JPH10222241A - 電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法 - Google Patents
電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法Info
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- JPH10222241A JPH10222241A JP9035646A JP3564697A JPH10222241A JP H10222241 A JPH10222241 A JP H10222241A JP 9035646 A JP9035646 A JP 9035646A JP 3564697 A JP3564697 A JP 3564697A JP H10222241 A JPH10222241 A JP H10222241A
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- electronic pen
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- computer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手間をかけない簡単な方法により、個人認証
を的確に行ってコンピュータのセキュリティを万全に確
保すること等を可能とした電子ペン及び個人認証システ
ム並びに個人認証方法を提供する。 【解決手段】 電子ペンは、ユーザの署名の特徴データ
を記憶したEEPROM13と、空間における電子ペン
の相対位置を検出するジャイロセンサ11と、電子ペン
を使用して空間で署名した個人の署名がEEPROM1
3に予め記憶されている署名の特徴データを有する持ち
主と同一人物か否かの判定に基づき個人認証を行うと共
に、電子ペンの固有番号と署名の特徴とに基づきパスワ
ードを作成するワンチップマイクロコンピュータ12と
を具備する。
を的確に行ってコンピュータのセキュリティを万全に確
保すること等を可能とした電子ペン及び個人認証システ
ム並びに個人認証方法を提供する。 【解決手段】 電子ペンは、ユーザの署名の特徴データ
を記憶したEEPROM13と、空間における電子ペン
の相対位置を検出するジャイロセンサ11と、電子ペン
を使用して空間で署名した個人の署名がEEPROM1
3に予め記憶されている署名の特徴データを有する持ち
主と同一人物か否かの判定に基づき個人認証を行うと共
に、電子ペンの固有番号と署名の特徴とに基づきパスワ
ードを作成するワンチップマイクロコンピュータ12と
を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ペン及び個人
認証システム並びに個人認証方法に係り、更に詳しく
は、セキュリティを万全に確保すると共に個人認証を的
確に行う場合等に好適な電子ペン及び個人認証システム
並びに個人認証方法に関する。
認証システム並びに個人認証方法に係り、更に詳しく
は、セキュリティを万全に確保すると共に個人認証を的
確に行う場合等に好適な電子ペン及び個人認証システム
並びに個人認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、個人を認証する方法としては、個
人識別を必要とするセキュリティ対象となるコンピュー
タのOS(Operating System)のように、本人周囲の
人間など誰でも知っている個人を示す名称と、本人しか
知らないパスワードとを照合することにより個人認証を
行う方法、或いは、キャッシュカードのように、カード
の番号とパスワードをサーバ(外部から受けた要求を処
理するコンピュータまたはプログラム)側が予め記憶し
ておき、外部から打ち込まれたカード番号とパスワード
を照合することにより個人認証を行う方法、或いは、本
人が署名したサインを照合することにより個人認証を行
う方法等、各種の個人認証方法がある。
人識別を必要とするセキュリティ対象となるコンピュー
タのOS(Operating System)のように、本人周囲の
人間など誰でも知っている個人を示す名称と、本人しか
知らないパスワードとを照合することにより個人認証を
行う方法、或いは、キャッシュカードのように、カード
の番号とパスワードをサーバ(外部から受けた要求を処
理するコンピュータまたはプログラム)側が予め記憶し
ておき、外部から打ち込まれたカード番号とパスワード
を照合することにより個人認証を行う方法、或いは、本
人が署名したサインを照合することにより個人認証を行
う方法等、各種の個人認証方法がある。
【0003】図6は従来例に係る個人認証システムの構
成を示す図であり、本人が署名したサインを照合して個
人認証を行うシステムである。該個人認証システムは、
コンピュータ84と、該コンピュータ84に接続された
パッド81と、ペン83とを備える構成となっている。
成を示す図であり、本人が署名したサインを照合して個
人認証を行うシステムである。該個人認証システムは、
コンピュータ84と、該コンピュータ84に接続された
パッド81と、ペン83とを備える構成となっている。
【0004】上記各部の構成を説明すると、コンピュー
タ84は、セキュリティの対象となるコンピュータであ
り、予め筆跡データベースを記憶している。パッド81
には、ペン83を用いて書かれた筆跡を認証する筆跡認
証エリア82が配設されており、上からの圧力を検出す
る素子が所定の定められた細かいドットピッチで張り巡
らされており、ペン83の先端が接触している座標、圧
力を逐次検出することにより、筆跡及び筆圧を検出する
機能を有する。ペン83は、パッド81の筆跡認証エリ
ア82内に対するサインの署名に使用される。
タ84は、セキュリティの対象となるコンピュータであ
り、予め筆跡データベースを記憶している。パッド81
には、ペン83を用いて書かれた筆跡を認証する筆跡認
証エリア82が配設されており、上からの圧力を検出す
る素子が所定の定められた細かいドットピッチで張り巡
らされており、ペン83の先端が接触している座標、圧
力を逐次検出することにより、筆跡及び筆圧を検出する
機能を有する。ペン83は、パッド81の筆跡認証エリ
ア82内に対するサインの署名に使用される。
【0005】コンピュータ84におけるセキュリティの
必要な操作を行う場合には、ユーザはペン83を用い
て、パッド81の筆跡認証エリア82内にサイン(sign
ature)を書く。サインの署名に伴い、パッド81は、
筆跡認証エリア82に接触しているペン83の先端の座
標、圧力を逐次検出することにより筆跡及び筆圧を検出
し、コンピュータ84へ転送する。これにより、コンピ
ュータ84は、予め記憶してある筆跡データベースに基
づき、パッド81及びペン83を介して入力されたサイ
ンの署名者がコンピュータ84を使用して作業を行って
もよいか否かを判別する。
必要な操作を行う場合には、ユーザはペン83を用い
て、パッド81の筆跡認証エリア82内にサイン(sign
ature)を書く。サインの署名に伴い、パッド81は、
筆跡認証エリア82に接触しているペン83の先端の座
標、圧力を逐次検出することにより筆跡及び筆圧を検出
し、コンピュータ84へ転送する。これにより、コンピ
ュータ84は、予め記憶してある筆跡データベースに基
づき、パッド81及びペン83を介して入力されたサイ
ンの署名者がコンピュータ84を使用して作業を行って
もよいか否かを判別する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、上記図6に示したような個人認証システムを用いた
個人認証方式では、一度、ログイン(データの送受やフ
ァイル操作が可能となる状態)してしまうと、セキュリ
ティ対象のコンピュータ84をそのまま使用することが
できるため、ユーザがコンピュータ84の周囲から席を
