JPH10217606A - 可逆性表示媒体及びそれを用いる画像表示方法 - Google Patents

可逆性表示媒体及びそれを用いる画像表示方法

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JPH10217606A
JPH10217606A JP9026822A JP2682297A JPH10217606A JP H10217606 A JPH10217606 A JP H10217606A JP 9026822 A JP9026822 A JP 9026822A JP 2682297 A JP2682297 A JP 2682297A JP H10217606 A JPH10217606 A JP H10217606A
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particles
image
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magnetic particles
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JP9026822A
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Takako Kobayashi
孝子 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の印字時に加熱することなく、粒子分散
体を部分的に流動化させて有色粒子を良好に移動させ、
低エネルギーで鮮明な画像表示が可能であり、画像維持
性に優れた可逆表示可能な高解像度の可逆性表示媒体及
びそれを用いる画像表示方法を提供する。 【解決手段】 透明性表示面を形成するシート状物と基
板を形成するシート状物の間に、色の異なる磁性粒子及
び隠蔽用粒子を含有し、かつチキソトロピー性を有する
粒子分散体を封入した可逆性表示媒体であり、その粒子
分散体としては、相分離する2種の異なる溶媒中に、そ
れぞれ表示用磁性粒子及び隠蔽用白色粒子を分散させた
インク組成物であり、両粒子は溶媒と親和性を有するこ
とが好ましい。表示媒体に画像の表示及び消去は、部分
的又は全面に超音波を作用させて粒子分散体を流動化さ
せ、その流動化した粒子分散体に磁界を作用させて磁性
粒子を移動させて可逆的に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子の移動によっ
て画像の表示及び消去を行う可逆表示可能な表示媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可逆的に表示可能な表示媒体の一
つとして、媒体内に表示粒子を分散させた表示用インク
組成物を封入し、その表示粒子を移動させることにより
画像の表示及び消去を行う表示媒体が知られている。そ
の中で、磁気泳動による粒子の移動を利用した表示媒体
が特公昭51−10959号公報に記載されているが、
この表示媒体は、隠蔽用粒子分散体中に分散されている
磁性粒子に表示面側から磁界を作用させて粒子を移動さ
せることにより画像を表示させるものであって、表示し
た画像を維持させるためには表示状態の粒子を固定する
必要がある。また、同公報には、磁性粒子を小径化した
り、磁性粒子に低比重のポリマー等を被覆すること等に
より磁性粒子の見かけ比重を分散媒の比重と近似させて
表示粒子の沈降を防止して表示を保持させる方法が開示
されているが、この方法は、磁性粒子の移動度が小さく
なるために鮮明な表示が得られず、さらに画像を完全に
消去できないという欠点があった。
【0003】また、粒子の分散媒として常温で固体の化
合物を用い、印字時にはその分散媒の液化温度まで加熱
して表示を行い、その分散媒の固化によって表示画像を
固定する方法も提案されている。この場合、表示の保持
は確実に行うことができるものの、媒体の加熱を行うこ
とから印字時に多大のエネルギーを要するという問題が
あった。さらに、特開平7−104684号公報には、
分散媒として、常温時の粘度が200cps以上であっ
て加熱時の粘度が100cps以下の有機溶媒を用いる
表示技術が記載されているが、この場合、粘度を変化さ
せるには、常温固体物質を分散媒として用いる場合と殆
んど変わらない極めて大きい印字エネルギーを必要とす
るものであった。
【0004】さらに、特公昭57−27463号報公報
には、磁性粒子を分散させた降伏値を有する塑性流動性
液体を表示媒体に用いて画像を保持させる方法が記載さ
れている。この塑性流動性液体中に分散している磁性粒
子は、表示媒体への印字磁界が降伏値を越えた場合にの
み泳動するものであって、それ以外のときは固定されて
いるものであるし、また、この表示媒体は、印字時の磁
