JPH10218875A - 酸触媒エステル化によるトコフェリルエステルまたはトコトリエニルエステルの製造法 - Google Patents

酸触媒エステル化によるトコフェリルエステルまたはトコトリエニルエステルの製造法

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JPH10218875A
JPH10218875A JP10023375A JP2337598A JPH10218875A JP H10218875 A JPH10218875 A JP H10218875A JP 10023375 A JP10023375 A JP 10023375A JP 2337598 A JP2337598 A JP 2337598A JP H10218875 A JPH10218875 A JP H10218875A
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tocopherol
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Linda Von Dem Buschehuenevelt Joanna
リンダ フォン デム ブッシェ−ヒュネフェルト ヨアンナ
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イェーディッケ ハーゲン
Halms Guido
ハルムス グイド
Harald Dr Laas
ラース ハラルト
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/58Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
    • C07D311/70Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4 with two hydrocarbon radicals attached in position 2 and elements other than carbon and hydrogen in position 6
    • C07D311/723,4-Dihydro derivatives having in position 2 at least one methyl radical and in position 6 one oxygen atom, e.g. tocopherols

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大過剰量の水結合剤または高価な異質の縮合
剤を共用する必要がないトコフェロールおよびトコトリ
エノールの工業的なエステル化方法。 【解決手段】 相応するカルボン酸とのエステル化を実
施し、溶剤としての炭化水素中でカルボン酸を用いるか
または炭化水素と、一般式II 【化1】 の環式カーボネートまたは一般式III 【化2】 のγ−ラクトンとの溶剤としての2相混合物中でカルボ
ン酸を用いてのエステル化を実施し、非酸化性の強酸を
酸触媒としての接触量で使用し、前記反応の際に形成さ
れる水を変換の間に連続的に共沸蒸留する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トコフェリルエス
テルまたはトコトリエニルエステルを、溶剤中で高めた
温度で相応するカルボン酸、殊にソルビン酸を用いての
トコフェロールまたはトコトリエノールの酸触媒エステ
ル化によって製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トコフェロールは、本発明によれば、一
般式I
【0003】
【化3】
【0004】〔式中、R〜RはHまたはメチルを表
わし、側鎖は飽和されている〕で示される化合物であ
り、トコトリエノールに相応する化合物の場合には、点
線は、もう1つの結合を意味する。
【0005】α−トコフェロールのカルボン酸エステ
ル、即ちR〜Rがメチル基を表わしかつ側鎖が飽和
されているような化合物を製造する方法は、特に重要で
ある。
【0006】α−トコフェロールは、最高のビタミン−
E−活性を有している。
【0007】α−トコフェロール(ビタミンE;VE)
は、このところ動物の栄養の点で栄養補助剤として重要
なものとなっており、かつ付加的な生物学的作用のため
に最も重要な脂質可溶性生物学的酸化防止剤として入手
