JPH10222231A - 腐食性液体用温度制御装置 - Google Patents

腐食性液体用温度制御装置

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JPH10222231A
JPH10222231A JP9032896A JP3289697A JPH10222231A JP H10222231 A JPH10222231 A JP H10222231A JP 9032896 A JP9032896 A JP 9032896A JP 3289697 A JP3289697 A JP 3289697A JP H10222231 A JPH10222231 A JP H10222231A
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JP
Japan
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container
corrosive liquid
temperature control
temperature
control means
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Application number
JP9032896A
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English (en)
Inventor
Yukio Akahori
幸男 赤堀
Akihisa Koganezawa
明央 小金澤
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KOA CORP KK
Original Assignee
KOA CORP KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、主容器の腐食性液体を温度制御用
の副容器に流動させて温度制御してから主容器へ戻すだ
けで、腐食性液体を漏洩、氷結、温度偏差の問題も少な
く効果的に温度制御できる腐食性液体用温度制御装置を
提供する。 【解決手段】 容器に腐食性液体を収容して、この液
体の温度を温度制御手段により制御する装置であって、
腐食性の液体を収容する容器が主容器1と薄型の副容器
2とを循環路3により接続した構成であり、薄型の副容
器2は一部または全部が非金属の薄膜壁2aで構成さ
れ、この薄膜壁2aに板状の温度制御手段5が添設され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腐食性液体用温度
制御装置。詳しくは循環路に温度制御用の副容器を設け
た腐食性液体用温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腐食性液体の温度制御は、熱伝導
性のよい金属容器に温度制御手段を外設して温度制御す
るか、容器内の液体中に温度制御手段を内設して温度制
御する等の装置が使用されている。
【0003】しかしながら前記装置のうち温度制御手段
を外設するものは、冷却の場合、容器内に気体と液体が
共存して気液界面を有するとこの界面に接する壁部分に
氷結を生ずる可能性があり、温度制御手段を内設するも
のは、耐食性樹脂容器に金属パイプの温度制御手段を接
合するから、接合が不完全になって液体の漏洩を生じ易
いもので、前記液体の氷結や漏洩は気相を伴う腐食性液
体の温度制御においては致命的な問題である。しかし、
容器内の氷結を検知することは極めて困難である。ま
た、容器に温度制御手段を内設する場合も外設する場合
も液体を強制的に撹拌することができないから、撹拌不
足によって温度偏差が生ずることも避けられない。従っ
て、これらの欠点を除くには構成部品の点数や製造の工
数を増して装置の改善を行う必要があるし、特に腐食性
液体の温度制御という難条件においては、安価でこれに
適合する金属の選抜が難しくて、且つ、加工や使用にも
困難性が存在するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を
解決するため、主容器の腐食性液体を温度制御用の副容
器に流動させて温度制御してから主容器へ戻すだけで、
腐食性液体を漏洩、氷結、温度偏差の問題も少なく効果
的に温度制御できる腐食性液体用温度制御装置を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係る腐食性液体用温度制御装置は下記の構成を
採用することを特徴とする。容器に腐食性液体を収容し
て、この液体の温度を温度制御手段により制御する装置
であって、腐食性の液体を収容する容器は主容器と薄型
の副容器とを循環路により接続した構成であり、薄型の
副容器は一部または全部が非金属の薄膜壁で構成され、
この薄膜壁に板状の温度制御手段が添設されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る腐食性液体用
温度制御装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0007】図1〜図3において符号Aは、腐食性液体
用温度制御装置である。この装置Aは、腐食性液体イを
収容する主容器1と、腐食性液体イを流動させる薄形の
副容器2と、両容器1と2を接続する循環路3と、循環
路3に設けた循環用ポンプ4と、前記副容器2に添設し
た温度制御手段5とにより構成される。
【0008】前記装置Aの主容器1は、内部に必要量の
腐食性液体イと気体ロ、または腐食性液体イだけを貯留
するもので、腐食性液体イに侵されない耐食性樹脂等に
より形成して、副容器2と循環路3により接続する。そ
して、この主容器1の上部には循環路3を戻る腐食性液
体イを主容器1内の腐食性液体イ中へ噴出させるノズル
6と、主容器1へ腐食性液体イを導入する導入口7とを
設け、下部には主容器1から腐食性液体イを排出する排
出路8を接続して、この排出路8には開閉弁9を設けて
ある。
【0009】副容器2は、内部に腐食性液体lを流動さ
せてその温度制御を行うもので、腐食性液体に侵されな
い耐食性樹脂によりなるべく部分差のない温度制御が行
われるように薄形に形成する。そして、この副容器2の
温度制御手段5を添設する部分は非金属の耐食性樹脂の
薄膜壁2aで形成する。(この薄膜壁2aは温度制御手
段5の副容器2と接触する面に耐食性樹脂の薄膜壁2a
を貼着するようにしても良い。)
【0010】温度制御手段5は、副容器2内を流動する
腐食性液体lと熱交換してこの液体イの温度制御を行わ
