JPH10217244A - プラスチックの成形装置 - Google Patents

プラスチックの成形装置

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JPH10217244A
JPH10217244A JP3996997A JP3996997A JPH10217244A JP H10217244 A JPH10217244 A JP H10217244A JP 3996997 A JP3996997 A JP 3996997A JP 3996997 A JP3996997 A JP 3996997A JP H10217244 A JPH10217244 A JP H10217244A
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cavity
plastic
heating extruder
heating
extruder
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寅恵 鈴木
Atsushi Tanaka
敦史 田中
Takuji Kajiwara
拓治 梶原
Kazunori Higashide
一規 東出
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SUZUE DENKI KK
Toyota Motor Corp
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型な装置により不純物を含んだ廃棄プラス
チックであっても、発泡の少ない高密度の固形物が効率
良く成形できるようにする。 【解決手段】 プラスチックを加熱溶融して吐出部2a
から所定の圧力で吐出する加熱押出し機1と、該加熱押
出し機1の吐出部2aに接続される成形機15とを設
け、該成形機15は、回転自在な回転体20に一端が開
口したキャビティ21を該回転体20の回転軸心を中心
として所定ピッチで配列形成し、各キャビティ21に離
型具22を摺動可能に嵌合させてなり、前記加熱押出し
機1の吐出部2aを所定箇所に到来するキャビティ21
a,21bの開口部に対面させ、前記吐出部2aに対し
反回転側に位置するキャビティ21の離型具22a,2
2bを該キャビティ21の開口方向に移動させる押圧体
26を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックの成
形装置に関し、特に熱可塑性の廃棄プラスチック、熱可
塑性のプラスチックが混入したシュレッダーダスト等を
加熱し、プラスチックを溶融状態にして成形機に注入
し、この成形機により高密度の成形物を得るプラスチッ
クの成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、ヒーターを備えた加
熱押出し機を設け、多数の金型を無端チェーンに連結し
て間欠的に周回させる成形装置を設け、各金型を上記加
熱押出し機の吐出部に順次対面させて該対面した金型に
溶融したプラスチック(廃棄プラスチック)を所定の圧
力で注入し、杭、容器等の製品を形成するようにしたも
の。あるいは上記加熱押出し機により加熱溶融したプラ
スチックを、吐出部から直接冷却水内に吐出してを冷却
・硬化させ、これを巻き取るか寸断するようにしたもの
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記前者のものは構造
が複雑かつ大型になって高価になる欠点があった。ま
た、上記後者のものは、廃棄プラスチックあるいはシュ
レッダーダストのような不純物を含む材料にあっては、
吐出部から吐出した際に、多量の気泡が混入して比重が
小さくなり、再生物用としては強度が不足し、また、埋
立て用としては嵩張ったり水に浮いたりし、いずれの場
合にも適さなくなる欠点があった。本発明は上記欠点を
解消した新規なプラスチックの成形装置を得ることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の如く構成したものである。即ちプ