界が一定以上の大きさでなければならないため、微小領
域に強い磁界を付与することが難しく、したがって高解
像度の画像が得られないという問題があった。
【0005】上記した表示媒体は、いずれも溶媒中に磁
性粒子とその色の異なる隠蔽用粒子とを分散させたもの
が封入されており、これに磁界を作用させることによっ
て磁性粒子を移動させて画像の表示及び消去を行うもの
であった。この場合、印字時及び消去時には、磁性粒子
と共に隠蔽用粒子も泳動してしまうため隠蔽用粒子と表
示粒子が混合し、鮮明な画像表示ができないという欠点
が有り、さらに隠蔽用粒子に被覆されて泳動できない磁
性粒子が存在することにより画像を完全に消去すること
ができないため、画像の背景が黒味を帯びてしまうこと
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の粒子移動型の表示媒体には、低印字エネルギーで表示
された画像を十分に維持できるとともに、粒子の移動性
が良好なものは存在せず、表示媒体内で磁性粒子と隠蔽
用粒子が混在してコントラストが低くなり、鮮明な画像
表示が得られないという問題があった。本発明は、画像
の印字時に加熱することなく、粒子分散体を部分的に流
動化させて着色粒子を良好に移動させることにより、低
エネルギーで鮮明な画像表示が可能であって、画像維持
性に優れた可逆表示可能な高解像度の可逆性表示媒体及
びそれを用いる画像表示方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した目
的を達成するために鋭意検討した結果、表示媒体中にチ
キソトロピー性を有する粒子分散体を用いることにより
表示媒体内のインクの流動性を良好に制御できることを
見出し、本発明を完成させるに至った。本発明の可逆性
表示媒体は、少なくとも複数のシート状物及び粒子分散
体を有するものであって、透明性表示面を形成するシー
ト状物と基板を形成するシート状物の間に、色の異なる
磁性粒子及び隠蔽用粒子を含有し、かつチキソトロピー
性を有する粒子分散体を封入してなることを特徴とす
る。その粒子分散体としては、少なくとも相分離する2
種の異なる溶媒中に、それぞれ表示用磁性粒子及び隠蔽
用白色粒子を分散してなるインク組成物であって、前記
両粒子表面は溶媒と親和性を有するものであることが好
ましい。また、表示用磁性粒子及び隠蔽用白色粒子の少
なくとも一方は、それらの粒子表面に共有結合を介して
アルキル基もしくはフルオロアルキル基を有するもので
あることが好ましい。
【0008】本発明の画像表示方法は、少なくとも複数
のシート状物を有し、透明性表示面を形成するシート状
物と基板を形成するシート状物の間に、色の異なる磁性
粒子及び隠蔽用粒子を含有し、かつチキソトロピー性を
有する粒子分散体が封入されている可逆性表示媒体に、
部分的又は全面に超音波を作用させて粒子分散体を流動
化させ、その流動化した粒子分散体に磁界を作用させて
磁性粒子を移動させることにより画像の表示及び消去を
可逆的に行うことを特徴とする。上記の表示媒体に画像
を形成するには、超音波振動によるエネルギーを用いる
ことが好ましい。さらに、上記の粒子分散体としては、
有色の表示用磁性粒子と、これとは異なる色の有色隠蔽
用粒子とを組合せて含む分散液が2相に分離した表示用
インクを用いることにより、2相に分離した状態を保持
して画像表示が可能であるために一層の高画質の画像を
得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の可逆性表示媒体は、少なくとも2枚のシ
ート状物の間に粒子分散体をセル等により封入されて得
られるものであり、その表示面側は透明なシート状物に
より形成されており、また、その表示面と反対側は基板
(支持体)用のシート状物として形成されている。
【0010】上記のシート状物としては、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル
酸メチル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート
等の合成樹脂類、天然樹脂、紙、合成紙、金属、セラミ
ックス等の単独又はそれらを組合わせた複合体を材料と
して形成されたものが用いられる。また、そのシート状
物の形状は、カード状、フィルム状等から適宜選択され
るものである。その表示媒体の表示面側(表面層)に用
いるシート状物は、特に透明性を有するものが用いられ
るが、さらに用途に応じて要求される物性、例えば、強
度、剛性、隠蔽性、光不透過性等の諸因子を考慮して適
宜選択されるものである。
【0011】本発明の可逆性表示媒体は、ある色を有す
る表示用磁性粒子とその他の色を有する隠蔽用粒子を含
むとともにチキソトロピー性を有する粒子分散体が、媒