可能である。遊離トコフェロールは、空気に接触すると
極めて容易に酸化されるので、好ましくは、室温で大気
中の酸素に対して比較的に安定性である、カルボン酸と
のエステルの形で使用される。式Iから判断することが
できるように、トコフェロールは、立体障害フェノール
性ヒドロキシル基、ひいてはエステル化が極めて困難な
ヒドロキシル基を有する化合物である。
【0008】既にフェノールについては、実際に酸クロ
リドまたは酸無水物と良好に反応するが、しかし、フェ
ノールエステルへのカルボン酸との反応は、行なわれな
いことが知られている(Brockhaus Chemie, VEB F.A.,
Brockhaus Verlag Leipzig,第5版, 1987, 第2/L-Z巻,
第846〜847頁, 左欄, 第3節またはドイツ連邦
共和国特許第1035960号明細書参照)。同様のこ
とは、立体障害OH基を有するトコフェロールおよびト
コトリエノールにも強調できることである。即ち、最も
重要なトコフェリルエステル、トコフェリルアセテー
ト、は、工業的に専らトコフェロールと無水酢酸との反
応によって製造されている。
【0009】α−トコフェロールと脂肪族または芳香族
カルボン酸とのエステルの製造法に関する概要は、Jzve
stiya vysshikh uchebnykh zavedenii, Khimiya i Khim
icheskaya tekhnogiya, 1991, 34 (11), 第3〜26
頁、殊に第4〜9頁にある。上記引用文献の第4〜5頁
の記載によれば、アルキルカーボネートは、VEをホス
ゲンと、また引続き酸クロリドとピリジンの存在下に反
応させることによるか、またはVEをアルキルカルボン
酸の酸クロリドと反応させることによって得られる。ま
た、上記引用文献の第5頁の記載によれば、パルミテー
ト、ステアレート、プロピオネート、カプレートおよび
p−ニトロベンゾエートは、VEを相応する酸クロリド
と、ピリジンの存在下に50〜62℃で反応させること
によって得られる。パルミテートおよびステアレート
は、上記引用文献の第5頁の記載によれば、実際にVE
をパルミチン酸またはステアリン酸と反応させることに
よって得られるが、しかし、このことは、高価な異質の
縮合剤、例えばカルボニルジイミダゾールまたはチオニ
ルジイミダゾールの存在下でのみ行なわれる。上記引用
文献の第5頁の下段の記載によれば、スクシネート、マ
ロネート、グルタレートおよびフタレートは、VEをグ
リニャール試薬と反応させ、かつ引続き相応する酸の無
水物と反応させることによって得られる。上記引用文献
の第6頁の記載によれば、マロネートおよびフタレート
は、VEを無水マロン酸もしくはフタル酸と、水結合剤
としての大量のZnClの存在下に反応させることに
よって得られる。上記引用文献の第8頁の記載によれ
ば、α−トコフェリルメトキシポリオキシエチレンアセ
テートは、VEをメトキシポリオキシエチレン酢酸無水
物と、p−トルエンスルホン酸の存在下(6時間)かま
たはピリジン中(6日)で反応させることによって得ら
れる。上記引用文献の第8頁の記載によれば、抗アテロ
ーム性動脈硬化活性を有するα−トコフェリル−p−ク
ロルフェノキシイソ酪酸エステルは、VEをp−クロル
フェノキシ酪酸と、高価なカルボニルジイミダゾールの
存在下でかもしくはVEを相応する酸クロリドと、ピリ
ジンの存在下に反応させることによって得られるか、ま
たはVEをナトリウムメチラートと、メタノール中で反
応させかつ得られたVEのナトリウム塩をp−クロルフ
ェノキシイソ酪酸クロリドと反応させることによって得
られる。上記引用文献の第8頁の記載によれば、α−ト
コフェリルピバレートは、VEをピバリン酸と、大量の
ピロ燐酸塩の存在下または酵素の流入下に縮合させるこ
とによって得られる。上記引用文献の第8頁の記載によ
れば、トコフェリルサリチレートは、VEをサリチル酸
と、大量のテトラアルキルピロ燐酸塩の存在下に縮合さ
せることによって得られる。上記引用文献の第9頁の記
載によれば、α−トコフェリルシンナメートおよびα−
トコフェリルフェルレートは、相応する酸クロリドを反
応させることによって得られる。
【0010】上記引用文献の第9頁の記載によれば、抗
アテローム性動脈硬化作用を有する化合物として望まれ
た、リノール酸、オレイン酸およびアラキドン酸のα−
トコフェリルエステルは、VEを記載された酸および記
載された酸の酸クロリドまたは無水物と、大量のテトラ