ラスチックを加熱溶融して吐出部(2a)から所定の圧
力で吐出する加熱押出し機(1)と、該加熱押出し機
(1)の吐出部(2a)に接続される成形機(15)と
を設け、該成形機(15)は、回転自在な回転体(2
0)に一端が開口したキャビティ(21)を該回転体
(20)の回転軸心を中心として所定ピッチで配列形成
し、各キャビティ(21)に離型具(22)を摺動可能
に嵌合させてなり、前記加熱押出し機(1)の吐出部
(2a)を所定箇所に到来するキャビティ(21a,2
1b)の開口部に対面させ、前記吐出部(2a)に対し
反回転側に位置するキャビティ(21)の離型具(22
a,22b)を該キャビティ(21)の開口方向に移動
させる押圧体(26)を設ける構成にしたものである。
この場合、前記吐出部によって溶融プラスチックが充填
されたキャビティの開口を所定時間閉塞する閉塞板を設
けるとよい。また、前記成形機は、円板状の回転体の一
方の面側に一端が開口したキャビティを該回転体の回転
軸心を中心として所定ピッチで配列形成し、各キャビテ
ィに離型具を摺動可能に嵌合させる構成、又は円筒状の
回転体の外周面に外面が開口したキャビティを円周方向
に所定ピッチで配列形成し、各キャビティに離型具を摺
動可能に嵌合させる構成にするとよい。また、プラスチ
ックを加熱溶融して前記加熱押出し機の供給部に供給す
る前段加熱押出し機を設けるとよい。この場合、前記前
段加熱押出し機の吐出部と前記加熱押出し機の供給部と
をスクリューフィーダにより接続するとよい。また、前
記スクリューフィーダの上端部にベントを設けるとよ
い。また、前記前段加熱押出し機の吐出部の下方にホッ
パーを配置し、該ホッパーの下部と前記加熱押出し機の
供給部とをスクリューフィーダにより接続するとよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図面において、図1は本発明の第1
実施例を示す正面図、図2はその成形機部の部分断面正
面図、図3は図2のIII-III相当の部分断面図、図4は
図2のIV-IV相当の部分断面図である。
【0006】図1において、1はスクリュー型の加熱押
出し機、15は加熱押出し機1に接続された成形機であ
る。加熱押出し機1は以下の如くなっている。即ち、円
筒状のケース3内にスクリュー4を回転自在に嵌合させ
てなるスクリューコンベヤ2を左右方向に延長配置す
る。上記ケース3の右端部にホッパー5を接続し、この
ホッパー5を介して熱可塑性のプラスチック(廃棄プラ
スチック、又はプラスチックが混入したシュレッダーダ
スト)を上記スクリューコンベヤ2に供給する。またケ
ース3の右端部を除く外周部の所定箇所に高周波コイル
等、電気式のヒーター(図示省略)を懸回し、該ヒータ
ーによりケース3を所定温度に加熱してスクリューコン
ベヤ2内のプラスチックを加熱溶融する。
【0007】上記ケース3の左右方向中間部の上部壁に
ベント6を設け、プラスチックが融解した際にスクリュ
ーコンベヤ2内で発生するガスを上記ベント6から外部
に放出させる。上記スクリューコンベヤ2は、その右部
で駆動用のモータ7に連結され、このモータ7によりケ
ース3内のプラスチックが左方に送られる方向に回転さ
れ、ホッパー5から供給されたプラスチックを左方に移
送すると共に、ケース3内で溶融したプラスチックを練
り合わせながら左端の吐出部2aから所定の圧力で吐出
し、成形機15に供給する。図1中、8はケース3の過
加熱を防止するブロワー、9はケース3の外周部を包囲
する安全カバー、10は操作盤である。
【0008】前述した成形機15は図1〜図4に示すよ
うになっている。図1〜図4において、16は冷却装置
であり、この冷却装置16は上面が開口した直方体状の
タンク16a内に冷却水16bを収容してなる。このタ
ンク16aの上部にモータ18によって回転される軸1
9を左右方向(水平)に配置して回転自在に支持し、該
軸19の中間部に2枚の円板状の回転体20(20−
1,20−2)を左右方向に所定の間隙を保持して同軸
に嵌合固定する。これら各回転体20の略下半部はタン
ク16a内に収容した冷却水16b内に没入させる。
【0009】上記各回転体20は共に略同構造のものを
