JPH10222620A - 表示付きイジェクトノブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードソケットにカードが挿入され且つ動作
中であることを確実に視認することができて、カードを
誤って抜いてしまうことを防止でき、且つコストダウン
を図ることができる表示付きイジェクトノブを提供す
る。 【解決手段】 カードソケット１０の側方に設けられ、
カードソケット１０に挿入されているカード２０を、押
し操作することによって抜けるようにしたイジェクトノ
ブ３０において、ノブ本体３１の先端に、カードソケッ
ト１０にカード２０が挿入され且つ動作中であることを
点灯あるいは点滅して表示する発光ＬＥＤ４０を嵌め込
んだ構造としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カードソケットの
近傍に設けられ、発光ＬＥＤの点灯あるいは点滅によっ
て、カードが挿入され且つ動作中であることを確実に視
認することができる表示手段に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、カードソケットにカードが挿入さ
れ且つ動作中であることを表示する発光ＬＥＤは、キー
ボードの側方の筐体面に設けられており、カードソケッ
トにカードが挿入され且つ動作中であることを、この発
光ＬＥＤを点灯あるいは点滅して表示していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、インジェクトノブとは全く関連なく独立して発光Ｌ
ＥＤがキーボードの側方に設けられていると、使用者の
注意が分散するので、カードソケットにカードが挿入さ
れ且つ動作中であるにもかかわらず、発光ＬＥＤが点灯
あるいは点滅しているのを見落とし、カードソケットに
挿入されたカードを抜くためのイジェクトノブを誤って
押し操作し、カードを抜いてしまう虞があるという問題
があった。

【０００４】本発明は、上記従来の問題を解消し、注意
が分散するのを防ぎ、カードソケットにカードが挿入さ
れ且つ動作中であることを確実に視認することができ
て、動作中にカードを誤って抜いてしまうことを防止で
き、且つコストダウンを図ることができる表示付きイジ
ェクトノブを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、請求項１の発明
は、カードソケットの近傍に設けられ、カードソケット
に挿入されているカードを、押し操作することによって
抜けるようにしたイジェクトノブにおいて、ノブ本体の
先端に、上記カードソケットにカードが挿入され且つ動
作中であることを点灯あるいは点滅して表示する発光Ｌ
ＥＤを嵌め込んだ構造としている。請求項２の発明は、
上記ノブ本体の先端には、凹設部が形成され、この凹設
部に上記発光ＬＥＤが埋設状態で嵌め込まれており、上
記ノブ本体の先端を指で押し操作するときに、指が上記
発光ＬＥＤに触れない構造としている。請求項３の発明
は、上記発光ＬＥＤへの電圧の供給を、ノブ内に配線さ
れたフラットケーブルを通して行う構造としている。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示付きイジ
ェクトノブの実施の形態について、図を参照しつつ説明
する。図１は本発明の表示付きイジェクトノブを備えた
カードソケットの部分平面図であり、図２はその正面図
である。

【０００７】図１，図２に示すように、カードソケット
１０には、その正面視略中央部に、カード２０を挿入す
る挿入口１１が設けられており、その側方近傍に、カー
ドソケット１０内に挿入されたカード２０を抜くための
イジェクトノブ３０が突出して設けられている。このイ
ジェクトノブ３０には、ノブ本体３１の先端に、カード
ソケット１０の挿入口にカード２０が挿入され且つ動作
中であることを、点灯あるいは点滅して表示するチップ
型の発光ＬＥＤ４０が嵌め込まれている。

【０００８】更に、ノブ本体３１の先端には、凹設部３
２が形成され、この凹設部３２に発光ＬＥＤ４０が埋設
状態で嵌め込まれている。また、ノブ本体３１の先端に
嵌め込まれた発光ＬＥＤ４０への電圧の供給は、ノブ本
体３１内に配線されたフラットケーブル（図示略）を通
して行うようになっている。