アルキルピロ燐酸塩または別の酸受容体の存在下に反応
させることによって得られるが、しかし、最近では、V
Eを相応する酸と、高価なカルボニルジイミダゾールま
たはチオニルジイミダゾールの存在下に反応させること
によって得られる。
【0011】他の医学的に重要なα−トコフェリル誘導
体は、日焼け止め剤として重要であるα−トコフェリル
ソルベートである。このα−トコフェリル誘導体は、欧
州特許第313303号明細書(B1)の記載によれ
ば、VEをポリ燐酸エステル4.3モルと反応させ、か
つ引続き16時間撹拌しながらソルビン酸1モルと反応
させることによって得られる。
【0012】トコフェリルソルベートに対する他の使用
としては、抗ざ瘡処置のための皮膚病学的組成物の成分
としての使用が記載されている(米国特許第55454
07号明細書参照)。
【0013】記載された公知技術水準から認めることが
できるように、α−トコフェリルエステルの製造は、公
知技術水準により多くの場合にVEをカルボン酸クロリ
ドまたはカルボン酸無水物と反応させることによって実
施される。この場合の欠点は、酸クロリドまたは無水物
を先に高価な方法で製造しなければならないこと、酸ク
ロリドを用いての作業が工業的にまさに費用がかかるこ
と、および多くの場合にピリジン中で作業しなければな
らず、このことは、不快な性質(特に、臭い)のために
ビタミン誘導体の場合には好ましくないことにある。
【0014】VEを公知技術水準によりカルボン酸自体
とエステル化する場合には、数倍のモル量の水結合剤、
例えばポリ燐酸エステル、テトラアルキルピロ燐酸塩ま
たは塩化亜鉛の共用が必要とされ、また、高価な縮合
剤、例えばカルボニルジイミダゾールまたはチオニルジ
イミダゾールの存在が必要とされる。ポリ燐酸エステル
およびテトラアルキルピロ燐酸塩の共用は、費用のかか
る製造それ自体のために工業的規模では不適当である。
欧州特許第313303号明細書の記載から認めること
ができるように、例えば極めて吸湿性のP、危険
なジエチルエーテルならびにクロロホルムの使用による
ポリ燐酸エステルの製造および48時間の長い反応時間
は、工業的に問題である。
【0015】塩化亜鉛およびこの塩化亜鉛の製造からの
クロリドイオンを含有するイミダゾールを使用する場合
には、反応物質に対しての最も高度な要求がなされるこ
ととなり、かつそれに伴なう高い費用が課されることと
なる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、トコフェロールまたはトコトリエノールを相応する
カルボン酸と簡単でしかも工業的な重要な方法でエステ
ル化することができ、この場合には、大過剰量の水結合
剤または高価な異質の縮合剤、例えばカルボニルジイミ
ダゾールまたはチオニルジイミダゾールを共用する必要
がないようなトコフェロールおよびトコトリエノールの
エステル化方法を開発することであった。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題に対応して、本
発明の対象は、トコフェリルエステルまたはトコトリエ
ニルエステルを、溶剤中で撹拌しながら高めた温度での
トコフェロールまたはトコトリエノールの酸触媒エステ
ル化によって製造する方法であり、この方法は、 a)相応するカルボン酸とのエステル化を実施し、 b)溶剤としての80〜200℃、有利に110〜13
0℃の沸騰範囲を有する脂肪族、脂環式または芳香族炭
化水素中でカルボン酸2.5〜6モル、特に3〜5モル
を用いるかまたは80〜200℃の沸騰範囲を有する脂
肪族または脂環式炭化水素と、一般式II
【0018】
【化4】
【0019】〔式中、基R、RおよびRはHまた
はC〜C−アルキルを表わし、RはH、C〜C
−アルキル、フェニルまたはメトキシメチルを表わ
す〕で示される環式カーボネートまたは一般式III
【0020】
【化5】
【0021】〔式中、基R、R、RおよびR
それぞれ前記のものを表わす〕で示されるγ−ラクトン
とからなる溶剤としての混合物中でカルボン酸1.0〜
2.5モル、特に1〜1.5モルを用いてのエステル化
を実施し、c)非酸化性の無機または有機の強酸、特に
硫酸、硼素蓚酸またはベンゼンスルホン酸もしくはトル
エンスルホン酸を酸触媒としての接触量で使用し、かつ
d)前記反応の際に形成される水を変換の間に連続的に
共沸蒸留することによって特徴付けられる。
【0022】
【発明の実施の形態】意外なことに、環式カーボネート