外す場合には、セキュリティを犠牲にしてコンピュータ
84を立ち上げたままの状態で席を立つか、或いは、面
倒でもログアウト(接続を切り終了した状態)してから
席を立つしかないという問題があった。
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、上記図6に示したような個人認証システムを用いた
個人認証方式では、一度、ログイン(データの送受やフ
ァイル操作が可能となる状態)してしまうと、セキュリ
ティ対象のコンピュータ84をそのまま使用することが
できるため、ユーザがコンピュータ84の周囲から席を
外す場合には、セキュリティを犠牲にしてコンピュータ
84を立ち上げたままの状態で席を立つか、或いは、面
倒でもログアウト(接続を切り終了した状態)してから
席を立つしかないという問題があった。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、手間をかけない簡単な方法により、個人認証を
的確に行ってコンピュータのセキュリティを万全に確保
すること等を可能とした電子ペン及び個人認証システム
並びに個人認証方法を提供することを目的とする。
であり、手間をかけない簡単な方法により、個人認証を
的確に行ってコンピュータのセキュリティを万全に確保
すること等を可能とした電子ペン及び個人認証システム
並びに個人認証方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、コンピュータ入力装置として使
用され署名を行った個人を認証する電子ペンであって、
所定の署名特徴データを記憶した署名特徴記憶手段と、
前記署名特徴データと電子ペン署名結果との比較に基づ
き個人を認証する認証手段を具備することを特徴とす
る。
め、請求項1の発明は、コンピュータ入力装置として使
用され署名を行った個人を認証する電子ペンであって、
所定の署名特徴データを記憶した署名特徴記憶手段と、
前記署名特徴データと電子ペン署名結果との比較に基づ
き個人を認証する認証手段を具備することを特徴とす
る。
【0009】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、請求項1記載の電子ペンにおいて、電子ペン固有番
号を記憶した固有番号記憶手段を具備すると共に、前記
署名特徴記憶手段は再記録が可能であることを特徴とす
る。
は、請求項1記載の電子ペンにおいて、電子ペン固有番
号を記憶した固有番号記憶手段を具備すると共に、前記
署名特徴記憶手段は再記録が可能であることを特徴とす
る。
【0010】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、請求項1又は2記載の電子ペンにおいて、空間で署
名を行うことを特徴とする。
は、請求項1又は2記載の電子ペンにおいて、空間で署
名を行うことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、請求項1、2又は3記載の電子ペンにおいて、前記
認証手段は、前記署名特徴データと空間での署名に伴う
電子ペン軌跡及び筆速の特徴との比較に基づき個人を認
証することを特徴とする。
は、請求項1、2又は3記載の電子ペンにおいて、前記
認証手段は、前記署名特徴データと空間での署名に伴う
電子ペン軌跡及び筆速の特徴との比較に基づき個人を認
証することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、請求項1、2、3又は4記載の電子ペンにおいて、
空間での署名に伴う電子ペン相対位置を検出する位置検
出手段を具備することを特徴とする。
は、請求項1、2、3又は4記載の電子ペンにおいて、
空間での署名に伴う電子ペン相対位置を検出する位置検
出手段を具備することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、請求項1、2、3、4又は5記載の電子ペンにおい
て、前記電子ペン固有番号と空間での署名に伴う電子ペ
ン軌跡及び筆速の特徴とに基づきパスワードを作成する
パスワード作成手段を具備することを特徴とする。
は、請求項1、2、3、4又は5記載の電子ペンにおい
て、前記電子ペン固有番号と空間での署名に伴う電子ペ
ン軌跡及び筆速の特徴とに基づきパスワードを作成する
パスワード作成手段を具備することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、請求項6記載の電子ペンにおいて、前記パスワード
作成手段は、前記認証手段が個人認証を行うことができ
なかった場合は偽のパスワードを作成することを特徴と
する。
は、請求項6記載の電子ペンにおいて、前記パスワード
作成手段は、前記認証手段が個人認証を行うことができ
なかった場合は偽のパスワードを作成することを特徴と
する。
【0015】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、請求項6又は7記載の電子ペンにおいて、前記パス
ワードは、文字情報ではなく適度に長いバイナリ列であ
ることを特徴とする。
は、請求項6又は7記載の電子ペンにおいて、前記パス
ワードは、文字情報ではなく適度に長いバイナリ列であ
ることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、請求項6、7又は8記載の電子ペンにおいて、前記
電子ペン固有番号及びパスワードからなるセキュリティ
情報をコンピュータへ伝達する伝達手段を具備すること
を特徴とする。
は、請求項6、7又は8記載の電子ペンにおいて、前記
電子ペン固有番号及びパスワードからなるセキュリティ
情報をコンピュータへ伝達する伝達手段を具備すること
を特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、請求項9記載の電子ペンにおいて、前記セキュリ
ティ情報は、電気信号、光、振動等の何れかにより伝達
されることを特徴とする。
明は、請求項9記載の電子ペンにおいて、前記セキュリ
ティ情報は、電気信号、光、振動等の何れかにより伝達
されることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は
10記載の電子ペンとコンピュータとを具備してなり、
該電子ペン及びコンピュータによりコンピュータ使用を
所望する個人を認証することを特徴とする。
明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は
10記載の電子ペンとコンピュータとを具備してなり、
該電子ペン及びコンピュータによりコンピュータ使用を
所望する個人を認証することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、コンピュータ入力装置として使用され署名を行っ
た個人を認証する電子ペンを用いて個人の認証を行う個
人認証方法であって、予め設定された所定の署名特徴デ
ータと電子ペン署名結果との比較に基づき個人を認証す
る認証ステップを有することを特徴とする。
明は、コンピュータ入力装置として使用され署名を行っ
た個人を認証する電子ペンを用いて個人の認証を行う個
人認証方法であって、予め設定された所定の署名特徴デ
ータと電子ペン署名結果との比較に基づき個人を認証す
る認証ステップを有することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、請求項12記載の個人認証方法において、前記電
子ペンにより空間で署名を行うことを特徴とする。
明は、請求項12記載の個人認証方法において、前記電
子ペンにより空間で署名を行うことを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、請求項12又は13記載の個人認証方法におい
て、前記認証ステップでは、前記署名特徴データと空間
