JPH10217934A - 車体速推定装置 - Google Patents

車体速推定装置

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JPH10217934A
JPH10217934A JP2545197A JP2545197A JPH10217934A JP H10217934 A JPH10217934 A JP H10217934A JP 2545197 A JP2545197 A JP 2545197A JP 2545197 A JP2545197 A JP 2545197A JP H10217934 A JPH10217934 A JP H10217934A
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JP
Japan
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vehicle speed
speed
filter
vehicle
wheel
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JP2545197A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Fukumura
友博 福村
Shinji Matsumoto
真次 松本
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10217934A publication Critical patent/JPH10217934A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体速を推定するに際し、車輪速に対してフ
ィルタ処理を行うために生じる車体速の推定の遅れを回
避する。 【解決手段】 車体速推定部Dは、各車輪速VW1 〜V
4 から車体速Vfxを推定する。前後加速度補正部C
は、車両に発生する前後加速度Xg 及び車両が一定速で
あるか否かに応じてバイアス補正値Xg ′を算出する。
車体速補正部Eは、バイアス補正値Xg ′を用いて車体
速補正量ΔVx を算出する。車体速推定値補正部Fは、
車体速補正量ΔVx を用いて車体速推定値Vx ′を求め

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数車輪を具えた
車両の車体速を推定するための車体速推定装置に関する
ものであり、特に、車輪の制動ロックを防止するために
ブレーキ液圧を制御するアンチスキッド・ブレーキ・シ
ステム(ABS)、車輪の駆動スリップ(ホイールスピ
ン)を防止するために車輪駆動力を低減させるトラクシ
ョン・コントロール・システム(TCS)、左右輪を個
別に制動して車両のヨーレート等の挙動を目標値に接近
させる車両挙動制御装置等のような車輪のスリップ又は
制駆動力を制御する装置に用いることができる車体速推
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような車体速推定装置におい
て車体速を推定する場合、車両の各輪の車輪速に対して
フィルタ処理を施したり、選択操作を行ったりしてい
る。このような装置としては、例えば、特開平6-298065
号公報及び特開平6-298071号公報に記載されたものを挙
げることができる。
【0003】上記特開平6-298065号公報に記載された装
置では、車体速と路面摩擦の推定精度を高めるために、
非旋回走行時には、最高車輪速とそれ以外の車輪速とを
用いて車体速を推定するとともに、旋回走行時には、最
高車輪速以外の車輪速の車輪がロック状態のときには最
高車輪速のみを用いて車体速を推定している。
【0004】上記特開平6-298071号公報に記載された装
置では、アンチスキッド制御においてロックしたロック
輪の数を加味して路面摩擦係数の推定精度を向上させる
ために、検出された車輪速を受けてスリップ量が所定値
以上のロック輪を検知し、検知されたロック輪の数に応
じて、路面摩擦の推定方法を変更するように構成してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の技術では、いずれも車輪速に対してフィルタ処理
を行うため、車輪速に対してフィルタの伝達関数が乗算
される。このために、例えば、車輪の制動ロックを防止
するためにブレーキ液圧を制御するABS制御開始時
や、ホイールスピンを防止するために車輪駆動力を低減
させるTCS制御開始時のように車輪速が大きく変動す
る場合には、図6に図示したように、車体速の推定の遅
れTc が生じる。
【0006】したがって、減速時にABSが作動する