もしくはγ−ラクトンは、反応条件下で安定であり、か
つ失われない。
【0023】本発明方法によりトコフェロールまたはト
コトリエノールとエステル化することができるカルボン
酸としては、例示的に次のものを挙げることができる:
酢酸、プロピオン酸、1−n−ヘキサン酸、カプロン
酸、ソルビン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイ
ン酸、リノール酸およびアラキドン酸。
【0024】トコフェロールまたはトコトリエノール
と、カルボン酸としての酢酸、プロピオン酸、ソルビン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸またはリ
ノール酸との反応についての本発明による方法は、特に
重要である。
【0025】本発明によるエステル化反応のための酸触
媒としては、非酸化性の無機または有機の強酸、即ち約
−6〜3のpK値を有する酸を使用することができ
る。特に好適な酸としては、例えば硫酸、硼素蓚酸(即
ち、硼酸と蓚酸とからなるほぼ等モル量の混合物)、ト
ルエンスルホン酸またはベンゼンスルホン酸が挙げられ
る。この酸は、一般にトコフェロールまたはトコトリエ
ノール1モル当たり触媒酸0.001モル〜0.2モル
の量で使用される。本発明による方法は、エステル化の
ためにトコフェロールまたはトコフェロール1モル当た
り硫酸0.004〜0.1モルを酸触媒として使用する
場合が特に好ましい。
【0026】80〜200℃、特に110〜130℃の
沸騰範囲を有する本発明により使用可能な脂肪族炭化水
素としては、ヘプタンおよびオクタン、殊にn−ヘプタ
ンまたは炭化水素、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタ
ンおよび/またはノナンから成る混合物が挙げられる。
【0027】本発明による方法に適当な脂環式炭化水素
としては、シクロヘキサンが挙げられる。
【0028】単相系に使用するのに適当な芳香族炭化水
素としては、ベンゼンおよびトルエンが挙げられる。
【0029】専ら炭化水素、即ち単相系を溶剤として使
用する場合には、多くの場合にカルボン酸を著しいモル
過剰量で使用しなければならない。更に、カルボン酸
は、有利にトコフェロールまたはトコトリエノール1モ
ル当たりカルボン酸約3〜5モルの量で使用される。溶
剤として使用される炭化水素を用いた場合には、エステ
ル化反応の際に形成された水は、連続的に共沸蒸留され
ることができ、かつ水分離器中で分離されることができ
る。過剰のカルボン酸は、例えばソルビン酸の場合に
は、反応の終結および反応混合物の冷却の後に晶出によ
って分離されることができる。
【0030】本発明によるエステル化のために脂肪族炭
化水素と一般式IIの5環員のカーボネートまたは一般
式IIIのγ−ラクトンとからなる二相混合物を使用す
る場合には、カルボン酸を等モル量のみでかまたは僅か
な過剰量(例えば、100モル%までの)で使用するこ
とが必要とされる。
【0031】適当な炭化水素と5環員のカーボネートま
たは5環員のラクトンとからなる混合物を使用する場合
には、エステル化の際に使用される水は、3級共沸混合
物中で留去される。更に、装着された水分離器中で、水
をカーボネートまたはγ−ラクトン中の溶液の形で含有
する下相は、分離され、炭化水素は、連続的に反応容器
中に返送して流入させることができる。留去された5員
環のカーボネートまたはγ−ラクトンは、反応容器中で
絶えず新しい、即ち無水カーボネートまたはγ−ラクト
ンによって代替されなければならない。この方法の1つ
の大きな利点は、大過剰量のカルボン酸を留去させる必
要がなく、得られたトコフェリルエステルまたはトコト
リエニルエステルは、上相として容易に分離可能な炭化
水素溶液から極めて清浄な形で単離されうることにあ
る。下相の5員環のカーボネートまたはγ−ラクトン
は、後処理後にさらにエステル化に使用することができ
る。
【0032】光安定剤としてかまたは抗ざ瘡処置のため
に要求されるα−トコフェリルソルベートを製造するた
めの本発明による方法は、特に重要である。それという
のも、トコフェロールを不飽和カルボン酸とエステル化
することは、特に問題であるからである。また、化粧的
使用にも特に重要なアル−E−トコフェリルソルベート
は、本発明による方法によれば、極めて好ましく製造す
ることができ、この場合には、トコトリノール部分また