での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴との比較に
基づき個人を認証することを特徴とする。
明は、請求項12又は13記載の個人認証方法におい
て、前記認証ステップでは、前記署名特徴データと空間
での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴との比較に
基づき個人を認証することを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項15の発
明は、請求項12、13又は14記載の個人認証方法に
おいて、空間での署名に伴う電子ペン相対位置を検出す
る位置検出ステップを有することを特徴とする。
明は、請求項12、13又は14記載の個人認証方法に
おいて、空間での署名に伴う電子ペン相対位置を検出す
る位置検出ステップを有することを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項16の発
明は、請求項12、13、14又は15記載の個人認証
方法において、電子ペンに予め記憶された電子ペン固有
番号と空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴
とに基づきパスワードを作成するパスワード作成ステッ
プを有することを特徴とする。
明は、請求項12、13、14又は15記載の個人認証
方法において、電子ペンに予め記憶された電子ペン固有
番号と空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴
とに基づきパスワードを作成するパスワード作成ステッ
プを有することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項17の発
明は、請求項16記載の個人認証方法において、前記パ
スワード作成ステップでは、前記認証ステップで個人認
証を行うことができなかった場合は偽のパスワードを作
成することを特徴とする。
明は、請求項16記載の個人認証方法において、前記パ
スワード作成ステップでは、前記認証ステップで個人認
証を行うことができなかった場合は偽のパスワードを作
成することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項18の発
明は、請求項16又は17記載の個人認証方法におい
て、前記パスワードは、文字情報ではなく適度に長いバ
イナリ列であることを特徴とする。
明は、請求項16又は17記載の個人認証方法におい
て、前記パスワードは、文字情報ではなく適度に長いバ
イナリ列であることを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項19の発
明は、請求項16、17又は18記載の個人認証方法に
おいて、前記電子ペン固有番号及びパスワードからなる
セキュリティ情報をコンピュータへ伝達する伝達ステッ
プを有することを特徴とする。
明は、請求項16、17又は18記載の個人認証方法に
おいて、前記電子ペン固有番号及びパスワードからなる
セキュリティ情報をコンピュータへ伝達する伝達ステッ
プを有することを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項20の発
明は、請求項19記載の個人認証方法において、前記セ
キュリティ情報は、電気信号、光、振動等の何れかによ
り伝達されることを特徴とする。
明は、請求項19記載の個人認証方法において、前記セ
キュリティ情報は、電気信号、光、振動等の何れかによ
り伝達されることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0029】先ず、本実施の形態に係る電子ペンの構成
を図1を参照して説明する。図1は電子ペンの電気的構
成を示すブロック図である。電子ペンは、ジャイロセン
サ11と、ワンチップマイクロコンピュータ(以下、ワ
ンチップマイコンと略称)12と、EEPROM(Ele
ctrically Erasable Programmable Read Only Mem
ory)13と、入出力インタフェース14とを電子ペン
内部に備えた構成となっている。
を図1を参照して説明する。図1は電子ペンの電気的構
成を示すブロック図である。電子ペンは、ジャイロセン
サ11と、ワンチップマイクロコンピュータ(以下、ワ
ンチップマイコンと略称)12と、EEPROM(Ele
ctrically Erasable Programmable Read Only Mem
ory)13と、入出力インタフェース14とを電子ペン
内部に備えた構成となっている。
【0030】上記各部の構成を詳述すると、ジャイロセ
ンサ11は、電子ペン内部に装備するために小型化され
ており、空間における電子ペンの相対位置を検出するセ
ンサである。ワンチップマイコン12は、後述する図2
のフローチャートのステップS2乃至ステップS4に示
される処理を行うと共に電子ペン各部の制御を行うもの
であり、電子ペンの軌跡及び筆速の特徴に基づき個人を
検証し、予め記憶してある電子ペンの固有番号(ID)
及び筆跡の特徴に基づき独特のパスワードを生成するア
ルゴリズムを有している。尚、電子ペンが個人の認証に
失敗した場合には、パスワード作成時に偽のパスワード
が作成される。
ンサ11は、電子ペン内部に装備するために小型化され
ており、空間における電子ペンの相対位置を検出するセ
ンサである。ワンチップマイコン12は、後述する図2
のフローチャートのステップS2乃至ステップS4に示
される処理を行うと共に電子ペン各部の制御を行うもの
であり、電子ペンの軌跡及び筆速の特徴に基づき個人を
検証し、予め記憶してある電子ペンの固有番号(ID)
及び筆跡の特徴に基づき独特のパスワードを生成するア
ルゴリズムを有している。尚、電子ペンが個人の認証に
失敗した場合には、パスワード作成時に偽のパスワード
が作成される。
【0031】EEPROM13は、電気的消去が可能な
読み出し専用メモリであり、ユーザ情報(ユーザの署名
の特徴に関する情報)が記憶されている。入出力インタ
フェース14は、電子ペン内部の処理した結果とコンピ
ュータ(図示略)側の情報とを互いに通信するための手
段であり、電子ペンの固有番号及びパスワードからなる
セキュリティ情報をコンピュータへ送信する機能を有し
ている。尚、セキュリティ情報は、電気信号もしくは光
もしくは振動によりコンピュータへ伝達することが可能
である。
読み出し専用メモリであり、ユーザ情報(ユーザの署名
の特徴に関する情報)が記憶されている。入出力インタ
フェース14は、電子ペン内部の処理した結果とコンピ
ュータ(図示略)側の情報とを互いに通信するための手
段であり、電子ペンの固有番号及びパスワードからなる
セキュリティ情報をコンピュータへ送信する機能を有し
ている。尚、セキュリティ情報は、電気信号もしくは光
もしくは振動によりコンピュータへ伝達することが可能
である。
【0032】次に、本実施の形態に係る電子ペンの外観
及びコンピュータ側のソケットに対する電子ペンの挿入
状態について図3(a)、(b)を参照して説明する。
図3(a)は電子ペンの外観図、図3(b)はコンピュ
ータ側のソケットに電子ペンを挿入した状態を示す一部
を断面とした説明図である。電子ペンは、筺体31にフ
ァンクションスイッチ32と電極33とを装備してい
る。また、コンピュータ側には、該コンピュータと電子
ペンと間における情報をやり取りするための電極(図示
略)を有するソケット34が装備されている。
及びコンピュータ側のソケットに対する電子ペンの挿入
状態について図3(a)、(b)を参照して説明する。
図3(a)は電子ペンの外観図、図3(b)はコンピュ
ータ側のソケットに電子ペンを挿入した状態を示す一部
を断面とした説明図である。電子ペンは、筺体31にフ
ァンクションスイッチ32と電極33とを装備してい
る。また、コンピュータ側には、該コンピュータと電子