体内に封入されているものである。このチキソトロピー
性とは、粒子分散体中に添加されているチキソトロピッ
ク剤により、媒体中で均一な二次結合による緩い網目構
造を形成することによって付与される特性である。この
ような特性を有する液体は、通常は流動性を有しないゲ
ル状のものであるが、撹拌等の高剪断を付与することに
より、その網目構造が容易に破壊されて見かけ粘性が低
下し流動性を有するものとなり、また、この液体に付与
されている外力を取り去ると、内部の網目構造は復元さ
れてゲル状に戻ることになる。
【0012】本発明における可逆性表示媒体は、画像表
示用磁性粒子の移動時にのみ低粘度化し、その余におい
てはゲル状を保持しているものであるため、その磁性粒
子の固定が可能であり、画像表示の安定化を図ることが
できるものである。本発明において、表示媒体にチキソ
トロピー性を付与させるために添加される物質(チキソ
トロピック剤)としては、例えば、無機系物質では合成
微粉シリカ、ベンナイト(モンモリロナイト、バイデラ
イト、ノントロナイト、ヘクトライト、サポナイト)、
極微細沈降炭酸カルシウム、複合系物質では有機ベンナ
イト(カチオン系有機化合物処理ベンナイト)、表面処
理炭酸カルシウム、有機系物質ではオクチル酸アルミニ
ウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、テ
アリン酸アルミニウム等の金属石鹸、水添ひまし油、ポ
リアマイドワックス、トリベンジリンデンソルビトール
の混合物、アマイドワックス系物質、マイクロジェル、
酸化ポリエチレンワックス、結晶性セルロース、植物
油、アマニ重合油、脂肪酸二量体、ポリオキシアルキレ
ングリコールのエステル化合物又は硫酸化物のアミン
塩、硫酸化油、高級アルコール、サルフェート系等の硫
酸エステル、脂肪酸エステル、ポリエーテル等が挙げら
れる。また、2相に分離した溶媒に、それぞれ磁性粒子
と隠蔽用粒子を分散させたインク組成物に添加する場合
には、親水性を有する無機系のチキソトロピック剤や結
晶性セルロースを親水性溶媒側に添加することが好まし
い。
【0013】本発明の可逆性表示媒体は、その媒体に超
音波を作用させて粒子分散体を低粘度化させ、そこに磁
界を作用させて磁性粒子を泳動させることにより画像表
示を行うものである。この画像表示に用いられる超音波
とは、媒体中を伝播する弾性波の周波数が10〜500
kHzの範囲のものであり、超音波を作用させることに
よって粒子分散体中に強力な振動が付与されて、粒子間
の網目構造が切断されることにより粒子分散体を低粘度
化させることができる。なお、超音波を媒体内の粒子分
散体が流動化した後、さらに長時間に亘って作用させ続
けると、チキソトロピー性分散体が再度ゲル化し難くな
るので好ましくない。
【0014】本発明に用いられる可逆性表示媒体の粒子
分散体中に含まれる表示用磁性粒子の色と隠蔽用粒子の
色とは、相異なっていることが必要である。有色の表示
用粒子として用いられる磁性粒子としては、公知の磁性
粉単独又はそれら磁性粉の数種の混合物であり、例え
ば、マグネタイト、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性
を示す金属或いはこれらを含む合金又はこれらの化合物
の微粒子が挙げられる。これらの磁性粉の大きさは、磁
気による移動の容易さ及び画像濃度を考慮すると0.1
〜10μmの範囲のものが好ましい。また、必要に応じ
て、磁性粉とポリマーを含む混合物又はそれらの混合物
に非磁性顔料を追加混合したものを、磁性粒子を含むポ
リマーと混合して混練した後に粉砕するか、或いは少な
くとも磁性粒子を分散したモノマーを乳化重合法、懸濁
重合法、分散重合法等で重合する等の方法により作成し
たものを用いることも可能である。この際に用いるポリ
マーは架橋性のものであることが好ましい。
【0015】また、隠蔽用粒子としては、有色の顔料単
独、あるいはそれら顔料の数種を混合して用いることが
できる。例えば、酸化チタン、硫化亜鉛、チタン酸鉛、
酸化ジルコニウム、鉛白等の顔料微粒子を挙げることが
でき、中でも白色顔料が好ましいが、特にこれらに限定
されるものではない。顔料粒子の大きさは、隠蔽性を確
保させることを考慮すると0.1〜10μmの範囲のも
のが好ましい。さらに、磁性粒子と同様に、必要に応じ
て顔料とポリマーを含む混合物を用いることができる。
【0016】本発明に用いられる粒子分散体は、2相に
分離した溶媒中に、上記した磁性粒子と隠蔽用粒子がそ
れぞれの溶媒中で別々に分散されており、また、それら
の粒子はそれぞれの溶媒と親和性を有しているものであ
る。2相に分離する溶媒としては、例えば、親水性溶媒
と疎水性溶媒からそれぞれ選ばれた溶媒を組合せて用い
ることができる。この疎水性溶媒としては、例えば、炭
化水素、ハロゲン化炭化水素等が溶媒であり、具体的に
