JPH10220960A - 冷却貯蔵庫および蓄冷剤用支持部材 - Google Patents

冷却貯蔵庫および蓄冷剤用支持部材

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JPH10220960A
JPH10220960A JP3142897A JP3142897A JPH10220960A JP H10220960 A JPH10220960 A JP H10220960A JP 3142897 A JP3142897 A JP 3142897A JP 3142897 A JP3142897 A JP 3142897A JP H10220960 A JPH10220960 A JP H10220960A
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JP
Japan
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mat
regenerator
storage agent
wire
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Application number
JP3142897A
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Inventor
Masahiro Sakai
昌洋 酒井
Kazuo Tetsukawa
和夫 鉄川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 マット状の物品、特にマット型蓄冷剤を
効率よく冷却することができる冷却貯蔵庫および蓄冷剤
用支持部材を提供する。 【解決手段】 冷却貯蔵庫は、冷却されている貯蔵室
(7)と、この貯蔵室に格納されるとともに物品(2
8)を収納するバスケット(51)と、このバスケット
の下面から垂下する引っ掛け部(61)とを備えてい
る。この引っ掛け部に引っ掛けられている蓄冷剤用ハン
ガー(31)には、隙間(44)を有するスリット部
(32,33,44)が設けられ、このスリット部の隙
間にマット型蓄冷剤(1)の連結部(4)が挿入され
て、マット型蓄冷剤の上側の部分はスリット部に載置さ
れ、一方、マット型蓄冷剤の下側の部分は吊るされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品、特に蓄冷剤
を冷却する冷却貯蔵庫および蓄冷剤を支持する蓄冷剤用
支持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄冷剤は使用する前に、冷却貯蔵庫で冷
却する必要があり、従来は、蓄冷剤などの物品を、冷却
貯蔵庫の棚に載置して冷却していた。ところで、蓄冷剤
として、図11に図示するマット型蓄冷剤が検討されて
いる。図11はマット型蓄冷剤の斜視図である。このマ
ット型蓄冷剤1を製造する際には、複数の略円柱状の蓄
冷部2を互いに間隔を開けて略平行に並べ、樹脂シート
3でこの蓄冷部2を覆うとともに、蓄冷部2同士を連結
している。この様にして、平行に並んでいる複数の柱状
の蓄冷部2の間には、蓄冷部2同士を連結する可撓な連
結部4が形成されている。この連結部4の肉厚は、蓄冷
部2の肉厚よりも薄く形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様なマ
ット型蓄冷剤などのマット状の物品を丸めて、冷却貯蔵
庫の棚などに載置して冷却すると、庫内の冷気が、丸め
られたマット状の物品の中心部には流れ難い。その結
果、マット状の物品は、中心部の冷却が不足して、冷却
が不均一となる。一方、マット状の物品を、冷却貯蔵庫
の棚に広げた状態で載置すると、このマット状の物品
が、棚上方から棚下方への冷気の流れを遮断し、冷却貯
蔵庫の冷却効率が格段に低下する。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、マット状の物品、特にマット型蓄冷剤を効
率よく冷却することができる冷却貯蔵庫および蓄冷剤用
支持部材を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
冷却貯蔵庫は、冷却されている貯蔵室(7)と、この貯
蔵室に格納されるとともに物品(28)を収納するバス
ケット(51)と、このバスケットの下面から垂下する
引っ掛け部(61)とを備えている。
【0006】また、請求項2記載の蓄冷剤用支持部材