ペンと間における情報をやり取りするための電極(図示
略)を有するソケット34が装備されている。
【0033】次に、本実施の形態に係る電子ペンを使用
して個人認証を行う場合の動作の流れについて図2のフ
ローチャートを参照して説明する。図2のフローチャー
トでは、ステップS2乃至ステップS4の処理を電子ペ
ン側で行い、ステップS5及びステップS6の処理をコ
ンピュータ側で行う。この場合、電子ペンのEEPRO
M13には、既にユーザの署名の特徴が抽出されて保存
されているものと仮定する。
して個人認証を行う場合の動作の流れについて図2のフ
ローチャートを参照して説明する。図2のフローチャー
トでは、ステップS2乃至ステップS4の処理を電子ペ
ン側で行い、ステップS5及びステップS6の処理をコ
ンピュータ側で行う。この場合、電子ペンのEEPRO
M13には、既にユーザの署名の特徴が抽出されて保存
されているものと仮定する。
【0034】図2において、先ず、ユーザは自分自身を
電子ペンに認証させるに際して、図4(a)に示すごと
く普通にペンを持つのと同様に電子ペンを持ち、空間の
一部(署名を書き始める場所)まで手を移動させ、電子
ペンのファンクションスイッチ32を指で押さえなが
ら、図4(b)に示すごとく空間で署名を描く(ステッ
プS1)。ユーザがファンクションスイッチ32を押さ
えている間、電子ペンのジャイロセンサ11は空間にお
ける電子ペンの相対位置を計測し続け、一定時間間隔で
サンプリングし、サンプリング結果をワンチップマイコ
ン12へ入力する(ステップS2)。
電子ペンに認証させるに際して、図4(a)に示すごと
く普通にペンを持つのと同様に電子ペンを持ち、空間の
一部(署名を書き始める場所)まで手を移動させ、電子
ペンのファンクションスイッチ32を指で押さえなが
ら、図4(b)に示すごとく空間で署名を描く(ステッ
プS1)。ユーザがファンクションスイッチ32を押さ
えている間、電子ペンのジャイロセンサ11は空間にお
ける電子ペンの相対位置を計測し続け、一定時間間隔で
サンプリングし、サンプリング結果をワンチップマイコ
ン12へ入力する(ステップS2)。
【0035】ユーザは電子ペンを使用して署名を書き終
わったならば、直ちに電子ペンのファンクションスイッ
チ32から指を離す。これに伴い、電子ペンのワンチッ
プマイコン12はユーザによる電子ペンを使用した署名
の入力が終了したと認識し、予め設定されているサイン
データベース(signature data base)に基づき署名の
検証を開始する(ステップS3)。
わったならば、直ちに電子ペンのファンクションスイッ
チ32から指を離す。これに伴い、電子ペンのワンチッ
プマイコン12はユーザによる電子ペンを使用した署名
の入力が終了したと認識し、予め設定されているサイン
データベース(signature data base)に基づき署名の
検証を開始する(ステップS3)。
【0036】ところで、署名の検証方法は数多く存在す
るが、本実施の形態では以下に示す方法で説明する。図
5(a)は署名を検証するための元となる署名を示す図
であり、署名を検証するための元となる署名のデータは
電子ペンのEEPROM13に保存されている。図5
(b)はユーザがログインするために電子ペンで入力し
た署名を示す図である。
るが、本実施の形態では以下に示す方法で説明する。図
5(a)は署名を検証するための元となる署名を示す図
であり、署名を検証するための元となる署名のデータは
電子ペンのEEPROM13に保存されている。図5
(b)はユーザがログインするために電子ペンで入力し
た署名を示す図である。
【0037】図5(a)、(b)には各々座標が記入さ
れているが、これは順番にX、Y、Z(x、y、z)の
空間座標と時間T(t)を表している。また、図5
(a)の点P1〜P6、図5(b)の点p1〜p6は、
各々空間座標X、Y、Z軸、x、y、z軸において向き
の正負が入れ替わる点である。これら各点の距離間隔の
比が略正しく、且つ、時間間隔比が略一致した場合は、
予め用意された署名の持ち主と、新たに電子ペンを使用
して署名した人物とが、同一人物であると判定する。即
ち、
れているが、これは順番にX、Y、Z(x、y、z)の
空間座標と時間T(t)を表している。また、図5
(a)の点P1〜P6、図5(b)の点p1〜p6は、
各々空間座標X、Y、Z軸、x、y、z軸において向き
の正負が入れ替わる点である。これら各点の距離間隔の
比が略正しく、且つ、時間間隔比が略一致した場合は、
予め用意された署名の持ち主と、新たに電子ペンを使用
して署名した人物とが、同一人物であると判定する。即
ち、
【0038】
【数1】 で表される式が成立すれば、同一人物であると判定す
る。上述した署名検証方法によりユーザ判定が終了する
と、再度図2において、電子ペンのワンチップマイコン
12は電子ペンの固有番号と署名の特徴に基づき、パス
ワードを作成する(ステップS4)。
る。上述した署名検証方法によりユーザ判定が終了する
と、再度図2において、電子ペンのワンチップマイコン
12は電子ペンの固有番号と署名の特徴に基づき、パス
ワードを作成する(ステップS4)。
【0039】ここで、パスワードの作成には、署名を検
証するときに参照する特徴点0、P1、P2、P3、P
4、P5、P6のうち、P1、P2、P3、P4、P
5、即ち、Pに付属する番号のうち、3の倍数を取り除
いた点を用いる。また、電子ペンの固有番号をαとす
る。それぞれの点P1、P2、・・・に対し、
証するときに参照する特徴点0、P1、P2、P3、P
4、P5、P6のうち、P1、P2、P3、P4、P
5、即ち、Pに付属する番号のうち、3の倍数を取り除
いた点を用いる。また、電子ペンの固有番号をαとす
る。それぞれの点P1、P2、・・・に対し、
【0040】
【数2】 で表される式に基づき、β1、β2、β4、β5を決定
する。β1、β2、β4、β5は、それぞれ電子ペンの
固有番号αと同一の長さのバイナリ列である。パスワー
ドは、上記β1、β2、β4、β5のバイナリ列を並べ
ただけのものとする。即ち、このバイナリ長は、α×4
となる。仮に、ユーザの署名の入力で、電子ペンの使用
が許可されなかった場合には、値、長さ共にランダムな
バイナリ列を作る。
する。β1、β2、β4、β5は、それぞれ電子ペンの
固有番号αと同一の長さのバイナリ列である。パスワー
ドは、上記β1、β2、β4、β5のバイナリ列を並べ
ただけのものとする。即ち、このバイナリ長は、α×4
となる。仮に、ユーザの署名の入力で、電子ペンの使用
が許可されなかった場合には、値、長さ共にランダムな
バイナリ列を作る。
【0041】次に、上記電子ペンで作成したパスワード
及び電子ペンをコンピュータに認識させて署名ユーザの
判別を行うべく、ユーザは電子ペンの筺体31をコンピ
ュータ側に予め装備されているソケット34に挿入する
(上記図3(b)参照)。
及び電子ペンをコンピュータに認識させて署名ユーザの
判別を行うべく、ユーザは電子ペンの筺体31をコンピ
ュータ側に予め装備されているソケット34に挿入する
(上記図3(b)参照)。
【0042】再度図2において、電子ペンの筺体31の
電極33とコンピュータ側のソケット34の電極(図示
略)との接触に伴い、電気的な通信路が確保されたなら
ば、電子ペンは直ちに電子ペンの固有番号α、そして、
固有番号αに続いてパスワードをそのままコンピュータ
側へ転送する。コンピュータは電子ペンの固有の番号α
とパスワードとを用いて、電子ペンがユーザの使用を許
可したか否かの検証を行う(ステップS5)。
電極33とコンピュータ側のソケット34の電極(図示
略)との接触に伴い、電気的な通信路が確保されたなら
ば、電子ペンは直ちに電子ペンの固有番号α、そして、
固有番号αに続いてパスワードをそのままコンピュータ
側へ転送する。コンピュータは電子ペンの固有の番号α
とパスワードとを用いて、電子ペンがユーザの使用を許
可したか否かの検証を行う(ステップS5)。
【0043】即ち、コンピュータはパスワードを電子ペ