と、車体速が過大評価されることによって車輪のスリッ
プが過大評価され、その結果、制御過剰となり、減速度
が不足するという不都合がある。
【0007】それに対して、加速時にTCSが作動する
と、車体速が過小評価されることによって車輪のスリッ
プが過大評価され、その結果、制御過剰となり、減速度
が不足するという不都合がある。
【0008】請求項1から8記載の車体速推定装置は、
車体速の推定の遅れの課題を解決しようとするものであ
り、更に、登坂路等で問題になるGセンサのような前後
方向の加速度を検出するセンサのドリフトの課題をも解
決しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1記
載の車体速推定装置は、複数車輪を具えた車両の車体速
を推定する際にこれら複数車輪の各々の車輪速に対して
フィルタ処理を行う車体速推定装置において、前記車両
に発生する前後方向の加速度を検出し、この前後方向の
加速度に応じて、前記推定された車体速に対する補正量
を算出し、この補正量を用いて、前記推定された車体速
を補正するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明による請求項2記載の車体速推定装
置は、前記補正量を、所定のフィルタの伝達関数及び所
定のゲインを前記前後方向の加速度の値に乗じることに
よって決定するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0011】本発明による請求項3記載の車体速推定装
置は、前記所定のフィルタの時定数及び所定のゲイン
を、前記複数車輪の各々の車輪速に対してフィルタ処理
を行うときに用いるフィルタの時定数及び/又は前記推
定された車体速に対してフィルタ処理を行うときに用い
るフィルタの伝達関数に応じて決定するように構成した
ことを特徴とするものである。
【0012】本発明による請求項4記載の車体速推定装
置は、前記所定のフィルタの時定数を、前記複数車輪の
各々の車輪速に対してフィルタ処理を行うときに用いる
フィルタの時定数と、前記推定された車体速に対してフ
ィルタ処理を行うときに用いるフィルタの時定数との和
としたことを特徴とするものである。
【0013】本発明による請求項5記載の車体速推定装
置は、前記所定のゲインを、前記複数車輪の各々の車輪
速に対してフィルタ処理を行うときに用いるフィルタの
時定数と、前記推定された車体速に対してフィルタ処理
を行うときに用いるフィルタの時定数との和としたこと
を特徴とするものである。
【0014】本発明による請求項6記載の車体速推定装
置は、前記車体速が一定であると判断したときの前記前
後方向の加速度から前記前後方向の加速度のバイアス補
正量を決定し、このバイアス補正量を用いて、前記前後
方向の加速度を補正するように構成したことを特徴とす
るものである。
【0015】本発明による請求項7記載の車体速推定装
置は、前記車体速が一定であるであるか否かを、前記車
両のアクセル又はブレーキ操作の有無に応じて判断する
ように構成したことを特徴とするものである。
【0016】本発明による請求項8記載の車体速推定装
置は、前記複数車輪の各々のスリップ又は制駆動力を制
御するように作動し、この作動の直前の所定時間を、前
記車体速が一定であると判断するように構成したことを
特徴とするものである。
【0017】
【発明の効果】本発明による請求項1記載の車体速推定
装置によれば、複数車輪の各々の車輪速から車体速を推
定し、車両に発生する前後方向の加速度を検出し、この
前後方向の加速度に応じて、推定された車体速に対する
補正量を算出し、この補正量を用いて、推定された車体
速を補正する。このように、算出された補正量を用い
て、推定された車体速を補正するので、フィルタ処理に
よる車体速の推定の遅れの課題を解決することができ
る。
【0018】本発明による請求項2記載の車体速推定装
置によれば、補正量を、所定のフィルタの伝達関数及び
所定のゲインを前記前後方向の加速度の値に乗じること
によって決定する。このようにして補正量を決定するこ
とにより、実際の車体速に近い車体速を推定することが
できる。
【0019】本発明による請求項3記載の車体速推定装
置によれば、推定された車体速に対してフィルタ処理を
行い、所定のフィルタの時定数及び所定のゲインを、複
数車輪の各々の車輪速に対してフィルタ処理を行うとき
に用いるフィルタの時定数及び/又は推定された車体速
に対してフィルタ処理を行うときに用いるフィルタの伝
達関数に応じて決定する。このようにして所定のフィル
タの時定数及び所定のゲインを決定することにより、実
際の車体速により近い車体速を推定することができる。