はソルビン酸部分中の二重結合は、異性化されないから
である。従って、本発明による方法は、次のVEとソル
ビン酸とのエステル化につき明示されるはずである。
【0033】トコフェリルソルベートは、本発明方法に
よれば、VEのエステル化のために a)トコトリエニルエステル1モル当たりソルビン酸
2.5〜6モル、有利に4〜5モルを使用し、かつ b)80〜200℃の沸騰範囲を有する炭化水素中で1
10〜130℃の温度で変換を実施することにより、有
利に製造されることができる。
【0034】本質的にアル−E−トコフェリルソルベー
トの製造のために、本発明方法の場合には、 a)アル−E−トコフェロール1モル当たりソルビン酸
4.5〜5.5モルを使用し、かつ b)約80〜140℃の沸騰範囲を有する石油ベンジン
中で113℃〜120℃の温度で変換を実施すること
は、好ましい。
【0035】トコフェリルソルベートの単離のために、
この変法の場合には、反応混合物をエステル化反応後に
0〜5℃の温度に冷却し、かつその際に晶出される過剰
のソルビン酸を濾別し、その後にこの反応混合物を自体
公知の方法で後処理することは、好ましい。
【0036】本発明による方法のもう1つの変法は、ト
コフェリルソルベートの製造のために、 a)トコフェロール1モル当たりソルビン酸約1.0〜
2.5モルを使用し、かつ b)80〜200℃の沸騰範囲を有する脂肪族または脂
環式炭化水素と、プロピレンカーボネートまたはγ−ブ
チロラクトンとからなる混合物中で変換を実施すること
にある。
【0037】特に好ましくは、本発明方法によれば、ト
コフェリルソルベートの製造のために、 a)トコフェロール1モル当たりソルビン酸約1.5モ
ルを使用し、かつ b)オクタンと1,2−プロピレンカーボネートとから
なる混合物中で約110〜130℃の温度で変換を実施
することにある。
【0038】前記変法の実施のために、好ましくは、ト
コフェロールおよびソルビン酸をオクタンと1,2−プ
ロピレンカーボネートとからなる混合物中に装入し、濃
硫酸を触媒として滴加し、次にこの反応混合物を3〜約
15時間沸騰時に還流下に加熱するようにして行なわ
れ、この場合反応の際に形成される水は、共沸蒸留さ
れ、分離器中で連続的にプロピレンカーボネートまたは
γ−ブチロラクトン中の下相として降下する溶液の形で
捕集された凝縮物から分離され、留去されたプロピレン
カーボネートまたはγ−ブチロラクトンは、反応容器中
で無水物によって代替され、かつ最後に望ましいトコフ
ェリルソルベートは、ヘプタン相またはオクタン相から
自体公知の方法で単離される。
【0039】次の実施例につき本発明による方法を詳説
する。
【0040】
【実施例】
例1 馬蹄形撹拌機を備えた4リットルのスケールアップ(Sc
ale-up)容器中で、d,l−α−トコフェロール228
g(0.496モル)(96%を上廻る純度)およびア
ル−E−ソルビン酸278g(2.48モル)をKp範
囲100〜140℃の石油ベンジン1.5リットル中に
溶解し、このために強力に撹拌しながら(200r.p.
m.)10分間(min)で濃硫酸5g(約0.05モル)
を滴加した。引続き、この反応混合物を145℃の燃料
油温度で沸騰時に還流下に加熱し(内部温度約110〜
120℃)、このバッチ量を9時間(h)撹拌しながら
水(W)の遠心分離下に前記温度に維持した。この時間
の後、ガスクロマトグラフィー(GC)によって測定さ
れた含量の未反応のトコフェロールは1〜1.5%であ
った。
【0041】引続き、この反応混合物を0〜5℃の温度
に冷却し、その際に晶出する過剰のソルビン酸を濾別
し、生じる濾液をさらに後処理した。そのために、まず
W 100mlを添加し、25%の苛性ソーダ液18m
lで7〜8のpH値に調節し、引続き相を分離し、この
場合には、入念な洗浄によって乳濁液の形成を最初から
阻止した。基礎的な洗浄後に、なお2回W 500ml
ずつで洗浄し、引続き有機相を濃縮し、その際に暗褐色
の油を得た。この油をさらに後処理のために分子蒸留で
0.03〜0.05バールおよび200〜209℃で蒸
留した。この蒸留により、遊離トコフェロールの含量を
1%未満にまで抑制した。
【0042】明黄色のアル−E−トコフェロールソルベ
ートの収率は、使用されたトコフェロールに対して理論
値の81%であった。
【0043】例2 3当量のソルビン酸を用いての工業的実施例 馬蹄形撹拌機を備えた琺瑯引き鋼製の250リットルの
工業用撹拌釜中で、d,l−α−トコフェロール33.