(31,71)は、互いに略平行に並べられている複数
の柱状の蓄冷部(2)と、この蓄冷部同士を連結すると
ともに蓄冷部よりも薄肉の連結部(4)とを具備してい
るマット型蓄冷剤(1)を支持しており、マット型蓄冷
剤の連結部は通過することができるとともに蓄冷部は通
過することができない隙間(44,78)を有するスリ
ット部(32,33,44,76,78)が設けられて
いる。そして、このスリット部の隙間にマット型蓄冷剤
の連結部が挿入されて、この連結部よりも上側の部分は
スリット部に載置され、隙間に挿入されている連結部よ
りも下側の部分は吊るされている。
【0007】さらに、スリット部が複数設けられている
場合がある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明における冷却貯蔵庫
および蓄冷剤用支持部材の実施の形態を図1ないし図1
0を用いて説明する。図1は蓄冷剤用ハンガーでマット
型蓄冷剤を吊り下げている冷却貯蔵庫の断面図である。
図2は蓄冷剤用ハンガーの斜視図である。図3は蓄冷剤
用ハンガーの説明図で、(a)が平面図、(b)が正面
図である。図4はマット型蓄冷剤を吊り下げている蓄冷
剤用ハンガーの斜視図である。図5は引っ掛け部を具備
するバスケットを備えている冷却貯蔵庫の断面図であ
る。図6は引っ掛け部を具備するバスケットの斜視図で
ある。図7は引っ掛け部を具備するバスケットの説明図
で、(a)が図6に図示するバスケットの正面図、
(b)が変形例の正面図である。図8は蓄冷剤用吊り下
げ部材を備えている冷却貯蔵庫の断面図である。図9は
蓄冷剤用吊り下げ部材の斜視図である。図10はマット
型蓄冷剤を吊り下げている蓄冷剤用吊り下げ部材の斜視
図である。
【0009】冷却貯蔵庫の貯蔵庫本体6は、一面すなわ
ち前面が開口した断熱箱にて形成され、内部に貯蔵室7
を有している。この貯蔵庫本体6の前面開口は、断熱扉
である前面扉8で開閉自在に閉塞されている。そして、
貯蔵庫本体6の上部には機械室9が設けられており、こ
の機械室9には凝縮器11、凝縮器用送風機12および
圧縮機13などが設置されている。
【0010】また、貯蔵庫本体6の天壁から、冷却器1
6および冷却器用送風機17が垂下し、この冷却器16
および冷却器用送風機17の下方には仕切り板18が配
置されている。冷却器16は、凝縮器11および圧縮機
13とともに冷凍サイクルを構成しており、冷凍サイク
ルが稼働すると、冷却器16の温度は低下する。そし
て、冷却器用送風機17が運転されると、冷却器用送風
機17は冷却器16で冷却された冷気を、仕切り板18
の前側に形成されている吐出口19から下方に吐出して
いる。吐出された冷気は貯蔵室7内を流れた後に、仕切
り板18の後側に形成されている吸い込み口21から吸
い込まれている。この様にして、貯蔵室7内の空気は、
矢印で図示するように循環している。
【0011】また、貯蔵庫本体6の左右内側面には、各
々支持ブラケット26が多段に設けられている。この支
持ブラケット26は、従来良く知られているように、断
面L字状をしており、網棚やワイヤーバスケット27な
どを支持することができる。このワイヤーバスケット2
7は、柱状の蓄冷剤28などの物品を収納することがで
きる。
【0012】次に、マット型蓄冷剤1を吊り下げる蓄冷
剤用ハンガー31について図1ないし図4を用いて説明
する。図2および図3において、この蓄冷剤用支持部材
である蓄冷剤用ハンガー31は、前後一対の横ワイヤー
32,33と、4本の斜めワイヤー36,37,38,
39と、フック41とからなっている。前側の横ワイヤ
ー32と後側の横ワイヤー33は間隔を有して略平行に
配置されており、細長い隙間44が形成されている。こ
の横ワイヤー32,33は、左右両端部が僅かに外側に
湾曲しており、隙間44の両端部は広がり、マット型蓄
冷剤1の連結部4が進入し易くなっている。これらの横
ワイヤー32,33および隙間44が、スリット部を構
成している。
【0013】そして、蓄冷剤用ハンガー31の隙間44
は、マット型蓄冷剤1の連結部4は通過することができ
るが、マット型蓄冷剤1の蓄冷部2は通過することがで
きない様に構成されている。すなわち、隙間44の前後
幅を、マット型蓄冷剤1の連結部4の肉厚と略同じ値と
し、蓄冷部2の肉厚(直径)よりも小さくしている。
【0014】右前側の斜めワイヤー36の下端は、前横
ワイヤー32の右側端部付近に溶着され、左前側の斜め
ワイヤー37の下端は、前横ワイヤー32の左側端部付
