JPH10221198A - 漏れの識別のための方法及び装置 - Google Patents

漏れの識別のための方法及び装置

Info

Publication number
JPH10221198A
JPH10221198A JP2169398A JP2169398A JPH10221198A JP H10221198 A JPH10221198 A JP H10221198A JP 2169398 A JP2169398 A JP 2169398A JP 2169398 A JP2169398 A JP 2169398A JP H10221198 A JPH10221198 A JP H10221198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
fuel
mass
fuel mass
leakage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2169398A
Other languages
English (en)
Inventor
Rainer Buck
ブック ライナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH10221198A publication Critical patent/JPH10221198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type
    • F02D41/3809Common rail control systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • F02D2041/224Diagnosis of the fuel system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • F02D2041/224Diagnosis of the fuel system
    • F02D2041/225Leakage detection

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的大量の燃料量が失われる漏れだけでは
なく、従来システムでは不可能だった小さな漏れの識別
も可能となるように改善を行うこと。 【解決手段】 少なくとも2つの圧力値を異なる時点で
検出し、これらの圧力値に基づいて燃料量バランスをセ
ットアップし、該燃料量バランスに基づいてエラーを識
別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料が少なくとも
1つのポンプによって低圧領域から高圧領域へ供給さ
れ、高圧領域内の圧力が少なくとも1つの圧力センサに
よって検出可能である、内燃機関、特にコモンレールシ
ステムを備えた内燃機関の燃料供給システムにおける漏
れの識別のための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関を備えた自動車では、燃料が電
気的燃料ポンプを用いて燃料タンクから吐出され、燃料
管路を介してインジェクターに供給される。過剰燃料は
通常は戻し管路を介して燃料タンクに戻される。高圧噴
射領域を有する内燃機関、特に自己点火方式の内燃機関
では、さらなる別のポンプが燃料ポンプに接続されてい
る。このポンプは、インジェクターと接続された高圧領
域内で非常に高い圧力を形成する。この種の燃料供給シ
ステムでは、インジェクターに欠陥が生じた場合に、常
時燃料が相応の燃焼空間に噴射される危険性が生じる。
これは通常、内部への漏れと称される。さらに燃料が高
圧下でエンジンルームに達している場合には、外部への
漏れの可能性もある。
【0003】それ故に例えばドイツ連邦共和国特許出願
公開第3126393号公報では、燃料供給システムの
高圧領域における圧力を連続的に測定し、蓄積器におい
て圧力の低下を所定の値のもとでエラーの識別に結び付
ける手段を設けることが提案されている。このようなケ
ースでは燃料が常にエンジン内に噴射されるので、公知
の装置ではエラー識別の後でエンジンが停止されるかな
いしは燃料供給がカットされる。しかしながらこのよう
な手法のもとでは、比較的大量の燃料が失われるような
漏れしか識別できない。従ってこのような装置では小さ
な漏れは識別できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
したような従来装置における欠点に鑑みこれを解消すべ
く改善を行うことであり、詳細には比較的大きな燃料量
が失われるような漏れだけではなく、従来システムでは
不可能だった小さな漏れの識別も可能となるように改善
を行うことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、少なくとも2つの圧力値を異なる時点で検出し、こ
れらの圧力値に基づいて燃料量バランスをセットアップ
し、該燃料量バランスに基づいてエラーを識別するよう
にして解決される。
【0006】本発明による装置は従来装置に比べて次の
ような利点を有している。すなわち高圧燃料供給システ
ム全体の機密性に関する監視が可能であり、その上さら
にインジェクターが常時開放されているか否かだけを識
別するのではなく、外部への漏れも識別できることであ
る。この場合特に有利な点は本発明の手法における簡易
性である。なぜなら本発明による手法はさらなる別のセ
ンサを何も必要としないからである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には、高圧噴射領域を有する