は、直鎖状又は分岐状のヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、デカン、ドデカン、テトラデカン、ヘキサ
デカン、オクタデカン、オクタコサン、アイソパーH,
M,L(エクソン社製)等のパラフィン系溶剤等の脂肪
族炭化水素、直鎖状又は分岐状のジヘキシルエーテル、
ジオクチルエーテル等の長鎖アルキル基を有するモノエ
ーテル類、KMC113(クレハ化学工業社製)、SA
S−LH、SAS−296(以上、日本石油化学社製)
等のアルキルナフタレン系溶剤、直鎖状又は分岐状のパ
ーフルオロヘプタン、パーフルオロオクタン、パーフル
オロデカン、パーフルオロドデカン等のパーフルオロ化
合物や飽和炭化水素のフッ化物、フッ化物のモノエーテ
ル等を、単独で又はそれらを混合して用いることができ
る。
【0017】また、親水性溶媒としては、水、アルコー
ル類、エーテル類等の構造中に複数の水酸基、複数のエ
ーテル結合等の極性基を有するものであり、具体的に
は、水、エタノール、プロパノール、ブタノール等のモ
ノアルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、等のポリエチレング
リコール類、トリメチレングルコール、ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘプタンジ
オール、オクタンジオール、デカンジオール等のジオー
ル類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル
等のエーテル化合物、グリセリン等を、単独で又はそれ
らを混合して用いることができる。これらの化合物は、
常温で液体のものに限られるものではなく、液体に完全
に溶解させることによって液化する化合物も用いること
ができる。
【0018】本発明における粒子分散体としては、画像
表示用として着色インク組成物を用いることが好まし
い。このインク組成物は、上記したように、2相に分離
した溶媒に、それぞれ有色の表示用磁性粒子と異なる色
の隠蔽用粒子との2種類の有色粒子を別々に分散し、溶
媒と親和性を有するものであって、インク組成物中の少
なくとも一方の有色粒子は粒子表面に共有結合を介して
アルキル基もしくはフルオロアルキル基を有しているも
のであり、粒子表面を疎水性に改質しているものであ
る。
【0019】粒子表面に共有結合を介してアルキル基も
しくはフルオロアルキル基を付与するには、粒子のカッ
プリング剤による表面処理によって行なうことができ
る。この表面処理に用いられるカップリング剤として
は、アルキル基もしくはフルオロアルキル基を分子末端
に有するシランカップリング剤又はアルキル基もしくは
フルオロアルキル基を分子末端に有するチタンカップリ
ング剤が挙げられる。これらのシランカップリング剤又
はチタンカップリング剤は、分子末端のアルキル基もし
くはフルオロアルキル基の炭素数が1〜20の範囲のも
のを用いることが好ましい。
【0020】具体的には、シランカップリング剤として
は、メチルトリクロロシラン、メチルジクロロシラン、
ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、エ
チルトリクロロシラン、ジブチルクロロシラン、ジブチ
ルジクロロシラン、ジアミルトリクロロシラン、アミル
ジクロロシラン、アミルメチルジクロロシラン、ヘキシ
ルトリクロロシラン、ヘキシルジクロロシラン、ヘキシ
ルメチルジクロロシラン、ヘプチルトリクロロシラン、
ヘプチルメチルジクロロシラン、オクチルトリクロロシ
ラン、デシルトリクロロシラン、デシルジメチルクロロ
シラン、ウンデシルトリクロロシラン、メチルドデシル
ジクロロシラン、ヘキサデシルジクロロシラン、ヘキサ
デシルトリクロロシラン、オクタデシルトリクロロシラ
ン、メチルオクタデシルジクロロシラン、メチルトリメ
トキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルエト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルメト
キシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、イソブ
チルトリメトキシシラン、アミルトリエトキシシラン、
ヘキシルジメトキシラン、ヘキシルトリメトキシシラ
ン、オクチルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシ
シラン、メチルドデシルジエトキシシラン、ヘキサデシ
ルトリエトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラ
ン、メチルオクタデシルエトキシシラン、トリフルオロ