近に溶着されている。また、右後側の斜めワイヤー38
の下端は、後横ワイヤー33の右側端部付近に溶着さ
れ、左後側の斜めワイヤー39の下端は、後横ワイヤー
33の左側端部付近に溶着されている。そして、各斜め
ワイヤー36〜39は、上端部が互いに集合し溶着され
ているとともに、中間部は外側すなわち前側または後側
に湾曲しており、前後の斜めワイヤー間に蓄冷部挿入用
空間43が形成されている。また、左前側の斜めワイヤ
ー37および右後側の斜めワイヤー38の上端部は上方
に突出しており、フック41が溶着されるフック取り付
け部46が形成されている。そして、右前側斜めワイヤ
ー36と左後側斜めワイヤー39とは同じ形状をしてお
り、一方、左前側斜めワイヤー37と右後側斜めワイヤ
ー38とは同じ形状をしている。
【0015】この様に構成されている蓄冷剤用ハンガー
31に、マット型蓄冷剤1を取り付ける際には、図4に
図示するように、マット型蓄冷剤1の蓄冷部2を、蓄冷
剤用ハンガー31の蓄冷部挿入用空間43に挿入し、一
方、マット型蓄冷剤1の連結部4を、横ワイヤー32,
33間の隙間44に挿入する。そして、横ワイヤー3
2,33間の隙間44よりも上方のマット型蓄冷剤1の
上部すなわち上側の蓄冷部2は横ワイヤー32,33に
載り、一方、隙間44よりも下方のマット型蓄冷剤1の
下部は、吊り下げられる。
【0016】この様にして、マット型蓄冷剤1が取り付
けられている蓄冷剤用ハンガー31のフック41を、図
1に図示するように、ワイヤーバスケット27の底面を
形成するワイヤーなどに引っ掛ける。なお、図1におい
て、蓄冷剤用ハンガー31は、貯蔵庫本体6の貯蔵室7
に、蓄冷剤用ハンガー31の横ワイヤー32,33が、
前後方向に延在するようにして格納されている。
【0017】この様に、マット型蓄冷剤1は吊り下げら
れているので、冷気がマット型蓄冷剤1全体に触れると
ともに、マット型蓄冷剤1が冷気の流れを妨げることが
少ない。その結果、マット型蓄冷剤1の冷却効率が向上
する。
【0018】次に、蓄冷剤用ハンガー31を引っ掛ける
のに適したバスケット51について図5ないし図7を用
いて説明する。このバスケット51は、従来のワイヤー
バスケット27と同様に、格子状にワイヤーが配置され
ている底ワイヤー52と、この底ワイヤー52の左右端
部から立ち上がっている複数の支柱53と、底ワイヤー
52の前後端部に設けられている把手54と、支柱53
の上端および把手54の中間部とに溶着されている略矩
形の上ワイヤー56と、上ワイヤー56で囲まれている
空間を仕切る仕切りワイヤー57とを備えており、柱状
の蓄冷剤や種々の物品を底ワイヤー52上に載置して収
納することができる。
【0019】そして、このバスケット51は、従来のバ
スケット27と相違して、引っ掛け部としての引っ掛け
用ワイヤー61が底ワイヤー52から垂下している。こ
の引っ掛け用ワイヤー61は、図7(a)に図示するよ
うに、コの字状をしており、両端部が底ワイヤー52に
溶着されている。また、図7(b)に図示するように、
引っ掛け用ワイヤー61を波型に折り曲げて、複数の引
っ掛け部分61aを等間隔に形成し、蓄冷剤用ハンガー
31が移動しないようにすることも可能である。この様
に構成すると、引っ掛け用ワイヤー61に複数の蓄冷剤
用ハンガー31を引っ掛けても、蓄冷剤用ハンガー31
に吊り下げられているマット型蓄冷剤1同士が互いに間
隔を保持し、互いに近接あるいは密着することが減少す
る。その結果、マット型蓄冷剤1を効率よく冷却するこ
とができる。
【0020】ところで、従来のバスケット27の様に、
引っ掛け用ワイヤー61が設けられていない場合には、
バスケット27内に物品が収納されていると、この収納
されている物品が邪魔で、蓄冷剤用ハンガー31をバス
ケット27の底ワイヤーに引っ掛けることが困難であ
る。しかしながら、この実施の形態の様に、バスケット
51の下面に、引っ掛け用ワイヤー61が設けられてい
ると、バスケット51に収納されている物品に妨げられ
ずに、蓄冷剤用ハンガー31を簡単にバスケット51に
引っ掛けることができる。
【0021】次に、複数のマット型蓄冷剤1を吊り下げ
ることができる蓄冷剤用吊り下げ部材71について図8
ないし図10を用いて説明する。この蓄冷剤用吊り下げ
部材71の左右両端部に形成されている脚部ワイヤー7
2は、下端が貯蔵庫本体6の左右内側面に設けられてい
る支持ブラケット26に載置されている。また、この左
右の脚部ワイヤー72の上端間には、上ワイヤー73が
掛け渡されている。この上ワイヤー73は格子状をして