内燃機関の燃料供給システムにおいて本発明の説明のた
めに必要となる主要部が示されている。
【0008】図示のシステムは通常のコモンレールイン
ジェクションシステム(共同噴射方式)として示されて
いる。符号10では燃料リザーブタンクが示されてい
る。この燃料リザーブタンク10は、燃料供給導管を介
してフィルタ15と、予備吐出ポンプ20と、遮蔽弁2
5と、高圧吐出ポンプ30と、レール35に接続されて
いる。この燃料供給導管においては高圧吐出ポンプ30
とレール35の間に圧力制御弁40ないし圧力制限弁が
配設されている。この弁によって高圧領域と低圧領域は
接続可能である。すなわち供給導管は戻し導管45と接
続可能である。この戻し導管45を介して燃料はリザー
ブタンク10へ戻される。
【0009】高圧ポンプ30とレール35ないし圧力制
御弁40の間の管路、及びレール35、及びレール35
とインジェクターの間の管路は、高圧領域と称される。
またリザーブタンク10から高圧ポンプ30までの領域
は、低圧領域と称される。
【0010】遮蔽弁25はコイル26を用いて作動され
る。相応に圧力制御弁40はコイル41を用いて操作さ
れる。レール35にはセンサ50が配設されている。こ
のセンサは有利には圧力センサであり、これはレール内
の燃圧に相応する信号を供給する。このレール35はそ
れぞれ1つの管路を介して個々のインジェクター61〜
66に接続されている。これらのインジェクターは電磁
弁71〜76を含んでおり、これらの電磁弁を用いてイ
ンジェクターを通る燃料流が制御される。さらにこれら
のインジェクターは、それぞれ1つの接続部によって戻
し導管45と接続されている。
【0011】圧力センサ50の出力信号と、さらなるセ
ンサ80の出力信号は、制御ユニット100に送出さ
れ、この制御ユニット100も電磁弁71〜76と、予
備吐出ポンプ20のコイル26と、圧力制御弁40のコ
イル41と、高圧吐出ポンプ30を制御している。セン
サ80は、例えば内燃機関の回転数Nと、所望の走行モ
ード(これは例えばアクセルペダル位置センサを用いて
求められる)と、様々な温度値(例えば燃料温度など)
を検出する。
【0012】この装置は次のように動作する。予備吐出
ポンプ20(これは電気的なポンプでも機械的なポンプ
でも構成可能である)は、燃料リザーブタンク10内に
ある燃料をフィルタ15を介して高圧吐出ポンプ30へ
供給する。高圧吐出ポンプ30は、この燃料をレール3
5内へ供給し、そこで圧力を形成する。火花点火式内燃
機関のシステムでは通常は30bar〜100barの
圧力値が達成され、自己点火式内燃機関の場合では、4
00bar〜2000barの圧力値が達成される。
【0013】高圧吐出ポンプ30と予備吐出ポンプ20
の間には遮蔽弁25が配設されており、これは制御ユニ
ット100によって燃料流をカットするためである。
【0014】様々なセンサ80の信号に基づいて制御ユ
ニット100はインジェクター61〜66の電磁弁71
〜76の制御のための制御信号を決定する。電磁弁71
〜76の開閉によって、内燃機関への燃料噴射の開始と
終了が制御される。
【0015】圧力センサ50を用いてレール35と高圧
領域の燃料の圧力が検出される。この値から制御ユニッ
ト100は、圧力制御弁40を制御するための信号を算
出する。有利には圧力は圧力制御弁40の制御によって
所定の値に制御される。この値はとりわけセンサ80を
用いて検出される内燃機関の作動条件に依存している。
【0016】エラーが発生した場合には燃料の供給が遮
蔽弁25によってカットされる。さらにわかっているエ
ラーの場合には圧力制御弁40が次のように制御され
る。すなわちレール35における圧力が低減されるよう
に制御される。さらに電磁弁71〜76は次のように制
御される。すなわちそれらが閉鎖され続けて燃料噴射が
行われないように制御される。
【0017】このシステムでは漏れが生じ得る。漏れが
生じた場合には燃料が高圧領域から一方ではインジェク
ターを介して内燃機関へ流出し及び/又は漏れ箇所を介
して車両のエンジンルームへ流出する。そのようなエン
ジンルームへの漏れや、正確に動作していないインジェ
クターは確実に識別されなければならない。
【0018】高圧領域内の漏れの識別に対しては、高圧
領域、特にレール35内の燃料量バランスが監視され
る。この場合は体積バランス及び/又は質量バランスが
設定可能である。図示の実施例では燃料質量が監視され
ている。しかしながら相応の燃料体積が監視されてもよ
い。
【0019】燃料質量バランスのセットアップに対して
はレール内へ流入する燃料質量と、このレールから流出
する燃料質量が監視される。そして以下の式が成り立つ (V/E)×F−E−R−D−L (1) 前記各符号下の下線はそれぞれ時間導関数ないしは相応
のパラメータの時間区分内の変化を表している。
【0020】前記MFは、高圧ポンプ30から高圧領域
へ吐出される吐出燃料質量を表している。この質量は制
御ユニット100へ供給される。これは実質的に内燃機
関の回転数Nとレール内の圧力Pに依存している。
【0021】前記MEは、レールからインジェクターを
介して内燃機関へ噴射される噴射燃料質量を表してい
る。この質量も制御ユニットへ供給される。これは実質
的にインジェクターの制御に依存する。
【0022】前記MRは、インジェクターから管路45
を介してリザーブタンク内へ戻される戻し燃料質量を表
している。この戻し燃料質量は、インジェクターの制御
に必要な制御質量MSと漏れ燃料質量MLDから合成さ
れる。この漏れ燃料質量MLDは、インジェクター領域