互いに対向させてなる。即ち、各回転体20の外周部
に、互いに対向面側で開口する直径約30mm、深さ約
60mmのキャビティ21を等ピッチで形成する。各回
転体20に形成するキャビティ21は、回転体20の回
転軸心を中心とする同一円周線上に配列形成し、そのピ
ッチPは一個のキャビティ21の径の約2倍のピッチに
すると共に、左部の回転体20−1に形成するキャビテ
ィ21と右部の回転体20−2に形成するキャビティ2
1とは、円周方向の位相ずれ量P1 が上記ピッチPの2
分の1ピッチとなるよう位相をずらせる。
【0010】上記各キャビティ21に離型具22を摺動
可能に嵌合させる。この離型具22は、図4に示すよう
に、各回転体20の対面側から反対面方向に向けて摺動
可能に嵌合させると共に、その先端部を各回転体20の
反対面側から外側方に突出させ、これら各離型具22を
バネ(コイルバネ)23により回転体20の反対面方
向、つまり各キャビティ21の底部(内深部)位置に移
動付勢する。
【0011】前述したタンク16aの右部上部にスクリ
ューコンベヤ2の吐出部2aに接続される湯分配器25
を取付ける。この湯分配器25は、各回転体20間の上
部側であってかつその前進側(図2において右部側)に
介装し、図3に示すように、二方向(左右方向)に分岐
された吐出口25a,25bを有する。左部の吐出口2
5aは左部の回転体20−1に形成したキャビティ21
の開口が対面する位置に、右部の吐出口25bは右部の
回転体20−2に形成したキャビティ21の開口が対面
する位置にすると共に、各吐出口25a,25bの円周
方向の間隔をキャビティ21のピッチPの2分の1とな
るようにする。
【0012】これにより、各回転体20が図2において
矢印(ア)方向に回転した際に、各回転体20の上部側
であってかつその前進側(図2において右部側)に位置
する前段キャビティ21a,21bの開口を上記吐出口
25a,25bに交互に対面させ、加熱押出し機1から
上記前段キャビティ21a,21bに溶融プラスチック
24を充填すると共に、吐出部2aから溶融プラスチッ
ク24が連続的に流れるようにする。
【0013】また、上記タンク16aの左部上部に、一
対の押圧体26を設け、該押圧体26により各回転体2
0に設けた離型具2を対面方向(キャビティ21の開口
方向)に押圧移動させる。上記各押圧体26は、その対
面側に山形の斜面、即ち、図3に示すように、左部から
右部に行くに従って次第に接近方向に傾斜する押圧面2
6a,26a、該押圧面26a,26aの右端から右方
に行くに従って次第に離間方向に傾斜する逃げ面26
b,26bを有する山形の斜面を形成する。
【0014】上記各押圧体26は、各回転体20が図2
において矢印(ア)方向に回転した際に、その押圧面2
6a,26aが各回転体20の上部側であってかつ上記
前段キャビティ21a、21bに近い後進側(図3にお
いて左部側)に位置する離型具22a,22bを互いに
接近する方向(キャビティ21の開口方向)に押し込
み、キャビティ21内で硬化した固形物24aを押し出
し、また逃げ面26b,26bが上記押し込んだ離型具
22a,22bを徐々に復帰させ、該復帰時の騒音発生
を防止する。
【0015】上記タンク16a内に、図4に示すよう
に、閉塞板27を起立固定する。この閉塞板27は、各
回転体20の下半周部の対面側に接近させ、上記前段キ
ャビティ21a,21bから前進方向に向かう所定のキ
ャビティ21、即ちキャビティ21内に充填した溶融プ
ラスチック24が硬化するまでの範囲のキャビティ21
の開口を閉塞する。これにより、上記充填された溶融プ
ラスチック24が発泡するのを阻止して密度を高めると
ともに、キャビティ21から不用意に外部に流出するの
を防止する。
【0016】図2、図3において28は排出シュートで
あり、この排出シュート28は、各回転体20間の上部
側であってかつその左部側に介装し、前述した離型具2
2a,22bによってキャビティ21から押し出された
固形物24aをタンク16aの左部側に向けて転動さ
せ、収容箱29(図1)内に落下させる。
【0017】上記第1実施例によれば、ホッパー5に投
入されたプラスチックは、スクリューコンベヤ2によっ