3kg(77.3モル)(96%を上廻る純度)および
アル−E−ソルビン酸25.2kg(224.7モル)
をKp範囲100〜140℃の石油ベンジン150リッ
トル中に溶解し、撹拌しながら(1/80min)沸騰時
に還流させた(内部温度約110〜115℃)。この反
応混合物に1時間で濃硫酸0.78kg(7.96モ
ル)を滴加し、このバッチ量を15時間撹拌しながらW
の遠心分離下に前記温度に維持した。この時間の後、G
Cによって測定された含量の未反応のトコフェロールは
4.5〜5%であった。
【0044】引続き、この反応混合物を−5〜+5℃の
温度に冷却し、その際に晶出する過剰のソルビン酸を濾
別し、生じる濾液をさらに後処理した。
【0045】そのために、まずW 40lおよび25重
量%の苛性ソーダ液2.95リットルでpH7〜8に調
節し、引続き相を分離した。基礎的な洗浄後に、なお2
回Wを用いて洗浄し、引続き相分離を行なった。有機相
を薄層蒸発器中で濃縮し、その際に暗褐色の油を得た。
この油をさらに後処理のために分子蒸留で約0.01バ
ールおよび210〜220℃で蒸留した。この蒸留によ
り、96%を上廻るトコフェリルソルベートを含有する
透明な黄色の油を2%以下の遊離トコフェロールの含量
で得た。収率は、蒸留後に理論値の約80%であった。
【0046】例3 d,l−α−トコフェロール22.4g(0.05モ
ル)およびアル−E−ソルビン酸8.8g(0.08モ
ル)を1,2−プロピレン−カーボネート100mlと
n−オクタン100mlとからなる混合物中に溶解し、
得られた反応混合物に4滴の濃硫酸を添加し、引続き1
2時間還流下に沸騰時(内部温度125℃)に加熱し
た。このエステル化反応の間に、水分離器中で析出され
るプロピレンカーボネートとWとからなる下相を持続的
に分離し、その間オクタンを絶えず反応容器中に返送し
た。この場合、分離されたプロピレンカーボネートを絶
えず無水物によって代替した。12時間後、HPLC
(流展剤としてのメタノール100%、280nmでの
UV−検出器、C30−カラム)によりトコフェロール
とトコフェリルソルベートとの比は、3/97であっ
た。
【0047】室温(RT)へ冷却し、上相を分離し、オ
クタン相を希薄なソーダ液およびWで洗浄し、オクタン
を減圧下で留去し、こうして純粋なアル−E−トコフェ
リルソルベート24.8gを得た。このアル−E−トコ
フェリルソルベートは、理論値の91%の収率に相当し
た。
【0048】例4 a)オクタン/1,2−プロピレン−カーボネート中で
のd,l−α−トコフェロールとトコフェロール1モル
当たりソルビン酸1+1モルとの反応 純粋なd,l−α−トコフェロール22.4g(0.0
5モル)をオクタン100mlと1,2−プロピレン−
カーボネート100mlとからなる混合物中で100℃
に加熱し、次いで純粋なソルビン酸5.83g(0.0
5モル)および2滴の濃硫酸を添加した。引続き急速に
125℃の内部温度に加熱し、次に5時間で徐々に含水
溶剤混合物を相分離器中で蒸留し、この場合非極性のオ
クタン上相は連続的に反応容器中に返送され、その間W
とプロピレンカーボネートとからなる極性下相は、分離
され、捕集され、かつ後処理された。留去された量のプ
ロピレンカーボネートを反応容器中で連続的に新しい無
水プロピレンカーボネートによって補充した。反応開始
から1時間後の反応時間後およびさらに数時間後にそれ
ぞれなお反応混合物に対して純粋なソルビン酸2.9g
(0.025モル)を得た。この反応は、HPLC分析
によって追跡された:
【0049】
【表1】
【0050】全体で5時間後に、RTに冷却し、相を分
離した。下相をオクタン50mlで洗浄し、次いで合わ
せたオクタン相を5重量%のソーダ水溶液100ml、
5重量%の酢酸水溶液100mlおよびW100mlで
洗浄した。MgSO上での乾燥後、オクタンを留去
し、次に残留物を薄層蒸発器中で200℃/0.01ミ
リバールの圧力で蒸留した。純粋なd,l−α−トコフ
ェリルソルベート22.96gが得られた。このd,l
−α−トコフェリルソルベートは、理論値の84%の収
率に相当した。
【0051】b)比較について オクタン中でのd,l−α−トコフェロールとトコフェ
ロール1モル当たりソルビン酸1+1モルとの反応 前記a)の記載と同様に作業するが、しかし、前記a)
に記載されたオクタン100mlと1,2−プロピレン
−カーボネート100mlとからなる混合物の代わりに
オクタン200mlのみを使用した。この場合にも、ト
コフェロールの変換をHPLC分析によって追跡した:
【0052】
【表2】
【0053】上相は持続的に反応容器中に返送され、下
相約0.5mlは廃棄された。
【0054】引続き、この反応溶液を2回5重量%のソ
ーダ溶液200mlずつで洗浄し、次に5重量%の酢酸
水溶液およびWで洗浄し、かつ乾燥させた。オクタンを