の損失量である。戻し燃料質量分の燃料は、導管45を
介してリザーブタンクに戻される。この燃料質量は通常
は制御ユニットには供給されないため学習の必要があ
る。選択的に、これらの質量が明らかとなる動作状態を
選択することも可能である。
【0023】前記パラメータMDは、高圧領域内の圧力
Pを所定の値に維持するため圧力制御弁40によって高
圧領域からリザーブタンク内へ戻される燃料質量(以下
圧力制御燃料質量と称する)である。
【0024】前記パラメータMLは、漏れ燃料質量であ
る。この質量が、求めるべきパラメータである。本発明
の方法では、欠陥のあるインジェクターを介して燃料が
燃焼室内へ流入する内部への漏れと、燃料が特に自動車
のエンジンルームへ流出する外部への漏れとの間では区
別はしない。
【0025】図1では燃料質量流の流れが相応の箇所で
矢印によって示されている。
【0026】前記パラメータVとEは、燃料ないし調量
システムの定数である。パラメータVは、実質的にレー
ル容積、管路容積、インジェクター容積からなる高圧領
域容積によって定められる。そしてパラメータEには燃
料密度と圧縮弾性率が関与する。
【0027】値P1とP2は、2つの異なる時点でのレ
ール内の燃料の圧力値である。この場合大きさの変化は
2つの時点間の差に関係する。
【0028】図2には、レール内の圧力Pが時間tに亘
ってプロットされている。図中の矢印は個々の燃料噴射
を表している。レール内の圧力Pは燃料の噴射毎に低下
し、その後でその初期値まで上昇する。定常状態におい
ては、2つの燃料噴射の間の圧力が、同じクランク軸の
位置のもとでは常に同じ値に達する。質量バランスの検
出に対しては、圧力P1とP2が測定される時点t1と
t2の間の時間間隔に亘って質量流量が積分される。
【0029】特に有利には、2つの時点t1とt2が2
つの燃料噴射の間の固定の角度間隔に相応する。これは
完全な燃料噴射を含む。4気筒エンジンの場合ではこれ
は180度のクランク軸角度に相応する。全ての調量を
観察するならば、パラメータMFとMEを特性マップに
ファイルすることもできる。
【0030】戻し燃料質量MRは、有利にはエラーの発
生していない状態で学習され、例えば回転数Nやレール
内の圧力P等の動作パラメータに依存して特性マップに
ファイルされる。
【0031】圧力制御弁によってリザーブタンク内へ流
される燃料質量MDは通常は未知のものなので、漏れに
関する検査期間中は圧力制御弁が所定の方式で制御され
る。このことは一方では完全な遮断ないしは完全な開放
が可能であることを意味する。但しこの場合開放状態で
生じる燃料質量MDは既知でなければならない。
【0032】漏れ燃料質量MLに対しては以下の式2が
成り立つ。
【0033】 ML=MF−ME−MR−MD−(V/E)×(P2−P1) (2) 図3には本発明による手法がフローチャートに基づいて
示されている。第1のステップ310では検査過程の初
期化が行われる。これに対しては圧力制御弁に所定の制
御信号が印加される。
【0034】圧力制御弁40に対する制御信号と燃料質
量MDとの間の関係が未知な場合には、圧力制御弁40
は所定の状態になるように制御される。例えば圧力制御
弁40は、完全に閉鎖されるように制御される。この場
合は燃料質量MDに対してゼロの値が生じる。また圧力
制御弁40が完全に開放されるように制御された場合に
は、燃料質量MDは値MDMとなる。
【0035】圧力制御弁40に対する制御信号と燃料質
量MDとの間の関係が既知の場合には、所定の状態に制
御する必要はない。この場合には相応の値MDが特性マ
ップから読み出される。
【0036】検査プログラムの初期化は、例えば装置検
査の枠内で工場で行うことが可能である。さらに検査を
固定的な所定の時間間隔で実施したり及び/又は所定の
エンジン回転数の経過の後で実施するようにしてもよ
い。
【0037】第2のステップ320では圧力センサが第
1の圧力値を検出する。引き続き第3のステップ330
では吐出燃料質量MFが特性マップから読み出される。
この吐出燃料質量は有利には内燃機関の回転数Nと、レ
ール内の圧力Pと、システム内の燃料温度と、1つ又は
複数の特性マップにファイルされているパラメータに依
存して又は相応のパラメータに基づいて算出される。
【0038】続いてステップ335では噴射燃料質量M
Eが回転数Nと、所望走行モードFPに依存して算出さ
れ、場合によってはさらなるパラメータが有利には特性
マップから読み出される。特に有利には、燃料質量信号
MEとして、インジェクターに対する制御信号を算出す
るために制御部に存在する信号が適用される。前述した
パラメータの他にもさらに別の燃料噴射過程を特徴付け
るパラメータが適用されてもよい。これは例えば予備燃
料噴射及び/又は後調整燃料噴射のもとで調量される燃
料質量であってもよい。
【0039】引き続きステップ340では、戻し燃料質
量MRがメモリから読み出される。ステップ350で
は、時点t2において第2の圧力値P2が検出される。
ステップ355では、漏れ燃料質量が式2を用いて算出
される。それに続くステップ360の問合せでは、漏れ
燃料質量MLが閾値SWよりも大きいか否かが検査され
る。閾値SWよりも大きい場合には、ステップ370に
おいて当該装置が漏れの発生を識別し、相応の処置が講
じられる。それ以外の場合にはステップ380において
当該装置がシステムの機密性を識別する。
【0040】図4には戻し燃料質量MRの学習の実施形
態がフローチャートで示されている。この戻し燃料質量
MRの学習に対しては、第1のステップ400で燃料質
量MDが所期のようにゼロにセットされる。このことは