ンの固有番号αの長さに分割して、β1、β2、β4、
β5を再構築する。この時点でうまく分割できなかった
場合は、ユーザのコンピュータに対するログインを許可
しない(ステップS6)。次に、β1、β2、β4、β
5を電子ペンの固有番号αとOR(論理和)を取り、結
果がαにならない場合は、ユーザのコンピュータに対す
るログインを許可しない(ステップS6)。更に、コン
ピュータがログイン許可テーブルを装備していれば、該
テーブルの参照に基づき、許可されたユーザの電子ペン
の固有番号である場合は、ユーザのコンピュータに対す
るログインを許可する(ステップS6)。
ンの固有番号αの長さに分割して、β1、β2、β4、
β5を再構築する。この時点でうまく分割できなかった
場合は、ユーザのコンピュータに対するログインを許可
しない(ステップS6)。次に、β1、β2、β4、β
5を電子ペンの固有番号αとOR(論理和)を取り、結
果がαにならない場合は、ユーザのコンピュータに対す
るログインを許可しない(ステップS6)。更に、コン
ピュータがログイン許可テーブルを装備していれば、該
テーブルの参照に基づき、許可されたユーザの電子ペン
の固有番号である場合は、ユーザのコンピュータに対す
るログインを許可する(ステップS6)。
【0044】上述したように、本実施の形態によれば、
電子ペンは、所定の署名特徴データを記憶したEEPR
OM13と、前記署名特徴データと電子ペンの軌跡及び
筆速の特徴との比較に基づき個人を認証するワンチップ
マイコン12とを具備しているため、電子ペンで署名し
た個人が予め登録されたコンピュータ使用許可者である
か否かを的確に認証することができ、これにより、セキ
ュリティを確保することができる。
電子ペンは、所定の署名特徴データを記憶したEEPR
OM13と、前記署名特徴データと電子ペンの軌跡及び
筆速の特徴との比較に基づき個人を認証するワンチップ
マイコン12とを具備しているため、電子ペンで署名し
た個人が予め登録されたコンピュータ使用許可者である
か否かを的確に認証することができ、これにより、セキ
ュリティを確保することができる。
【0045】また、電子ペンは、予め固有番号を有する
と共に、EEPROM13は再記録が可能であるため、
固有番号を有する電子ペンにより予め登録されている署
名を行ったユーザしかコンピュータを使用することがで
きないと共に、ユーザの特徴に応じた情報を電子ペンに
記録しておくことができ、これにより、セキュリティを
確保することができる。
と共に、EEPROM13は再記録が可能であるため、
固有番号を有する電子ペンにより予め登録されている署
名を行ったユーザしかコンピュータを使用することがで
きないと共に、ユーザの特徴に応じた情報を電子ペンに
記録しておくことができ、これにより、セキュリティを
確保することができる。
【0046】また、電子ペンは、空間での署名に伴う電
子ペン相対位置を検出するジャイロセンサ11を具備し
ているため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検出
するための署名入力用パッドが不要となる。
子ペン相対位置を検出するジャイロセンサ11を具備し
ているため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検出
するための署名入力用パッドが不要となる。
【0047】また、電子ペンは、電子ペンの固有番号と
空間での署名に伴う電子ペンの軌跡及び筆速の特徴とに
基づきパスワードを作成するパスワード作成アルゴリズ
ムを有しているため、コンピュータ入力装置としての電
子ペンの側でセキュリティチェックを万全に施すことが
できる。
空間での署名に伴う電子ペンの軌跡及び筆速の特徴とに
基づきパスワードを作成するパスワード作成アルゴリズ
ムを有しているため、コンピュータ入力装置としての電
子ペンの側でセキュリティチェックを万全に施すことが
できる。
【0048】また、電子ペンは、電子ペンで個人認証を
行うことができなかった場合は偽のパスワードを上記パ
スワード作成アルゴリズムにより作成するため、コンピ
ュータ側に対してコンピュータ使用許可者以外の者が電
子ペンを使用した旨を警告することができる。
行うことができなかった場合は偽のパスワードを上記パ
スワード作成アルゴリズムにより作成するため、コンピ
ュータ側に対してコンピュータ使用許可者以外の者が電
子ペンを使用した旨を警告することができる。
【0049】また、電子ペンは、文字情報ではなく適度
に長いバイナリ列からなるパスワードを作成するため、
該バイナリ列を人間が覚えることができないくらいの長
さに設定しておけば、コンピュータ使用許可者以外の者
が模写することは困難となり、これにより、セキュリテ
ィを万全に確保することができる。
に長いバイナリ列からなるパスワードを作成するため、
該バイナリ列を人間が覚えることができないくらいの長
さに設定しておけば、コンピュータ使用許可者以外の者
が模写することは困難となり、これにより、セキュリテ
ィを万全に確保することができる。
【0050】また、電子ペンは、固有番号及びパスワー
ドからなるセキュリティ情報をコンピュータへ伝達する
入出力インタフェース14を具備しているため、コンピ
ュータ側にユーザを識別させることができる。
ドからなるセキュリティ情報をコンピュータへ伝達する
入出力インタフェース14を具備しているため、コンピ
ュータ側にユーザを識別させることができる。
【0051】また、電子ペンは、上記セキュリティ情報
を電気信号、光、振動等の何れかにより伝達することが
可能であるため、上記と同様にコンピュータ側にユーザ
を識別させることができる。
を電気信号、光、振動等の何れかにより伝達することが
可能であるため、上記と同様にコンピュータ側にユーザ
を識別させることができる。
【0052】従って、上述した点から、ユーザがコンピ
ュータシステムを運用するに際しては、電子ペンとコン
ピュータとの両方で二重にセキュリティガードをかける
ことができ、これにより、セキュリティを万全に確保す
ることができる。
ュータシステムを運用するに際しては、電子ペンとコン
ピュータとの両方で二重にセキュリティガードをかける
ことができ、これにより、セキュリティを万全に確保す
ることができる。
【0053】また、ユーザがコンピュータの前から席を
外すときに、或る一定時間以内に電子ペンからの入力が
ない場合は、電子ペンからの固有番号及びパスワードを
再度受け付けなければ再度入力ができないようにシステ
ムを構成すれば、ユーザが席を一定時間以上離れるとき
に電子ペンを所持して行けば、他人がコンピュータを操
作することはできなくなる。
外すときに、或る一定時間以内に電子ペンからの入力が
ない場合は、電子ペンからの固有番号及びパスワードを
再度受け付けなければ再度入力ができないようにシステ
ムを構成すれば、ユーザが席を一定時間以上離れるとき
に電子ペンを所持して行けば、他人がコンピュータを操
作することはできなくなる。
【0054】この場合、電子ペン側は一度ログインを受
け付けているので、ユーザは再度署名を書く必要はな
く、コンピュータ側のソケットに電子ペンを再度挿入す
れば、電子ペンは電子ペンの固有番号とパスワードをコ
ンピュータ側に再度送信し、コンピュータ側がこれを検
証することにより、コンピュータの再操作が可能とな
る。
け付けているので、ユーザは再度署名を書く必要はな
く、コンピュータ側のソケットに電子ペンを再度挿入す
れば、電子ペンは電子ペンの固有番号とパスワードをコ
ンピュータ側に再度送信し、コンピュータ側がこれを検
証することにより、コンピュータの再操作が可能とな
る。
【0055】また、パスワードは電子ペン側で作成する
ものの、パスワードはバイナリの長い列で且つユーザの
署名の特徴のうちの全てを用いないようにすることによ
り、他人がパスワードを破ることは困難となる。他方、
署名をパスワードに用いることにより、ユーザ側はパス
ワードを覚える必要がなくなるため、パスワードを覚え
