JPH10216363A - 遊戯ボート移動用水流発生装置 - Google Patents

遊戯ボート移動用水流発生装置

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JPH10216363A
JPH10216363A JP2127297A JP2127297A JPH10216363A JP H10216363 A JPH10216363 A JP H10216363A JP 2127297 A JP2127297 A JP 2127297A JP 2127297 A JP2127297 A JP 2127297A JP H10216363 A JPH10216363 A JP H10216363A
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JP
Japan
Prior art keywords
boat
water
water channel
water flow
discharge nozzle
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Pending
Application number
JP2127297A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Miyawaki
修 宮脇
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication of JPH10216363A publication Critical patent/JPH10216363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 水路の曲線部において偏流が発生してボー
トの移動が円滑にならないのを防止する。 【解決手段】 曲線部21aを有する水平環状の水路21内
にボート32を浮揚させるとともに、前記水路21の延長方
向に所定の間隔を置いて配置された複数の吐出ノズル22
から噴流を噴出させて水流を発生させ、該水流により前
記ボート32を移動させるよう構成し、かつ前記複数の吐
出ノズル22の内、少なくとも1つは前記水路の曲線部21
aに配置し、該吐出ノズル22からの噴流を該曲線部21a
での水流が該水路21内の中心部cにおいて最大となるよ
う構成した遊戯ボート移動用水流発生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊戯ボート移動用水
流発生装置、より詳しくは直線部と曲線部とで形成され
た水平環状の水路内にボートを浮揚し、このボートに水
路内の水流を強制的に与えてこの水流により移動させる
ようにした遊戯移動用水流発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遊戯施設の一つとして環状水路に
ボートを浮揚させ、このボートを環状水路(以下単に
“水路”と云う)内の水に水流を与えて移動させるよう
構成した遊戯ボート設備が知られている。そしてこの水
路の水流発生装置としてこの水路内の底部に水路の延長
方向に所定の間隔を置いて複数の吐出ノズルを配置し、
この吐出ノズルから噴流を噴出させる方式が知られてい
る。
【0003】その一例を説明すれば図5及び図6に示す
ように、水路1は水路側壁2a,2bと底板3とガイド
側壁4a,4bとにより構成され、このガイド側壁4a
と4bの間にガイドローラ5a〜5dを有するボート6
を浮揚させるとともに、底板3上に水路1の延長方向に
所定の間隔を置いて配置された吐出ノズル7a〜7fか
ら噴流Jを噴出させ、この噴流Jの噴出により水路1内
の水Wにより矢印Aの方向に水流を発生させ、この水流
Aによりボート6を移動させるものである。
【0004】そして吐出ノズル7からの噴流Jの発生
は、図7に示されるように上流側の底板3に設けられた
吸込ノズル8から吸込管9を経てポンプ10により吸込
まれた水はこのポンプ10により送水され吐出管11を
経て吐出ノズル7aから噴流Jとして噴出されるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記遊戯ボー
ト移動用水流発生装置においては、吐出ノズル7a〜7
fが水路1の中心線cに沿って配置されているため、特
に水路の曲線部において偏流が生じ、それに伴なって大
きなエネルギー損失が発生し、これを補うために設備が
大となるため建設費が高くなるという問題がある。
【0006】詳述すれば、図8に示すように吐出ノズル
7aから中心線cに沿って噴出された噴流Jは、遠心力
が作用し水路1の曲線部1a側において流力が大きく、
内側1bで流力が小となる偏流が生じる。そのためボー
ト6を移動させるために必要な中心線c近傍での流速が
最大とならないため、結果としてエネルギー損失が生じ
るのである。
【0007】環状水路としては曲線部のみで形成されて
いる場合や、直線部と曲線部の組合せにより形成される
ものがあるが、この曲線部が多く、またこの曲線部の曲
率が大きな場合、この問題は更に大きなものとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来技術の
問題点を解決するためになされたものであって、曲線部
を有する水平環状の水路内にボートを浮揚させるととも
に、前記水路の延長方向に所定の間隔を置いて配置され
た複数の吐出ノズルから噴流を噴出させて水流を発生さ
せ、該水流により前記ボートを移動させるよう構成し、
かつ前記複数の吐出ノズルの内少なくとも1つは前記水
路の曲線部に配置し、該吐出ノズルからの噴流を該曲線
部での水流が該水路内の中心部において最大となるよう
構成した遊戯ボート移動用水流発生装置を提供せんとす
るものである。
【0009】そしてこの水路の曲線部に配置される吐出
ノズルは水路の中心線より外側の底板に配置され、かつ
内方へ傾斜角θを有するように取付けられるか、又は水
路の曲線部の外方側壁であって、かつ水中に位置するよ
うに取付けられるのが好ましい。更に好ましくはこれら
吐出ノズルは、下流側に所定の距離を置いて水流の水面
に盛上部を形成するよう上方への傾斜角βを有するよう
配置される。
【0010】前記のように構成された遊戯ボート移動用
水流発生装置によれば、水路の曲線部における水流が中
心線に沿って大となるため効果的にボート移動させるこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図4に基づき本発明