次のようにして達成される。すなわち圧力制御弁40
が、完全に閉鎖され続けて戻し燃料質量MDがゼロにな
るように制御されることによって達成される。第2のス
テップ410では、第1の圧力値P1が検出される。引
き続きステップ420では図3で説明したのと同じよう
に、燃料質量MEとMFが求められる。続いてステップ
430では第2の圧力値P2の測定が行われる。続いて
ステップ440では燃料質量MRの計算が以下の式に従
って行われる。
【0041】 MR=MF−(V/E)×(P2−P1)−ME (3) 引き続き問い合わせステップ450では、燃料噴射の行
われていない動作状態、つまり燃料質量MEがゼロであ
る動作状態が存在するか否かが検査される。そのような
動作状態は例えばいわゆるエンジンブレーキ動作状態に
おいて存在する。このエンジンブレーキ動作状態では燃
料噴射は行われない。なぜならインジェクターを制御す
る燃料も必要ないからである。このことはエンジンブレ
ーキ動作状態では制御燃料質量MSがゼロであることを
意味する。このような場合には燃料質量MLDは燃料質
量MRに相応する。それ故にこのような状態の存在する
場合には、ステップ460において燃料質量MLDが燃
料質量MRと同じ値に設定される。このステップ460
に続いて、あるいは前述したようなエンジンブレーキ動
作状態の存在がない場合には、ステップ470において
燃料質量MRに対する値が有利には様々な動作パラメー
タに依存して特性マップにファイルされる。
【0042】本発明による方法において特に有利な点
は、僅かな漏れ燃料質量を伴う小さな漏れの存在も確実
に識別されることである。公知の漏れ識別手法では、大
量の燃料噴射量に基づく圧力低下と小さな漏れによる圧
力低下を区別することはできない。なぜなら大量の燃料
噴射量に基づく圧力低下が、小さな漏れによる圧力低下
よりも大きいからである。これに対して本発明による手
法では小さな漏れ燃料質量も有利に識別することができ
る。
【0043】図5には燃料質量MDMの算出に対する実
施例が示されている。この圧力制御弁の完全開放のもと
で導出される燃料質量MDMも、エンジンブレーキ動作
状態において学習され特性マップにファイル可能であ
る。
【0044】最大燃料質量MDMの学習のために第1の
ステップ500では、燃料質量MDが所期のように最大
限可能な値にセットされる。このことは次のことによっ
て達成される。すなわち圧力制御弁40を開放し燃料質
量MDがその最大値MDMに達するように制御すること
によって達成される。第2のステップ510では、第1
の圧力値P1が検出される。引き続きステップ520で
は図3に説明したのと同じように燃料質量MEとMFが
求められる。続いてステップ530では第2の圧力値P
2の測定が行われる。続いてステップ540では燃料質
量MDMの計算が以下の式に従って行われる。
【0045】 MDM=MF−MLD−(V/E)×(P2−P1)−ME (4) この値は様々な動作パラメータ、例えば回転数N、燃料
噴射量ME、さらなるパラメータ等に依存して特性マッ
プにファイルされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は燃料調量システムのブロック回路図であ
る。
【図2】圧力が時間tに亘ってプロットされている図で
ある。
【図3】本発明による手法を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】本発明による手法を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】本発明による手法を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 燃料リザーブタンク 15 フィルタ 20 予備吐出ポンプ 25 遮蔽弁 26 コイル 30 高圧吐出ポンプ 35 レール 40 圧力制御弁 41 コイル 50 圧力センサ 80 その他のセンサ 100 制御ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料が少なくとも1つのポンプによって
    低圧領域から高圧領域へ供給され、高圧領域内の圧力が
    少なくとも1つの圧力センサによって検出可能である、
    内燃機関の燃料供給システムにおける漏れの識別のため
    の方法において、 少なくとも2つの圧力値(P1,P2)を異なる時点で
    検出し、これらの圧力値に基づいて燃料量バランスをセ
    ットアップし、該燃料量バランスに基づいてエラーを識
    別することを特徴とする、漏れの識別のための方法。
  2. 【請求項2】 前記燃料量バランスに付加的に少なくと
    も1つの吐出量(MF)、噴射量(ME)、戻し量(M
    R)、及び/又は圧力制御量(MD)を関与させる、請
    求項1記載の漏れの識別のための方法。
  3. 【請求項3】 前記吐出量(MF)は、少なくとも回転
    数(N)と圧力値(P)に依存して設定可能である、請
    求項1又は2記載の漏れの識別のための方法。
  4. 【請求項4】 前記噴射量(ME)は、少なくとも回転
    数(N)及び/又は所望走行モード(FP)に依存して
    設定可能である、請求項1〜3いずれか1項記載の漏れ
    の識別のための方法。
  5. 【請求項5】 前記戻し量(MR)は、エラーのない場
    合に学習される、請求項1〜4いずれか1項記載の漏れ
    の識別のための方法。
  6. 【請求項6】 前記燃料量バランスは、所定の間隔、特
    に所定のエンジン回転数でセットアップされる、請求項
