画像
108、背景画像109も同様の処理が行われる。
【0040】2点Pf0'、Pf1'は回転処理によってPf0''
(xf0'',yf0'')、Pf1''(xf1'',yf1'')に変換されている
ものとする。平行移動の変位を、x軸方向がΔx、y軸方
向がΔyとすると、Δx、Δyは(数8)によって求めら
れる。
【0041】
【数8】
【0042】回転処理後の顔画像107の任意の点Pf
(x,y)は、(数9)にしたがって点(x',y')に変換されるこ
とにより、平行移動処理が行われる。
【0043】
【数9】
【0044】画像合成部102におけるマッピング処理
について説明する。これは、回転処理、平行移動処理を
行った背景画像109、顔画像107、服装画像108
を、この順に肖像画像111のメモリ領域にマッピング
する。マッピングは、各画像の点(x,y)の画素値をその
まま肖像画像111の点(x,y)の画素値とする。肖像画
像111上ですでにマッピングされている画素でも、上
書きしてマッピングを行う。点(x,y)が、肖像画像11
1の画像領域の外になった場合は、マッピングを行わな
い。
【0045】マッピング処理後、画像合成部102で
は、マッピングされた肖像画像111を垂直方向に走査
し、首と服装の間にすき間がある場合、すなわち首と服
装の画素が隣接しておらず、間に背景がある場合、その
すき間を最近の首の画素の画素値で上書きすることによ
り、修正を行う。
【0046】最後に、肖像画像111の背景、顔、服装
のつなぎ目にスムージングをかけることにより、肖像画
像111を完成させ、結果として出力する。
【0047】スムージングは、対象画素すべてに、その
画素と隣接8画素の計9画素の画素値の平均値を求め、
その画素の値とすることにより行う。
【0048】(実施の形態2)以下、図2を参照しなが
ら本発明の肖像画像合成装置の第2の実施の形態を説明
する。図2は、本実施の形態のブロック図である。
【0049】図中、画像変換部201は、顔画像20
3、服装画像204、首画像205、背景画像206、
合成情報207を入力とし、合成情報207の内容にし
たがって、顔画像203を顔画像208に、服装画像2
04を服装画像209に、首画像205を首画像210
に、背景画像206を背景画像211に変換する。
【0050】また、同時に合成情報207を合成情報2
12に変換する。画像合成部202は、顔画像208
と、服装画像209と、首画像210と、背景画像21
1と、合成情報212を入力とし、合成情報212の内
容にしたがって、顔画像208と服装画像209と首画
像210と背景画像211を合成し、肖像画像213を
生成する。顔画像203、服装画像204、背景画像2
06は第1の実施の形態と同様である。
【0051】首画像205は、首を合成に用いるため
に、人間の首の部分を前から撮影した画像である。首画
像205も他の画像と同様のデジタルのカラー画像であ
り、各画素はRGBそれぞれ8ビットで構成される。ま
た、xy座標系も同様に導入する。
【0052】合成情報207は、第1の実施の形態と同
様のものに、首画像205に対する情報を加えたもので
ある。加えられた情報は、首画像205の合成する領
域、顔画像203の顔色に合うように首の色を変換する
ための基準となる色、合成する際に基準となる位置と大
きさである。また、顔画像203に対して合成に用いる
領域は、第1の実施の形態と異なり、頭髪を含む顔領域
のみであって、首の領域は用いない。
【0053】首画像205の色変換の基準となる色は、
顔画像203の顔領域の中で適当な点の画素値である。
これは、手作業により指定する。あるいは、顔画像20
3の顔領域の肌色の平均値としてもよい。また、服装画
像204の肌の領域の色変換の基準の色と同じものを用
いても、同様の効果が得られる。
【0054】首画像205の合成に用いる領域の指定
は、顔画像203に対する領域の指定と同様の方法で行
われる。首画像205の合成の基準となる位置と大きさ
は、他の画像と同様2点Pn0(xn0,yn0)、Pn1(xn1,yn1)で
指定する。ただし、xn0<xn1が成り立つようにする。
【0055】画像変換部201の動作は、顔画像20
3、服装画像204、背景画像206に関しては、第1
の実施の形態と同様の処理を行う。首画像205に関し
ては、服装画像204と同様の方法でに、拡大縮小処理
と色変換処理を行う。また、合成情報207に関して
は、顔画像203、服装画像204、背景画像206に
関する情報に対しては、第1の実施の形態と同様の処理
を行う。首画像205に関する情報も、顔画像203に
関する情報と同様の処理を行う。
【0056】画像合成部202の動作は、第1の実施の