プロピルトリクロロシラン、トリフルオロプロピルトリ
メトキシシラン、トリフルオロプロピルジメチルクロロ
シラン、トリフルオロプロピルメチルジクロロシラン、
トリフルオロプロピルメチルジメトキシシラン、トリデ
カフルオロオクチルメチルジクロロシラン、トリデカフ
ルオロオクチルジメチルクロロシラン、トリデカフルオ
ロオクチルトリクロロシラン、トリデカフルオロオクチ
ルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロドデシルト
リメトキシシラン、ヘプタデカフルオロドデシルメチル
ジメトキシシラン等が挙げられる。
【0021】チタンカップリング剤としては、イソプロ
ピルトリイソスレアリルチタネート、イソプロピルトリ
ドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピル
トリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、
ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテー
トチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)
エチレンチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチ
タネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェー
ト)チタネート、ジイソステアリルエチレンチタネート
等が挙げられる。これらの表面処理剤の添加量は、有色
粒子に対して0.2〜40重量%の範囲、好ましくは
0.5〜20重量%の範囲である。
【0022】本発明に用いられるチキソトロピー性を有
し、2相に分離する着色インク組成物としては、粒子表
面に共有結合を介してアルキル基もしくはフルオロアル
キル基(以下、この両基を「疎水性基」ともいう。)を
有する有色粒子及びこの粒子と混合しない色の異なる粒
子表面に疎水性基を持たない有色粒子とを分散させた疎
水性溶媒と、これらの2種の有色粒子を分散させるとと
もにチキソトロピック剤を添加した親水性溶媒とを組合
せたもの等が挙げられる。
【0023】具体的には、(1)パーフルオロ化合物等
のハロゲン系疎水性溶媒に、粒子表面に共有結合を介し
て疎水性基を有する有色粒子を分散させた溶液と、チキ
ソトロピック剤を添加した親水性溶媒に、粒子表面に疎
水性基を持たない有色粒子を分散させた溶液の組合せ、
(2)脂肪族炭化水素やアルキルナフタレン等のアルキ
ル系疎水性溶媒に、粒子表面に共有結合を介して疎水性
基を有する有色粒子を分散させた溶液と、チキソトロピ
ック剤を添加した水やグリコール類等の親水性の高い溶
媒に表面に疎水性基を持たない有色粒子を分散させた溶
液の組合せ等が、好ましいものとして挙げられる。さら
に好ましいものとしては、(3)カップリング剤による
表面処理によりフルオロアルキル基を有する有色粒子を
分散させたパーフルオロ化合物とその処理を行なわない
有色粒子を分散させたチキソトロピック剤を添加した
水、カップリング剤による表面処理によりフルオロアル
キル基を有する有色粒子を分散させたパーフルオロ化合
物とその処理を行なわない有色粒子を分散させたチキソ
トロピック剤を添加したグリコール類、及びカップリン
グ剤による表面処理によりアルキル基を有する有色粒子
を分散させた飽和炭化水素化合物とその処理を行なわな
い有色粒子を分散させたチキソトロピック剤を添加した
水の組合せが挙げられる。
【0024】次に、本発明の可逆性表示媒体を用いる画
像表示方法について説明する。本発明の可逆性表示媒体
は、作成当初には分散媒体中に磁性粒子と隠蔽用粒子と
が媒体内の表示面側及び裏面側のいずれにも存在した状
態で固定化されているものである。
【0025】この表示媒体は、通常、画像の消去時又は
未記録時に全面に超音波を作用させた状態で、その裏側
から一様に磁石により磁力を作用させると、印加された
磁場により磁性粒子は表示媒体の裏側に引き寄せられ
て、表示媒体の表面は隠蔽用粒子の均一な色調になる。
さらに、この表示媒体に超音波を作用させて、その表示
面側から磁力をかけると粒子は磁気泳動によって画像表
示が行われる。また、表示媒体に、スタンピングや加筆
による圧力をかけて粒子を表面側に押し上げる方法等及
びそれらの組合わせにより画像表示を行うことができ
る。
【0026】表示媒体に表示面側から磁場を印加する方
法としては、永久磁石、電磁石よりなる磁気ペンによる
もの、磁気ヘッドによる直接磁場印加、磁気ヘッドによ
る記録ドラムへの印加又は媒体と記録ドラムとの接触印
加のいずれも使用することができる。
【0027】図1は、本発明の可逆性表示媒体の一例を
示すものである。図1においては、透明な表示面を形成
