JPH10220383A - インバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方法 - Google Patents
インバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方法Info
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- JPH10220383A JPH10220383A JP4062798A JP4062798A JPH10220383A JP H10220383 A JPH10220383 A JP H10220383A JP 4062798 A JP4062798 A JP 4062798A JP 4062798 A JP4062798 A JP 4062798A JP H10220383 A JPH10220383 A JP H10220383A
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Abstract
に起動する。 【解決手段】 スクリュー圧縮機1から吐出される圧縮
空気の圧力を、オイルセパレータ6の下流にある吐出配
管15中に設けた圧力センサ21により検出し、この圧
力が一定になるようインバータ9を用いて圧縮機1の回
転数を制御する。そして、起動時には、圧縮機1の吸込
絞り弁10を全閉にして、起動トルクを減らし、インバ
ータ9による起動を可能にする。
Description
されるスクリュー圧縮機の運転方法に係り、とくに、使
用空気量の変化に対して一定圧力で、かつ要求する圧力
の圧縮空気を供給するのに好適なインバータ駆動スクリ
ュー圧縮機の運転方法に関する。
ー圧縮機においては、たとえば特開昭55−16479
2号公報に記載されているように、電動機の速度データ
またはスクリュー圧縮機の負荷データによってインバー
タの出力を制御し、これによって増速、容量制御、起動
用の各手段を不要とし、構成を簡単化したものが提案さ
れている。
いては、起動時の低速回転域における起動トルクが圧縮
空気の吸込側への漏れなどによって図3に実線にて示す
ように、大きくなる特性を有しているため、鎖線にて示
す低速回転域における発生トルクの低いインバータで駆
動する場合には、スクリュー圧縮機の起動トルクがイン
バータの発生トルクを上回ることになる。これに対し
て、上記従来技術ではこの点についての配慮がされてお
らず、圧縮機が停止するという不具合が生じることがあ
った。
使用空気量が変化し、これにともなって圧力の変動が発
生する。これに対して、上記従来技術では、この点につ
いての配慮がされておらず、圧力変動の大きい低品質の
圧縮空気を供給していた。
鑑みなされたものでその目的は、スクリュー圧縮機がイ
ンバータにより円滑に起動するインバータ駆動スクリュ
ー圧縮機の運転方法を提供することにある。
に、本発明のインバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方
法においては、スクリュー圧縮機から吐出される圧縮空
気の圧力に基づいて圧縮機の回転数を所定値に制御し、
起動時にはこの圧縮機本体の吸込流量を実質的にゼロに
制御するものである。
御する際に用いる圧縮空気の圧力は、圧縮機の吐出側に
設けたオイルセパレータより下流で検出した圧力とした
ものである。また、好ましくは、スクリュー圧縮機の起
動後であって、起動トルクのピークを通過した後に、圧
縮機の吸込流量を増すようにしたものである。
よって制御される吸込側開閉手段により、吸込側を閉じ
られた状態でスクリュー圧縮機を起動するので、スクリ
ュー圧縮機の起動トルクは通常の負荷起動のさいの起動
トルクおよびインバータの低負荷時の起動トルクよりも
下回るので、スクリュー圧縮機を円滑に起動することが
できる。
上昇し、通常の負荷起動の際のピーク値を通過し、低い
起動トルクの回転数に達したとき、上記インバータから
の回転数信号によって制御される吸込側開閉手段により
吸込側が開いてスクリュー圧縮機が負荷運転を行なうの
で、スクリュー圧縮機は円滑に所定圧力まで空気を圧縮
することができる。
1および図2について説明する。図1において、1はス
クリュー圧縮機にして、カップリング4を介してモータ
5で回転駆動される駆動側ロータ2と、該駆動側ロータ
2に噛み合って回転する従動側ロータ3とを設け、か
つ、吐出側を吐出配管13を介してオイルセパレータ6
に接続している。
空気中に含まれているオイルとを分離し、圧縮空気を吐
出配管14を通してアフタークーラ7に送り、オイルを