形態と同様の処理により、顔画像208、服装画像20
9、首画像210、背景画像211の回転または平行移
動または回転と平行移動を行う。マッピング処理では、
第1の実施の形態と同様の方法で、背景画像211、首
画像210、服装画像209、顔画像208の順に、合
成に用いる領域が肖像画像213のメモリ領域にマッピ
ングされる。
【0057】マッピング処理の後、肖像画像213を垂
直方向に走査し、顔と首の間にすき間がある場合、即
ち、顔と首の画素が隣接しておらず、間に背景がある場
合、そのすき間を両端の画素、即ち顔の画素と首の画素
の画素値を用いて、線形補間によってそのすき間を上書
きすることにより修正する。同時に、第1の実施の形態
と同様の処理により、首と服装の間のすき間の修正も行
う。最後に、顔、首、服装、背景のつなぎ目にスムージ
ングをかけることにより、肖像画像213を完成させ、
結果として出力する。スムージングの方法は、第1の実
施の形態と同様の処理で行う。
【0058】(実施の形態3)以下、図3を参照しなが
ら本発明の肖像画像合成装置の第3の実施の形態を説明
する。図3は、本実施の形態のブロック図である。
【0059】図中画像変換部301、画像合成部30
2、顔画像304、服装画像306、背景画像307、
合成情報308、肖像画像314は、第2の実施の形態
と同様である。合成情報生成部303は、顔画像30
4、服装画像305、首画像306、背景画像307を
入力とし、合成情報308を生成する。
【0060】以下、本実施の形態における合成情報生成
部303の動作について説明する。顔画像304に対
し、その顔の目、鼻、口、輪郭、頭髪領域を認識する。
【0061】目、鼻、口、輪郭の認識には、特開平4−
199474号公報、特開平4−197793号公報に
記載の処理がある。また、頭髪領域の認識は、色相や明
度などを指標にして自動的に行い、必要ならば手作業に
より領域の修正を行う。顔画像304において、合成に
用いる領域は、頭髪領域と顔輪郭の内部の領域となる。
この情報を顔画像304に対応する配列に記憶させる。
顔画像304の合成の基準となる2点は、あごの先端を
通る水平線上で、その2点を結ぶ線分の中点があごの先
端に、長さが顔の横幅になるように指定する。また、服
装画像305の肌の部分と首画像306の色変換の基準
となる色は、あごの先端近傍で、顔輪郭の内部の点の画
素値とする。なお、この基準となる色は、顔画像304
の顔領域の肌色部分の画素値の平均値としても、同様の
効果が得られる。
【0062】服装画像305に対しては、合成に利用す
る領域は、服装部分と手足を手作業によって指定し、服
装画像305に対応する配列に記憶させる。あるいは、
クロマキなどの方法を用いて自動で認識させ、肌色領域
の位置から手足と顔や首とを判別させることにより、自
動的に指定させてもよい。また、服装画像305に顔全
体が写っている場合は、顔画像304の場合と同様に、
その顔の目、鼻、口、輪郭を認識し、合成の基準となる
2点を指定する。顔が写っていない場合は、手作業によ
り、この2点を指定する。服装画像305の服装の色変
換の基準となる色は、必要ならば手作業で指定する。
【0063】首画像306に対しては、顔全体が写って
いない場合は、手作業により、合成に利用する領域、お
よび合成の基準となる2点を指定する。顔全体が写って
いる場合は、顔画像304の場合と同様に、その顔の
目、鼻、口、輪郭を認識し、合成の基準となる2点を指
定する。また、首の領域を、顔の下に隣接した肌色の領
域として自動に認識させ、必要ならば手作業によって領
域の修正を行って、合成に用いる領域を指定する。
【0064】尚、背景画像307に対しては、ある決ま
った位置に合成の基準となる2点を指定する。あるい
は、手作業によりこの2点を指定しても良い。
【0065】肖像画像314に対しては、ある決まった
位置に合成の基準となる2点を指定する。必要ならば手
作業によりこの2点を指定しても良い。
【0066】以上の処理により、合成情報308が生成
される。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動あ
るいは単純な操作だけによって、違和感のない肖像画像
を得ることができる。
【0068】また、本発明によれば、パーソナルコンピ
ュータ上で数十秒から数分で合成、仕上げが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像合成装
置のブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における画像合成装
置のブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における画像合成装
置のブロック図
【符号の説明】
101 第1の実施の形態における画像変換部 102 第1の実施の形態における画像合成部 103 入力の顔画像 104 入力の服装画像 105 入力の背景画像 106 入力の合成情報 107 変換された顔画像 108 変換された服装画像 109 変換された背景画像 110 変換された合成情報 111 肖像画像 201 第2の実施の形態における画像変換部 202 第2の実施の形態における画像合成部 203 入力の顔画像 204 入力の服装画像 205 入力の首画像 206 入力の背景画像 207 入力の合成情報 208 変換された顔画像 209 変換された服装画像 210 変換された首画像 211 変換された背景画像 212 変換された合成情報 213 肖像画像 301 第3の実施の形態における画像変換部 302 第3の実施の形態における画像合成部 303 第3の実施の形態における合成情報生成部 304 入力の顔画像 305 入力の服装画像 306 入力の首画像 307 入力の背景画像 308 入力の合成情報 309 変換された顔画像 310 変換された服装画像 311 変換された首画像 312 変換された背景画像 313 変換された合成情報 314 肖像画像

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力画像と、前記複数の入力画像に
    対する合成情報を入力とし、前記合成情報によって指定
    される形態に前記入力画像を変換する画像変換部と、前
    記画像変換部によって変換された画像を、前記合成情報
    にしたがって合成する画像合成部を備えた画像合成装
    置。
  2. 【請求項2】合成情報で、画像ごとに、合成する領域、
    領域の大きさ、領域の位置、領域ごとの基準となる色を
    指定し、画像変換部で各画像の大きさ、色を変換し、画
    像合成部で全記合成情報によって指定された位置にした
    がって画像を合成することを特徴とする請求項1記載の
    画像合成装置。
  3. 【請求項3】肖像画像を合成する装置であって、顔の部
    分を合成に用いるために用意した顔画像と、服装部分を
    合成に用いるために用意した服装画像と、背景とするた
    めに用意した背景画像と、前記顔画像と前記服装画像と
    前記背景画像を合成するための条件となる合成情報を入
    力とし、前記合成情報にしたがって、前記顔画像と前記
    服装画像と前記背景画像を変換する画像変換部と、前記
    画像変換部によって変換された顔画像と服装画像と背景
    画像を、前記合成情報にしたがって合成する画像合成部
    を備えた画像合成装置。
  4. 【請求項4】合成情報で画像の大きさ、領域の位置、領
    域ごとの基準となる色を指定し、画像変換部で各画像の
    大きさ、色を変換し、画像合成部で全記号性情報によっ
    て指定された位置にしたがって画像を合成することを特
    徴とする請求項3記載の画像合成装置。
  5. 【請求項5】肖像画像を合成する装置であって、顔の部
    分を合成に用いるために用意した顔画像と、服装部分を
    合成に用いるために用意した服装画像と、首の部分を合
    成に用いるために用意した首画像と、背景とするために
    用意した背景画像と、前記顔画像と前記服装画像と前記
    首画像と前記背景画像を合成するための条件となる合成
    情報を入力とし、前記合成情報にしたがって、前記顔画
    像と前記服装画像と前記首画像と前記背景画像を変換す
    る画像変換部と、前記画像変換部によって変換された顔
    画像と服装画像と首画像と背景画像を、前記合成情報に
    したがって合成する画像合成部を備えた画像合成装置。
  6. 【請求項6】合成情報で画像の大きさ、領域の位置、領
    域ごとの基準となる色を指定し、画像変換部で各画像の
    大きさ、色を変換し、画像合成部で全記号性情報によっ
    て指定された位置にしたがって画像を合成することを特
    徴とする請求項5記載の画像合成装置。
  7. 【請求項7】各入力画像から合成情報を生成する合成情
    報生成部を具備した請求項4または請求項6記載の画像
    合成装置。
JP9028615A 1997-02-13 1997-02-13 画像合成装置 Withdrawn JPH10222649A (ja)

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