するフィルム状物12と基板13との間に、ハニカム状
分離壁用メッシュ14によって区画されたセルが設けら
れ、それらのセル中には表示用磁性粒子24及び隠蔽用
粒子23を含む粒子分散体が封入されているものであ
る。図2は、本発明の2相に分離したインク溶液を用い
た可逆性表示媒体の一例を示すものである。ハニカム状
分離壁用メッシュ14内には、隠蔽用粒子分散液21及
び表示用磁性粒子分散液22からなる粒子分散体が封入
されているものである。
【0028】図3は、本発明の可逆性表示媒体の画像を
消去する消去装置の一例を示すものであり、可逆性表示
媒体の基板13の下方全面部に、画像消去用磁石15及
び超音波発生装置17が配置されているものである。図
4は、本発明の可逆性表示媒体に画像の表示を行う装置
の一例を示すものであり、可逆性表示媒体のフィルム状
物12の上方一部に、画像表示用磁石16を配置し、ま
た、その基板13の下方全面部に、超音波発生装置17
が配置されているものである。図5は、本発明の可逆性
表示媒体に画像表示を行う装置の他の一例を示すもので
あり、可逆性表示媒体のフィルム状物12の上方一部
に、画像表示用磁石16及び超音波発生装置17が配置
されているものである。図6は、本発明における画像表
示用粒子分散体の分離状態の拡大図であり、隠蔽用粒子
23を含む隠蔽用粒子分散液21と表示用磁性粒子24
を含む表示用磁性粒子分散液22とが分離していること
を示している。
【0029】
【実施例】以下、実施例等を用いて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限られるものでは
ない。なお、実施例等における「部」は、いずれも「重
量部」を意味する。 磁性粒子処理例1 磁性粒子(MTH009F、戸田工業社製) 30部 ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン 1部 トルエン 105部 上記の組成物を、室温において超音波を照射しながら2
時間撹拌し、得られた溶液を濾過して上澄みを取り除い
た後、80℃に設定した真空乾燥機中で4時間加熱真空
乾燥させることにより、粒子表面に共有結合したフルオ
ロアルキル基を有する疎水性表面を形成した磁性粒子A
を得た。
【0030】 磁性粒子処理例2 磁性粒子(MTH009F、戸田工業社製) 30部 イソプロピルトリイソステアリルチタネート 0.5部 トルエン 105部 上記の組成物を粒子処理例1と同様に処理し、粒子表面
に共有結合したアルキル基を有する疎水性表面を形成し
た磁性粒子Bを得た。
【0031】実施例1 酸化チタン(JR602、テイカ社製) 90部 エチレングリコール 120部 上記の組成物を密封容器に封入した後、ペイントシェー
カーで1時間分散させて白色顔料分散液Aを得た。 結晶性セルロース 10部 エチレングリコール 90部 上記の組成物をホモジナイザーで回転数5000rpm
で15分間分散させて粘ちょうなセルロース水溶液を得
た。次に、このセルロース溶液30部に上記の白色顔料
分散液A70部を添加し、これをホモジナイザーで回転
数5000rpmで15分間撹拌し、白色チキソトロピ
ー性インク用液を得た。
【0032】 疎水性表面磁性粒子A 30部 パーフルオロオクタン 70部 一方、上記の組成物を密封容器に封入した後、ペイント
シェーカーで1時間分散させて黒色インク用液を得た。
上記の白色チキソトロピー性インク用液1gと黒色イン
ク用液5gを容量25mlのキャップ付試験管に取り、
これに超音波を作用させながら手動で30秒間振とうさ
せた後、静置して得られた粒子分散体からなる画像表示
用インク組成物を得た。得られたインク組成物を、透明
フッ素樹脂フィルム(厚さ20μm、旭硝子社製)から
なる表面用シートとポリスチレンシート(厚さ30μ
m)からなる裏面用シートとの間にスペーサーとしてポ
リエステル製ハニカム状分離壁(厚さ0.1mm、孔径
3mm)を設けた媒体中に封入し、その周囲をエポキシ
系接着剤(アラルダイト、チバガイギー社製)で固定し
て可逆性表示媒体とした。得られた表示媒体に、超音波
(振動数40KHz)を作用させた後、あらかじめ裏面
から一様に作用させた磁界(磁力200ガウス)により
裏面側に磁性粒子を引き付けて無表示状態の表示媒体を
作成した。この状態の表示媒体に、再び全面に超音波
(振動数40KHz)を作用させて表示面側に磁石を有
する表示ペン(磁力80ガウス)を用いて画像を表記さ
せた。さらに、再び超音波を作用させた後、その裏面か
ら消去用磁石を作用させて画像の消去を行った。
【0033】上記した画像の印字及び消去を500回繰
り返した可逆性表示媒体について、画像濃度とその画像
背景部濃度を光学反射濃度測定器(404A、X−Ri
te社製)を用いて測定した。表示部分の画像濃度は