る煩雑さやパスワードを忘失したりする不具合を解消す
ることができる。
ものの、パスワードはバイナリの長い列で且つユーザの
署名の特徴のうちの全てを用いないようにすることによ
り、他人がパスワードを破ることは困難となる。他方、
署名をパスワードに用いることにより、ユーザ側はパス
ワードを覚える必要がなくなるため、パスワードを覚え
る煩雑さやパスワードを忘失したりする不具合を解消す
ることができる。
【0056】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0057】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0058】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0059】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0060】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コンピュータ入力装置として使用され署名を行
った個人を認証する電子ペンであって、所定の署名特徴
データを記憶した署名特徴記憶手段と、前記署名特徴デ
ータと電子ペン署名結果との比較に基づき個人を認証す
る認証手段とを具備しているため、電子ペンで署名した
個人が予め登録されたコンピュータ使用許可者であるか
否かを的確に認証することができ、これにより、セキュ
リティを確保することができる。
よれば、コンピュータ入力装置として使用され署名を行
った個人を認証する電子ペンであって、所定の署名特徴
データを記憶した署名特徴記憶手段と、前記署名特徴デ
ータと電子ペン署名結果との比較に基づき個人を認証す
る認証手段とを具備しているため、電子ペンで署名した
個人が予め登録されたコンピュータ使用許可者であるか
否かを的確に認証することができ、これにより、セキュ
リティを確保することができる。
【0062】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
電子ペンにおいて、電子ペン固有番号を記憶した固有番
号記憶手段を具備すると共に、前記署名特徴記憶手段は
再記録が可能であるため、固有番号を有する電子ペンに
より予め登録されている署名を行ったユーザしかコンピ
ュータを使用することができないと共に、ユーザの特徴
に応じた情報を電子ペンに記録しておくことができ、こ
れにより、セキュリティを確保することができる。
電子ペンにおいて、電子ペン固有番号を記憶した固有番
号記憶手段を具備すると共に、前記署名特徴記憶手段は
再記録が可能であるため、固有番号を有する電子ペンに
より予め登録されている署名を行ったユーザしかコンピ
ュータを使用することができないと共に、ユーザの特徴
に応じた情報を電子ペンに記録しておくことができ、こ
れにより、セキュリティを確保することができる。
【0063】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
記載の電子ペンにおいて、空間で電子ペンによる署名を
行うため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検出す
るための署名入力用パッドが不要となる。
記載の電子ペンにおいて、空間で電子ペンによる署名を
行うため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検出す
るための署名入力用パッドが不要となる。
【0064】請求項4の発明によれば、請求項1、2又
は3記載の電子ペンにおいて、前記認証手段は、前記署
名特徴データと空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆
速の特徴との比較に基づき個人を認証するため、請求項
1の発明と同様に、電子ペンで署名した個人が予め登録
されたコンピュータ使用許可者であるか否かを的確に認
証することができ、これにより、セキュリティを確保す
ることができる。
は3記載の電子ペンにおいて、前記認証手段は、前記署
名特徴データと空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆
速の特徴との比較に基づき個人を認証するため、請求項
1の発明と同様に、電子ペンで署名した個人が予め登録
されたコンピュータ使用許可者であるか否かを的確に認
証することができ、これにより、セキュリティを確保す
ることができる。
【0065】請求項5の発明によれば、請求項1、2、
3又は4記載の電子ペンにおいて、空間での署名に伴う
電子ペン相対位置を検出する位置検出手段を具備してい
るため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検出する
ための署名入力用パッドが不要となる。
3又は4記載の電子ペンにおいて、空間での署名に伴う
電子ペン相対位置を検出する位置検出手段を具備してい
るため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検出する
ための署名入力用パッドが不要となる。
【0066】請求項6の発明によれば、請求項1、2、
3、4又は5記載の電子ペンにおいて、前記電子ペン固
有番号と空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特
徴とに基づきパスワードを作成するパスワード作成手段
を具備しているため、コンピュータ入力装置としての電
子ペンの側でセキュリティチェックを万全に施すことが
できる。
3、4又は5記載の電子ペンにおいて、前記電子ペン固
有番号と空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特
徴とに基づきパスワードを作成するパスワード作成手段
を具備しているため、コンピュータ入力装置としての電
子ペンの側でセキュリティチェックを万全に施すことが
できる。
【0067】請求項7の発明によれば、請求項6記載の
電子ペンにおいて、前記パスワード作成手段は、前記認
証手段が個人認証を行うことができなかった場合は偽の
パスワードを作成するため、コンピュータ側に対してコ
ンピュータ使用許可者以外の者が電子ペンを使用した旨
を警告することができる。
電子ペンにおいて、前記パスワード作成手段は、前記認
証手段が個人認証を行うことができなかった場合は偽の
パスワードを作成するため、コンピュータ側に対してコ
ンピュータ使用許可者以外の者が電子ペンを使用した旨
を警告することができる。
【0068】請求項8の発明によれば、請求項6又は7
記載の電子ペンにおいて、前記パスワードは、文字情報
ではなく適度に長いバイナリ列であるため、該バイナリ
列を人間が覚えることができないくらいの長さに設定し
ておけば、コンピュータ使用許可者以外の者が模写する
ことは困難となり、これにより、セキュリティを万全に
確保することができる。
記載の電子ペンにおいて、前記パスワードは、文字情報
ではなく適度に長いバイナリ列であるため、該バイナリ
列を人間が覚えることができないくらいの長さに設定し
ておけば、コンピュータ使用許可者以外の者が模写する
ことは困難となり、これにより、セキュリティを万全に
確保することができる。
【0069】請求項9の発明によれば、請求項6、7又
は8記載の電子ペンにおいて、前記電子ペン固有番号及
びパスワードからなるセキュリティ情報をコンピュータ
へ伝達する伝達手段を具備しているため、コンピュータ
側にユーザを識別させることができる。
は8記載の電子ペンにおいて、前記電子ペン固有番号及
びパスワードからなるセキュリティ情報をコンピュータ
へ伝達する伝達手段を具備しているため、コンピュータ
側にユーザを識別させることができる。
【0070】請求項10の発明によれば、請求項9記載
の電子ペンにおいて、前記セキュリティ情報は、電気信