【0020】本発明による請求項4記載の車体速推定装
置によれば、所定のフィルタの時定数を、複数車輪の各
々の車輪速に対してフィルタ処理を行うときに用いるフ
ィルタの時定数と、推定された車体速に対してフィルタ
処理を行うときに用いるフィルタの時定数との和とす
る。このように選択することにより、所定のフィルタの
時定数がより適切なものとなる。
【0021】本発明による請求項5記載の車体速推定装
置によれば、所定のゲインを、複数車輪の各々の車輪速
に対してフィルタ処理を行うときに用いるフィルタの時
定数と、推定された車体速に対してフィルタ処理を行う
ときに用いるフィルタの時定数との和とする。このよう
に選択することにより、所定のゲインがより適切なもの
となる。
【0022】本発明による請求項6記載の車体速推定装
置によれば、車体速が一定であると判断したときの前後
方向の加速度から前後方向の加速度のバイアス補正量を
決定し、このバイアス補正量を用いて、前後方向の加速
度を補正する。かかる補正により、前後方向の加速度に
応じて、推定された車体速に対する補正量を算出するの
で、登坂路等で問題になるGセンサのような前後方向の
加速度を検出するセンサのドリフトが問題となることは
ない。
【0023】本発明による請求項7記載の車体速推定装
置によれば、車体速が一定であるであるか否かを、車両
のアクセル又はブレーキ操作の有無に応じて判断する。
これにより車体速が一定であるか否かを正確に判断する
ことができる。
【0024】本発明による請求項8記載の車体速推定装
置によれば、複数車輪の各々のスリップ又は制駆動力を
制御するように作動し、この作動の直前の所定時間を、
車体速が一定であると判断する。この場合にも、車体速
が一定であるか否かを正確に判断することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明による車体速推定装置の実
施の形態を説明する前に、本発明の原理を説明する。先
ず、従来の車体速推定装置において、車両の各輪の車輪
速及び車体速推定値をフィルタ処理するフィルタを、等
価的に一次遅れの伝達関数
【数1】 F(s)=1/(1+TC s) (A) 但し、TC :一次遅れのローパスフィルタの時定数 s :ラプラス演算子 を持つローパスフィルタとする。
【0026】この場合、ブレーキを踏み込むような車両
制動時には、車輪速の変動が一定の前後方向に加速度が
生じると、図6に示すように、時間T1 で制動を開始す
ると、フィルタ処理した車体速の値VfXは、真の車体速
の値VX に対して、
【数2】 ΔT=T3 −T2 =TC (B) の推定遅れが生じる。この推定遅れが原因である、ロー
パスフィルタによりフィルタ処理した車体速の値VfX
真の車体速の値VX に対する誤差を伝達関数で表すと、
【数3】 ΔVX =VX −VfX ={1−1/(1+TC s)}VX =TC s/(1+TC s)×VX =TC /(1+TC s)×(dVX /dt) (C) となる。
【0027】道路勾配がない場合には、例えばGセンサ
によって求められる前後方向の加速度をXg とすると、
【数4】 dVX /dt=Xg (D) と置き換えることができるので、誤差ΔVX は、
【数5】 ΔVX =TC F(s)Xg (E) となり、これは、前後方向の加速度に、車体速をフィル
タ処理するのに用いるローパスフィルタの伝達関数及び
そのフィルタの時定数を乗算したものとなる。
【0028】したがって、正確な車体速を得るために
は、従来の車体速推定装置で求めた車体速推定値に誤差
ΔVX を上乗せすればよい。したがって、求めるべき車
体速の値VX ’を、
【数6】 VX ’=VfX+ΔVX (F) とする。この結果、図1に示すように、車輪速が大きく
変動する場合においても、従来の車体速推定装置で求め
たフィルタ処理した車体速の値VfXを、求めるべき車体
速の値VX ’に補正することにより、従来の車体速推定
装置で生じたフィルタ処理による推定遅れTC を解消
し、真の車体速の値VX に近い車体速の推定値としてV
X ’を得ることができる。
【0029】道路勾配がある場合に車体速を推定する際
には、車両の加減速が発生する前、すなわち車速が一定
であったときの前後方向の加速度をXg0とすると、式
(D)を、
【数7】 dVX /dt=Xg −Xg0 (G) とすれば、式(A)〜(C),(E),(F)を同様に
適用することができる。この場合を効果を図2に示す。
【0030】上記説明では、簡単のために、車体速を用
いる際に用いるフィルタの伝達関数を一次遅れとした
が、必ずしもこれに限定されるものではない。ここで、
フィルタの伝達関数の一般式を、
【数8】 F(s)={1+b(s)s}/{1+a(s)s} (H) (a(s)及びb(s)は、sの多項式である。)とす