おり、上ワイヤー73から前後一対の支柱74が複数組
垂下している。前後一対の支柱74の下端には、細長い
矩形状のリングワイヤー76が取り付けられており、複
数のリングワイヤー76が間隔を開けて並んで配置さ
れ、リングワイヤー76間には細長い隙間78が形成さ
れている。このリングワイヤー76および隙間78でス
リット部が構成されている。また、リングワイヤー76
の上方、すなわち、左右の支柱74間には、マット型蓄
冷剤1の蓄冷部2が挿入される蓄冷部挿入用空間79が
形成されている。
【0022】この様に構成されている蓄冷剤用支持部材
である蓄冷剤用吊り下げ部材71に、マット型蓄冷剤1
を取り付ける際には、図10に図示するように、マット
型蓄冷剤1の蓄冷部2を、蓄冷剤用吊り下げ部材71の
蓄冷部挿入用空間79に挿入し、一方、マット型蓄冷剤
1の連結部4を、リングワイヤー76間の隙間78に挿
入する。この隙間78は、蓄冷剤用ハンガー31の隙間
44と同様に、マット型蓄冷剤1の連結部4は通過する
ことができるが、マット型蓄冷剤1の蓄冷部2は通過す
ることができない様に構成されている。すなわち、隙間
78の左右幅を、連結部4の肉厚と略同じ値とし、蓄冷
部2の肉厚よりも小さくしている。そして、図8に図示
するように、蓄冷剤用吊り下げ部材71の左右両側の脚
部ワイヤー72は、貯蔵庫本体6の支持ブラケット26
に載置されており、リングワイヤー76間の隙間78よ
りも上方のマット型蓄冷剤1の上部すなわち上側の蓄冷
部2はリングワイヤー76に載り、一方、リングワイヤ
ー76間の隙間78よりも下方のマット型蓄冷剤1の下
部は、吊り下げられている。
【0023】この様にして、マット型蓄冷剤1は吊り下
げられているので、冷気がマット型蓄冷剤1全体に触れ
るとともに、マット型蓄冷剤1が冷気の流れを妨げるこ
とが少ない。その結果、マット型蓄冷剤1の冷却効率が
向上する。
【0024】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態において、マット型蓄冷剤1は、貯蔵
庫本体6の貯蔵室7に、蓄冷部2の延在方向が前後方向
となるように収納されているが、マット型蓄冷剤1の蓄
冷部2の延在方向が、左右方向となるように収納するこ
とも可能である。
【0025】(2)蓄冷剤用ハンガー31および蓄冷剤
用吊り下げ部材71は、マット型蓄冷剤1を吊り下げた
後に、貯蔵室7内に格納することも可能であるし、ま
た、貯蔵室7に格納した後に、マット型蓄冷剤1を吊り
下げることも可能である。 (3)バスケット51の引っ掛け用ワイヤー61は、蓄
冷剤だけではなく、他の物品たとえば魚や肉類を吊り下
げることも可能である。また、ハンガー31を介さず
に、直接マット型蓄冷剤などを吊り下げることも可能で
ある。たとえば、マット型蓄冷剤にフックや孔などを形
成して吊り下げることができる。
【0026】(4)蓄冷剤用ハンガー31や蓄冷剤用吊
り下げ部材71は、マット型蓄冷剤1の連結部4を挿入
することができるスリット部を具備しているならば、そ
の材質や構造たとえば隙間の形状、数量などは適宜変更
可能である。 (5)実施の形態において、蓄冷剤用ハンガー31は、
バスケット27,51に引っ掛けられているが、他の部
材に引っ掛けることも可能である。たとえば、網棚に引
っ掛けたり、貯蔵室7内に水平な棒やフックなどを設け
て引っ掛けたりすることも可能である。
【0027】(6)冷却貯蔵庫は、蓄冷剤専用にするこ
とも可能であるし、また、他の物品たとえば、氷や冷凍
品などを収納することも可能である。さらに、冷却貯蔵
庫の構造たとえば、凝縮器11、圧縮機13および冷却
器16などの構造や配置などは、適宜変更可能である。 (7)引っ掛け用ワイヤー61はバスケット51に固定
されているが、引っ掛け用ワイヤー61をバスケット5
1に可動たとえば回動可能に設けることも可能である。
また、引っ掛け用ワイヤー61を常時上方に付勢するバ
ネなどの付勢手段を設けて、蓄冷剤用ハンガー31が引
っ掛けられていないときには、引っ掛け用ワイヤー61
が上方に移動していることも可能である。さらに、引っ
掛け部は、物品を吊り下げることができるならば、その
形状、構造や材質などは適宜選択可能である。たとえ
ば、フック形状などにすることも可能である。
【0028】(8)実施の形態においては、マット型蓄
冷剤1の蓄冷部2は、円柱状であるが、他の断面形状で
も可能である。また、蓄冷部2の軸線方向に断面形状が
変化していることも可能である。マット型蓄冷剤1の材