オイル配管17を通してオイルクーラ8に送る。
吐出配管15を通してユーザに供給する。一方、オイル
クーラ8はオイルを冷却し、オイル配管16を通してス
クリュー圧縮機1の軸受部などに送る。
機1の吸込側に一端部を接続し、他端部に吸込フィルタ
9を有する吸込配管12の途中に設置されている。11
は電磁弁にして、吐出配管14より分岐された操作配管
18の端部に設置され、インバータ19からの信号によ
り、上記吐出配管14からの圧縮空気によって吸込絞り
弁10を開閉操作する。
示すように、あらかじめ、通常のスクリュー圧縮機1の
負荷起動トルクと回転数との関係を求め、上記スクリュ
ー圧縮機1の起動前に、上記電磁弁11に上記吸込絞り
弁10を閉じるための信号を出力し、その後、上記スク
リュー圧縮機1の起動し、図3に実線にて示すピーク値
の回転数N1よりも低い起動トルクの回転数N2に達した
とき、上記電磁弁11に上記吸込絞り弁10を開くため
の信号を出力する。なお、上記スクリュー圧縮機1の回
転数は、たとえばロータ2,3の周速度などから求めて
いる。
ように、上記吐出配管15に設置された圧力センサ21
により検出された圧縮空気の検出圧力値Aに相当する電
流または電圧信号出力と、あらかじめ設定された設定圧
力値Bに相当する電流または電圧信号とを比較し、両者
の圧力差の変化が最小になるための上記インバータ19
への出力回転数を演算してインバータ19に出力し、上
記モータ5を回転させる。なお、上記設定圧力値Bは、
圧縮空気の使用状況に応じてたとえば、つまみ(図示せ
ず)を回すことにより変えられるようにしている。
圧縮機1の起動前に、インバータ19から電磁弁11を
介して吸込絞り弁10を完全に閉め切った状態にする。
この状態でモータ5を回転すると、カップリング4を介
して駆動側ロータ2および従動側ロータ3が回転してス
クリュー圧縮機1は真空ポンプと同様に、吸込側が真空
となり、吐出側がオイルセパレータ6内の圧力以上の圧
力となって、圧縮空気を吐出する。
クは、図3に一点鎖線にて示すように、吸込絞り弁10
を開いて通常の負荷運転を行った場合の実線にて示す起
動トルクおよびインバータ19の鎖線にて示す起動トル
クよりも小さくなる。
ら求めた回転数が図3に示す回転数N2 すなわち、図3
に実線にて示す通常の起動運転時におけるピーク値の回
転数N1 よりも十分に低下した起動トルクの回転数N2
に達したとき、インバータ19からの信号により電磁弁
11を介して吸込絞り弁10を開き、外気を吸込フィル
タ9および吸込配管12を通してスクリュー圧縮機1の
吸込側に吸込んで負荷運転を行なう。したがって、スク
リュー圧縮機1を円滑に起動することができる。
は、吐出配管13を通してオイルセパレータ6に送ら
れ、オイルセパレータ6で圧縮空気と該圧縮空気中に含
まれているオイルとが分離される。分離されたオイル
は、オイル配管17を通してオイルクーラ8に送られ、
オイルクーラ8で冷却された後、オイル配管16を通し
てスクリュー圧縮機1内の軸受部などに給油される。
アフタークーラ7に送られ、アフタークーラ7で冷却さ
れた後、吐出配管15を通してユーザへ供給される。ま
た、オイルセパレータ6からの圧縮空気の一部は、吐出
配管14より分岐され、操作配管18を通して電磁弁1
1に送られ、吸込絞り弁10の開閉操作空気として使用
される。
ーザに送られる圧縮空気の量よりも多くなると、吐出配
管15からユーザに送られる圧縮空気の圧力が設定圧力
値Bより徐々に低下する。これを吐出配管15に設置さ
れた圧力センサ21が常時検出して検出信号をPID制
御装置20に出力する。
に、圧力センサ21からの検出値Aの信号と、設定値B
の信号とを比較し、圧力センサ21による検出圧力値A
が設定圧力値Bより小さいときには、設定圧力値Bに対
する検出圧力値Aの変化を最小になるようなインバータ
19出力回転数を演算し、演算結果に基づく出力回転数
信号をインバータ19に送る。
らの出力回転数信号に基づく回転数に上昇してモータ5
の回転数を上昇させる。そのため、スクリュー圧縮機1
の圧縮空気の吐出量が増加し、吐出配管15からユーザ
に送られる圧縮空気は、ユーザの使用空気量に対応する
量となって圧力センサ21による検出圧力値Aは設定圧
力値Bに保持される。
からユーザに送られる圧縮空気の量よりも減少すると、
吐出配管15からユーザに送られる圧縮空気の圧力設定
値Bよりも徐々に上昇する。これを圧力センサ21が検
出して検出信号をPID制御装置20に出力する。
対する圧力センサ21からの検出圧力値Aの変化量が最
小になるようにインバータ19への出力回転数を演算
し、演算結果に基づく出力回転信号をインバータ19に