留去し、かつトコフェロール12.8gおよびトコフェ
リルソルベート10.3gからなる残留物23.1gを
得た。この物質は、蒸留によって分離することができな
かった。
【0055】例5、6および7 オクタン/1,2−プロピレン−カーボネート中でのト
コフェロールと、ソルビン酸、1−n−ヘキサンおよび
オレイン酸とのエステル化 純粋なd,l−α−トコフェロール89.5g(0.2
モル)をそのつど1,2−プロピレン−カーボネート4
00mlとオクタン500mlとからなる混合物中に装
入した。オクタン約100mlを留去し、次表から知る
ことができるカルボン酸0.2モルおよび次表から知る
ことができる触媒の酸を次表中に記載された量で添加し
た。次表中に記載された内部温度に加熱し、次に徐々に
水/オクタン/プロピレンカーボネート混合物を相分離
器中で留去した。非極性のオクタン上相を相分離器から
連続的に反応容器中に返送し、その間水およびプロピレ
ンカーボネートを含有する下相を後処理のために捕集し
た。無水プロピレンカーボネートをプロピレンカーボネ
ートが留去されるような程度に反応器中に搬入した。反
応開始から2時間後に、次表に中に記載されたカルボン
酸0.1モルをさらに添加した。
【0056】次表中に記載された反応時間後に、反応混
合物を冷却し、相を分離し、下相をオクタン200ml
で抽出した。オクタン相を上記の記載と同様に、5重量
%のソーダ液(4重量%の苛性ソーダ液を用いる例6お
よび例7の場合)、希薄な酢酸およびWで洗浄し、かつ
蒸留した。達成された収率は、次表中に記載されてい
る。
【0057】
【表3】
【0058】例8 トコフェロールとパルミチン酸とのエステル化 d,l−α−トコフェロール22.4gを1,2−プロ
ピレン−カーボネート100ml(120g)およびオ
クタン100mlと一緒に加熱した。引続き、パルミチ
ン酸13.3g(0.05モル)および硼素蓚酸2g、
即ち硼酸0.5gと蓚酸1.5gとからなる混合物を添
加し、徐々に含水共沸混合物を留去した。非極性のオク
タン上相を連続的に反応容器中に返送させる間に、水性
プロピレンカーボネート下相を別個に後処理のために捕
集した。 留去した量のプロピレンカーボネートを反応
容器中で連続的に補充した。
【0059】反応開始から1時間後に、さらにパルミチ
ン酸6.7g(0.025モル)を添加し、かつさらに
蒸留した。
【0060】7時間後、トコフェロールの97%がパル
ミチン酸エステルに変換された。
【0061】冷却し、相を分離し、極性の下相をオクタ
ン50mlで洗浄した。合わせた水相を5重量%のソー
ダ液、メタノール、5重量%の酢酸およびWで洗浄し、
かつ乾燥させた。オクタンを留去し、エステル化されて
いないトコフェロール0.8gのみを含有する純粋なト
コフェリルパルミチン酸エステルからなる急速に凝固す
る油29.8gを得た。
【0062】例9 純粋なd,l−α−トコフェロール11.1gを1,2
−プロピレン−カーボネート75mlとn−ヘプタン7
5mlとからなる混合物中に溶解した。この溶液に10
2℃の内部温度への加熱後に酢酸6gおよび2滴(約
0.11g)の濃硫酸を添加した。水、n−ヘプタンお
よびプロピレンカーボネートからなる共沸混合物を徐々
に留去しながら加熱し、この場合ヘプタンを相分離器か
ら連続的に反応容器中に返送し、その間に水およびプロ
ピレンカーボネートを下相を後処理のために捕集し、プ
ロピレンカーボネートが反応混合物から留去されるよう
な程度に無水プロピレンカーボネートを反応容器中に供
給した。
【0063】12時間後、使用されたトコフェロールの
98%は、エステル化されていた。RTに冷却し、ヘプ
タン上相を分離し、この上相を2回希薄なソーダ液で洗
浄し、ヘプタンを留去し、かつ残留物を高真空中で分別
した。
【0064】純粋なトコフェリルアセテート9.1gが
得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハーゲン イェーディッケ ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン アングラーシュトラーセ 38 (72)発明者 グイド ハルムス ドイツ連邦共和国 リンブルガーホーフ ミュールヴェーク 51 (72)発明者 ハラルト ラース ドイツ連邦共和国 マックスドルフ ゾー ルシュトラーセ 105

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トコフェリルエステルまたはトコトリエ
    ニルエステルを、溶剤中で撹拌しながら高められた温度
    でのトコフェロールまたはトコトリエノールの酸触媒エ
    ステル化によって製造する方法において、 a)相応するカルボン酸とのエステル化を実施し、 b)溶剤としての80〜200℃、有利に110〜13
    0℃の沸騰範囲を有する脂肪族、脂環式または芳香族炭
