JPH1022198A - 露光方法および光露光装置 - Google Patents

露光方法および光露光装置

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JPH1022198A
JPH1022198A JP8174681A JP17468196A JPH1022198A JP H1022198 A JPH1022198 A JP H1022198A JP 8174681 A JP8174681 A JP 8174681A JP 17468196 A JP17468196 A JP 17468196A JP H1022198 A JPH1022198 A JP H1022198A
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JP
Japan
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exposure
light source
photomask
phase shift
shift mask
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JP8174681A
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English (en)
Inventor
Shoji Hotta
尚二 堀田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相シフトマスクおよびフォトマスクを併用
してもレジストパターンの寸法精度を大幅に向上させ
る。 【解決手段】 石英板14の板厚を変え、球面収差量を
ザイデル収差係数で表して−0.025λ〜−0.045λ
となるように設定する。それにより、位相シフトマスク
を用いて形成した0.20μmパターンならびにフォトマ
スクにより形成した0.25μmパターンの両方の寸法ば
らつきを同時に小さくでき、1台のエキシマレーザステ
ッパ1によって位相シフトマスクならびにフォトマスク
を併用してもいずれの寸法精度も大幅に向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光方法および光
露光装置に関し、特に、光露光装置におけるレジストパ
ターンの寸歩精度の向上に適用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、露
光光源として超高圧水銀灯やエキシマレーザなどが用い
られる光露光装置においては、焦点位置ずれによるレジ
ストパターンの寸法精度の変動を防止し、寸法精度を向
上させるために、光学系の開口収差の一つである球面収
差の調整を行っている。
【0003】なお、この種の露光装置について詳しく述
べてある例としては、1993年11月20日、株式会
社工業調査会発行、大島雅志(編)、「超LSI製造・
試験装置ガイドブック<1994年版>」P84〜P9
0があり、この文献には、光露光装置における特徴およ
び技術動向などが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な光露光装置における球面収差の調整技術では、次のよ
うな問題点があることが本発明者により見い出された。
【0005】すなわち、1種類の光露光装置においてこ
れらの露光方法を併用すると、球面収差起因の寸法精度
がレジストパターン寸法および露光方法に依存するた
め、同時に寸法精度を向上させることが困難であるとい
う問題がある。
【0006】本発明の目的は、位相シフトマスクおよび
フォトマスクを併用してもレジストパターンの寸法精度
を大幅に向上させることのできる露光方法および装置を
提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本発明の露光方法は、結像から
のずれの一種である球面収差量をザイデル収差係数にお
ける−0.025λ〜−0.045λに設定し、位相シフタ
が形成された位相シフトマスクおよび位相シフタが形成
されていないフォトマスクを用いて露光を行うものであ
る。
【0010】また、本発明の露光方法は、前記位相シフ
トマスクにより形成されるレジストパターン寸法が露光
光源の波長以下よりなるものである。
【0011】さらに、本発明の露光方法は、前記フォト
マスクにより形成されるレジストパターン寸法が露光光