1.40であり、また、画像背景部濃度は0.25であ
った。この2相に分離したインク用溶液を表示媒体とし
て用いることにより鮮明なコントラストを有する画像表
示が可能であり、かつ一旦表示した画像は履歴を残すこ
となく完全に消去された。また、この表示画像は、安定
して固定化されるものであり、一週間後も鮮明な状態を
保持していた。また、この時の印字装置及び消去装置の
定格消費電力は150Wであった。
【0034】実施例2 酸化チタン(JR800、テイカ社製) 90部 水 120部 上記の組成物を密封容器に封入した後ペイントシェーカ
ーで1時間分散させて白色顔料分散液Aを得た。 ベンナイト 10部 水 90部 上記の組成物をホモジナイザーにより回転数5000r
pmで15分間分散させることにより粘ちょうなベント
ナイト水溶液を得た。次に、このベンナイト水溶液30
部に白色顔料分散液A70部を添加し、これをホモジナ
イザーで回転数5000rpmで15分間撹拌し、白色
チキソトロピー性インク用液を得た。 疎水性表面磁性粒子B 30部 ペンタデカン 70部 一方、上記の組成物を密封容器に封入した後、ペイント
シェーカーで1時間分散させて黒色インク用液を得た。
【0035】次に、白色チキソトロピー性インク用液1
gと黒色インク用液5gを容量25mlのキャップ付試
験管に取り、これに超音波(振動数100KHz)を作
用させながら手動で30秒間振とうさせた後、静置して
得られた粒子分散体からなる画像表示用インク組成物を
得た。得られた表示媒体を、実施例1と同様にして評価
した。その表示部分の画像濃度は1.26であり、その
背景部濃度は0.26であった。また、実施例1と同様
に明確なコントラストを有する画像表示が可能であり、
また、一旦表示された画像は履歴を残すことなく完全に
消去された。表示画像は安定して固定化されており、ま
た、表示された画像は一週間後も鮮明な状態を保持して
いた。また、この時の印字装置及び消去装置の定格消費
電力は150Wであった。
【0036】実施例3 酸化チタンJR602(テイカ社製) 90部 水 120部 上記の組成物を密封容器に封入後ペイントシェーカーで
1時間分散し、白色顔料分散液Aを得た。 結晶性セルロース 10部 水 90部 上記の組成物を、ホモジナイザーにより回転数5000
rpmで15分間分散させることにより粘ちょうなセル
ロース水溶液を得た。このセルロース水溶液30部を白
色顔料分散液A70部に添加し、この溶液をホモジナイ
ザーで回転数5000rpmで15分間撹拌し、白色チ
キソトロピー性分散液を調製した。 磁性粒子MTH009F(戸田工業社製) 30部 水 70部 上記の組成物を密封容器に封入した後、ペイントシェー
カーで1時間分散させて黒色の磁性粒子分散液を得た。
この磁性粒子分散液20部と上記のチキソトロピー性液
A100部を4枚羽スリーワンモーターで10分間撹拌
し均一に混合しインク組成物とした。得られたインク組
成物を実施例1と同様に表示媒体とした。
【0037】この表示媒体に超音波(振動数40KH
z)を作用させた後、あらかじめ裏面から一様に作用さ
せた磁界(磁力200ガウス)によって裏面側に磁性粒
子を引き付けて無表示の状態を作成した。これに表示面
側より先端に超音波装置(振動数20KHz)及び磁石
を有する表示ペンを作用させて画像を表記し、実施例1
と同様に評価した。表示部分の画像濃度は0.78であ
り、その背景部濃度は0.38であり印字の表示性維持
性は安定であり、一旦表示した画像は履歴を残すことな
く完全に消去された。またこの時の印字装置及び消去装
置の定格消費電力は70Wであった。
【0038】比較例1 磁性粒子MTH009F(戸田工業社製) 3部 酸化チタンJR602(テイカ社製) 5部 パラフィンワックス2305(モービル石油社製) 12部 ステアリン酸アルミニウム 0.5部 上記組成物を80℃に加熱した状態で30分間撹拌し
て、インク組成物からなる表示媒体を得た。この表示媒
体を80℃に加熱して、あらかじめ裏面から一様に作用
させた磁界(磁力、200ガウス)によって裏面側に磁
性粒子を引き付けた後、表示面側より先端に磁石を有す
る表示用磁気ペン(磁力、80ガウス)を作用させて画
像を表記し、その後常温に冷却した。さらに、再び80
℃に加熱して裏面から消去用磁石(磁力、200ガウ
ス)を作用させて画像の消去を行った。この表示媒体に
ついて、実施例1と同様に評価を行ったところ、磁界を
作用させた際に磁性粒子と一緒に酸化チタンも移動し、
これらが混在しているために、その表面は0.70であ
り、また、その裏面は0.46であって、実施例のもの
に比して黒色度が劣るものであった。またこの時の印
字、消去装置の定格消費電力は1000Wであった。
【0039】上記実施例及び比較例により得られた表示
媒体の評価結果を、表1に示す。なお、表1中の表示媒