ると、式(C)は、
【数9】 ΔVX =[1−{1+b(s)s}/{1+a(s)s}]VX ={a(0)-b(0) } ×{a(s)-b(s) }/{a(0)-b(0) }/(1+a(s)s) ×dVX /dt (I) となり、前後方向の加速度dVX /dtに、所定のゲイ
ン{a(0)-b(0) }と、フィルタの伝達関数{a(s)-b(s)
}/{a(0)-b(0) }/(1+a(s)s) となることに変わり
はない。
【0031】次いで、本発明による車体速推定装置の実
施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図3は、
本発明の車体速推定装置の一実施の形態を具える車両の
ブレーキ液圧制御系を示すシステム図である。左右前輪
1,2及び左右後輪3,4を有するこのブレーキ液圧制
御系は、エンジン5と、自動変速機6と、差動制限を行
わないディファレンシャルギヤ装置7とを具える。自動
変速機6は、エンジン5からの動力を、ディファレンシ
ャルギヤ装置7を経て左右後輪3,4に伝達するものと
する。
【0032】各車輪1〜4はそれぞれ、ホイールシリン
ダ8〜11を具え、ブレーキペダル12の踏力に応じた
マスターシリンダ13からの液圧を、液圧制御アクチュ
エータ14による制御下で、無調整に又は調整して対応
するホイールシリンダ8〜11に供給することで各車輪
1〜4を制動するものとする。
【0033】エンジン5の運転は、エンジン回転数、ア
クセルスイッチ15のオンオフ等に応じて、図示しない
エンジンコントローラが制御するものとし、変速を初め
とする自動変速機6の制御は、図示しない変速機コント
ローラが、図示しない各種入力情報に基づいてこれを行
うものとする。
【0034】各車輪のホイールシリンダ8〜11に向か
うブレーキ液圧P1 〜P4 を決定する液圧制御アクチュ
エータ14の制御を、ABSコントローラ16によって
行う。このABSコントローラ16は、この他に、後に
説明するABS制御用に車体速推定値VX を推定するも
のとする。
【0035】このために、ABSコントローラ16に
は、各車輪のホイールシリンダ8〜11に向かうブレー
キ液圧P1 〜P4 を検出する液圧センサ17〜20から
の信号及び各車輪1〜4の車輪速VW1 〜VW4 を検出
する車輪速センサ21〜24からの信号が入力されると
ともに、アクセルスイッチ15からのアクセルのオンオ
フに関する信号、ブレーキスイッチ25のオンオフに関
する信号、及び前後加速度センサ26からの車両の前後
加速度Xg も更に入力される。
【0036】ABSコントローラ19は、これらの入力
情報を基にして後に説明するABS制御用の車体速推定
値VX を推定し、これに基づくABS制御を行うものと
する。
【0037】図4は、本発明の車体速推定装置の一実施
の形態で用いる油圧回路図である。この油圧回路は、運
転者によるブレーキ12への踏力に応じて、プロポーシ
ョニングバルブ27により、ブレーキ圧をリアブレーキ
圧PR 及びフロントブレーキ圧PF に分圧するものであ
り、通常連通しているインソレノイドバルブ28〜31
及び通常遮断されているアウトソレノイドバルブ32〜
35を具える。ABS制御弁としてのこれらインソレノ
イドバルブ28〜31及びアウトソレノイドバルブ32
〜35は、ABSコントローラ16(図示せず)から送
信される信号に応じて、各車輪1〜4のホイールシリン
ダ8〜11の液圧をそれぞれ増圧、保持及び減圧する。
【0038】この油圧回路は、インソレノイドバルブ2
8〜31に並列に配置されたリターンチェックバルブ3
6〜39を更に具え、これらリターンチェックバルブ3
6〜39は、ブレーキ解除時、インソレノイドバルブ3
2〜35のオリフィスをバイパスして、ホイールシリン
ダ8〜11のブレーキ液をマスターシリンダ13に戻
す。
【0039】この油圧回路は、減圧時ホイールシリンダ
8〜11の減圧をスムーズに行うためにホイールシンダ
8〜11から戻るブレーキ液を一時的に蓄えるリザーバ
40及び41と、減圧によりリザーバ40及び41に蓄
えられたブレーキ液をマスターシリンダ13に戻すポン
プ42及び43と、ABSコントローラ16(図示せ
ず)からの信号に応じてポンプ42及び43を駆動する
モータ44を更に具える。
【0040】図5は、図3のABSコントローラ内の処
理ブロック図である。以下、この処理ブロック図に基づ
いて、本実施の形態の動作を説明する。 A.入力処理部 1.車輪速の算出 各輪1〜4(図示せず)に取り付けられた車輪速センサ
21〜24のパルス信号を読み込み、入力処理部に内蔵
された図示しないタイマを用いて、パルス間隔Xから車
輪角速度(d/dt)ωi