送る。
からの出力回転数に基づく回転数に下げてモータ5の回
転数を低下させる。そのため、スクリュー圧縮機1の圧
縮空気の吐出量が減少するので、吐出配管15からユー
ザに送られる圧縮空気の圧力が設定圧力値Bに保持され
る。
縮機1の可能な圧力範囲内でユーザの要求に応じて変更
できるので、高品質の圧縮空気を使い勝手良く供給する
ことができ、かつ必要最低圧力も設定すれば、無駄な圧
力を消費しないので多大の省エネルギー効果がある。ま
た、上記PID制御装置20と、上記インバータ19と
を図4に示すように一体に構成することも可能である。
いるので、以下に記載する効果を奏する。本発明によれ
ば、インバータの回転数信号により吸込側を制御するこ
とによって、スクリュー圧縮機の起動トルクをインバー
タの発生トルクを上回らないように制御することができ
るので、スクリュー圧縮機を円滑に起動することができ
る。
る圧力を容易に設定することができるので、高品質の圧
縮空気を使い勝手良く供給することができ、かつ、必要
最低圧力を設定すれば、無駄な圧力を消費しないので、
多大の省エネルギー効果がある。
ト。
合を示す斜視図。
ロータ、4…カップリング、5…モータ、6…オイルセ
パレータ、7…アフタークーラ、8…オイルクーラ、9
…吸込フィルタ、10…吸込絞り弁、11…電磁弁、1
9…インバータ、20…PID制御装置、21…圧力セ
ンサ。
Claims (3)
- 【請求項1】 インバータ駆動スクリュー圧縮機の運転
方法であって、スクリュー圧縮機から吐出される圧縮空
気の圧力に基づいて前記圧縮機の回転数を所定値に制御
し、起動時にはこの圧縮機の吸込流量を実質的にゼロに
制御することを特徴とするインバータ駆動スクリュー圧
縮機の運転方法。 - 【請求項2】 前記圧縮機の回転数を制御する際に用い
る圧縮空気の圧力は、圧縮機の吐出側に設けたオイルセ
パレータより下流で検出した圧力であることを特徴とす
る請求項1に記載のインバータ駆動スクリュー圧縮機の
運転方法。 - 【請求項3】 前記スクリュー圧縮機の起動後であっ
て、起動トルクのピークを通過した後に、前記圧縮機の
吸込流量を増すことを特徴とする請求項1または2に記
載のインバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4062798A JPH10220383A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | インバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4062798A JPH10220383A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | インバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23030892A Division JP3261430B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | インバータ駆動スクリュー圧縮機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000235273A Division JP3469538B2 (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | インバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220383A true JPH10220383A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12585790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4062798A Expired - Lifetime JPH10220383A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | インバータ駆動スクリュー圧縮機の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10220383A (ja) |
-
1998
- 1998-02-23 JP JP4062798A patent/JPH10220383A/ja not_active Expired - Lifetime
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