    1〜5いずれか1項記載の漏れの識別のための方法。
  7. 【請求項7】 検査の際に圧力制御弁を所定のように制
    御する、請求項1〜6いずれか1項記載の漏れの識別の
    ための方法。
  8. 【請求項8】 コモンレールシステムと、燃料を低圧領
    域から高圧領域へ供給する少なくとも1つのポンプと、
    高圧領域内の圧力を検出する少なくとも1つの圧力セン
    サ等を備えた内燃機関の燃料供給システムにおける漏れ
    の識別のための装置において、 少なくとも2つの圧力値(P1,P2)を異なる時点で
    検出し、これらの圧力値に基づいて燃料量バランスをセ
    ットアップし、該燃料量バランスに基づいてエラーを識
    別する手段が設けられていることを特徴とする、内燃機
    関の燃料供給システムにおける漏れの識別のための装
    置。
JP2169398A 1997-02-03 1998-02-03 漏れの識別のための方法及び装置 Pending JPH10221198A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19703891A DE19703891B4 (de) 1997-02-03 1997-02-03 Verfahren und Vorrichtung zur Erkennung einer Leckage
DE19703891.3 1997-02-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10221198A true JPH10221198A (ja) 1998-08-21

Family

ID=7819096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2169398A Pending JPH10221198A (ja) 1997-02-03 1998-02-03 漏れの識別のための方法及び装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0857867A1 (ja)
JP (1) JPH10221198A (ja)
DE (1) DE19703891B4 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106092464A (zh) * 2016-06-02 2016-11-09 中山市易恩自动化科技有限公司 测漏仪的测量方法
US10591379B2 (en) 2017-12-27 2020-03-17 Cummins Inc. System and method for identifying a source of high pressure leakage

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19927901B4 (de) * 1999-06-18 2005-10-20 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung einer Brennkraftmaschine
DE19928548A1 (de) * 1999-06-22 2001-01-04 Hydraulik Ring Gmbh Verfahren zur Erfassung einer Leckage
DE19946910A1 (de) * 1999-09-30 2001-04-05 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Einrichtung zur Ermittlung der Kraftstofftemperatur in einem Common-Rail-System
DE10136706B4 (de) 2000-07-28 2019-06-13 Denso Corporation Diagnosevorrichtung zur Ermittlung eines unnormalen Zustands für ein Hochdruck-Kraftstoffzufuhrsystem einer Brennkraftmaschine
DE10155249C1 (de) * 2001-11-09 2003-04-24 Siemens Ag Einspritzanlage sowie Verfahren zur Regelung einer Kraftstoffpunpe
DE10200829A1 (de) * 2002-01-11 2003-07-31 Bosch Gmbh Robert Verfahren, Computerprogramm, Steuer- und/oder Regelgerät zum Betreiben einer Brennkraftmaschine, sowie Brennkraftmaschine
DE10348610B4 (de) * 2003-10-20 2009-07-09 Continental Automotive Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Überwachen eines Kraftstoffdrucksensors
DE102004040706B4 (de) * 2004-08-19 2010-05-06 Audi Ag Verfahren zur Diagnose des Kraftstoffversorgungssystems einer Brennkraftmaschine