源の波長と同程度よりなるものである。
【0012】また、本発明の露光方法は、前記露光光源
が、エキシマレーザよりなるものである。
【0013】さらに、本発明の光露光装置は、半導体ウ
エハが載置される載置手段と、露光光を発生する露光光
源と、該露光光源からの光源の像を結ばせ、位相シフタ
が形成された位相シフトマスクまたは位相シフタが形成
されていないフォトマスクに均一な照明を与える集光レ
ンズと、該集光レンズによって位相シフトマスクまたは
フォトマスクに与えられた照明により形成された設計パ
ターンを載置手段に載置された半導体ウエハ面に縮小投
影する縮小投影レンズと、該縮小投影レンズの球面収差
量をザイデル収差係数で表して−0.025λ〜−0.04
5λに設定する球面収差量調整手段とよりなるものであ
る。
【0014】以上のことにより、1台の光露光装置によ
って位相シフトマスクおよびフォトマスクを併用しても
レジストパターン寸法の精度を大幅に向上させることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態によるエキ
シマレーザステッパの概略説明図、図2は、本発明の一
実施の形態によるエキシマレーザを光源としたレジスト
パターンの球面収差依存性を示した図である。
【0017】本実施の形態1において、露光光源として
エキシマレーザを用いたステップ式投影露光装置である
エキシマレーザステッパ(光露光装置)1は、たとえ
ば、248nm程度の波長のエキシマレーザを出力する
エキシマレーザ(露光光源)2が設けられている。
【0018】また、エキシマレーザステッパ1には、エ
キシマレーザ2から出力されるレーザの放射時間を制御
するシャッタ3が設けられ、そのシャッタ3の後段には
レーザの入射光を反射するミラー4が設けられている。
【0019】さらに、エキシマレーザステッパ1は、ミ
ラー4によって反射された入射光の整形を行うビーム整
形光学系5が設けられており、該ビーム整形光学系5の
後段には照明むらを平滑化し、露光領域を一定にするフ
ライアイレンズ6が設けられている。
【0020】そして、エキシマレーザステッパ1には、
フライアイレンズ6を介した入射光の反射角度を変更
し、レーザ光による干渉を防止する振動ミラー7が設け
られ、該振動ミラー7によって反射された入射光の照明
むらを再び平滑するフライアイレンズ8が設けられてい
る。
【0021】また、エキシマレーザステッパ1は、後述
するレチクルのレチクルパターンの露光範囲外を覆うレ
チクルブラインド9が設けられ、このレチクルブライン
ド9の後段には、該レチクルブラインド9を介した入射
光を反射するミラー10が設けられている。
【0022】さらに、エキシマレーザステッパ1には、
ミラー10からの光を集め、後述する縮小投影レンズの
瞳内に光源の像を結ばせる集光レンズであるコンデンサ
レンズ11が設けられており、そのコンデンサレンズ1
1の下方には、所定の倍率の設計パターンが形成された
レチクルRが設けられている。このレチクルRは、位相
シフトマスクまたはフォトマスクのいずれかが用いら
れ、水平方向に移動できるマスク移動台にセットされて
いる。
【0023】また、エキシマレーザステッパ1は、物体
の見かけの大きさを小さくして輪郭投影を行う縮小投影
レンズ12が設けられ、該縮小投影レンズ12によって
レチクルRのレチクルパターンを縮小投影レンズ12の
下方に位置しているウエハステージ(載置手段)13の
上に載置された半導体ウエハW面に投影し、所定の露光
を行う。
【0024】また、ウエハステージ13は、Z軸移動
台、X軸移動台およびY軸移動台によって上下方向およ
び水平方向に移動され、また、ステップ駆動されるよう
になっている。
【0025】さらに、エキシマレーザステッパ1には、
縮小投影レンズ12の開口収差の一つである球面収差量
を変更させる、石英または合成石英からなる石英板14
(球面収差量調整手段)が、縮小投影レンズ12と半導
体ウエハWとの間に設けられている。
【0026】そして、エキシマレーザステッパ1による
露光を、この石英板14の板厚を変えることによって、
位相シフタが形成されていないフォトマスクまたは位相
シフタが形成された位相シフトマスクを用いた場合のい
ずれであっても球面収差量をザイデル収差係数で表して
−0.025λ〜−0.045λとなるように設定を行う。
【0027】次に、位相シフトマスクにより0.20μm
のレジストパターンを形成し、フォトマスクによって0.