による遊戯ボート移動用水流発生装置の実施例を説明す
る。図1は水平環状の水路21の要部である曲線部21
aの平面図であり、図2は図1のD−D矢視図である。
この図1及び図2において吐出ノズル22は水路21の
底板23であって、かつ水路21の中心線cからノズル
出口までの距離Lをもって外側へ変位して取付けられる
とともに、このノズル出口位置Oを通る水路21の外側
壁面21bに平行な仮想線24よりも角θをもって内側
に傾斜するよう配置されている。
【0012】そしてこの吐出ノズル22は、特に図2に
も示されるように下流側に上方に向かって傾斜角βを有
するように配置されている。即ち、吐出ノズル21のノ
ズル出口位置Oから下流側に所定の距離L′を有する位
置の水流Wの水面に盛上がり部25が形成されるように
上方に向かって噴流Jが噴出されるよう構成されてい
る。
【0013】26は吸込ノズル、27は吸込管、28は
ポンプ、29は吐出管、32はボートであって、吸込弁
30、吐出弁31を開放した後、ポンプ28を駆動する
と、吸込ノズル26から吸引された水は吸込管27から
ポンプ28で送水されて吐出管29を経て吐出ノズル2
2より噴流Jとなって水路21の中心部cに盛上がり部
25が形成されるよう噴出してし水流Wを発生させる。
このように盛上がり部25を形成するためには、水路2
1のこの中心部cより外周の遠心力を伴なって偏流する
水流を前記中心部c側に戻す作用をするものである。
【0014】そのため、水路21の中心線cに沿って最
大の流速となる水流を発生させることができ、曲線部で
外周方向に押出されようとするボート32を、前記水流
によって押戻しながら効果的に移動させることができる
のである。図3及び図4は他の実施例を示すものであっ
て、吐出ノズル22は水路21を形成する外方側壁21
b側の水中に配置され、この吐出ノズル22もそのノズ
ル出口位置Oから下流側に所定の距離L′を有する位置
の水流の水面に盛上がり部25が形成されるように噴流
が噴出されるようになっている。勿論この盛上がり部2
5は水路21の中心線c近傍に形成され、したがって水
路21内の水流はこの中心線近傍で大となるよう構成さ
れている。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よる遊戯ボート移動用水流発生装置によれば、曲線部を
有する水平環状の水路において、この曲線部の水流をそ
の中心線近傍で最大とすることができるため、吐出ノズ
ルから噴出するエネルギーを効果的にボートの移動力と
して利用することできる。
【0016】そのため、エネルギーの有効利用を図るこ
とができることから設備の小型化が可能であり、そのた
め建設費、運転費を低減させることができるという効果
がある。この効果は曲線部の多い水路や又は曲線部の曲
率が大きい水路において特に顕著なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊戯ボート移動用水流発生装置の
要部平面図である。
【図2】図1のD−D矢視図である。
【図3】本発明による遊戯ボート移動用水流発生装置の
他の実施例の要部平面図である。
【図4】図3のE−E矢視図である。
【図5】従来の遊戯ボート移動用水流発生装置を有する
水平環状の水路の概略平面図である。
【図6】図5のF−F矢視図である。
【図7】図5のB部拡大図である。
【図8】水流発生説明図である。
【符号の説明】
1,21 水路 2a,2b 水路側壁 3,23 底板 4a,4b ガイド側
壁 5a〜5d ガイドローラ 6,32 ボート 7a〜7f,22 吐出ノズル 8,26 吸込ノ
ズル 9,27 吸込管 10,28 ポンプ 11,29 吐出管 24 仮想線 25 盛上がり部 30 吸込弁 31 吐出弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲線部を有する水平環状の水路内にボー
    トを浮揚させるとともに、前記水路の延長方向に所定の
    間隔を置いて配置された複数の吐出ノズルから噴流を噴
    出させて水流を発生させ、該水流により前記ボートを移
    動させるよう構成し、かつ前記複数の吐出ノズルの内、
    少なくとも1つは前記水路の曲線部に配置し、該吐出ノ
    ズルからの噴流を該曲線部での水流が該水路内の中心部
    において最大となるよう構成したことを特徴とする遊戯
    ボート移動用水流発生装置。
  2. 【請求項2】 吐出ノズルを水路の曲線部の底部であっ
    て、かつ該水路の中心線より外側に配置するとともに、
    該吐出ノズルを内方への傾斜角θを有するよう取付けて
    なる請求項1記載の遊戯ボート移動用水流発生装置。
  3. 【請求項3】 吐出ノズルを水路の曲線部の外方側壁で
    あって、かつ水中に配置し、該吐出ノズルからの噴流が
    水路の中心方向になるような角αを有するよう構成され
    てなる請求項1記載の遊戯ボート移動用水流発生装置。
  4. 【請求項4】 下流側に所定の距離を有して水流の水面
    に盛上部が形成されるよう上方への傾斜角βを有して配
    置された請求項2及び3記載の吐出ノズル。
JP2127297A 1997-02-04 1997-02-04 遊戯ボート移動用水流発生装置 Pending JPH10216363A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150064220A (ko) * 2012-10-19 2015-06-10 프로슬라이드 테크놀로지 인코포레이티드 놀이 기구 차량 및 차량 제어 시스템
US9220989B2 (en) 2012-12-13 2015-12-29 Skyturtle Technologies Ltd. Water jet ride
US10967283B2 (en) 2016-07-15 2021-04-06 Proslide Technology Inc. Waterslide feature, ride vehicle and method
US11090571B2 (en) 2014-04-23 2021-08-17 Proslide Technology Inc. Amusement attraction fluid control system

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