て分断・圧縮されながら左方に移送されると共に、ヒー
ターにより加熱されているケース3内で液状に溶融され
ることになる。この溶融された溶融プラスチック24は
左端の吐出部2aから湯分配器25に圧送され、該湯分
配器25の吐出口25a,25bから各回転体20の上
部右部に到来した前段キャビティ21a,21bに供給
(充填)される。
【0018】上記前段キャビティ21a,21bに充填
された溶融プラスチック24は各回転体20の図2にお
いて矢印(ア)方向への回転に伴ってタンク16aの下
方に移動される。各回転体20の下半部はタンク16a
内の冷却水16b内に没入しているので、この冷却水1
6bによって強力に冷却され、この部に到来したキャビ
ティ21内の溶融プラスチック24は急速に冷却、硬化
(凝固)されることになる。この場合、上記前段キャビ
ティ21a,21bの開口は、湯分配器25を離脱した
直後から閉塞板27によって閉塞されているので、高密
度に保持されるとともに不用意に外部に流出することな
くキャビティ21内で円滑に硬化されることになる。
【0019】各回転体20が図2においてさらに矢印
(ア)方向に回転され、上記キャビティ21がタンク1
6aの左部上部に移動されると、該キャビティ21に設
けた離型具22a,22bが各押圧体26の押圧面26
a,26aによって互いに接近する方向(キャビティ2
1の開口方向)に押し込まれ、キャビティ21内で硬化
した短尺円柱状の固形物24aを押し出すことになる。
この押し出された固形物24aは排出シュート28上に
落下し、左方に転動して収容箱29(図1)内に収容さ
れる。
【0020】図5は加熱押出し機の第2実施例を示す。
図5において、1は後段加熱押出し機、15は後段加熱
押出し機1の吐出部2aに接続された成形機であり、こ
れら後段加熱押出し機1及び加熱押出し機15は前述し
た第1実施例の加熱押出し機1及び加熱押出し機15と
略同構造となっているので、これと対応する主な部分に
第1実施例の符号と同符号を付してその説明を省略す
る。
【0021】図5において、30は前段加熱押出し機で
あり、円筒状のケース32内にスクリュー33を回転自
在に嵌合させてなるスクリューコンベヤ31を左右方向
に延長配置し、ケース32の右端部にホッパー34を接
続し、このホッパー34から熱可塑性のプラスチックを
投入する。上記ケース32の右端部を除く外周部の所定
箇所に高周波コイル等、電気式のヒーター(図示省略)
を懸回し、該ヒーターによりケース32を所定温度に加
熱してスクリューコンベヤ31内のプラスチックを加熱
溶融させる。
【0022】上記ケース32の左右方向中間部にベント
35を設け、プラスチックが融解した際にスクリューコ
ンベヤ31内で発生するガスを上記ベント35から外部
に放出させる。上記スクリューコンベヤ31の右部に駆
動用のモータ36を配置し、このモータ36にスクリュ
ーコンベヤ31のスクリュー33を連結する。スクリュ
ー33は上記モータ36によりケース32内のプラスチ
ックが左方に送られる方向に回転され、ホッパー34か
ら供給されたプラスチックを左方に移送すると共に、ケ
ース32内で軟化(半溶融)したプラスチックを左端の
吐出部31aから吐出し、後段加熱押出し機1の供給
部、つまりホッパー5内に流下させる。
【0023】上記前段加熱押出し機30は後段加熱押出
し機1よりも長くし、プラスチックの滞留時間を確保し
て緩やかな混練を十分行なわせ、ガスの発生を抑制しな
がら軟化(半溶融)状態にしてこれを後段加熱押出し機
1に供給する。なお、図5中、37はケース32の外周
部を包囲する安全カバーである。
【0024】上記第2実施例によれば、ホッパー34か
ら前段加熱押出し機30に供給されたプラスチックは、
スクリューコンベヤ31によって左方に移送されると共
に、ヒーターにより加熱されているケース32内で半溶
融状態となって左端の吐出部31aから後段加熱押出し
機1のホッパー5内に流下する。ホッパー5内に流下し
たプラスチックは、後段加熱押出し機1のスクリューコ
ンベヤ2によってさらに混練されながら左方に移送され
ると共に、ヒーターにより加熱されているケース3内で