【数10】(d/dt)ωi =A/X 但し、A:比例定数 i:1〜4 に基づいて計算し、これにタイヤ径Rを乗じることによ
り、すなわち、
【数11】VWi =Rωi 但し、i:1〜4 に基づいて車輪速度VWi を求める。
【0041】2.前後方向の加速度の算出 前後加速度センサ26からの前後加速度検出値Xg を読
み込む。なお、符号は、加速側を正とする。
【0042】3.アクセルスイッチ及びブレーキスイッ
チの信号の読み込み アクセルスイッチ15からの信号及びブレーキスイッチ
16からの信号を読み込み、それに応じて、加速判断フ
ラグFa 及び減速判断フラグFb を決定する。すなわ
ち、アクセルスイッチ15がオンのときには、車両が加
速中であるとみなして加速判断フラグFa を1にセット
し、それに対して、アクセルスイッチ15がオフのとき
には、車両が加速中でないとみなして加速判断フラグF
a を0にクリアする。同時に、ブレーキスイッチ25が
オンのときには、車両が減速中であるとみなして減速判
断フラグFb を1にセットし、それに対して、ブレーキ
スイッチ25がオフのときには、車両が減速中でないと
みなして減速判断フラグFbを0にクリアする。
【0043】4.ブレーキ液圧の読み込み 各車輪1〜4(図示せず)のブレーキ液圧径に設置され
た液圧センサ17〜20から、車輪1〜4(図示せず)
のホイールシリンダ8〜11に向かうブレーキ液圧の検
出値P1 〜P4 をそれぞれ読み込む。
【0044】B.一定速判断部 1.一定走行判定フラグの算出 一定速判断フラグFv を、
【数12】Fv =Fa ×Fb のように設定し、これにより、加速判断フラグFa 及び
減速判断フラグFb が0にクリアされているときには、
車両が一定速度で走行していると判断する。
【0045】C.前後加速度補正部 1.前後加速度バイアス補正値の決定 一定速判断部Bで求めた一定速判断フラグFv が1にセ
ットされているとき、すなわち車両が加速走行又は減速
走行しているときは、前後加速度バイアス補正値X
g0を、現在の前後加速度の値に更新し、それに対して、
一定速判断フラグF v が0にクリアされているとき、す
なわち車両が一定速度で走行しているときは、前後加速
度バイアス補正値を保持する。したがって、n回目の前
後加速度の値をXg0〔n〕とすると、
【数13】 となる。このようにして、最後に一定速度で走行してい
ると判定されたときの前後加速度が前後加速度バイアス
補正値となる。
【0046】2.前後加速度の値のバイアス補正 今回求めた前後加速度バイアス補正値Xg0を用いて前後
加速度の値をバイアス補正して、前後加速度補正値
g ′を得る。その結果、前後加速度補正値Xg ′は、
最後に一定速と判断された以降の前後加速度の変動分を
表すこととなり、
【数14】Xg ′=Xg −Xg0 で表すことができる。
【0047】D.車体速推定部 1.車輪速のフィルタ処理 入力処理部Aで得られた各輪の車輪速VW1 〜VW
4 に、一次遅れのフィルタ〔1/(1+TC1s)〕の伝
達関数をかけるフィルタ処理により、これら車輪速VW
1 〜VW4 からノイズを除去し、
【数15】VWfi=〔1/(1+TC1s)〕VWi 但し、i :1〜4 TC1:一次遅れのフィルタの時定数 s :ラプラス演算子 で表される車輪速フィルタ値VWf1〜VWf4を算出す
る。
【0048】2.車体速推定値の算出 今回求めた各輪の車輪速フィルタ値VWf1〜VWf4の最
大値を求め、これを車体速推定値の暫定値Vmax とす
る。したがって、車体速推定値の暫定値Vmax を、
【数16】 Vmax =max(VWf1,VWf2,VWf3,VWf4) と表すことができる。
【0049】3.車体速推定値の暫定値Vmax のフィル
タ処理 この車体速推定値の暫定値Vmax に一次遅れのフィルタ
の伝達関数〔1/(1+TC2s)〕をかけるフィルタ処
理により、補正前の車体速推定値Vfxとする。したがっ
て、補正前の車体速推定値Vfxを、
【数17】Vfx=〔1/(1+TC2s)〕Vmax 但し、Tc2:一次遅れのフィルタの時定数 s :ラプラス演算子 と表すことができる。
【0050】E.車体速補正量算出部 前後加速度補正部Cで求めた前後加速度補正値Xg
に、一次遅れフィルタの伝達関数〔1/(1+T
C s)〕及びゲインKをかけることにより、車体速補正
量ΔVx を決定する。したがって、車体速補正量ΔVx
を、
【数18】ΔVx =K〔1/(1+TC s)〕Xg ′ 但し、Tc :一次遅れのフィルタの時定数 s :ラプラス演算子 で表すことができる。
【0051】ここで、一次遅れフィルタのTc 及びゲイ
ンKを、車体速推定部Dで用いた二つのフィルタの時定
数から決定する。したがって、一次遅れフィルタのTc