25μmのレジストパターンを形成したときの寸法ばら
つきの球面収差依存性を図2に示す。なお、寸法ばらつ
きは、エキシマレーザステッパ1の焦点位置が±0.4μ
mずれた場合の寸法変化量として定義している。
【0028】また、位相シフトマスクを用いた場合で
は、光源の波長以下の寸法のレジストパターンが形成さ
れ、フォトマスクを用いた場合では、露光光源の波長と
同程度の寸法のレジストパターンが形成されるものとす
る。
【0029】ここで、位相シフトマスクを用いた場合に
おける露光光源の波長と同程度の寸法のレジストパター
ンとは、前述した248nmの波長であれば、たとえ
ば、露光光源の波長以上である0.28μm以上から0.3
0μm以下の寸法を示しており、波長が248nm以外
の場合には、その露光光源の波長以上から前述した24
8nmの波長によって形成されたレジストパターン寸法
の比率と同じ以下のレジストパターンの寸法とする。
【0030】また、通常、球面収差起因の寸法精度は5
nm以下に設定されている。
【0031】この寸法精度をクリアする球面収差量は、
図2に示すように、前述したフォトマスクを用いた場合
において、露光光源の球面収差量をザイデル収差係数で
表して−0.025λ〜−0.045λの範囲となり、位相
シフトマスクを用いた場合では、球面収差量に依存せず
寸法ばらつきは小さくなっている。
【0032】つまり、エキシマレーザステッパ1に設け
られた石英板14の板厚を変更させ、球面収差量をザイ
デル収差係数で表して−0.025λ〜−0.045λの範
囲に設定することによって、位相シフト法マスクを用い
た場合の0.20μmパターンならびにフォトマスクを用
いた0.25μmパターンの両方の寸法ばらつきを同時に
小さくすることができる。
【0033】それにより、本実施の形態においては、石
英板14の板厚を変更させ、球面収差量をザイデル収差
係数で表して−0.025λ〜−0.045λの範囲に設定
することによって、1台のエキシマレーザステッパ1に
よって位相シフトマスクによる0.20μmパターンなら
びにフォトマスクによる0.25μmパターンの形成を併
用してもいずれの寸法精度も大幅に向上させることがで
きる。
【0034】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0035】たとえば、前記実施の形態においては、エ
キシマレーザステッパについて記載したが、光露光を行
う光露光装置であればよく、たとえば、ステップ&スキ
ャン方式などの露光装置に用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0037】(1)本発明によれば、位相シフトマスク
およびフォトマスクを1台の光露光装置により併用して
も、ばらつきなく、高精度にレジストパターンを形成す
ることができる。
【0038】(2)また、本発明では、上記(1)によ
り、製造効率を向上させることができ、且つ高品質の半
導体装置を製造することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるエキシマレーザス
テッパの概略説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるエキシマレーザを
光源としたレジストパターンの球面収差依存性を示した
図である。
【符号の説明】
1 エキシマレーザステッパ(光露光装置) 2 エキシマレーザ(露光光源) 3 シャッタ 4 ミラー 5 ビーム整形光学系 6 フライアイレンズ 7 振動ミラー 8 フライアイレンズ 9 レチクルブラインド 10 ミラー 11 コンデンサレンズ 12 縮小投影レンズ 13 ウエハステージ(載置手段) 14 石英板(球面収差量調整手段) R レチクル W 半導体ウエハ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相シフタが形成された位相シフトマス
    クおよび位相シフタが形成されていないフォトマスクを
    用いて設計パターンを半導体ウエハ上のレジストに露光
    する露光方法であって、結像からのずれの一種である球
    面収差量をザイデル収差係数における−0.025λ〜−
    0.045λに設定して露光を行うことを特徴とする露光
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光方法において、前記
    位相シフトマスクにより形成されるレジストパターン寸
    法が露光光源の波長以下であることを特徴とする露光方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の露光方法において、前記
    フォトマスクにより形成されるレジストパターン寸法が
    露光光源の波長と同程度であることを特徴とする露光方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の露
    光方法において、前記露光光源が、エキシマレーザであ
    ることを特徴とする露光方法。
  5. 【請求項5】 半導体ウエハが載置される載置手段と、
    露光光を発生する露光光源と、前記露光光源からの光源
    の像を結ばせ、位相シフタが形成された位相シフトマス
    クまたは位相シフタが形成されていないフォトマスクに
    均一な照明を与える集光レンズと、前記集光レンズによ
    って前記位相シフトマスクまたは前記フォトマスクに与
    えられた照明により形成された設計パターンを前記載置
    手段に載置された前記半導体ウエハ面に縮小投影する縮
    小投影レンズと、前記縮小投影レンズの球面収差量をザ
    イデル収差係数で表して−0.025λ〜−0.045λに
    設定する球面収差量調整手段とよりなることを特徴とす
    る光露光装置。
JP8174681A 1996-07-04 1996-07-04 露光方法および光露光装置 Pending JPH1022198A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106886131A (zh) * 2015-12-16 2017-06-23 佳能株式会社 曝光装置、曝光方法以及物品的制造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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