所定の溶融温度に昇温され、安定した液状に保持され、
左端の吐出部2aから湯分配器25に向けて圧送され
る。この湯分配器25に供給された溶融プラスチック2
4は、前述した第1実施例と同様にして各回転体20の
上部右部に到来する前段キャビティ21a,21bに順
次供給(充填)される。
【0025】上記前段キャビティ21a,21bに充填
された溶融プラスチック24は、前述した第1実施例と
同様に、各回転体20の回転に伴ってタンク16aの下
方に向けて移動され、この部で冷却、硬化(凝固)され
た後、タンク16aの左部上部に向けて移動移動され、
離型具22a,22bによってキャビティ21内で硬化
した短尺円柱状の固形物24aを押し出す。この押し出
された固形物24aは排出シュート28上に落下し、左
方に転動して収容箱29内に収容される。上記第2実施
例によれば、キャビティ21に安定した溶融プラスチッ
クを供給することができ、高密度の固形物が安定して得
られると共に2個の加熱押出し機1,30を上下に配置
することにより装置が小型になる。
【0026】図6は加熱押出し機の第3実施例を示す。
このものは、前述した前段加熱押出し機30の吐出部3
1aと、後段加熱押出し機1の供給部2bとをスクリュ
ーフィーダ40により接続したものである。即ち、スク
リューフィーダ40を上下方向に起立させ、そのケース
41の上下端を、前段加熱押出し機30のスクリューコ
ンベヤ31のケース32の左端部(吐出部)と、後段加
熱押出し機1のスクリューコンベヤ2のケース3の右端
部(供給部)とに連通接続し、該ケース41内にスクリ
ュー42を回転自在に挿通する。このスクリュー42
は、ケース41内に2本のスクリューを並列に配置して
互いに噛み合わせてなる。
【0027】上記スクリュー42は、その軸の上端を上
記各ケース3,41の接続部の上部に設置したフィーダ
モータ43に連結し、該フィーダモータ43によりスク
リュー42を下方に送り傾向を有する方向に回転させ、
前段加熱押出し機30の吐出部31aから吐出される軟
化したプラスチックを上記スクリュー42で分断しつつ
下方に送り、後段加熱押出し機1の供給部に圧送する。
また、上記各ケース3,41の接続部に吸引ファン44
を取付け、その吸引側をケース41の上部に明けたベン
ト44aに接続し、スクリューフィーダ40内で発生す
るガスを外部に排出させる。その他は前述した実施例と
同様の構造となっている。
【0028】上記第3実施例によれば、後段加熱押出し
機1のスクリューコンベヤ2内でガスが発生し難くな
り、高密度の固形物がより安定して得られることにな
る。
【0029】図7は加熱押出し機の第4実施例を示す。
このものは、前述した前段加熱押出し機30を後段加熱
押出し機1に対して横方向に偏倚させ、該前段加熱押出
し機30の吐出部31aの直下方にホッパー45を配置
し、該ホッパー45の下部と後段加熱押出し機1の供給
部2bとをスクリューフィーダ46により接続したもの
である。即ち、ホッパー45の下部に供給部2bに向か
って延びる樋47を形成し、この樋47内に2本のスク
リュー48,48を並列に配置して互いに噛み合わせ、
ホッパー45の外側に設置したフィーダモータ49によ
り、各スクリュー48,48をその上部側が接近する方
向にかつ後段加熱押出し機1の供給部2b側に送り傾向
を有する方向に回転させ、前段加熱押出し機30の吐出
部31aから吐出される軟化したプラスチックを上記ス
クリュー48,48で分断するとともに、樋47の底部
方向に押圧しつつ、後段加熱押出し機1の供給部に圧送
する。その他は前述した実施例と同様の構造となってい
る。
【0030】上記第4実施例によれば、樋47の上部が
外気に開放されているので、スクリュー48,48で移
送する際に軟化したプラスチック内に混入していたガス
が上記樋47部で外部に放出され、高密度の溶融プラス
チックが後段加熱押出し機1に供給され、成形機15で
高密度の固形物が安定して得られることになる。
【0031】図8及び図9は成形機の第2実施例を示
す。図8及び図9において、15は成形機であり、架台
51に円筒状の回転体52を水平軸心を中心として回転