質などは適宜変更可能である。 (9)実施の形態においては、隙間44,78は、両端
部が開放しているが、マット型蓄冷剤1の連結部4を挿
入することができるように、隙間44,78は、少なく
とも一端部が開放していれば良い。
【0029】
【発明の効果】本出願の請求項1記載の発明によれば、
冷却貯蔵庫に格納されているバスケットの下面から引っ
掛け部が垂下しているので、バスケット内に冷却する物
品を収納することができるとともに、バスケット下面の
引っ掛け部に、冷却する物品を簡単に吊り下げることが
できる。この様に、冷却する物品が吊り下げられている
と、冷却する物品がマット状の物品であっても、このマ
ット状の物品が、上から下への冷気の流れを妨げること
が少ない。また、マット状の物品を丸めずに、広げて収
納することができるので、マット状の物品を効率よく冷
却することができる。
【0030】また、請求項2記載の発明によれば、蓄冷
剤用支持部材には、マット型蓄冷剤の連結部は通過する
ことができるとともに蓄冷部は通過することができない
隙間を有するスリット部が設けられており、スリット部
の隙間にマット型蓄冷剤の連結部を挿入し、この連結部
よりも上側の部分をスリット部に載置し、隙間に挿入さ
れている連結部よりも下側の部分を吊るすことができ
る。したがって、蓄冷剤用支持部材を冷却貯蔵庫に格納
した際に、マット型蓄冷剤が、上から下への冷気の流れ
を阻止することが少なくなる。また、マット型蓄冷剤が
丸められておらず、広がっており、効率よくマット型蓄
冷剤を冷却することができる。
【0031】さらに、スリット部が複数設けられている
場合には、複数のマット型蓄冷剤を吊り下げることがで
き、マット型蓄冷剤の収納数量が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は蓄冷剤用ハンガーでマット型蓄冷剤を吊
り下げている冷却貯蔵庫の断面図である。
【図2】図2は蓄冷剤用ハンガーの斜視図である。
【図3】図3は蓄冷剤用ハンガーの説明図で、(a)が
平面図、(b)が正面図である。
【図4】図4はマット型蓄冷剤を吊り下げている蓄冷剤
用ハンガーの斜視図である。
【図5】図5は引っ掛け部を具備するバスケットを備え
ている冷却貯蔵庫の断面図である。
【図6】図6は引っ掛け部を具備するバスケットの斜視
図である。
【図7】図7は引っ掛け部を具備するバスケットの説明
図で、(a)が図6に図示するバスケットの正面図、
(b)が変形例の正面図である。
【図8】図8は蓄冷剤用吊り下げ部材を備えている冷却
貯蔵庫の断面図である。
【図9】図9は蓄冷剤用吊り下げ部材の斜視図である。
【図10】図10はマット型蓄冷剤を吊り下げている蓄
冷剤用吊り下げ部材の斜視図である。
【図11】図11はマット型蓄冷剤の斜視図である。
【符号の説明】
1 マット型蓄冷剤 2 蓄冷部 4 連結部 7 貯蔵室 28 蓄冷剤(物品) 31 蓄冷剤用ハンガー(蓄冷剤用支持部材) 32,33 横ワイヤー(スリット部) 44 隙間(スリット部) 51 バスケット 61 引っ掛け用ワイヤー(引っ掛け部) 71 蓄冷剤用吊り下げ部材(蓄冷剤用支持部材) 76 リングワイヤー(スリット部) 78 隙間(スリット部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却されている貯蔵室と、 この貯蔵室に格納されるとともに、物品を収納するバス
    ケットと、 このバスケットの下面から垂下する引っ掛け部とを備え
    ていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 互いに略平行に並べられている複数の柱
    状の蓄冷部と、この蓄冷部同士を連結するとともに蓄冷
    部よりも薄肉の連結部とを具備するマット型蓄冷剤を支
    持している蓄冷剤用支持部材であって、 マット型蓄冷剤の連結部は通過することができるととも
    に、蓄冷部は通過することができない隙間を有するスリ
    ット部が設けられていることを特徴とする蓄冷剤用支持
    部材。
  3. 【請求項3】 前記スリット部が複数設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の蓄冷剤用支持部材。
JP3142897A 1997-01-31 1997-01-31 冷却貯蔵庫および蓄冷剤用支持部材 Pending JPH10220960A (ja)

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