及びゲインKは、
【数19】K=K(TC1,TC2) Tc =Tc (TC1,TC2) の関係を有する。例えば、これら一次遅れフィルタのT
c 及びゲインKとして、
【数20】K=TC1+TC2c =TC1+TC2 と設定するのが好適である。
【0052】F.車体速推定補正部 車体速補正量算出部Eで求めた車体速補正量ΔVx を、
車体速推定部Dで求めた補正前の車体速推定値Vfxに加
えて、最終的な車体速推定値Vx ′を求める。したがっ
て、車体速推定値Vx ′は、
【数21】Vx ′=Vfx+ΔVx で表される。
【0053】G.車輪スリップ制御部 1.各輪のスリップ量の算出 入力処理部Aで求めた各輪1〜4(図示せず)の車輪速
VW1 〜VW4 と、車体速推定値補正部Fで求めた車体
速推定値Vx ′との差から、各輪1〜4(図示せず)の
車輪スリップ量S1 〜S4 を算出する。したがって、車
輪スリップ量S 1 〜S4 は、
【数22】Si =VWi −Vx ′ 但し、i :1〜4 で表される。
【0054】2.各輪の目標ブレーキ液圧の算出 各輪1〜4(図示せず)の車輪スリップ量S1 〜S
4 が、予め決められた目標スリップ量S* となるよう
に、各輪1〜4(図示せず)の目標ブレーキ液圧P*
決める。この際、目標ブレーキ液圧P* を、比例+積分
(PI)制御によって決定する。したがって、目標ブレ
ーキ液圧P* は、
【数23】P* =−(Kp +Ki /s)(Si −S* ) 但し、Kp :比例係数 Ki :積分定数 i :1〜4 で表される。
【0055】H.ブレーキ液圧制御部 1.インソレノイドバルブ及びアウトソレノイドバルブ
の制御 実際のブレーキ液圧P1 〜P4 が、車両スリップ制御部
Gで求めた目標ブレーキ液圧P* に一致するように、イ
ンソレノイドバルブ28〜31及びアウトソレノイドバ
ルブ32〜35(いずれも図示せず)を制御する。すな
わち、ブレーキ液圧P1 〜P4 が目標ブレーキ液圧P*
より大きい場合には、対応するインソレノイドバルブ2
8〜31(図示せず)を遮断するとともに対応するアウ
トソレノイドバルブ32〜35(図示せず)を連通させ
ることにより、ブレーキ液圧P1〜P4 を減圧させる。
ブレーキ液圧P1 〜P4 が目標ブレーキ液圧P* に一致
する場合には、対応するインソレノイドバルブ28〜3
1(図示せず)及び対応するアウトソレノイドバルブ3
2〜35(図示せず)を遮断することにより、ブレーキ
液圧P1 〜P4 を保持する。それに対して、ブレーキ液
圧P1 〜P4 が目標ブレーキ液圧P* より小さい場合に
は、対応するインソレノイドバルブ28〜31(図示せ
ず)を連通させるとともに対応するアウトソレノイドバ
ルブ32〜35(図示せず)を遮断することにより、ブ
レーキ液圧P1 〜P4 を増圧させる。
【0056】本実施の形態によれば、各車輪速VW1
VW4 から車体速Vfxを推定し、車両に発生する前後加
速度Xg を検出し、これに応じてバイアス補正値Xg
を算出し、これを用いて車体速補正量ΔVx を算出す
る。このようにして算出された車体速補正量ΔVx を用
いて、車体速推定値Vx ′を求めるので、フィルタ処理
による車体速の推定の遅れの課題を解決することができ
る。この場合には、前後加速度Xg に応じて車体速補正
量ΔVx を算出するので、登坂路等で問題になるGセン
サのような前後方向の加速度を検出するセンサのドリフ
トが問題となることはない。
【0057】また、車体速補正量ΔVx を、フィルタの
伝達関数1/(1+TC s)及びゲインKを前後加速度
補正値Xg ′に乗じることによって決定するので、実際
の車体速に近い車体速推定値Vx ′を求めることができ
る。
【0058】また、フィルタの時定数TC 及びゲインK
を、各車輪速VW1 〜VW4 に対してフィルタ処理を行
うときに用いるフィルタの時定数TC1及び推定された車
体速に対してフィルタ処理を行うときに用いるフィルタ
の時定数TC2に応じて決定するので、実際の車体速によ
り近い車体速推定値Vx ′を求めることができる。
【0059】また、フィルタの時定数TC を、各車輪速
VW1 〜VW4 に対してフィルタ処理を行うときに用い
るフィルタの時定数TC1と、推定された車体速に対して
フィルタ処理を行うときに用いるフィルタの時定数TC2
との和とするので、フィルタの時定数TC がより適切な
ものとなる。
【0060】また、ゲインKを、各車輪速VW1 〜VW
4 に対してフィルタ処理を行うときに用いるフィルタの
時定数TC1と、推定された車体速に対してフィルタ処理
を行うときに用いるフィルタの時定数TC2との和とする
ので、ゲインKがより適切なものとなる。
【0061】また、車体速が一定であると判断したとき