【０００９】次に、本発明の表示付きイジェクトノブ３
０の押し操作時の作用について説明する。カードソケッ
ト１０にカード２０が挿入され且つ動作中であるときに
は、ノブ本体３１の先端に嵌め込まれた発光ＬＥＤ４０
が点灯あるいは点滅している。そこで、カード２０を抜
くときには、イジェクトノブ３０を指で押し操作するの
で、発光ＬＥＤ４０が点灯あるいは点灯していること、
すなわち、発光ＬＥＤ４０の発光が確実に視界に入っ
て、発光ＬＥＤ４０の点灯あるいは点滅を確認すること
ができ、カードソケット１０にカード２０が挿入され且
つ動作中であるときに、誤ってイジェクトノブ３０を押
し操作することを防止できる。

【００１０】更に、発光ＬＥＤ４０は、ノブ本体３１の
先端に形成された凹設部３２に埋設状態で嵌め込まれて
いるので、ノブ本体３１を指で押し操作するときに、発
光ＬＥＤ４０に指が触れることがなく、発光ＬＥＤ４０
が汚れたり、破損したりする虞がない。また、発光ＬＥ
Ｄ４０への電圧の供給は、ノブ本体３１内に配線された
フラットケーブル（図示略）を通して行うようになって
いるので、配線が外部にはみ出すことがなく、配線が邪
魔にならないとともに外観が良く、且つ配線が切断され
たり、破損して内線がはみ出したりすることを防止でき
る。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、ノブ本体の先端に、発光ＬＥＤを嵌め込んでお
り、カードソケットにカードが挿入され且つ動作中であ
るときには、この発光ＬＥＤが点灯あるいは点滅し、発
光ＬＥＤの発光が確実に視界に入るので、この発光ＬＥ
Ｄの点灯あるいは点滅を確認することができ、カードソ
ケットにカードが挿入され且つ動作中であるときに、誤
ってイジェクトノブを押し操作することを防止できる。
また、カードソケットの動作を示すＬＥＤを別に必要と
せず、且つこのＬＥＤを設けるスペースを必要としない
ので、小型化できるとともに、コストダウンを図ること
ができる。

【００１２】請求項２の発明によれば、発光ＬＥＤが、
ノブ本体の先端に形成された凹設部に、埋設状態で嵌め
込まれているので、指でノブ本体を押し操作するときに
発光ＬＥＤに触れることがなく、発光ＬＥＤが汚れた
り、破損したりする虞がない。請求項３の発明によれ
ば、発光ＬＥＤへの電圧の供給は、ノブ本体内に配線さ
れたフラットケーブルを通して行うようになっているの
で、配線が外部にはみ出すことがなく、配線が邪魔にな
らないとともに外観が良く、且つ配線が切断されたり、
破損して内線がはみ出したりすることを防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の表示付きイジェクトノブを備えたカー
ドソケットの部分平面図である。

【図２】本発明の表示付きイジェクトノブを備えたカー
ドソケットの正面図である。

【符号の説明】

１０ カードソケット ２０ カード ３０ イジェクトノブ ３１ ノブ本体 ３２ 凹設部 ４０ 発光ＬＥＤ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】カードソケットの近傍に設けられ、カード
   ソケットに挿入されているカードを、押し操作すること
   によって抜けるようにしたイジェクトノブにおいて、 ノブ本体の先端に、上記カードソケットにカードが挿入
   され且つ動作中であることを点灯あるいは点滅して表示
   する発光ＬＥＤを嵌め込んだ構造とした表示付きイジェ
   クトノブ。
2. 【請求項２】上記ノブ本体の先端には、凹設部が形成さ
   れ、この凹設部に上記発光ＬＥＤが埋設状態で嵌め込ま
   れており、 上記ノブ本体の先端を指で押し操作するときに、指が上
   記発光ＬＥＤに触れない構造とした請求項１に記載の表
   示付きイジェクトノブ。
3. 【請求項３】上記発光ＬＥＤへの電圧の供給は、ノブ内
   に配線されたフラットケーブルを通して行う構造とした
   請求項１または２のいずれかに記載の表示付きイジェク
   トノブ。