    化水素中でカルボン酸2.5〜6モルを用いるかまたは
    80〜200℃の沸騰範囲を有する脂肪族または脂環式
    炭化水素と、一般式II 【化1】 〔式中、基R、RおよびRはHまたはC〜C
    −アルキルを表わし、RはH、C〜C−アルキ
    ル、フェニルまたはメトキシメチルを表わす〕で示され
    る環式カーボネートまたは一般式III 【化2】 〔式中、基R、R、RおよびRはそれぞれ前記
    のものを表わす〕で示されるγ−ラクトンとの溶剤とし
    ての2相混合物中でカルボン酸1.0〜2.5モルを用
    いてのエステル化を実施し、 c)非酸化性の無機または有機の強酸を酸触媒としての
    接触量で使用し、かつ d)前記反応の際に形成される水を変換の間に連続的に
    共沸蒸留することを特徴とする、酸触媒エステル化によ
    るトコフェリルエステルまたはトコトリエニルエステル
    の製造法。
  2. 【請求項2】 トコフェロールをカルボン酸としての酢
    酸、プロピオン酸、1−n−ヘプタン酸、ソルビン酸、
    パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸またはリノー
    ル酸とエステル化する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 硫酸、硼素蓚酸またはベンゼンスルホン
    酸もしくはトルエンスルホン酸を酸触媒として使用す
    る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 トコフェリルソルベートの製造のため
    に、 a)トコフェロール1モル当たりソルビン酸2.5〜6
    モルを使用し、 b)反応を80〜200℃の沸騰範囲を有する炭化水素
    中で110〜130℃の温度で実施する、請求項1記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 アル−E−トコフェリルソルベートの製
    造のために、 a)トコフェロール1モル当たりソルビン酸4.5〜
    5.5モルを使用し、 b)反応を80〜140℃の沸騰範囲を有する石油ベン
    ジン中で113〜120℃の温度で実施する、請求項4
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 反応混合物をエステル化反応後に0〜5
    ℃の温度に冷却し、その際に晶出される過剰のソルビン
    酸を濾別し、その後に反応混合物を自体公知の方法で後
    処理する、請求項4または5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 トコフェリルソルベートの製造のため
    に、 a)トコフェロール1モル当たりソルビン酸約1.0〜
    2.5モルを使用し、 b)反応を80〜200℃の沸騰範囲を有する脂肪族ま
    たは脂環式炭化水素とプロピレンカーボネートまたはγ
    −ブチロラクトンとの混合物中で実施する、請求項1記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 トコフェリルソルベートの製造のため
    に、 a)トコフェロール1モル当たりソルビン酸約1.5モ
    ルを使用し、 b)反応をオクタンとプロピレンカーボネートまたはγ
    −ブチロラクトンとの混合物中で約100〜150℃の
    温度で実施する、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 トコフェロールおよびソルビン酸をオク
    タンと1,2−プロピレンカーボネートまたはγ−ブチ
    ロラクトンとの混合物中に装入し、濃硫酸を触媒として
    滴加し、次にこの反応混合物を5〜約15時間沸騰時に
    還流させながら加熱し、この場合反応の際に形成される
    水は、共沸蒸留され、分離器中で連続的にプロピレンカ
    ーボネートまたはγ−ブチロラクトン中の副次層として
    生じる溶液の形で捕集された凝縮物から分離され、かつ
    プロピレンカーボネートまたはγ−ブチロラクトンは、
    無水プロピレンカーボネートまたはγ−ブチロラクトン
    によって置き換えられ、最終的に望ましいトコフェリル
    ソルベートをヘプタン相またはオクタン相から自体公知
    の方法で単離する、請求項8記載の方法。
JP10023375A 1997-02-07 1998-02-04 酸触媒エステル化によるトコフェリルエステルまたはトコトリエニルエステルの製造法 Withdrawn JPH10218875A (ja)

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