の前後方向の加速度から前後方向の加速度のバイアス補
正量を決定し、このバイアス補正量を用いて、前後方向
の加速度を補正する。かかる補正により、補正量を算出
する際に必要な前後方向の加速度をより適切に求めるこ
とができる。
【0062】また、車体速が一定であるであるか否か
を、アクセルスイッチ15又はブレーキスイッチのオン
オフに応じて判断するので、車体速が一定であるか否か
を正確に判断することができる。
【0063】次に、本発明の他の実施の形態として、一
定速を判断する際にABSの作動信号を用いた例を、図
5を参照して説明する。以下の説明において、上記実施
の形態と相違する点、すなわち、入力処理部Aの前後加
速度の値の算出、一定速判断部Bの一定走行判定フラグ
の算出及び前後加速度補正部Cの前後加速度バイアス補
正値の決定のみを説明する。
【0064】A.入力処理部 2.前後加速度の値の算出 前後加速度センサ26からの前後加速度検出値Xg を読
み込む。ここで、前後加速度の値は、過去100ms間
(サンプリング時間を10msとして10個分)を保存
する。
【0065】B.一定速判断部 1.一定走行判定フラグの算出 ABS作動信号が0にクリアされているときは、車両が
一定速度で走行中であると判断し、一定速判断フラグF
v を1に設定する。
【0066】C.前後加速度補正部 1.前後加速度バイアス補正値の決定 一定速判断部Bで求めた一定速判断フラグFv が1にセ
ットされているとき、すなわち車両が一定速度で走行中
であるときは、前後加速度バイアス補正値Xg0を、10
0ms前の前後加速度の値に更新し、それに対して、一
定速判断フラグFv が0にクリアされているとき、すな
わち車両が一定速度で走行していないときは、前後加速
度バイアス補正値を保持する。したがって、n回目にサ
ンプルした前後加速度の値をXg0〔n〕とすると、
【数24】 となる。このようにして、ABSが開始された100m
s前の前後加速度が前後加速度バイアス補正値となる。
【0067】このように、過去100ms間の前後加速
度の値を保存して車体速が一定であるか否かを判断する
ことにより、車体速が一定であるか否かを正確に判断す
ることができる。
【0068】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、上記実施の形態では、車両の前後加速度Xg を検出
するためにGセンサを用いたが、各輪の輪荷重を検出す
る荷重センサを用いて輪荷重を検出し、これら輪荷重の
値から車両の前後加速度Xg を算出することもでき、さ
らに、これら輪荷重をサスペンションストローク量から
求めることもできる。また、ホイールシリンダ圧やスロ
ットル開度から車両にかかる制駆動力を求め、その値を
前後加速度Xg に換算することもできる。
【0069】また、前後加速度Xg のバイアス補正値X
g を求める際に、所定時間の前後加速度の平均値を取る
等の平滑化処理を行うこともできる。
【0070】また、車体速の推定方法も上記実施の形態
に限定されるものではなく、各輪の車輪速を基に何らか
のフィルタ処理を行って求める、いかなる方法に対して
も本発明は有効である。
【0071】さらに、上記実施の形態では、得られた車
体速推定値Vx ′をABS制御に用いたが、これをTC
S制御や車両挙動制御に用いることもできる。また、A
BS制御の方法についても、上記実施の形態の方法に限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路勾配がない場合に本発明による車体速推定
装置によって得られる車体速推定値の時間変化の効果を
表す図である。
【図2】道路勾配がある場合に本発明による車体速推定
装置によって得られる車体速推定値の時間変化の効果を
表す図である。
【図3】本発明の車体速推定装置の一実施の形態を具え
る車両のブレーキ液圧制御系を示すシステム図である。
【図4】本発明の車体速推定装置の一実施の形態で用い
る油圧回路図である。
【図5】図3のABSコントローラ内の処理ブロック図
である。
【図6】従来の装置の車体速の推定遅れを表す図であ
る。
【符号の説明】