自在に支持し、モータ(図示省略)によって図8におい
て矢印(ア)方向に所定速度で連続的に回転される。こ
の回転体52の内面に多数の型53を円周方向に所定ピ
ッチでかつ3列に配列して取り付ける。各列の型53は
それぞれ位相をずらせる。各型53は、図10に示すよ
うに、外周面側が開口するキャビティ53aを有し、該
キャビティ53a内にピストン状の離型具54を摺動可
能に嵌合させ。各離型具54の一端は型53の底部から
回転体52の軸心方向に向けて突出させる。
【0032】上記回転体52内に小径かつ円筒状の押圧
体55を、図8において左方に偏心配置して架台51に
固定する。この押圧体55は、回転体52の左部に到来
した型53の離型具54をキャビティ53aの開口方向
に向けて(図8において右方に)押圧し、該キャビティ
53a内で硬化したプラスチックの固形物(成形品)2
4aを図10の下部に示すように、外部に排出させる。
【0033】上記回転体53の右部に、図8に示すよう
に、後段加熱押出し機1の吐出部2aを対面させる。こ
の吐出部2aの吐出口2a−1は、図11に示すよう
に、水平方向に細長く形成し、回転体53の右部に到来
した位相の異なる各列のキャビティ53a,53b,5
3cが順次吐出口2a−1に対面し、この部から溶融プ
ラスチック24が連続的に流出して上記キャビティ53
a,53b,53cに順次充填されるようにする。な
お、図8、図9において56は冷却水噴出ノズルであ
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば、円板状又は円筒状の回転体に多数のキャビティ
を円周方向に所定ピッチで形成し、これを回転させて溶
融プラスチックの注入、硬化、排出を連続的に行わせる
ようにしたので、装置が小型になるとともに、不純物を
含んだ廃棄プラスチックであっても、発泡の少ない高密
度の固形物を効率良く成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】本発明による成形機部の部分断面正面図であ
る。
【図3】図2のIII-III相当の部分断面図である。
【図4】図2のIV-IV相当の部分断面図である。
【図5】本発明による加熱押出し機の第2実施例を示す
正面図である。
【図6】本発明による加熱押出し機の第3実施例を示す
要部断面正面図である。
【図7】本発明による加熱押出し機の第4実施例を示す
要部断面平面図である。
【図8】本発明による成形機の第2実施例を示す側面図
である。
【図9】図9の部分断面正面図である。
【図10】第2実施例の成形機の説明用要部拡大断面図
である。
【図11】第2実施例の成形機の要部拡大正面図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱押出し機(後段加熱押出し機) 2 スクリューコンベヤ 2a 吐出部 2b 供給部 3 ケース 4 スクリュー 5 ホッパー 6 ベント 7 モータ 8 ブロワ 9 安全カバー 10 操作盤 15 成形機 16 冷却装置 16a タンク 16b 冷却水 18 モータ 19 軸 20(20−1,20−1) 回転体 21 キャビティ 21a,21b 前段キャビティ 22(22a,22b) 離型具 23 バネ 24 溶融プラスチック 24a 固形物(形成品) 25 湯分配器 25a,25b 吐出口 26 押圧体 26a 押圧面 26b 逃げ面 27 閉塞板 28 排出シュート 29 収容箱 30 前段加熱押出し機 31 スクリューコンベヤ 31a 吐出部 32 ケース 33 スクリュー 34 ホッパー 35 ベント 36 モータ 37 安全カバー 40 スクリューフィーダ 41 ケース 42 スクリュー 43 フィーダモータ 44 吸引ファン 44a ベント 45 ホッパー 46 スクリューフィーダ 47 樋 48 スクリュー 49 フィーダモータ 51 架台 52 回転体 53 型 53a,53b,53c キャビティ 54 離型具 55 押圧体 56 冷却水の噴出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:26 (72)発明者 梶原 拓治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 東出 一規 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックを加熱溶融して吐出部(2