号、光、振動等の何れかにより伝達されるため、請求項
9の発明と同様に、コンピュータ側にユーザを識別させ
ることができる。
の電子ペンにおいて、前記セキュリティ情報は、電気信
号、光、振動等の何れかにより伝達されるため、請求項
9の発明と同様に、コンピュータ側にユーザを識別させ
ることができる。
【0071】請求項11の発明によれば、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の電子ペ
ンとコンピュータとを具備してなり、該電子ペン及びコ
ンピュータによりコンピュータ使用を所望する個人を認
証するため、請求項1乃至請求項10の発明と同様の効
果を奏することができる。
2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の電子ペ
ンとコンピュータとを具備してなり、該電子ペン及びコ
ンピュータによりコンピュータ使用を所望する個人を認
証するため、請求項1乃至請求項10の発明と同様の効
果を奏することができる。
【0072】請求項12の発明によれば、コンピュータ
入力装置として使用され署名を行った個人を認証する電
子ペンを用いて個人の認証を行う個人認証方法であっ
て、予め設定された所定の署名特徴データと電子ペン署
名結果との比較に基づき個人を認証する認証ステップを
有するため、電子ペンで署名した個人が予め登録された
コンピュータ使用許可者であるか否かを的確に認証する
ことができ、これにより、セキュリティを確保すること
ができる。
入力装置として使用され署名を行った個人を認証する電
子ペンを用いて個人の認証を行う個人認証方法であっ
て、予め設定された所定の署名特徴データと電子ペン署
名結果との比較に基づき個人を認証する認証ステップを
有するため、電子ペンで署名した個人が予め登録された
コンピュータ使用許可者であるか否かを的確に認証する
ことができ、これにより、セキュリティを確保すること
ができる。
【0073】請求項13の発明によれば、請求項12記
載の個人認証方法において、前記電子ペンにより空間で
署名を行うため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を
検出するための署名入力用パッドが不要となる。
載の個人認証方法において、前記電子ペンにより空間で
署名を行うため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を
検出するための署名入力用パッドが不要となる。
【0074】請求項14の発明によれば、請求項12又
は13記載の個人認証方法において、前記認証ステップ
では、前記署名特徴データと空間での署名に伴う電子ペ
ン軌跡及び筆速の特徴との比較に基づき個人を認証する
ため、請求項12の発明と同様に、電子ペンで署名した
個人が予め登録されたコンピュータ使用許可者であるか
否かを的確に認証することができ、これにより、セキュ
リティを確保することができる。
は13記載の個人認証方法において、前記認証ステップ
では、前記署名特徴データと空間での署名に伴う電子ペ
ン軌跡及び筆速の特徴との比較に基づき個人を認証する
ため、請求項12の発明と同様に、電子ペンで署名した
個人が予め登録されたコンピュータ使用許可者であるか
否かを的確に認証することができ、これにより、セキュ
リティを確保することができる。
【0075】請求項15の発明によれば、請求項12、
13又は14記載の個人認証方法において、空間での署
名に伴う電子ペン相対位置を検出する位置検出ステップ
を有するため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検
出するための署名入力用パッドが不要となる。
13又は14記載の個人認証方法において、空間での署
名に伴う電子ペン相対位置を検出する位置検出ステップ
を有するため、従来のごとく電子ペンの筆跡や筆圧を検
出するための署名入力用パッドが不要となる。
【0076】請求項16の発明によれば、請求項12、
13、14又は15記載の個人認証方法において、電子
ペンに予め記憶された電子ペン固有番号と空間での署名
に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴とに基づきパスワー
ドを作成するパスワード作成ステップを有するため、コ
ンピュータ入力装置としての電子ペンの側でセキュリテ
ィチェックを万全に施すことができる。
13、14又は15記載の個人認証方法において、電子
ペンに予め記憶された電子ペン固有番号と空間での署名
に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴とに基づきパスワー
ドを作成するパスワード作成ステップを有するため、コ
ンピュータ入力装置としての電子ペンの側でセキュリテ
ィチェックを万全に施すことができる。
【0077】請求項17の発明によれば、請求項16記
載の個人認証方法において、前記パスワード作成ステッ
プでは、前記認証ステップで個人認証を行うことができ
なかった場合は偽のパスワードを作成するため、コンピ
ュータ側に対してコンピュータ使用許可者以外の者が電
子ペンを使用した旨を警告することができる。
載の個人認証方法において、前記パスワード作成ステッ
プでは、前記認証ステップで個人認証を行うことができ
なかった場合は偽のパスワードを作成するため、コンピ
ュータ側に対してコンピュータ使用許可者以外の者が電
子ペンを使用した旨を警告することができる。
【0078】請求項18の発明によれば、請求項16又
は17記載の個人認証方法において、前記パスワード
は、文字情報ではなく適度に長いバイナリ列であるた
め、該バイナリ列を人間が覚えることができないくらい
の長さに設定しておけば、コンピュータ使用許可者以外
の者が模写することは困難となり、これにより、セキュ
リティを万全に確保することができる。
は17記載の個人認証方法において、前記パスワード
は、文字情報ではなく適度に長いバイナリ列であるた
め、該バイナリ列を人間が覚えることができないくらい
の長さに設定しておけば、コンピュータ使用許可者以外
の者が模写することは困難となり、これにより、セキュ
リティを万全に確保することができる。
【0079】請求項19の発明によれば、請求項16、
17又は18記載の個人認証方法において、前記電子ペ
ン固有番号及びパスワードからなるセキュリティ情報を
コンピュータへ伝達する伝達ステップを有するため、コ
ンピュータ側にユーザを識別させることができる。
17又は18記載の個人認証方法において、前記電子ペ
ン固有番号及びパスワードからなるセキュリティ情報を
コンピュータへ伝達する伝達ステップを有するため、コ
ンピュータ側にユーザを識別させることができる。
【0080】請求項20の発明によれば、請求項19記
載の個人認証方法において、前記セキュリティ情報は、
電気信号、光、振動等の何れかにより伝達されるため、
請求項19の発明と同様に、コンピュータ側にユーザを
識別させることができる。
載の個人認証方法において、前記セキュリティ情報は、
電気信号、光、振動等の何れかにより伝達されるため、
請求項19の発明と同様に、コンピュータ側にユーザを
識別させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る電子ペンの電気的構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電子ペンを使用して
個人認証を行う場合の動作の流れを示すフローチャート
である。
個人認証を行う場合の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電子ペン及びコンピ
ュータ側に接続した電子ペンを示す図であり、(a)は
電子ペンの外観図、(b)はコンピュータ側のソケット
に電子ペンを挿入した状態を示す一部を断面とした説明
図である。
ュータ側に接続した電子ペンを示す図であり、(a)は