DE102004055575A1 (de) * 2004-11-18 2006-05-24 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Leckageprüfung eines Kraftstoffeinspritzventils einer Brennkraftmaschine
DE102007052096B4 (de) * 2007-10-31 2009-07-09 Continental Automotive Gmbh Verfahren zur Erkennung einer Kraftstoffsorte
DE102007052451B4 (de) * 2007-11-02 2009-09-24 Continental Automotive Gmbh Verfahren zum Bestimmen der aktuellen Dauerleckagemenge einer Common-Rail-Einspritzanlage und Einspritzanlage für eine Brennkraftmaschine
DE102008048193B4 (de) * 2008-09-20 2023-05-04 Volkswagen Ag Verfahren zum Bestimmen eines Vorsteuerwertes für ein Kraftstoffeinspritzsystem einer Brennkraftmaschine
DE102009044076A1 (de) 2009-09-22 2011-03-24 Technische Universität Darmstadt Verfahren zur Erkennung von Fehlern bei der Kraftstoffeinspritzung einer Brennkraftmaschine sowie Brennkraftmaschine
FR2982643B1 (fr) * 2011-11-14 2014-01-03 Peugeot Citroen Automobiles Sa Detecteur de fuite et de bulle d'air dans un conduit d'alimentation en carburant d'un moteur a combustion interne a injection a haute pression
DE102015207961B4 (de) * 2015-04-29 2017-05-11 Mtu Friedrichshafen Gmbh Verfahren zum Erkennen einer Dauereinspritzung im Betrieb einer Brennkraftmaschine, Einspritzsystem für eine Brennkraftmaschine und Brennkraftmaschine
DE102016205481A1 (de) 2016-04-04 2017-10-05 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zur Dichtheitsprüfung einer Kraftstoff-Hochdruck-Einspritzvorrichtung
DE102016209390A1 (de) 2016-05-31 2017-11-30 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Leckageprüfung eines Kraftstoffeinspritzventils einer Brennkraftmaschine
DE102020007053A1 (de) 2020-11-19 2022-05-19 Hydac Fluidtechnik Gmbh Prüfvorrichtung

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4421088A (en) * 1980-07-03 1983-12-20 Lucas Industries Limited Fuel system for compression ignition engine
DE3722264A1 (de) * 1987-07-06 1989-01-19 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzanlage fuer brennkraftmaschinen
JP3345933B2 (ja) * 1993-01-19 2002-11-18 株式会社デンソー 蓄圧式燃料噴射装置
IT1261575B (it) * 1993-09-03 1996-05-23 Fiat Ricerche Metodo di diagnosi di malfunzionamenti del circuito ad alta pressione di impianti di iniezione ad alta pressione per motori a combustione interna
DE19521791A1 (de) * 1995-06-15 1996-12-19 Daimler Benz Ag Verfahren zum Erkennen von Betriebsstörungen in einer Kraftstoffeinspritzanlage einer Brennkraftmaschine