体のコントラストの評価は、表示部と画像背景部との画
像濃度差が、画像が明確に確認できる0.75以上のも
のを○、画像を確認できる目安である0.4〜0.75
未満の範囲のものを△、画像の確認が困難な0.4未満
のものを×とした。
【0040】
【表1】 なお、実施例3と比較例1のインク組成物は実際には黒
インクと白インクに分けて作成したものではなく、同一
の溶媒中に磁性粒子と酸化チタンが分散しているもので
ある。上記表の結果からも明らかなように、本発明のチ
キソトロピー性を有するインク組成物を用いた表示媒体
は、比較例のものと比べて消費電力が小さく、さらに加
熱を要しない安全なものであった。また、実施例1及び
2における2相に分離した色の異なる着色インクからな
り、チキソトロピー性を有する画像表示用インク組成物
を用いた表示媒体は、比較例に比してより一層高いコン
トラストを呈する表示可能な優れたものであつた。
【0041】
【発明の効果】本発明の可逆性表示媒体は、チキソトロ
ピー性液体を利用して超音波によるインクの流動化によ
り表示されて、通常状態では固定できることから、特に
加熱を要することなく小さな印字エネルギーにより、負
荷を受けることなく安全に高コントラストな高画質の画
像を表示できるとともに表示の保持ができ、また、その
画像を完全に消去することができる。
【0042】本発明の画像表示方法は、2相に分離する
溶液からなる粒子分散体を用いることにより、地汚れ、
濃度むら、画像ぼけ等の発生しない高解像度の画像を得
ることができ、また、超音波の作用による流動化によっ
て印字、消去が可能であり、さらに、媒体内の流動化手
段が、加熱を行わず超音波作用であるから、印字及び消
去時の消費電力が少なく安全なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の可逆性表示媒体の一例を示す模式的
断面図である。
【図2】 本発明の2相に分離したインク溶液を用いた
可逆性表示媒体の一例を示す模式的断面図である。
【図3】 本発明の可逆性表示媒体の画像を消去する消
去装置の一例を示す模式的断面図である。
【図4】 本発明の可逆性表示媒体に画像表示を行う装
置の一例を示す模式的断面図である。
【図5】 本発明の可逆性表示媒体に画像表示を行う装
置の他の一例を示す模式的断面図である。
【図6】 本発明における画像表示用粒子分散体の分離
状態を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
12…フィルム状物、13…基板、14…ハニカム状分
離壁用メッシュ、15…画像消去用磁石、16…画像印
字用磁石、17…超音波発生装置、21…隠蔽用粒子の
分散液、22…表示用磁性粒子の分散液、23…隠蔽用
粒子、24…表示用磁性粒子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数のシート状物及び粒子分
    散体を有する可逆性表示媒体であって、透明性表示面を
    形成するシート状物と基板を形成するシート状物の間
    に、色の異なる磁性粒子及び隠蔽用粒子を含有し、かつ
    チキソトロピー性を有する粒子分散体を封入してなるこ
    とを特徴とする可逆性表示媒体。
  2. 【請求項2】 粒子分散体が、少なくとも相分離する2
    種の異なる溶媒中に、それぞれ表示用磁性粒子及び白色
    隠蔽用粒子を分散してなるインク組成物であって、前記
    両粒子は溶媒と親和性を有するものであることを特徴と
    する請求項1に記載の可逆性表示媒体。
  3. 【請求項3】 表示用磁性粒子及び白色隠蔽用粒子の少
    なくとも一方が、粒子表面に共有結合を介してアルキル
    基もしくはフルオロアルキル基を有する粒子であること
    を特徴とする請求項2に記載の可逆性表示媒体。
  4. 【請求項4】 少なくとも複数のシート状物を有し、透
    明性表示面を形成するシート状物と基板を形成するシー
    ト状物の間に、色の異なる磁性粒子及び隠蔽用粒子を含
    有し、かつチキソトロピー性を有する粒子分散体が封入
    されている可逆性表示媒体に、部分的又は全面に超音波
    を作用させて粒子分散体を流動化させ、その流動化した
    粒子分散体に磁界を作用させて磁性粒子を移動させるこ
    とにより画像の表示及び消去を可逆的に行うことを特徴
    とする画像表示方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115477923A (zh) * 2022-09-09 2022-12-16 北京东方雨虹防水技术股份有限公司 一种触变性高粘结常温施工沥青密封膏及其制备方法

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