    a)から所定の圧力で吐出する加熱押出し機(1)と、
    該加熱押出し機(1)の吐出部(2a)に接続される成
    形機(15)とを設け、該成形機(15)は、回転自在
    な回転体(20)に一端が開口したキャビティ(21)
    を該回転体(20)の回転軸心を中心として所定ピッチ
    で配列形成し、各キャビティ(21)に離型具(22)
    を摺動可能に嵌合させてなり、前記加熱押出し機(1)
    の吐出部(2a)を所定箇所に到来するキャビティ(2
    1a,21b)の開口部に対面させ、前記吐出部(2
    a)に対し反回転側に位置するキャビティ(21)の離
    型具(22a,22b)を該キャビティ(21)の開口
    方向に移動させる押圧体(26)を設けたことを特徴と
    するプラスチックの成形装置。
  2. 【請求項2】前記吐出部(2a)によって溶融プラスチ
    ックが充填されたキャビティ(21)の開口を所定時間
    閉塞する閉塞板(27)を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のプラスチックの成形装置。
  3. 【請求項3】前記成形機(15)は、円板状の回転体
    (20)の一方の面側に一端が開口したキャビティ(2
    1)を該回転体(20)の回転軸心を中心として所定ピ
    ッチで配列形成し、各キャビティ(21)に離型具(2
    2)を摺動可能に嵌合させたことを特徴とする請求項1
    又は2記載のプラスチックの成形装置。
  4. 【請求項4】前記成形機(15)は、円筒状の回転体
    (52)の外周面に外面が開口したキャビティ(53
    a)を円周方向に所定ピッチで配列形成し、各キャビテ
    ィ(53a)に離型具(54)を摺動可能に嵌合させた
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のプラスチッ
    クの成形装置。
  5. 【請求項5】プラスチックを加熱溶融して前記加熱押出
    し機(1)の供給部(2b)に供給する前段加熱押出し
    機(30)を設けたことを特徴とする請求項1〜4いず
    れか記載のプラスチックの成形装置。
  6. 【請求項6】前記前段加熱押出し機(30)の吐出部
    (31a)と前記加熱押出し機(1)の供給部(2a)
    とをスクリューフィーダ(40)により接続したことを
    特徴とする請求項1〜5いずれか記載のプラスチックの
    成形装置。
  7. 【請求項7】前記スクリューフィーダ(40)の上端部
    にベント(44a)を設けたことを特徴とする請求項1
    〜6いずれか記載のプラスチックの成形装置。
  8. 【請求項8】前記前段加熱押出し機(30)の吐出部
    (31a)の下方にホッパー(45)を配置し、該ホッ
    パー(45)の下部と前記加熱押出し機(1)の供給部
    (2b)とをスクリューフィーダ(46)により接続し
    たことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のプラス
    チックの成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101017714B1 (ko) * 2006-04-27 2011-02-25 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 폐플라스틱 성형 방법 및 폐플라스틱 열분해 방법
CN105946200A (zh) * 2016-06-30 2016-09-21 重庆浩立塑胶有限公司 带抽真空装置的塑料挤出机

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