せるもので、副容器2の薄膜壁2aと面接触させるため
熱伝導性のよい金属板により形成する。そして温度の制
御素子としてはペルチェ素子を用いることが好ましい
が、このペルチェ素子に限定されるものではなく、チラ
ー、ヒーター、液冷、空冷、その他の温度制御素子を利
用することができる。
【0011】図2は、主容器1と副容器2とが横に並ぶ
ように一体化した装置Aの実施形態を示すもので、この
装置Aは、主容器1と副容器2との間に上端が副容器2
に接続され、下端が主容器1内の腐食性液体中へ開口す
るノズル6が設けられた構成とする。従って、この装置
Aは主容器1と副容器2とノズル6とを同一の耐食性樹
脂により一体形成して、装置を可及的にコンパクト化す
ると共に使用部品数及び接合個所数が最少にすることが
できる。
【0012】図3は、主容器1と副容器2とが上下に並
ぶように一体化した装置Aの実施形態を示すもので、こ
の装置Aは、主容器1へ循環路2を接続する部分からで
きるだけ離隔した位置に下端を副容器2に接続し、上端
を主容器1内の液体中へ開口させたノズル6を設けた構
成である。従って、この装置Aも主容器1と副容器2と
ノズル6とを同一の耐食性樹脂により一体形成して、装
置を可及的にコンパクト化すると共に使用部品数及び接
合個所数を最少にすることができる。
【0013】前記実施形態に示す装置Aは、主容器1内
の腐食性液体イを環境温度より低い温度に制御するとき
は、温度制御手段5を希望温度に設定して置いて、循環
路3に設けたポンプ4を運転する。すると、腐食性液体
イは主容器1から副容器2へ送られて副容器2から主容
器1へ戻される循環を行い、薄形の副容器2内を流動す
るとき、温度制御手段5と熱交換して冷却されるとノズ
ル6により主容器1内の腐食性液体中へ噴出されて主容
器1内の腐食性液体イと撹拌混合される操作を繰り返
す。従って、腐食性液体イは速やかに希望温度で且つ温
度偏差が少ない状態に冷却された後、この温度を保持す
るものである。なお、この装置Aは腐食性液体イの温度
を環境温度よりも高く制御するときは、温度制御手段5
の設定温度を高くして腐食性液体イの循環と主容器1内
の腐食性液体中への噴出を繰り返させれば、温度制御手
段5により液体の温度を上げる制御も温度偏差が少ない
状態で速やかに行われるものである。
【0014】本発明に係る腐食性液体用温度制御装置
は、前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要
旨を逸脱しない範囲において構成部品の構成、配置、そ
の他に付いて多くの変化変形をなし得るものであること
は勿論である。
【0015】
【発明の効果】
(1)装置を構成する部品数及び接合個所数を最少にす
ることができる。 (2)主容器、副容器、ノズル等を同一の耐食性樹脂等
により一体形成することも可能である。 (3)腐食性液体を漏洩、氷結、温度偏差の問題も少な
い状態で効果的に温度制御できる。 (4)HF、O3 、ハロゲン等の高腐食性液体の温度制
御も安全にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る腐食性液体用温度制御装置の主容
器と副容器とを分離形成した実施形態を示す縦断正面図
である。
【図2】主容器と副容器とが横に並ぶように一体形成し
た実施形態を示す縦断正面図である。
【図3】主容器と副容器とが上下に並ぶように一体形成
した実施形態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
A 腐食性液体用温度制御装置 1 主容器 2 副容器 3 循環路 4 循環用ポンプ 5 温度制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に腐食性液体を収容して、この液体
    の温度を温度制御手段により制御する装置であって、 腐食性の液体を収容する容器が主容器と薄型の副容器と
    を循環路により接続した構成であり、 薄型の副容器は一部または全部が非金属の薄膜壁で構成
    され、この薄膜壁に板状の温度制御手段が添設されてい
    る。ことを特徴とする腐食性液体用温度制御装置。
JP9032896A 1997-01-31 1997-01-31 腐食性液体用温度制御装置 Pending JPH10222231A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9032896A JPH10222231A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 腐食性液体用温度制御装置
US08/968,518 US5951921A (en) 1997-01-31 1997-11-12 Apparatus for producing ozone water
AT97309344T ATE258147T1 (de) 1997-01-31 1997-11-20 Apparat zur erzeugung von ozonwasser
EP97309344A EP0856491B1 (en) 1997-01-31 1997-11-20 Apparatus for producing ozone water
DE69727289T DE69727289D1 (de) 1997-01-31 1997-11-20 Apparat zur Erzeugung von Ozonwasser

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9032896A JPH10222231A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 腐食性液体用温度制御装置

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JPH10222231A true JPH10222231A (ja) 1998-08-21

Family

ID=12371666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9032896A Pending JPH10222231A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 腐食性液体用温度制御装置

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JP (1) JPH10222231A (ja)

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