電子ペンの外観図、(b)はコンピュータ側のソケット
に電子ペンを挿入した状態を示す一部を断面とした説明
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る電子ペンで署名を行
う状態を示す図であり、(a)はユーザが電子ペンを所
持した状態を示す説明図、(b)はユーザが所持した電
子ペンにより空間で署名している状態を示す説明図であ
る。
う状態を示す図であり、(a)はユーザが電子ペンを所
持した状態を示す説明図、(b)はユーザが所持した電
子ペンにより空間で署名している状態を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係る署名の座標を示す図
であり、(a)は署名を検証するための元となる署名を
XY座標系に表した説明図、(b)はユーザがログイン
するために電子ペンで入力した署名をXY座標系に表し
た説明図である。
であり、(a)は署名を検証するための元となる署名を
XY座標系に表した説明図、(b)はユーザがログイン
するために電子ペンで入力した署名をXY座標系に表し
た説明図である。
【図6】従来例に係る個人認証システムの構成を示す説
明図である。
明図である。
11 ジャイロセンサ 12 ワンチップマイクロコンピュータ 13 EEPROM 14 入出力インタフェース 31 筺体 32 ファンクションスイッチ 33 電極 34 ソケット
Claims (20)
- 【請求項1】 コンピュータ入力装置として使用され署
名を行った個人を認証する電子ペンであって、 所定の署名特徴データを記憶した署名特徴記憶手段と、
前記署名特徴データと電子ペン署名結果との比較に基づ
き個人を認証する認証手段とを具備することを特徴とす
る電子ペン。 - 【請求項2】 請求項1記載の電子ペンにおいて、電子
ペン固有番号を記憶した固有番号記憶手段を具備すると
共に、前記署名特徴記憶手段は再記録が可能であること
を特徴とする電子ペン。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子ペンにおい
て、空間で署名を行うことを特徴とする電子ペン。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の電子ペンにお
いて、前記認証手段は、前記署名特徴データと空間での
署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴との比較に基づ
き個人を認証することを特徴とする電子ペン。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の電子ペン
において、空間での署名に伴う電子ペン相対位置を検出
する位置検出手段を具備することを特徴とする電子ペ
ン。 - 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の電子
ペンにおいて、前記電子ペン固有番号と空間での署名に
伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴とに基づきパスワード
を作成するパスワード作成手段を具備することを特徴と
する電子ペン。 - 【請求項7】 請求項6記載の電子ペンにおいて、前記
パスワード作成手段は、前記認証手段が個人認証を行う
ことができなかった場合は偽のパスワードを作成するこ
とを特徴とする電子ペン。 - 【請求項8】 請求項6又は7記載の電子ペンにおい
て、前記パスワードは、文字情報ではなく適度に長いバ
イナリ列であることを特徴とする電子ペン。 - 【請求項9】 請求項6、7又は8記載の電子ペンにお
いて、前記電子ペン固有番号及びパスワードからなるセ
キュリティ情報をコンピュータへ伝達する伝達手段を具
備することを特徴とする電子ペン。 - 【請求項10】 請求項9記載の電子ペンにおいて、前
記セキュリティ情報は、電気信号、光、振動等の何れか
により伝達されることを特徴とする電子ペン。 - 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9又は10記載の電子ペンとコンピュータとを具備
してなり、該電子ペン及びコンピュータによりコンピュ
ータ使用を所望する個人を認証することを特徴とする個
人認証システム。 - 【請求項12】 コンピュータ入力装置として使用され
署名を行った個人を認証する電子ペンを用いて個人の認
証を行う個人認証方法であって、 予め設定された所定の署名特徴データと電子ペン署名結
果との比較に基づき個人を認証する認証ステップを有す
ることを特徴とする個人認証方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の個人認証方法におい
て、前記電子ペンにより空間で署名を行うことを特徴と
する個人認証方法。 - 【請求項14】 請求項12又は13記載の個人認証方
法において、前記認証ステップでは、前記署名特徴デー
タと空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び筆速の特徴と
の比較に基づき個人を認証することを特徴とする個人認
証方法。 - 【請求項15】 請求項12、13又は14記載の個人
認証方法において、空間での署名に伴う電子ペン相対位
置を検出する位置検出ステップを有することを特徴とす
る個人認証方法。 - 【請求項16】 請求項12、13、14又は15記載
の個人認証方法において、電子ペンに予め記憶された電
子ペン固有番号と空間での署名に伴う電子ペン軌跡及び
筆速の特徴とに基づきパスワードを作成するパスワード
作成ステップを有することを特徴とする個人認証方法。 - 【請求項17】 請求項16記載の個人認証方法におい
て、前記パスワード作成ステップでは、前記認証ステッ
プで個人認証を行うことができなかった場合は偽のパス
ワードを作成することを特徴とする個人認証方法。 - 【請求項18】 請求項16又は17記載の個人認証方
法において、前記パスワードは、文字情報ではなく適度
に長いバイナリ列であることを特徴とする個人認証方
法。 - 【請求項19】 請求項16、17又は18記載の個人
認証方法において、前記電子ペン固有番号及びパスワー
ドからなるセキュリティ情報をコンピュータへ伝達する
伝達ステップを有することを特徴とする個人認証方法。 - 【請求項20】 請求項19記載の個人認証方法におい
て、前記セキュリティ情報は、電気信号、光、振動等の
何れかにより伝達されることを特徴とする個人認証方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9035646A JPH10222241A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9035646A JPH10222241A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10222241A true JPH10222241A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12447652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9035646A Pending JPH10222241A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10222241A (ja) |
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1997
- 1997-02-04 JP JP9035646A patent/JPH10222241A/ja active Pending
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