1 左前輪 2 右前輪 3 左後輪 4 右後輪 5 エンジン 6 自動変速機 7 ディファレンシャルギヤ装置 8,9,10,11 ホイールシリンダ 12 ブレーキペダル 13 マスターシリンダ 14 液圧制御アクチュエータ 15 アクセルスイッチ 16 ブレーキ液圧 17,18,19,20 液圧センサ 21 22 23 24 車輪速センサ 25 ブレーキスイッチ 26 前後加速度センサ 27 プロポーショニングバルブ 28,29,30,31 インソレノイドバルブ 32,33,34,35 アウトソレノイドバルブ 36,37,38,39 リターンチェックバルブ 40,41 リザーバ 42,43 ポンプ 44 モータ A 入力処理部 B 一定速判断部 C 前後加速度補正部 D 車体速推定部 E 車体速補正量算出部 F 車体速推定値補正部 Fa 加速判断フラグ Fb 減速判断フラグ Fv 一定速判断フラグ G 車輪スリップ制御部 H ブレーキ液圧制御部 P1 ,P2 ,P3 ,P4 ブレーキ液圧 Vfx 補正前の車体速推定値 Vx ′ 車体速推定値 ΔVx 車体速補正量 P1 * ,P2 * ,P3 * ,P4 * ブレーキ液圧指令値 VW1 ,VW2 ,VW3 ,VW4 車輪速 Xg 前後加速度検出値 Xg ′ 前後加速度補正値

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数車輪を具えた車両の車体速を推定す
    る際にこれら複数車輪の各々の車輪速に対してフィルタ
    処理を行う車体速推定装置において、 前記車両に発生する前後方向の加速度を検出し、 この前後方向の加速度に応じて、前記推定された車体速
    に対する補正量を算出し、 この補正量を用いて、前記推定された車体速を補正する
    ように構成したことを特徴とする車体速推定装置。
  2. 【請求項2】 前記補正量を、所定のフィルタの伝達関
    数及び所定のゲインを前記前後方向の加速度の値に乗じ
    ることによって決定するように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の車体速推定装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のフィルタの時定数及び所定の
    ゲインを、前記複数車輪の各々の車輪速に対してフィル
    タ処理を行うときに用いるフィルタの時定数及び/又は
    前記推定された車体速に対してフィルタ処理を行うとき
    に用いるフィルタの時定数に応じて決定するように構成
    したことを特徴とする請求項2記載の車体速推定装置。
  4. 【請求項4】 前記所定のフィルタの時定数を、前記複
    数車輪の各々の車輪速に対してフィルタ処理を行うとき
    に用いるフィルタの時定数と、前記推定された車体速に
    対してフィルタ処理を行うときに用いるフィルタの時定
    数との和としたことを特徴とする請求項3記載の車体速
    推定装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のゲインを、前記複数車輪の各
    々の車輪速に対してフィルタ処理を行うときに用いるフ
    ィルタの時定数と、前記推定された車体速に対してフィ
    ルタ処理を行うときに用いるフィルタの時定数との和と
    したことを特徴とする請求項3又は4記載の車体速推定
    装置。
  6. 【請求項6】 前記車体速が一定であると判断したとき
    の前記前後方向の加速度から前記前後方向の加速度のバ
    イアス補正量を決定し、このバイアス補正量を用いて、
    前記前後方向の加速度を補正するように構成したことを
    特徴とする請求項1から5のうちのいずれかに記載の車
    体速推定装置。
  7. 【請求項7】 前記車体速が一定であるであるか否か
    を、前記車両のアクセル又はブレーキ操作の有無に応じ
    て判断するように構成したことを特徴とする請求項6記
    載の車体速推定装置。
  8. 【請求項8】 前記複数車輪の各々のスリップ又は制駆
    動力を制御するように作動し、この作動の直前の所定時
    間を、前記車体速が一定であると判断するように構成し
    たことを特徴とする請求項6記載の車体速推定装置。
JP2545197A 1997-02-07 1997-02-07 車体速推定装置 Pending JPH10217934A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000136870A (ja) * 1998-11-02 2000-05-16 Denso Corp 自動変速制御装置及び記録媒体
CN114720717A (zh) * 2022-03-08 2022-07-08 深圳元戎启行科技有限公司 轮速检测方法、装置、车载系统及计算机可读存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000136870A (ja) * 1998-11-02 2000-05-16 Denso Corp 自動変速制御装置及び記録媒体
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