DE19534051A1 (de) * 1995-09-14 1997-03-20 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum Betrieb einer Kraftstoffeinspritzeinrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106092464A (zh) * 2016-06-02 2016-11-09 中山市易恩自动化科技有限公司 测漏仪的测量方法
US10591379B2 (en) 2017-12-27 2020-03-17 Cummins Inc. System and method for identifying a source of high pressure leakage

Also Published As

Publication number Publication date
DE19703891B4 (de) 2008-07-31
DE19703891A1 (de) 1998-08-06
EP0857867A1 (de) 1998-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10221198A (ja) 漏れの識別のための方法及び装置
US5974865A (en) Device for detecting a fuel supply system leak during an engine overrunning phase
US5816220A (en) Process and device for monitoring a fuel delivery system
KR100669293B1 (ko) 엔진, 특히 자동차의 엔진을 작동시키기 위한 시스템
US5715786A (en) Device for detecting leakage in a fuel supply
US5708202A (en) Method of recognizing operating errors in a fuel injection system of an internal combustion engine
US6012438A (en) System for checking a pressure sensor of a fuel supply system for an internal combustion engine
JP4791671B2 (ja) 圧力センサの較正方法および装置
US7937988B2 (en) Method and device for checking for leakage in a fuel injection valve of an internal combustion engine
US6901791B1 (en) Method and device for diagnosing of a fuel supply system
US5773716A (en) Method and unit for diagnosing leakage of an internal combustion engine high-pressure injection system
KR101580449B1 (ko) 커먼 레일 분사 시스템에서 레일 압력 센서의 에러 작용 및 특히 드리프트를 식별하기 위한 방법
US9874171B2 (en) Method and device for controlling an internal combustion engine
US7991538B2 (en) Method for operating a fuel system
US7177756B2 (en) Method, control appliance, and computer program for detecting defective pressure sensors in an internal combustion engine
US9051893B2 (en) Method for detecting a malfunction in an electronically regulated fuel injection system of an internal combustion engine
US7137294B2 (en) Device and method for identifying defects in a fuel injection system
CN109281759A (zh) 一种采用压力传感器诊断油箱泄漏的系统和方法
US20110160981A1 (en) Method for Operating a Drive Unit and Drive Unit
JPH1162693A (ja) 内燃機関の作動方法、記憶媒体及び内燃機関
JP4382199B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置における漏れ識別方法および漏れ識別装置
US5355864A (en) Evaporative fuel-processing system for internal combustion engines
JPH09170518A (ja) 高圧燃料噴射装置付き内燃機関における燃料供給系の漏れ識別方法及び装置
KR100667993B1 (ko) 차량의 배기 가스 시스템과 관련된 2차 공기 시스템을모니터링하기 위한 방법
US11384705B2 (en) Determining a drift in the fuel static flow rate of a piezoelectric injector of a motor vehicle heat engine